201 【誰歓】森に来た日【RP】
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あ、うん。そうだね。 俺も…帰りたいよ。 帰れたらいいよね、その…一緒に。
[先程の実験の結果を思い出す。 あの不思議な光は、男自身を送り還すことはしなかった。 そうなると男が故郷に帰る方法はいまだ不透明で。 しかしそれは、今は重要ではないことのように思えた。
年上なのに、どこか抜けていて。 見ていてちょっとヒヤヒヤする。
それでも出会ったばかりの自分の怪我を心の底から心配してくれた。 とてもとても優しい、女の子。]
(21) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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(絶対にボストーカに帰さないと) (…彼女、だけでも)
[まだ光との因果関係が掴めたわけではない。 だが今の自分にできることはこれしかないと。
メアリーのどこか不安げな表情には気付かず。 胸に小さな決意を宿して。]
(22) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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うん、少し転んだだけだから大丈夫です。
[輝かせる顔、先程からの質問、彼女もボストーカから来たのか>>19]
初めまして、オスカーです。 僕もボストーカから来た。
けど。
……………………あなたも……。
[対して自分の表情は。普通、此処は輝かせる顔なのに、逆に暗く]
(23) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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…………あなたも、死んだ夢を見た、なんて云うんですか?
[疎外感、困惑、後わずかに苛立ち。 これまで会った人は殆どが、死んだ夢を見た、死んだと思った、と云う人ばかり。 "何故か自分だけが"、唯ひとり、此処に迷い込んだ人達と、何かが違う]
もし本当に皆が死んでるなら。 もうどうしても………… …??
[言葉を止めて。はたりと怪訝な表情を浮かべた。 何故自分は、初対面の女性相手に酷く後ろ向きな言葉を喋ろうとしていたのだろう。自分で言葉を吐いて、自分で微かに首を傾げた]
(24) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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[>>23 少年の名乗りを聞く。彼がいつかタリアから聞いた幼馴染だとは知らず>>0:83]
オスカーさん、ですね。 ああ、やっぱり……!
[同じようにボストーカから来たと知れば、ぽんと手を合わせて。 しかしオスカーの様々な感情の混じりあった暗い表情に戸惑った顔になる]
え……? は、はい。私も……。 死んだ、かはわかりませんが……刺された夢を見て。 オスカーさんは違うんですか?
[これまでここで会った人物は同じような夢を見たと、そう言っていた。彼は違うのだろうか。その翳りのある表情の意味が読みこめないまま]
どうしても……? [>>24 ”皆が死んでる”その不吉な言葉に鼓動が早くなるのがわかる]
(25) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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オスカーさん? 具合でも……?
[オスカーの不可解そうな表情を目の当たりにして問う。わけもわからぬまま迷い込んだ不思議な場所。不安定になっても仕方のない状況だということはクリスにもわかる。 そっと手を伸ばし、少年の額に手を触れようとする]
(26) 2014/11/01(Sat) 23時半頃
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約束です。一緒に帰りましょうね?
[笑って、手を差し出してみる。 彼はその手を取ってくれるだろうか]
ここ少し寒いですし… 皆の所へ戻りませんか? クリスさんにもお会いしたんです。 オスカーも、もしかしたら何かみつけてるかもしれませんし。
[そこまで言って、初めて気づく事実]
あ、私結局何も見つけてません…!
(27) 2014/11/02(Sun) 00時頃
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[そ、と額に触れた暖かい感触に、意識を引き戻された>>26]
…………あ、うん。
具合…… 少し悪いかも知れません。なんだかさっきから寒くて。
[目が覚めたら、何処とも知れない訳の解らない状況に迷い込んで。 精神がささくれ立っているのかも知れない。 思わず浮かべた笑みは、少し誤魔化しの入った物だった]
(28) 2014/11/02(Sun) 00時頃
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それより、街の広場の方に戻らない?
皆慌しかったけど、そろそろ、皆、合流しようとしていると思うんだ。
[はぐらかす様に、クリスの質問に応えずにいた。 広場へ行こう、そう、額の手をさりげなく離しながら促した]
(29) 2014/11/02(Sun) 00時頃
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状況の整理と、確認は大切だと思うよ。 皆、変な夢みてこんな場所に来て、まだ現実感が無いんだと思うから。
[本当に死んるなら。もうどうしても帰れないじゃないか。 思い浮かべていた不吉な言葉を、首を払うことで飲み込んだのだった]
(30) 2014/11/02(Sun) 00時頃
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[オスカーの不穏な雰囲気に自身も不安になっていたのかもしれない。 >>28 少年が笑みを浮かべるのを見れば、深く考えることなく安心したように微笑みを返す]
そうですね、ここは少し寒いですし。 合流できる人がいるならして、休める場所を探しましょう。
[>>29 広場に移動するという提案に頷く。 オスカーの額に熱はないようだった。そっと離された手を下ろし]
現実感は、確かにないですねぇ。
[苦笑する。それは、こちらが夢だからなのではないかと。口に出かけた言葉を飲み込んで。 少年が帰還を望んではいないのかもしれないと、そんな考えは浮かびもせず、広場へと足を向けた]
(31) 2014/11/02(Sun) 00時半頃
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["約束"の言葉に一瞬顔が引きつるのを感じる。>>27 でもすぐにニコリと笑みを浮かべると。]
うん。
[自分より一回り小さな手を、 そっと握りしめ。]
……やくそく。
[チクリと何か苦いものが走ったのは、気付かない振り。]
あ、そうだね。そろそろ戻ろうか。
[時計がないため正確な時間は分からないが、 そろそろ二人共、戻っていている頃かもしれない。 メアリーが出会ったという、新たな女性も気になる。]
(32) 2014/11/02(Sun) 00時半頃
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………、あー。
[手がかりの話題になれば。 俺も微妙かも…と気まずげな笑みを作る。
謎の光の正体はまだ不明瞭すぎて、口に出すことは出来なかった。 ならば消えて行ったあの男はどうだろう。 その口から語られた内容は断片的で、光と男の消失、そして言葉自身に含まれる不吉な匂いから無意識に忌諱してしまいきちんと考えられてはいなかった。
然り向き合いピースを組み合わせれば、なんらかのヒントになってくれるだろうか。]
(もしダメだったら)
[あの年下ながら、聡明そうな少年の呆れたような顔を思い浮かべながら。]
…二人で謝ろっか。
[そんなことを言いながら彼女と二人、広場へと。**]
(33) 2014/11/02(Sun) 00時半頃
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― 広場 ―
僕達、何か手掛かりになりそうな物は無いか。 何人かに別れて探してはいたんだけど。
とりあえず僕が色々とぶらつきはしてみて理解したのは。
この村は、多分外界から途絶された… 陸の孤島みたいな物な感じだってくらいかな。
[先に到着していた様だ。他の皆を待つ間、この場所に迷い込んでからの事をクリスに説明していた。 彼女は何をしていたのだろう。華月やレティーシャの名前を聞けば、心当たりがある表情を浮かべる事になる]
(34) 2014/11/02(Sun) 01時頃
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[そんな話を暫くしていればふたり。ノックスとメアリーの姿が見えるだろう]
……あっ、二人ともやっと帰ってきた。 デメテルちゃんは、まだ見たいだけど。
[二人を迎えようと、手を挙げる時、何かいやな感じがした]
……ノックスさん……?
(35) 2014/11/02(Sun) 01時頃
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え、何これ。凄く嫌な感じ… 何を、いったいしたの…?
[それは小さな呟き。何故か、あの光の様な嫌な感じ、忌避感を。 先程まで何とも無かったはずのノックスに感じたのは何故なのだろうか。 ぽつりと落とされた困惑の呟きは、クリスになら辛うじて聴かれていたかもしれない**]
(36) 2014/11/02(Sun) 01時頃
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― 広場 ―
[狭い土地だ、間もなく目的の場所に辿り着く。辺りを見渡すがまだ誰の姿もなく、オスカーと経緯を語る。どうやら出会った相手もほぼ同様らしく暫し情報を交換する>>34]
ああでも、サイモンさんとはお会いしてないんですね? 彼は……。
[>>35 言いかけて、彼の言葉に顔をあげる。 帰ってきたふたりとは誰のことだろうと、ふたつのシルエットに目を凝らした時、漏れ聞こえてきた困惑の響き。>>36 はっきりと言葉は拾えなかったが、好感情ではない声音に、その対象を凝視した**]
(37) 2014/11/02(Sun) 01時頃
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― 何処か昏い場所 ―
[此処は何も無い処。 暗くて静謐に包まれた場所に一人佇んでいて。 歩みを進めるが、何処に向かっているのか……いや、自分の居場所すら分からない。 ボストーカで倒れ、不思議な世界で不思議な体験した己は、この場所が何処か分からないが、驚きは無く心は凪いでいて。]
此処が、死の世界? 何も、無いんだな……。
[そんな独りごちを一つ漏らせば、傍らに誰かの気配を感じ、黒曜は其方に向けられ、大きく開いた。 年の頃は10ぐらいの、同じ黒曜の瞳を持つ少女が、微笑みながら此方を見上げていた。]
……葉月!?
[男は、もう二度と逢えぬ少女に出会った事で己の死を悟り、彼女の前に跪く。]
(+4) 2014/11/02(Sun) 14時頃
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……葉月、俺は……俺の所為で。
[見上げる黒曜が示すのは、懺悔。 己の過ちで、この少女は幼い命を落としたのだ。 葉月の晴れ渡ったあの日を、あの空と海の青さを忘れず、今迄ずっと忘れずに重い十字架を背負いながら生きてきた。]
俺の所為で、葉月は手に入れられる筈の幸せが……。 葉月が幸せになる事を考えて物語を作っても、 ……其れは、葉月の幸せとは、違う。
[絞り出す様に声を上げ、少女に告げていく。 其れで彼女に詰られても怨まれても構いはしない。 少女に責められても良い、その想いを抱きながら、ずっと抱いていた疑念を打ち明けて。]
そんな偽りの幸せでも、……葉月は幸せなのか?
(+5) 2014/11/02(Sun) 15時頃
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[傍らに居る少女は、沈黙を貫き、小さな唇を三日月の様に上げ、微笑むだけ。 それを見た黒曜は、哀傷の色に染まり、翳りを帯させた。 少女はゆるりと首を横に振り、すっと細い指をある一箇所を指していて。]
……。
[この昏くて何も無い世界で、何があるというのだろうか。 少女が示す先は、淡い紫の光。 薄紫の光は、徐々に二人を照らし始めて、ベールを掛ける様に優しく包み込んでいく。]
……葉月?
[少女は何も言わないのだけど、黒曜は、微笑みは温かい。 否、少女だけじゃない、己を包む薄紫の光も、また温かい。 温もりある光は、昏き世界を全て照らす様に、洪水の様に押し寄せて――――――。]
(+6) 2014/11/02(Sun) 18時頃
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[神秘的な薄紫の光が過った後に見えるは、無機質の、白い天井。]
(+7) 2014/11/02(Sun) 18時頃
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―広場―
[広場に来れば、そこには誰がいたか。 確認できたのはオスカーと、もう一人の女性。
やあ、と片手を上げると、向けられた視線に気が付いた。]
(き、気のせい…?)
[何となく突き刺さるものを感じながらも、近付いて行く。]
(38) 2014/11/02(Sun) 20時頃
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[彼女を見ての第一印象は。]
(な、なんか輝いている人だな)
[売り場の衣装だろうか。 華やかな街の一角から離れた今、それは随分と異質で。
続いて、]
(39) 2014/11/02(Sun) 20時頃
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……あ、あれ? 君は―――…
[見知らぬな場所で出会った女性。 そこに高校の時の同級生の面影を見て取れば、ぽかん、と口を開ける。 記憶が確かならばと、彼女の名前をぽつりと呟いて。 反応はどうだっただろうか、 もしもすぐに男の名前が返ってこないようだったら、慌てて。]
えと、俺ノックス…。 覚えて、るかな?
[言って気付く。 高校時代から影が薄かった自分のことを、彼女が覚えているかどうかは怪しいな、と。*]
(40) 2014/11/02(Sun) 20時半頃
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― ボストーカの病院:ICU ―
[視界に飛び込んだのは、冷たさを感じさせるコンクリートの天井。 次に、ピッピッと一定のリズム音を鳴らす機会音。 清潔さを象徴する薬品の匂いに、胸の辺りに刺された様な裂かれた様な痛みを覚える。]
――……。
[まだ惚ける頭で、辺りを見。胸の痛みに苛まれれば、お陰で自分の状況をある程度理解出来ようか。 声を出そうと息を吸い込むが、其れすらも痛みを齎す。
嗚呼、生きているのか。 其れは、夢でも幻想でも何でもない、現実であり事実なのだ。 そんな確信を得た時、カーテンで遮られ隔てた先で、何人かの気配がある事を察する。 一体何が起きたのだろうか、耳を欹てて慌だたしい空気の正体を探ろうと。]
(+8) 2014/11/02(Sun) 20時半頃
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[オスカーの呟きを耳に留めて、見つめた先に現れた人物がクリスを見返す。 >>30 穏やかで、心なしか幸薄そうにも見えるその青年からは危険な匂いなど感じず、若干緊張して見つめていたクリスは拍子抜けした気分になる]
はじめまして? ええ、私クリスといいます。 あら、メアリーさんも一緒なんですね。
[>>40 では青年が口にしたクリスの名前は彼女から聞いたものかと、一瞬納得しかけ再び目開き凝視する]
えーと? ノックス……ノックス……。
[覚えているかということは知り合いなのだろう、と慌てて記憶を呼び起こそうとする]
(41) 2014/11/02(Sun) 21時頃
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[聞こえるのは、女性と男性の声。 何方とも、此方にとって聞き覚えがあるとは言えない。]
「○○○号室に居るサイモンさんのバイタルは?」 「血圧、心拍、呼吸、どれも安定しております。」 「そうか、数年も目覚めなかった彼が目覚めたとは……。」 「そうですね、これでご家族さんも安心すると思います。 ……ただ。」
「今だに、自分は“還って”来たんだとか、薄紫の光がとか、言ってまして錯乱状態が続いております。」
[これ迄の会話から、此処は病院なのだろう、と推測し、カーテンの向こうに居る人は医者と看護師だと察する事が出来た。 先程まで不思議な世界に身を置いてた己にとって、この現実味が帯びた状況に心中穏やかではいられない、が。 看護師から薄紫の光と聞いて、黒曜の大きく開いた。]
(+9) 2014/11/02(Sun) 21時頃
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― 回想:高校時代 ―
『ねえクリス、貴女のクリス・クリスティって名前も雑だけどさ』
[昼休み、学食でランチ中に突然友人が口を開く]
待って、私、クリス・M・クリスティですよぅ。 ミドルネーム忘れないでください。
[クリスの反論に友人は呆れた顔をして]
『どっちでもいいわよ。ほら、彼、知ってる? ノックス・クノックスだって。親近感覚えない?』
[友人曰く、親のネーミングセンスが近いわよ、とのことらしい]
『なんかふたりともそのうち、 恋人に騙されて酷い目に合いそうよねー』
[そう言って、クリスの友人は笑った*]
(42) 2014/11/02(Sun) 21時頃
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ノックス・クノックス……!!
[手繰り寄せ思い浮かんだ名前を大声で叫ぶ]
す、すみませぇん……でした、よね?
[叫んだことが気恥ずかしく、誤魔化したように笑いながら確かめる。 名前は思い出したとはいえ親しく話した記憶などなく、実際の所顔も覚えていなかった。 へーこんな顔してたんだーなどと内心思いつつ]
ノックス……も、来てたんですねぇ。 えーと、やっぱり何か災難的な夢を見て?
[忘れていたことへの後ろめたさか、敬称付けしないフレンドリーな呼びかけを試みる。クリスも簡単にここまでの経緯を語り、また知らない情報を得ようとする]
(43) 2014/11/02(Sun) 21時頃
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[そんな青年の表情、いや目覚めた事すら知らない医者と看護師は会話を続けていく。]
「サイモンさんの経過観察を続けてくれ。 精神科のカウンセリングも視野に入れていこう。」 「はい、先生。」 「ところで、ここに居る患者さん達の状態はどうなってる?」 「今の所は皆さん安定しております。 念の為、チェックをしてみます。」
[看護師がそう医者に告げれば、カーテンを開く音が、閉ざされた布の隔たりが取り払われたら。 医者と看護師は驚愕の表情浮かべ、此方の傍らに早足で歩み寄って。 青年は、重たい口を開き、此方が目覚めた事を伝える。]
……此方、は?
「ここはボストーカの病院です、――さんは血を吐いて倒れた事は覚えてますか?」
――……はい。
(+10) 2014/11/02(Sun) 21時半頃
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