人狼議事


215 【誰歓】エンドローグ

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視点:


【人】 記者 イアン

― 回想 ―

[須藤太一が神田瑞希に抱いた第一印象は。
おいおい、こんなレベルの高い子来るって聞いてねーぞ。
という身も蓋もないものだった]

あ、次の曲。俺でーす。

[合コンという名目のカラオケ会。マイクを受け取って、当たり障りのないポップスを歌う。
隣の友人に肘でつつかれる。
可愛い子を連れてきただろ、喋る努力しろ。と耳打ち]

そう言われてもなあ……。

[携帯電話をいじる瑞希に、ちらりと目を遣って]

こちとらあのむさ苦しい野球部育ちだぞ。
可愛い女の子となに喋ったらいいか分からん。

[正直に白状した。結局いつもの通り明るく元気に、いじられ役に徹することになった]

(8) 2015/02/06(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン

― 2階 ―

はは。期待しとく。

[気になってた子が居たなら、仲取り次いであげる。>>1:190
まさか、よりにもよって瑞希の口からそんな言葉が出てくるとは。その提案に思わず苦笑する。
正直あの中で1番可愛かったのはキミです、なんて言えるはずもない。それに]

(こんなヤク中と仲を取り持たれても、相手の女の子が不幸だろ)

[心の中で自嘲したが、それを口に出しはしなかった。
ちょうどその時、前方からカランコロンと下駄の音>>1:177]

ええと。五十嵐さん、でしたっけ。

[おぼろげな記憶を頼りに、名前を口に出す。
言いながら。先程腕まくりした制服は元に戻していただろうか、とか。手の震えはまだ治まっているよな、とか。
様々な不安に駆られる]

(9) 2015/02/06(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン

……なっ。

[逢引か>>1:178、と五十嵐に問われれば。顔を真っ赤にする。
別にそういのじゃあ、と。ふるふる首を振って、慌てて否定しようとして。そこで初めて、瑞希の様子に気付いた。
投げやりに答える瑞希の声>>1:201は鋭く、思わず目を丸くする。
なんとなく良からぬ雰囲気に、一瞬だけ眉を寄せて。
すう、と息を吸い込むと。いつもの朗らかな笑みを浮かべた]

逢引きの邪魔とは、五十嵐さんも趣味悪いですよ。

[冗談めかして五十嵐に明るく肩をすくめてみせた。
ほんの少しだけ、瑞希に体を寄せることも忘れずに*]

(10) 2015/02/06(Fri) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 01時頃


【人】 記者 イアン

えっ。違うの。
俺はそのつもりだったんだけども。

[瑞希のツッコミ>>18に、にやりと顔を歪める。
今まで散々思わせぶりな態度でドギマギ>>0:185>>0:268>>1:166させられてきたのだ。これくらいやり返したっていいではないか。
動揺した瑞希を見遣ると、すっかり険が取れた様子で。五十嵐との微妙なムード>>1:201は霧散していた。
もうこれで大丈夫かな、と瑞希から一歩距離を取る]

ごめん。ちょっとやりすぎた。
……嫌だった?

[へらりと微笑んでみせた。
初心だね>>23、という五十嵐の言葉には。全てを見透かされてる気がして]

そうですね。慣れないことはするもんじゃないです。

[気恥ずかしげに頷いておいた。こうしておけば変な“邪推”>>1:178も起きないだろう。
だが実のところ、瑞希に身体を寄せる時すげー緊張したのは秘密だ**]

(24) 2015/02/06(Fri) 05時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 05時半頃


【人】 記者 イアン

あはは。誠意努力しますよ。

[レディをエスコート>>30、という自分とは縁遠い言葉に。
思わず苦笑して、気恥ずかしそうに頭を掻こうとして――その笑顔が凍った。
手が、再び震えていた]

(……まあ、普通に考えて。もたなたいよな)

[心の中で自嘲して、さりげなく手をポケットに突っ込む。
早くこの場を離れなければと思案する。
五十嵐の前で取り繕うのは、気力を遣う。
個室と倉庫があるばかり>>30、という五十嵐の言葉に。
ああ、確かそんな構造だったよな。と部活合宿の記憶を辿って]

まあ。五十嵐さんも全部の部屋見たわけないって事は。
探検の価値アリってことですよね。

[少し早口で捲し立てて。
ちょっとこの場を離れないか。と、瑞希に目で訴えた*]

(46) 2015/02/06(Fri) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 23時頃


【人】 記者 イアン

うん、瑞希ちゃん。行こう。

[瑞希の提案>>51に、ほっと息を吐いて。
五十嵐に軽く頭を下げると。
やや早足でその場を後にするだろう。
顔には脂汗。倉庫に入れば、扉をばたんと閉めて。
ずるずるとその場にへたり込んだ]

……ごめん。また迷惑かけた。

[震える手で、顔を覆った]

(53) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[頭が、ガンガンとする。痛い。
時折聞こえていた幻聴は。
今はハッキリとその存在を主張してくる。

――その女から薬を奪え。

幻聴が言った。
うるさい。うるさいうるさい。
必死に頭を振って、幻聴を追い出そうとする。

――おまえの力ならそれが可能だろう。
――楽になりたい。そうだろう。

続けざまに、幻聴は甘言を吐き続ける。
手の隙間からそっと瑞希の様子をうかがう。
すう、と自然と視線が。
瑞希のスカートの中の“それ”>>1:89に注がれた]

(54) 2015/02/07(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

……。

[心配そうに瑞希がしゃがみこむ>>58
大丈夫かと問う彼女に、何かを答えようとして。
息が詰まった。天井が回る。動悸が酷い。

――今がチャンスだ。
――取り戻せ。そうすれば楽になる。

頭の中の声が囁いた。うるさい、やめろ。
けれど。それに逆らう術はなくて]

ごめ。俺、我慢できな。

[掠れた声で呟くと同時に。
自分へと伸ばされた手>>60をひっつかんで。
瑞希を床へ押し倒した。
この体格差だ。意外とあっさりそれは成功して。
ぜえぜえ、と息が荒い。
吐息が届く距離に、瑞希の整った顔があった]

(63) 2015/02/07(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

(ああ、やっぱ可愛い)

[こんな状況でもそんなことを考えていて。
震える手を、まっすぐと。スカートへ伸ばし――]

(64) 2015/02/07(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

―――――ガンッ!!!!

(65) 2015/02/07(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[すんでのところで正気に戻って。
自分の頭を倉庫の床に思い切り打ち付けた。
俺は今なにをしようとしていた。いったい。俺は。
額から、つうと血が伝った。
それを拭うこともせず、顔面蒼白なまま立ち上がる。
瑞希はどんな顔をしていただろうか。
まともに彼女の顔を見ることもできずに]

……ごめん。頭冷やしてくる。

[逃げるように、倉庫を後にするだろう。
取り返しのつかないことをしてしまった。
頭の中はぐちゃぐちゃだった**]

(66) 2015/02/07(Sat) 01時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 01時半頃


【人】 記者 イアン

― 洗面所 ―

[逃げるように。走って。走って。走って。
いつのまにか、最初に目を覚ました洗面所>>0:5に寝っ転がっていた。
振り絞るような、瑞希の拒絶の言葉>>78が耳から離れなくて。
あの忌々しい幻聴は、もう聞こえなくなっていた。
のそのそと、立ち上がる。洗面台の前に立つと、苦笑した]

ひでえ顔してやがる。

[鏡に映った自分の顔を見て、ぼそりと呟く。
まるで死人のように、青白い。そして]

……血。

[自分で打ちつけた額には、赤黒い血が付着していて。
あの夏の記憶が、ふっと頭にフラッシュバックした]

(82) 2015/02/07(Sat) 18時頃

【人】 記者 イアン

― 夏の記憶 ―

[大丈夫か、と。マウンドに倒れ込んだバッターに駆け寄る人々。
数瞬遅れて。ああ、自分が放ったボールがバッターの頭に当たったのだ。と理解する]

……うそ、だろ。デッドボール。

[小さく呟いてから、我に返る。野球帽を外して、頭を下げた。
いつまで経っても立ち上がらないバッター。しん、と応援の声が止んで静まり返る球場。運ばれてくる担架。自分への非難の視線。
ひどく、頭が混乱した。つう、と冷たい汗が流れる。
担架に乗せられたバッターの額には。血、血、血……]

俺が、やったんだ。

[その目は虚ろで。先程まであった、『あと1勝で甲子園』とかいう浮かれた気持ちはなくなっていて]

……俺の、せい。

[その回は、滅多打ちされて大崩れとなった]

(83) 2015/02/07(Sat) 18時頃

【人】 記者 イアン

― 洗面所 ―

……どうすればいい。俺は。

[絞り出すような声で、鏡の中の自分に向かって呟く。
その顔は今にも泣きだしそうで]

どんな顔して。
謝ればいいんだよ。

[また俺は同じ過ちを繰り返したんだ。
瑞希の怯えた声>>78が頭の中に木霊して。
誰かを傷つけることしかできない自分なんて。
消えてしまえばいい]

いっそのこと。
このまま、ここから出られない方がいいのかもな。

[ぽつり、と本音が漏れた**]

(84) 2015/02/07(Sat) 18時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 18時頃


【人】 記者 イアン

― 洗面所 ―

……っ。

[割れた額を洗面台ですすぐ。
思いのほか沁みて、痛みに顔を歪めた。
赤黒い水が、排水溝に渦を作りながら吸い込まれていく。
白く磨かれた洗面台と、血の赤いコントラストがグロテスクで。
思わず吐き気がして口を押さえた。


すすがなきゃ。
              汚い。
                      すすがなきゃ。


赤い。血だ。血、血、血……]

(121) 2015/02/08(Sun) 21時半頃

【人】 記者 イアン

……しっかりしろよ。俺。

[ぱしん、と頬を叩く]

とりあえず、薬箱でも探すか。
合宿所なんだし、それくらいあるだろ。

[手で胸を押さえて、息を整えて。
廊下へ出ようとするだろう**]

(122) 2015/02/08(Sun) 21時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 21時半頃


【人】 記者 イアン

― 洗面所 ―

……ん。

[洗面所の扉に手をかけた、その時。
廊下から数人の足音と、話し声>>@25>>118>>120
思わず耳を扉に当てると。そっと外の様子を窺った]

……っ。

[聞こえてきたのは。
薬物依存。飢え。暴れる。……いずれも物騒な単語たち>>@26
もしかしなくても]

俺のことだよな。

[おいおい。俺は指名手配犯かよ。
乾いた笑いを浮かべて、その場にへたり込んだ。
情けなくて、胸が痛くて、俯いて。
このまま彼女たちが通り過ぎるのを隠れ待とうと――]

(128) 2015/02/08(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン

……ばかやろ。

[ぱしん、と頬を叩いて立ち上がる]

いくらなんでも、格好悪すぎだろ俺。

[がらり、と扉を開けて。
廊下へと一歩を踏み出した]

えーと。お取り込み中の所、悪いけど。

[おずおずと。バツが悪そうに]

もしかしなくても。俺の話してるよな。

(129) 2015/02/08(Sun) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 22時半頃


【人】 記者 イアン

……心配、俺を。

[思いがけない言葉>>131に、ぽつりと。
俺は心配されるような人間じゃない。
歩みは、ぴたりと止まって。
日向の謝罪>>@27には、無理矢理に笑顔を浮かべてみせた]

まあ、なんというか。
事実だし。言い返す言葉もないし。

[日向に近付いて。頭をぽんぽんと撫でた。
気にする必要はないよ、と。
目の前の道化師に、微かな緊張があるのも察して]

別に“今すぐ”は暴れりゃしませんよ。
安心してください。

[肩をすくめてみせた]

(140) 2015/02/08(Sun) 23時半頃

【人】 記者 イアン

ええと、なんというか。その。

[そこではじめて、瑞希に向き直って。
緊張した面持ちで。バツが悪そうに]

……瑞希ちゃん、さっきはごめん。

[震える声で。頭を下げるだろう。
ええと昔もこんなふうに頭を下げたことがあったような。
あの日は蝉の声がうるさくて>>83]

……怪我は。大丈夫。

[瑞希の言葉>>138に、掠れた声で返した。
なんで君はそんなに優しいんだよ。なんで。
いっそのこと。俺を責めてくれた方が楽なのに*]

(141) 2015/02/08(Sun) 23時半頃

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