162 絶望と後悔と懺悔と
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[上がる顔。深緋と紅鬱金が暫し交差する。>26]
明が、まだ俺のことを『家族』と、
想って……くれる、なら。
(27) k_karura 2014/02/24(Mon) 17時頃
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[想うを許してくれるから]
……――うん。
[泣きそうになる。]
(28) snow03 2014/02/24(Mon) 17時頃
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……目を閉じると星が見えるというけれど。
俺には、桜の花弁が見えるんだ。
[誰にも明かしたことのない話。 何処に行くか、まだ決めてはいないけれど。
桜咲く場所が良いと思ったから。 探して欲しいと、桜を告げる。]
(29) k_karura 2014/02/24(Mon) 17時半頃
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桜。
[かつて母と、遠く見た薄紅の雲霞と、 零瑠が懐に抱いた大事なもの――今思えば鞘の花弁]
[傍にまだ残る少女の、母の名を知った日。 暖かくなったら皆で城の外へ、春を見に行こうと、 そんな思いを持った事が甦る]
……それなら、春に。
(30) snow03 2014/02/24(Mon) 17時半頃
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……春に。
[短く応える。
約を交わす。
何時の春とも分からぬ先。 けれど、永遠を生きるのなら。
何時だとしても変わらない。
頷き、見詰め。]
(31) k_karura 2014/02/24(Mon) 18時半頃
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― 終わりの空の下 ―
………、僕、は
[僕は確かに終わらせたいと願ってた。>>1 終わらせたところで、全部が元通りにならないことくらいちゃんと、分かってたうえで。
だって。 死んだ人はもう、戻ってこない]
………。
[涼にーさんも、死んだの?
じゃあ、神宿に行っちゃう前に言葉を交わしたっきりの理依にーさんは? キャロライナにーさんも、後から来るんじゃなかったっけ。 周にーさんも――姿を近くに感じてたのに、今はどこかに行っちゃった。
戻ってこないなら、死んだのと同じこと?]
(32) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃
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[わからないことが増えていく。 でも今の僕にはやっぱり零にーさんが一番わからないんだ。
始祖吸血鬼は殺したんだから、もう、血に縛られるのは終わりにしていいはずなのに。
ふと目に入ったにーさんの表情は、かつて僕のことを“希望”だって言ってくれた時のとひとつも重ならない。
――それでも、 未だに始祖吸血鬼を思い続けているならいっそ後を追ってしまえなんて言えなかったし、 傍でささやかに約束が交わされるのも、止めなかった]
(33) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃
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[僕は絢矢の亡骸を地面に寝かせると立ち上がる。 頬からこぼれ落ちた――明にーさんが拭ってくれても止まらなかった雫の色は透明で。
――ああ、僕、まだ泣けたんだ]
……。
[立ち上がったはいいけど、どうしよう。 まだこの手に取り戻せるかもしれないものがあるなら、探しに行って、それから――?]
(34) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 19時頃
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サミュエルは、上をむーいてあーるごーだな。**
nostal-GB 2014/02/24(Mon) 19時半頃
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[立ち上がるリカルダの頬には涙が零れるままだ。>>34]
……先の事は、後で考えたら良いよ。
[まだ間に合う場所があるかも知れないと思えるなら 今は歩き出すのを止めないように。]
今すぐ全部、決めなくたって良いよ。
(35) snow03 2014/02/24(Mon) 19時半頃
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明之進は、ごはんしてこよう**
snow03 2014/02/24(Mon) 20時頃
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[リカルダの、何か言いたげな表情を見遣る。>>33>>34 あやの血はまだ流れ続けている。]
……なに、リッキィ。
[君にとっての、この戦いは。 と、視線は問うけれど。]
(36) k_karura 2014/02/24(Mon) 20時頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
k_karura 2014/02/24(Mon) 20時頃
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………うん。 ありがとう。
[僕は明にーさんに頷く。>>35
それからどうしたいのかなんてまだ分からない。 けれど、にーさんの言葉は、確実に僕の背中を押してくれたんだ]
……。
[視界が滲んでると動きづらい。 上着の汚れてないところ――がそもそもあんまりなかった、もう。……我慢しよう]
(37) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 20時頃
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サミュエルは、つかれだ
nostal-GB 2014/02/24(Mon) 20時半頃
サミュエルは、しょうがない、おでのパンツはジャニス[[who]]に進呈しよう。
nostal-GB 2014/02/24(Mon) 21時半頃
トルドヴィンは、真弓は天性の魔性の女(メモメモ)
pannda4989 2014/02/24(Mon) 21時半頃
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[――獣は、荒野を独り行く。
黄金の鬼は斃れ、戦いは終焉を迎えようとしている今、 多くの死を招き、遂には死に招かれた獣に 関わろうとする者などいる筈もなかった。
孤独な魂を導くように、 サミュエルの手が差し伸べられる>>9:+32]
――――……。
[その手を取ろうとして、ふと、獣は動きを止めた。
触れてしまえば、きっと永遠の安らぎを与えられるだろう。 それは、疲れ果てた獣が何よりも望んだことだ。
けれど――]
(38) ひびの 2014/02/24(Mon) 22時頃
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[血と罪に、赤黒く穢れた己の手を見詰める。
この手を取ってくれたリカルダに 絶対に諦めない、だから、さよならは言わない、と――
そう口にした自分が、 今、一方的に彼女や家族達に別れを告げ、 自らの命を捨てようとすらしている]
……嘘、吐いちまったな。
[寄る辺ない寂寥感に襲われて、 いつしか獣は歩みを止めて、立ち尽くしていた*]
(39) ひびの 2014/02/24(Mon) 22時頃
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>>38>>39
[周を撫でるその動き、 けれど、その動き、なにか、思い出しているような]
――……周、 なにか、引っかかることがあるだが?
[止まった獣に、 首をかしげて、 安らぎを与えようとした手は動きを止める]
(40) nostal-GB 2014/02/24(Mon) 22時頃
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――……嘘?
[周の声に、そこからの想いをゆっくり推察して、 またあきらめたように息を吐いた]
なんだ、おでが迎えにごなぐでも大丈夫だっだが? んなら、いいんだ。 おでは、おまーがいいんならいいんだべよ。
[そう告げながら、 でも、寂しさは声がら滲みでる]
(41) nostal-GB 2014/02/24(Mon) 22時頃
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営利政府 トレイルは、メモをはがした。
k_karura 2014/02/24(Mon) 22時頃
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>>41
そうじゃ、ねえけど。 本当に、これで良かったのか、
……分からねえんだ。 [このまま、死の安らぎに身を委ねたい欲求も、 リカルダに告げた言葉を――己のこれまでの生き方を嘘にしてしまうことへの後悔も、
どちらも本心からのものだったから。 友の手に触れることも、拒否することも出来ない]
(42) ひびの 2014/02/24(Mon) 23時頃
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アヤワスカは、リッキィにくっついた。
hana 2014/02/24(Mon) 23時頃
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>>42
わがんないだが。 ほいだら、話きいでやっべ?
今、おまーが一番気になるごどはなんだべ?
[友達として、 最後にできることを考えて、
獣な周の背を叩く。]
気になるごど残しだら、 やっぱりおまーは、楽じゃねぇだろ。
おではおまーのためのごどをやっでやりたいだよ。
(43) nostal-GB 2014/02/24(Mon) 23時頃
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[もうこの友達がまた駆けていくのなら、 届かない、今度こそ、と思う。
最後まで、きっと自分は彼の役にはたたないのだろう。 でも、そんな風に自分が彼の安らぎを決めていいのか。
否、
彼は永遠に彼の思うようにするべきだから]
周、大丈夫だ。 おでは、お前が来て欲しいっで思ったら、またくるだよ。 きっとまたくるだよ。
[嘘をつく。 きっともう、離れてしまえば、自分は、もうこの友とは離れてしまう。 そして、永遠に、やはり後悔するのだ]
(44) nostal-GB 2014/02/24(Mon) 23時頃
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サミュエルは、行き倒れてた
nostal-GB 2014/02/24(Mon) 23時半頃
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[>>43友に促され、獣は語り出す]
俺なあ、……黄金野郎んトコに捕まってたとき、 リッキィに言っちまったんだ。 絶対に、諦めないって。さよならなんて、言うなって、……な。 ……したらさ、リッキィのやつ、またねって言ってくれたんだ。
それに、――お前に言われたことだって、忘れちゃいねえ。
[必ず、生きて帰れ、と。 戦う姿は仲間達の希望になっているのだと。 ――サミュエルは言ってくれたのに]
なのに、お前に引導を渡すような真似をさせちまうなんてな。
(45) ひびの 2014/02/24(Mon) 23時半頃
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………。
[何かを問いたげな目が向けられてる。>>36 そういえば……零にーさんの問いに答えてなかったから、そのせいかな]
分かるでしょ、…“始祖様”のためじゃない、ってことくらい。
[それは違う。絶対に。 かといって“許せない”って気持ちに突き動かされてたのとも違う]
終わらせたかった、…それだけだよ。 こんな戦いも、家族が傷つくのをただ見てることしかできない僕の弱さも。
[そうして。 僕の生命そのものが終わってしまえればどれだけ――]
――っ、
[考えてたら胸が苦しくなってきた。やめよう]
(46) Akatsuki-sm 2014/02/24(Mon) 23時半頃
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あぁ、分かるよ。
自分のため、でしょう? リッキィ。
[終わらせたいのは零瑠も同じ気持ちだったけれど。>>46]
それで、君は自分の弱さを克服できた?
(47) k_karura 2014/02/25(Tue) 00時頃
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……全く、情けなくって、笑えてくるぜ。
[ほう、と息を吐き、苦笑いを浮かべる]
吹っ切れ――は、しねえけど、 少なくとも、どうしたいかは分かった気がするんだ。
……ありがとな、サミュエル。
お前がいてくれたから、 俺はこれまで前だけ向いていられた。
今だって、きっと、間違えずに済んだんだ。
[嗚呼――こんな、かけがえのない友を得られた自分は、 何て幸せな男なのだろう]
(48) ひびの 2014/02/25(Tue) 00時頃
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すまねえな。
折角迎えに来てくれたのに、一緒に行けなくなっちまった。
けど、そうだな……。また、逢えるさ。 だからお前にも、さよならなんて、言わねえよ。 [これが友との永遠の別れになるかもしれないと、 そんな予感がしていた。
けれど、獣は――南方周は まだ、友と同じ場所に行く訳にはいかなかったから]
――またな。
[五年前の幸せだった時代に戻ったかの様に、笑う。 きっと――笑えた筈だ。
そして背を向け、振り返ることなく手だけを振って、歩き出した*]
(49) ひびの 2014/02/25(Tue) 00時頃
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営利政府 トレイルは、メモを貼った。
k_karura 2014/02/25(Tue) 00時頃
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―駆けた途中で―
[明とリカルダと、菖蒲と。 別れてから戦場を駆ける。 鬼からも守護隊からも、意識の薄そうな場所は――]
………あま、ね?
[立ち尽くす影を見付けた。 腕の中にある主を庇うように、立つ。]
………残念、だったね。 周の爪は、届かなかった。
勝ちもせず、負けもせず。 ………ねぇ。まだ、戦うの?
[終わってしまったのに。*]
(50) k_karura 2014/02/25(Tue) 00時半頃
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[掛けられる声に振り返れば『冀望』を抱いた鬼がいた] お前は、無事だったか。 ……良かったよ。
[黄金の鬼の亡骸に、一視線を向け]
そうだな。 結局、俺は、何も為し得なかったってワケだ。
そいつを斃すことも、 お前たちを自由にすることも、 結局は出来ない、情けない兄貴分――てコトになっちまったな。
[肩を竦めた]
(51) ひびの 2014/02/25(Tue) 00時半頃
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戦いは、……止めねえよ。 止めちまったら、俺は、俺じゃなくなっちまうからな。
[けれど、これからの戦いは 今までのような怒りと憎しみに突き動かされるような、そんな戦いではなくて、 もっと別の為の――]
零瑠、お前こそ、どうするんだ? 金色――始祖の呪縛は解けただろ。 それなのに、何でだ。
[怨敵を庇うかの様子に、僅かに眸を眇める*]
(52) ひびの 2014/02/25(Tue) 01時頃
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そう、僕自身のため、…だよ。
[零にーさんに僕を傷つける思惑があるかどうかはさておき、 僕は涙を浮かべたまま笑い顔を貼り付けてみせる。>>47 今はこうする方が、僕自身をちゃんと傷つけられると思って]
………っ、
[僕は絢矢の亡骸に目を落とす。 返す言葉は、ない。屁理屈は思いついたけど声にならない。“終わらせる”と“克服する”は違う、だなんて]
(53) Akatsuki-sm 2014/02/25(Tue) 01時頃
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直円は、黒光りしながら飛翔した。リッキィ!(もう鳴き声でいいや)
NiceBoat 2014/02/25(Tue) 01時半頃
トルドヴィンは、あちこちに切なくなる様に祈りを込めた**
pannda4989 2014/02/25(Tue) 02時頃
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………無事、だった。 だって、俺も間に合わなかったんだから。
[良かったのだろうか。 いや、良かったのだろう。こうして、傍に居られている。>>51
肩を竦める姿。]
………俺が居るからね。 もしもがあっても。そんなことはさせない。
[主の元へ辿り着けていたとしても、同じ未来があると告げ。]
は、は。周らしい。 ……早死にしても、曲げないんだよね。
(54) k_karura 2014/02/25(Tue) 02時頃
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どうするって……取り敢えず、此処から離れる。帝都からも離れて―――それから、考える。
……なんで?
そりゃあ……別の呪縛に、とっくにかかってしまっていたからだよ。
ずっと傍にって思っている。
[離れがたいのだと、躯を抱き締め直し。]
ねぇ、周。 それだけ? もっと何か、言わないの?
[殺さなかったことを。 鬼にしたことを。
恨み言のひとつだって……*]
俺には、周に対しての責任が。
(55) k_karura 2014/02/25(Tue) 02時頃
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……そうだったな。 結局、俺達は誰一人、あいつに手が届かなかった。
[金色の鬼への復讐の為、或いは、家族の捜索の為に。 帝都守護隊に入隊した仲間は、皆、いなくなってしまった。 だから、最期まで運命を捻じ曲げた元凶に寄り添うという、零瑠の答えを聞かされて>>54]
……結局、それがお前の答えなのか。 俺には、分からねえよ。
そいつは、金色は――皆の仇だろが。
[やりきれない、と大きく息を吐く]
(56) ひびの 2014/02/25(Tue) 02時頃
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