26 Fairy Tales Ep.4
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グロリアがいない、お姉ちゃんがいない、おじいちゃんがいない。
お兄ちゃんがいる、ポーチュラカがいる。
[風に乗るようにふわりと魂が地面から離れる。]
お兄ちゃん ポーチュラカ ―― 生きてね、見守っていたいから
グロリア おじいちゃん ―― 二人とも大好きだよ、また 会いたかったな
お姉ちゃん ―― 泣かないで笑ってね、お願い
ぼく みんなのことだーい好き!
[風に乗りオルグイユ村を見下ろしながら満面の笑顔を浮かべ、ゆっくりと風にとけた。**]
(59) ROA 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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もう一度だけ、あなたを信じてあげましょうか― 手製のトマトスープを作って、二人幸せに暮らしていた、あの頃のように―
[沈みゆく体は何も反応することのない、傍らのウェーズリーに囁かれる。]
―あら、失礼ね? これでもこの5年でニールさんの味には少しでも近づいたのよ・・・?
[冗談めかしてウェーズリーに語りかける言葉は、やがて地に*飲み込まれ*]
(60) fuku 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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―Epilogue EP.1 ムート村近くの森―
[遺体の傍で約束通り帰ってきた少女は泣く。 泣いて泣いて、泣き続けて。 やがて自ら命を絶とうとし。
瀕死の状態で、旅人によって助けられるのだろうか。]
(61) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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カラン――……。
[西風がベルを鳴らす。
大事な者を失った人狼の少女は今は眠る。
目覚めた時にどんな『未来』を選ぶのか。 それはまだ分からない。]
(62) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィアに肉球なでなで うらやましいッっ…**
wallace 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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―Epilogue Ep.2 リーベン村古本屋―
[ごぅっ、と巻き上がる旋風が本の山を崩す。]
い、痛い……。 変だなあ……。 グロリアちゃんがやった時は火花が出ていた筈なのに。
[崩れた本の下敷きになった古本屋の店番の少年は、涙目になって這い出す。]
どうしたらグロリアちゃんの様に上手くできるのかな……。
[床に散らばる本を一つずつ拾い上げ。 ぽんぽんと、埃を払う。]
(63) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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[ぴしり]
えっ。
[不吉な音に窓際に目を遣る。 散る雪割草の花弁。 植木鉢は真っ二つに、割れた。]
グロリアちゃん……?
[ずきん、と胸に走る喪失感。 はらりと涙が一筋落ちる。]
(64) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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………ッ!
[割れた植木鉢を両手で抱え。 古本屋を飛び出す。]
先生ッ!グロリアちゃんがッ!
[大事な来客があるからと追い返されたばかりの魔女の元へと走る。 兄弟弟子の死を察知した少年は師匠の下に辿り着けば。 子供の様に泣きじゃくるのだろう。]
(65) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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[古本屋のひっくり返され忘れた『OPEN』の札が、西風に吹かれ揺れる。
魔法の才のない魔女の弟子が。 夢を叶え魔法使いになれたかどうかは。
――『未来』の風だけが知る。]
(66) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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―Epilogue Ep.3 エルピス村墓地―
[備えられた青いリボンを手に取る。 それは外套にその身の殆どを隠した子供。
墓参りに来たのはポーチュラカ一人か。 それとも、友達のゾーイも一緒だったか。]
一言だけ、お別れを言うのを許して貰ったんだ。
[何か言おうとしたのなら。 口の前でしぃっと指を立てる。]
(67) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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もし……もし、ゾーイが孤独て無くなったなら。 孤独なアルファルドの名前は貰ってあげる。
[くすりと笑むと。 焔が上がり。
夢か幻であったように、そこにはもう何の姿も無い。]
(68) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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[西風に揺れていた青いリボンはもうない。
そこに埋葬された子供が戻る事も無い。
けれど、炎は消えない。 『未来』への風が吹く限り**]
(69) simotuki 2010/08/16(Mon) 23時半頃
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良家の娘 グロリアは、良家の息子 ルーカスを「えー…」という顔で見ている(こっそりw
ROA 2010/08/16(Mon) 23時半頃
店番 ソフィアは、良家の娘 グロリアに褒めてますよ。肉球ぽむぽむ
simotuki 2010/08/17(Tue) 00時頃
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―西風の届く港町― [西風は海から吹き込む。 フードを目深に被った女は路地裏の片隅に腰掛、そしていつものように来訪者を待つ。 勇気は確かに、届けられた。 だからこそ、女もまたその力を人のために使う。]
――――…。 やめたほうがいいわ、その男、四股ね。
『えぇ……!うそ、冗談……ですよね?!』
……あら?あたしの占いは当たるって聞いてきたんじゃなかった? 信じるも、信じないもどうぞご自由に。
[潮風が路地裏へと吹き込む。 それに気付いて、顔をそちらへとやればフードが風で取れてしまった。]
(70) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 00時頃
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[顕わになったのは少しだけ伸びた金髪。そして、1つの髪飾り。]
――――…なに見てんの?
『え…、いえ…意外にお若いんだなーって…。』
………もう少し見てほしいの? そう顔に書いてるけど。
『私の未来ってどうなるんでしょうか…。』
[女の瞳は相手の女性をじっと捉える。 そのまま光が手元から昇れば光の雨が降り注いだ。]
この風の向こうにあるわよ。 アンタに必要なのは『勇気』――――。 獅子王様が導いてくれるわ、悪い男嫌いだろうし。
[路地裏の向こうの光。 狭い闇の世界に差し込む光、みたいなものだから。]
(71) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 00時頃
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『ありがとうございました…、私、勇気出してみます。』
…貴女に光と幸運がともにありますように。
『あ、あの……その髪飾り…大事なものなんですか?似合ってますよ。』
……いーから、帰りなさいって。
『うわぁ、顔真っ赤。はーい。お姉さんも帰ったほうがいいんじゃないの?』
[去り行く少女は光へと向かって歩き出す。 みんな、みんな、光を求めて歩いて行く。]
――――……余計な…お世話よ……。
[今度会ったら、伝えないといけない。
ありがとう そして 大好きだ って 貴方にもらった勇気で。**]
(72) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 00時頃
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店番 ソフィアは、良家の娘 グロリア、またの名をこの村のマスコットをつんつんした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 01時半頃
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[お兄ちゃんが押してくれた背中。 わたしが出した答えは正しかったのか、とか。 それ以前に答えが出てるのかも分からなかったけど。]
うんっ――――! わたしは、『未来』を信じるよ! お兄ちゃんにも会えたもんねっ、ありがとうっ!!
[恥ずかしそうなお兄ちゃんを笑顔で見てました。 この空の下、みんな一緒だ、って信じてる。]
龍の神様。 ありがとう。
[証に灯った仄かな光。 それは、世界に昇る太陽の光にも似てました。]
(73) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 02時頃
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わたしのお兄ちゃんかっこいい、って。 お友達に自慢するね?
[離れてても友達だから。 一緒にいなくてもいいんだ。]
わたし、ちゃんと言える気がするんだっ!
[ゾーイちゃん。 今度こそ、ちゃんと言えるから。
だから、それぞれ一緒に生きよう、って。 カルくんたちのお墓、また一緒に行こうって。
約束――して。 それが『希望』になるから。**]
(74) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 02時頃
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良家の娘 グロリアは、双生児 オスカーにぎゅっと抱きしめ返した。お姉ちゃん、大好き!
ROA 2010/08/17(Tue) 02時頃
[とん。
杖を付いて、歩く。
行く先は西風が吹く先。
絶望と生への欲望しか持たなかった人狼は。
今は虹色に輝く希望の証を胸に。
未来を望む。
風と共に『未来』の物語を紡いでいく。*]
店番 ソフィアは、良家の娘 グロリアを肉球でぷみぷみした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、受付 アイリスをなでなでした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、双生児 オスカーにむぎゅうした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、良家の息子 ルーカスに微笑んだ。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、若者 テッドをつんつんつついた。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、ベテラン医師 ロミオにお辞儀をした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、良家の末娘 ポーチュラカなでなでしてぎゅうした。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、踊り手 フランシスカに感謝した。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、みんな、ありがとう**
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
店番 ソフィアは、厭世家 サイモンをハリセンで叩いておいた。忘れてた。
simotuki 2010/08/17(Tue) 02時頃
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みんなと一緒で良かった! 本当にありがとうっ!大好きっ!!
バイバイじゃなくって、またねっ!!! みんなの『希望』、忘れないからっ。
[物語の背表紙を閉じる。 けれど、それは新しいスタートの合図。
ほら、また新しい表紙が開いていくから。**]
(75) mituki_ka 2010/08/17(Tue) 02時半頃
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[雨垂れに震え燃える太陽に温まり密やかに花がさく]
[ はら はら ]
[森の奥の墓石の傍で風に揺られる名もないしろい花。 偏西風に揺らめいて散り散りに舞うしろの花弁]
[ ぽたり ]
[希望の種は大地に根を張りまた*花をさかすだろう*]
(76) tyunyan 2010/08/17(Tue) 03時頃
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双生児 オスカーは、みんな*ありがと*
tyunyan 2010/08/17(Tue) 03時頃
踊り手 フランシスカは、何かがコロリ、と転がる音がした。
fuku 2010/08/17(Tue) 03時頃
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・・・あの子、だけはなんだか違うわね。
[エルピスの地から浮かび上がって来た黒褐色の女性の亡霊は、『希望』の種を撒くだろう子ども(>>73)を見据える。 傍らに連れてきている郵便屋は、やはり、動かない。]
(77) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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ま、あの娘が正直『おばさん』になるまであんな純粋さを保てるかどうか。
[少し気になっていた自らの頬を撫で、彼女が使っていた言い回しを卑屈に使うと、皮肉めいた笑みを浮かべる。]
(78) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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もう一つ、この世界に、『悲しみ』を託していこうかしらね。
[フランシスカは空を見上げ、呟くと左手の指を口にあてる。]
(79) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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・・・いらっしゃい。
[フランシスカが指笛を吹くと、フランシスカの元に現れたのは一羽の鴉の亡霊。]
(80) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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・・・そうそう、これこれ。
[フランシスカが鴉の亡霊に託すのは、心臓の形をした、石の塊。 鴉の亡霊は、それを口にするとどこかへと羽ばたいていく。]
(81) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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・・・・・・今度こそ、『しっかりやるのよ。』
[呟くと、フランシスカは再び地の底へと沈んでいく。 『オロカナニンゲン』は、本当に『未来』を手にしたのか、見守る為に。 彼女が『地獄』での賭けに勝ったかどうか、顛末を知る者は、勿論いない−−−]
(82) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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『オギャア、オギャア!!!』
[−フランシスカが地の底に消えた日から数日。 エルピス村で、一人の男の子が産声をあげる。]
(83) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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『この子はもしかしたら龍神さまの生まれ変わりかもしれん・・・』
[エルピス村の耄碌な爺さんは、その子が産まれた時にそんな話をしていたと云う−]
(84) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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『あのじーさん、またあんな事言ってるんだけど。 いーかげんにしてくんねーかな?』
[その耄碌な爺さんに向かって、フィリップと名付けられた少年が呟いていたのは、このお話とは別のお話。]
(85) fuku 2010/08/17(Tue) 03時半頃
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『ちょっ、おめーオレの食い物また食いやがって!!! お前、オウムの癖に本当に意地汚ねーな! お前のあだ名は今日からカラスだ!カラス!』
[黒い羽根が混じっているオウムに怒る、彼が本当の『愛』に巡りあえたのかもまた、ずっとずっと『未来』の、*別のお話で*]
(86) fuku 2010/08/17(Tue) 04時頃
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双生児 オスカーは、踊り手 フランシスカもお疲れ様なのです。フィリップのEndRPもご馳走様です。
tyunyan 2010/08/17(Tue) 04時頃
踊り手 フランシスカは、双生児 オスカーをむぎうした。
fuku 2010/08/17(Tue) 04時頃
双生児 オスカーは、踊り手 フランシスカをきゅうきゅう。
tyunyan 2010/08/17(Tue) 04時頃
双生児 オスカーは、若者 テッドをきゅうきゅう。お疲れ様でした。本当にお疲れ様でした。
tyunyan 2010/08/17(Tue) 05時頃
双生児 オスカーは、退散前にはやっぱり元オスカーを抱き締めた*僕もオスカー大好き*
tyunyan 2010/08/17(Tue) 05時頃
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[ ふわり ]
[以前はテッドの魂をおさめていた肉体の傍を舞う花弁。 ミミックの気配を感じれば柔らかに揺らめいて]
[ ひらり ]
[お茶会の約束は未だはたせずも風に乗り魂を*撫ぜ遣る*]
(87) tyunyan 2010/08/17(Tue) 05時半頃
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双生児 オスカーは、若者 テッドありがと*逢えて嬉しかった*
tyunyan 2010/08/17(Tue) 06時頃
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