26 Fairy Tales Ep.4
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お前らが憎いのはオルグイユの家の奴じゃねェのかよ!!
[フランシスカへと戻った彼女の顔の方を見て叫ぶ。 この距離では足の速い獣相手に逃げる方が不利。
腰から剣を抜いて構え]
これ以上、フラン姉がンなことすんの見たくねェ。
ずっとそうやって俺らを騙してたのか…? そうやって生きていくしか なかったってのかよ。**
(20) 2010/08/11(Wed) 11時頃
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・・・決まってるじゃない、ルーカス『くん』。
[わざとらしく敬称に強いアクセントをつけて]
単にオルグイユだけに恨みがあったらとっとと貴男たちだけを『殺り』に来てるわよ。
(21) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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良家の息子 ルーカスは、踊り手 フランシスカの言葉に剣を握る力を強めて
2010/08/11(Wed) 13時頃
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あたしたちの目的は、『オロカナニンゲン』に、この世界からお暇してもらおうとしてるだ・け・よ。
[フランシスカは意地悪くルーカスに囁くと、自分が壊したドアの破片を手に取り何か呟く。]
(22) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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踊り手 フランシスカは、髪飾りが赤く光り、紅蓮の焔のように揺らめくのを鏡で確認する。
2010/08/11(Wed) 13時頃
踊り手 フランシスカは、ドアの破片を髪飾りの辺りにかざし、発火させる。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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――― あたし「たち」 だと?
ポルクスもそんな考えなのか?
(23) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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―回想 雑貨屋―
[ソフィアの気配が、完全に遠退き。 さらに暫くの間の後、目を開く。
今だ落ち着かぬ心臓に手を宛がい。 CLOSEと看板の掛けられた扉から外へ。
大きな枝を持ったオスカーが帰ってくるのが見えたが、声は掛けなかったので入れ違いになり。 その後何をしていたかは見ていない。]
(24) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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―――――。
[ずっ 狼の声に、引き摺っていた足を止める。]
フランシスカさん……? 診療所の方みたいですが……。
[細めた目で哂う。]
"俺は"何もしてませんよね。 仲間を止めろ、とも言われませんでしたし。
[くっくっと肩を揺すると。 小さく咳き込んでから、診療所の方へと*歩き出した。*]
(25) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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・・・Great! あの魔術師、なかなかいいモノ作ってくれるじゃない。
[フランシスカはニコニコ笑いながら診療所に火を放っていく。]
・・・『体まで』腐りきる前にちゃんと火葬してあげないとねぇ。 うふふ、あたしったら、優しーい!
[診療所にだんだんと揺らめいていく憎悪の焔。焔はだんだんと火の手を増していく。]
(26) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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[挑発めいた言葉には揺るがない。 萌葱色の瞳は、相手を真っ直ぐ見たままで]
火葬場にしてくれるとはまた、優しいなァ
[じり、と足は逃げ場を探すように後退をする。 大切な妹を、奪われないように――――**]
(27) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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・・・そりゃ、そうでしょ。
[ルーカスに向ける視線は冷たく。]
大事な乳兄弟を、『オロカナニンゲン』に玩具(おもちゃ)にされて、遊ばれて、挙げ句の果てには、殺されて。 本当に酷いのは、人間と人狼、どっちなんだか。 ねぇ、『オルグイユさん』?
[フランシスカはわざとその名を呼ぶと頬をいやらしく緩める。]
(28) 2010/08/11(Wed) 13時半頃
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踊り手 フランシスカは、ふと、何かを思い出したかのような表情を浮かべる。
2010/08/11(Wed) 13時半頃
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そうそう、そこのお嬢ちゃんなんだけど。
[フランシスカが指差すのはルーカスが庇うポーチュラカの姿。]
お嬢ちゃんはどうして、『ポルクス』様の名前を知ってたのかしらねェ? 凄く、興味があるわァ。凄くね・・・
[フランシスカの視線が捉えるのは、可愛らしい少女の姿。 フランシスカは舐めるような目つきでポーチュラカを*見つめていく*]
(29) 2010/08/11(Wed) 13時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 13時半頃
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〔>>+6の前〕
〔黒い狼と対峙する兄。 その目の端で、きらめく一筋の光を見た。>>18〕
……… あれは……?
〔もとの自分に突き立てられるナイフが赤い血を吸い込む。グロリアの身体からふわりと魂が離れて行くのを見た〕
……… 〔『私』が死んだのだけは、分かった。〕
あなたは、だれ?
〔浮かび上がる魂に、呼びかける。その魂の姿とは……?〕
(+7) 2010/08/11(Wed) 14時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 14時頃
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― 雑貨屋 ―
ンン… え…?
[覚醒しきらない意識は重くてもなんだか身体は軽いから足枷のない事に気づき飛び起きる]
な、ない?! ふぇ?! ちょ…なっ なんか、ある!
[ぱたぱた弄る身は性別を違えていて青くなり赤くなり其処で漸う自分の声と服にきづいた]
え…?
(30) 2010/08/11(Wed) 16時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 16時半頃
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オス カー …?
[ぺたぺた自分の顔に触れて髪の毛に触れて売り物の薄汚れた鏡を覗くとオスカーの顔]
そん…な
[二、三歩よろめいて机に手をつき傍の椅子にへたり込んだ]
じゃあ、あのグロリアは本当に―――…
[考えられる可能性と行き当たる答えとを前に呆然と瞳を見開き呟く声は途中から音にならない]
あ…あ あ
[おじいちゃんの処へ行かないとなのに足枷を失った僕は頭を抱え込んで溢れる感情の渦を留めるのが*精一杯*]
(31) 2010/08/11(Wed) 16時半頃
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黙れ。
そんな後ろしか見てねぇフラン姉の言葉聞きたくもねェ。 全部の人間が本当にてめぇらが言う オロカだとは俺は思わねぇ。
両親の罪を子が背負うとしても―――― それは「死」じゃなくて「生」で償う道を俺は探し選ぶ!
……、ッ
[じり、と熱い炎の広がりは長居はできないと察して]
ポー。 俺を信じろ。
[繋いでいた手を強く引き寄せその体を抱き締める。 そのまま背後の窓を蹴り破り外へと飛び出した。**]
(32) 2010/08/11(Wed) 18時半頃
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― 死後すぐ ―
[――?
なに、今の――?
すごく胸が熱くなって、なにも感じなくなって…。
―――あれ、は……!]
お姉ちゃん…!!
[形が定まらずにいた魂が診療所を出ていくソフィア>>18 に追いすがるよう5歳ぐらいのオスカーの姿を取り手を伸ばすがその手はむなしくソフィアをすり抜けた。]
あぁ あぁ ぼく、は―――
[ぼろぼろと幼いオスカーの姿が崩れてゆき、形の定まらないぼんやりとしたものになってしまった。]
(+8) 2010/08/11(Wed) 19時半頃
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〔現れた魂が、一瞬、昔見たことのある子供の姿に変わるのを見た。〕
……オスカーくん、 ………なんだね。
〔少しだけ記憶を取り戻した白濁の人型は、うっすらとグロリアの面影を移して〕
どうして……? ……『私』を奪ったのは、『あなた』なの?(>>+1)
〔形の定まらない『モノ』を包むように、手を差し出して、抱きしめようと〕
(+9) 2010/08/11(Wed) 19時半頃
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…うばう?グロ、リア…?
[グロリアのようなそうでないような人影の言葉にところどころを崩れそうになりながら幼いころの姿をとる。]
ちがう… 違う…!ぼくは『ぼく』を奪われて、奪われて…。
―――うばわれて―――
[自分に手を伸ばしたもの、魂から逃げるように下がる。 雑貨屋の自分の器がある方に視線が固定された。 すると崩れぼんやりとしていた魂の欠片の一部にじわり、じわりと黒い色が染みわたり始めた。]
(+10) 2010/08/11(Wed) 20時頃
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そんなにびっくりしなくても。 〔微かに分かる表情は、優しく微笑む。 逃げる魂を追うことはなく〕
……そっか、オスカー君も私を同じに、『奪われた』んだね
〔想像は確信に変わり、小さく頷いた。〕
……… オスカー……くん?
〔魂に黒い色が染み渡る異変に気づいて、 何が起きているのかと、それを見ていた。〕
(+11) 2010/08/11(Wed) 20時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 20時頃
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ぼくは ぼくは ――そうと…!
さ、ないと やらないと 。
[魂に黒い色が増えるたびに明確になっていく強い殺意。 周りのことなど気にすることができず、生前の決意に魂が引きずられていく。]
――― 殺さないと、ぼくの『器』 ―――
(+12) 2010/08/11(Wed) 20時半頃
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〔黒い色とともに、にじみ出る『殺意』〕
…… 誰かを 「殺す」……… それは、オスカーくんがやらなくちゃいけないこと なんだね。
〔自分が、人狼との決着をつけるために帰ってきたように。〕
〔そういえば、どうしてオスカーがオルグイユ村へ帰ってきたのかを聞いていなかったけど〕
本当は、オスカーくんの手を汚してほしくはないけれど。 無理にとめないよ。
だけど気をつけて。 『私』を奪った者、『あなた』を奪った者は、また今日も、『誰か』の器を奪っているかもしれない。
……… 真実を、見失わないでね**
〔引きずられて行く魂を心配しながら、見送ろうと〕
(+13) 2010/08/11(Wed) 20時半頃
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―診療所への道―
[初めに見えたのは黒い煙。 近寄るにつれ、窓硝子越しに赤い炎がちろちろと踊るのが目に入る。]
これは、随分と派手な。
[それ以上近寄るのは危険そうだった。 煙を避け、近くの木を背に座り込む。 それと同時。
――ガシャァン!! 硝子の割れる音と共に、ルーカスと幼い少女が窓から飛び出してきた。]
(33) 2010/08/11(Wed) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 21時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 21時頃
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殺さないと、殺さないと 止めないと ! ぼくの故郷 ぼくの幼馴染…!! 壊さないで、奪わないで、ぼくの大事なもの…!!!
あ、ああ゛あぁあ゛ぁぁっ あ゛あ゛ぁっ―――!
[周りの言葉など、音など全く聞こえていないのかただただ言葉を叫び、黒く黒く染まっていく魂。 魂の半分くらいが染まると絶叫と共にオスカーの姿が崩れていき、完全に崩れた魂はぼんやりとその場を*漂った。*]
(+14) 2010/08/11(Wed) 21時半頃
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[ごろごろと転がり草むらに落ちた。]
ポー、大丈夫か? とりあえず、今は逃げるからな。
[抱きかかえていた少女をそこで地面に下ろして]
走るぞ。 村にいる人に消火頼まねェとな。 ――…フラン姉はその後だ。
(34) 2010/08/11(Wed) 22時頃
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あらやだ、後ろ向きな事なんて言ってないわよ。
[フランシスカは楽しげにルーカスに告げる。]
ただ、邪魔ものは片付けなくちゃあいけないしね。
[フランシスカはルーカスがポーチュラカを連れて窓の外から、身を投げ出す瞬間を目の当たりにする。]
(35) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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……ルーカス。 何が、あったんですか? 先生は?
[ルーカスと少女が駆け出そうとする所。 何食わぬ顔で声を掛ける。 俯き暗い表情はこの悲劇に心痛めているように見えるか。]
(36) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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テッド……、 …
―――― お前も一緒に、逃げるぞ!
[思考は僅かだけしてすぐに止めた。 赤茶の瞳をじっと見つめて]
フラン姉が人狼だったンだ。 ロミ爺を殺した後に診療所に火をつけたんだ。
ここにいたら危ねェぞ!
(37) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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― 雑貨屋 ―
―――…
僕の身体
[少しずつ冷静になると気がかりな事象も見えてきて抑揚なく呟きのろのろと顔をあげる]
あの人は…
(38) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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先生が?
[俯いた顔を上げ、本当に少しだけ驚いて目を丸くすると。 炎が見える診療所の窓を見やり。]
それにフランシスカさんが人狼だなんて。
……逃げるのなら。 俺なんて捨て置いて先に行って下さい。 この足では、絶対に足手まといになりますよ。
[僅か首を傾け。 萌葱の瞳を見詰め返した。]
(39) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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〔目の前で、壊れて行く魂〕
……オスカーくん………
〔なす術もなく、見守った。 感じるのは、殺意と憎しみ。〕
…… もしもあなたの目的を遂げたら、また元のあなたに戻ってくれるよね?
戻れないのなら、私はあなたをとめなくちゃいけなくなる。
〔どんな手段をつかっても。 もう大切なものを失いたくはない。
守りたいから。 ……どんな姿の どんなものも全て*〕
(+15) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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ごちゃごちゃ煩ェな! 足手まといだッてンなら担いでやらァ。
危ねェって解ってンのに放置なんてできるか!
(40) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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