168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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サミュエルに1人が投票した。
ヘクターに6人が投票した。
ヘクターは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マユミが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ミルフィ、サミュエル、ススム、アイリス、カミジャーの5名。
水商売 タバサは、メモを貼った。
2014/03/25(Tue) 01時頃
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6年か、長いね。 あたしが丁度こっち来たくらいの頃合いかな。
[カウンターの向こうに立つ姿は容易に想像ができて、それがあまりにしっくりくるものだから、自然と口元が緩ぶ。]
その後…?
[一瞬、意味が分からずに顔を向ければ、苦笑いとかちあって。見透かすような蒼色が、室内の薄明かりに揺らめいた。呟かれた言葉に、二度、三度、目を瞬かせる。]
…家、ここから近い?
[沈黙の後、ぽつりと零れてしまった問いかけは、慣れないお酒のせいだろうか。時計の針は終電が近い事を告げている。迷いがない訳じゃないのだけれど。もう少しだけ、一緒にいたいのは確か。**]
(+0) 2014/03/25(Tue) 02時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2014/03/25(Tue) 02時頃
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…本田さんは。
[びり、と指先が痺れるみたいに疼く。誤魔化すみたいに彼女の方を振り仰いだ。]
どんな風に過ごしてた? なりたいものとか、好きなこととか。 学校のこと、とか──ああ、最初の日に着てた制服。見たことある。 住んでるとこも、そんなに遠くないのかもね。俺たち。
[学校、そう口にして、少し苦しくなる。進村も、同じところの生徒だろうか。ちらりと浮かんだ思考が、表情に出る前に頭の片隅に追いやった。
ベッドについていた頬杖を解いて、腰を上げた。隣りに座ると、さっきより距離が近くなる。マズいなあ、なんてのんびりと考えた。
本当に会話自体は他愛ない事ばかりなのに、時折彼女は酷く楽しそうに笑う。>>4:95 そうして、思い出したように目を逸らして髪を弄った。 気の強そうな、ツンとしたその目元が緩むと、ちょっと表現が難しいくらいに愛らしい。そう思うのが、本田の元々の整った顔立ちのせいだけではないのに、もうとっくに気付いてしまってる。]
(0) 2014/03/25(Tue) 02時頃
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[ベッドに付いた片手に体重を乗せた。ぎし、とスプリングが鳴る。身体が彼女の側に傾いで、もう肩同士が触れそうな程、近く。
いつだったんだろう。どのタイミングだろう。何がきっかけで? 分からない。 けれど、あのかみさまの部屋に行った時に他の誰かと話す彼女を見た時にこの部屋の前で彼女の髪に触れた時に淹れてくれた珈琲を受け取った時に途切れ途切れの小さなお礼を聞いた時に──皆の輪に混じらず、独りで膝を抱えて座っていた彼女を見た時に。
たぶん、もう、始まってしまっていたのだ。]
(マズいなあ、これ、ほんとに)
[急激に近付いた距離に、本田は驚いた顔をしただろうか。 伸ばした指が、手のひらが、彼女の頬の温度を感じるくらいギリギリの距離を掠めて──その長い髪を、つ、と梳く。 間違いなく自分の身体は触れるのを怖がっているのに、止まってくれない。]
(どうしよっか。ね、)
[彼女の息が震えた気がした。 心臓が、握り潰されるんじゃないかってくらいに、鳴く。
──ああ、これは、]**
(1) 2014/03/25(Tue) 02時頃
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[──これはきっと、恋になる。]
(2) 2014/03/25(Tue) 02時頃
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― 少し戻って、お風呂 ― [それは鼻歌混じりの早川が入ってくる少し前のこと。 槇村が風呂へと入ってくれば、ばしゃばしゃと犬かき(?)をしながら湯船に浮かぶ妙なUMGの姿が見えただろう。]
おっきいお風呂って気持ちいいよねぇ〜〜♬
[湯の跳ねる音と声は、愉しそうに浴室に反響する。 やがて彼が湯船に浸かってきたらなら、すいーっとそちらに泳いで近づいていく。]
ミー、ユーに伝言預かってるの♬
先にいってる。 戻ったら、俺のデスクに来い。 ここでの無礼講はそこでみっちりお仕置きするから ―― ってさ♫
[誰から、とは言わず。言葉だけを伝えて。 早川が入ってくる頃には、湯船から生き物の姿は消えていた。**]
(3) 2014/03/25(Tue) 03時半頃
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[今日もおれは、ねりきりとすあまに魚を食わせている。 わしわし食ってんなかわいいかわいい。]
なあ、ねりきり、すあま。 もうすっかり春だなあ。 …いい感じの桜の名所とか知らね?
[聞いてみても、当然猫だから返事はない。 いや知ってたけど。]
今度は不意打ちでショーを見に行くのもありかなあ。軽い変装とかして。
[ちょっとした悪戯心が芽生えたけれど。 まあでもバレるかたぶん。]
(+1) 2014/03/25(Tue) 08時頃
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[今日もおれは、朝から晩までお仕事。 合間合間に、カロリー控えめの甘いお菓子も開発中。]
安納芋でスイートポテト、とかなら砂糖ひかえめでもいけるかな…?
[わりとベタだけど、方向性は悪くない気がする。]
仕入れといてもらうかな、安納芋。
[窓から、うぐいすの鳴き声。 春だなあ。**]
(+2) 2014/03/25(Tue) 08時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2014/03/25(Tue) 08時頃
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……っ
[言ってしまった言葉を反芻して、俯いて口元を抑える。スローテンポのBGMの合間、古めかしい時計が針の音を響かせる。耳の先が、熱い。]
ご、ごめん…!急に変なこと聞いて。いきなりお邪魔しようとか、そんなつもりじゃなくて。気になるし行ってみたいのは確かなんだけどそんなつもりじゃなくて…!
[恥ずかしさの代わりに、聞かれてもいない言い訳が口をついて出る。]
今日はありがとう、会えて良かった。 終電、そろそろだし、あたし帰るね。
[ガタタッ、音を立てて立ち上がれば、テーブルの上のグラスが揺れた。**]
(+3) 2014/03/25(Tue) 09時頃
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『…と思う。』
[そう表現した彼>>113に、なんだろう、不器用さ、と表現すべきだろうか、そんなものを感じて、何だかそれが妙に好ましく写る。 多分、なんとなく、なんとなく、なんだけど…]
(…とうさんに、似てるんだ。)
[どこが、と言われると困ってしまう、言うほど似てないのかもしれない。 けれど、そう思った瞬間、何だか嬉しくなってしまって。 あぁなんだろう、もう意味が分からない。 意味が分からないけど、不快じゃない。 むしろ…何故だか、心地良い。 あたしはぬいぐるみをぎゅうぎゅうに抱きしめて半分顔を隠しながら笑う。]
槇村さん、どんな絵、描くんだろ。
[見たい…な。 まるで独り言のように付け足された呟きは、聞えてしまったろうか。]
(4) 2014/03/25(Tue) 10時頃
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ミルフィは、>>
2014/03/25(Tue) 10時頃
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え?あ、
[家と言われて言葉が一瞬詰まったのは まさか紗英から、と思う所もあって。 驚いてしまったから反応が遅れてしまった。けれど
音を立てて席を外そうとする彼女の手、 自分の手を伸ばしたのも今度はこちらの無意識だ]
待っ……
[そりゃ今うちには堂々と干してある抱きまくらカバーだの、 虫干ししてある有明のお宝本とかが散らかってる。 が、ここでこれは女性に恥をかかせるだけというか、 引き止めないのは男としてどうよ、だ]
(+4) 2014/03/25(Tue) 10時頃
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『…本田さんは。』
[こちらに質問を向けられれば>>0、不細工なうさぎを抱えなおして一つ一つ答えを返す。]
普通の、高校生してたよ。 毎日学校行って。授業受けて、お弁当食べて。 また授業受けて、放課後は、ファミレスとか、甲斐田くんのお店とか。 友達とだらだらだべったりするんだけど。
[ここに来て、あっさりと消えてしまった日常。そこにいた顔が、声が、ちょっとだけ、懐かしいかもしれない。]
あたしね、ミルとか、ミルフィとか、呼ばれてたの。 美千代って名前、イマドキちょっと古いのかもね。可愛いあだ名、つけてあげる、だって。
[その声には、少しだけ、不満そうな色が混ざっていたかもしれない。あたしは、あたしの名前が好きだったから。]
美千代ってね、ずーっとずっと、美しくあれ、って、かあさんが付けてくれた名前なの。 美しく、っていうのはね、心身ともに健康で、まっすぐであること、なんだって。
[かあさんがつけてくれた、大切な大切な名前。そこに込められた思いが、願いが、とてもとても、やさしくて…あたしはふふ、と小さく笑った。]
(5) 2014/03/25(Tue) 10時半頃
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だからね。 あたし、とうさんみたいになりたいの。
[かあさんの思う、まっすぐさは、多分とうさんだ。単純なあたしはそう思う。 だって、かあさんが、一番好きだって、選んだ人だもの。 かあさんの思う理想が、そこにあるに決まってる。 だから。]
あたし、警察官になりたかったんだー とうさんには、やめなさい、って言われちゃったけど。
[むう、と膨れて見せる。 思えばあれは、温厚なとうさんが、あたしにたいして禁止の言葉を口にした、最初で最後だったかもしれない。 そんなことを思い出して、机の上の写真たてを、ちらりと眺めやった。 ふと、移した視線の外側、ベッドの傍らに、自分の物ではない重みがかかる。 自然、あたしはそちらを振り返ると、先より近い距離に彼の姿。]
(6) 2014/03/25(Tue) 10時半頃
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[ほっそりした手首を捕まえてしまってから やらかした、というように固まってしまった。
案外、素の自分は引っ込み思案なのかもしれない。 それとも、今までがどうでもよかっただけだったのかもしれない]
紗英さん、
[自分の手が熱いのは酔ったからかどうか。でも離す気はない。 自分にとって彼女は離しちゃいけない人なんだ*]
(+5) 2014/03/25(Tue) 10時半頃
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…学校、は、家から、ちょっと、離れてる…ん、だけど。
[思わず視線を手元に落としながら、無理やり言葉を続ける。 ドッドッと胸をたたく心臓が、煩い…むしろ、痛い。 胸が苦しい、一瞬また発作かと思うけれど、呼吸は多分できてる…どっちにしろ体動かない。 かといって離れたいわけでも無い、むしろもっと近づき… そこまで考えて、かぁぁと耳まで熱くなった。]
え、えと、ほら、あたしの最寄駅、事件のあったとこだけど、学校から5駅くらい離れてるでしょ、電車乗っちゃえば15分もかからないかなくらいなんだけどさ、他の子もうちょっと学校に近いから、休日遊びに行くのとかも結構面倒で…
[まるで何かをごまかすように、あたしは喋り続けるけれど、何をしゃべってるのかよくわからない。声もところどころ震えてどうしよう、他に、話題、えっと]
(7) 2014/03/25(Tue) 10時半頃
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あ、あの…!
[ぎしり。 間近で鳴るスプリングの音、振り向いた距離が、あんまりにも近くて。 そのまま言葉は喉に張り付いてしまう。 息をするのも忘れそうな程の沈黙と緊張の中、あたしは身じろき一つできずに固まる。
近づいてくる指先に、手のひらに、あたしは身を固くしたまま、思わずぎゅっと目をつぶってしまう。 赤くなった頬は、もう酒のせいだと誤魔化すことはできない。 つ、と髪を梳かれた感触に、あたしは。]
槇村、さん…
[そんなんされたらあたし、貴方の事、好きになっちゃうよ。
このラブゲームにおいては酷く場違いかもしれない言葉を、泣きそうになりながら呟くのだった。]
(8) 2014/03/25(Tue) 11時頃
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[言葉を詰まらせて驚く顔に、零した本音を後悔する。言わなきゃよかった。軽い子だとか、馴れ馴れしいとか、思われた、呆れられた、きっと。 顔が見れない。立ち上がって、分かれを告げて、背を向けて…掴まれた手に胸が跳ねた。]
(ずるいよ…)
[背中越しにかけられた声音の柔らかさ、ほんの微かに滲むような不安の色。引きとめられた腕をどうしても振りほどくことはできなくて。腕を掴まれてなかったとしても、その声から逃げる事はできそうになくて。ずるい、なんて、子供染みた事を思う。]
…もうちょっと、だけ。 一緒にいても、いい?
[こんな時、なんて言えば良いんだろう。残念ながらあたしの辞書の中にはなくて。終電も、言葉を探すのも諦めて、背を向けたまま、思うままをぽつり口にする。**]
(+6) 2014/03/25(Tue) 14時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2014/03/25(Tue) 14時頃
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──ほんと? じゃあ、つけ込んじゃおうかな。
[好きになっちゃうよ。泣きそうな声で言った彼女に、冗談めかして笑う。 言いながら柔らかい髪を何度かゆっくりと梳いた。指の間をすり抜ける髪は少しだけ冷たくて、時折本田の肌の温度だけを手のひらが掠めていく。
真っ赤になって目を瞑ってしまった彼女の肩が、声が、震えている。 それが、怯えからくるものじゃないのがもう分かってしまったから、簡単に逃がしてあげる気にもならなくて。 俯いた本田に額を寄せる。互いの前髪が触れ合うくらい近く。 彼女が目を開けたなら、きっと次は逸らさない。]
(9) 2014/03/25(Tue) 19時半頃
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教えてよ。本田さんのこと、もっと知りたい。 何が好きとか、何をしたら喜ぶとか、どんな風に人を好きになるとか、……どうしたら、
[俺のこと、好きになってくれるんだろう、とか。
自分の声が震えたのが分かった。 顔も、心臓も、もう全部が痛いくらい熱い。 「恋煩い」なんて、なんじゃそりゃって思ってたけど。こんなに、こんなに、痛くて、息が苦しくて、訳が分からなくなるようなものなのか。
熱に浮かされたような頭で、それでも彼女との距離はあと数センチ。 言わなきゃ。 手のひらに汗が滲む。伝えなくてはいけない。彼女の心を望むなら、自分がその肌を恐れている事を。 言わなきゃ。目を開けた彼女が、逸らさずにいてくれたなら、必ず。]**
(10) 2014/03/25(Tue) 19時半頃
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[徐々に浮上する意識。白んだ目の前に。]
『おとーちゃん!あさだよー!おきてーー!!!』
[体の上に飛び込んでくる重み。]
―――ぅぐっ!!! お前、もうちょっとやさしく起こせよー…
[飛びついてきた小さい体を抱き上げ、体を起こす。 窓からは朝日が差し込んでいた。]
(+7) 2014/03/25(Tue) 22時頃
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[いつものようにハナを抱きしめ――ふと、何か忘れているような気がした。
大事な夢を見た。 重く恐ろしい出来事と、不安。 久しぶりの感覚と、いとおしさに身を焦がす夢。]
『おとーちゃん、朝ごはんはー?』
[ぼんやりと考える俺にハナが声をかける。]
ん、ああ、そうだな―――
[そう言って立ち上がった後。]
……ハナ、今日はずる休みの日にすっか。
[何故かふいにそう思った。]
(+8) 2014/03/25(Tue) 22時半頃
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[怪訝そうなハナに、いいからいいから、と保育園と会社に電話し、朝食を作る。 いつもとは少し違う、緩やかな朝食。
珍しく目玉焼きが失敗せずにできあがり、少し鼻歌が混じる。 それにハナがきゃあきゃあと歌をつける。
――夢の中で見た、揺れる髪と白い肌の残像が、まだ少し揺れている気がした。]
(+9) 2014/03/25(Tue) 22時半頃
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ヘクターは、 **
2014/03/25(Tue) 23時頃
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――ん、ん。
[いつもどおりの、朝。何の変哲もない、疲れた朝]
……ふぁ、あ……、
[コーヒーメイカーのスイッチを入れて、シャワーを浴びて。 ゆるりと、珈琲を楽しんで――そんなことをしている場合じゃないことに、気付いた]
……って、今日、仕事!?
[むしろ――どうして、そうじゃないと思っていたのか。 何故だろう、ひどくのんびりとした生活をしていたような。 でも、そんなことはおかまいなし、時計は無慈悲に進んでいて。 我に返って、慌てて、身支度を整えて、駅へと駆け出した]
(+10) 2014/03/26(Wed) 00時頃
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[駅前に駆け込んだときには、完全に遅刻コースだった。 昨晩は仕事で疲れていたとはいえ、まさか、休日と勘違いするなんて。
けれど、なんだろう。 普段は静かな駅前が、やけに騒がしい。 わけのわからぬことを喚き散らす男が、警察に取り押さえられている]
――……なんですかね、あれ?
[その場にいた一人に、小声で訊ねる。 お互いに名前もなにも知らないけれど、同じ時間帯に同じ駅から乗っていれば顔くらいは覚える。 先方も小さく会釈を返してきたあと、判らないと肩を竦めた。 関わり合いにならないほうがいい。もっともだと、無視して改札に向かった。なにか、違和感があった]
(+11) 2014/03/26(Wed) 00時頃
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[彼女の小さな声への返事に手に力を少し、込めて]
…俺が言おう言おうと思ってたのに。 先に言われちゃったなぁ。
一緒にいてくれるのはもうちょっとだけ?
[こういう時くらい味方をしてくれないか酔い気様。 顔を合わせようとしない彼女をそのまま引き寄せて、半ば強引に店を出る こうなったらもう勢いに任せるだけだ。 一緒にいたいのはこちとら同じなわけで]
(+12) 2014/03/26(Wed) 00時頃
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[バーから自宅までそう遠くない。 お互い顔を合わせないまま、だけど繋いだ手は離さない。 マンションは多分紗英が想像していた、世間的にはおしゃれといわれるようなワンルーム。 生活感はあまり無いけれど、枕カバーと床に散らかってる本が結構色々台無しにしている感は否めない
が、そんなもの取り繕ってる余裕もないし、 またぶり返してくる頭痛にちょっとくらくらしていたりもして。 ごまかすように背中から紗英をゆるく抱き寄せて]
嫌なら言ったほうがいいよ。 俺、ケダモノじゃないし。
[また行動や思考と全く裏腹なことをいうから、 「誤解されるのは貴方自身のせい」といわれるのだ。 …それが誰がいったことか、輪郭ははっきりしないけれど 思い出そうとすればするほど頭痛がする。 そして、また紗英へ、自分への罪悪感が蘇ってくるわけだ]
(+13) 2014/03/26(Wed) 01時頃
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― リビング ― [まだ、白石や早川がアチチになる前のことだったのだろうか? ちょうど、進村が鼻歌混じり、コーヒーを口に含んでいた頃。(>>4:88) 呼びかける声に呼応するように、ぐってりとソファーに横たわる妙な生き物の姿があった。]
ふぅん? ミーは、いろんなことを知ってるけど ユーの感覚まではわからないんだよね♫
ねぇねぇ今どんな気持ち? 愉しい?うれしい?おもしろい?
[ふぅと息を吐き出す進村の顔を、覗き込むように尋ねかけた。**]
(11) 2014/03/26(Wed) 01時頃
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[それから、しばらく時を置いて。 早川と、白石の姿が扉の向こう側へと消えてゆけば、また二つの扉がすぅーと消えてゆく。
――――残る扉は、4つだけ。
リビングは、元から狭いわけではないけれど、今では随分と広く思える。]
(12) 2014/03/26(Wed) 01時頃
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