182 【身内】白粉花の村
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……それでも、おまえのデータは必要なんだ。 日々、研究は進んでる。回診の結果は、その役に立つ。 今回はいいけど、次の回診はちゃんと、部屋で受けろよ。
[――そんな事はない、 おまえを治す研究も進んでる、 僕がおまえを助けてやる、 安心しろ、――…。
そのどの言葉も、口に出したところで彼には響かないだろう。 自分だったら、鼻を鳴らして唾でも吐きかけたくなるような陳腐な慰めだ。 飾り気のない事実のみを告げて、無意味とは知りつつ、一方的な約束を投げ掛けた。
多少の眠気覚ましにはなるだろうかと、ポケットの飴玉を彼の前に放って。 それ以上伝える言葉も見つからずに、フードの青年とは反対側――階下へと、立ち上がって足を進めようとするだろう。]
(262) 2014/06/23(Mon) 06時頃
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[あれから診察室で幾らかの書類を書き上げていた。 さて、午後の回診の担当は誰だったかと、掲示板に貼ってあるだろう一覧に目を通す。 その中にカリュクスの名前を見つけて。その隣にあるのが自分の名前でないなら、上から書き換えてしまう。 こんな事をして、またあの新米医師にお小言をもらうかもしれない。苦笑するが、止めるつもりは無かった
彼の部屋に向かう前に、花を用意しなければいけないと思い出す。 普段使われることのない倉庫から、プラスチックの花瓶を見つけだし、その足で中庭に向かった。
中庭に踏み入れれば、そのまま紫陽花に歩み寄る。 その中から傷みの無いものを選んで、ばつん、と。茎にはさみを入れた。それを幾度か繰り返して、集めたものは花瓶に差す。
青、白、紫……バランスよく集めたつもりだが、やはり花の美しさはよく分からない。もっと確かに美しいものが、傍に居るからかもしれないが。 ――ああ、けれど。"それ"とは暫くお別れしなければならないのか。 哀愁めいた感情が胸を襲ったが、それでも、喜ぶべき別れなのだと自らを律する]
(263) 2014/06/23(Mon) 06時半頃
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――カリュクスの部屋前――
[多少不恰好な花瓶を持って、彼の部屋の前に立つ。 此処には誰にも見られずに辿り着いただろうか。医師……しかも院長が、一人の患者に花を贈る所を見られるのは、少々まずい。
そう思って普段使われていない筈の階段を通ろうとしたのだが、何やら兄弟喧嘩の真っ最中のようで。巻き込まれたくはないから、結局普段使いの階段を使うはめになった。 ちらと漏れ聞こえた会話を、別に咎めるつもりは無いけれど。それでも、あの少年の回診は、彼の兄以外に任せるべきだろうと、冷静に考える]
カリュクス、居るかい?
[食堂へ向かったという彼は、帰っているだろうか。場合によっては出直さなければならない。 声をかけつつ、扉を叩いた。返事はすぐにあっただろうか]
(264) 2014/06/23(Mon) 07時頃
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ニハハ、酷だよねぇ…
[ベッドの上でレティーシャが後ろから投げかけた言葉が只管ループしていた。“待ってるね”、約束をしたのは事実だが恐らく態度で自分が盗ったことがレティーシャにバレただろう。人を信用し続ける彼女がそれを踏まえてそう言ったのかはクシャミにはわからない。]
って事は“俺”が自分から行かなきゃいけないって事だよなーぁー。どーすりゃ良いんだろ
[普段人を笑わせようとするためにしている口調、それは誰も居ないこの部屋ではする必要は無かった。仰向けになり、髪を掻き上げるとぼんやりしていた視界ははっきり見えた。しかし、それで色が正常になる事は無かったが]
……はぁぁ
[ただ部屋で何度も溜息をつくだけ。何も変わらないのに動こうとしなかった。ただ好奇心でその大きな腕輪を盗っただけだった。だが、その好奇心に自分が殺されそうになったのではたまったもんじゃない]
いやいや、自分で猫ネタいじってどうすんのさ
[己にツッコミを入れつつも、これからどうしようかとベッドの上をゴロゴロとするだけだった]
(265) 2014/06/23(Mon) 07時半頃
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[カチ カチ カチ カチ チッ チッ チッ チッ
規則正しく一定のリズムを刻む時計の音。 壁にもたれかかったまま、その音に耳を澄ませていた。
時間は不可逆でキリシマの時は、この音のように続いている。 今さら時が動きだそうと、この奇病が発症する前には戻れないし、彼の時間に追いつくこともできない。 アルビノである自分が、果たしてここから出て行きていけるのか。 20年以上という、失われた歳月はあまりにも永い。それに………。
ギリっと唇を噛みしめる。これ以上考えてはいけない。思考が、心が耐えられない。
血が唇の端を伝う、その感覚に顔をしかめながら]
ああ、いるよ。今開ける。
[指で血を軽く拭い、扉に手をかける。 指についた血に幼馴染は気づいてしまうのだろうか]
(@38) 2014/06/23(Mon) 08時頃
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[ぱたん、と。背表紙を閉じる。 名作を読み終わった感動に体を震わせながら、今すぐ感想を残さなければならないと立ち上がった。 ゆったりとした動作を好む彼にしては珍しく、慌ただしい動作で机に齧り付き、脇に置いてあった原稿用紙に手をかける。 その時インクがもう無い事に気付いて、舌打ちを一つ。確か予備が机の上の棚にあっただろう。そう思い出せば、忙しなく棚に手を伸ばした。
目線より上に設置されている棚を開けて、中を覗き込む。(彼は男にしては少々小柄なため、屈辱的ながらも背伸びをするはめになった)そうして目当ての物が見つかれば、何の疑いも無くそれを手の内に収めた]
……う、あ?
[触れ慣れない感触に、思わず奇妙な声が洩れる。すぐにインクが漏れていたのだと気付いたが、時既に遅く。 引き出したインク瓶は、ぬるりと手から落ちていった。シャツに、机に、真黒いそれがぶち撒けられる]
くそ……。
[幸いだったのは、書き上げた原稿は別の場所に保管してあった事か。 けれどそれを喜ぶ余裕も無く、ディーンはこの始末をどうするか(無論、自分一人でするしかないのだけれど)頭を悩ませる事となった]
(266) 2014/06/23(Mon) 08時半頃
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[キョロキョロと辺りの様子を伺う。 時計を見れば針は昼過ぎを示していて、数字や時間はまだよくわからなかったが、それでも回診の時間が近いことだけは理解できる。]
ん…っと。 いまならだれもいないよね?
[ベッドと床の高低差、それすらも朝顔の目には今は認識できない。 平らなお布団のように見えてしまう。 動く時には気を付けないといけない。お医者さんには何度も注意されているのに、どうしても忘れてしまう。だから、今も]
ひゃっ!
[敷布団から床に手を着こうとすれば、そこにあるはずの床には触れずに、べしんと床にお腹を打ち付ける。
床の上にうつ伏せに倒れ、悔しくてジタバタともがく。]
ぅわぁぁぁあん。
[様々な大きさの船やツル、花や風船。 折り紙で作られたそれを、手当たり次第に掴んではポイポイ放り投げる。]
(267) 2014/06/23(Mon) 09時頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2014/06/23(Mon) 09時頃
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[返事>>@38と共に、扉が開かれる。 その扉が開かれる前までは、花を喜んでもらえるだろうか……そんな浮ついたことを考えていたのだけど。 けれど彼の口元と指先の赤を見れば、ぐっと眉を寄せた]
……また怪我をしたのか。
[その声音に、呆れの色が帯びてしまうのは仕方がないことだろう。やっと病が治るというのに、自分で怪我を増やしていたのでは世話は無い。 許可を得ずに部屋の中に入り、適当な場所に花瓶を置く。 そして彼に向き直り、嫌がられなければ、そっと赤の滲むその手を取った]
何か……不満があるなら、言ってくれ。 僕はそういうのには、随分と疎いようだから。
[彼の為に、患者の為にと、色々心を尽くしているつもりだけれど。それでも通じないのであれば、それは自分に非があるということで。 古くから共に居る幼馴染の心の内すら理解出来ないのだから、やはり自分には何処か欠陥があるのだろう。 せめてそれを知ることが出来ればと、乞うような口調で言葉を吐き出した]
(268) 2014/06/23(Mon) 10時頃
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[インクの散らばった机と床を必死に吹き上げて、ぺたりとその場に座り込む。 一瓶丸々落としたものだから、あちこちに飛び散って大変だった。しかも部屋だけでなく、ディーンの体自体にも、だ]
ああもう、何だってこんな事に……。
[半ば泣き出しそうな声で呟く。大失態だ。こんな所、誰にも見せられない。
肌についた分は、後でシャワーでも浴びれば良いとして。真っ黒になったシャツはどうしようか。そんな事を考えていて、ふと思い出す。 ――シャツもスーツも、予備の物はクリーニングから返っていない。服をどうしようも何も、替えが無いという事だ。 本来なら配布されている筈の病衣も、着ないだろうからと随分前に捨ててしまった。どうして残しておかなかったのか。過去の自分を責めても、今更遅く。
……で、あれば。誰かに借りるしか、手は無いだろう。 誰か自分と丈の会う奴は居ただろうかと考えて、一人、心当たりを思い出した。まあ、彼が貸してくれるかは分からないが]
(269) 2014/06/23(Mon) 10時頃
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[ディーンはオスカー>>224だとかいう青年の部屋の前に居た。 彼と自分とは身長がほぼ同じであったから、彼の服ならきっと着られるだろう、そう考えたのだ。
ごんごん、と。多少荒っぽく扉をノックする。流石に手は洗って来たのでインクは着かないろうが、服はそのままだから、彼が出て来たら驚くかもしれないな……とは、別に考えなかったけれど。 そもそも着替えられるのであれば、こんな事しなくて済むのだ。本当ならこんな姿誰にも見られたくないが一人くらい、仕方無い]
おい、居るか? 少し頼みたい事があるんだが。
[ディーンの記憶が正しければ、確か彼は随分厄介な病気を抱えていただろう。 だからといって、此処で引き下がるつもりもなかった。この格好でずっと居るのも、医師達に病衣をせがむのも嫌だ。 もし彼が出てこようとしなくても、出てくるまで扉を叩き続けるだろう]
(270) 2014/06/23(Mon) 10時頃
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[扉を開けば、色取り取りの紫陽花が飾られた花瓶、次いでそれを持つ幼馴染の姿>>268が目に入る。
彼が花を持つ姿など見たことがあっただろうか、と思い返してみるも記憶にはなく。それだけに、中庭での我儘を聞いてもらえたことが嬉しい。]
ああ。覚えていてくれたのか。
[ありがとう。と、珍しく素直に礼を言おうとすれば、眉を寄せた厳しい表情。
"怪我をしたのか"という言葉には返答をせずに、紫陽花の行方を目で追って、そのそばへと近寄る。]
不満…か…。
[取られたてに視線を落とし、指を彩る赤を見つめる。]
(@39) 2014/06/23(Mon) 10時半頃
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不安ならばある…さ。 ここを出たら、何処に行けばいいのか……。
[珍しいアルビノで、しかも年老いない。成長ホルモンの一時的な不足。と最初の病院で診断されてから、数年経っても一向に姿が変わる気配のない。
そんな彼の状態を家族が気味悪がったのは当たり前の展開で。 程なくして噂を聞きつけてやってきた、カルト的な団体にたやすく売り渡された。
逃げ出さないように、隔絶された教団での生活は、不便ではあったがそれよりも、自身と同じように不老になるために。と擦り寄ってくる人々の目が気持ち悪くて。]
家族が僕を金で売ったことは…… 聞いてるだろう?
[縋るように揺れる瞳で問いかける。]
(@40) 2014/06/23(Mon) 10時半頃
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ああ?
[一人酒を堪能しつつ酔いが深まってきた頃。>>270荒々しいノックを寝ぼけ眼で睨みつけ、その聞きなれない声を聞くと、白衣ではないと警戒心を強める。 ビール缶を机へ音を立てず置き、ナイフ片手にふらりと扉へ近付き耳を当て様子を伺うものの、動きがないと判断すれば、ゆっくりと扉を開き、即座に相手の首元へナイフを向けるだろう]
…何か用。
[衣服にこびり着いた黒の汚れがまず目に見えて、口実作りなら上々だな、なんて感心しながら。自分と同じくらいの身長の仏頂面を睨みつけて、突き放すように要件を尋ねる。 返事を待つまでの、僅かな時間に仏頂面をジロジロと眺めた感想も一つ、余計な言葉だけれど]
きったねぇ。
(271) 2014/06/23(Mon) 11時頃
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[一人で部屋に居ても何も変わらないと判断したクシャミは部屋から出る覚悟を決める。扉のすぐ右側に鏡がある事に気付くと頬を軽くパンパンと叩いた]
ま、大丈夫っしょ。会ってから考えよう
[元々楽観的な性格もあって、立ち直りも早かった
扉を出ると遠目に何やら話している2人(>>270>>271)を見かけたがわざわざ話しかけに行くほど誰かれ構わず行くわけでは無かった。視覚の事もあって刃物に気が付くことはなかっただろう もしも、もしもここで服についたインクや刃物に気付いていたならば話しかけていたのかもしれない]
1階…行こうかな
[先程の階段にはもしかしたらさっきの兄弟が居るかもしれない、と別の階段を使う事にした。誰かと話すために下手を出たのに極力人を避けると言うのはなかなか矛盾していると自分でも思う
1階について廊下をウロウロとしているととある部屋で女の子の泣き声(>>267)が聞こえた]
に"!?
[これは只事じゃないとノックもせずに扉を開けると、ベッドから落ちて折り紙を投げている幼女が目に映った]
に…ニハハ……これは一体どういう状況かにゃー?
(272) 2014/06/23(Mon) 11時半頃
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[何処に行けばいいのか>>@40と、その言葉に、今更今後について話していなかったことに気付く。 なるほど、確かにそれは不安だっただろう。そう思って説明をしようとすれば、続く言葉に遮られた]
……ああ、そうだな。 知っているよ。
[彼に聞かされたのか、他の誰かからか。 それは定かではないけれど、確かにそういう話は聞いたことがあった。……知りたくなかったと、そう思った記憶だけは、鮮明にあるけれど]
それが……どうか、したかい。 まさか、僕が貴方を売るとでも?
[貴方の家族のように。そう震える声で続けて、彼の瞳を見つめる。 縋り揺れる瞳に、自分は何を返すことが出来るのか。分からない。彼が何を望んでいるのか、心の機微に疎い自分には、理解できなかった。 変わりとばかりに、彼の手を強く握って。それが少しでも、彼の心を動かしてくれればよいのだけれど]
(273) 2014/06/23(Mon) 12時頃
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――ッ、
[最初はそれ>>271が何か理解出来なかったが、ナイフだと分かれば、ひゅ、と。喉が鳴る。 表情こそ変わらないものの、青褪めた顔色と小さく震える体は隠せなかっただろう。けれどそれを誤魔化す様に、キッと相手を睨み付けた。 此処のガキは本当に、碌な奴が居ない。関わらなければ良かったと、そう深く思い知らされた]
……随分なご挨拶だな。
[ぽつりと、相手に聞こえない様に悪態を吐いて]
この通り、服が汚れてしまってな。 病衣で良い。一つ、貸してもらえないか。
[彼が自分の服を見ている事は分かったから、汚れを示す様にシャツを撮んで言う。 観察する様な視線は煩わしかったが、こんな病院に居るのだから慣れたものだ。 見るなと言って、機嫌を損ねるのも面倒くさい。(そもそもこの時点で、人に物を頼む時の態度としては、既に落第点だろうが)
落とされた余計な感想には、ちっと小さく舌打ちを返して。 汚いなんて、自分でもよく分かっている。頼む立場でさえなければ、嫌味の一つや二つ言ってやる所なのだけれど]
(274) 2014/06/23(Mon) 12時頃
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[強く握られた手>>273。自分よりも遥かに大きく、骨張ったその感触に、戸惑いながらも腕の力を抜き委ねる。
信頼してもいいのだと、自分自身に必死で言い聞かせ。]
君が僕を売るなんて思ってない…。 それなら、いくらでも機会はあった筈だからね。
[信頼していると、任せると。 ただその一言が、口から出てはくれなくて、負け惜しみのように言葉を重ねる。
この病気に罹って、失ったものは余りにも大きい。]
でも、僕は外の世界を殆ど知らない。 病が治ったとして、どこに行けば良いか。 わからないんだ。
[子供のように震える身体。もしも自分が本当の子供ならば、縋ることも出来るのに。 そんなことを考えながら、握られた手に言葉を落とす。]
(@41) 2014/06/23(Mon) 12時半頃
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[調子の戻ったマリーに楽しみにしてるね、と伝えるとゆるゆると立ち上がる。お酒といえば、葡萄酒がなくなっていたんだっけ、なんて。
離れても尚身体にまとわりつく甘い香りに、複雑な感情を抱く。無い物ねだりだって、分かっているんだけど。]
ーーさて、わたし、そろそろ行くね。
[特に理由は無かったがどこへ、とは言わなかった。手をひらひらと振ると、扉へと向かって歩みを進める。
重い扉を押し開け、再びマリーに目をやるとまたね、と微笑んで。]
(275) 2014/06/23(Mon) 12時半頃
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[手当たり次第に折紙を放り投げながら、癇癪を起こして泣いていると人の気配がした。こんなところを怖い先生に見つかったら、きっと怒られて踏み潰されてしまう。 びくりと肩を震わせて、涙でべしょべしょの顔を扉の方に向ける。]
あ……にゃーにゃのおにーちゃん。
[犬は大きくて怖いけど、猫ならば大きくてもきっと怖くない。 床に腹ばいになったままでも、はっきりとわかる特徴的なそのフード>>272に、てのひらでゴシゴシと涙を擦りながらにっこり笑う。]
ベッドがおふとんだったはずなのに。おりたらおっこちたの。 おなか、ぺたんてぶつけたの。
[拙い説明。自分の病状を説明することは、まだうまくできなくて。 それでも精一杯の言葉で伝えたその説明は、彼に理解してもらえただろうか。]
(276) 2014/06/23(Mon) 12時半頃
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ー1F廊下ー
[食堂を出て扉が閉まると、大きく息をはく。欲深い感情、嫉妬、醜い感情を落ち着けるように。]
(……多くを望んではいけないのに。)
[自らの病気を知った時から常人の幸福のほとんどを放棄せねばならないと理解していたのに。なんで今更、と力なく自虐的な笑みを浮かべる。]
(こんな感情、忘れなきゃ。)
[このままでは病気の進行を早めてしまう、そう考えるとのろのろと売店へと歩み始めた。酔えば少しでも頭が麻痺して楽になるかな、なんて安易な考え。]
……急ごう。
[ぎゅ、と苦しくなる胸を抑えると、ぽつりと呟いた。]
(277) 2014/06/23(Mon) 12時半頃
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[睨んでくる仏頂面をしげしげと眺めていたけれど、僅かに漏れた吐息と顔色と震えと、それに対する変わらない表情に、何か違和感を感じながら。]
はっ、お前みたいのはきっと刺せないな。
[要件を聞いた後、まじまじと観察した結果の推理を相手に聞かせてやる。殆ど煽りのようになったけれど。 殺すにしても、刃物なんかで直接手を下してこないだろう]
[酔いのせいか、微睡んだ目で仏頂面を最後に一瞥しナイフを下ろし、易々と背を向けて部屋の中へ。 たった数歩の距離にある机の引き出しに手をかけ、一番上へ置かれた黒いトレーナーを引っ張り出すと仏頂面へ投げて寄越す。ナイフも持つ手と反対の左手で缶ビールを持ち上げると、ベッドの上に脚を組み、完全に舐めきった態度で再びビールにちびちび口をつけ]
もーいい? まだ何か御用?
(278) 2014/06/23(Mon) 12時半頃
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ニハハ、面白いにゃー
[幼女の説明(>>276)は正直理解が追いつかなかったが、ベッドから落ちたのと、お腹をぶつけたと言うことは理解出来た]
(こんな小さい子まで…)
[特に可哀想と思うわけではなかった。ただ、こんな子でも病気にはかかってしまうのだと、世の中の不幸を呪った]
僕クシャミって言うの。ニハハ、よろしくねー 外には出ないの?
[近付きながら手持ちのお菓子を幼女に差し出す。誘拐現場とでも見られたら大変だが、この時間どの医者も来るわけじゃないだろう。それよりも、この子が何故こんな状況なのか、が気になって仕方なかった]
(279) 2014/06/23(Mon) 13時頃
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[弁解めいた反論>>261を眠たい目で見おろして。 曖昧に濁らされた誤魔化しに片眉を僅かにあげて。 それから薄く鼻で笑った。すぐ、ムキになる。
結局そんな所も似通ってはいるんだろうけど。]
…何がどう、役に立つっつーんだよ、
[情報。データ。医者にとっては必要なんだろう。 僕にとっては、そうじゃない。実験台か何かか。 お決まりじみた不満が腹の底で苛立ちと共にどろどろと溜まる。 腹が立つのに眠いから、馬鹿みたいでそれも腹が立つ。
放られた飴玉を掴み取った片手を、そのまま思い切り傍らの壁に打ち付けた。骨まで随分痛んだけれど、お陰様で眠気も幾らか晴れる。 手を握っていられなくなって飴玉はぽろりと落ちたけど。 回診を避けられたのだから、こんな所に蹲ってる必要はない。 相手が立ち上がれば、自分もそれに続いて重たい腰をあげる。 ついでに落とした飴も、無事な方の手で拾ってく。]
(280) 2014/06/23(Mon) 13時半頃
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[彼の腕から力が抜ければ>>@41ほうとため息をついた。 少しでも信頼されているのだと、そう感じ取る事が出来て、その事実に深く安堵する]
……それなら、良かった。
[そう言いつつも、重ねられる言葉に、痛ましげに目を伏せて。 彼が言葉を吐き出すたび、二人を隔てる壁が厚くなっていく錯覚を覚える。 本当に信用してくれているのか。そう尋ねてしまいたいのに、そんな事、出来る筈も無く。沈んだ表情は見せまいと、淡く口元を引き上げた]
ああ、安心してくれ。 貴方の行き先は、ちゃんと僕が確保してあるよ。
[震える体を見て取れば、安心させる為に笑みを深くする]
知り合いに……いや、僕の恩師のような人なんだけれどね。 彼のやっている病院で、病の経過を見てくれると言っているんだ。
[だから、心配する事など無いのだと言いつのる。 彼の病に問題が無いと確信が持てた日に、迎えに行く、と。続くはずだったその言葉は、伝える事は出来なかったけれど]
(281) 2014/06/23(Mon) 14時頃
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[煽りの様なその言葉>>278に、寸の間目を見開いて。事実そんな事が出来る程大それた性格はしていないけれど、馬鹿にされたと腹立たしくなるのは仕方が無い事だろう。 無警戒に向けられた背中も、妙に苛つく。どうしてこんなガキに馬鹿にされないといけないのか。 ただ服を借りに来ただけなのに!]
……どうも。
[投げつけられたトレーナーをどうにか受け取る。取り落としそうになった事は恐らく、バレなかっただろう。 百歩譲って、物を投げて寄越すのは許そう。此方は下手に出なければいけない立場だ。 けれどベッドで足を組み、ビールなんぞを飲み始めた相手に、とうとう我慢が出来なくなった]
(282) 2014/06/23(Mon) 14時頃
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[怒りのままに近付くけれど、表情には出ないから、きっと相手は何故迫ってくるのか分からないだろう。此方が危害を加えないと思っているなら尚更だ。
その不意を突く様に、靴を履いたままベッドに乗り上げ、ナイフを持つ右手を強く踏みつける。万が一にでも、それを此方に向けられては堪らない。 右手を踏みつけるのを足から膝に変えて、自分と変わらぬ体躯に乗り上げた。男にしては軽い方だが、それでも身動きを制するくらいは出来るだろう]
余り大人を嘗めるなよ。 痛い目に遭う事になるぞ。
[こんな風に、と。無理矢理唇を釣り上げて。精一杯の嘲笑を示す。 ついでに彼の持っていたビールも奪い取ってやって、抵抗が無ければその頭にぼたぼたと降り注ぐだろう]
(283) 2014/06/23(Mon) 14時頃
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はいはーい♪ 「またね、レティーシャ」
[ひらひらと手を振る少女>>275に、その存在を主張するような派手な腕輪の乗った左手を振り返した。
「またね」 些細ではあるけど、約束である。 こんな言葉をお得意様以外に使ったのはいつ依頼だろう]
…はぁ
[あんなに賑わっていた食堂も、今は自分ただ一人。かち かち と、時を刻む時計の音が響き渡る程に静寂である。]
(284) 2014/06/23(Mon) 14時頃
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(純真…優しさ…)
[生きる事で精一杯な自分が知らない間に無くしていた物。 狭い訳ではないけれど。こんな小さな病院のこんな小さな食堂で巡り会えるとは思っていなかった。ちくりとした胸に、手を当てる]
(痛み…)
[生きる上で追い詰められた自分が知らない間に無くていた物。 先程の錯乱で引っ掻いた手首を、腕輪の上からそっと撫ぜる]
さて…私も…行きましょうかね…
[自室に帰るもいいけど、このままふらついてもいい。 どうしたものか、と彼女は席を立った。椅子が地面を引きずり音を立てる]
(285) 2014/06/23(Mon) 14時頃
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とりあえず…出ましょ…っと。 [空になった紙コップをゴミ箱に投げ入れ、つかつかと音を建てて食堂を後にする。廊下に彼女の足音が響き渡る 動悸は既に収まっていた。荷物入れを開けると、所々赤黒くなったハンカチを四角く畳み、丁寧に仕舞う。これは洗っても落ちないだろう…]
(286) 2014/06/23(Mon) 14時半頃
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[>>283距離を詰めてくる相手には対して気になりもせず、また缶に口を付けようとしたところに、右手を踏みつけられる。 ベッドに押し付けられてものの硬い靴底が手の甲を踏みつけ、関節も良からぬ方へ捩れる]
!、が…ッ、…てめぇ何しやがる!どけ!
[予想打にしていない仏頂面の行動に反応が遅れる。右手を抑えるのが膝に移し替えられたために、自然に近付くその顔を睨みつけて、早口な怒声を浴びせる。 つい身体も傾いてベッドへ倒れ込み、つい離してしまった缶ビールも取り上げられ、降りかかるビールに反射的に目を閉じて耐える。
髪も随分濡れてアルコールの匂いが気持ち悪い。垂れる液体の隙間から、悪意のこもった嘲笑を睨みつけ。 無様で屈辱的で、頭に血が上る。空いた左手で胸ぐらを掴んで右手で殴ろうと思えたけれど、きっと抵抗虚しくバタつくだけに終わるだろう。振り落としてやろうと足掻いてはみせる]
…覚えておけ。 背後には気をつけるんだな!
(287) 2014/06/23(Mon) 14時半頃
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