218 The wonderful world
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…!? えっ …えっ!?
[見上げたら羽根をぱたぱたするカエルが
なんだ これ おもちゃ?は?
はっ と文面が「ノイズという化け物」脳に浮かぶ]
(211) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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ちっ… クソが!!
[ソル・イクリプス通りの雑踏の中、 平然といる"異物"とは別方向へ駆け出す。 バッジは握りしめた儘。
空いた手の爪をぐっ 唇に押当てて 舌打ちをした]*
(212) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/03/05(Thu) 03時頃
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[アルバートの言葉>>185に、固まった表情をわずかに崩す。]
契約成立だな。
[掴まれた手を、しっかりと握りかえす。 一瞬の立ちくらみ。つながった、微かな感覚。]
俺はルドルフ。 アルバート、お前の兄だ。 …もう忘れんなよ?
[そう名乗ることに、むずがゆいような違和感を感じながらも 悪戯気に笑って付け加えれば、ノイズたちへ振り返り 異形のものどもに、好戦的な視線をむけた。]
なんだかようやく幽霊から生き返った感じだな…。 じゃあ悪いが倒させてもらうぜ。 俺は今、ちょっぴり機嫌が悪いんでねッ!
(213) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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──C,ソル・イクリプス通り:モルコ前──
[参加者の右手の平に痛みを伴った熱と共に浮かび上がる数字。デジタルタイマーを彷彿させる其れは、刻一刻とゼロへ向けてカウントダウンを行う。 そんな中、騒ぎ慌てふためく参加者の姿を見てドナルドはクスクスと笑っていた。彼の側を見れば其処には相方が居らず獣≪ウルフ≫に狩られる参加者、爬虫類≪カエル≫に囲まれもがき消える声……そしてこの場面ではとっておき、巨大な爪が特徴の猛獣≪クマ≫が“運の無い奴ら”に襲う様が見えた事だろう。]
馬鹿だネ〜、ノイズは契約を結んでない者を襲うのサ
[ドナルドは黄色の飴玉が付いた棒を口に咥えて歩く。 その先は、ヨミフクロウ像…その側だ。]
(@52) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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[言いながら向かってくるノイズのどてっ腹を蹴りつける。 さっきとは違う確かな感触に、思わず口角が上がる。 ノイズはそのまま甲高い声をあげながら転がっていった。]
ン、効いてるみたいか
[満足そうにそう言いながらも、飛び掛かってきた 別のノイズを両手をクロスしてガード。 やはり重いが、先ほどのそれよりは幾分かマシに感じる。 短い叫びの後、力任せに振り払い地面に叩きつける。 地面に潰れたカエルを更に蹴り飛ばせば、それこそノイズが走るようにその躰が崩れていくのが見えた。
そうしてノイズをいなしていけば、少しずつその数が減っていく、 …が、それにしてもあまりに数が多い。 武器も無しに戦うのは、流石に骨が折れそうだ。]
(214) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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…前言撤回。 逃げるぞ、アル!
[そう叫ぶと後ろにいたアルの手をとり、 ノイズとは逆方向に駆けていく。 非難の声が聞こえたような気がしたが、勿論聞えないふり。 ノイズ達も先ほどのような執拗な追跡はしてこないようで そのままアルが抵抗せずについてきたならば、なんとか逃げ切れただろう。**]
(215) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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[何処か困惑した様子で、けれど、確かにその手は伸ばされた。あの時の冷たい水の中とは違う。握られた手>>176は確かに温かかった。
そうして、伸ばした手、その指先が、彼の腕にはめられた銀色の腕時計にわずかに触れる。 その途端、それはまるで幻だったかのように掻き消え――
自分の背後、黒いカエルたちの方で、ボコン!と鈍い音が響いた。 バラエティ番組なんかでよく耳にするであろう、響く、安っぽいその音は、そう、紛れもなく――
金盥の落ちる音、だ]
(216) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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[風呂桶程の大きさもなく、酷く薄っぺらいそれでも、カエル相手ならばそれなりに効果はあったらしい。 うまく脳天を直撃したのが僥倖だったか、1匹のカエルの動きが止まる。
現れた金タライ。そしてそれと“引換え”になったかのように消え失せた、銀色の腕時計。 瞬時に理解する。これが自分の能力――サイキックなのだ、と。 何時か本で読んだ『錬金術』なんて単語が頭を過るけれど、あんな便利なものでもないらしい。 もう少し使ってみないと何とも言えない、が。
それはさておき。 あの時計、少々値段が張ったと聞いたけれど、背に腹は変えられない。必要経費、というやつだ]
(217) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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──A,サプライズガード周辺・ヨミフクロウ像──
あんれま…?死神誰も配置されてないとカ。 もしかして馬鹿がどっか散歩したトカ?
[な訳ないカ。多分目先に良い鴨が居たのだろう。 ドナルドは舌の上でコロコロと飴玉を転がす。 いずれ噛んでしまおうかと思うのだが、折角の檸檬味は取っておきたいものだ。]
…まぁ、良いケド。俺の仕事もーらいットネ?
[ヨミフクロウ像と、すぐそばの路地を結ぶ道を睨む。 掌に握り締めた『蒼い星のバッジ』に力を込めれば、 激しく、冷たく、鋭く、硬く、美しい【氷の壁】が 生み出されるであろう。それはモナコ方面に一つ、 もう一つは都道平坂架道橋方面に一つ。]
(@53) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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[何にしても、非力な自分ではトドメを刺すことは難しいだろう。それを何となく察する。こんな時は、机を運ぶのにすら苦労する自分が恨めしい。
かくなる上は、だ]
先生、トドメ刺して! 先生も、何か出来るんでしょ?
[彼の能力が、戦闘に向いたものかも分からない。もしかすると、自分と同じような牽制程度の能力かもしれない。 半ば賭けに近いが、これ以上逃げ回る気力も体力もない。故に、今のところ頼れるのは、このひょろ長い担任だけだ。
何処か祈るような気持ちで彼を仰ぎ見る。あぁ、相変わらず、無駄に背が高いのが妬ましい**]
(218) 2015/03/05(Thu) 03時頃
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壁解除条件、パートナー契約…だかんナ?
パートナー契約出来てない人は俺のノイズ≪ウルフ≫が 噛み付いちゃうからそこんとこヨロシク。
[ヨミフクロウ像に寄りかかる。 さっきまで其処に仮面付けた同志がいるなんて知らず。 まあ、側に参加者来る者ならばノイズ≪ウルフ≫を 放って哀れな犠牲者を増やすだけ。]
──この世界では一人では生きていけまセン。 コレ、ジューヨー。
(@54) 2015/03/05(Thu) 03時半頃
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―C地区 A地区付近へ ―
はぁっ はぁ… っう!!
[ いつまで追ってくるつもりだこの化け物。 体力のなさが悔やまれる。
息を切らして、道ゆく人々に邪魔されて 妹との買い物までマトモに歩けない歩道。 今は阻害するものがなくて
『死』
現実のような異物 すり抜ける人々が其れを語るようで 虚しく、キャラメルに映る雑踏は色を失くすよう
ずき 白い肌の手の甲に表示された赤い数字 カウントダウン ]
(219) 2015/03/05(Thu) 03時半頃
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アァ!!!!! くっそ!うっぜぇ!!!!!
[殴りつけるのは表示された数字。 意味もなく 手の甲にじんわり赤が染まったら
また迫る影に、切らした息を携えたまま走る]
[パートナーを探さなければ。 誰か。 走り続けて ホテルヒラサカが丁度見えたところ、
──ああ、記者会見やったっけ。あいつと──
此方に向かう影 見覚えのある 記憶のある限り、最後にあった そう、ここで今思い出した アイツ── ]
(220) 2015/03/05(Thu) 03時半頃
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──"ケイ"!?
[彼の後ろの蛙に お前もかよ 汗をぽたり垂らして 苦い顔
"彼も死んだ" 奪われた酸素の分頭も回らず 仕事の呼び名で無意識に
ただ 少ない体力を振り絞って、駆け寄った]*
(221) 2015/03/05(Thu) 03時半頃
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―――モルコ前・均衡が崩れる時―――
[どれくらいの間、この膠着状態が続いた頃だろうか。 ひとつの声が、不意に鼓膜を揺らした。 朗々と、そして堂々と響く、若い男の声>>165。 浮かぶ色は、この場にそぐわない歓喜。 それが自分へ向けられているような気がして。警戒はとかないまま、ちらりとソイツに視線へ流した。]
……お前、見えんのか?
[金色に輝く髪を視界の端に捉え、短く問う。状況確認はその一言で十分だろう。 勘違いなら、状況は何ら変わらない。 ただ、もしもコイツが同じ境遇なら―― 淡い期待は、果たして叶うだろうか。ちくりと痛む手の甲を気にしながら、考えを巡らせる。*]
(222) 2015/03/05(Thu) 03時半頃
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[くらり、一瞬視界が歪んで。パズルのピースがぴたりと嵌まったかのような感覚。]
兄、さん…?
[まさか血の繋がった兄弟だったとは。 だが、自分は一人っ子だった筈で…?
呼び慣れない呼称に僅かな違和感を感じながらも、“弟”に向ける、慈愛の籠もった目を細めて笑う彼に、懐かしさと気恥ずかしさに似た感情が湧いて。 仕方ないなぁって副音声が聞こえてきそうな『忘れるな』との言葉に、こくりと縦に首を振った。
その時頭を過ぎたのは、メールの文面にあった『一番大切なものを徴収した』という一文で。てっきり物だとばかり思っていたが、もしかしたら記憶…なんてこともあるのだろうかと閃いた。 失って困るものなんて、僕には無いと思っていたのだが…]
(223) 2015/03/05(Thu) 08時半頃
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[ノイズに宣戦布告をするルドルフの背を見詰めて。>>213 ただ守られているだけにもいかないと、敵を見据えた。…が、しかし。
( サイキックって、どうやって使うの…? )
戦うぞ!となったのは良いが、ペアになったからといって、大きな変化もなく。 殴る蹴るという物理的攻撃をしている彼と同じことが自分にもできるかと聞かれれば、答えはノーだ。対人間の護身術くらいしかできない。
奴等は、ルドルフに阻まれて僕の元まで来ない。 見事に守られている現状に、どうしようと頭を悩ますだけで、何の役にも立たず。せめてそこらにあるSALEと書かれた旗を拝借しようかと考えていた時、くるりと身を翻した彼に手を取られた。>>215]
(224) 2015/03/05(Thu) 09時頃
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えっ…、ちょっと、待っ…!
[それは、突然の行動で。
予期していなかったために足がもつれそうになったが、それも引かれる手のお陰で直ぐに持ち直した。
あのまま戦うよりは、一度退却した方が僕にとっても好都合。 少しばかり速いスピードに合わせるよう、必死に足を動かして。 雑踏の中を、二人 駆ける。
向かう先は──… **]
(225) 2015/03/05(Thu) 09時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/03/05(Thu) 09時頃
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――………、 ……にい?
[ガスマスクから聞こえたのは予想もしていなかったすごく耳馴染みのある言葉。 彼が、私と兄に何故か詳しい不審者って可能性も捨てきれない。 が、パーカーに、頭を撫でてくれる仕草に、兄の面影を感じて。 そう考えるよりも目の前の人物が兄だと考える方が自然に思えてくる。 ――それならば何故、私も、兄も“死んでいる”のか。ってことになるんだけれど。]
―――………、 ……わから、ない。
[彼がいう“強盗”も“あいつ”にも心当たりはなく、小さく首を横に。 思い出そうとすれば得体の知れない黒い靄がそれを阻止しようと形を変えて。 真実に辿り着くことを許してはくれない。
なによりも目の前の其れらがそんな暇を与えてくれるだろうか。 とにかく今はこの“ゲーム”をクリアすることの方が先決だ。]
(226) 2015/03/05(Thu) 09時半頃
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―――あ、
[ゲームをコンティニューすれば普段とは違った画面。 今肉眼で確認出来る程度のマップに赤い丸がふたつと黒い丸がひとつ。 “本当にゲームと一緒だった”なんて頭を撫ぜる兄に告げれば、此方に近づく黒い丸を目で追い。]
―――………、にい、あぶない、よ。
[顔も上げずに呟き、がちゃがちゃとコマンドを入力する。 もしも操作方法が変わっていないのならばこれで何か起こる筈だ、と最後のボタンを押し込んだ刹那。 手にしているゲーム機から青白い電流が漏れ出し、近くの黒を薙ぎ払った。]
(227) 2015/03/05(Thu) 09時半頃
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むぅ……まあ、そうなっちゃいますよねぇ〜 またさくらが最下位なのかなぁ〜 もうきーちゃんの底なし胃袋にお金使うのやーなんですけどぉ〜……
[あっさり蹴散らされたノイズ達を眺めながら彼らに届かぬ音量で呟いた。 元より参加者と『遊ぶ』事を重視する櫻子のポイント成績は芳しくない。常に消滅するかしないかのギリギリラインだ。 ゆえに仲間内でのゲームでも下位常連、罰ゲームも当然常連である]
せめてぇ〜、ドナくんがじゃっくんがすかーんとやってくれればいいんですけどぉ〜……
[ブツブツ唱え手拍子ひとつ]
(@55) 2015/03/05(Thu) 10時頃
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おっめでとうございま〜す!!
[手拍子と一緒に現れたのは彼らの行く手を塞ぐ見えない壁。 その壁を眺めながら笑顔と大げさな身振り手振りで彼らに声を張る]
メールにも書いてあったと思いますがぁ〜 無事にパートナー契約を果たしたあなたたちはぁ〜 今までみたいに無尽蔵にノイズちゃんに襲われたりしません〜
でも残念〜 契約だけではぁ〜ミッションクリアではないのですぅ〜
(@56) 2015/03/05(Thu) 10時頃
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さてさてここでぇ〜 さくらからのスペシャルミッション!ですよぉ〜
パートナー契約をしたあなたたちには〜 ノイズちゃんがシンボルになって見えてる筈ですぅ〜 そうですねぇ、初めてなのでぇ〜
シンボルふたつぶん!のノイズちゃんを倒せたらミッションクーリア! その壁もぱきーんと消えてなくなりますよぉ〜
時間内にぃ〜抜けられるといいですねぇ〜 それではさくらはぁ〜別の参加者さんと遊んできますねぇ〜
良いゲームを〜
[言い残して彼らに背を向け]
(@57) 2015/03/05(Thu) 10時頃
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……まあ、逃げ道ぜ〜んぶ塞いじゃった訳じゃないから 逃げようと思えば逃げられるんですけどぉ〜
[背を向け呟いた言葉は当然彼らには聞こえない声で。 それに気付けるかどうかは彼ら次第だ**]
(@58) 2015/03/05(Thu) 10時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/03/05(Thu) 10時頃
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…別にこれくらいちょろいケド、人に会えないのはさすがにきっついよねェ〜
[ ライブのために鍛えた身体がそう簡単に息切れしたら困る。ずっと踊りっぱなしの上に趣味でバスケをしているから走り続けることには慣れていた。 ]
っ…痛ェ
[ >>#14 ───… ズキン 走っている途中、手の甲に痛みが走る。 それは何かが刻まれるような感覚、ちらりと視線を移せば…それはカウントダウンのようだった。 ]
……悪趣味だよねェ
( 死んだら終わり、それでいいのに…こういうことされちゃうと生き返りたくなるよなァ〜 )
[ はあ と一つ溜息を吐くと、クレープ屋の辺りまで来た頃…
>>220 ふわりふわり 星屑でも振り撒きそうなくらい綺麗に染まった金色が見えてきて。 ]
(228) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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[ それは紛れもなく ───… 自分が大嫌いで仕方ない“ 事務所の後輩 ”だった。
デビューした日から共に仕事をしたことを、綺麗さっぱり忘れている。それでも、変わらないある種の
──────… “ 執着 ”
金色を見て内心どろどろとした感情に襲われながらも、背後に自分と同じモノを憑けていることに気付けば… ]
( なに?アイツも死んじゃってんのー? )
[ 本当は気に入らないけど、もう契約してしまおうか。それがお互いのためになる。時間も限られているのだから。
そうだろう?賢いよな。
>>221 「ケイ」なんて呼ばれれば馴れ馴れしいと、こっそり嫌悪しながら彼と同じように互いの距離を詰めて。 ]
(229) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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“ シイナくん! ” 契約…っ!
( 何でケイなんて呼ばれてんだ?直接的な関わりはそんなに無ェのにさ )
[ 薄い唇から紡がれた言葉に、相手は違和感を感じることはあっただろうか。プライベートでは苗字で呼んでくる相手とは違い、仕事以外でも馴れ馴れしく下の名前で彼のことを呼んでいた濡羽色。
ほぼ初対面に近い彼を、下の名で呼ぶなんて 気色悪くて鳥肌が立ってしまいそう。 ]
( 自分が売れっ子で先にデビュー出来たからっていい気にでもなってるの?先輩は俺なのにさ )
(230) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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[ 嗚呼 気に入らねェ…
“ シイナミヤビくん ”
俺は、 君のコトが、
すっごく すっごく すっごく すっごく
気に入らないよ ]
(231) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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ーD・モルコ付近ー
[ 残された距離を駆け足で踏破し、王はその場に顕現する。
今こうしている時も王の背後から迫っている、カエルの異物。それと酷似した、いや全くの同一性を持つ異物の前に一人の男が立っていた。 無機質な世界ではよく映える赤髪に、色白で彫りの深い顔の作り。恐らくは純粋な日本人ではないのだろう。 格好こそ街に犇めく若者風てあったが、王の見立てでは若者と言うには若干薹が立っている。と、言っても、それは王の君臨していた国基準での考えであり、この日本において男はまだまだ若者の括りに入る訳だが。
王にとっては、若者でない方が心情的に都合が良い。]
(232) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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ふぅむ。中々に精悍な面構えではないか、脂も乗っておる 王たる余の片割れを担う者が小童では、余の器が知れてしまうからな。その様な者を軍畑に連れ込む卑劣漢に、このシメオン5世断じてならん
[ 戦場に立つべきは、自分で考えることが出来る大人だけ。 覚悟のない者を連れ出すべきではないし、況してや偽りの覚悟を決めさせ引っ張り出すなど言語道断、断じて許されれてはならない悪業である。
それが王の法だ。
王は王の法によってのみ行動する。その中には当然国法も含まれているが、王が王であるが故に厳守する禁忌はそれだけに留まらない。
悠然と男に向かって、王はアスファルトの地を踏み抜き闊歩する。自信と自負のみに溢れた風采で歩み寄れば、男の方から確認を取ってくる。]
(233) 2015/03/05(Thu) 10時半頃
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