199 Halloween † rose
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個人主義だぜ? だから少しでもしくじったヤツは蹴落として騙して、まあ何ならオダブツしてもらって、色んな手使ってテメェが有利に立とうとすんだよ。
顔見知りっても人間同士みてぇな感じじゃねぇ。
[>>@81未だにペナルティもある、がそれは流石にカット。 なので狼男にしろ、ほかの人間にしろ、周りに誰かがいる状況というもの事態を羨む感覚というのはよく解らない。
人間の世も、解るようでいまいち解らない 例え同じ結論に至ろうとも、同じ道筋を辿ることが殆ど無い。]
ハナっから持ってねぇモンの事だ、視えねぇヤツはそんなモンだろ
[持たずに生まれてきたものは死ぬまでわからないのか、と 少しばかり自分の中に問うて、それをまた何故、と問うて、数ループでやめた。]
(296) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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けどよ――多分、オレが人間で、テメェの話を聞いたら 「そのセンセイだかは随分胸糞悪ィ野郎だ」とか言ったかも知れねぇな。
[らしくないついでに酔狂をひとつ。 自嘲混じりに歪む笑みは到着した時計台を見上げた。]
(297) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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こんにちは〜。誰かいませんか?
[叩けど誰も出て来る気配は無く、それどころか 人の気配すら感じられない。 これはいよいよ本物か、とおっかなびっくりで 押した扉は……開いてしまった。]
ええっと……ジェレミーさんから許可貰ってます。 好きなの取って行って良いって言われたんですが。
[僅かに開いた扉の隙間から室内に向けて声を掛ける。 耳を澄ませても聞こえるのは風が通り抜ける音だけで。]
(298) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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だ、大丈夫ですよ露蝶、 きちんとした薬だってここは……!
[店を出ようとする友人に誤解を解こうと声をかけ、次いでキリシマ>>@85へと一つ頷き、ポケットから何枚か札を取り出した。 クリップに止めた残りは少ない。来月の給料がくるまでは多少厳しい生活が待つだろう。 カウンターの上に指定の料金を置いて、包みを引き取った。 スポイトも店主に言われた通り、探し出し包みに一緒に入れた。これで目薬のように使用すればいいだろうか。]
「ものもらいの薬」、ありがとう。 完治したら、報告に来ます。
[正式名称はそれでいいかわからないものの、ものもらいの薬であることに違いは無いだろう。 些か大袈裟な礼の言葉と共に、男はそろそろと店の外に出る。]
(299) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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おい。 使用頻度と回数間違えたら、
…殺すからな。
[>>299つまりは、療法用量を守って正しくお使い下さいと。そう言うことらしい。 そそくさ出て行こうとする眼帯を見やり、自分はカウンターの中から出られない。相変わらず。
今回は特に強い薬故、念には念を入れて。]
(@87) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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― →街へ ―
[鮮やかな緋色のブローチを小袋に詰めて、 月と狼、それに魔女が砂を溜める部分に描かれた アンティーク調の砂時計を紙袋に。
思い付きでいつもの便箋に文を綴り 二つの個装を鞄へと。 ビールとトマトジュースのボトルも押し込むと 持ってみた感覚は大分重くなる。]
あとは……。
[パーティーには行けないから。 硝子製の器に飴を詰め込めるだけ詰めて、 両手を塞がらせた状態で、店を後にする。
本当はスーツもキリシマに返したかったが 洗濯せずに返却するのは些か失礼かと。]
(300) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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失礼しまーす。
[ゆっくり扉の隙間から声と共に身体を忍ばせる。 一見普通の室内だ。 魔女の話も最初の日なら信じていなかっただろう。 だが今は本当は魔女なんていなくても、柱の影や 窓に映り込む光が違う顔を見せて来る。]
怖い、って思うから怖いんだよ。 そうだ、そうだ。 ここが魔女の家だとしたら、 今夜ここにいたら何か判るんじゃないか?
[自分を鼓舞して強気になると、いかにも不気味なこの部屋に 滞在すればどうなるのか。 普段なら恐ろしくてとても出来ないが、繰り返しながらも 少しずつ違う日になっていくハロウィンが、 明日はどうなるのかと言う好奇心の方が勝っていた。]
(301) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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[慌てて店の扉に向かっていた為店主の否定の声が耳に届く余裕はなく、ドナルドもまた「そういう」薬を買いに来たのかと、内心驚きで一杯だ。]
あ、ワタシ、大丈夫ネ。 これからもちゃんと友だちヨ。
[ドナルドはそう>>299言っているが、流石に友人に知られたくない為の言い訳として受け取った。
いつまでも其処にいたら彼らも買い物もし辛いだろうと、外に出る。 慌てて店の外に出てしまった為、店主にお菓子を渡し損ねてしまったのが残念だ。]
なんとなく分かるネ。
[店に入る前、ジェレミー>>261へと返した言葉を呟く。 幸せになって欲しいと思うが、友人の知らない姿を知れば、なんとなくさみしい。 約束通り、それは内緒にしておくけれど。]
(302) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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[昨日も一昨日も、ダンスで疲れ果て、 戻ればすぐに寝てしまっていた。 あの機嫌ならキリシマもパーティーには来ないだろう。
体力は充分と、魔除けの南瓜をしっかり抱きしめて。]
ジェレミー、色々貰う代わりに今晩泊るわ。
[誰もいない空間にそう告げはしても、すぐに逃げられる様に 玄関の傍で蹲る様に日が変わるのを待つことにした**]
(303) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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だから、違っ——
[先に店を出てしまった友人は、明らかに何かを誤解していた>>302。 追いかけようともしたが、カウンターの向こう側から飛んで来た声>>@87に足を止めて]
ええ、勿論です。 ありがとうございます。
[元・小悪党でも用法容量はきちんと守る。 一度軽く頭を下げると、今度こそ店を後にした。]
(304) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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― →魔女の家 ―
[さて、飴を預ける相手はどこにいるのか。 そして荷物を抱え街を巡るのなら、 徒歩よりも馬車が楽だ。 じいさんなので
硝子で拵えた南瓜の馬車は月の魔力で移動手段を持つ 荷馬車へと変貌を遂げ、後方に乗り込み。 まるでメリーゴーランドのような上下する動きで、 大きな南瓜を引く透明な馬は、大通りを闊歩してゆく
動くチャリオットのイルミネーションは 夕日が消え、疎らな灯り闇に包まれた街を通りぬけ、、 住人たちの「一度きりのハロウィン」に異彩を与える。
先日街ゆく女性から聞いた場所を頼りに、 ジェレミーの住処を目指す。 忙しいと訊いていたので留守だろうと思っていたが、 玄関にリー>>303が座っていた。]
(305) 2014/10/26(Sun) 01時半頃
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[飴の詰まった椀とふたつの品が入った紙袋を腕通し 馬車を降りて、中に入っていった青年に届くよう、 こんこん、とノックを数回。 ドアの内側に居るのなら、顔を出して貰えただろうか。]
リー、丁度良かった。 これをジェレミーに渡して貰えますか?
それと、こちらは貴方に。 ちゃんと歯は磨いた方がいいですよ
[ジェレミーは飴なんか食べるのか。 解らないが、分けてくれたらいいなと思いつつ。]
(306) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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—— 自宅 ——
[家に辿り着いたのは、陽が完全に暮れた頃。 女将とマスターに今日“は”手伝えないと伝えると、何を言っているのかわからないという顔をされた。ハロウィンは今日だけだ、とも。 だから男は「そうですね」と、笑みを浮かべるに留めた。
男はキッチンに吊るしたランプに火を入れる。 オイルの独特の香りが立ち、やがて室内に満たされた。
大して広くはない、家。 2人がけのテーブルと椅子が置かれた、ダイニングキッチン。 独立した寝室のベッドサイドテーブルには、ガラスの靴が置かれている。]
……あー、なにも、ないな。
[開いた冷蔵庫には水のボトルとチーズなどの軽食の類いが少々入っている以外、何も無い。きちんとした持てなしはどうにも、できそうにない。 そもそも上手い持てなし方を、男は知らない。 ただ、据え付けの食器棚からタンブラーグラスを冷凍庫に入れておくことだけは、忘れずに。]
(307) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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[持てなしはとりあえず諦めて、キリシマから貰った薬を使うことにした。 包んでいた布から取り出した瓶は細く、薬液を透かして観察をすると、ランプの光を柔らかく返した。 小さく、息をのむ。見たことの無い、グリーンに。
洗面台の前で眼帯を取り、スポイトでその液体を掬い取った薬液を、慎重に点眼する。 量はいつも使用していた薬と同じ。 やや粘度のあるそれは、未だ赤く染まる視野いっぱいに広がり、目の表面をゆっくりと覆っていく。ひやりとした感覚に、目を閉じて。]
……、
[閉じた瞼が、じわじわと熱を帯びるように熱くなる。それは普段の点眼薬では感じたことの無いもの。 それもやがてはそろそろと引いていき、身体に馴染むかのように大人しくなった。 目を開けば、相変わらず視界は赤いまま。 それでも、鏡に映った左目は、]
(308) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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—— 腫れて、ない
[まだ完全に元通りとは言わないが、常の点眼薬よりも遥かに効能があることは明らかにわかる。もう眼帯はせずともいいだろう。 しかし、問題は。]
じゃあこれは、ものもらいじゃねぇ……と。
[首を傾げながらも、思い出すのはやはり、ニコラエの緋色だった。 薬を鏡の前に置くと、少し迷って眼帯もそこにおいておく。 全て知ってもらうのならもう、隠す必要はないのだ。 腫れが引いたなら、隠す必要もないのだ。]
(309) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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[自分には言えないことも他の魔の者には明かすかも知れない。 あの金狼は、きっとそういう男なのだと 何処かで理解を及ばせていた
ブローチを取りに来ることをきっかけに、 彼の力になってくれればそれでいい。
街を出るというのが嘘。 死んだら、なんて話が嘘。
そんな冗句、手紙には一度も載せられたことがない。 なにかを隠しているのは、阿呆でも分かること。 まして、長生きの隠者を舐めてはいけない。]
(310) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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[>>295 街は今日も祭に浮かれ、何も知らない人々がハロウィンの決まり文句を紡ぐ。シーシャと同じように、自分もチョコレート菓子を配り、まるで普通の祭のような感覚を味わって]
慰めが必要だったか、怪しいところよ。 なんというか、むしろ……、ずっとそのままでいても、構わないと思ってるような……。
[言葉の歯切れが悪くなる。 なんの根拠もない推測。ただ、そう感じた自分にもぞっとした。 物思いに耽りそうなのを、顔を上に向けることで振り払い]
ま、楽しんでくれてたら何よりだけど。
[なってしまったものは仕方がない、――…それは現状、明之進の言う通りなのだから]
(@88) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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それはかなり、シビアね。悪魔らしいっちゃ、らしいけど。
[>>296 シーシャの陽気で物怖じしない性格と、現実的で揺るぎのない判断と。一見反対に見える性質の、その一端を見る想い。 人の世と悪魔の世、比べられるものでもないし、どちらがマシとも思わないけれど]
……疲れない?
[今日の体調でも聞くような調子で、さらりと。 背を預ける相手を作らない、それで生きていけるだけの強さを、彼は持っていると思うものの。
視えないやつはそんなもの。その言葉に眉下げて目を細める。 まったくもってその通り。だから周りの誰も、悪くない、仕方ない、当たり前なのだと、]
(@89) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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――…っ、
[>>297 続いた言葉に、目を見開くばっかりで、咄嗟に声が出なかった。 くしゃりと表情が崩れて、なんとか笑みを形作る]
そう……、
[何故だろう、声がつまりそうで。視界が悪くて、なんども瞬きを繰り返す]
ありがとね。
[もし彼ともっと早く会えてたら、自分は変わっていたかもしれない。そんな夢想をしてしまう。 でもきっと、今が一番のタイミングに違いない。そんなことを思ううち、時計塔が見える頃には、いつもの表情に戻っていて]
なにか、魔法っぽい気配は感じる? アタシ、そっち方面はあんまり明るくないのよ。
[祭の夜、街外れには人の気配もほとんどなく。街の光が届かぬ夜空は星が煌々と輝いている。 夜空を背景に、シンと静かに聳える塔。様子を探りつつ、扉を小さくノックした]
(@90) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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[暖かい光を灯すランプの下へ戻りながら、 ポケットの中の懐中時計を取り出した。 ニコラエがこの懐中時計と関係があるのかないのか、真実は未だにわからない。それでも向かい合う時が、来たのだと思う。
蓋を開けようとしてやめ、ただ表面をなぞってテーブルの上に置いた。 そしてそれを隠すように、籐籠の底に沈んでいた赤い包みのチョコレートを置く。]
……よし。
[これで迎える準備は万端だ。 ——問題は、]
……副作用か。
[気になるのは薬の副作用。一撃で完治とまではいかぬが、とにかく強い薬であったその代償は、何かしらあるのではないかと。 今更ながら少し、怖くなりながらも。]
……小悪党らしくねぇ。
[それだけ零して、笑った*]
(311) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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― →ドナルドの家へ ―
[用事を済ませると、再び馬車に乗り込み、 渡された地図の通りの住所を目指す。
部屋の灯りが灯っているのを確かめ、 家の前に馬車を留める。 朝日と共に溶けてしまう馬車は、そのまま置き去りに。
シルクハットを取り、一度大きく息を吐いてから 家の戸を控えめにノックする。]
……私です。
[眼帯をつけた彼が顔を出すと、信じて疑わぬまま。 既にものもらいが治まりかけている>>309とは知らないで。]
(312) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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キリシマは、ドナルドと露蝶が帰った後も、ジェレミーと睨みあっていただろう。**
2014/10/26(Sun) 02時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/26(Sun) 02時頃
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[とぼとぼとパーティには向かわずに店へと帰る。 店番の子は驚いたような顔をしてきたが、パーティに行く気分にもなれず。]
今日はワタシ、お店いるヨ。 代わりにパーティ行てきて欲しいネ。
[そう言えば、「今日は?」と戸惑いつつも喜んで店を出て行く。 やはり彼女もパーティには行きたかったのだろうと思い目を細めた。 店に居た客たちも、パーティへと行くのだろう。
ニコニコと見送って、一人になれば息を吐いた。 今日も色々あった。 友人の知らない一面を知ってしまったことが一番の驚きではあったが。
少し疲れた気もする。 明日こそ、「明日」が来れば良い。
そう願いながらそのままカウンターに顔を伏せれば、いつの間にか眠っていた。**]
(313) 2014/10/26(Sun) 02時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/26(Sun) 02時頃
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[どれくらい、そうして待っていただろう。 小さなノックが玄関扉から聞こえた>>312。 心の準備をしていたつもりが、焦って転びかけながらも、慎重に扉へと近づいた。 聞こえた声>>312に一つ吐いた息は、微かに震えた。 鍵を開け、ゆっくりとその扉を開く。
やや伏して、そして持ち上げて。 男は初めて二つの目で、扉の向こうのニコラエを見つめることが叶った。]
お待ちしていました、どうぞ。
[ただ変わらぬように微かに笑みを引き、家の中に招き入れる。 手で示したのは、チョコレートの乗ったダイニングテーブルの一席。]
(314) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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[その後は、彼から正当な理由が聞ければ薬を渡し、聞けなければ渋り。 場合によってはきちんと調合した物を渡してくれるかもしれないが、基本的に出し渋りをしている。
…と言っても体力も筋力もない為、奪おうと思えば容易に奪えるだろう。**]
(@91) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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[ドアの内側で軽い物音がしたけれど、大丈夫だろうか。 施錠の解かれる音に、穏やかな表情で耳を傾けていたが、 やがて戸が開かれると、]
………あれ?
[瞼の上に出来ている痼が、随分薄くなっている。>>314 というか、眼帯が無い。 左目を飾る緋色と、彼の顔をちゃんと見て。
隠されていたものをひとつ明かされたことに じわりと胸に広がってゆく倖せを噛み締めた。 彼はちゃんと、示してくれた。 ――約束を守ってくれた。
目元に指を伸ばしたい気持ちを耐え、案内されるがまま 彼と共にリビングへと赴き。]
(315) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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……? これは、こないだ頂いたチョコレート?
[指の差す方向は、椅子ではなくテーブル。 どういう意味かと無言で考えた。
テーブルの上に置かれているのは、赤い包装のチョコレート。 あの時は、紙幣の下に隠されていた。>>0:222 では、今回もまたなにかが隠れているのかと 視線をチョコレートへ移し、それをそっと取り上げる。]
(316) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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[>>@88ずっとそのまま。 普通の人間のように見えていた男が幽霊モドキでいたいと願っている? 存在が変異した際にどこかおかしくなってしまったのでは、とも思うが如何せん本人がいないので推測の域を出ない。
音を乗せず、溜息だけ吐き出した]
そっくりそのままお返しするぜ。
[>>@89生まれた時からそうだった。そうでない状態を知らない。 相手と自分、どちらにも当てはまる。 見えざる筈のものが視える、と言った相手がしていた諦観じみた眼差しを思い、それだけを答えとして]
[>>@90何がありがとう、かを問えなかったのは時計塔に着いたせい
もしくはちらと盗み見た相手の浮かべていた表情のせいか。]
(317) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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さぁな。このままじゃ…… ……オイ!!
[魔とヒトの世の境が曖昧になるハロウィン、完全に人の姿を借りたままの状況。 言いかけて、ノックをしている華月斎の手を掴んだ。 少しずれて路地へ入り込み、]
バッッカ野郎、めんどくせぇのが出てきたらどうすんだ!! 人間が出てきたして、テメェは 「こんばんは!!約束の鐘かどうか見せてクダサーイ」とか言うのか?
よく考えろ。It's so crazy!!unbelievable!!だ!!
[信じられない。 頭を使うのが得意ではないのでそれだけで疲れ、有無を言わさぬままに抱え上げた。
最初から無断で調べる気しかない。 ひと跳びで到着した塔の上、光源はほぼ月明かりのみの中]
(318) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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怖けりゃ見んな。地面もオレも。
[白目は黒く、虹彩は黄緑へ。 相手にあまり見えないよう、鐘がついている筈の場所へ人外の眼差しを注いで――]
(319) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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シーシャは、鐘がなかった。
2014/10/26(Sun) 02時半頃
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[持ち上げたチョコレートの下に隠れていたもの。>>311 懐かしさしかない懐中時計は、 一見してただのアンティークでしかない。]
――………
[空気を噛む。 見覚えが有りすぎる時計だが、念のために。 恐る恐る蓋を開けると、グロリア女王と自身のモノクロ写真。
考えるまでもなかった。 彼が今まで預かっていてくれたのだと、直ぐに解し。]
(320) 2014/10/26(Sun) 02時半頃
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