226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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お人好しぃ?!トレイルの話だよね?!
[>>+62の言葉に大袈裟に驚いた。紙ヤスリで弄っていたピンセットを取りこぼしそうになって空中で拾う。]
ケイトとは視線合わせなかったんだ。 へえ…案外聞かないとわからないもんだね
あと、仲良しはどうだろうねえ。あっちは僕のこと、どう思ってるか知らないしね。 距離感はそこそこあったよ。
[本人のいない間の話題だったが、ナナオの前でやや失言しているが気にしない 周りから見て仲良く見えるというのが、メルヤ的には心外だった。どこをどう見たらそう見えるのだろう。]
(+65) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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ナナオにはもっと…いいひといそうだけどね [あくまでもメルヤはそう思った。ナナオにはトレイルは勿体ない。けれど、トレイルへの気持ちが、生きる気力になるなら、水を差すのも野暮というもの。]
ナナオは、やっぱりトレイルのことよく見てるよね。 [>>+64よく知ってるという裏付けになっている墓穴になっていることには、普段よりもずっと壁を作らずに話し込んでいたので、当人が気づいていない。]
まあ、良いところもあるよ…ね。 面倒見は良いのは認める。勝手にだけど、踏み込んでくるしね。僕には出来ないし
ナナオは本当に素直だね… 僕も別に嫌いなわけじゃない、なんか苦手なだけで。
[楽しそうな、声になっているような気がして話を続けた。 それがトレイルの話題なのは、メルヤの思惑通りであったが。あの格好つけ男め、とか頭の中で罵倒はしておく。そも、昔からモテるのだ、あの男。何故かは知らないけど。]
(+66) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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僕さ、気づいたけど。望むことって変わるものだね。ケイト
……今の僕の未練は、誰かの望みだよ。 なにも叶わなかった同士の馴れ合いみたいなもんだね。
[>>+63の声のかすかな、諦めのつかない悲哀の声に話題を変えるべきだろうか、と思った。 ――カチャリ。
ナナオの望み通りに右手側の拘束具の芯となる鍵が外れる音がした。 あとは解くだけ、というところで再びの声が掛かる。]
……そうでもないよ?ちょっと器用なぐらい。
[などと大真面目に返したのは、大体ピエロの男のせいである*]
(+71) 2015/06/12(Fri) 01時頃
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…あのさ、遠くに見えたら逃げようとする僕と、何か意地悪そうな顔して近づいてくるトレイルのどこが仲良く見えるんだい…?
二人に聞きたいんだけど
[この際だから聞いてしまえ、と思いつつ。ナナオの拘束具をゆっくりと外した。右腕だけ。彼女の希望通りに。]
[>>+70の言葉を聞けば細長く溜め息を吐きつつ] いや、見てるんじゃなくて目につくっていうんだよ。この場合。
[何がメルヤをそう駆り立てるのか。 とにかく否定したいようである。]
(+76) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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うん。ごめん。恋のひとつもろくもしてないからね。僕。
さっきの他にいい人が〜は取り消すよ。 その代わりに…じゃないけどさ。聞きたかったら少しは、何か話すから。
[>>+72のケイトの指摘にはぐぅの音も出なかった。メルヤは恋などしたことがない。 常に踏み越えない。気づかない振りをしてきた彼が、そんな風に誰かを好きになったことなどない]
……少なくとも 昨日はナナオのこと忘れてなかったよ。ていうか通称ピエロさんのことトレイルはなんで覚えてるんだろう?
記憶の落ち方が不規則なんだよね、僕が知る限りだけど。
[>>+73のナナオの言葉にぽつり、落とす。 勘付かれないようにしていたけれど、恋の力は偉大ということか。恋する乙女は無敵か。 あの色男め。などと悪態をつく。]
(+80) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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それ、結局、僕おもちゃだよね?毟られるよね?逃げるよね?
[>>+78>>+79高速で納得する女性陣二人に、少しだけ泣きそうになったのは何故だろうか。]
(+81) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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はい、種も仕掛けもございます…っと。 これはお決まりの僕の口癖、ね。
[>>+77が手品のようだ、と思っているとはつゆ知らず。最後のお定まりの言葉で、おどけた笑みを浮かべる。 もう一度ナナオを見れば、部屋に訪れた時のような、死にゆく顔ではなくなっていて、メルヤが知っているナナオの顔になっていた。 ほっと、安堵の息を零す。]
僕は大したことしてないよ
[サイドテーブルの角度を変えて、ナナオが詩を書きやすいように位置付ける。
解いたままだった包帯を手にして、巻きはじめた。]
(+83) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
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罪悪感覚えられると逆に僕惨めなんだけど
いや、話さなくてもいいなら話したくないんだけどね。本気で。 ケイトも、話したいことってないの?
[>>+82意趣返しのつもりでなく、話の花を傾けているつもりだった。 彼女が>>+82を思ったかはメルヤには計り知れない。 メルヤは数多く見送って、悲哀を受け止めた女性の中でそんな人がいただろうか。と真剣に考え出したぐらいだ。]
……って、余り僕から話すことじゃないね、これは。 ケイトには勘付かれてるけど、僕は幻覚を見るんだ。病気が進行しだして、ね。 それは、昔あったことがリアルに再現されるから。
僕の記憶力がいい、種明かしってとこかな。
[人の秘密を暴いているようで、少しばつが悪くなった。 ナナオに元気を与えるには、メルヤが持っている中ではトレイルに触れるのが一番だと思ったからだが。やや、罪悪感。
それすらも、忘れているかもしれないが。とは顔には出さないように気をつける。]
(+89) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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それ、僕は楽しくないし救いの手はないのかい?!
[>>+84の白々しいタブンネもしっかりと耳に通していた。 >>+88の心境はメルヤには知れない。本人は本能により逃避行動だがそれが面白さに拍車を掛けているなどとは思っていないようだ。]
(+91) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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あ、僕もナナオの歌は聴いてみたいと思ってたんだよね
[>>+85に、僅かに顔を綻ばせる。包帯を巻き直して、上着を着る。 ノートの内容は覗き込んではいけない気がして、少し離れたところに。
迷った挙げ句に心電図のような器械に腰を下ろす。隔離される前は、目を付けられたくないために運動神経の良さを隠していた。
鈍らないように、トレーニングルームには欠かさず行っていたものだ。手品師(ケイトは道化師と呼んでるが)は体が資本。あと器用さだ。]
ヒナコかあ……
いっそどこか抜け道でも作ろうか? …なんてね。 [などと冗談を口にする。]
(+95) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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あ。やっぱり話さなきゃいけないんだ。
[>>+87に絶句する。持ち出したのがメルヤ自身とはいえ、大いに悩んだ。 夏休みの自由工作から逃げ出したい気分だった。子どもじみた、抵抗のような。]
……いや? ナナオのこと、全部忘れたわけじゃないよ。 さっき動揺したって言っただろ? あれは本当
だから、僕。会いたくもないのに会いに行ったからね。 何だろうねぇ。僕から見たトレイル、ね。
まあ、刺激が強い部分と本人のプライバシーに関するところを除くなら。
[白い天井を仰ぎ見る。 まるでそこに答えが書いてでもいるかのように、目を凝らす。]
(+101) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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何も覚えなくていいから。
無いんだ、何か。話してたら気が紛れるものかと思って、さ。
[>>+96の心理まではわからない。他人の恋愛の助言は出来ても、自分の恋愛に関しては初心者以下だ。
結局のところ。異性を本気で愛したことがないメルヤには、根本的にはわからない部分が多いだろう。]
…ケイトはよく見ているね。 なるだけ視線は向けないようにしてたんだけど。つい、ね
[ケイトとナナオは、ピエロの男を知らない。 ピエロの男が如何に愉快で、トリッキーであったか。唐突に始まる、バナナ売り。中庭の木と木を綱渡りする、顕著な像を見れば一瞬でも目を移すなという方が無理な話だ。]
(+103) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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……――。
[>>+98の震える声には黙っていた。 幸せで甘い幻覚の中に、一欠片。誰かの悲惨な状況を見ることもあるのは、口にしない。 彼女の声は、雄弁だった。表情など無くても、豊かな感性が伝わってくる。]
(+104) 2015/06/12(Fri) 02時頃
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一言で言うなら結構どころか我が儘だし、諦め悪い感じ。
[諦めてメルヤの知るトレイルを、言葉を手繰り手繰り寄せて、最初のトレイル評がそれである。]
ナナオも言ってたけど、子どもっぽいと思うとこあるよ。具体的にどことは言えないけどさ。 あとは、人からかうの好きだし。こっちにずかずか入って来る割には、最後の半歩ぐらい?残しておくんだよ。それで、気づいてませんって顔するから、うん、何かごめん。
思いだしたら殴りたくなってきた。
……そうだねえ。ちゃんと良いとこもあげておくとしたら。
…………――。
[果てしなく長い沈黙が生まれたのは言うまでもない。]
(+109) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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メルヤは、口笛を吹き出した。
2015/06/12(Fri) 02時半頃
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……うーん。 何ていうか。ナナオはトレイルのいいとこ、ちゃんと見てるし。
僕は何だろう。
面倒見が良い? 愛想が良い? 人好きしそう? 仔猫拾いそう? というか天敵みたいな相手の長所、出ないよ。
今さら、というか。口にすることがないや。
(お互い面倒臭いなあ。 今更になって、君に告げる言葉なんて本当に無かったし、会いたくなかったのに腑抜けた顔してるから。)
[良いところを探そうとして、ふと浮かぶのは遠い冬空の下の中。 ずっと撫でてくれていた手は、昨日久方振りに撫でられて冷たくなっていた。
不安を隠すのは、自分本位が主だろう。でもそれが全てじゃないことメルヤは知っている。]
(+114) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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[彼は恋を知らない。奇しくもケイトが思ったように、メルヤの精神はアンバランスと言っていいだろう。
ひどく熟達している部分と、ひどく子どものままの部分。
女性同士の、どこか悲しげな恋の話には、耳を傾け、心に留めて置こうと思った。
ふと。思い出されるのは人影は、噂をしている人物だ。
軽々しく話せるものではないため、黙して秘するように目を閉じる。]
(+116) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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僕の鼓膜が破れたのかな?
[>>+112の泣き笑いのようなナナオの顔を心配そうに眺めていた顔が、みるみる内に歪んだ。
その表情は”不本意”といった名が付いた彫刻のようでさえあっただろう。]
(+118) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
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じゃあ代わりに猫じゃらしなる?
[おどけた調子で返してみる。 本心では、メルヤがトレイルを嫌ってない。嫌なら本気で逃げれば良いだけの話だ。
不意に鼓膜に甦ったのは、トレイル本人の声だった。
――『何なんだろうな、俺ら』(>>3:329)
それこそ、今さら過ぎるだろう。関係性に名前を付ければ、その関係にだけになる。 だから、いらない。どんな関係かなんて。いらなかったとメルヤは思う。]
面倒な性格してるよ。僕も、トレイルも、ね。
(+121) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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そうだね。楽しいこと考えようよ。 抜け道がダメなら、職員の弱味握ってあっちとこっちと行き来出来るようにするとかさ?
[冗談なのか本気なのかで言えば、冗談九割本気一割だった。 メルヤには身体能力の点に置いて、ピエロの男が余りにも常軌を逸してそれの真似をしていたので
一般的成人男性よりもむしろ上だが、本人にその自覚はない。]
フラれるかどうかは、僕にはわからないなぁ [顔の前で手を振った。]
ピクニックと言っても、中庭だけど…ね。 [>>+120の焦りには特に気づいていないようだ。]
(+126) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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何故、あいつがモテるんだろうか。
[こんなにトレイルの話に華を咲かせたことがないため、メルヤは無意識にトレイルの前での雑な口調になりかけていた。 要するに潜在意識での甘えだが、当人は気づいてない。]
そうだね。 ……今までいなくなった人で、僕が知ってる限りは…三人、かな? 誰も打ち明けなかったけどね。
そして僕が聞く羽目になる現象をどうにかして欲しい
好みとか聞かれても知らないし、食べ物とか。色とかしか知らないし。 [だんだん、愚痴になってきている。]
(+129) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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待って。何で僕が弄ばれる側から開放されないんだい?
[>>+125の猫になる発言を聞いて、本気の抗議を示した。]
ナナオは素直だよ。 本人がいなくても、こうして素直に口にしてる。
僕はもっと、何か面倒なんだよ。出会いが遅すぎたんじゃなくて、悪かった。
(+131) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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同情するなら…僕に手錠とか足枷とか……ナナオをこんな風にはしないと思うよ。 ナナオの病状、精神的なものに関係するのかもしれないし
やっぱり脅迫材料を探すほうかなあ… [ちょっと真面目に考え出す辺りが物騒だった。 何せ手の甲にも突起した鱗がある人間凶器な上に、軽業を使うのだから、病院関係者も気が気では無さそうだ。 むしろ手錠と足枷で済んだことのほうが、奇跡に近い。]
まあね。中庭でも…良かったんだけどね。
[僕はトレイルのせいでほとんど楽しんでません、とはさすがに言えない。]
(+133) 2015/06/12(Fri) 03時頃
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誰、とは言わないけどね。 彼女たちの面子のために。この話だってここだけの話ってやつだしね。
[>>+134はキルロイしか本当に見てないんだろうな。と思っていることが露見されたら、また無慈悲なる言葉の暴力が襲っていたことだろう。]
いや、トレイルにナナオは勿体ない。 あと僕は、まあ。色々と、まだ黙っていることあるよ、とだけ言って置くよ…
墓下まで持っていくべきことぐらい、尊重するよ。例え相手が天敵でもね。
[溜め息を長くついた。 要するに彼女たち全員の趣味が悪いと言いたいようだ。]
(+136) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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ケイト、さりげなく僕の罪状バラさないでくれないかい? あとそれ、トレイルには言わないでね。本当に。
[>>+137酔っぱらったに反応する。 食堂の中年の酒横流し先は、無論メルヤである。]
トレイルは面倒見いいし、大体の人には優しいからね。 いまのは職員の話だよ、ナナオ。
…実際拘束されてるしね。 足枷も外したいけど、また着けるのも面倒だしなあ。 [>>+138には、さすがに本人の名誉のために肩を竦める。 動く度に鎖の音がするのは、囚人のような気分だ。]
(+140) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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さっきから思ったけど、君達男の人の枠に僕入ってないよね?
いや…いいんだけどね。
[男女平等。どちらとも取れぬ立ち位置を取ったのメルヤ自身だが、こうして話の華が咲くと明らかだった。]
ま、君達には想い人がいるのもあるんだろうね。
[そう口にして、器具の前から下りる。]
…さて。こっちの施設のひとを脅迫するかどうかは、さて置いて。 僕は一回、部屋に戻ろうと思うんだ。
椅子持って来たいし、もしかしたら…部屋の荷物届いてた嬉しいんだけど。 ……多分無いだろうけどね。
[巡回も来るかもしれないという懸念があった。]
(+144) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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ナナオ。
[先ほどまでとはややトーンが違う声で、呼び掛ける。 元気を取り戻してきている彼女に言うべきことでもない気がするが]
僕が気が聞いたこと、言えないからさ ……もし、次に会うとしたら。トレイルは、僕のことも君のことも忘れてるかもしれない、けど。
ま、僕もそれ知ってたし。 …そうだね。忘れてても”初めまして”って言わないでやって。
[もうひとつの懸念は秘したまま。メルヤは穏やかな笑顔で、告げる。]
あ。それと、もし誰か来たら。拘束具繋いでるように見せかけて置いてね。
(+149) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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[服の中から手錠を出して、自らの手首に掛けた。 脅迫には乗り気ではないらしいことがわかれば、メルヤも積極的にやろうという気も起きない。]
いいよ、大したことしてないからね。 ただ、からかいやすいは撤回して欲しいけどね
[そうおどけて見せて、手を振ってメルヤは行きと同じように手錠と足枷をしたまま、部屋へと戻っていった
"また"という言葉は、やはり彼の口からは出なかった*]
(+150) 2015/06/12(Fri) 03時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/12(Fri) 03時半頃
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[自室に戻ったメルヤの元に看護師のような男が現れた。手錠をしていて良かった、とメルヤは心底思った。
――…前に訪れた時は意識が無かった。 手錠と足枷は健康状態を気遣ってやむなく。
などと言った台詞を、得意の病院関係者向けの愛想笑いで誤魔化した。内心は辟易していたが、鍵が開いているから好きなように病棟を歩いていいというのを聞いた。]
……僕の、荷物は?
[わざとらしく弱々しい呟きを吐く。看護師は口籠もった。メルヤの荷物は、治療にはそぐわないので処分された。そんな文言を耳にする。 心の中でかすかに溜め息をつく。もう少し持ち出せば良かった。
メルヤ自身。ここに連れて行かれるという時点で諦観に身を寄せていたが、ナナオやケイトと話をしていて気が変わった。せめて彼女達だけでも、という気持ちが大きい。
頭の隅でそんな風に考えている。看護師の男がまだ何かを言っていた。 ――以前に、手品で随分騒がせた男が居たから。
その言葉に、メルヤははっと顔を上げる。]
(+156) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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その人は? いつもピエロみたいな格好してて、あの、楽しそうにしてませんでした?
その人はどうなったんですか?
[激しい勢いで食い付いてきたメルヤに、看護師は随分前のことだから、と一言付け足して。
――なくなった。
なくなった。その言葉の意味を一瞬メルヤは理解出来ずにいた。なくなった。無くなった、亡くなった。 どこか茫洋としている彼の鳶色の瞳が、看護師は注射器を取り出している。治療のためだとか銘打った言葉には、彼には届かない。
――身体的な健康な成人男性である、メルヤへの予防措置。
軽めの筋弛緩剤を、まだ鱗の生えてない部分に打たれるのを静かに見つめた。ようやく四肢の自由が効きだした頃合いだったという考えは一瞬で霧散する。 この病棟にいる”家族”の残像が過ぎる。胸の奥で、かすかな翳りがすべてを覆い尽くした
注射を打たれた彼は、脱力したようにベッドの上に倒れ伏した。]
(+157) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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( 僕は どこかで ×××××かもしれない
と思っていたんだ――。)
[心臓が早鐘を打つ。動悸が、する。 血の巡りが悪くなったように、全身が寒かった。 筋弛緩剤のせいだろうと、彼はおのれの内面から目を反らした。慕っていたピエロの男が、亡くなっていることなど当に理解していた。そう、呟いく。
視界の隅で、ファイヤージャグリングをしているピエロの男がいた。今の症状がどれほどのものかわからないが、熱気を感じる。 とにかく部屋から出ようと思い、重々しい体を持ち上げた。ジャラリ、鎖の音が耳に響く。頭にも鈍痛がして思考が上手く紡げない。]
(+158) 2015/06/12(Fri) 19時頃
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