127 おまっ彼女できたんだって、おい木村
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ククク、馬鹿め、その中国クラリッサは我らクラリッサ四天王の中でも一番の小物。
カイル…様…男…ライバル…
え?トレイル様とカイル様が…好き…ライバル…多い…(ポソ
ザザ…ビー…ザザッ…
[部屋のラジオがいきなりついて]
停電48hは流石になげーかなー大丈夫かなーと不安におもってる神です。
コミットしちゃう?って案もあるのでお答えいただけたらな〜と…
6人以上コミットOKだった場合はコミットしちゃいますね。
情報欄のコミットの項目が、
「多数の人が「時間を進める」を選択していますが、全員ではないようです」
になった時点でコミットいたします〜。
(#0) 2013/06/17(Mon) 01時半頃
俺が好きなのはボリスに決まってんだろ
いわせんなよ恥ずかしい
/⌒ヽ
/´_>`)<それは無いかな
| J J
∠__ノ
ミナカタ様は、沢山の恋心を育てている…(フムフム)
[”恋心大事に育ててんの”は聞いていた。]
うわっ すっごい恥ずかしい!
コミットって全員揃わなきゃできないじゃん!
キャハハキモーイ(AA略
久しぶりに使おうとしたらすっかり忘れてました。
全員揃ったらコミットねー
(#1) 2013/06/17(Mon) 02時頃
[混乱の中、聞こえてきた一言
「…俺が好きなのは露蝶だよ。」
暗闇の中だが、はっきりしたその声に頭が一瞬真っ白にな
る。]
(…ミナカタ様は真琴様が好き。そんな気はしていました。
でも、何故でしょう。とてもショックですが…涙はでません。
むしろ…)
[クラリッサは、初めてミナカタを見た時、兄と勘違いして大泣きした。兄の面影を見ていたのだろうか。失恋したにも関わらず、胸が痛くない。そう、むしろ…]
応援したい…(ポツリ
[ミナカタの気持ちを知った今、彼らの幸せを考えている自分がいた。そう思うと胸が暖かくなっていた。]
(こんな風に思えるなんて…。私は素敵な人に恋をしたんだ。)
ミナカタ様…ありがとうございました…
[その小さな声は、賑やかな声たちにかき消された。いや、それで良いと思った。
クラリッサは暗闇の中で、優しく微笑んでいた。]
……
[たまたま近くにいたからだろうか。
クラリッサの声が聞こえてしまった。
眸を細め、薄ら笑むと]
ん
[クラリッサの背中に手をそっと添えて
さす、さす、と優しく撫ぜた。]
[背中に何かが触れた]
ぴぎゃ!…(な…え?背中…?あれ?)
ど、どうも…
[訳も解らずお礼を言った]
[壁を背にして座っていた男の前を、誰かが通る気配がした。その人物の動きに集中していると、やがて部屋の隅の方で落ち着いた。この部屋がまだ明るかった時も、そういうところで小さくなっていた人間を、一人だけ知っている。
男は聞かねばならないと思った。彼女のためにも、自分のためにも。深呼吸をひとつして、男は静かに問いかけた。]
なあ、なんでサイモンと別れるなんて言うんだ?
[暗闇のなか、小さく息を飲む音がする。]
[手探りでエアコンのスイッチを押して
最低温度に設定した。
数分後には、夏なのに極寒の部屋になるだろう。]
―なんでサイモンと別れるなんて言うんだ?
[体に緊張が走った。
先ほどのように考え事をしながら、ぼんやりと周囲の空気に浸っていると、誰かが近くにいるのを感じた。
この盛り上がりの中だ、誰も自分のことなど気にも留めていないだろう。
そんなことを思いながら壁の花を決め込もうとすると、その視線が自分を捕えた、そんな気がした]
………っ!
[同時で発せられた言葉。それは、最初にこの家を訪れた時にも聞かれた問い。
そして、サイモンと話すべきことだからと突っぱねた問いだった]
(もちろん、今でもサイモンと話すべきことだと思っている、だが…)
部屋の隅で座り込んでくれていた自分に、話しかけてくれた人がいた。
一緒にコンビニに行こう、そう言ってくれた人がいた。
自分がお菓子を買うと、たいていの人は眉をひそめるのに、「いっぱい買ったね」そう言って笑ってくれた人がいた。
サイモンと別れるなんてダメだよ、と自分のことのように他人の幸せを応援できる人がいた。
サイモンのことが好きで、泣きながら微笑む人がいた。
ほかにも、たくさんの…パーティーを催し、笑ったり、騒いだり、そして祝ってくれる人がいた。
………そして、カミサマがいた。
彼らが優しい人たちだと知ってしまった今、「関係ない」と口を閉ざすことはもうできそうになかった。
[幸か不幸かこの停電も。
相手の顔も自分の顔も見えない特殊な空間が現実味を失わせ、彼女の心を一押しした。]
そうだな。みんなには世話になった。
…つまらない話だが聞いてもらえると嬉しい。
[自分の言葉が予想外だったのだろうか。
対面の人間が少し動揺するのがわかった。]
(私も…緊張している)
[心臓の鼓動がはっきりと感じられる。
その事実を知ってから、ずっと自らの内だけで秘めてきたことを、覚悟のこと言葉に乗せる]
まずは改めて自己紹介をさせてもらう。
私の名前は木村カリュクスという。
[昔、暗闇の中で”お兄ちゃん”と泣き叫ぶ自分と今の自分が重なった。]
[いい雰囲気。
それは真摯に、心をぶつけるから生まれる。
クラリッサの応援する、という言葉を
他人事としてぼんやりと聞いて
恋とか愛とか好きとか嫌いとかって何だろうと思う。
自分は何もしていない、何も]
私とサイモンは、兄妹なんだ。
[言葉にしてしまえば、とてもバカバカしく、傍から聞くとベタで、何年前のドラマだよ?と笑い出したくなるようなこと。それでも。]
…別れるのには、十分な理由だろう?
[そんなバカバカしい理由のせいで、自分はサイモンと一緒に歩むことはできないのだ]
[目の前の人物の驚愕したのが分かる。
もしかして、ほかの誰かも聞いているかもしれないし、いないかもしれない。
だが気にせず彼女は話を続ける。
暗闇が続くこの状況を逃せば、もう話せない気がしたから]
私は、小さいころ…私はこの家に住んでいたことがある。
元から確証はあったが、この家に通されて、懐かしいと感じた。やはり過去に私が住んでいたのはここなんだ。
そしてその家には、少しだけ年上の、「お兄ちゃん」がいた。
お兄ちゃんはとても優しくて、一緒にいてとても幸せだった。
毎日がとても幸せに満ちていた。
だが、そんなときだ。
ある日、突然一組の男女が現れ、私にこう言ったんだ。
「こんにちは。あなたの、お父さんとお母さんだよ」と。
そこから先はごくごく普通に。
優しい両親のもと、私は一人娘として大切に育てられた。
正直この思い出はとてもかすかな記憶で、本当だったかどうかも忘れていた。
夢、妄想の類なのではないかと、最近まで思っていた。
とあることからネットでやりとしていたサイモンと付き合うことなった。
あるゲームで出会ったんだが…サイモンはすごかったんだ。村人なら、狼を推理して当てて皆を説得し、狼なら完璧な白狼を演じ切り、みんなの信用を得て!そしてまとめ役の時はすごかった、なんといっても…!
こほん、その流れで写真を交換した。私たちはすぐ会える距離にはいなかったから。
……懐かしい。
写真にうつるサイモンに、強く感じたと同時に、今までおぼろげだった記憶が急に形を成した。
最初は信じていなかった。信じたくなかったのかもしれない。
私達はそのままネット越しに付き合いを続けた。
ある日新作のゲームの話になった。
「幼いころに離れ離れ合った兄妹が、偶然再会する話」
少しドキッとしたが、そのことに対してサイモンが言った言葉に、息が止まるかと思った。
「自分も幼いころ、似たような経験をしたことがある。大切な子と、離れてしまった思い出があるんだ」
もう、自分をごまかしきれなかった。
サイモンにこのパーティのことは事前に聞かされていた私は、彼の住所を知っていた。
まさかと思いつつその住所付近をぐーぐるまっぷで検索した。
小さすぎてはっきりとは覚えていないが、確かに見覚えのある風景だった。
確信した、するしかなかった。
……だから私は、今日ここに来た。
決着をつけるために。
[自分は彼女の多くを知らない。
知ろうとしなかっただけなのかもしれない。
自分に合わせてくれているのは知っていたし、
無理しなくていいのに、なんて思ってもいたけれど
なんとなくずるずると彼女の本音を聞けないでいた。
笑ってればそれで楽なんだ。
何も考えなくていい。
だけど、本当にそれでいいのかな?
彼女は……わたしといて、たのしいのかな?]
[驚いた。
何にって、まず白い子…いや、カリュクスか。話してくれるとは思わなかった。あんなに思い詰めていたから、きっとサイモン以外には話す気はないと思っていた。ポツリ、ポツリと語り始めるカリュクスの言葉からは、彼女の覚悟がひしひしと伝わってくる。そして、]
「私とサイモンは、兄妹なんだ。」
[驚かない方が無理だろう。]
(なんだその兄妹って。安いメロドラマかよ。)
[現実味のわかない、現実。話しているカリュクス本人は、淡々と、ただ事実だけを述べていく。その言葉に悲しみや苦しみは滲んではいない。だが、それが逆に男の胸を締め付ける。どんな言葉をかけても、彼女の溝や傷を埋めることは誰にも出来ないのだ。サイモン本人以外。]
……そうか。
[男はそう呟くことしかできなかった。]
[次に男の頭に浮かんだのは、真琴のことだった。
彼女は今、この暗闇の中で何を想っているのだろうか。
サイモンとカリュクスが兄妹だと知って、ホッとしているだろうか?
いや、彼女はそういう子じゃない。そういう子だったら、自分はきっと惹かれていない。
だとすれば、きっと、カリュクスのことを想って心を痛めている。]
(……そばに、いてやりたいな)
なあ、ごめん。
あのさ…。
……何か、妙に肌寒くないか……?
……ぅして…
[暗闇の中、近くのソファーに身体を埋める。
抱きしめられた感触。
息遣いに体温。
何もかもが鮮明に残っていて。
「ごめん、忘れて」
そう、言っていた。
彼は私を私と気付いていたのだろうか。
別の誰かと間違えていたのじゃないのだろうか。
そう思おうとして、けれど何処かで気付いている。
気付いているから、解らなくて。]
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