3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―生徒会室→小ホール―
[>>240 思いを叫ぶマーゴ、 >>238駆け寄ろうとするオスカー。
二人の手が届くまでに、夢も幻も消えうせて。
そこは、屍の多数横たわるホールの中]
(247) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[けれども少女は助かる事無く]
……――。
[ただ苦い思いを闇の中に含ませただけ]
(+101) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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ケ、 イ……、 …ッ… !!
[ずるり、と。扉を引っ掻き、 額を寄せた。 ――声が、聞こえなくなった。 ――過去は、変えられない。 肩に、温かさが滲む。 傍に、と謂った、濃紺の眸の存在が 闇に揺らぐ薄紫を繋ぎとめる。
解けるように。ゆがむように。 散る桜のように。落ちる灰のように。
幻想の過去は消え去り、
異形の声が、再び 耳を 浸食し始める。]
―現代――北棟東階段―
(248) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[>>240 女は こえ にそちらを向いた]
泣いて叫んでるだけじゃ、 誰も止めてくれないの…
あなた、知らなかった?
わたし、知らなかったのよ。ばかね。 もっと早くこうしていれば――……
[ ふかい やみ が降りてくる ] [ せかいの いろが かわる ]
――…死ななかったのに、あの人も
(249) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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けいと
[深淵で鳶色の目を開ける。 ごろりと闇に身を沈めたまま呟くのは]
(+102) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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−生徒会室⇒小ホール− [夕闇 から 深淵の闇 に落ちる。 夜 長い長い 夜。絶望と 苦痛の夜。 過去 居ないはずの過去が消えて また夜に戻ったことに。 一度だけ、眉を寄せて、目を閉じる。けれど。]
……静かになったな?
[>>239睨むミッシェルを 闇の中でも尚その闇は 昏く。 彼女にも、横たわる 屍 にも愉悦を浮かべる。]
もう直ぐ、同じ所へいける。 聞こえるだろ、声
さみしい くるしい、 おいで、って、さ。
[死人 の 屍 の だれか の こえ。]
(250) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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─生徒会室→小ホール─
……楽しくなんか、ねぇよっ……。
[低く冷えた声>>244。 返す声は、低い]
……うるっせえよ! 無理だろうとなんだろうと、オレは、決めたんだ!
絶対、護る……何があっても、それは、譲らねぇ!
[横殴りに襲う、蜘蛛の脚。 距離的に避けきれぬそれに、衝撃を受けても。 こちらへ駆けてくるマーゴ>>246に向けて、手を伸ばす]
[夢幻の終焉と、それとはどちらが先か。 いずれにせよ、気づけばそこは自分にとっては馴染み深く──そして、今は異質な場所]
(251) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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( クスクス )
( クスクス )
(@75) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―現代――北棟東階段―
[ 階段 の 其処、に 最早扉は無く。 紫水晶の引っ掻いた傷と、 どろりと滴る異形の闇が横たわるばかり。]
…、 な…
[(ここは。つめたくて。くらくて。さみしい)]
… もど、って、…きた
[何も、できなかった。 手が、はたりと落ちて、濃紺の欠片にぶつかる。 硬質の音を立てて。]
(252) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[ 緋色の瞳をした少女は ――― 闇の中で 哂う ]
(@76) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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文芸部 ケイトは、闇の中でずっと手に握っているのは ――― ビー玉と、…
2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[現代へと戻るあちらの景色。 聞こえてくる音。
闇の中]
――…。
[視線を落とす。震えることのない自分の裡]
(+103) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[哂い声。
ふと思う。 あの二人の教師は、いまはどうしているのだろうかと。
思うだけで問うことはなかったけれど。 それだけは、心に疑問として浮かんだ]
(+104) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―小ホール―
[明るさは消えうせ、 再び身を襲ったのと似た闇があたりに広がっていた。 一度明るい空を見た後の、その苦痛はより大きく]
…………ご要望に、お答えしてね。
[>>239哂う相手から受けた部分、 闇はじわじわと、他の部分へも広がり始めて]
悪いけど、聴力検査は落第らしい。
[意味を成さない呻きなら辛うじて聞き取れて、 腐り落ちた一部に足が止まる]
(253) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[光が消えた。綺麗な生の気配が消えた]
[今まであったのは幻。過去の光。ただ、それだけ]
[そんなことは分かっているのに]
………ない。ここには何も無い。
『来るな』(おいで) 『やってしまえ』(やめとけよ)
[闇に溶けかけた魂がかすかに蠢く。 綺麗なものが、たった一つでもこの死後の世界にあればいい。 それだけを頼りに、闇へと対抗している**]
(+105) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
[それは長い夢だったように思う。 ドナルドが纏う制服は、現代のもの――あの蜜だらけのものに戻っていた。けれど、砕けた左手の指先は、そのまま。床に落ちた欠片もそのまま。
過去で逝った、キャロライナも用務員も、きっとこの世界には居ない。]
嗚呼……―――
[>>252 戻ってきたという言葉に、頷く。 欠片が鳴る音に、少しだけ苦笑を浮かべる。]
セシル。ケイトをさがさねぇと。
[気を背けるように、促す。 探して、どうするのか、まだ、見えてはいないけれど。]
(254) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[ピアノを、――嫌になった。
才能などないからなのか
あの子が生まれたからなのか
元々好きではなかったのか
全ての思いが消えて
ピアノを弾いた時の音。それは]
(+106) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―現代――北棟東階段― [眼を瞠る。鉱石化したそれは。]
ドナルド、……、 手
[欠片を手に、見上げた薄紫が、 様々な感情を内包して揺れる。]
…――、…
[探さないと。頷く。 握り締めた欠片を、ポケットの中へ。 かつん。――ぶつかる音がする。 ひとつは 薄紫のひび割れたビー玉。もうひとつは]
――…返せ なかった
[ケイトが落とした、ピンク色の、片思いのビー玉。 ――みつけて。 かえさないと、いけない。]
(255) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[ ピアノを もっと 弾きたかった 音 ]
(+107) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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……そか、夢じゃないよね。 あっはは何を期待してるんだか
[鳶色の眸を開くたびに思ったそれは “夢物語”でしかないのだ。]
(+108) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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−生徒会室→小ホール−
[オスカーの元へ駆け寄って、その手に触れるのと、 また闇の世界へと戻ったのと、どちらが先だったろうか?
グロリアの声>>249に向かって、]
そんなこと知ってるわ! 子供みたいに泣き叫んでも、 どうしようもならないことがあるって。
だから、今は泣いてません。 兄さんが消えてから、簡単には泣かないって決めたもの。
…まだ、泣いているのは、先生、あなたの方じゃないですか?
(256) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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―小ホール―
――絶対、護る、か。 君の口から その言葉 聞きたくないな。
[冷えた青は薄氷の色、歪めて細められる]
まもれないよ。 きみになんてまもれない。 まもれるはずなんて、ない。
[衝撃を受けた少年の小柄な身体は、跳ねただろう。 少女へと伸ばされた腕は、届くか届かぬか。
どちらにせよ
崩れた体勢を狙って、鎌の爪が振り下ろされるだけ。 蜘蛛ごしにたつ女は、いっそ無防備なほど。 やみ の中、足も動かさずにそれを見つめている]
(257) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[溢れた悲しみは、抱えてきた心の闇で]
[離れていた指先を再び鍵盤へ向けたのは]
[彼の音に惹かれたからか]
ですから私はもっと、あの音を聴きたかった。
[聴きたくないのは本当。聴きたいのも、本当。 忘れてしまいたい(忘れたくない)]
(+109) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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― 現代/北棟東階段 ―
まぁ、どうにかなるだろ。
[薄紫が揺れるのに、苦笑いで応える。 右手は、まだ使える。 ―――……繋げる。]
なにが、返せなかったんだ?
[頷く相手に、かつんと響く音を聞きながら、尋ねる。 ピンク色の、片想いのビー玉の件は、ドナルドは知らない。 知れば、ふっと思い出すのは、キャロライナが青いビー玉をくれようとしたことだろうか。]
(258) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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−小ホール− [異形の、蠢く、音、声、それが耳に心地よい。 下りた 闇、落ちた 闇。交わって、合わさる。 >>253言葉に、僅かに人として残った部分、右眼でわらう。わらう。]
それはそれは、殊勝なことで。 ついでに大人しく殺されてくれたら、もっと嬉しいんだがね。
[あの子みたいに、と。]
ま、大人しくしてなって。 目の前で、誰かが殺されるの 見てな よ。
(259) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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…メアリー。
[金色を染めた冷たい闇は、赤く染めた絆の糸へと染みていく。]
こっちへ、くるかい?
(+110) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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[闇が戻ると掴かもうとした大地色のビー玉は消えて何もない]
壊れたモノは還らない。
[立ちつくす男 空虚な声]
(+111) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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護るって 言ったやつ は 殺 された。
[お前らに。]
お互い 様 な。
(260) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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わうわう……わぅん
(+112) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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[侵蝕してくる闇。 それに抗うのは
最後に抱いた思いを忘れたくないからだろう]
…ル。
[その名を呼ぶ声は小さく掠れた]
(+113) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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( ここはくらくて ) ( つめた い )
[緋色の少女の手には 大地色とピアスが握られたまま]
( ここが どこか わからない )
(@77) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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