1 とある結社の手記:6
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―自室―
[――――――――…眠れない。
不安で、不安で、仕方が無くて。 怖くて、怖くて、仕方が無くて。
部屋の扉の前に、置かれている本を見つけた。 きっとベネットが持って来てくれたのだと思った。 薄ら明かりの中、寝台に腰掛けて、ぱらぱらと頁を繰る。 内容は、殆ど頭に入ってこない。 けれども、ただ、その動作を繰り返す。
時間は酷く、ゆっくりゆっくりと、流れて―――…]
…………………パァン!
[気づけば闇に覆われていた空は、薄ら紫がかっていた]
(44) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[静寂を貫いた音は微かな余韻を残し、消える。
誰かが死ぬ音を、聞いた]
………………。…あぁ。
[本を持つ手が震える。
僅かに上げた視線は、窓の外へ。 伸ばせば手が届きそうな程の澄んだその世界が、 今は、酷く、遠い]
(45) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[やがて、集会所に響き渡るキャサリンの悲鳴。 はっと顔を上げると、よろめきながら立ち上がろうとする]
……………っ!
[痛み止めの効果が切れてきたのか、右足がずきりと痛んで。 眠っていなかったことも手伝ってか足は縺れ、 自室の床にばたりと倒れこむ]
っは……。
[這い蹲るようにしながらも、必死で起き上がる。 扉の外、誰かが駆けて行く足音>>23を、聞いた]
(47) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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―フィリップの部屋前―
…一体、……なに、が……。
[身体を引き摺るようにして、人の集まるところへ。 血の香り。広がる赤色。みんな、みんな、泣いていた。 その部屋の主は。その中心に横たわっているのは]
ぁ、…………。
[それ以上の言葉が、続かない。 力が抜けたようにがくりと右膝をつきながらへたりこむ。
羨ましいと思った。仲の良い3人が。 混ぜて遊んでくれるとベネットは言った。 ラルフもメアリーも、みんな、みんな。 一緒に遊べれば、きっととても楽しいと思った。 ――――――……もう叶わない]
(48) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[ぼんやりと丸い瞳は、白い布を被せられた亡骸へ向いて。 次いでその場にいる者を移ろっていったが、 何処まで視覚として捉えられていたかは、定かでは無い]
………………。
[ただ、ある一点。昨日自分が、投票用紙に名を記した男。 涙を流さずただ、堪えるように立ち尽くす姿>>43は、 妙に鮮明に記憶の中へと残った]
……っ。
[ピッパ>>51に名を呼ばれれば、 はっと我に返ったように顔を上げる。 すぐに声を出すことが出来ず、 彼女の言葉に小さくゆっくりと頷いた]
(56) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[そっと近づいてくる人影。 目線を合わせるようにしゃがみ込み、 心配そうに向けられる優しい声>>53]
…………ぁ。メアリー、さん。
[漸く掠れた声を零すと、 迷惑をかけまいと自力で立ち上がろうとして―――、 …ずきり、痛みに僅かに顔を顰め、情けない表情を見せる]
すみません、…ありがとう、ございます。
[結局彼女の手を借りて、よろりと立ち上がる]
ちょっと、痛み止めが、…切れてきたみたいで。 でもそんなに痛くないので、平気、です。
[一回出ようという言葉に、こくりと頷く]
(57) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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はい。本当に、大したこと、ないので…。
[ピッパの声>>59にそう返し、大丈夫だと頷く。 実際、手を貸してもらえば何とか歩ける状態だ]
…すみません。
[メアリーの手を借りたまま、ゆっくりと広間へ。 途中彼女が階上を見上げる姿>>61には、 同じように心配そうに視線を上げた後、 そのままの視線を彼女へ降ろした]
あ、………。
[タオルを持ってくるというメアリーに、 これ以上迷惑をかけられないと止め掛けるも、 間に合わなくて。ただ、感謝して静かに頭を下げる]
ありがとう。あの、メアリーさんも。…無理、しないで。
(64) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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[ソファに腰をかけ、その場に項垂れるようにしている。 色んな痛みに気を取られ、周囲の会話は ぼんやりとしか耳に入ってなかったのだが――]
…………っ!
[大きな声>>62にびくりと肩を震わせると、 その主であるキャサリンの方へ顔を向けた。 泣き腫らしたであろう姿は、酷く憔悴している]
……のこ、って?
[含みのある言い方>>@19に、一度結社の女へ顔を向け。 そうして漸く緩々と、彼らの会話を理解し始めるのだった**]
(66) 2010/02/25(Thu) 17時半頃
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―広間―
サイラス先生が、死んだ……。 サイラス先生が、人、狼…。
[周囲の話を聞き、その内容を小さな声で反芻する。 視線がついと上向いた先は、キャサリンの見つめる中空。 やはり少年の目には、何も映らないけれど]
っ………!人狼が、増え、た……!?
[結社員が提示した可能性は、他にもある。 けれども、それは―――]
サイモンさんが、間違って、いるなら…
[ベネットの言葉>>77に同意するように、瞳が揺らいだ]
(89) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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………………………………。
[郵便屋の男>>94に声をかけられる。 もしかしたら一瞬、不自然な間があいたかもしれない。 けれど仮にそれに気づけたとしても、眼前の彼一人だけ]
はい。構いませんよ。
[緩やかに顔をあげて、彼の提案に頷く。 キッチンは人の出入りがあるかもしれないから、 叶うならばウェーズリーの自室へと。
右足には、メアリーが冷やしてくれたタオルが 当てられていただろうか。 少し足を引き摺るようにしながらも、 痛みは随分良くなったようだった]
(98) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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―ウェーズリーの部屋―
わぁ。…何だか、お父さんの部屋みたい。
[数日生活していれば、 ある程度部屋にはその人の色が滲んでくるもの。 簡素な部屋を見渡して、くすりと小さく肩を揺らした。 ウェーズリーを奥へと進めさせ、 少年は室内の扉の前で立ち止まる。 腕を後ろに組みながら、緩やかに相手へと振り返った]
先に、一つ伺っても宜しいですか?
[穏やかな調子で、尋ねて]
………なぜ、場を移したのです。
[猫のような丸い瞳は、真っ直ぐに彼を見つめていた]
(108) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
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はい。
[何のために呼んだのか>>100と、問う言葉に素直に頷く。 取り出されたのは黒塗りの手紙。
ちがう。ぼくがほしかったのは、これじゃない。 僕が、ずっとずっと、待っていたのは。待って、いた、のは]
…………………。
[差し出される手紙>>102。静かに手を差し出す。 郵便屋の予測に反して、少年は笑っていた。 ただ、今にも泣きそうな顔で、悲しげに、笑っていた]
(109) 2010/02/25(Thu) 22時半頃
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―広間・ちょっと前―
[広間を去る折、ラルフの大きな声>>107が聞こえた。 少しだけ驚いて、ぱちぱちと瞬きを落とす。 静かに彼の方を振り返り、にっこりと笑った]
……大丈夫。すぐ、戻りますよ。
[小さく頭を下げて、そのまま広間を後にしたのだった]
(124) 2010/02/25(Thu) 23時頃
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―ウェーズリーの部屋―
……さぁ、どうでしょう。 本当は父の部屋に入った記憶が無いので、 こんな感じなのかなと思って言ってみただけです。
[それは、ただの戯れ。 こんな会話を交わすことが出来るのも、 これで最後だろうから]
なるほど。…さすが、ウェーズリーさん。
[続く彼の説明>>112には、納得する振りをして頷いて見せた。 ――本当は、別の理由があるのでは無いか。 そんな思いがちらつくも、 けれどもう、それも、……きっと意味の無い話]
(126) 2010/02/25(Thu) 23時頃
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[少年は、手紙を確りと受け取った。 いつものように郵便屋が、途中で止めることは無い。
郵便屋の様子を見つめる。あぁ、彼はどんな顔をしているか。 僕を怖がるだろうか。憎むだろうか。蔑むだろうか。 どれであっても、それは、仕方の無いこと。 手紙を持つ手が小刻みに震える]
何故……?
[相手の言葉>>114を反芻する、少年の声も掠れている。 はらり。 封の開いた手紙。ただ、ぼんやりと見降ろす。 書かれている内容は知らない。 ただ、それは。 少年にとっては間違いなく、処刑台への招待状]
(127) 2010/02/25(Thu) 23時頃
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あっ……。
[震えて力の入らない手。手紙はあっさりと奪われる。 驚いたように揺らぐ瞳は、言葉を重ねる相手を見つめて。 自分自身の能力を、否定したいかのような男を見つめて]
……………ぼくは。
[ひゅう、と喉の奥で空気が擦れる音がした]
僕、は…………。
[迷う。惑う。どうすれば良いのか。覚悟は、していた。 だけど。だけど。だけ、ど―――――…]
(129) 2010/02/25(Thu) 23時頃
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―――――――……僕は、人間です。
[吐き出すように、告げる言葉。 縋るような瞳を見上げる少年のは、 それでもやはり、泣き出しそうな顔で]
だから。
その手紙には別の届け主がいます。
…破っちゃ、駄目ですよ。
[黒い手紙を握るその手を、労わるように。 許されるならばそっと両手で包み込む]
(130) 2010/02/25(Thu) 23時頃
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[視線を合わせる様に、 手を突く郵便屋>>132の眼前へ片膝をつく]
……………、何故?
[彼の言葉に、今度は問いを呟くのは少年の方で。
どうして。相手は正しいことを言っているのに。 少年に怒りを向けても、可笑しくない筈なのに。 そんなに悲しい顔をして、苦しんでいるのだろう。
片腕を伸ばし、相手の頭にそっと手を置く。 まるで、それ以外の慰め方を知らないかのように]
ウェーズリーさん。本当に、貴方は、……優しい人。
[告げる。優しいのは、自分ではなく、相手だと]
(151) 2010/02/26(Fri) 00時頃
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………………っ。
[続く郵便屋の、きっぱりとした宣言>>136 彼の口を封じれば―――、と。 その言葉を聞いて、緩く目を見開き、息を呑んだ]
………………。分りました。
[長い、沈黙を挟んで。彼の言葉に静かに答える。 どの道を選ぶのか。告げることは無く。 否。決めることが未だ出来ず、告げることが、出来ず]
ふふ。…僕は、人間ですよ。
[薄青を見返す瞳は、寂しげに、揺れる]
(153) 2010/02/26(Fri) 00時頃
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[帽子を引きおろした男の意図>>139を、少年は知らない。
けれど、郵便屋が自分の手を振り払わなかったことは。 ――――…少年にとって、救いになった。 確かに、救いになったのだ。
暫くの間、そうして、過ごして。 やがて彼から声が掛かるなら、そっと、手を離す]
……お仕事、お疲れ様でした。
[酒瓶を手に去り行く男に、小さくそう声をかける。
足元には、一度「受け取った」筈の黒い封筒が。 少年はその場に立ち尽くしたまま、 郵便屋を見送った後も、その手紙をじっと見つめていた]
(154) 2010/02/26(Fri) 00時頃
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―ウェーズリーの部屋―
……………っ。
[去っていく郵便屋の足音もすっかり消えた頃。 体の力が抜けたように、がくりとへたりこんだ。 未だ心臓は、どきどきと鼓動していた。 ぎゅうと、胸をつかむ]
ウェーズリー、さん……。
[視線はそのまま、自分の掌へ。
彼は少年が人狼だと、確かに見抜いていた。 その上で、伸ばした手を拒絶せずに受け入れて―――、 助けてくれるのにも近いような言葉を、くれた]
……信じて、良い、のですか………?
(208) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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[実際に、彼がどんな行動をとるのか、分らない。 もしかしたら、ああ言いながらも、 少年を人狼だと集会所の面々に告げるかもしれない。
少しでも危険があるならば、 ―――…早く「口封じ」をするべきだ。 ぞくりと、背筋に冷たいものが走る]
だけど。
[もしも、そうでないならば。
一緒に此処を出ようと約束した仲間は、死んだ。 やっと出来た同胞はいなくなり、また、ひとりきり 次に現れた彼は、一体、何者――――…?]
(209) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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[ラルフも自分にはとても優しくしてくれる。 けれど、彼は優し過ぎるから。 それに僕は、嘘を吐いているから。 露見した時にはきっと軽蔑されるだろうと、こわくて]
………………。
[眠りを殆ど取っていない頭に いくつもの出来事が集積して、処理の限界を超える。
かさり。拾い上げたのは、足元に落ちていた黒い手紙。 そのまま立ち、郵便屋の部屋に寝台へ寝転んだ]
僕、は。
[過ぎるのはフィリップの亡骸の周りで、悲しむ人たち。 そう、殺した。ぼくが、ころした。 「何故だ」と郵便屋は、問うた。理由なんて。りゆうなんて]
(210) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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[黒い封書に書かれている内容は、読まない。読みたくない。 それが結社からのものならば、告げるのは―――。
裏面へ、それでも丁寧な字で、綴られる文字]
『ぼくは、生きたかった』
[ただそれだけ。 それだけを記して、彼の枕の下へ手紙を半分挟む]
…………………。どう、すれば…。
[苦しさと。けれど、まさに迫りかかっていた 危機が通り過ぎていった安堵と。 絡み合った思いは結論を見出すことの無いまま、 少年はその場で静かに寝息を立て始める**]
(212) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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[夢うつつに思い起こすのは、昔のこと。 「お父さんには内緒よ」と、母が澄ました顔で語ってくれた昔話。
少年の父は人狼で、少年の母は人間だった。 母も身体の弱い人で、 古い屋敷に閉じこもりがちな生活をしていた。 そんな母に、いつも笑顔をくれていた人がいたのだと。 不器用だけれど生真面目で、素敵な人だったのと。
――――その人物が、郵便配達のアルバイトを 始めた頃のウェーズリーだとは、勿論少年は知らない。 母は秘めた思い出を、ときどき大切そうに、 ぽつりぽつりと語るだけだったから。
本家の都合の見合い話で、その後、母は父と結ばれることとなる。 そして父の仕事の為に、母は父と共に村を出た。
…………少年だけが村へ残されたのは、 いわば彼が虚弱で出来損ないにも近い人狼であり、 父から半分見限られていたから為なのだが、それはまた別の話*]
(229) 2010/02/26(Fri) 02時頃
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―ウェーズリーの部屋―
[何故か、久しぶりに随分と安らかに眠れた気がする。 いっそのこと、全て夢だったら良いのに。
村での変死体のことは知らなかった。 自分以外に人狼がいることも、集会所に来て初めて知った。 それで、占い師が来て。それで、人狼を処刑すると言われて。 それで、それで、それで、―――――……]
ラルフ、さん………?
[記憶をゆっくり辿りながら目を開けると、 傍らには寝息を立てる青年の姿が。 まるで少年を見守るように、眠るには不自然な格好で。
そして彼のポケットには、―――あの、黒い手紙が]
(285) 2010/02/26(Fri) 14時半頃
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………………、ぁ。
[みるみると目は見開かれる。 少年の顔は、一気に青ざめたものへと変る]
――――――――……っ。
[それから、声も無く、ただぼろぼろと涙を零した。 彼の前でこんなにも泣くのは、多分二度目だった。
一度目は初めて出会ったときのこと。 雪深い村に両親と別れて幼子一人、 使用人と共に暮らすことになったあの日。 友達の作り方も碌に知らぬ少年は、 窓際で白い雪を見つめながら、しくしくと泣いていた。 ずっとずっと、泣いて。 けれど、やがて窓を外から叩く音がした。 顔をあげれば、そこにいたのは、―――――…]
(286) 2010/02/26(Fri) 14時半頃
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[どれだけ泣いても、涙は止まらない。 やがてラルフも目を覚まし、少年の様子に気づくだろう]
ラルフさん。 ………分って、しまったのですね。
[震えた声で、問う言葉はそれだけ。 ちらりと目線を向けるのは、彼のポケットの黒い手紙。 少年の筆跡は分りやすい。 それを突き出せば、彼を人狼と示す動かぬ「証拠」となる。 けれど、奪うことはしない。返して欲しいとも、言わない]
覚えて、いますか…………?
やくそく。
[涙を流しながら、にっこりと微笑む。 掲げるのは、指切りをした小指]
(287) 2010/02/26(Fri) 14時半頃
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人が約束を口にするのは、どうしてなのでしょうね。 本当にそれを信じているならば、 わざわざ声に出す必要なんて無いんです。
不安だから。怖いから。 ――――…本当は、自信が無いから。
だから、何か形に残して、 少しでも安心しようとするんです。
……僕は、そう。そう、でした。
(288) 2010/02/26(Fri) 14時半頃
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僕が信じたのは、貴方が、いなくなってしまわないこと。 僕が怖かったのは、貴方が、いなくなってしまうこと。
僕が人狼だと―――…、人殺し、だと。 知れば、離れていってしまうだろうと。
ふふふ。自分が人間だって、 僕は何度も貴方に嘘を吐いたのに。自分勝手でしょう?
[自嘲染みた笑みを零し、緩やかに首を振った]
それでも。 それでも、傍に、いてくれたんですね。
(289) 2010/02/26(Fri) 14時半頃
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