204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ベネットは放蕩者 ホレーショーに投票した。
トレイルは放蕩者 ホレーショーに投票した。
ニコラスは放蕩者 ホレーショーに投票した。
フィリップは放蕩者 ホレーショーに投票した。
ドナルドは放蕩者 ホレーショーに投票した。
バーナバスは放蕩者 ホレーショーに投票した。
プリシラは放蕩者 ホレーショーに投票した。
ホレーショーは道案内 ノックスに投票した。
ノックスは放蕩者 ホレーショーに投票した。
ホレーショーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ベネット、トレイル、ニコラス、フィリップ、ドナルド、バーナバス、プリシラ、ノックスの8名。
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 18時頃
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―― 三階 ――
[切なげに寄る柳眉が隻眼に映り込む。 フランシスの目許>>4:37の高さまで掲げられる右手。 触れようとする自身の動きに気付けば 驚いたように瞬き、手を引こうとするけれど]
――…、
[此処で引くのも躊躇われて。 躊躇った挙句、指先でかるく彼の眉間を弾く。]
(0) 2014/11/21(Fri) 20時頃
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[声を褒められた事が嬉しかった。 最初こそ自分の声に馴染めなかったけれど かわる声を認めてくれる保護者>>4:38の言葉に安堵した。 けれどドナルドが好きなのはフランシスの優しい音色。 それが消え入りそうに熱帯びるものとして今鼓膜を震わせる。]
こんなに……?
[自らの身体掻き抱くフランシスの手に力篭るを見詰め]
何なら手伝ってやろうか?
[手伝うと言いきらぬのは事が事だから。 潜め控えめに綴られるバリトンを耳朶に触れさせた。*]
(1) 2014/11/21(Fri) 20時頃
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[痛みそのものを 感じるわけじゃない 痛みを感じていること を感じるだけ]
[だから 声がして方向を判断し駆けつける その前に よくないことを 感じていれば それだけでーーーーー気がつく]
ー 真夜中:3階 ー [ふと 感じた ラルフが感じること 眠りから目を覚ます 隣を見れば ーーールーツしかいない]
[ラルフを”思う”そうすれば ラルフから ”思い返される” 実際の声は出ない 出す必要がないのだから
嫌な感覚 そう判断して 寝台から滑り降りた 胸騒ぎ 上着を切るのももどかしく シーツを羽織った]
(2) 2014/11/21(Fri) 20時半頃
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―3F眠る前の>>0― ――っ、た……?!
[ 眉間を突つかれて瞬く、 同じ場所を押さえ、なにゆえ、と言いたげな顔である。
――ふと、バリトンが、囁いた。>>1 耳朶に触れる声は背筋に甘いしびれを走らせる。 心臓が五月蝿い。]
ぁ……、ドナルド
[ 身を寄せて、囁く。 その手で、触れられたら――と、思って。 ]
……して、くれる? やり、方……教えてあげる、から……
[ 声は、かすかに震えた。言い訳だ、こんなのは。――そう、思いながら ]
(3) 2014/11/21(Fri) 21時頃
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―夜・3F― [拒みきれぬことを知って。 剥がれ落ちかけた保護者の仮面と、纏わりついたままのそれを巧妙に使い分け唇と歯を滑らせる。
牙を突き立てるよりも稚い触れ合い。 頬に、額に、喉に。 触れた熱はとうに今までの互いの関係を越えてしまっているのに、噛み痕を残してさえ、皮膚の真下に巡る血管はおろか、必要以上に傷つけぬよう慈しんでいることだけははっきりと分かるよう。
とくとくと脈打つ首筋と、手首にやんわりと歯を立てて、ゆっくりと笑う。
これが己の浅ましさであり、衝動を誤魔化すすべだと。
もしかしたら泣き出しそうな表情だったのかもしれない。 けれどそれを可哀想で大事にしたいと思いこそすれ、手離す選択はなかった。
熱さを伝えながら、プリシラが望んで突き放せば簡単に遠ざけてしまえるような力で。 拒まれて指を噛まれた唇に復讐するように、唇を食む。
夜は、ただ更けていく――。]
(4) 2014/11/21(Fri) 21時頃
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[ 凭れ掛かるは、顔をまともに見る自信がないからだ。 触れあっていると熱も心音も伝わってしまうだろう。 彼らのベッドからは少し、離れたところ。]
ここ、こう……し、て
[手を導く、下を見せないような、 手で探るような体勢で。 保護者になることもあるだろうから――と、さっきのドナルドの言葉を言い訳に、して。]
ぁ、――……っ、ぅ、ん……
[細い声、上ずって、飲み込む。 ドナルドの手が触れたなら、 自分でした時との感覚の違いに狼狽えた。 声を殺すように、耐えるように 感情が溢れて――ドナルドに、噛み付いてしまわないように自身の指を噛む。息をうまく出来なくて、くらくらして、視界がぼやけてしまった。]
(5) 2014/11/21(Fri) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 21時半頃
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[>>4:34ノックスがペチカの側に招くのを ソファでニコラと並んだまま、静かに見つめていた。
ラルフにとってはどれほどの恐怖か 今のトレイルにはまだわからない。
>>4:36 距離が近くなって、それを視界におさめながら 唇を噛んだ。 滲む赤は、苦い]
(6) 2014/11/21(Fri) 21時半頃
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[胸の内にあるのは、焦り それから
最後まで我慢出来るか、随分雲行きが怪しくなっていた**]
(7) 2014/11/21(Fri) 21時半頃
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フィリップは、ラルフの姿を探して真夜中うろつく
2014/11/21(Fri) 21時半頃
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[ノックスが優しくラルフを呼ぶのを、トレイルと並んで見ていた>>4:34 多分いままでラルフと話していたものと変わらないんだろう。
近付く距離>>4:36 ゼロセンチ]
……。
[足をぶらぶらさせるのをやめて、ただ、じっとノックスを見る。 手を開いて、握って、閉じて。 面白いものや綺麗なものを見る時とは違う、ただすべてを目に収めるための目で。
多分、蟻の巣を見ていたときと同じ色の目]
……んん、
[首を真横に傾げたら、ごきりと音がした]
(8) 2014/11/21(Fri) 21時半頃
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――…ン、加減したンだけど、
[大丈夫か、と額押さえるフランシス>>3を覗く。 寄せられ近くなる距離は密となり 体温だけでなく鼓動までも届きそうなほど。]
へぇ、そういう事も、教えてくれんだ?
[言い訳、と知りながらにんまりと笑う。]
(9) 2014/11/21(Fri) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 22時頃
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ー 深夜二階廊下 ー [嫌な気配と けれど差し迫ってもいない シーツで暖を取りつつ ゆっくりと探す ……ぐっすり眠った 外は暗い 目が慣れるまで 待って 白い息を吐いて歩く ……ドナルドと フランシスの行動より後の出来事
居間から 人の気配 細く 扉を開けて伺う]
ーーーーーーーーーーーー
[ペチカの傍 探している人 と 探している人が 衝動を 覚える相手 >>4:35 >>4:36 まで静かに聞いて 声をかけずにおく…………今だ何かわからない感情 だから 邪魔も出来ない ふと ソファーに 座る姿…………あの二人はどう思ってるのだろう?
目があったかあわないか 慌ててその場を後にする]
(10) 2014/11/21(Fri) 22時頃
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[フランシス>>5により導かれる先に触れる熱。 己のものに触れるのはままあることだが 他者の、それも保護者と慕うもののそれに触れるは初めてで]
――…此処、が、いいンだ?
[上擦る細い音色にゾクとする。 大きな手で猛り熱もつそれを優しく握り撫で上げて]
イイ声。 もっと啼かせたくなる。
[近すぎて手許も下肢もはっきりとは見えず ちらと時折覗く生々しさ。]
(11) 2014/11/21(Fri) 22時頃
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ーーーラルフ 衝動が 止められなくなったら 呼んで
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 22時頃
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ー →一階 ー [階段を降りて 途中 ディーンに借りて そのあと割ってしまった マグカップ 昨日の騒ぎで また置き去りに してしまったから 拾い直して
…………もう 返す相手は いないらしく 小さく息を吐いた ディーンに 何があったのか 詳細は 未だ知らないけれど]
(12) 2014/11/21(Fri) 22時頃
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[熱の解放。 欲を吐き出させるだけ。 その手伝い、と何度も脳裏で繰り返すのに それでは足りないと獣は騒ぐ。 求めるは獣か人か。 それさえも溶けあい分からなくなってゆく。
ゴク、と喉が鳴る。 なれど触れるは導かれた其処にのみ。]
(13) 2014/11/21(Fri) 22時頃
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―寝入るより前の>>9>>11―
……今日は特別
[ 言い訳だと、ばれていそうだ。 それでも言い訳を重ねずには居られない。 浅く、音混ざる息を時々零した。 ひとに、――ドナルドに触れられるだけでこうも違うか。]
ふ、…… っへん、な……こと、言わない……っぁ
[ 額を摺り寄せる。 意識せず腰が揺れた。噛み締めていた指は、いつの間にかドナルドの服を掴んでいる。 ]
ゃ、う
[ 布越し、肌に歯を立てるも、 甘噛み程度になったのは努力の賜物だろう。 ドナルド、と熱に溶け掛けた囁きが呼ぶ。 ]
(14) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[視線を合わせないようにとしているのに、覗き込まれる>>4:40。 逃げても、逃げているのに追われる。 こんなこと、初めてだ。 逃げたのに追い込まれ、覗き込まれてしまった。 捕まってしまった。]
やだ……嫌だ……。
[揺れる瞳で見つめ返す。 唇が震え、声は言葉にならない。]
(15) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[これは恋愛感情ではない。
衝動が起こりにくい相手であるからこそ、一緒に旅を許されている。 だからこれは恋愛感情ではない。
だって、もしそうだったら、一緒にいられなくなってしまうかもしれない。 それは、嫌だから。 だからこれは、恋愛感情ではないのだ。]
(16) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[肌の上を滑る唇と歯>>4。 拒めるわけがないのだ。
常の戯れと違う慈しむような接触。
恋愛感情ではないと言い聞かせて、なのにどうして嬉しいと思ってしまうのだろう。 浅ましいと思われそうで、唇を噛みしめる。 開いたら、声が漏れそうだ。
涙を堪えた目で、その顔を見る。]
(17) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[特別、と紡ぐフランシス>>14に頷く。 ラルフに血を与えたことで獣の眠りが浅くなりつつある。 喰いたい、という衝動が強まるのも時間の問題。 それを仄かに感じ、今日だけ、という言い訳を己にもする。]
だって、俺、フランシスの声好きだし。 ――…もっと、聴きたい。 ああ、けど、あんまり声出すと…… ラルフとフィリップが起きちまうか。
[擦り寄せる温度に目を細め 快楽に揺れる腰を掴み抱き寄せたいと思いながら 支えることもせず、手の内にある熱を五指で弄ぶ。 軽く屈む姿勢でいれば肩口を甘く噛まれ]
――… ン、
[小さく甘い音色が微か喉から漏れだす。]
(18) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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―ランプブラック/居間―
[ノックスは息を吐いた。随分と甘くなる。 開かせた足元に傅き、ラルフの柔い肉を手の内に収めやんわりと刺激を与える。外気に触れ、ひくつく様が愛おしい。
口付け、側面を舐め上げた。 ちらりと見上げては反応を伺い、貯めた唾液の中に誘う。舌との粘液の触れ合いを楽しみ、口端から溢れた液を掬い、窄まりへと塗り込む。]
困ったな……。 ラルフ。分かるかい?
君を食べてしまいたいのを、僕は随分と我慢しているんだって。
[牙を押し当て上下する強い刺激。 されど、座ってしまわないようにと震える内腿を擦る手と、後ろを解す指は優しく、やさしく。
解放に至る寸前で口を離した。 溢れる透明な蜜を吸う。口の中に広がる美味に、薄青の瞳は熱を帯びる。]
(19) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[いやだ、と抗う声と、涙を湛えた眼差しを目の当たりにしても心が痛むことはない。
男本人が思うよりもずっと深くプリシラの心が向けられていることを知らぬまま>>17、噛みしめられた唇に口づけた。 するりと口腔に舌を差しいれ、貪るように舌を吸い上げる。
皮膚よりも熱い口内に、見えぬ牙が小さく疼いたけれど。口づける心地よさでそれを紛らわせる。]
悪ぃ、気散らそうと思ったんだが。
[プリシラの手のひらを拾い上げ、指を絡める。 口づけよりも、もっと顕著に心の距離を表す部位。 それに拒絶されなければ、乱した衣服の下を暴くことへの罪悪感などない。]
(20) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[初めて彼と逢った日から。幾度となく彼を想い、抱いた。想像の中でしかなかった幼い声。成長した姿はノックスを誘い、得た熱と味は夢想よりも甘かった。
好きなものを壊すからこそ、甘い夢を見せたい。 愛し子の視線を感じながら、甘い夢の続きに浸る。
彼の手を下肢に導く。張り詰めた昂りを知らせ、耳許で囁く。熱に浮かされた声は求めるようにラルフの名を呼ぶ。]
君の太陽のように明るい笑顔が、ずっと忘れられなかった――。
あぁ、今度は君の全てを覚えていたい。いい?
[唇を塞ぎ、腕を引いて押し倒した。]
(21) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[”衝動が 強くなったら 呼んで”]
[そう 思いを伝えたから ラルフから呼ばれなければ いけない だからーーー短く息を吐いて けれど 今はいけない
寝わらのところに戻り 荷物のそばに座り 割れたマグカップをその中に入れた ……着替えは 漁ってもやはりなく 防寒着も なく 上半身だけ裸に シーツを身体に巻いて 手に白い息をはきかけた]
(22) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[ ドナルドの中の、 先祖返りに近い強い獣の力が 揺り起こされつつあるのに、気付かずに。 ]
ま、ませた、こと――謂っ、ぁ、ん、……
[謂われ、フィリップとラルフを起こさぬよう意識した声は控えめながらドナルドの指の動き一つに明らかな反応を見せる。熱に浮かされて、甘いバリトンに煽られて、角度を少し変えてまた、歯を立てた。支えられない腕に、寂しさは感じれど――其れは贅沢な、願い、とも思って。 快楽の合間に痛みを覚えた。 朱に染まる目元も、色めいて]
ぃ、……っ、あ、も、っと
[ ――もっと、ドナルドが欲しいのに、と。追い詰められながら、思う ]
(23) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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もっと触りたい。
[この牙も爪もけっしてお前を傷つけるものではないから。 薄く残した歯形の痕を、かり、と爪で引っ掻く。]
(24) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[傭兵時代、衝動と肉欲の発散は当たり前のように連れの同族に教わった。 抱く方も抱かれる方も。 養い子になんてことを吹き込むのかと眉を顰められたことがないわけではなかったが、今にして思えば同族であるがゆえに禁忌を知っているからこそ、気をつけるべきことを弁えていたように思う。
寂しい気持ちを抱くことなく、人と抱きあう心地よさに臆病にならずにすんだ。]
(25) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[衝動を性的刺激で散らすすべを 伴えば 以前のように 衝動に苦しまないのだろうか? それとも それさえも甘美になっているのか? 余裕がないのか 彼の名前は呼ばれない 苦しげーーーとは違うから 行くことはやはり出来ない
前は 衝動を煽ってる 苦しめてる そう言う大義名分があった でも 今はない
微か 胸が苦しい 伝わらなければいい ラルフに告げた 同じ獣に会えたから 嬉しいだけだよーーーという思い きっと 自分もそうなのだと 考えて]
(26) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[ーーそうでないと 食べたくない君を食べたくなるから]
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[甘く耳朶を擽るフランシスの澄んだ声音。 五指の動きにより奏でられる音色と反応に愉悦の色が浮かんだ。 宛がわれ浅く埋まる歯は皮膚を裂くほどではないけれど 熱の解放と思いながらも交わりの最中のような錯覚を覚え煽られる。 手の内にある熱と同等に、孕み始めた己の熱。 それはフランシスに悟らせぬよう微か腰を引き誤魔化す。 横目に彼の顔を見遣れば色香漂わせる目許が見えて]
もっと、強く――…? ……は、……ほら、我慢せず出しちまえよ。
[手の力を少し強めて上下に擦る動きを速める。 それは自らを慰め追い詰める時の動きに似ていた。]
(27) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[全く同じようにプリシラを扱うことが出来なかったのは、泣いているやせっぽっちの子どもの印象がずっと尾を引いていたからだ。
自覚しながら知らぬふりを続けたかった欲望は、容易く堰を切って溢れ出して、明確な形を成そうとしている。 気がついた時には、やせっぽっちの子どもでなくなった養い子を目の前に置いて。]
(28) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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ノックスはーーーー嫌いだ
[本当の声で呟いた 思考に届いてしまっただろうか? 届いていないといいのだけれど
雪を入れていた桶は 交換しなかったから 水になっていて その中に 兎の毛皮と 生肉が沈んでいた それを取り出して 薄く削いだ 夜明けがまだ来ない一階で ゆっくり火を起こして 食事にする 痛みかけの 味は美味しかった]
(29) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[ひくっと、喉が鳴った。
我慢しなくては しなくては なくて
て、
思考が滲んでいる。 酷く喉が渇いていた。 ニコラをちらりと見る。 彼は今も持ち歩いているだろうか ノックスから貰った小刀を**]
(30) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[シャツ1枚を残した肢体を組み敷き、深い繋がりを得た。
パチと爆ぜる音。 ソファの位置から見えるのは、床に伸びた影が不器用なダンスを踊る様。
彼の頭上、両の手首を片手で押さえれば、もう一方は自由になる。 アミュレットを外してしまおうかと視線を向け、バーナバスが作ったという理由だけで取り止めた。
炎に照らされ浮かぶ汗を唇で拭う。痕を残さないように、されど快を教えるように広げた手と唇で愛撫する。 幾ら止血の為とはいえ、醜く焼かれた肩口の怪我を晒し、舌で確かめた。 身を屈ませる程、熱は互いの腹に挟まれ苦しさと快楽を生むだろう。]
(31) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[指を絡ませて、口づけを深くする。
もっと怖がってくれたら。 もっと嫌がってくれたら。
止める理由を探しながら、そうならないこと願っている。
もっと、受け入れて欲しいと。
本当は願っている。]
(32) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[肩から、首筋、甘噛みよりも、もう少し強く。 歯のあと、ちろりと舐めて、陶然とする。もっと深く交われれば、いいのに、と。]
ドナルド、ゃ、 ふぁ、 ――ッ ぁ や、……!
[ドナルドの声と、追い詰めるような動き。 ぞくぞくと背中を快楽が走って咽喉が反る。 触れているドナルドには限界が近いことが知れよう。添えていた手は既に両方しがみつくために使われている]
っ ひぅ、 あ ……ァ
[――もっと。 ぼやけて蕩けた――そのくせ切なげな双眸に、 ドナルドの表情を映して。いちど、一度だけ。唇を食む様に、口付けた。どくり、と熱を吐き出したのは、その、すぐあと。]
(33) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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……ん、んぅ、 ぁ、いい…。 なに? ラルフ……。こっちを、見て?
[声を我慢させたのに、声を聴きたくて。喉を甘く噛む。 ゆるゆると内にあるを楽しんで居たが、動きを止める。]
いい子だから、こっちを向いて?
[琥珀の瞳にノックスが映れば、にこりと笑んで再開する。]
君はいま、誰に抱かれてる? 誰に見られている?
誰を――独り占め、している?
[ノックスの名を囀ずる子には、ご褒美をあげよう。声を拾うように、彼の唇に耳を寄せた。]
(34) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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|
[首筋に奔る痛みに眉を寄せる。 呻くような唸るような少しだけ獣じみた音を漏らし 舌がなぞる甘さに喉がひくつく。]
――…ッ、 フランシス……!
[呼ぶ声に呼び返し晒される咽喉に目を奪われる。 フランシスの動き>>33にあわせるようにして 快楽を引き出す手には先走りのぬめりが纏わり滑りを良くして]
…………あァ、
[交わりたい、喰いたい、と、獣が囁くのを感じる。 終わりが近い事を知れば反対の手はその腰を抱き支え、 先端掌で包むようにして吐き出される熱を受け止める。]
(35) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
|
|
[頭を傾いだまんま、影を眺める。 切れ切れに聞こえる二人の声は、息遣いは、今まで聞いたことのないもの。
揺れて踊る影は、ナメクジが絡み合う姿を思い出させた。
その行為の意味なんて、ほとんど知らない。 ただ、影で息で声で感じる変な雰囲気に、ただただ。
汚い、と思った]
(36) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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|
ん?
[>>30トレイルの視線。 汗をうっすらかいたトレイルが、なにかを探すような目をしてこちらを見ている。
酷い顔をしていた。 多分、僕と同じ顔。
彼の方へ体を向けて、宥めるために指を触れさせる。 額へ、頬へ、血のにじむ唇へ。
最後に前髪を撫でてから、てろっと指についた血を舐める。 トレイルと僕と、両方、すっと唇に朱が残った。
ノックスとラルフ。の、なにかソーイウコト。 汚くて、怖くて、羨ましい。
彼の探す小刀は、大事にポケットの中。 僕は彼が探すものは知らないし、彼も僕が持つものは知らないから、出すことはない]
(37) 2014/11/22(Sat) 00時頃
|
|
うっ あ!
[痛みに声が上擦った。顔の左側が血に染まる。耳奥に残るのは軟骨の。耳が食い千切られる音。と同時に白の欲を吐き出す。]
……
[乱れたビスケット色の髪を掻き上げる。愛し子達には気付かれてしまっただろう。だから、ラルフの手を解放して腰を抱き、己が下になるように体勢を変えた。
突き上げては腰を引き、落ちてくるのを待つ。最奥を穿ち、内壁を抉り、熱を扱き、絶頂と解放を誘う。
浅い息、鼻にかかった甘い声。
床に落ちたナイフの柄に伸びる――指先。]
(38) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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|
[耐える為に噛んでいた唇が重なる。 それだけでも驚いたのに、舌が割り入ってきた時点で混乱した。 身を引こうとしたのに許されずに、舌を吸い上げられる>>20。]
ん……あ……なん、で。
[唇が離れ上手く呼吸が出来ないでいた為、呼吸が荒くなったまま。
気を紛らわせるとはどういうことなのだろうか。 自分の気を紛らそうとしてくれているのか、それともバーナバスなのか。 酸素の足りない頭では、考えられない。
絡められた指に、握り返すように力が入った。]
(39) 2014/11/22(Sat) 00時頃
|
|
[爪で引っ掻かれたそこが熱く感じる>>24。
触りたい、とはどこをだろう。 バーナバスが与えるものを、拒否することも拒絶することはない。 常のように。]
(40) 2014/11/22(Sat) 00時頃
|
|
[>>35 唸るような声も、聞きたいと思うのは おかしい、のかも知れない――と過ぎる。 呼ばれる名前にも、蕩けるように感じる。
刹那、白く塗りつぶされて]
……っ……ぁ は ……
[ひくん、ひく、と 体が小さく幾度か跳ねた。 吐き出した虚脱感にくたりと身体の力が抜けて、崩れ落ちそうになりながら体重を預けた。息を整えようと、肩が何度も上下した。 こんなに乱れるなんて自分で思って、いなかった。]
(41) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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|
[跳ねる身体を抱きしめその背を撫でる。 手の内に放たれた欲の塊が指の間からぽたりぽたりと床に落ちる。 フランシスのこのような姿をこれまで見た事が無かった。 自分以外の手でもこのように乱れるのだろうかとぼんやり思う。
このまま寝台に運び押し倒して 肌隠す布を引きちぎり味わい尽くせれば――。
そんな事を考えてしまうあたり フランシスの色めく姿にあてられている。]
――…もう、平気?
[案じる言葉を囁き掛ける耳朶にちろと舌を触れさせて]
(42) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[掴まれた脇腹に、ラルフの爪が、指が食い込む。怪我を負った指先まで沈めば、血と血が混じり合うのだろう。
腿の上に当たる尻肉の感触が気持ち良かった。水音が淫らで耳に心地好かった。熱持つ皮膚は手触りが良かった。
じゃらじゃらと鳴る首輪の音。]
――好き、だよ。ラルフ。
[迫り上がる快楽の波に苦しげに眉を寄せ、それでも微笑み。共に上り詰めた先、絶頂の瞬間。
彼の腹にとすとナイフの刃を沈めた。そのまま腕を突き上げる。肉を裂く手応えが伝わってくる。]
(43) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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|
………………!!
[びくっ と彼は大きく震えると 天井を見上げる なにが ? あるならば 衝動にたいする 苦しみと けれど………………]
(44) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
|
|
[一度 巻きつけていたシーツをほどき わらの小さな焚き火の上に 叩きつけ 火を消すだけ消して 巻き直しながら駆け出した
一体何が?どうして? 強い痛み を感じるラルフを感じて
階段を駆け上がる どうして二階にいなかったのか 居間と廊下しかない それが嫌だと感じた そんなこと 考えなければよかった]
(45) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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フィリップは、彼が居間のとを開けた時 血のにおい甘く
2014/11/22(Sat) 00時半頃
|
[握り返される指を>>39そっと解いて。
柔らかな愛咬を繰り返しながら、衣服を肌蹴ていく。
既に一度熱を吐き出したばかりの体が、再び精の兆しを見せるまで執拗に熱を高めさせ。 絡めた手のひらが濡れそぼり、粘着質な音を立てたのを聞いて手を離す。
他人に追い上げられる感覚は、己で欲求を慰める感覚とは大きく異なっていただろう。]
(46) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[>>42 背を撫でられ、段々と息が落ち着いてきた。 床に落ちる、白。服掴む手は、そろりと撫でるように、なって。 解放されて。それでも、足りない。求めているのは心か獣か、 深くつながりたい、のは―――]
ん っ… !
[耳にかかる吐息、彼の、声。舌先の甘さ。 今、刺激に余計に敏感だ。鼻にかかった声が漏れる。 困ったような、悩ましげな――潤む半目を向けて]
……っ、 そこ、だめ、って…… 平気なの、が 平気じゃなくなったら、どう、するのさ……
[官能を引き出す箇所なのだと、感じる。]
……ドナルド、…は…?
(47) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[とろりと指の間を糸引くように零れた体液とともに、男は自身の昂ぶりとプリシラのそれを手で包み込む。
少しでも強張った表情を浮かべられれば、僅かに苦い笑みを刷いた。]
んな顔すんなって。
[どうしようもなく言い訳出来ない段階まで体を繋げることはしない。 そう言い聞かせて、手で二人分の熱を煽っていく。]
(48) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[舌に残るはフランシスの肌の味。 とろと緩む隻眼は、鼻に掛かる声漏らした彼の口許に注ぐ。 口付ければもっと甘くあるのだろうか。 ラルフとフィリップの交わりを思い出し、熱籠る息を吐き出す。 僅か視線を上げれば潤み湛えた悩ましげな双眸が見え]
――…フランシスが弱いとこ。 覚えとく。
[に、と口の端が上がる。 尋ねる声に首を傾げた。]
俺は、――…いいから、もう寝ろって。
[ひょいと抱き上げて空いている寝台へと運ぶ。]
(49) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[愛しい彼の赤を被り、舌で唇を拭った。倒れそうな身を支え。 腹に放たれた白は、赤と混じってピンク色。掬った掌を口許に運び、琥珀の瞳の前で啜った。
やっぱり美味しいと。好きだよと、もう一度愛を囁き。 フロスティブルーはラルフの最期を映さんとする。
――すべては過去に消えても、夢みる心は華やかなりし昔を描き出そう。 水は冴かに美しく、空のように青く、限りなき美にドナウは充ちる。 我等いま歌う。 青きドナウを讃えて、我等今うたう。
とこしえに美しく青きドナウの歌を。*]
(50) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[肌に歯を滑らせて、プリシラへも促すように男の指や肩を噛ませる。 過ぎる強さで歯を立てられた時には、咎めるようにプリシラの肌へも強めに歯を立て。
傷つけないだけの力を覚えこませるように、互いの肌を味わう。
ぐちゃりと濡れた音よりも、獣じみた吐息や噛みしめた唇の隙間から零れる声、耳の奥でどくどくと響く血潮の音がうるさくなってきた時。]
…くっ、
[ぐる、と喉を鳴らすよう、腹の奥から腰へと熱が走って、そのまま欲望を爆ぜさせた。]
(51) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[最愛の人を食べたくなる。 流れる血はそんな血族のもの。 だから血の近い同性と旅をする。
熱の解放を手伝うだけでも 喰いたいと欲する本能。 飼い慣らした大人ならいざ知らず 保護者に付き添われる身では――。]
これ以上はダメだって。 俺に、喰わせたいの?
[フランシスに言い聞かせる声は自らにも向く。 一度は抗い片目と引き換えに手に入れたはずの平穏。 大事な同行者に血を与えただけでそれは遠いものとなる。 仮令そうなると知っていたとしても ドナルドはラルフの回復を望みそうしたのだろうけど。]
(52) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[絡む指と深くなる口付けに、堪えていた涙が零れた。 それはまるで、堪えようとしていた感情のように。
逃げる舌も絡め取られ応じる術も知らない為、翻弄されるだけ。]
待、て……なあ、なんで……。
[先程自分で慰めていたそこを露にされ>>46、戸惑いと共に声をかけるが、直ぐに追い立てられてしまう。
そもそも、人に触れられたのは初めてと言っても良い。 縋るようにその肩に頭を押し付けた。]
(53) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[その瞬間だけ一際大きく背を揺らし。
プリシラの瞳の端に滲んだ雫を舐めあげて、同じように手を濡らした二人分の精をべろりと舐めた。]
すすんで飲むモンじゃねえな。
[口にした白濁へ顔をしかめて、そんな感想を零しながら片手に纏わりつく雫は瞬く間に舌に舐めとられた。]
(54) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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ー →居間 ー
ーーーーー………………
[何があったのか] [呆然と 開けた居間の扉 甘い血の匂い 混じる 先も嗅いだ 匂い
燃ゆるペチカのあたたかさ を感じない ふらり 足が 向かう ソファーに あの二人はまだいただろうか? ノックスは?]
(55) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[煩い 五月蝿い
耳を抑える。
聞いた覚えのあるリズム 音程は違う 何が行われて居るのか ペチカの火が、トレイルに伝えて
ニコラの指が>>37触れていなければとうに 二人に向けて襲いかかっていただろう。 彼の同じ表情が無ければ
今は 寧ろ]
(56) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[>>49 見られている気がして少し首を傾いだ。 喰らってしまうかも、と謂ったから唇は、 ――先ほど触れた以外は、避けたけれど。]
…… おぼえなくて いい……
[眼を逸らして恥じ入った。
そうして、ぼんやりとした頭のまま尋ねてしまったけれど 大人が飼いならしたはずの本能を 首筋を食むような、覗かせ方をしてしまったのだから――ドナルドは。]
っ、…!ちょ ドナルド……
[軽々抱えて運ばれて、うろたえるまま名を呼ぶも 静かにそっと眼を伏せた>>52]
……ごめん。――いけないこと、した、な
(57) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[トレイルは、ニコラに前髪をいじられたあと ゆっくり立ち上がって、ノックスに近づいて行った。
それは、フィリップが>>55到着する前]
(58) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[バーナバスのものと重ねられ、視覚的にも煽られる>>48。 強張った顔のまますぐ近くのバーナバスの顔を見れば、苦い笑みを浮かべていて。
なかったはずの牙が疼く。]
あ……んっ……んん……。
[声を殺す為に衝動を堪える為に、親指の付け根を噛む。
それを咎めるように、肩を噛むようにと言われてその皮膚に歯を立てた>>51。 人の肌に幼い牙を立てるのも初めてで、力加減など分かるはずもなく。 言葉なく力の使い方を教わる。
バーナバスの声と呼吸と、水音だけが聞こえる。]
(59) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[口直し、と階下から失敬した酒瓶を傾けながらプリシラの頭を撫でる。
珍しく言葉を探すように逡巡した様子を見せた。]
あー…、いきなりだったとか、唐突だったとか。すまねえ。
[性欲の発散が衝動の気晴らしになるだとか。本能や欲望のコントロール手段だとか。 そんな単語だけをもごもごと口で転がして、やがてそれだけ言っても意味のないことに気がついた。]
(60) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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ラルフ!ねぇラルフ!!!
返事して…………どうしたの!
[呼びかける 心で
一瞬の激痛の後ーーーーー聞こえない
何も聞こえない]
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[この手が、その声が、その眼が――ずるいところも]
ドナルド、 に、… …ふれて、 ほしかった
[――駄目な保護者だ。 思いながら、ぽろ、と零した。 ――そ、とドナルドの髪を撫でるため手を伸ばして、触れて。
冷えたベッドの上に横たえられると 程なく眠りに落ちて―――ラルフがおきて、階下へ向かう、前の、こと**]
(61) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 01時頃
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[一度熱を吐き出せば妙に頭が冷えるのは性としてどうしようもなく。 その居たたまれなさにプリシラが煩悶しているのかもしれないと思えば、何かしらは言わねばなるまいと思う。]
やり方や、突飛さはさすがに自分でも呆れてるから、…怒っていいぞ。
[男よりもいくらか柔らかいプリシラの髪を梳いて、それだけは目線を合わせて告げる。]
怒っていいから一つだけ、覚えておいてくれ。
(62) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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[聞こえない 眠っているかのような
空白の まるで独り のような ]
ーーーーーーーラルフ!ラルフってば!
[悲鳴に近い思考 痛みに気を失っているだけ?
そうであって欲しい そうであって欲しい
けれど どこか違う何か予感がある]
|
人としても狼だとしても。お前のことは大事にしときたいんだよ。
[行為の最中は煽られるだけだった涙が、今は流れないといい、と。 思って髪や頬を撫でるものの。
さすがにこれ以上同じ寝台で眠ることは今夜ばかりは嫌がられてしまうだろう、と嘆息する。**]
(63) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 01時半頃
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――…いつかの為に覚えてる。 いつになるかはわかんねェけど。
[逸らされる視線>>57に羞恥の気配を感じ目を細める。 少しだけ愛しげな色が覗くけれど。 抱き上げた身体からはぬくもりが伝う。 もう少し、と思うのに寝台までの距離は近すぎた。]
煽ったのは俺だし。 気にすんな。
[寝台へと静かにフランシスの身体を下して 縁に手をつき寝台を微かに軋ませその貌を覗きこむ。]
――…俺も、触れたかった。
[眠りに落ちゆく彼に囁き、離れる。]
(64) 2014/11/22(Sat) 01時半頃
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[眠るフランシスの身体を濡れた布で拭い、 床に落ちた名残を跡形なく消してから ドナルドもまた寝台へと潜り込む。
肩に、首筋に宛がわれた歯の痕、 微かな窪みに指を這わせて悩ましげな息を吐く。
悶々としたままいつしか眠りについて ラルフが寝台を抜け出したことにも フィリップが部屋を出るにもすぐには気付けぬまま*]
(65) 2014/11/22(Sat) 01時半頃
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―夜明け前、居間― [ニコラの、唇を飾った紅は、トレイルのもの>>37 小刀は見つからなかった。 透明な声を大分聞き取ってもらえるようになっていても 心の内までは、届かない。
故に トレイルは、直接向かう事にした
あの音がフィリップから毀れた時は ただ、もっと欲しいと思ったけれど 音を引き起こす行為の意味を知って、意思は変わる
ノックスが漏らした音>>38 彼が紡いだ旋律とは似て非なるもの トレイルのためでなく、ラルフの為に紡ぐ音 一分一秒でも早く止めてほしい。
何の為に 何の為に、ラルフを――――]
(66) 2014/11/22(Sat) 01時半頃
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[我慢なんて なんて 出来るように、喰ってよ。 どうして、ノックス
その音は
ノックスは、トレイルの耳の良さを本当の意味で知らないのかもしれなかった。 音のない囁きまで聞き取れる異常なほど恵まれた聴覚で どうして、ほんのわずかしか離れていない彼らの音を 取りこぼせよう。
肉にナイフが埋まり 内臓を切り開き、骨にぶつかるときにたてる鈍い音 ラルフの命が消えるまで、発する音 全てを拾って
トレイルはノックスの傍へと近づいていく]
(67) 2014/11/22(Sat) 01時半頃
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[夢に見るのは恋した少女の姿ばかり。
彼女の血の味を忘れられずにいる獣が静かに目覚める。]
――――…あァ?
[ラルフ、と聞こえる。
けれど反応示すはラルフでない獣。]
|
[眠るドナルドの眉根がきつく寄せられる。]
あぁ……、うっせぇなァ。
[寝足りぬとばかりに毛布を被りなおす。 それでも誰かを呼ぶ誰かの声は遠退いてはくれない。]
(68) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[――――パンッ
と、軽く、でも大きく響いた音 トレイルが、ノックスの右頬をたたいた音だ。
血の臭いが酷い。 足音がする。 フィリップだ、と見ずに思った。 でももう、構わなかった。
そのまま、力尽き崩れたラルフの 脇腹を渾身の力で蹴飛ばし、ノックスから引きはがす。 精一杯の力でも、トレイルには少年一人転がすのが精いっぱいだ。
そうして、ラルフの腹に刺さったナイフの柄を、 靴裏でゆっくりと踏んで押し込めていった。 彼に手は使わない]
(69) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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ーーーーーー………………ラル…………
っ
[硬直する思考 ラルフの声がしない
けど なにかの…………]
|
―眠る前の― [いつかのために。]
……おとなに、……
[>>64大人に、なったら――その、いつかが、くるように祈る。 なんて、 ――焦がれているにも、程がある。と、フランシスは思いながらも、ふやりとした調子で、紡いだ]
…… ――
[覗き込まれる顔、胸が痛み、ざわつくのは。 ――嗚呼。**]
(70) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[バーナバスが熱を吐き出す前、追い立てられるままに熱を吐き出す。 吐き出されたそれを舐める舌が見え>>54、眉を下げる。]
何で、やめろよ……なんで。
[止める間もなく舐め取られてしまう。 酒を飲むバーナバス>>60を見つめる。]
…………謝んなよ。 謝られたら、悪いことされたみたいじゃん。
[嫌だったら、拒絶した。 戸惑いと困惑と不安と、それ以上に嬉しかったと。
それは、言えないけれど。]
(71) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[思考が赤く染まる]
[甘い血の匂いと その先にある 床にいる …………そこから伸びる 黒く 細い身体……につながる脚
何をしているか 理解するよりも早く 森や山を 駆け回りなれた脚は 一気に距離を詰め寄り そのまま 頭からトレイルに突っ込んで行く]
(72) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[最低だ、ノックス
噛みきったくちびるから血を流したまま 肩で息をする ただ、これだけの行動が トレイルには重労働にも値して
足音が勢いを増し近づいてきても 避けもせず 溢れる感情の雫で両頬を濡らし続けている]
(73) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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―ブラッドレッド―
………ふ、ア ……く
[終わった。壊した。 瞼を閉ざして手で覆う。酸素を求めて喘いだ。
心地好い疲労感。愛液の酩酊感。――…喪失感。 滲む涙。]
……あぁ、トレ――
[足音に手をどける。床に頭をつけたまま、姿を認め。愛し子の名前を呼ぼうとしたら。頬を、叩かれた。
驚き目を見開く。]
(74) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[彼さえ、食ってしまえば あとは あとは
また、もとの日常が 少しの希望と諦めを繰り返すだけの 穏やかな日常が
――――訪れる筈だったのに]
(75) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[”キタナイ”
声のない声で、トレイルは ノックスに向けてそう、言い放った]
(76) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[トレイルがどんな表情をしているか その場に トレイルだけではなく ニコラ ノックスもいて 数的に不利だとか そんなことは 一切考えられなかった
スピードを緩めることもなく トレイルの その線の細い胴体 肩で一撃を 叶うならば そのまま馬乗りになり 首筋 噛み破りたい衝動]
(77) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[そうして、
こんなもの、と憤りもあらわに もう一度冷たくなってゆくラルフを足蹴にしようとして]
(78) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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[衝撃。
>>77何がぶつかったのか 目で見るよりも耳が反応していた。 軽い身は簡単に倒れこむ。
フィリップを見上げ、にじむ視界で 精一杯口の端をつり上げた]
(79) 2014/11/22(Sat) 02時頃
|
|
[腹の上のラルフが蹴飛ばされ、強制的に引き剥がされる。重みも、内からも。]
っ、
[天地が逆だった。トレイルの唇は赤く、雫が雨のように降り。言い放たれた言葉は透明な刃になって突き刺さる。
そぅ、穢い。きたない。 見せたことのない、己の歪情。
慌てて身を起こそうとして、トレイルが視界から消えた。]
(80) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[ぶつかる抵抗は軽い トレイルの体重の軽さは 知っている
ぶつかる勢いで 押し倒し その細い胴体に跨る 喰らいつこうとした その視界 口角 その表情に その口元 渾身の力を込め 拳を突き入れる ーーーーその表情を粉砕したくて]
(81) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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|
―― 三階/個室 ――
[大人になる前に獣を目覚めさせた。 元々ある犬歯は少しだけ鋭さを増した。 血を求め疼くを感じながら、は、と息を吐き出す。
再び寝ようと思うのにざわめきがそうはさせてくれない。 億劫そうに上体を起こして伸びをした。
はらと目に掛かる前髪。 自らのにおいを消す為の髪油を使いそびれている事に気付く。]
――…ふぁ。 もう、今さら、か。
[かき上げても元に戻る髪を睨み肩を竦める。]
(82) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[骨がきしむような音。 口元を咄嗟にかばったのは、火傷した利き腕。 きっと罅でも入ったろう、痛み
顔を傷つけられてはいけない。 正確な音を紡ぐためには、何一つ欠けてはいけないのだ。
――――音が出なくなってもう何年もたつというのに。
腕で遮った所為で、彼にトレイルの口元は見えない。 故に、その下で囁く音のない声を拾えない]
(83) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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ッ! フィリップ!! 待つんだ!
[倒れたトレイルの脚、跨がるフィリップの背。 止めさせようと手を伸ばす。距離が離れている、のに。]
(84) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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[この体勢、似てるね また、あの音でも聞かせてくれるのかい?
痛んだのは、鎖骨から広げた傷。 笑みは消え、少し表情が曇った]
(85) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[拳に硬い衝撃 醜く吊り上がった 口元は見えなくなる
もし その腕がなくても もう 彼は トレイルの声を 見ようとしない
端正の取れた顔 その見上げる瞳が 沈んだ色彩にもイラついて もう片手も拳に握り 米髪を横殴れば 瞳もかばい 視界から消え去らないだろうか?]
(86) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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|
[部屋をゆると見渡す。 寝台のひとつが空になっていた。 それはフィリップとラルフが眠っていた場所。 寝台をおりてドナルドはフランシスの眠る其処に歩み寄る。]
……フランシス。
[呼び掛ける。]
ラルフたちが、居ない。
[彼の反応あればそんな言葉を口にした。]
(87) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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[怒りに視界を紅く染め上げる 彼に ノックスの声は届かない
トレイルの 骨のような脚 ラルフを踏みつけた脚 噛み砕いてもぎ取ってやりたい]
(88) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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|
[ノックスの制止の声 フィリップの、第一撃には間に合わなかった。
>>86彼のもう一度の手は 止められるかどうか。
トレイルは、諦めるのが早い。 彼の苛立ちを見て、瞬きを二度、三度。 彼は何を怒っているんだろう。 そんな風に首を傾ぐ]
(89) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
トレイルは、顔に向かう攻撃は全て全力で阻止するけれど、それ以外は無頓着だ。
2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
……ん、 ぅ…… ?
[声をかけられ、音を拾う。 体を起こし、ドナルドを見た。 ――なにか、起きたときの胸騒ぎ]
……な に…?!
[文字通り飛び起きて、ベッドから降りる。 隣のベッドはもぬけの殻。背筋が寒くなった。 ドナルドに目配せし]
探しに、
[言うが早いか、走り出す。]
(90) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
トレイルは、ニコラスにまでとばっちりが行かなければいいなと思いつつ
2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
[日頃の行いのせいか、欲に塗れた偽装工作が裏目に出た。最悪の場面を見られた。 トレイルには初めて頬を打たれ、あんな感情的に泣かれ]
くっ
[脚がもつれる。けれど、止めなくてはいけない。 フィリップを羽交い締めしようと、飛び掛かろうと床を蹴った。]
(91) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[両の腕で顔をかばうようならば ペチカの火 紅く染め上げる 喉が見えて 両の手を その首に 回し力を込めようと 握り込めば潰せそうな
口ではなく 手を それは人として人を殺す意思]
(92) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[怪我を負っていたラルフの不在。 心ざわめくはそれだけが理由ではないけれど。 過保護な保護者の反応は想定内ではあるけれど フランシスの目配せにコクと頷く。]
ああ。 ラルフが心配だ。
[走り出す彼を追う。 その場所はドナルドにも未だ知れない。**]
(93) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
ドナルドは、フィリップに話の続きを促した。
2014/11/22(Sat) 02時半頃
ドナルドは、トレイルに話の続きを促した。
2014/11/22(Sat) 02時半頃
ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。
2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
ーーーーーーー…………っ!!!
[目の前の トレイルに対する 怒り それだけに意識が注ぎ込まれ 背後からの気配 気づけず ノックスに 羽交い締めにされる
それでも引き剥がされる瞬間まで 彼の指は トレイルの 音紡がぬ喉 そこへ 指を減り込ませ 締めあげようと]
(94) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
|
[両腕で顔を庇っては見えないから トレイルは、懇親の力で蹴り上げた。
馬乗りになったフィリップ その脚の付け根にある個所を 見えぬままに、 見えぬからこそ 軽い、それでも少年一人の体重をかけて]
(95) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
ベネットは、ドナルドの想定内、そのものの心配顔で――
2014/11/22(Sat) 02時半頃
|
ーーーーぐっ!!
[世界が反転する 痛み それが加われば ノックスなら 羽交い締めで 簡単に 小柄な身体を引き剥がせる 痛みで もがけないから 指だけは それでも トレイルの喉 最後まで 触れて]
(96) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
フィリップ!!
[引き剥がした身の、肩から伸びた腕の先。 トレイルの喉に。
身を裂かれたかのような懇願を込めて、彼の名前を叫んだ。耳から垂れ落ちる赤が床を汚す。
更に離そうと後ろに下がる。]
(97) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
[締め上げられた喉 其処を止められては息が出来ない
漸く解放される。 急に取り込む大量の空気に交じる血の臭い 何度も咳き込みながら
喉元を 利き手でない方の指先で、ゆっくりと撫で擦る。 きっと、絞められた跡は、暫く残る]
(98) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
―3F→2F―
[ドナルドの腕を引こうとして――思い出して躊躇う、 そんな一幕もあったが、彼の内なる獣の変化には、 フランシスはまだ、気づかぬまま。 ラルフとフィリップが居なくなったことで動転していたのだ。 「水を飲みにいっているのかもしれない」 という楽観的な考えは、この保護者には浮かんでこなかった。 廊下を見、行きそうなところはどこだと見回す]
――ラルフ?フィリップ、 どこ……
[――階下から何か、大きく名前を呼ぶような声が聞こえて>>97 ドナルドと顔を見合わせるも一瞬、階段を駆け下りた。]
(99) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
[ああ、キタナイ。
トレイルは、そう思った。 顔半分を赤く染めるノックスも 醜い顔で必死になるフィリップも
だから。 彼らが離れて、ようやく まだ床へたたきつけられた痛みを抱えながら 起き上がるとニコラの傍へ歩いてゆく]
(100) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
[もういいよ、行こう。
そういって、彼の手を引いて 個室へ戻るつもりだ**]
(101) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
ーーーはなっ……せっ
[強烈な痛みに 酔いそうなほど 荒い息 脚 ばたつかせる気力もなく ノックスに されるままに後ろに引かれ
ラルフを 踏みにじった 許せない けれど 強い痛みが 思考を再開させる 今は 怒りをぶつけるよりーーー]
ラルフ!!ラルフになにしたんだ! はなせ!!はなせってば!!!
[痛みが落ち着き始めて 渾身の力で捥がく 首筋 かかる 熱い何か 血の匂い くらり とする]
(102) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
|
お願い、だから トレイルには……トレイル、に は
ぐっ、は
[大人しくしていたかと思えば。脇腹が捻られ、痛みに顔を歪ませた。フィリップから手を離し、踞る。]
(103) 2014/11/22(Sat) 03時頃
|
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―2F居間― [聞こえた声はラルフのものではなかったが 何か起きているなら捨て置けない。 ――そう、思っていたのに]
―― っ、フィリップくん…?!
[>>102彼がラルフを呼んでいた。 フランシスは心臓をわしづかみにされるごとき恐怖、を覚える。 何があった、ラルフに何が。
逸る心のまま、居間の扉を乱暴に開く]
(104) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[ノックスの懇願が 頭の隅 残る ラルフを足蹴にしたことも許せない ーーーーーけど そもそもどうして? そう考えると向く矛先は……ノックス
ラルフにひどい後遺症が残ったら ノックスの 大事にしているもの 壊してやる
そうと はっきりと頭に刻み込むままに
解放された身体 転がるように ラルフのそばへ]
(105) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[怒っても良いと言われても、首を振って否定する>>62。 髪を撫でる手に、バーナバスの服を掴んだ。]
大事だから、さっきみたいなことしたのかよ。 ……じゃあさ。
[目線を合わせ告げられたことに、なんで今までしなかったのか、どうして今したのか聞きたいことはたくさんあったけれど。
髪や頬を撫でる手を掴み、顔を寄せる。]
(106) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[初めて、自らバーナバスの唇に口付けた。 触れるだけで直ぐに離れたが、泣きそうなくらい胸が痛い。]
……寝る。
[手を掴んだまま、寝台に移動する。 先程のことを考えると少し躊躇うけれど、嫌いになったわけでも、嫌だったわけでもないのだ。]
(107) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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[眠る前、深い口付けを目を閉じて強請る。
少しだけ怖いと思ったのは、他人の手によって熱を吐き出されたことではなく、彼の気持ちだったと気付いたのは、眠りに落ちる前。
叶うことなら。 この人の衝動が。欲しいと思った。]
(108) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 03時頃
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[ニコラは素直についてきただろうか。 トレイルは、振り返らない。
ベネットがやってきた>>104のは そんなトレイルが居間をでて 姿が見えなくなった後だった。
個室へ向かう予定だった足は、階下へ 故にすれ違いもせず**]
(109) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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―2F 居間― [襲い来るのは ―――血のにおい。
治療して、拭って、傷を焼いた。 獣の嗅覚は覚えている。 ラルフの血の臭いだ。
ペチカの向こう側でことがおきている 蹲るノックスが>>103 ニコラの手を引くトレイルが>>100 叫ぶフィリップが>>102>>105 何を見て、何をなしたか、――“声”聞けぬ身では、飲み込めず]
……なに ……なにが、 ラルフに――何が、
(110) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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ラルフーーーーーっ
[転がり寄ったラルフの 肌着だけの姿 腹に深く突き刺さるナイフの
広がる血の量 人体から 流れるに多すぎる 血まみれ 構わずラルフの腕を取る もう片手は 彼の首筋 ]
あ………………
(111) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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[フランシスの声がする けれど 今はそちらに意識が向かない]
ーーーーーラルフ ラルフ やだ おきてっ おきてっ フィリップってよんで! ーーーーー 一人にしないでーーーっ
[命の反応がない それがどう言うことか知っている 知っているけれどーーーーーーーー認めたくない 肩の傷 痛んでしまうのもかまわない ままに揺する]
[]
(112) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!!
どうして こんなことに?
[離れる覚悟はしていた
でもそれは ラルフが幸せになることを思って
離れ難くても どれだけそうでも]
|
[>>109トレイルの去った音は、背に遠い。 言葉もそこそこに、フィリップの方へと駆けて行く。 ドナルドもまた、同じだろう。 ペチカを回り込んだ、フランシスが――見たのは]
……ラル、フ……?
[在るべきでないところに突き立つナイフ。 滔々と流れる赤いいろ。 光なくした、琥珀色の―――]
(113) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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[腹から耳へと移した指の間から、赤が零れる。
何処よりも痛いのは、右の頬だった。]
……フランシス。
[ゆっくりと顔を上げる。 何があったのかなんて、簡単な事だ。]
……もし其処に転がっていたのが僕だとしたら、きっと君達は悲しまないんだろう な。
(114) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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[人の気配が増える いやだ ラルフを連れて行かないで 彼は ラルフを人の気配から 庇うように 血の海から抱き起こす
冷たい あんなに暖かかったラルフが冷たくて 孔雀石がゆがむ]
(115) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
|
ラルフーーーーラルフってば……
ねぇ……ラルフーーーー!!
|
[フロスティブルーは愛し子の姿を探す。 無事かと駆け寄りたかった。
けれど、シノワズリはノックスを見なかった。>>109 そのことが堪らなく辛かった。]
………衝動を抑えきれなくなったらどうなるか。
フィリップ。君は良く知っているんじゃないかな。
[もしかしたら、フランシスもなのかもしれない。 声は淡々と「事実」を告げる。ぼたり。また血の塊が落ちた。]
……僕は、ラルフを 止めたかった。
(116) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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|
ーーーーーー嘘
[聞こえた それは
ラルフを貶める言葉]
……衝動が 止められなくなったら 呼んでって あんたと あってるの 見かけた時 ”声をかけた”
…………一度も ラルフは 衝動に負けなかった
[そうならば もっと前に ここに来たから]
(117) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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|
[血の気が引いていく トレイルが ラルフを 足蹴にしていた時とは 違う 怒り]
衝動に負けなかった ラルフを貶めるなんて
[抱きしめる 冷たいラルフの その心を貶めた ーーーーーー絶対に 許さない]
(118) 2014/11/22(Sat) 04時頃
|
|
[ぼんやりと視界が霞む。 何か変だなとぼんやりと考えていた。
いつ、声をかけていた?]
……どうして嘘だと言いきれる? 僕の耳は彼に食われ、命の危険を 感じた。
[そこまでを言い、遠ざかりそうになる意識に目を瞑った。**]
(119) 2014/11/22(Sat) 04時頃
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|
[>>43音が。 止まった]
ん。
[足をゆらゆらさせるのをやめて、小さく鼻で言う。 トレイルはそれを合図に、指にさらさらの前髪の名残だけ残して立ち上がった>>58
>>69そうして聞こえる、乾いた音。 その痛そうな音に、うーってなった。
けどトレイルを怒る気にはなれないの。 血の臭いがする。足音がする]
(120) 2014/11/22(Sat) 04時頃
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|
[音は見てないと、聞こえない。 遠くで顔を歪めるトレイルの声は聞こえない。 けど、とってもかなしい顔をしていた。
ぺたぺたと、トレイルのそばに寄ろうと。 やっと歩き、トレイルを慰めてあげようと。
していた途中]
あ。
[>>81光が駆けてきて。 なにがあったか理解する前にトレイルの体が倒れ、思わず立ちすくんだ。 それが人で、狼で、フィリップだとわかったのは、拳が振り上げられてからのこと。 あんまりにも一瞬で、僕はなんにもできずに]
と、れい、るっ
[>>86がご、と音がした]
(121) 2014/11/22(Sat) 04時頃
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[>>100ノックスがフィリップを抑えて。こっちに歩いてくるトレイルをみて。 まだどきどきしている心臓を押さえて、息を吐く。 ああ、よかったなあって思う。死ななくて、よかった。 って考えてから。 なにか嫌なことに気が付きそうになったから、卵をぎゅっと握っておく。
まだ、かなしそうで冷たいトレイルの顔。 僕の手だけを引く動きに、ちょっと戸惑って]
……ノックスは?
[トレイルに訊ねるけども、多分、答えはない。 おとなしく手を引かれるまんま、振り返り振り返り]
ノックス、
[困った声で、名前を呼んだ。 後、彼が口にしたラルフの血のことを思い。 吐かせたいなって思って。 繋いでない方の手を握って、伸ばした**]
(122) 2014/11/22(Sat) 04時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 04時半頃
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ーーーー……
[孔雀石は睨みつける 彼は ノックスを論破するために 新たに増えた人の気配に説得するために 言葉を口にしたわけではなく ただ ラルフを貶められた……と感じたことに 言及しただけ 故に 言葉が さらに降っても じっと 睨みつけるだけ]
(123) 2014/11/22(Sat) 04時半頃
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[ノックスに対する憎しみが氷解する*その可能性はない*]
(124) 2014/11/22(Sat) 04時半頃
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[>>122卵を握る手 彼の手をとったのは、逆の方。
ノックスは連れて行かないのか そんな風に聞かれたような気がしたけれど その時トレイルは、早くその場を離れたい気分でいっぱいだった。
ラルフを食った トレイルが頼んだ でも、 けれど
汚い。 あれは、違うものになった。
ノックスじゃない。 トレイルが一番食べたいと言ったカレが あんなことをするはずがない]
(125) 2014/11/22(Sat) 08時頃
|
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―1F― [大人のやり方を、トレイルは理解できず ノックスに抱かれ食いちぎったラルフに嫌悪を抱き そのラルフにあの音を捧げたノックスが許せない。
階下の冷たい空気のなかで眠っては、風邪をひく。 上に向かおうとしたが、足音が聞こえたから降りた。 疲れ切ったトレイルはまだ 気付かない。 少し先で、フィリップの保護者が冷たくなっている事。 其れを知れば、少しは腕の痛みも紛れたものを。
今はただ、藁と生成りの布を寄せ集めた 簡易布団にニコラと一緒にくるまって お互いの熱で寒さをしのいでいる]
(126) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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[夢を見る 此処へ来てから連日の 音の羅列が言葉になっていく、夢]
(127) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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[ラルフが、ノックスを思い出している事までは、わからない。 ただ、トレイルは夢で聞いた。
”気になるとおもったひとからは、すぐに離れてた…… なのに――――”
誰かを思い衝動を覚えている、ラルフの声
”……もう、耐えられるか、わかんない、のに……”
ノックスは知っていたんだろうか。 だから、あんな風に誘ったのか 自分の身を危険にさらして。 トレイルの想いとは関係なく夢は進んでいく]
(128) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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[大人に くつろげる場所
あつい、いたい どうして トレイル 何で
怖い]
(129) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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[ドナルドなら、食べすぎる前に―― ―― そうして、衝動を色欲に変えたあさましい音が続く。
喰われた ……誰かに食べられたいって思ったこと、ある?
そんな衝動もあるみたいだ
――は、どうする? そんなことを言われたら
……食えやしなかったよ。 誰でも、良かったんじゃないかって
同時に、大人たちの相談する声]
(130) 2014/11/22(Sat) 08時頃
|
|
[黒い服の下で、フィリップの拳を受けた利き腕が じくじく熱をもって痛んでいる。 ゆっくりと目覚め、トレイルは声もなく呻いた。
――-―守りたかったものを 結局、ラルフに取られてしまったような気分]
(131) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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|
[トレイルの一日は、今日も絶望で始まった**]
(132) 2014/11/22(Sat) 08時頃
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|
―居間― [>>114 ノックスが、何か謂っている。 フランシスの耳には、いま、その声は遠い。 >>112叫ぶ、フィリップが叫んでいる。 覚束ない足取りでラルフの傍へ膝をつく。 血塗れになるのも構わずに、青ざめた少年に呼びかける声は茫然とし、うわごとの様な]
ラルフ
血、血が、うそ、……なんで、こんな
止めなくちゃ、血、……ラルフ、しっかり、
[>>115抱き起こす、その横で、震える手で ラルフに刺さったナイフを引き抜く。こんな、こんなものが刺さっているから。]
(133) 2014/11/22(Sat) 11時頃
|
|
[でもそれは何の意味もない。 血を止めようと無駄な抵抗、腹を両手で押さえても 止血が間に合うはずもないのに。 いっそ、臓腑が手に触れる感触まであるのに。
――血塗れ、倒れた、近しい、大切な、 ――血のにおい、虚ろな眼、 ――過去が鮮やかに蘇る。フラッシュバック。
ひ、と咽喉が引き攣ったような呼吸が漏れた。]
ドナルド ドナルド、 ――ラルフ、ラルフが、――ぁ、ぁあ、 あ
[>>119>>117 フィリップと、ノックスが何か謂っている。 内容を理解できないまま。]
(134) 2014/11/22(Sat) 11時頃
|
フィリップは、ようやく人の気配が誰か気がつく
2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
[喰われたわけでもなく このナイフで腹を裂かれたのか。 ラルフが何をしたと謂うのか。]
とめ、 止めて、血を、運ばないと、
[既に事切れているのは分かっているであろうに 受け入れられるはずもなく、 まだ血を止めようとして、ソファに、運ぼうとまでする。 持ち上げた手がもはや握り返す力もなく、声もなく、眼も開かない、動かない、何もかもが、喪失と死を眼前に突きつけてくるならば。
糸が切れたように、見開いたままの緑の双眸から 御しきれない感情が堕ちていく]
あ ぁ、 あああ……!!!
[――慟哭**]
(135) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 11時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
ーーーー…………フランシス
[抱きしめる 身体は冷たい だから フランシスの 言うとおり してもしょうがない のだけど
こくり と頷くと フランシスに 脚を持ってもらい ……ドナルドは どうしていたか? 一緒に ソファーへと運ぶ]
(136) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
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|
―ミッドナイトブルー―
[可愛さは人それぞれで、だから多くの「好き」も出来てしまう。一時の好きを積んでは崩し。残るのはいつもの2つだけ。>>4:29 この両手はいつだって、2人の為にある。]
勿論、知っているよ。僕にとって2人とも可愛い。トレイルにはトレイルの。ニコラにはニコラの。違うから、僕は毎日が楽しい。
[ニコラが離さなかった男は『かわいそう』な男だった。>>4:27 人を寄せ付けない雰囲気と、禁忌を求めた少女の物語を思い出す。共に居た少年を、思い出す。]
(137) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
|
[冷たい ラルフが冷たいなんて ありえない フランシスの様子に 一歩 後ろに下がる]
俺ーーーー温泉とってくる 温める 温めるから…………
[温めて 血を拭って 傷を処置して] [そんなことをしてもしょうがない 頭でわかっても 心は それを拒否して 傷が見えないよう 羽織っていたシーツを ラルフの身体にかけると駆け出す
見ていると 心が壊れそうで フランシスと ドナルドに任せて]
[泣き声はききたくない 受け入れなければいけなくなるから]
(138) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
|
[『思い違いをしないように』『我慢して』。刺していた釘は、現実の音の前には錆釘同然。
『キタナイ』なんて、同じだろう? と、トレイルに笑おうとした頬は硬い。
キスをしてと時にはねだり、長年戯れ睦んできた時間の先にあるものを見せた。『僕は随分と我慢しているんだ』と言葉は愛し子達にも向けて。ちらと視線を向けると、ニコラの灰色はただ此方を見ているだけだった。それで良かった。>>8]
(139) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
|
ー 温泉 ー [駆け込んだ温泉 空気の流れが違うことに 気がついたのは あけてすぐ むせ返るほど の独特な匂い 風に乗っていて より 暖かい 源泉があるなら ラルフも きっと 一気に温まるから
風上 いけば 外湯につうじる 引き戸 そこが 細く あいている
細く 吹雪が吹き込む 凍りついたか 硬い 内から 溶かし 上半身裸なまま 気にせず 外に出れば]
(140) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
|
[ラルフの体はフィリップに抱かれ、フランシスに抱かれて遠い。
まだ彼を腹上に乗せて居た頃。 ナイフの柄から離した手を、切り裂いた腹の中に入れた。筋肉の収縮、触れた内臓の温かさ、柔らかさ。引っ掻いた爪にこびり付いた臓腑を歯で擂り潰す。彼は、陽だまりのような、春の野花のような味をしていた。]
……ラルフは優しい子だから、心配をかけさせまいとしたのさ……。
[フィリップに知らせなかった理由は、憶測でしかない。思い当たるとすれば、ひとつだけ。]
(141) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
|
ーーーー…………!
[戸を開いた先 見慣れた 髪色の >>4:41 その姿 湯の淵 体をうつ伏せに
保護者の姿に 最初 心が頼る形で 緩みそうになって
次の瞬間 戸口が凍るほど だったこと 動かないこと 髪に 身体に 積もった 白い雪に 気がつけば]
(142) 2014/11/22(Sat) 11時半頃
|
ーーーーーーーーー…………!!!!
[人の言葉に 変換出来ない 慟哭
保護者の手で 人の境界から 離れぬよう繋ぎとめられ
ラルフとの触れ合いで 人に戻りかけていた心が]
|
[そこから 認識 曖昧
ただ ホレーショー だったもの 運ぶ 引きずって 内湯 運び終えれば ホレーショー 衣類 かけ ホレーショー 防寒着 手に取り 羽織り 手桶 湯を満たし 戻る]
(143) 2014/11/22(Sat) 12時頃
|
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ーーーーホレーショー……が 凍ってて ラルフも 冷たくて
[湯を手に戻り 凍りついた表情のまま ラルフのところ 戻り 温かいお湯で 清めていく]
[あゝ でも ラルフ ホレーショー 冷たい きっと 冷たいのが *ーーー正しい*]
(144) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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フィリップは、今は >>141認識出来ず機械のように身体を動かす
2014/11/22(Sat) 12時頃
フィリップは、ノックスに話の続きを促した。
2014/11/22(Sat) 12時頃
|
[3階の廊下で壁に追い詰めた時とは違う、はっきりとした強い意志がフィリップの目に宿っていた。トレイルとの仲を懸念していたが、ノックスの知らぬ間に――いや、ラルフに怪我を負わせた時には、もう。>>123
あの時はぞくぞくとした。手足の自由を奪い、嬲り啼かせたら……とも思っていた。 けれど今は、別の理由で奪わなければならないのかとも思う。]
(145) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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[フランシスと共にラルフを探す>>99。 三階の廊下にはその姿は見つけられない。 階段に差し掛かった所で聞こえる声に フランシスと顔を見合わせ――、というより 視線交わし、声する方に急ぎ向かった。
フィリップがラルフを呼ぶ声。 ドナルドが認識していたのは フランシスが聞いたそれ>>104より前からだけど。
居間に辿りつけば血のにおいが漂い 甘く馨しいそれにくらりと眩暈のようなものを感じる。 においが記憶呼び起こし、舌にその甘さを思い出させた。]
(146) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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[フィリップと意思を通わせてはいない。 流れ込むようなそれに耳を傾けているに過ぎない。 だから、状況を己の目で見て、はじめてラルフの状態を知る。]
(147) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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[広がる血だまり。 色を失うラルフの相貌。]
――――……ラルフ!!
[彼の名を呼んで駆け寄るけれど もう手の施しようがないのだと分かる傷痕。 フランシスの声>>135に反応示しはするものの 混乱は酷く、頭はうまく働いてはくれず**]
(148) 2014/11/22(Sat) 12時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 12時半頃
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[外の空気が入り込んだせいで、一階の気温は更に低くなっていた。 何枚かの布では防寒には足りなくなった。 藁の中でもぞもぞと身を温めながら
温泉をちらりと見る。 ロクなことの起きない場所 という認識が出来ていて、 向かうつもりは、トレイルにはなかった。 ニコラはどうだろう ここは、寒い]
(149) 2014/11/22(Sat) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 13時頃
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―ミッドナイトブルー―
[この両手はいつだって、2人の為にある――…のに。
目を覚ました時、両腕にあるべき重みはなかった。]
………ぅ く
[髪を掻き毟り、喉と腹を裂き、この吹雪の中に飛び出して死ねたら――…。思い知らされた。『絶対』など、ないということを。
救いはニコラの声と指だった。>>122 振り返り、名を呼ぶ声がなければ。いつものように伸ばしてくれる指がなければ、きっと死に急いでいた。 待ってくれと縋るように腕を伸ばした。 壁に赤の手形を残しながら居間を出た――…までは、覚えている。]
トレイル…… トレイル、ニコラ……
[吐き出た息は、白かった。]
……トレ イル
(150) 2014/11/22(Sat) 13時頃
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[衝動を抑え 人であろうとする その理由はあるのだろうか?]
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[血の匂い ラルフの身体を 清めて 綺麗になった指先 手にとって
ゆっくりと 口に運んで 止められなければ ラルフの右手*喰らいはじめた*]
(151) 2014/11/22(Sat) 13時頃
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トレイルは、ノックスが紡ぐ自分の名を聞いた気がした。
2014/11/22(Sat) 13時頃
ベネットは、フィリップの汲んできた湯で、ラルフを温めようとして、傷口を―――
2014/11/22(Sat) 13時頃
[フランシスの慟哭。
壊れた楽器みたいだ――…と、思った。
いや。あれは自分の姿だ。
愛し子達を失くせば、きっと同じ。
見棄てられた今は、どうだろう。]
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[ディーンを喰らってきたニコラは 真っ赤に汚れていて、とても触れたくなかった。 汚いものをぬぐって、漸くもとに戻った彼は でも、三分の一がディーンのものだった。
けれど、トレイルの知っているニコラだ。
ノックスはラルフを食ったら 三分の一、彼のモノになるんだろうか。 いままで、誰に彼が惹かれようと 一番は二人だったけれど でも だけど
汚い
あんなノックスは、知らない]
(152) 2014/11/22(Sat) 13時半頃
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ノックスは、トレイルの幼少時代を懐かしんだ。
2014/11/22(Sat) 13時半頃
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―ホーリーグリーン/過去/椅子―
[愛し子は2人。抱っこをせがむ歳ではないけれど、旅の移動は疲労しやすい。そんな折は背負った椅子に1人を座らせ、もう1人を腕に抱く。
互いの顔が近くなるから、ゆっくりと小さな声で話せた。 鳥の囀り、風の音が混ざっても、3人だけの音しかなかった。]
………いや、もぅ良いんだ。
[それは椅子が壊れた日。修復が間に合わなくなった。 ノックスは椅子を作った日を振り返る。]
(153) 2014/11/22(Sat) 15時頃
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[もうここを出ても 前のように旅を続けられるか わからない。
冷たい空気の中 過去を閉じ込め 日常すら諦める準備を始める。
痛む腕を、抑えて**]
(154) 2014/11/22(Sat) 15時半頃
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[骨組みはしっかりと、強度は高く。座部は柔らかに。肘置きの繊細なカーブはあの人の腕のように――…。
卵形のオルゴールと共に、あの人の皮膚と骨とで造り上げた。そうやって。独りになった世界を彩ろうとした。
そうでなければ。 凍青の双眸は輝く星を見出だせなかった。まっ暗い夜の世界で、独りっきりで。
獣の甘えた啼き声に、狂笑を響かせながら。**]
(155) 2014/11/22(Sat) 15時半頃
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―目覚めの話―
[寒くて、目が覚めた]
……ん、
[まだトレイルは眠っている時だった。 外はまだ雪がびゅうびゅういっていて暗いから、時間はよく分からない。
ただ、昨晩のことを思い。 ゆる、とまばたきをして、トレイルを見た]
……。
[静かに眠る彼の、長いまつげ。 それをしばらく見てから、起こさないように布の布団から抜け出した]
(156) 2014/11/22(Sat) 18時頃
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[探し物は。 すぐに見つかった]
ノックス。
[>>150廊下に転がる兄を見て、静かに声をかける。 白い息。多分、僕らよりもずっと寒いとこで夜を過ごした彼の姿。 もう起きてるんだろうか。それとも、まだ悲しい夢の中?
近付いて、近付いて。
そのまんま、彼のお腹を右足の踵で踏んだ]
(157) 2014/11/22(Sat) 18時頃
|
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[彼のお腹を踏んだまんま。上に乗り、胸を膝で押し潰す。 爪先が彼のお腹にめり込んだ]
ノックス。信じるって、難しいね?
[大人なのにそんなことも分からなかったの?って。 彼の頬に触れながら、尋ねる。 身を乗り出せば、もっと足からの重さは彼の体にかかった。
トレイルは、僕とノックスが世界なんだから。 目の前であんなことするなんて、そりゃ怒るよ。 そんなことも分からなかったの?
そう、問いかけるのは呑み込んで。 ただ、キスできそうなくらい近くで、ノックスの顔を見る。 冷えた体。きっと、トレイルに嫌われたのがすごくショックだったんだ。 そんなことだけで、こんなに落ち込んで。 その上、それが自分の犯した罪のせいなんて。
ふ、と口元に、笑みが浮かんだ]
(158) 2014/11/22(Sat) 18時頃
|
|
……ノックス か わ い そ う 。
[笑って、囁いて。 頬から移り、唇を撫でていた指を、口の中にねじ込む。 許されるならば指を伸ばして、ひくつく喉奥に触れて。
彼の罪を、全部吐き出させてあげようと]
大丈夫。 僕は、ノックスのこと、嫌いにならないよ。 僕は。 僕だけが、ノックスの味方だよ。
[一言一言、区切りながら言って目を細め。 引き抜いた指を、てろっと舐めた]
(159) 2014/11/22(Sat) 18時半頃
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―1階―
[戻ったときは、丁度トレイルが起きたときで。 >>132いつも通り、寝起きの機嫌の悪い彼に、おはようのハグをした]
おはよう、トレイル。
[痛いんだろうか。腕を押さえている。 大丈夫?って首を傾げて]
……薬の場所、知らないね。
[困った顔で笑った]
(160) 2014/11/22(Sat) 18時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 18時半頃
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[ニコラがそばに居る。 彼が一度、離れたことを トレイルは知らない。
困った顔を見て、首を振った。 大丈夫 腕くらい、無くても構わない。 痛みはそのうち慣れて、そのうち消える。
トレイルも、首を傾げた。 寒くないか? そんな仕草を見せて、温泉を指差す]
(161) 2014/11/22(Sat) 20時頃
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[暖かい場所だ。 そこに、フィリップが何を運び込んだのか、知らず
ニコラが風邪を引いたら困るな、と思っていた**]
(162) 2014/11/22(Sat) 20時頃
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―居間― [ 壊れた楽器のように、 絞り出した慟哭は、声にならない音で。 服に染み付いた血が乾き始めて、肌に張り付いた。]
……っ、――
[後悔、悔恨、自責、――怒り。 胸を引っ掻く。がりりと、爪を立てて、耐える。耐える。――耐えられない。床に拳を打ち付け、また、爪を引っ掛けて ]
――ぁ、
――……なに、して
[>>151フィリップが、色を喪ったラルフの手に牙を突き立てる。――がりん、と。骨が砕ける音がした。]
フィリップくん、――っ、なんでっ
[ 肩を掴み、縋るように止める。 されど力は弱く、――喰らう理由も、分からないわけではない、せいで ]
(163) 2014/11/22(Sat) 20時頃
|
|
[ ――喰らえば、共に在る。
そんなことを。 聞いたことが、あった。 深い傷跡、記憶を抉る。]
(164) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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|
[保護者とともに旅をし 人の多すぎる場所 山や森に 置いて行ってもらう時 戻らなくてもいいと 言っても戻る 保護者
ーーー人殺しの獣 使い そう思われたら 保護者が困るから 人は狙わない 人が欲しくならないよう 離れてる]
[ラルフと一緒に旅をしたかったから 衝動を持ってはいけない 向けてはいけない 持っても 負けてはいけない と思った 苦しめば ラルフが心配するから 知りたいと思った 触れたいと思った 暖かな日差し 人間らしいーー何か ]
[今は 衝動を抑える 理由は ないーーーー]
(165) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
|
|
[初めに食べた 指先 爪が牙 軽い抵抗 ぱきん ーーーー音を立てる 指先 傷があった 口に含む]
………………?
[暖かい けど この暖かさは知らない 肩に かかる 力 動けないほどではない だから]
[手の甲 舌を這わす 骨の近い 歯を立てる 皮を 口に掴み 引き剥いだ]
[最初 叫び 過ぎれば 獣は 淡々と ラルフだったものを 口にして 血抜き され切らぬ 滲む血を舐めていく]
(166) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
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[牙が 骨に当たる 薄い皮 剥げ当然か ひっくり返す 掌の 厚みのある 弾力のある
そこへ牙を立てた ぷち ぷちと 表面 牙が食い込む 滲む血の それを啜る くちゃ と 平の肉と 血を 合わせて口に含み ゆっくりと咀嚼する]
(167) 2014/11/22(Sat) 20時半頃
|
|
ーーーフランシスは ドナルドは 食べないの?
[平の肉 粗方食べ終わったあたり で そう呟いて 腕を引いた 引き返す力も ない 引かれる 任せて 肩が ソファー 落ち 頭 端に差し掛かって
腕を抱えてしゃがみこんだまま その場にいる二人 首を傾げる]
(168) 2014/11/22(Sat) 21時頃
|
|
―昨夜― [拒まれるかと思われた男の存在を養い子が受け入れる。>>106 そのことに驚きとともに得た喜びを言い表す言葉は多分ない。
プリシラから触れさせた唇も、強請られた深い口づけも、欲しがる分だけ、欲しがる以上に与えたかった。]
(169) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
[衝動を誤魔化す手段を覚えても、そこに伴う人間の感情が無くなったわけではない。 受け入れられて、嬉しく思わないわけがないのだと。
伝えてやりたいけれど、それを言葉の形にすれば幼い狼を縛るような気がして――躊躇われた。
眠りに落ちるまで、求められるままに口づけを繰り返す。
プリシラは知らないままだ。 きっと無様な大人からこんなにも衝動を向けられていることに。
それを気付かせぬだけの手段を覚えたことを安堵しつつ、残念に思うのは我儘だと言い聞かせ。
眠るプリシラの髪に優しいばかりの口づけを落とす。]
お前が大事だよ。
[男自身の衝動からも守りたいほどに。*]
(170) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
― ―
[どこかで獣の遠吠えが聞こえる。 まるで慟哭のように、もの悲しく感情の制御を忘れてしまった鳴き声。
遠い祖先が獣の血の中に置き去りにした何かは、同族と触れ合えばまるで共鳴するかのように形のない予感めいたものを知らせてくる。
憤り、嘆き、困惑。 おびただしいほどの感情の渦が獣の喉から迸る。]
(171) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
[意識はそこで、浮上した。]
(172) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
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|
―― 居間 ――
[共に旅をしてきた同行者。 これまでもこれからも一人前になるまでそれは続くと思っていた。 家族は故郷にいるから同行者を家族とは思ってはいなかったけれど 特別に大事な存在であったのは確か。 だからこそ目の前にある惨状を受け止めきれず 暫く呆然と温度を失いゆくラルフの姿を見詰めていた。
血の匂いがあまくて。 大事な存在であるのにおいしそうだと感じてしまう。 ひとならば慟哭してしかるべき状況なのに そんなことに惑わされる獣。
かなしいのに酷くおいしそうなにおいがして――。]
(173) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
[ラルフであったものがフィリップの口腔にのまれゆく。 咀嚼の音がなまなましく 血の香りは酷く獣を酔わせて。
たべたい。 けれどラルフがなくなるのはいやだ。
それはフランシスにも向く感情。 半端者の名残か、理性は消えきらない。 けれど天秤は酷く不安定で今も揺らぐ。]
(174) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
[より 獣として 覚醒したばかりの
ドナルドにどこまで伝わるか
芳醇な 血の 旨味
若い肉の 弾力 肉の持つ 甘さ
軟骨の 程よいかみごたえ……………]
[惑わせるはフィリップの感情。
塞ぐことも出来ず流れ込むそれ。
天秤は揺らぐ。
ゆらりゆらりと不安定に。]
喰いたい。
噛み殺したい。
ラルフを殺した奴を――。
|
―夜明け・3F― [嫌な予感を抱く寝覚めならば幾度も経験した。 けれど、無意識に感じ取るのはそれらの比ではなく。 ただ、良からぬ予感しか伝えない。
しんと静かな雪の世界が建物の中まで浸食したように冷え切っている。 足元から、心臓まで凍えさせそうな寒々しさの中を、色濃い血臭が漂う。]
(175) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
ーーーー奪ってやりたい
踏みにじってやりたい
[それは獣にはない感情]
ラルフを貶めたノックスの大事なものを
ラルフを踏みにじったトレイル
けれど トレイルは食べられたがった
だから 食べて殺してやらない
|
[警戒もあらわにプリシラを揺り起こし、男一人で階下へ降りるのならば、けっして扉を開けぬよう言い含め。 プリシラがついてくるつもりならば、絶対に離れるなとだけ言った。
扉を開ければ、血の匂いはより濃厚に。 そして、それ以上に死の匂いが甘く香った。]
(176) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[血にまみれた 骨が覗く 指の先 その骨は 既になく 獣は 腰を浮かし ゆるく縋る フランシス その腕をすり抜けて ソファーの淵に座る
ゆっくりと 顔を覗き込む 眠ってしまった ラルフの]
(177) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[居間の戸が開く >>176ーー馴染みない獣 横取りされるを 厭い 唸る]
(178) 2014/11/22(Sat) 22時頃
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貶めた――…。
ノックスも、敵か。
――…それなら、トレイルの同行者二人を消せばいいか。
|
―居間― あ――、……
[ 甘い、甘い、血の匂い。 彼のアミュレットは赤に染まり、元の色が分からない。
ラルフ。 大切な、大切な、旅の、仲間。 大人になるまで見守ろうと、決めていたのに。 もう、届かない。 ――昔、昔 ――こんな風に、誰かに奪われた、 ――大切な人が、いた。 フィリップがすり抜け、支えをなくして両手を、床に着く。 ]
……だめ、俺には、食べ……られ、ない……
[ 声は苦しげに、掠れて。 かたちが、残っているならば、まだ、其処にいるような気が、したのだ。あの時と、同じように ]
(179) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
……ノックスは……さっき
自分より トレイルを気にかけた
だから ノックスの目の前で ニコラを喰らい
トレイルを その喉を 顔面を ナイフで切り裂きたい
|
[居間の、扉が開く。>>176 は、と憔悴した顔で振り向いた。
誰かが起きてくることも頭から抜け落ちていた。 ]
(180) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
ーーー食べられないのーー ラルフがーーー腐ってしまう 無駄になってしまう
[フランシス くるしげな その言葉に 獣は 淡々と 戸口 警戒しながらも 指先は ラルフの 頬 指で撫でて]
(181) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
―2F居間― [目を合わせるなり、御大層な挨拶だ。>>178 抱えた遺骸の有様は既にどのような死にざまだったかさえ分からない。]
取らねえよ。 それは…俺の欲しいものじゃねえ。
[その意味では男は目の前で唸る仔狼の敵となることはない。]
(182) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
フィリップ。 故郷に帰せるくらいは、残しとけ。
ラルフにも、かえる場所が――…
[少なくとも血縁として同行者として ラルフを眠らせる場を望むのはひとであった名残。]
(183) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[フィリップの抱えた「モノ」の元の連れを見つければ>>180すぐさまそちらへと視線を投げる。]
何があった。
[短く、問う。]
(184) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[薬の場所なんて知らない。 コート、食料、着替え、次の街。 そんなものの場所なんて知らなくても、ノックスが全部してくれるから。
抱き着いたまんま、少し埃で汚れた包帯を弄って >>161トレイルの仕草に気が付くと、小首を傾いで]
寒い?
[意味は少し違うかもだけど、トレイルがここが寒いと思ってるのは確かだと思う。 指さされた先、温泉のある暖かい場所の扉。
ぺたぺたと歩み寄って、開けて]
……ん。
[そこにあった、もの>>142 ソレを、少し眺めてから
振り返って]
(185) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
トレイル、お腹空いてない?
[尋ねた]
(186) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[ソレを見たとき、本当はびっくりするのが正しいのだと思ったけど。 その感情が、まったく出てこなかった。 ちっともぴんとこなかった。
肉だ、と思った時。 あ、と思った]
……。
[ただの肉だ。 ディーンの肉を食んでも、一緒になれなかったように。 ソレは、ただの、なんの意味もない、肉だ。 特別食欲が湧くわけではない。 だが食糧ではあることを、ディーンの時に知ってしまった。
お腹が空いている。 目の前に食糧がある。 だから食べる。
なんの問題もない]
(187) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[新たな姿 その言葉に 警戒はすれど ひとまず 唸ることはやめて 違うならいい もう 誰も取らないで]
ーーそんな 人間 みたいなこと したくない
[ドナルドの言葉に 獣は 首を振る 俯いて 何度も 何度も]
もう 人間でいるの やだ 苦しいことしかない
[我慢して 思いやって 獣だったら きっと あの時 居間に入って行った 人間らしく 呼ばれるまで 大人しくなんて]
(188) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
やだ もうやだ 人間やだ
………………っ
[人間らしく また一つ 感情が湧き上がりそうで
懸命に飲み込む]
――…ノックスがラルフを殺したなら
彼から全てを奪ってしまうか。
[ノックスにとって一番残酷な方法を考える。
けれど同時にノックスを喰らってやりたいと思う。]
何か、手伝えることは?
|
―居間―
……ちが、……違うんだ、 フィリップが、したんじゃない、違うから
[ 誤解されては、――と、言葉を向けられる前>>184. バーナバスに言い募る。ふらつきながら立ち上がり、両手を庇うように広げたのはラルフの遺体を守りたいからでもあった。 ドナルドの祈り、>>183耳にすれば余計に。]
……ラルフ ラルフが、殺され、……――
[ 先は、声にならなかった。 ]
(189) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[フィリップの言>>188も獣の感情が理解を示す。]
――……。
[わからなくもない。 言うは易いが紡がずに]
ラルフは人間のようなありかたを否定してたか? ひとらしい営みをしたくないと言ってたか?
[やだ、と紡ぐ彼はこどものようにも見えて]
お前さんの保護者は ひとでいることの苦しみしか教えてくれなかったのか?
(190) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
[怒り……憎しみ そちらへと思考を向ける
それ以外の 人間らしい 感情なんていらない]
ーーーうん……ニコラは
本当は どうでもいいんだけど
………………ノックス 足止め
あの三人で 一番 腕力あるから……
|
ノックスが――… ラルフを殺した。
怪我して弱ってたラルフを、殺したんだ。
[フランシスの言>>189をドナルドの言葉で補う。 問う細工師>>184をちらとみて、またラルフに視線戻し。]
(191) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 22時半頃
――…一度に全部失えばいい。
[それだけの憎悪を向けるには十分なほど
ラルフは大事な者であった。]
足止め、ねぇ。
まあ、おれはこの衝動を向けられる相手がいればいいンだが。
|
ーーーーーーーー言ってない そんなことないーーーーけど
[降る言葉にうなだれる]
でも もう 無理 辛い 怪我してないのに………………痛いっ 独りで 寒いのーーーもういやだっ けど ラルフも ホレーショーももいないっ
[ラルフの 頬にふれていた その指 握りしめる また新しい 血の香り]
(192) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[殺したのはフィリップではない。>>189 同行者の死に蒼白になりながらも、ようよう言葉を紡ぎだすフランシスの言葉に偽りは微塵も感じ取れなかった。
殺された、と紡ぐ声を補うように横から途切れがちな声も。>>191]
ノックスが…
[衝撃がなかったわけではない。 だけど。
おそらくは、ディーンを喰らったであろう、ニコラの何も変わらぬ微笑みを思い浮かべれば、それは何故かひどく得心のいくことで。
信じたくない、と聞きたくないと叫ぶ声はあるのに。]
(193) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[違う。 信じたくないと、聞きたくないと思いながら。 ノックスの連れが歪んでいることをうっすらと感じとりながら。
幼馴染がそうであって欲しくない。その存念だけで目を逸らしたのだ。]
(194) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
痛いとか苦しいとか
それから逃げてちゃダメだろ。
痛いことも苦しいことも避けきれない。
慣れろとは言わねぇが――…
逃げてるばかりじゃ大事なものを失う。
[痛みと引き換えにした平穏も
今は大事なものと引き換えにして。
その大事な者も物言わぬ姿になってしまったけど。]
[復讐が救いとはならないことを知っていて
それでもおさまらぬ感情にゆさぶられる。]
[人らしい感情 深い哀しみ 獣だから
切り捨てようと しながら
聞こえることへの それに共感の頷き
全てを失って すべて すべて
そのあと 聞こえる 相手が 衝動のまま食らっても
獣である彼は 頓着しない]
もう 大事なものなんてないーーー!!
一所懸命 苦しいの 我慢しようとして
寂しいの我慢しようとして
なくなったのに
何があるの なにもないよーーー
[大きな暖かい手も 穏やかな春の日差しも]
|
[ ドナルドが、 足らぬ言葉を付け足した。>>191 同時、たかぶる感情に我知らず目の奥が熱を持つ。
くさる。 もったいない。 フィリップは謂うけれど、 フランシスには――より人に近く在ろうとし続けた彼には、できそうもなくて。抑え込まれた獲物は、低く哀しみに唸りを上げるようだ ]
――、……っ、起きたら、居なくて おれが、みてれば、こんな……ッ
[ フィリップが、痛みを吐き出すように声を上げた。 ラルフの名前だけでは、なく。
目を瞠り、振り返る ]
(195) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[項垂れたフィリップの様子>>192に隻眼を眇める。]
言ってないなら残しといてくれや。 ラルフがどうあっても ひととして一緒に旅してきたんだ。 ひととしての眠りもあいつにやりたい。
[ラルフが何を望むかはしれない。 フィリップに全て喰われることを望むかもしれない。 それでもドナルドのひとの部分が ラルフにひととしての最期を、と望む。]
痛いのはそれだけ大事だったからだろ。 寒い時は身を寄せ合えばいい。 お前さんが本当に望むなら ひとりきりじゃねぇはずだ。
(196) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[獣の慟哭が響く。>>188]
人間でも獣でも苦しいんだよ、この馬鹿。
[思わず、言うはずのなかった言葉が唇の端から落ちた。]
好きな奴が、…大事な奴がいなくなったら人間だろうが獣だろうが死にそうに痛いし辛いんだよ。 だからって獣みたいに行儀悪くすんのが当然とか思ってんじゃねえ。
[痛みを呼び起こす叫び声に眉を寄せた。>>192]
食ったって…一緒にいられるなんてのは錯覚だ。他の食いもんと同じだ。血肉を分けて永遠に、なんていられねえんだよ。
(197) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
フィリップは、項垂れているのでフランシスが振り返ったことに気がつかない
2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
大事に思ってるお前さんが、貶めるようなマネはすんな。
[責める気も言い聞かせる気も一切ない。 ただ、自分の痛みを重ね合わせただけの言葉。]
(198) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
――……。
[バーナバスの反応>>193に目を眇める。 プリシラの保護者でありアミュレットの製作者。 思いのほか薄い反応。 大人ならば、しかと受け止めてくれると思ったのは子供だから。 けれど仮令目を背けたとしても責められはしない。 ひとはよわいことを知っている。 ひとはずるいことも身をもって知っている。]
(199) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
大事なものはいずれ見つかる。
生き続ける中で出会うもんだ。
お前さんだって、此処でラルフと出会ったんだろ?
トレイルは、ニコラスに少し迷ってから頷く。何も食べていないのだ**
2014/11/22(Sat) 22時半頃
トレイルは、ただし、生肉はきっと、口にしても吐いてしまう**
2014/11/22(Sat) 22時半頃
苦しい時は苦しいって言え。
それくらい受け止めてやる。
どうすれば苦しくなくなるか、一緒に考えてやる。
それに、何もないって言うけど、さ。
ルーツも、お前さんにゃどうでもいいものなのか?
|
[顔を覗き込むように項垂れれば 額がラルフの額にあたる 昨日 額をつけた時は暖かかったーーー それが 今はとても冷たくて >>196 の ドナルドの希望に 長くうなだれた後 こくりと]
ーーーー気休め 言わないで……
[けれど 続く言葉には 絞り出すような 掠れた声が落ちる]
(200) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[獣として、人として。 生きる間に経たのは様々な楽観と諦観。
時として逃げて、目を逸らさなければ、とてもやり過ごせない。
大人と子供の違いなど、その自覚の有無程度に過ぎない。 ささやかで、けれどそれは遠い隔たり。
己の反応でさえ制御することを覚えたその機微は、いまだ子どもには想像もつかないかもしれない。>>199]
(201) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[ バーナバスの言葉は古傷に刺さる。 それはきっと彼の過去が 言葉に込められているからだ。 今の彼ほどに考えてあの時、他の狼に喰われてこときれそうな恋しい人を食べられなかったわけでは、ないのだが。
――誰にも、取られたくなくても。 ――もし、そうすることが、あるのなら。
泡のように弾け、声にしたのは。]
――、ホレーショー?
[ なぜ、今彼の名が、でてくるのか―― ]
(202) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[奥底で復讐を考える。 大事なものを奪ったものに同じを。 ああ、けれど。 どうしてかを当人の口から聞きたい。 どうしてラルフが殺されねばならなかったのか。 保護者としてある大人がひとを殺した理由。
ひとの世界でいきるために 保護者に導かれ旅した日々を思う。
この獣の血が流れる限りは 大人となってもひとにはなれないのだろうか、と。]
(203) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[本人に責める気のない言葉も 時として 凶器になる 言いたいことだけを 投げつけられて
うなだれた 獣は >>197を ただ 黙って聞いていた あたる ラルフの鼻梁 やはり冷たくて ーーーーー苦しい]
(204) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
知らなかったーーー暖かさ
知らなければ 出会うまで 我慢できた
[ラルフと また 暖かさがなくなったら
耐えられないね と 共感しあった
そんな 記憶がすでに遠い]
だから やめて 気休め思わないでーーー
雪が止んだら いなくなるのに
そんなこと 言われても
………………ルーツも きっと もう食べてしまう
|
[ホレーショーの名が 耳に入る 怯えるようにーーーーー震えた]
………………風呂でーー外にも風呂続いてて そこでーーー死んでた
[ラルフの冷たい額に 額を合わせながら 押し殺した声が フランシスの質問に 答える]
(205) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
俺はラルフの代わりにはなれねぇ。
ラルフのように優しくはない。
けど、寒けりゃ風よけになってやる。
手がかじかんだら息ふきかけて手擦りあわせて
あっためてやるよ。
寒いなら、苦しいなら、ちゃんと言え。
いくらでもきいてやる。
|
[声はただ暗闇に吸い込まれていく。 苦しみの前には、どんな言葉も無力だと。 そんなことは男自身が知っていた。
言わずにはおれなかった言葉の破片の行く末も、獣の目にはその破片がどう写るのかも。 思い出した苦しさに息を飲む。]
(206) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[ 庇うように広げていた両手を、 ゆっくり下ろす。
――ノックスが、殺した。
ドナルドが補足した事実は、 暗く恐ろしい感情を煮えたたせる。 けれど、けれども。それで、また喪ったらどうなる。これ以上、危険を増やすつもりなのか。ラルフを守れなかったのに。更に危険を増やしてどうするのか。
直情で動けたら。 でも、守りたいものがある、まだ。 ――理性の鎖が本能を縛る。 ]
(207) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[眠るまで強請り、与えられた口付け。 欲しがって与えられても、足りずに餓えた獣のように求めた。 向けられている衝動にも気付かず、与えられる口付け。 どこまでも保護者とその養い子の関係なのかと思い。 寂しかった。
揺り動かされ、目が覚める>>176。 変わらず外は荒れているようで、時間は分からない。
警戒する様子のバーナバスに頷いて、その後ろをついて共に部屋を出た。]
(208) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
ルーツは喰うより歌わせろ。
その方が喰うよりずっといい。
歌わないなら歌うまで根気よく続けろ。
注いだ分だけ、きっと、返ってくっから。
雪が止んだら――、か。
如何するか、まだ考えてねぇな。
ひとを喰ったら、きっと、ひとの中じゃ生きられねぇし。
|
[ 小さく唇を動かし。 一度きつく目を閉じて、 なんとか――ドナルドのほう、気遣うよう見て
項垂れラルフのからだを抱きしめる フィリップのそばに膝をついて耳を傾け ]
――そんな……。
[ 小さい声は辛うじて聞き取れる程度。 保護者さえ喪ったと、フィリップは謂ったのだ。 ああ しっかり、 しないと
――自らに言い聞かせながら、フィリップの背を撫でようと、した ]
(209) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
ーーーーーー……………っ
苦しいーーー胸が痛い 怖い 寒い
辛い 痛い 痛いーーーー
|
[小さく息を吐き出し、呼吸と気持ちを落ち着ける。 冷静に、そう言い聞かせる時点で既に冷静でないのだとはよく言ったか。
ドナルドにも、問う声は短い。]
なあ、なんでノックスは殺したんだ。
[ノックスが愛しんでいたのは二人の連れ。 ラルフへと抱く恋情を知る由もない男は、短く疑問を浮かべる。]
(210) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[気遣うようなフランシスの眼差し>>209に ドナルドはゆると目を細め大丈夫と音なく綴る。
本当は大丈夫と言えるだけの何かなんてもっていなくて 憎悪するまま衝動をぶつけることさえ考えて]
(211) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
ーーーーーー……………っ
[暖かい 温度が背に触れて また 身体が震える]
………………っ う……
[そのまま 声を押し殺し 獣であり彼は 小さく震え始める]
(212) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[バーナバスからの短い問いかけ>>210に 少しばかり考える風に眉を寄せた。]
俺もそれが知りたい。 ――…過保護、みてぇだし。 ノックスだけの理由じゃ、ねぇような気がする。
フランシスが歌うの止めたのも、 ノックスがトレイルの為に、言ったし。
[想いあい、喰い、喰われるならば 獣としてなら本望な部分もあっただろうと思いながら そうと思えぬ何かをフィリップの慟哭から感じる。]
(213) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
|
|
[フィリップが抱きしめた亡骸を見て、哀悼を感じないわけではないが。 男は自分の背に隠すようにしたプリシラの存在を思う。
奪われた命が、プリシラでなくてよかったのだと。 密やかな安堵をこっそりと零した。]
(214) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
|
|
――…フィリップ。
[呼び掛けるは常のバリトン。 フィリップへと視線向け おいで、という風に両の手を彼へ向け軽く広げる。]
(215) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
|
苦しい時は我慢しなくていい。
泣きたい時は思いっきりなけばいい。
胸くらいは貸してやるよ。
|
[頷いたトレイルを見て、頷きを返して。 ポケットに入れっぱなしだった小刀を取り出して、少し考えて]
はい。
[数分後、差し出した腕肉の切り身。 お湯でちゃんと洗ったのだけども、トレイルは渋い顔をしていた。 ちゃんと料理しなきゃだめだろうか]
料理……したことないねえ。
[小首を傾いで。 とりあえず、自分で食べておく]
ねえ、トレイル。 ノックスとはいつまで喧嘩するの?
[あんまり長いと困ったなあ]
(216) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
|
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[ フィリップの背を撫でる。 言葉も見つけられない 今の自分にできること。 己の大切な人を、人で在ろうとして 耐えてきたのに別の獣に奪われた――過去の自分の亡霊が、重なり、泣いている。]
……ノックスが作ったオルゴール ラルフは昔買って
……大切な宝物にしてたんだよ…… なのに、あんまりだ……
[ ドナルドの述懐に嗣ぐ声は、 やはり、所々震えては不安定だ。 ]
(217) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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|
[かかる低い声色 微か ラルフの額から 頭を上げて
歪み始めた孔雀石が覗く
かなりの躊躇の後 ラルフの肉や 血で 赤くなった 指先 広げられた腕の 袖を少しだけ掴んで
もう片手 拳を作って 噛み付いて 震える]
(218) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[ニコラから切った肉片を貰って その濃いピンクの、にごった赤の、塊を 利き手でないほうの掌にのせてしげしげと眺めた後 くん、と臭いをかいで ちろっと舐めたトレイルは、渋い顔で首を振った。
もう二日何も食べていないけれど さすがに、これは、と。
料理の仕方は、トレイルもあまり知らない。 肉片をニコラに返しながら >>216彼の問いに困った顔で笑う]
(219) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[だって、あれはもう トレイルの知る
ノックスではないのだ。
だから]
(220) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[バーナバスの後ろを歩いて、居間に着く。 獣の唸り声>>178にぎくりとバーナバスの後ろに隠れた。 言いつけ通り、傍を離れず話を聞いているが、血の匂いとその状況に理解が追いついていない。]
(221) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[ノックスは、いなくなっただろう? 僕たちで、何とかしないと。
そう、ゆっくり唇を動かして 焼けば食べられないかなと、提案する。 いくつか、食べられそうなところを切り身にして 火に炙ったあと、塩でもかけたらどうだろう?**]
(222) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[>>211 ドナルドはくちびるだけで だいじょうぶ、だと形作った。
でも だいじょうぶなはずなんて、ない。
ずっと、大切な仲間だったのだから。 だいじょうぶなはずなんて ないのに。
自分さえ
そうなのだから
――気遣っての 遠慮しての ことだろうか]
(223) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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ーーーーーー……………っ
[暖かい手が背中 撫でるから 耐えられずーーー孔雀石から 滴がこぼれ落ちる]
…………う っ
[堪えようと 強く目をつぶる]
(224) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[躊躇する間もただじっと待っていた。 袖を掴む手指の赤はラルフのもの。 フィリップの動きに応じて ドナルドは震えるその背を抱き寄せる。]
――…よしよし。 お前さんがかなしいのも分かってる。 苦しいのもわかってる。
[彼と自分の悲しみが同じとは言わない。 その感情は当人だけのものと考え]
あんま噛みしめンなよ。 ――…ほら、痛いだろ?
[フィリップの口許を親指の腹でなぞり]
(225) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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――――…。
[けど、なんて言葉は、
ふっと吐息だけで笑い聞こえないふりを決め込む。]
|
[抱き寄せられて 額がぶつかった ドナルドの 胸辺り 暖かい 克明に 思い出す 額の暖かさ 笑かけてくれた]
………………っ くっ
[苦しい かなしい 肯定されて 堪えきれない しゃくりあげる 強く閉じたまぶたの 端から 熱いものがこぼれ落ちて
なぞられた口元 緩く 二回ほど 首を振るうちにはずれて]
う………………ぁあ
[そのまま両手は ドナルドの服を強く握りしめた]
(226) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
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[大丈夫、とフランシスに向けた。
ラルフの死を嘆くのは復讐を遂げてから。 そんな言葉が続くのは心の中でのみ。
ひとを殺せばひとでなくなるのだろう。 喰らえば獣に堕ちてしまうのだろう。
そう思いながらも止まれない。
大人になれば、とそんな先の話をした事を思い出す。 フランシスを哀しませるだろう。 そう思うのに腹の底で澱むものは消えてはくれない。]
(227) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
ラルフ も ホレーショーも………………っ
おいて………………行かないで
寂しいっ寒いよーー笑って欲しいのに
苦しい 息が出来ない いなくならないで やだ
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[首を振るフィリップの口許から外れれば安堵の吐息。 苦しげな音>>226に僅か目を伏せる。]
――…落ち着くまでこうしてるから。
[ぽんぽんとあやすように背を撫でて 寒さに凍えぬだけのぬくもりわけられればと思う。]
(228) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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―フォッグ/2階廊下(1階への階段寄り)―
[――ノックスさん。
呼ばれて目を開いた。 黒髪を揺らし、琥珀の瞳で覗き込む少年が居た。 ラルフ。と、名を呼べば、ぱっと笑顔の花を咲かせた。露店で出逢った頃のままのラルフだった。 ビスケットの髪を撫でる幼いもみじ葉。ノックスはまた、目を閉じる。
愛し子達の姿は何処にも見えない。寂しさを慰めるように、髪が梳かれていく。]
(229) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[呼ばれて目を開いた。>>157 愛し子が、居た。]
………ニコラ。あぁ、ニコラ。
[こっちにおいで。手を伸ばしきらない内にぺたぺたとニコラは近付き。]
ぁぐ!! [咄嗟にその足首を掴んだ。 それでも彼が体重をかけるのを止められなかった。冷えた足の裏、爪先。臓腑にかかる痛み。床に押し付けられた背骨が軋んだ。]
ぐ、ぁあっ ニ……、苦し ぃ
[息苦しさに喘ぎ、圧迫された消化器官が、胃壁が収縮する。 寝起きの戯れには度合いの過ぎる、重み。]
(230) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[ニコラの赤い唇が紡ぐ言葉もまた、透明なナイフだった。ノックスの身を抉る。]
……そぅ むず かしい……ね。
[一番大事だと囁いて。彼等が裏切らないと、信じ続けてくれると、――思っていた。
苦いものを口にした時のように、表情が歪む。]
(231) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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――…おいていきたくなんてなかっただろうさ。
[伝う思考に己の思いをぽつりと落とす。]
|
[ニコラだけを手元に置かなかった理由の1つに、怖れがあった。
いつか彼も拐われる。 手の届かないところに連れていかれる。 いや。彼が、ノックスを置いて、
――月に帰ってしまう。
羽衣を纏えば帰ることが出来るのなら、そんなものは奪ってしまいたかった。]
(232) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[声を歌を取り戻せば、トレイルもノックスを置いていくだろう。彼に相応しいのは沢山の観衆の居るステージなのだから。
騒音を嫌い、不協和音を嫌い、音の本当の美しさを知る彼が、ノックスの何を認めてくれると?
1人だけでは駄目だった。 彼等でないと駄目だった。
平等でないと駄目だった。 双眸でないと駄目だった。
もしも、もしも。 片方が瞑れても―――…もう片方が在れば、彩の世界を見ることが叶うだろうから。]
(233) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[結局。ノックスこそが、愛し子達を信じきれていなかったのかも知れない。
大人だから、信じることの難しさを知っていた。
繰り返し与えるヌガーの甘さも絶望も。ラルフを彼等の前で愛したのも、喰らったのも。彼等の信を試すかのよう。
怒らせると分かってはいた。 けれど、怒らせたかったのも事実。それだけ彼の中に、ノックスが居ると分かるから。
トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。そうしたのは自分だ。なのに、他人の干渉に過敏になる。過保護になる。
トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。つまり、ノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。>>222
そして、ニコラの世界にノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。]
(234) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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―――っ
[胃の中のものが逆流した。口の中に留め、ごくと無理やりに飲み込んだ。 冷えた体に、頬に触れたニコラの手と、時折かかる吐息だけは温かかった。]
―――…
[蓋のずれた、音を忘れたオルゴール。哀れな愛の形。
哀れだった。愛しかった。
ニコラが笑う。ニコラが囁く。>>159
彼の言葉。『かわいそう』な相手。 ……あぁ、自分のことか。]
(235) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[天地が逆しまになった感覚。これで二度目だ。
ふ、と息が漏れた。]
……そう、か。
そうか。僕は、かわい…そう……なのか。
[哀れで、弱い――存在。
まるで言葉をなぞるように。 ニコラの指は唇を撫でる。]
(236) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
|
―居間― [撫でる手から離れて、 フィリップは低く呼ぶ、ドナルドの方へ。]
――……、――
[泣く声を、抱きとめる様子を、 フランシスは胸元で手を握り締めながら、ただ、見ていた。]
(237) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
|
[腹の、胸の重みは変わらない。 いや、増々重苦しくなる。]
あ―― あ” がっ!
[指先が舌の上に触れた。咎める理由などない。伸びた指は奥に向かう。
引き起こされた嘔吐。>>159 先程飲み込んだものがこみ上がってきた。
――返して!
誰かに喉を締められるような感覚がした。琥珀色が何を言っているのか、聴こえなかった。]
(238) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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[撫でられるたびに しゃくりあげる 一度暖かさに溶けて 堰を切った それは とても止まらなくて 額を胸につけて 声を殺し 震え続ける
こんな風に 誰かに縋って 泣いたことはなくて 縋りなれない身体は 握りしめたてと 額と 回された腕の 背中に温度を感じ ]
(239) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
|
[耐えきれず、ノックスは顔を横にして胃の中のものを吐き出した。
胃液に混じった赤、アカ、あか。 ラルフの身に流れていた、もの。
ノックスが好きになった、もの。 ノックスが壊した、もの。
背は、黄色い液以外吐き出すものがなくなっても震え。
空っぽの胃の中に、ぽたぼたと落ちていくニコラの言葉に、不思議と満たされていった。*]
(240) 2014/11/23(Sun) 00時頃
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|
[>>222トレイルはなにを言ってるんだろう。 きょとんと首を傾いで、瞬きをする。 声が聞こえないんじゃなくて、意味がわからなかった。
ノックスはいなくなってなんかないのに。 ああ。でも、そう言うのも仕方ないのかな。 トレイルの世界は、とっても綺麗だから。 綺麗じゃなければ、トレイルは許せないから。 きっと、拗ねちゃったんだ。
思ってから。 ふ、と口元に笑みが浮かぶ。
いま、彼の世界には自分だけなんだって。 そう思って]
(241) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
ーーーーーー……………っ
ラルフ……ホレーショーっ
[ぽつり 聞こえた声
二人は死に際 何を思っていただろうか?
わからない わからないけれど]
|
焼くとこ……ペチカ?
[じゃあ、うん。わかった]
ねえ、トレイル。
[可愛い僕の弟]
僕だけが。 僕だけは、なにがあってもトレイルの味方だからね。
[行こ、と手を引いた]
(242) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
|
[しゃくりあげるを宥めるように 手はフィリップの背を撫でる。]
――…今は何も我慢しなくていい。 俺が受け止めてやっから心配すんな。
フィリップ。
[額宛がう彼の顔、その頬に口許撫でた手が宛がい 指の腹は流れる涙拭うように動いて]
(243) 2014/11/23(Sun) 00時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
[顔に触れるては 見知らぬ感触 なのに 優しく拭ってくれて ああ けれど]
ラルフ……に会いたいーーーー
[言葉に甘えた もう一度 あの 優しい琥珀色と
目線を合わせて笑いたい 同じような気持ちを 共有したい いっしょに ぎゅっとしあって眠りたい 5人で 旅ができたら と 未来を考えて 互いの嬉しさを感じたい]
[ドナルドに それを言っても 困らせるのはわかっていた 短い けれど大切な時間を思い出して]
(244) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
[誰も居ない廊下で。
ノックスの乾いた唇が、小さな音を紡ぐ。]
……小さな頃の君を、思い出していたんだ。
トレイル。
君は同族に食われて、死にかけていた。
弱っていた体は、成長してもあまり大きくならなくて。
ニコラとはどんどん身長差がついて。
ーーーもう一度 名前を呼んで……ラルフ
[もう届かない 声]
|
[フィリップの声>>244に ドナルドの身体が微か震える。 吐息零して隻眼をやや伏せて]
――…会いたいな。
[会えないと分かっているから余計に胸が痛む。]
(245) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
結構焦っていたんだよ、なぁ。
君は人参が嫌いだというし、なかなか食べてくれない、し。あぁ、だから、君が頑張って食べてくれたときは、本当に嬉しかった……。
|
―居間―
……
[慟哭が突き刺さるようだ。 自身の身体を抱くように、己の腕を掴み、視線を斜めに伏せて、 密やかに眉を寄せた。
――様々に、よどむこころ。唇を噛む 嫌な予感。ざわつく。ぎちりと痛む。
泣きじゃくるフィリップへ 受け止めるというドナルドへ、 思わしげな視線を、向ける。]
(246) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
|
[会いたい。 ――唇を引き結ぶ。]
(247) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
……ねぇ、トレイル。
僕は、もう要らないの、かな。
どうすれば許して貰える?
―――どうすれば、また君は僕を見てくれる?
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[ドナルドも 同じように会いたいのだと 思えば こくりと しゃくりあげながら頷く
そこからは 人の心なのに 人の言葉紡げなかった ただ 同じように ラルフを失って 悲しむドナルドにすがって声をあげて泣き続ける]
(248) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
[哀しみをどれだけ涙であらっても
それが途切れることはなく
同時に 暗く揺らめく 復讐への衝動もそのままに]
|
[フランシスも同じく ラルフに会いたいと思うだろう。 過保護な保護者がどれほど心痛めるかも知れるけれど 飼い慣らせぬ衝動持つ獣は その爪で、その牙で、傷つけてしまう事を怖れ]
(249) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
|
|
―フォッグ―
……
[遠くで何かが聴こえる――と、思った。 ラルフの死を嘆く声だと、遅れて理解した。
彼等はこれからどうするのだろう。
――…裁くのか?
死には死を?]
(250) 2014/11/23(Sun) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 00時半頃
ああ、けど。
その前に、ノックスに、……
あわせて、謝らせてやりてぇな。
ーーーーっ
ラルフーーーーーーーーー
[また 溢れる涙の量が増える
ドナルドやフランシスも同様かと
案じる心の余裕はなく そうであって欲しいことに縋る]
[ラルフが衝動を覚えた相手だから
二人が 居間で会っているのを 見かけた時
そっとしておいた それが仇になった 後悔は今も胸に新しい]
|
[抱きとめる温度。 甘え方を知らぬ子供のようだと思う。 実際、己よりも幼いのだろう。 フィリップのかなしみを消す術はないけれど それでもかなしみを理解し共感し寄り添う。]
――…フィリップの声、 きっと、届いてる。
[誰に、とは言えぬまま抑えて囁く。]
(251) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
|
[また――慟哭を、見せてしまったら。 もっと、ドナルドを、フィリップを、 悲しみに沈めてしまうだろう。 声を潜めて飲み込んだ。
年上のものとしてだろうか、 フィリップの涙を抱きとめるドナルド。 その背に、触れて、撫でる。]
(252) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
|
[ニコラは、変わらない。 大きな子供。 大事な家族 そして、唯一の味方。
ほっとして、彼の言葉に頷いた。
ペチカ そうだ、火だ。
眠る前にそこで何をされたかを 忘れてはいないけれど ニコラに利き手を引かれながら、歩き出す]
(253) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
――…いずれ、って話だ。
ラルフを手に掛けた事存分に後悔させてからの話。
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 01時頃
|
ーーーーっ
[ドナルドの声に こくこく と 声をあげて泣きながら頷く]
[泣き続ける心と同時に 燻る黒い衝動は 本人よりも 本人の大事にしているものを 踏みにじることに意識が向いている
慈しむ 子供らと 一生隔たれて あれ
そう 呪う気持ちどす黒く]
(254) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
うんーーーーー
あの……喰い殺すのは……おれが やるよ
ーーー人を喰ったら もう 混ざれないと思うなら
俺はもう 食ってるから
|
[背を撫でる手の感触>>252。 その温度は保護者のものと知れる。 困ったように眉が下がる。]
……大丈夫、って、言ったのに。
[強がりを声にのせる。 情を掛けられてしまえば 泣かぬと決めたのに泣いてしまいそうだった。]
(255) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
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[ニコラには 正直マイナス感情はない 巻き込まれて恨みの対象になっているだけとは あまり 痛ませずと思う
けれど トレイルは……踏みにじった 矢で手足を撃ち抜いて あの 庇い続けた顔の ノックスが取り乱した喉の そこをナイフで何度も切りつけたい
それをノックスはただみればいい]
(256) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
牙が疼く。
こうして声を介さず言葉交わせるあたりで
もう、ひとには戻れないンだろうさ。
気にするな。
俺は、ラルフの仇を討ちたい。
|
[けど、あんまり長いこと拗ねられると困るなあ。 ノックスが、悲しんでしまうし。トレイルだって悲しいまんまだ。 なんとかして、仲直りを。
と、考えていたとき。 聞こえてきたのは、悲しい、音>>244]
んん……。
[僕もディーンに会いたいなあって思った。 可愛い、可哀想なディーン。 君はいま、どこに行ったのか。 それが分からない]
ね、トレイル。会えないとさびしいよ。
[だから、ノックスと仲直りして、また会えるようにしようって。 言葉の外に含めて言いながら、扉を開けた。
包帯を巻いた手には、血を綺麗に洗い流した幾つかの肉片]
(257) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
………………フランシス 悲しまない?
気持ちはとても共感できるけど……
|
[フィリップの感情がトレイルへと向くなら ノックスを押さえるか それとも二コラに牙向けるか。 決めかねるままフィリップの背を撫であやす。]
(258) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
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[あいたい フィリップの声だ そんな意味合いの言葉だと、少しして気付いた。
続いたのは、傍らのニコラの声。 会えないとさみしいのは、誰にだろう。 トレイルはここに居るのに。 不思議そうに首を傾ぐ。
開いて貰った扉。 ニコラの後ろに立つトレイルの、利き手でないほうのてにも 肉片がある]
(259) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[扉が開く音 ドナルドに縋る手の力がこもる ちらりと 覗きみる ……ニコラの姿に バツの悪さを トレイルの姿に 憎悪の感情のせ]
(260) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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―居間―
…… ――
[首をゆるやかに、横に振る。>>255 それから、――こまったような笑みを、微かにだが浮かべて]
ドナルドは やさしいから。 むりしてると、……思った。……、
……伊達に、ずっと、一緒に居ないよ?
[囁きはやわらかく。そ、とまた背を撫でた。]
(261) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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[泣いているフィリップと、ラルフの関係は分からないけれど。 悲しんでいる様子を見て切なく思う。 食べても一緒にいられないというバーナバス>>197に、眉が寄った。 少し気分が優れない。
言いつけを守る為居間からは出ることはしないが、少し離れた。]
(262) 2014/11/23(Sun) 01時頃
|
|
[次いでドナルドの傍 フランシスを見 目を伏せる]
(263) 2014/11/23(Sun) 01時頃
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―居間―
―――!
[人の気配、声がする。 咄嗟に、庇うように、半歩前に出た。]
(264) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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フィリップは、肉と新たな血の匂い ラルフへと視線落として
2014/11/23(Sun) 01時半頃
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[人が多いぶん、騒音も大きい。 ため息を押し殺した。 余計な不協和音を生まないように。
フィリップの視線がやたら鋭い。 思いは、内心に。 表には出さないほうが良さそうだ]
(265) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
|
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[掌を見下ろした。自分でもキタナイと思った。 苦く笑い、身を起こした。]
……トレイルに、逢わないと。
[ニコラの向かった先だろうと階段を、降りた。]
(266) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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哀しませそうだな。
けど、さ、フランシスもラルフの事哀しんでて
ラルフを害した奴を許せないと思ってると思うんだ。
――フランシスに手を汚させたくはない。
俺とラルフを慈しんでくれた手、だから。
もしものことがないよう、その前に、俺が……
………………フランシスのこと 詳しくないけど……
同じこと いいそうだなって……
|
[困ったなあ。まだ拗ねてるのかな。 ラルフよりもトレイルが愛されてるって、分からせればいいのかなあ。って。 トレイルの不思議そうな顔に、ううん、と唸って。
それから、居間の雰囲気に、ちょっとまごついた]
ご飯……作りたくて。
[来たんだけど、と。 ごにょごにょ言って、視線をおたおたさせて。 >>260ちらりと合った視線。その苦い色に、ぱちんと瞬きして首をかしげた。
それから、野良猫みたいにそうっとペチカの傍に向かう。 鍋がまだあれば、蓋をフライパンの代わりに使わせてもらおうかな、なんて考えながら]
(267) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
|
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[フィリップの手>>260の動きにピクと釣られて警戒示す。 止め処なく流れていた彼の涙をもう一度拭い、その手を下した。 背にまわす手は緩める。 互いに咄嗟に反応できる為の、配慮。]
(268) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
|
…………一緒に 復讐を 思ってくれるのは 嬉しい
でも 冷静になって一度考えて ね?
ーー俺 ラルフの大事な人が 悲しいことになるのも いやだよ……
|
[フランシスの言葉>>261に困ったような吐息が漏れる。]
やさしいのはフランシスだって。 何でもお見通しだって? ――…そんなのわかってる。
[撫でる手に小さく声を返す。]
(269) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
|
|
[あまり長居しては塞がった傷が開いてしまう。
口の中を湯で洗うと、酸が取れて少しスッキリとした。 湯を被って、あるものに気が付いた。]
……だ、れ?
[腕を切り落とされた、ホレーショーだった。]
(270) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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――…冷静なつもり、だけどな。
それをいうなら、フィリップ、お前自身もカウントしろ。
ラルフが大事にしたのは、お前さんもだ。
|
ーーーー…………?
[料理 と言う音に じっと見る ニコルに 尻尾あれば 垂れ下がりそうな そんなニュアンス 何の肉だろう?
ただ トレイルに 眉がよる]
顔 洗ってくる
[ドナルドの拭われて 配慮で動ける状況になった フランシスが 先に見えた位置より 動いているのを認めつ するりと暖かさからすりぬけて]
(271) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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トレイルは、ニコラスの後をついて行く。流石に飛びかかられないよう警戒はしつつ。
2014/11/23(Sun) 01時半頃
…………うん
でも ほら 三人全員に対して
かなしいって思わせるより
一人……それももう人食ったことあるのが
ならーーーーまだ ね?
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[掌から流れ出たのは己の血。 自分でも不味い、もの。]
……っ
[着られるものがあればよいと、落ちていた服を掴む。 羽織り、向かった先は貯蔵庫。]
トレイル! ニコラ!!
[返事はなかった。]
(272) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
|
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……ン。
[フィリップが動くに応じて緩む手が落ちる。 背を撫でるフランシスが庇うように立つを見てゆると立ち上がる。 フランシスの服の裾を軽く摘むは前に出るなと言いたげに。
二コラとトレイルの動きを隻眼が追う。 警戒の色は獣の目にも灯る。**]
(273) 2014/11/23(Sun) 01時半頃
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ドナルドは、フィリップに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
ドナルドは、フィリップに話の続きを促した。
2014/11/23(Sun) 02時頃
|
[あれは――、いけない。
誰の肉なのか気付いてしまったら、きっと2人は無傷では済まない……。]
フランシスとバーニィが居れば、……まだ。
でも…… もしか、して、 襲われ、た とか
[思考は最悪のケースを想定し。 湯の滴を拭いきれぬまま、ノックスは足早に階段を上った。]
(274) 2014/11/23(Sun) 02時頃
|
|
[戸口に向かう途中 トレイルの足を踏み抜いてやりたい と 思ったが今は堪え 睨みつけるだけつけて 人の多い居間を後にする]
(275) 2014/11/23(Sun) 02時頃
|
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ー 一階 ー [玄関によって雪で顔を冷やした後 荷物がある場所で 久しぶりに 弓を手にとって 置きっ放しの 練習のわらの束 そこへ 試しで撃ち抜いて
ルーツをいつ迎えに行こうか考えながらも 懐かしい出来事 ここでラルフからスープもらい 弓を教えたことを思い出して 暫し涙こぼした]
(276) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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[居間の隅に、膝を抱えて座りバーナバスの顔を見る。
寝る前のことを思い出して、牙が疼いた。 血の匂いに酔った気がする。 親指の付け根を噛み、覚え始めた衝動を逃がす。]
(277) 2014/11/23(Sun) 02時頃
|
フィリップは、藁を*うちぬいている*
2014/11/23(Sun) 02時頃
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―フォッグ/居間―
[その、人の気配のする居間の扉に手をかけて。 開く。
誰が、居るのか視線を巡らせ。
荒いだ息のまま、垂れ落ちた赤滴を手の甲で拭った。]
(278) 2014/11/23(Sun) 02時頃
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[ペチカの向こう、炊事場にあった平たい鍋。 これはどうだろうと、ニコラに見せた。
鍋に肉をおいて、塩を一掴み振って あとは、火の上に置けば良いのかと、首を傾ぐ。 料理など、殆どしたことのない二人。 手間がかかる]
(279) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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……ト、レ
[栗色と、金色と。 一番星だから、真っ先に視界に入る。
1歩、踏み出して。手を、伸ばして。]
(280) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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[ペチカの傍に向かっていたニコラ。 彼の考えていた事を、トレイルは知らない。 居心地の悪そうな、音だった。
ここは、いらない人が多すぎる。
トレイルにとって、必要なのは、家族。 大事な二人 ニコラと――――
炊事場から平鍋を持ってきたトレイルは、そのまま 自分が持ってきた肉片を調理する。 何しろ利き手が酷く痛んで、まともに鍋がもてやしない。 両手で支えた平鍋の中、塩にまみれたホレーショーの欠片]
(281) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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[音がする。 懐かしい音。 閉じてしまった記憶の向こうの、音だ。
振り返って、その姿を確認して >>280伸びてきた手を、利き手で振り払う。 鍋は落ちなかったが、振り払った腕が鉄芯で殴られたようにぐわんぐわんと痛む。 痛みに顔を顰めた]
(282) 2014/11/23(Sun) 02時半頃
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―居間―
[>>263フィリップの視線に、視線を合わせ。 トレイルがラルフを足蹴にしていた時にはまだ居間に居なかったフランシスは、ただ、警戒を向けるだけだ。いまは。 前に出、じ、と警戒したまま、トレイルとニコラが ペチカの向こう側に行くまで眼で追った。]
……ごはん。使うと、いいんじゃないかな
[>>267ニコラにはそう答えた。ディーンを食べた子。 でも、あれは双方合意の上、だったのだろう。 金色。過ぎるのは彼の同行者たるシメオンの顔、だが。 もう2人とも、いない。 (――手を出してくるなら容赦しない ――そうでないなら、耐えて) そう、胸中で呟きながら在って。]
(283) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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[トレイルの背が見えた。 鍋なんて、そんな重たいものを持たせたこと、ないだろう?
危なっかしい。]
……トレイル。
[もう一度、名を呼んで。栗色が揺れる。ノックスを見る。あぁ、それだけで泣きそうな、安らぐ表情を見せた。]
っ!
[乾いた音が響く。伸ばした方とは別に、腕はあった。 振り払われたのだと、漸く気付く。]
あ、 困った……な。
[痛む程の強い力ではなかったのに。 とても、痛んだ。]
(284) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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[片手でいつまでも持っていられるわけもなく トレイルは早々に諦めて鍋を火の上に置きざりにする。 兎肉の二の舞
名を呼ぶ音がする。 別の名を、幾度も呼んだ声。 唇を噛む。 かさぶたが出来かかっていた所だったのに またじわりと赤くなった]
(285) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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[>>269 ドナルドから小さく声が返ったとき 一度、二度瞬いてから眼を伏せて]
…… なんでも、かは、……分からないけどね
[小さな声。心配なのだ、とても。 撫でる手に、そっと、力が篭った。]
(286) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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[>>279見せられて、うん 頷く。 お塩はどれかなって二人で探して、それっぽいのを見つけて。
鍋に乗せた肉とお塩は、不慣れな手で調理されていく。 もたもたと用意する耳に、入った音]
……ノックス。
[彼の呼ぶ名前。 それはやはり、僕じゃない。
伸ばした手、それに逆らうことなんてない。 のに、やはり、呼ばれるのは、トレイル]
(287) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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[ニコラが、彼の名を呼んだようだ。 >>287眉を下げて、どうしようと彼を見る。
唯一の味方だから 彼だけは 助けてくれるのではないかと、
期待]
(288) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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―居間― [顔を洗ってくるというフィリップには]
……気をつけて
[と、――彼自身へも、含めて声をかけた。>>271 >>273 服の裾を引かれて、顔をドナルドの方へ向けた。]
……――無茶は、…しないよ
[そ、と引く腕に手を乗せた。 ドナルドの眼に宿るは獣の色が濃く、見えて。酷く不安げに、心配げに、表情をふと、曇らせる]
(289) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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……ニコラ。
僕は、本当に嫌われた みたいだ。
[胃の上を抑える。 嫌いにならないと、彼が言ってくれたから。
ニコラに向けた視線は柔らかく。]
(290) 2014/11/23(Sun) 03時頃
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―居間―
[入れ違いか、入ってきたのはノックスで>>278 フランシスも唇が白くなるほどに、噛むが]
…… 、――
[ドナルドが、怒りに任せて飛び掛ったりしないよう、 祈って、触れた腕を、掴んで。 また、心配性だといわれるだろうか。 でも、背後のソファにはラルフが眠って、いるのもあるから。]
(291) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[>>290彼は何を言っているんだろう。 トレイルは眉を顰めたまま、彼をちらと見る。 ただ 諦めて 汚いものとして、蓋をしてしまっただけだ。
脂が鍋の中でとけだして 特有の臭いを出し始めた]
(292) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[警戒しつつ、ぽつりと零すのは]
……、さっきの肉、……何処で……?
[――フィリップのように狩猟ができる風でもない2人が 干し肉でもない肉を、 何処で、調達したのか。>>267
――干草の中に隠したシメオンの遺体? ――食べ残したディーンの、身体? ――それとも**]
(293) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[開いた扉。 入ってきた二人>>259。 出て行くフィリップ>>271。 座って眺める。 そこに流れる空気に、触れられない。
親指の付け根を更に噛む。]
(294) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[余所の音も、トレイルの耳には届いている。 ただ、それを言葉として認識するのに時間がかかるだけ。
フランシス達がいることも プリシラ達がいることも
耳で感じてはいる。 ただ、視線はニコラへ そして僅かに、トレイルの名を呼んだ彼へ]
(295) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[ニコラの腕に触れた手を1度離し。>>287
自分が入ってきたことで向けられた視線の幾つか。 分かってる。
フランシスに、ドナルドに……バーナバスに。 言わなくてはいけないことが。]
(296) 2014/11/23(Sun) 03時半頃
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トレイルは、プリシラに渡した指輪の行方は、諦めの彼方で絶望の欠片に変わっている。
2014/11/23(Sun) 03時半頃
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[鍋の中へ、視線を戻す。 火の上で、肉は 底が焦げ始めていた。
しかし、表面はまだ赤い部分が残っている。 ひっくり返すという発想が出ず トレイルは肉の表面まで火が通るのを待った。
ひとの脂の臭いの次は 焦げたにおい。 異臭に、トレイルは眉を顰めたままだ]
(297) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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[ペチカの鍋の向こう、ソファの傍に見えた脚に、顔を強張らせた。
そうして、視界にフランシスとドナルドを見付け。 苦しげな表情に変わる。
バーナバスに投げた視線は助けを求めるものではない。少年の頃とは違うから。様子を窺うだけ。]
フランシス、ドナ……。
………ラルフの、ことは。
(298) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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[トレイルとニコラと。 二人を見遣ってから、体はフランシスとドナルドの正面に向ける。]
結果的に僕のしたことは、………君達から、大事なラルフを奪って しまったことに、 変わりが、ない。
今でも、もっと別の方法があったんじゃないかって――思う。
―――…申し訳、なかった。
[頭を下げた。ぽたりと血が垂れ落ちたが、それでも下げたまま。]
(299) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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[何か、声はあっただろうか。
殴られるぐらいの覚悟は、ある。]
………
[部屋に漂う焦げた――…香りに、頭を上げたのとどちらが先だったか。>>297]
(300) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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――な、べ!
[ペチカの方へと振り返った。 もくもくと煙が上がっている。
あれは悪い煙。]
トレイル、ニコラ! 離れるんだ!
[鍋の持ち手を掴むとペチカの上からどかした。 覗き込んだ鍋のなかには、―――肉が。]
(301) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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[どうするの、とニコラを見る。 彼も料理については知らないようだから 二人で熱した平鍋をじっと見ていた。
声がする。 大きな音だ。
平鍋が横から浚われてしまって トレイルは不満げにその鍋を追う。 初日に僅かな食事をした後、何も食べていないのだから]
(302) 2014/11/23(Sun) 04時頃
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[目視した肉の幅は、湯殿で見掛けたものとほぼ、一致している。その事実を口外するつもりはないが。
隠してしまいたかった。]
――…落ち着いて、トレイル。 焦げてるから、……これは、もう……
(303) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[食べられないことはない筈だ。 漸く表面も、やけた所。
トレイルは、彼の制止も構わず 鍋の上の肉に傷む利き手を伸ばす。
熱を感じて、びくりと離して 反対の手で腹を押さえてニコラを見た。
おなかが空いたね。 ニコラは、ディーンを食べたから そうでもない?
少し力のない微笑みを向けて、そんな風に**]
(304) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[ドナルドの声に>>213眉を寄せ、しばし考えこむ。 思い思われているのならば、それゆえに生まれた悲劇だと捉えることもできるが。
ノックス以外の思惑――掴みどころのない彼の連れ二人を思い浮かべたところで、その姿が見えてゆっくりと警戒したまま距離を保つ。 プリシラが部屋の隅で座るのが見えて、傍らへと立つ。]
(305) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[プリシラが指の付け根を噛む仕草に、ぎくりとした。>>294]
こら、噛むな。痕が残る。
[衝動の先触れではないかと、疑念を抱く。 昨夜男が残した噛み痕を服の上から撫で、今は我慢しろとだけ囁いた。]
(306) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[ノックスから投げられた視線をただ受け止める。 僅かに表情を歪ませていただろう。
幼馴染の中でどんな葛藤があったのかは知らない。
ただ、引き起こしてしまった惨劇の謝罪を受け止めるのは男ではないから。 ただ、黙って見ていた。**]
(307) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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っとに…馬鹿野郎が。
[毒づくも、何を怒ればいいのか。
未だに分からない。
イライラする気持ちを抱えて、幼馴染を見ていた。**]
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[トレイルはノックスを見ていなかった。
危ないと言う前の鍋に、肉に。 そしてニコラに。注ぐ。]
……二人とも、料理が出来るなんて、 ――えらいね。
けど、 これは……
[留めさせる為に、ニコラを見た。**]
(308) 2014/11/23(Sun) 05時頃
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|
[血のにおい。肉が焼ける臭い。 気持ちが悪い。
知らない人と話すのが楽しいと思ったのは、つい最近のことだったはずなのに。
服のポケットに入れたままの指輪。 磨いておこうと思ったのに、道具は部屋においたままだ。
親指の付け根を噛む。 囁きと撫でる手に>>306、小さく首を振った。 噛み痕に血が滲み始めていた。**]
(309) 2014/11/23(Sun) 06時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 06時頃
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―ブラウンシュガー/居間―
[鍋の余熱で、肉は焼かれ続ける。 2人で調理していたものだから、ニコラも同意なのだろと思い直す。
これは、誰だ? 生前を知っている。 愛しいから食べる。 生きるために食べる。
それは、どちらも本能。]
(310) 2014/11/23(Sun) 10時頃
|
|
[フィリップの居ない今だからこそ――…]
……トレイル。ニコラ。 場所を変えよう。
それに、僕はトレイルにも謝らなくてはいけない……。
[ニコラを見遣る。その回数が増えている。 胸の重みを忘れていない。]
僕は、ダメな保護者だ。でも、まだ君達の保護者で……居たいんだ、よ。
[苦しげに息を吐き。常のようにニコラに鍋を渡し、2人の手を取ろうとした。**]
(311) 2014/11/23(Sun) 10時頃
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|
[場所を変えよう、謝らなくては そう、聞こえて トレイルはゆっくりと顔を彼の方へ向けた。
保護者
二人だけだと言ったその口で トレイルが一番、といったその声音で
美味しい 好きだ
なんて
トレイルには我慢ならない事だった それは総て二人の――自分のものだと思っていた それを知ってか知らずか 彼の行いは、トレイルの希望を叶え 絶望を呼び起こし 結果、彼自身にも不幸を齎しているのだろう。 漏れた吐息の音が、そう物語っている]
(312) 2014/11/23(Sun) 11時頃
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―― 居間 ――
なんでも全部だとちょっと困るな。
[小さな声>>286に視線が下がる。 撫でる手はやはり常のように優しく感じられた。
無茶はしないとフランシスは言う>>289けれど 自分やラルフの為に無茶をしてしまうのもドナルドは知っている。 頑張りすぎるきらいがあるとも思っている。 考え出すと己の事が後回しになり心配にもなる彼が 心配そうな表情浮かべれば、片眉をあげて]
――…ン、無茶はさせない。
[手に触れる彼の手に一度視線落してから もう一度フランシスの緑に隻眼重ねて頷く。 そうしてゆると、掴んだ裾をはなして]
(313) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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|
[居間の扉が開きノックスが姿をみせる。>>278 めぐる視線がさがすは―― 先に呼ばれる名の断片>>280に嗚呼と思う。 彼の中の優先順位が垣間見えたような気がしてけれど フランシスに歌う事釘さしたあの言葉も そういえばトレイルの為だったと思う。
腕掴むフランシスの手はまるで引き留めるように感じられ 静かな殺意さえ懐く相手から視線が離れる。 フランシスの手を掴まれぬ方の手で軽く二度触れるは わかった、となだめるようでもあり。]
(314) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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[炊事場の方からは特有のにおい>>292が漂いはじめる。 肉のにおいであることはわかるが 此処にあった干し肉と違うこともわかる。 ひとの血の味はしっていてもにくの味は 否、ひとのにくが焼けるにおいは初めてで 怪訝そうに眉根が寄った。**]
(315) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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|
[喰うだけなら、よかった。 それはトレイルが望んだ事だったから。 けれど 其処に付加したものが、多すぎた。
彼が彼に傷つけられたのもまた、許せない。 誰の許可を得て左耳を渡したのか。 彼の姿を見る事も、極力避けたい。 どうして どうして 絶望が深くなる前に トレイルはいつものように、諦める。
両親と同じくらいの年月を傍に居た相手だ。 そう簡単には、出来ないけれど 諦めて捨ててしまえば、それ以上傷はつかない]
(316) 2014/11/23(Sun) 12時半頃
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[謝られて、それで 元のように三人で旅を続けられるかどうか。
ヒトを食っても ニコラは、変わらなかった ノックスは、知らない男に見えた。
いつものように 諦めてしまおう。 三人で生きる事 平穏な日常までも。
広げた傷より、絞められた首より 殴られた腕より、胸が痛むのは
きっと今だけだ**]
(317) 2014/11/23(Sun) 12時半頃
|
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―居間― [乾いた>>282>>280音と、 知っている様子とは異なるようにも見える 3人の雰囲気に怪訝そうに眉を寄せるが それは、今、フランシスにとって重要なことではない。 フランシスが>>298ノックスを睨む目は温度の低い、 そのくせ燃えるような暗い緑色をしていた。]
…… 許さない。
[(殴る――否、触れたりしたらきっとそれだけじゃすまなくなる) 握り締めた手は白く白く、震えて掌も傷つけた。]
でも お前は そちらの2人の“保護者”だから ――……今は 、 いま は、
[いまは。そう、いまは。耐えろ、と震える声を押さえつけた。]
(318) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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……聞かせて欲しい
[ それは、ドナルドの願いでもあったから 抑えた声のまま尋ねる。]
どうして こんなことに、なった。
[ 怪我をしていた。 熱をフィリップと分かちあった。 衝動を覚えるとしても緩やかだったか 離れるくらいの時間はあるはずだとフランシスは考えている。
どうして、肌着のまま。 どうして、あんな状態で――]
(319) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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[ >>313無茶をさせない、と そう言ってくれたドナルドにはちいさく頷いた。 だから、まだ、大丈夫――フィリップは嫌だと言ったけれど、ラルフを故郷に帰すのだと、ドナルドも言っていたではないか。
――だから。
と、人の部分強く在るフランシスは堪える。 されど、真に彼らの間にあったことを知れば、 とどめおくことは難しいかもしれなかった。
>>314二度、ドナルドに軽く叩かれる。 宥めるように感じる其れに、1度視線を向けてから力をそ、と緩めた]
(320) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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[どうして? 耳障りな音だ。
トレイルはフランシスの声が嫌いだ そう思った。
何故か。 彼は素直に話せばいい。 愛しい子にせがまれたから そう言えば、少しは光がみえる 彼に衝動を感じたから 彼が彼に衝動を感じたから そんな言葉の破片でも聞こえたなら
トレイルはこの場から静かに立ち去るだろう 空っぽの胸と腹を抱えて**]
(321) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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|
[ バーナバスも連れには あまり見せたくない 光景に相違ない。 フランシスは、気遣うまでの余裕は持てないが――
フィリップは顔を洗ってくると言って 出て行ったまま。フランシスは鉢合わせないよう祈る他ない。彼が、――もしかしたらドナルドも、復讐に走ったとして、止める理由は、届くだろうか。責められない。 自身とて、危ういのに。]
……焦げてる。ひどい、におい
[ ノックスが駆けつけた方を見る気にはならない。 ひとのにくの焼ける匂い。 フランシスは、はたともう1人の可能性―ホレーショーがもういないと言っていたフィリップの声―に思いあたり、まさか、と口元を手で覆う**]
(322) 2014/11/23(Sun) 14時頃
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[ぺたん ぺたん…………]
ぐっ げっ
[ばさ ばさばさっ きょろきょろ ばさばさ]
あ’’ ぁ あ’’ー?フィップ??
[ばさばさささっ ばさ ごん きょろきょろ ぐっ ぎぎーーー ぺたんぺたん きょろきょろ ばささささ]
(323) 2014/11/23(Sun) 15時頃
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[ルーツは目覚めると 一匹だった 床を歩いてーーー鳴く 何の反応も起きない
赤い翼を広げて 飛び上がる 探す ごはん フィリップ どこにもいない 誰もいない 室内 飛び回る 壁にぶつかる ドアだったとも知らず 狭い隙間 押した
床を歩く 周囲を見渡す 何もいない だから飛んだ]
(324) 2014/11/23(Sun) 15時頃
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[溢れる泣き声と悲痛は幾度聞いても慣れることはない。>>239 獣と人の中間で生きる自覚が芽生えてから、数え切れぬほどに覚えた諦観はこんな時にちっとも役に立ちはしない。
耳を脅かす悲嘆の声は身を切られるほどの痛ましさに満ちて、伸ばす手も届ける言葉もない男はそっと視線を外す。]
(325) 2014/11/23(Sun) 15時頃
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[かたりと扉の音に目をやれば、ニコラとトレイルの連れ立つ姿。
見た目にそぐわぬ幼さをぶつけるように、ノックスに纏わりついていた姿が嘘のようだ。 若干の違和感を覚えながらも、こんな状態では何がおかしいのかさえ分からなくなりそうだった。]
(326) 2014/11/23(Sun) 15時半頃
|
|
[感傷に 浸る隙さえない] [ルーツのフライングアタックを 後頭部に受けて 彼は 眉を下げて思う]
[居間で フランシスに 出極 声をかけられた >>289 涙の残る孔雀石が瞬く どうして 自分まで? そう 意思を表すように 首を傾げる
先程の手と ドナルドと ラルフの 暖かさの 理由でもあるのだろうと ちらと ドナルドを見た ーーーーいいのかな 迷う]
(327) 2014/11/23(Sun) 15時半頃
|
|
ーーーまた 二人っきりに なっちゃった
[弓の鍛錬を休み ルーツの背を撫でる ルーツは やっとありつけたご飯を 食べるのに忙しい 保護者よりも 長い付き合いのルーツ 元々は 非常食 だったけど だから 何も 芸の一つも 仕込んでこなかった]
(328) 2014/11/23(Sun) 15時半頃
|
|
[周囲を見渡す 誰もいない 食事が終わった ルーツ 膝の上に乗せる
ちょん と嘴をつつく]
ーーーー La LaLa
[泣き疲れた喉の 掠れた 歌とも言えない歌 ルーツはキョトンと見上げる 彼は 自身の 歌の酷さに ルーツの羽に顔を埋める]
(329) 2014/11/23(Sun) 15時半頃
|
ーーだめ 俺が 歌を歌えない
[スープではなく 歌を 習えなくても
ラルフの 音を 一回でも 聞いておけば良かった
けれど 些細な取り組みは
少しだけ 気分を紛らわせて]
……雪がやむまでに ラルフが好きだった歌 教えて
[音楽に生業がある 調律師の
その 同行者に ぽつ とこぼした
人とともにある生業の ドナルドも
また一人ーーーー復讐を 彼にもさせていいのか 迷う]
|
[一つ深く息を吐いた 頭をあげれば 表情引き締める
矢の先 巻いていた布を取り 羽の調子を見る ルーツの羽をつけた矢 矢筒に全てしまい直し 腰に身につける 保護者の 大きすぎる 防寒着 何箇所か ナイフを入れて 動きやすくする
そしてーーーラルフの肩を焼いたナイフ 刃の様子を見た後 直ぐに出せる位置 装備し直した
何かが焼ける いや 焦げるが漂う ちょうど ラルフの肩を 焼いた あれと似た ーーーートレイルとニコラ 彼らが持っていた肉 彼は その場で短く息を吐いた]
(330) 2014/11/23(Sun) 16時頃
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トレイルは、フィリップの束の間の歌が聞こえなかったのは双方にとって幸いだったろう**
2014/11/23(Sun) 16時頃
フィリップは、神経を狩へと*研ぎ澄まし始めた*
2014/11/23(Sun) 16時頃
|
[何もかもが、あまり見ていて気持ちの良いものではない。 状況を確認することを優先していたせいで、プリシラの様子にまで気が回らなかったことに気がつく。
まだ衝動を知らない者に、この光景はつらいはずだった。 鈍感な己に、小さく舌打ちする。]
気分、悪くなってねえか。
[聞くうちに、何かの焼ける匂いがし始めた。
まともに血抜きさえできてない肉を焼く音は、歪な空間になぜかひどく似合いだ。
こんな状況下でそんなものが調達出来たのか、と訝しむ気持ちはあれど。 それが誰の肉かまでは当然思い当たらない。]
(331) 2014/11/23(Sun) 17時頃
|
|
[じわりと鮮血の滲み始めた傷口に目を奪われる。>>309
鮮やかで生々しい赤を、プリシラの赤い舌がちろりと舐めとっていく。
食欲、衝動、性欲、本能、理性―――、一瞬のうちに何もかもがない交ぜになって、腹の奥をぐるりと駆け抜けていく。]
(332) 2014/11/23(Sun) 17時頃
|
|
[噛みついて、その四肢を貪り喰らいたい。 内臓から溢れ出る血液を啜って。 温かい体が冷え切ってしまうまで、そのどこもかしこもに唇を触れさせたい。
まだ誰も知らない体奥に熱を穿ち。 その無垢を全て蹂躙しきって悲鳴も涙も手に入れたい。]
(333) 2014/11/23(Sun) 17時頃
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|
[湧き上がる衝動の向こう、脳裏ではらはらと赤が散る。
食べて、と囁く過去の声に―――首を横に振る。
拒絶する。]
(334) 2014/11/23(Sun) 17時頃
|
|
[大事にしたいのだ。
小さな手を、ずっと引いて歩いてきた。
一度は獣の衝動に身を任せそうになって何もかもから逃げ出してから、 誰の手も取るまいと思った男が初めて手を伸ばした。
秘密のように交わした、本当の名前を。 宝物のように胸に秘め続けるほどに。 大切で、大事で。]
(335) 2014/11/23(Sun) 17時頃
|
|
[プリシラの連れで、細工師。 それだけでいられたら。
昏く湧き上がった衝動を抑え、噛み続けているプリシラの手を取る。]
だから、噛むなっての。
[言いながら、傷口へと口を寄せた。 舐めた血は、誰でもそうであるように普通に血の味がした。
それなのに、ひどく甘く蠱惑的な余韻だけが舌から消えない。]
(336) 2014/11/23(Sun) 17時頃
|
|
[>>288>>290向けられる、二人の視線。 困ったような、願うような、それ。 それを見ながら、ふ、と口元に笑みが浮かんだ。 誤魔化すみたいに、困った顔をする。
僕を。 僕だけを、信頼していればいい。 二人とも、だ。
唯一の味方 って いうのは 僕を君の君を僕の特別にしてくれる。 のに。
どーせ、心が向いてるのって二人ともお互いのことなの]
焦げてる。
[鍋を覗いて>>302トレイルと顔を見合わせて、首をかしげた]
(337) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
|
|
[>>301大きな声がして。 他の人と話していたノックスが戻ってくる。 鍋を取り上げられても、特に動くことはなかった。
二人の視線が、何度かこっちに向く。 ダメな兄と、ワガママな弟。 そんな二人の醜さを、愛さずにはいられない、のに。 違うな、と思った。 二人は、ちっとも僕を見てなんかない。
欲しいのは。 かみさま、と呼ぶ、あの掠れた声だけ。
二度と聴けない、最高の音楽の代わりを、求めている]
……大丈夫?
[>>304トレイルの弱った笑みに声をかけた]
(338) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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|
[爪を、たてて。 >>311ノックスから受け取った鍋の底。張り付いた肉を剥がす。 脂が少ないせいか、肉は張り付いたまんま剥がれずに、ちぎれた]
ノックス。
[トレイルに、その肉片のついた指を向けながら。 謝りたい、と言うノックスを見る。
苦しげな兄と、嫌悪を露にした弟。 お互いのことしか見てない二人を見ていたら、不意に。
このケンカが最悪の形で解決するといいと思った]
ノックスは、トレイルとセックスしないの? ラルフとはしたのに。
[なんにも知らない子供の声で、笑って首をかしげた]
(339) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[舌に残る誘惑を紛らわせるよう、意識を他へと向ける。
暗く冷え切った怒りを瞳に湛えたフランシスが>>318ノックスを睨みつけるのを見れば、抱く感情は複雑だ。
フランシスの憤りは無理もない。 養い子が殺されて、嘆くだけではいられないのは当然のこと。 怨嗟と憎悪の向かう先がノックスでなければ、男も同調して加害者を責めていたやもしれない。
殺されたのは仔狼で、直接の庇護関係でないとはいえ、ノックスは本来ならば導く立場の保護者だ。 仮に襲われかけたのが本当だとしても、もっと他にやり方があったのでは、と今更に第三者ではどうにもならないことを悔いて――]
(340) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[気付く。
違和感。]
(341) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[最初に、『全員が狼だ』と教えたのは。 自分の同行者がその牙に襲われぬよう警戒していたのは。
目の前で己の連れが捕食者としての衝動に負けたのに、
それなのに、何故、
警戒を、怠った?]
(342) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[問うてしまえば、疑念が本当になってしまう気がした。
疑いたくない。 その躊躇いとともに、口を閉ざす。*]
(343) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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[ラルフに愛を向けたのがケンカの理由というのなら、それ以上の愛をトレイルにも向けてあげればいい。 セックスして、抱き締めて、そうして]
『食べてあげたらいいのに』
[口の動きだけで。 血族の一番純粋で無垢な愛情表現を、ノックスに囁いた。
ノックスは。 イイホゴシャなら、きっと振り払える程度の、小さな悪魔の囁き]
……だって、好きなんでしょ?
[食べたいくせに。
けしかける声は、無邪気さを装って響いた]
(344) 2014/11/23(Sun) 17時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 18時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 18時頃
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[幼い頃から、他人の心がわからない ニコラのおもいを、知らず。
向けられたニコラの指についた肉片>>339を嗅いで 少し口を開く。 食べさせて貰えるものだと思ったから]
(345) 2014/11/23(Sun) 18時頃
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[場所を変えて、彼は何を話すのか。
それよりも、先 ニコラが彼に向けた言葉は聞こえた。 けれど、その後の唇を>>344見逃した。
ぞわっと 全身を襲ったのは、嫌悪。
ラルフと同じには、されたくない。 あんな キタナイ]
(346) 2014/11/23(Sun) 18時頃
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[ルーツに謝りながら また 嘴に 轡を巻きつける ルーツに蹴られるのは甘んじる
出来れば一階 せめて三階 狩の場所を考える ーーー居間では大人に止められるから
矢を弓につがえ ゆっくりと 階段にまで近づき登る 居間から 出て 移動した先 仕留め先と ……できれば 一人で復讐を 終えるために]
(347) 2014/11/23(Sun) 18時頃
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[トレイルは、どっと汗が流れ落ちるのを感じた。
じりじりと、2人から距離を取る。 逃げよう ここから 外へ
外はまだ、吹雪いているかもしれないけれど 少しの望みにかけて、階下へと逃げる先を決める。 彼から少しずつ、距離をとりながら何時でも走り出せるよう 気を引き締める。 とはいえ、体力の消耗と怪我の度合いで まともに逃げられるかは、わからない。
訪れるのは絶望か、それとも 解放か**]
(348) 2014/11/23(Sun) 18時頃
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[バーナバスは――ラルフの一件をどう捉えているのだろう。
そのすべてが一言に籠められているようで、ノックスに重く響く。]
そう……すべて、馬鹿な僕の、責任だよ。
バーニィ。
[バーナバスは、自分のことを嫌いになるだろうか。何があっても昔のように、味方でいてくれるだろうか。]
|
[ペチカの火の、音 トレイルの、鼓動 周囲の、声 衣擦れの、音 声無き声が囁き合う、音
ニコラの無邪気に聞こえた提案の所為で すべての音がやたら耳に障る。 ニコラは ニコラだけは、 味方ではなかったのか**]
(349) 2014/11/23(Sun) 19時半頃
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―オリーブグリーン/居間―
……申し訳、ない。
[静かな憤りの感情。>>318>>319 ただ、ノックスは謝る言葉だけを口にする。 どうして、だなんて。]
……僕が2人の‘保護者’だから、ラルフの為に死んであげられなかった。
最初はトレイルが負わせた傷だから、手当てされた所を見ないと僕も安心できないと、せがんでしまった。
……
[思い出すのは辛いと頭を振り。 髪をかき揚げ、左を見せる。あるべき場所に、ないもの。
何があったか具体的に言える話ではない。少年達の前では。]
(350) 2014/11/23(Sun) 19時半頃
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[出来れば味方でいてやりたい。
そう思う気持ちと、心に引っかかった疑念が揺れる。
困惑の眼差しをノックスはどう感じたのか。]
……、
[何か言おうとして、結局言葉は出なかった。
甘えて泣き言ばかりの幼馴染をただ受け止めてやればよかった日が遠い。
自嘲する声にふと泣きたいような気持ちになる。
けれどノックスも男ももうとっくに大人で、一瞬だけ浮上した少年たちの姿は瞬く間に掻き消える。]
本当に、馬鹿だな。
[案じても、手を伸ばせない。]
|
[話は鍋の臭いで途切れた。
千切れた肉片。>>339 場所を移す前にさっさと食べさせた方が得策かと思い直す。]
分かった。お腹が空いているのだろう? 早く食べて――ん、なに。ニコラ。
[無邪気な声と表情で、唇から発された言葉にノックスは顔を強張らせた。]
(351) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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|
[ノックスの視線が此方へと向いて>>298 紡がれたのは謝罪の言葉>>299、垂れる頭。 血の落ちる微かな音と赤は痛々しくもみえるのに それよりもラルフの方が痛かっただろうと眉を寄せる。]
――――……っ。
[謝罪はラルフに。 そう願うのに向けられるは生きる者へ。 ラルフに対しての思いが彼の言葉からは ドナルドには見えてこず、どす黒い感情が募る。]
(352) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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[バーナバスが考え込む気配>>305 ノックスとの関係性は知らず 彼を責める様子が見えぬことに疑念を懐く。 大人ならば――、そんな風に期待してしまうのは 己がまだ大人になりきれぬこどもだからなのだろう。 プリシラの方へと行くを見遣り、左耳の細工に触れる。]
(353) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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[フランシスがノックスへと言葉>>318向けるを聞く。 許さない。 許せない。 それはドナルドも懐く思い。
続く言葉>>318に息をのむ。 聞きたいと思うそれを求めるように ノックスの方へと視線が向く。
聞こえる言葉>>350は釈然としないものだった。 かきあげられる髪、なくなったものをみて 彼が言わんとすることを思う。]
(354) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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[それほどまでにラルフがノックスを求めたか。 考えてみるけれど]
――…そんなはずない。
[袖に隠れた左腕の傷を握りしめる。 あんなに優しい喰い方をするラルフが そんな奪い方をするのだろうか、と。 途切れた話に、は、と息を吐き出し 案じるようにフランシスへと目を向ける。]
(355) 2014/11/23(Sun) 20時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 20時頃
んーーー……
[共鳴したくなる どす黒い感情
事実 自分も飲まれている 憎悪に]
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[ノックスを責める気持ちはある。 疑念もある。 けれど、幼い頃の思い出や情は容易く切り離せず。
ドナルドの期待>>353は知りようもない。 ただ、言葉少なに時折フランシスやドナルドを気遣わしげに見る。]
(356) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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……平気。
[心配してくれる声>>331にそう答えたけれど、気持ち悪いのは変わらない。
滲む血を舐め取れば、その味が口の中に広がる。 それもまた気持ちが悪くて、手を取られても抵抗しない>>336。
傷口を舐めるバーナバスの口元を見つめる。]
(357) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[食べられたい。 食べたい。 食べられたい。食べたい。食べたい。食べられたい。
食べながら食べられる。 食べられながら、食べることができたらどんなに良いだろう。
覚えたばかりの衝動は、バーナバスの心中を知らずに育ち始める。]
(358) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[何か考え始めたバーナバス>>340を見つめながら、舐められた傷口を再び舐めた。]
なぁ。
[バーナバスの服の裾を引く。
食べたい。 食べて欲しい。
そう言ったら、どう思われるだろう。 呆れられてしまうかもしれない。 見捨てられてしまうかもしれない。
それだけは嫌だった。]
(359) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[だから、口付けを強請った。
舌を差し入れ、拙く絡める。 昨晩のそれをなぞるように深く重ねた。
口の中に残っていた血の味を押し付けてから離れた。 唇を離してもそのまま首筋に唇を寄せる。 そして、服の上から肩へと歯を立てた。
だってこれは気を紛らわせる方法だから。 そう教わったから。
身体を離し、また邪魔にならないように大人しくする。]
(360) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[イイホゴシャの顔をして、ラルフの死についてを話す。 彼を思って、彼の為に、彼を止めたいと――…。
ワルイホゴシャの顔を愛し子に晒して、それでも嫌いにならないと赦してくれたニコラの囁きに、空っぽの胃は欲しいと短く鳴いた。]
……な。
[美味しかったラルフの体液、血肉。 それよりも、美味しいと感じたのは。味を知ってしまったのは――…。]
……
[押し黙る。絞り出す声。]
好き、そう、好きだから、 抑えてしまわない、と……
[いけないのに。この場では、せめて。
気付けばトレイルは距離を空けていた。戸口の方へ。]
(361) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
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[男がもし他の者の牙によって同行者を奪われたら。
想像する間でもなく。 たとえ、どんな正当性があろうとも、どんな理由があろうとも。
考え得る限りの苦痛を与え続け、最も恥辱を覚える報復を行い――決して愛しい子の魂の元へなど行かせやしない。
その思いだけは、獣の叫びと人間の業がきれいに重なって、明確な意思となる。
想像しただけで呼吸が苦しくなる。 そんな思いを今まさに、フランシスとドナルドと、…フィリップは抱えているのだろうかと思えば。 ノックスへ向ける視線もまた物問いた気なものとなる。]
(362) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
[フィリップの言葉を考えていた。]
フィリップの言い分も分からなくもねぇけど。
もう人喰ったことがあるから、って
一人分の命負うのと二人分の命負うのも違うだろ。
まだ、ね?
――…じゃねぇよ。
|
トレイル!
[離れていく。また遠ざかっていく。 拐われたと思ったニコラは戻ってきてくれたのに。
今度はトレイルが拐われていく。 見えない手に、掴まれて。
――…奪われて、しまう。
そう思ったからこそ、ノックスは戸口に向かった。 けれどトレイルは、手から逃れるように居間から出てしまう。]
待ってくれ、僕の傍から 離れな、いで!
[滑稽だと頭の片隅で思いながら、ノックスは追いかけるように居間を出た。]
(363) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
歌、か。
ルーツに歌教える気になったか。
[居間にいた時の遣り取りが思い出される。]
ラルフが好きだった歌は――…
フランシスの子守唄、かな。
俺が教えてもいいけど
同じを、と思うならフランシスにきいてみな。
|
[舐めとった血の誘惑から意識を逃がそうとする中、くい、と服の裾を引っ張る仕草に>>359身をかがめた。
覗きこんだ瞳の色が、昨夜男の手によって情欲に濡れた色にも似通っていた。
呼ぶ声に続いて拙く重なる唇を>>360、拒む意思などどこにもありはしない。]
(364) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
|
[ノックスが居間から出たその瞬間]
[彼の足を狙って弓を放つ]
(365) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
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[甘く誘う血の香りを残して、口内へと差しこまれた舌は逃げていく。
首筋に、肩に。 昨夜教えたことをなぞるようなプリシラの動きに、こんな時でなければ押し倒して食欲以外の獣の衝動をぶつけていたことだ。
かろうじて死の匂いと哀悼の空気に理性がしがみつく。]
(366) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
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[喰らいたい、喰らいたい。 愛したい、愛したい。
獣と人のどちらの声もが、競うように叫びだす。]
(367) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
|
――、 ……
[ う そ だ ]
[ ノックスの言に、唇は音なく動いた。
熱を、吐き出したあと、そうなるなら 煽られたのではないのか。 煽ったのでは、ないのか。 それは、保護者の欲目なのか? ――そんな、ことは
拳を握りしめる力が強くなる。じわりと血が滲んだ。 >>355ドナルドの声が聞こえる。 ――ああ、そうだろう、とも。 話が途切れて、漸く自分が呼吸を忘れていたのに気付いた。]
……っ、……
[ 視線を感じたか、ドナルドの方を、むいた。彼こそ、大丈夫だろうか――と]
(368) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
|
[トレイルが向こうの階段へ向かう それを確認し 彼も走り出す
すぐに ノックスが出てくることに気がついて 弓を一本放ちながら ナイフを取り出し のがした場合 脚へ一撃斬りつけるため駆けつける]
(369) 2014/11/23(Sun) 20時半頃
|
|
―マンダリンオレンジ/2階廊下奥―
[追い掛けて、腕を掴んで、引き摺った。階段裏の、死角になるような場所にトレイルを押し込めた。
掴んだ手首ごと壁に手をつく。 彼の背中に己の腹と胸を押し付け、壁との距離を無くそうとする。]
……トレイル。
[唇で耳に触れ、静かに名を呼んだ。 そのままでじっと動かないのは、誰か人の通る気配がないかと探る為。]
(370) 2014/11/23(Sun) 21時頃
|
けど
ーーそれに ドナルドを
フランシスは心配する
おれは生きて心配する人 いないから
[拗ねたのと 自嘲と混じる思考]
フィリップは、ノックスの後を追って行く
2014/11/23(Sun) 21時頃
|
[居間の戸口をじっとみていた トレイルがでてくる瞬間 それを見逃さないために 死角に隠れても 死角に入ろうとする姿を知っている
じっと ナイフを構えて近づく]
(371) 2014/11/23(Sun) 21時頃
|
|
ーーーー今度は 自分の 保護すべきに 欲情でもするの?
[そういって 背中からノックスに嗤いかけた]
(372) 2014/11/23(Sun) 21時頃
|
ーーーうん 時間は あるし
[かえる思考 低い音声で
頭に響くのは 本来の声をイメージしてか]
フランシスの子守唄ーーー
うん…………わかった
[ラルフが好きだった歌
それを知るのが楽しみで
少しはにかんだ気配のせたのは
少し前の出来事]
――…なんだ、気付いてないのか。
フランシスがお前さんの背、撫でてたの
あれはフィリップを心配してのことだろうよ。
それに――、俺だって、心配してる。
お前さんがそうやって、
色々考えるのも心配してのこと、だろ。
ひとりじゃねぇってわかれよ、ばぁか。
ーーーそれは……フランシスが 優しいから……
そうされる理由 わからない
ーーー 俺は……ただ ラルフの大事な人
[と思う思考が言い淀む
これ 絶対 向こうからも同じ理由で
かえってくるだけだ……と]
う…………
|
[ふわ、と香るは別の甘さ。 フランシス>>368と視線交わりはたり瞬く。]
――…フランシス。 手、力入れすぎ。
[握りしめる拳を目で示した。]
(373) 2014/11/23(Sun) 21時頃
|
フランシスが優しいのは認めるけど、
向けられる優しさに甘えたらいいと思うぜ。
優しくするのに、理由なんて必要ねぇよ。
そんなことーーー言われても…………
どうしていいか…………
大人しく撫でられてればいい。
あの時みたいに。
振り払わずにいればいずれ分かるンじゃねぇかな。
|
[>>345トレイルの口の中へ、肉片ごと指を入れて。 苛立ちを込めて、優しくトレイルの舌へ肉汁を擦る。
指を引き抜いて、唾液にまみれた指を舐めて。 そうしてから、ノックスへ笑いかけた。 すぐ否定せずに、黙ってしまったノックス>>361 やっぱり、君はダメな大人だ]
それが、ノックスの本当の気持ち? わかんなぁい。なんで?
[我慢するのって、ツラいでしょ?
解き放ってしまえばいいのだ。 ラルフにしたように、昔誰だかにしたように。
きっと今よりずっとキモチイイ]
(374) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
[>>349味方だよ。 だから、二人の悩みも辛さも、全部なくなるための方法を一生懸命考えてあげた。
もっと平和で、これからも幸せに過ごす方法もあるね。 でも、二人とも。 僕のことちっとも見てくれないんだもの。
だから、これはちょっとした意地悪で。 二人とも不幸になりますようにって、願い。
ノックスを取るトレイルなんて消えてしまえばいい。トレイルを取るノックスなんて苦しめばいい。 僕を見てくれない君らなんて、不幸になるといい。
そのあとは優しく叱ってね]
(375) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
………。
[口元は笑んだまんま、目は笑わないまんま。 扉の向こう、走り去る二人を見送る。
一人残された子供は、鍋の底にこびりつく肉をまた削って。 しばらく眺めたあと、鍋をぽいと捨てた。
大きな音が、響く]
ディーンに会いたいなあ……。
[呟いて。 首を傾げると、ぽきりと鳴った]
(376) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
[手当てを大人に頼もうとバーナバスへと目を遣れば プリシラと口付け交わすが見えて、彷徨う。]
フランシス。
[出よう、と軽く彼の袖を引いた。]
(377) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
[たった一口の肉片。 ニコラに与えられた、血のこびり付いて焦げた肉 塩まみれで、お世辞にも食べられたものではないが、呑んだ。
そうして、おとが
トレイルは、戸口で 何もないところで、足をもつれさせた。 衝動が走ったのは、足首。
その衝撃から逃げるのではなく 彼から逃げるために 階下へ行こうとした身が、廊下の奥へ引きずられる。
>>370 かたかたと震えながら、音を聞く。 痛い、熱い 喉が、かわいた]
(378) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
ドナルドは、響いた大きな音>>376に動きを止めた。
2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
[食べられたい ただ、同じにはなりたくない
キタナイ 醜い
目の前が黒い]
(379) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
ーーーーおちつかないよ……それ
襲ってしまうかもしれないのに
|
[視線を下ろした先。肩口の布。 指で強く引いて傷口を晒した。
糸で規則正しく縫われた赤い線。周囲の肉はうっすらと腫れているよう。ぺろりと舐めた。この下はもっと美味しいことを覚えている。
鍋で焼いた腕肉よりも、もっと美味しい場所があるのを知っている。トレイルには無用になった所。
肩肉ではなく、その場所を目の前で喰らったら――…分かってくれるだろうか。彼よりも――君が。]
(380) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
……
[思考と欲は、後ろからの声に遮られた。>>372
振り向かずとも誰かは分かる。 不自然に風の鳴る音が、聞こえやしなかったか。>>365
何も言わず、ゆっくりと顔だけ振り返る。徐々に体を開いて、トレイルを背に隠すように。]
(381) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
――けど。
お前さんは保護者、襲わなかっただろ?
襲うのがこわいなら俺の目の届く範囲にいろ。
力尽くで止めてやっから。
|
[耳元の、名を呼ぶ音は 知っている
その後ろ、嘲る音は、知っている。
トレイルは、嘲笑にむけて、手を伸ばした。 その彼自身が、殴りつけた腕を。
望むものは、いつも叶わない。 このまま、食べられたら なんて。
だから、諦める。 早く、絶望させてくれと**]
(382) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
[珍しく 彼がにっこりと笑う 頭の上に 轡で嘴を止められた ルーツを乗せながら]
…………トレイル 君はどうしたい? そのまま ラルフと 同じめにあいたい?
[後ろに隠れる 黒い服 彼は こちらをみた ノックスではなく 後ろのトレイルへ ナイフを持っていない手 差し出した]
(383) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
フィリップは、トレイルの伸ばされた手を 嫌味なくらい 優しく握る
2014/11/23(Sun) 21時半頃
ーーーーう…………
ドナルドは……ラルフの縁者だって
本当思う…………
ラルフも……聞き分け なかった
|
[ドナルドがフランシスを呼ぶ声に>>377我に返り、少々気まずげに視線を彷徨わせる。 それでも、プリシラが己のものだと他の狼を牽制することへの後悔は全くない。]
(384) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
―居間―
……ぁ、 ああ、……
[>>373ドナルドの指摘に、 ゆっくり自分の手を胸の前辺りに持ち上げ、開く。]
……
[眉を寄せ、ゆるく、握りなおした。 隠すように、落ち着け、と自身に言い聞かせるように。 >>377 出よう、と謂う声に はたと瞬き]
ぇ? あ、……う、うん、そう だな
[顔を上げたとき、バーナバスとプリシラの顔が重なり触れるのを見て、気まずそうに眼を逸らす。ラルフも、運んでいかなければと思いながら]
(385) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
――…俺とラルフにも似たところがあったか。
似てねぇ、と思ってたけど。
[間があく。
とおく語り掛けるようなトーンで。]
俺とお前は、聞き分けが無いンだとよ、ラルフ。
……俺には聞き分けいい方に見えたけど、
そういう面見せられるヤツが、居たンだな。
|
[引かれる袖、そのままに >>376 がしゃん、と大きくなった音にびくりとして やはり咄嗟にかばうような動きをした。]
…… ……ニコラ? なにを……して?
[保護者もトレイルも走り去り、一人残された まだ少年のような心に大きな身体の彼の、癇癪――か?と。]
(386) 2014/11/23(Sun) 21時半頃
|
|
[バーナバスが自分に対して衝動を向けているとは知らずに、ただ大人しく待っている。
いつものことだ。 話が終わるまで、用事が終わるまで邪魔にならないようにと。 用事が終われば、また自分だけの。
頭を振る。 周囲を見渡し、自分とは違う色の赤い髪>>377が目に入る。 手でも振ろうかとした時、大きな音が鳴り響いた>>376。 驚いて肩を震わせる。]
(387) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
昨日だって ドナルドを 食べるの時
二人とも 聞き分けなかった
[昨日なのに すごく遠い気がして]
…………ラルフにも 届くかな…………
ラルフ…………聞こえてる?
|
――…そうだね。
欲情してるよ。衝動は、僕の中に確かにあるから。
[逃げるから追い掛ける。 ニコルの考えた通りの、不幸に至る道を。
背の後ろから伸びた手は、ノックスではなくフィリップを求め。
トレイルへと差し出される手を避けるように動いても>>382、手と手はノックスを挟んで繋がる。
愛し子の表情は分からない。 けれど、見たくないと――思ってしまった。
蘇るのは、ニコラとディーンの。]
(388) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
|
―― 居間 ――
[フランシスの拳が緩む気配。 ドナルドからは彼の掌は見えず。
プリシラが喰い、喰われるを保護者に思うを知らず、 視線が一度重なれば温泉での事を思いだし微か目を細める。 ひととしての在り方を未だ残しながら 同時に喰う側の意識しかないドナルドは 線細くやわらかそうな少年の肢体を思い 獣の部分でうまそうだとそんな認識もしていて]
(389) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
|
[ひび割れたような大きな音に>>376思わず耳を塞ぐ。 掻き消され、ニコラの「会いたい」、そんな声は届かない。
届いていたなら――幼馴染のその養い子。 その手段を、可能性を消したのはお前自身だと殴りつけて説教でもしたかもしれない。
けれど、彼とは遠く隔たった他人のまま。 不審を抱いた他人のまま。
信じることも、期待することも、何もない。
ただ、目の前で震えたプリシラの肩を抱きしめた。>>387]
(390) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
|
その手を、離してくれ、 フィリップ!
[これは悪い手だから。 もう一方の手に握られたナイフを見て、苦み走った表情を浮かべた。
悪い場所を選んでしまったと思う。]
(391) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
|
[これはやらない。 誰にも、どこにも。
俺だけの、愛しい子。]
(392) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[歪む気持ちと情欲。 理性でコーティングして、愛情だと己に刷り込む。
愛しい、喰らいたい。 喰らいたいけれど、愛しい。
獣の欲を優先させれば永遠に失う。 ダメだ、と律する声が耳の奥で幾度も響く。]
(393) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[優しくつかんだ手 その手は覚えがある 渾身の力で 殴りつけるを防いだ手 強く握ったら きっと痛むだろう けれどーーー今はその時ではないから]
ーー怖かった?トレイル もう 大丈夫だよ……
[本当は 自分の手に 身体の近くに トレイルの温度 それだけで気持ち悪い 胸が悪い それでも 優しく微笑んで そっと……けれどノックスに聞こえる程度 トレイルに囁く 優しい声で]
落ち着くまで お二人 離れた方が いいと思いますよ?
[欲情を肯定するノックスに 冷たく 硬い声で言い放って]
(394) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[喰らいたい。
けれど。
居なくなってしまう。それはひどく寂しいこと。悲しいこと。]
(395) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[離せと言う言葉 ああ 少し 胸の内 どろと淀んだ感情が
晴れる]
トレイル……いこ?
[ >>391 にっこりと ノックスに嗤った 頭の上 ルーツが ばさりと 一度大きく羽ばたいて]
(396) 2014/11/23(Sun) 22時頃
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[居間を見回す。視界に入るのは、仲の良い大人と子供の姿たち。 そうして見せられる、ゼロ距離に>>384 は、と小さな笑いがひとつ。 鼻から漏れて、地面に落ちて砕けた]
――ずるい。
[なんでディーンは。ノックスみたいに、口先だけでも、ダメと言ってくれなかったんだろう。 その純潔の唇が紡いだのは、欲しい、一緒になりたいと、そればっかりで。 僕は嬉しかった。
けど、なんでディーンは、食べられたかったんだろう。 どこにも行かないでと口にしたくせに、どこかに行ったディーンは。
なんで一緒に生きなかったんだろう。なんで間違いを一緒にしたんだろう]
……わかんない。
[懐の中。大事な卵をぎゅっと握って。 ため息を吐く足元で、鍋はまだがらんがらんと回っていた]
(397) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
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[フランシスが庇うように動くは>>386 ずっとずっと見てきていたけど 庇われてばかりの己が不甲斐なくも思えた。
大事にされている。 それはいやというほど伝わるから いつか庇われるだけでなくなれば、とも思いながら
目覚めた獣を、怒りを、憎しみを、持て余す。]
(398) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
|
ん……?
[>>386名前を呼ばれて。 ゆる、と顔を向ける。 優しい瞳の色が、こちらを見ていた。
首をかしげる。 笑おうとしたけど、口元がひきつっただけだった。
だから、首を振って。 うるさい鍋を黙らせるために踏みつける。
があん、と音がした]
(399) 2014/11/23(Sun) 22時頃
|
あの時は――
あれが一番いい方法だと思ったンだよ。
今でも間違ってるとは思わない。
ラルフに喰わせたこと、後悔してないからな。
――…聞こえてる。
そう信じて話し掛ければいい。
|
― 居間 ― [握りこんで手のひらの傷を隠したのは ドナルドに見せては、きっとよくないと思ったからだった。 舐めておけば、治る程度だろうけれど。
ドナルドの心の内秘めるを知らず、>>389 まだ、守らなければという保護者としての動きに彼がどう思っているかは――分かっていても、まだ、心配で>>398
ニコラが引き攣った笑みを浮かべ――その歪みに眉を寄せた刹那]
…… !!
[>>399 大きくなった音が居間を切り裂く。 ぎくり、一歩下がった。]
(400) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
|
|
[握りあう手を強引に解くように、手の甲で払う。 フィリップの微笑み、優しい声は猫を撫でるよう。
よく知る表情は、まるで鏡のよう。]
……何のつもりかい? フィリップ。
トレイルを殴った手で、首を絞めた手で! 今更のように気遣って。
[初めて聞く冷えた声。]
……君に、言われる謂れは ない。
(401) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
|
|
[再び響く音>>399。 フランシスの傍らでその音を聞き光景を見る。]
――…二コラ。
[ノックスの大事な養い子。 下がるフランシス>>403とは反対にドナルドが前へと出る。]
(402) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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ーーー…………そこも含めて 聞き分けない
[ふはっ と思わず笑ってしまう
ああ まだちゃんと笑えるんだと]
ーーーそっか……
うんーーーーーーえへへ
少し 寂しくないね……そう思うと
|
[フィリップがトレイルに牙向けるなら 己の牙は二コラに向けようか。
二人同時に失えばよりノックスを――。 澱む心がそう囁く。
ひととしての殺意は考えぬままに。]
(403) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
|
|
……ーー
[凪ぐ手 トレイルの手を軽く引く 確かにノックスの手は当たる ーーートレイルの傷ついた腕に]
なんのつもりってーーー人聞き悪いーーー
そんな俺より あなたの方が 嫌ーーーーと言うことでしょう?
[違いますか?] [ふふっ と笑って首を傾げる ナイフを持った手は 持ちながら そっと トレイルの頭を撫でる
少し間違ったら ナイフがそのまま傷つけそうな]
(404) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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|
[衝動を覚えたばかりで、それは一人だけに向けてのもの。 目が合ったドナルドが、何を思うか知る由もない>>389。
抱き締めてきたバーナバス>>380の服を掴み、音の方を向く。 また聞こえた音>>399に、また肩が震える。]
……何があった?
[バーナバスを見上げ、心配そうな顔をする。]
(405) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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|
[悪い声だ。
トレイルを何処かへ誘おうとする。
だから。]
トレイル!
[行くなと声をあげ、羽ばたく鳥の、赤羽根に。 目を奪われないよう、フィリップの両肩を掴むように腕を伸ばした。
1歩、踏み出す。]
(406) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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――…いいじゃねぇか。
俺はしたいように出来て、満足だ。
[笑う音色に安堵が過る。]
……だろ?
けどこれって、ひとの考え方なんだぜ。
ひとの在り方も、悪くはない、だろ?
|
やだ こわいーーー襲われちゃう だれかーーーたすけてくださーーーい ノックスに襲われるーーー
[ころころと 珍しい笑い声 だって心底楽しかった それだけ必死な 必死なノックスの その腕が 届かないところへ
トレイルの撫でていた 頭 此方へと 抱きかかえながら 彼は大きな声を上げながら
軽いステップをきって 後ろへ 後ろへと その手から逃げようと]
(407) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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[響く音は不快で耳障り>>399。 腕の中でびくりと震えたプリシラや>>405、動きを固めたフランシス>>400が可哀そうだと思いながら。
駄々っ子のようなニコラの振る舞いだけ>>399端々から垣間見る。
ドナルドが庇うように進みでる姿に>>402そちらの心配は忘れ。 男自身はプリシラを庇うような体勢をとった。]
分かんねえよ。でも。お前は心配すんな。
[不安そうな表情を浮かべるプリシラの頬を撫でて。 不愉快な音源を注視する。
歪な子ども。 そうとしか表現できない相手を前にじわりと警戒が湧く。]
(408) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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……俺の血 あげたかった
ラルフから 止められなくなるから
って 言われたけど…………
[安堵が滲む暖かさ
ここも 似てるんだと ぼんやり思い]
…………ラルフ ラルフは
俺が人としてあるのと 獣としてあるの
どっちがいい?
|
……トレイルの話じゃないよ。
フィリップ。―――君が、何をするかという話だ。
[払う手をずらされた。栗色の髪に触れて。 ナイフを持って。背に落ちる汗の一筋。>>404
こんな笑い方をする子だったか。こんな喋り方をする子だったか。>>407]
もう一度だけ言うよ、フィリップ。
[背に庇っていたトレイルは、今は彼の傍。]
(409) 2014/11/23(Sun) 22時半頃
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トレイルは、フィリップよりノックスより、鍋の音から逃れたい気持ちでいっぱいだ**
2014/11/23(Sun) 22時半頃
止められなくなるくらいには
お前さんを好きだったって事だろ。
――…なら、
やっぱりノックスの言葉は嘘だな。
例え衝動を懐いたとしても
ラルフなら嫌がって逃げるだろうよ。
止められない怖さ分かってたなら、尚更。
|
ーーーーーさぁ? それでもーーートレイルは あなたより 俺がいいって
[わからないふりして 小首をかしげる トレイルを惨殺するを思いながら にっこりと無邪気に笑って]
正当防衛で 切りつけますよーーー これ以上追うなら ーーー人を守りながらは不得手です 間違って トレイルを傷つけたくない
[叩かれ解かれた腕を トレイルの肩にまわして ぐっと 此方へと抱き寄せる ああ この温度は本当 胸糞悪い そうして ナイフの切っ先を 向ける 近づくならーートレイルに刺すよ という脅し]
(410) 2014/11/23(Sun) 23時頃
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|
[ドナルドがこちらを睨むのも、べネットが一歩下がるのも。 警戒を滲ませるバーナバスも見ないで、じっと俯く]
ずるい……。
[好きな人と一緒にいたいだけ。 なんにもいらないから、愛されたいだけ。 そんな人の願いを叶えてあげたかっただけ。
それがなんでこんなに難しいの]
……ずるい、ずるい、ずるい!! ずるいんだよみんなっ!!
[鍋を蹴っ飛ばしたら、壁にぶつかった。 それを自分でもびっくりした目で見たあと、へたりと踞って、膝と額をくっつける]
(411) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
好きーーーーーーー
うん…………俺もーーそう思う
絶対 ラルフは衝動に負けてない
ーーーーーそれなのに 許せない
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……大人も子供も、みんなキライ……。
[愛されてる人、バツ。 愛されて当然みたいな人、バツ、バツ。 あいつもこいつもみんなバツ。
キライ]
……。
[だだっ子みたいに、叫んだあと。 卵を指が白くなるくらい握って、黙りこんだ。
ただ、思うのは。 みんな、不幸になってくれたらいいのにって。 世界の破滅を願う魔法の言葉]
(412) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
|
僕から、トレイルを拐おうと するな!
[掴めたと思ったのに、服の裾すら逃げていく。 おどけた声とは反対に、ぐっと唇を噛む。]
フィリップ、君がそのナイフを突き付けたいのは、僕だろう!!
[己の胸に手を当てる。ラルフのナイフが至ったところ。>>410 さわるな、ふれるなと睨み、1歩、また寄る。]
(413) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
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[睨む意識はなかったが 目つきの悪さから二コラにはそう見えたかもしれない。]
何がずるいンだよ。
[だだっこのような彼>>412にぽつと言葉を向ける。]
(414) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
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―居間― ……っ 、ドナルド
[庇うように立つドナルドの背に 爪を立てていた 手を伸ばして。>>403 ]
……―― 眼 笑って ない……?
[ぞ、とするのは、本能的に怖れたからか。 ノックスの一行が、気づけば拗れて、 捻れていることなど知る由もないゆえ 不信感を募らせるばかりだ。 ノックスを呼んでくるなんて―――そんなこと、する義理も、ないと思ってしまって。]
(415) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
|
……ラルフもトレイルも あなたのモノ じゃない
[はっ と笑って吐き捨てた ああ やはりこの人は
嫌いだ]
ーーーーまさか?俺が?貴方を いえいえ あなたには 生きて欲しい
[むしろ ナイフを向けたいのは ゆるり 切っ先は トレイルに向いて 一歩 また一歩 階段の死角から逃れて 一階へ続く方へ]
(416) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
|
[>>411ニコラがずるいずるいと喚くのに、 瞬き、呆気にとられる。]
……な、
[>>414 心を代弁するような、ドナルドの呟き。 そ、とドナルドの背に近づき、ニコラのほうを見遣る。]
(417) 2014/11/23(Sun) 23時頃
|
――――許せないのは、俺も同じ。
ラルフは復讐なんざのぞまねぇとは思うけど
それでも、抑えきれねぇくらいに、苦しい。
|
[当たり前のように庇われる。 心配するなというのならしない>>408。 頬を撫でてくれた手に懐くように、目を閉じ頬をすり寄せた。 目を開けて、駄々をこねるようなニコラの声を聞く。
居間の外からもまた何か声が聞こえる。 はっきりとは聞こえないが、もめているような。
バーナバスの服を握りしめる。]
(418) 2014/11/23(Sun) 23時頃
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ラルフーーーごめんね 望んでなかったら
でも うんーーー許せない
今ね……二階の廊下で トレイル手に入れた
けど ノックスがうっとおしいんだ
[これくらいなら 手を汚す範囲に
きっと ドナルドはならないよね と
共感のあまり 現状をこぼした]
ノックス、か。
こっちは二コラが癇癪起こしてンな。
――…ノックスを足止めするか?
うんーーーー目の前で トレイルの首
かっ切ってもいいんだけど…………ね
お願いしたい……
ニコラも手に入れたいのだけれど
ノックス足止めできれば……ニコラも手に入れやすいし
|
……みんな一番に愛されてるから。
[>>414顔をあげないまんま、口にする声はくぐもっている。
僕だってディーンが大事だった。 から、彼の願いを叶えた。 そうしたら、手元にはいまなにもない]
僕にはディーンがいないのに。
[みんなは、そんなことないのに。 みんなは、いい大人といい子供だから。
でも。 きっとディーンを救う方法が、他にもあると知ってたから これは八つ当たり。
分かっていても駄々をこねるから、僕は悪い子なんだろうと思う]
(419) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
……トレイルを唆しているのは、フィリップ。君だ。
[ラルフの好意は心地好かったのに。 それを利用した。
彼を犠牲にしても、トレイルの願いを叶えてあげた。 それでも彼は――…。
居間の方から響く音に、びくと肩を震わせる。>>416]
………何を、考えてる?
……フィリップ。君はシメオンを――…どうした? あの子はニコラの友達 だった。
[まだ切っ先は愛し子に向けられているから。]
(420) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[フランシスの呼ぶ声>>415に前見たまま僅か顎を引く。 背に近づく気配を感じるが警戒する者からは目を離せず。 伏せたままの二コラが口にした言葉>>419に瞬く。]
――…一番に愛されたいなら、 愛されたい相手にそう言やいいだろ。
[ぽつと呟くものの、続く言葉にきょととする。 そういえばディーンの姿を見てはいない。 二コラは、ディーンがいない、と言った。]
ディーン、は…………、 如何したンだよ。
(421) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[トレイルの透明な言葉は 2人にはとどいていなかった。
当人を置き去りにして、話は進んでいく。
フィリップの ぬるい体温が、気持ち悪い。 キタナイ だって彼も彼と
身震いひとつ。 恐怖ではない**]
(422) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
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もし 実際そうだとしても 唆されるほど トレイルは 貴方を選んでいない
[大きな音 ああ あれが それか]
ああ ニコラ……知ってます? 今 ニコラが癇癪起こしてるって
いかなくていいんですか? ニコラはほおっておくんですか? かわいそうですね?
[ノックスの質問には答えない ただ 音の理由 知っているから ルーツが張り合うように 羽ばたいた 猛り狂う声は 今は出ない]
(423) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
トレイルは、もしもルーツの声が出ていたなら、刃物もきにせずその場から離れただろう
2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
トレイルーーもう少し 我慢して?
[震えるトレイルを撫でる ああ胸糞悪い けれど ここで暴れられると面倒で 彼の透明な声 も 意思もいらない 只々 都合良く扱う]
(424) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[>>419 一番――いちばんが、いい。 子供じみた、純粋な欲望の一つ。 一番に、あいする。あいされない、こどものようだ。 ノックスに甘やかされすぎたのかもしれない――否、でも、ディーンは。]
ぁ… ……――、!
[しまった、と >>421ドナルドの問いかけを聞いて眼を見開く。
あまりにも、あまりなことだったから。 本能と、直結することだったから。 血の匂いを消すために掃除をしようとしていたのに。 どうして死んだのか、謂わないようにしていたのに。]
(425) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[フランシスの漏らす音色>>425に 良くない想像が働いて眉根が寄る。
一番に愛されてる。 僕にはディーンがいない。
その言葉からぐると頭をめぐる。
愛する者を喰らうはこの血族の業ではなかったか。]
(426) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
ぐ、
[ノックスの足が1度止まった。 選んでない――…。
栗色の髪。見えないシノワズリ。 唇が見えないから、透明な声も――聴こえない。]
……とれ、いる?
[恐る恐る、声で窺う。]
(427) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[――もしそうだとしたら。 おとなたちは知っていたのだろうか。 知っていて、それを見過ごしたのだろうか。
衝動に負けても許されるのか。 それならノックスの言い分は――?]
――…嗚呼。
[漏れるは溜息のような吐息。]
(428) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
[>>412問いかけに、ゆうらり、顔をあげる。 あげた目は、泣いてはいなかった]
……ディーンは、食べられたいって、言ったから。
[ただ、その目は。 惨めさを湛えて]
食べられたいって、言ったから。
[居間の面々を、ぼうと眺めている]
ねえ、みんななんで。 なんでそんな平然としてられるの。
(429) 2014/11/23(Sun) 23時半頃
|
|
食べたいくせに。
本当は今すぐにでもハラワタ引きずり出してあったかい血を飲んで狼らしく食べたいくせに。 犬みたいに突っ込んでぐちゃぐちゃにして支配して、全部を自分のものにしたいくせに。 好きな人の血ってどんなに甘いと思う?肉はどんなに素晴らしいと思う? 君の腕の中で好きな人が君のことだけを考えて君の名前を呼んで、君も好きな人のことだけ考えることができて 全部が手に入る、のを。
……想像してみてよ。
[はは、と。 からからに乾いた笑いが、最後にひとつ、転がった。
手の中、卵の中。 ここにあるのは、濁った目玉がひとつ]
(430) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[ノックスの足が止まった]
ほら ニコラのところ 行ってあげて?
[ふわっと 笑みを浮かべる 迷うほどの 迷う故の 突きつける 残酷]
……ドナルドも あなたに対して 怒っていますからーーーー ニコラと 同じ部屋にいますから
[そう言って さらに一歩下がる もう少し 階段まではもう少し トレイルに伺う様子
嗚呼 愉快だ]
(431) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[二コラの顔が見える。 その眸は、ひとときだけ自分の眼帯へとも向けられたもの。 けれどあの時のように 好奇心のぞかせるようなきらきらは感じられず]
――…喰っちまえば会えなくなる。 そんなことも教えて貰わなかったか。
食べられたいって言われて、食べて 一番欲しい言葉、聞けなくなった、か。
――――…平然となんてしてねぇよ。 みえなぇところで自分の衝動と戦ってる。
(432) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[トレイルの名を呼ぶ度、ニコラの表情が曇った。 遠い昔。
不貞腐れる様が可愛くて。可愛くて。仕方がなかった。]
……ニコラにナイフを向けてる者は、居ないよ。 フィリップは、君一人。
[それに、居間にはバーナバスが居る。プリシラに危害が及ばない限り、余程の事がなければ助けてくれるはず。]
(433) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[続く声>>430に眉を顰める。 考えぬようにしていたそれが言葉として流れ込む。]
――…フランシス。 バーナバス、と、大人二人いるなら 二コラ押さえるくらいは出来っか?
ちょっと、頭冷やしてくる。
[フランシスに少し下がるよう促してから、 ドナルドは居間から廊下の方へと足を向ける。]
(434) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[本当の気持ちと、ホントウの気持ち。建前の気持ち。
わからなぁいと言うニコルの髪を、あの時撫でた。>>374]
嘘。
[ニコラはもう知っている。*]
(435) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
愛する者に愛されたいなら 同じ場所に行けばいい。
[――同じ場所に留まればいい。 同時にそんなことを思いながら 立ち去る間際、二コラに向けてそんな言葉を残して。]
(436) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
ノックスって甘いね
[ころっと笑う ああでも知らないのか フランシスの言う 遠吠えのできる 獣の存在]
そう思うなら いいよ 後悔しても 構わないなら どうぞ?
でもーーーどちらも あなたは選べないまま 後悔する
[戸口から気配がする 丸見えの 一階階段そば 遠吠えで お願いした]
(437) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[ドナルドの牙は二コラからそれる。 牙は、意識はフィリップへと重ね]
(438) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[止まった足を動かし始めた。
1歩ずつ、近付いては離れ。 ノックスは護りのような首飾りを握った。]
……ドナルド?
[彼の否定する声が、耳に残っていた。>>355]
僕が行ったら、トレイルを 殺すのだろう? 僕を……生かす? は。報復のつもり?
(439) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
二コラはディーンを喰ってたのか。
フィリップ、そっちを、手伝う。
けど、――、今何処にいる?
|
[>>432ドナルドの声に、泣き出す寸前のようにしゃくりあげる。 それでも、目は乾いたまんま]
一緒だって言ってくれた。
[保護者から、兄から。 教えられたことがなかったわけじゃあない。 むしろ、よく言い聞かされていた。
言いつけを破ったのは、僕]
……ずっと一緒にいられるって、言ってくれたのに。
[いまディーンはどこにいるの。
ああ。戦ってるというのなら、余計にずるい。 ディーンはちっとも、そんな素振りを見せてくれなかった]
(440) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[>>436一言、残して立ち去る背中を。 ぼうと見送る目は、拗ねた色をして]
……君の想いは、食べなきゃ満たされないよ。 いつか、今じゃなくてもいつか。 君は、泣きながら食べるの。
[背中へ、まっすぐ。 指を、さした]
……運命だ。分かるだろ?
(441) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
ーーーそう 彼だったんだ ディーン食べたのーー
マグカップ返せなかった…………
今ね 南側の一階に降りる階段そば
直ぐ見えると 思う
|
ドナルド、 ……―― ぁ、
[彼はどう受け止めるか。どう聞こえるのか。 溜息のような声に、服の背を掴む。]
……やめ、 やめないか……!
[>>430 本能を曝け出したような言葉を投げるニコラに、 叱るような、咎めるような声を上げる。
それは人として生きるのには抑えなければならないのにという思いと――抑えている奥の本能にちくりと、刺さるような気がして。]
(442) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[ドナルドの姿 戸口から見えれば 心から 嬉しそうに笑う]
ーーー人聞き悪いですね? ただ あなたの起こしたのと 同じ 事故ーーーは起こるかもしれません
あり得なくないですよね?
[じり じりと ナイフの切っ先 やはりトレイルに向けたまま下がる ああ ノックスはもっと焦ればいい こんな風な愉快なこともあるんだ 初めて知ったと 笑って]
(443) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
[先祖返りの、遠吠えのあるのを知らないノックスは、ハッタリだと断じた。]
仮にそうだとして、……フランシスが、それを見逃すとでも?
ニコラを害したドナルドを、フランシスがよくやったと、いい子だと褒めるとでも?
……ホレーショーも、だ。 彼は、君にそんなことを……許す男、だったのかい?
(444) 2014/11/24(Mon) 00時頃
|
|
ーーーそんな綺麗事 聞きたくありません あなたの口から 綺麗事なんて あなたの保身でしかない
反吐が出る
[ >>444保護者の名前に 眉をしかめる こんな男が 口にしていい名前じゃない とても優しいフランシスもホレーショーも]
(445) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
|
|
[フランシスの声と服の背に伝う感触>>442 彼へと一度目を向けるも少しだけ頼りなく眉尻が下がる。
一緒だと言ってくれたと二コラは言うけれど 一緒で満たされているようにはドナルドには思えない。 ならどうして泣きだす寸前の音>>440が聞こえるのか。 愛する者を喰えばこんな思いをするのか、とぼんやり思う。 けれど背に投げられた言葉>>441もまた理解できるのだ。
満たされない。 喰いたい。 きっと酷く甘い味がする。 己を酔わしてくれるのは――。
徐々に声遠くなるを感じながら、運命を、考える。]
(446) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
|
|
運命……。
[聞こえてきた言葉>>441を繰り返すように呟いた。
いつか食べてしまうのが、自分たちの運命ならば。]
ニコラは、喰ったのか? 喰ったら満たされる?
[バーナバスの服を握る手に力が入る。
彼を食べたら満たされるだろうか。 でも食べてしまったら置いていかれてしまう。
ああ、だったら。やはり。
首を振る。]
(447) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
|
|
[居間から廊下に出れば階段の傍に見える姿>>443 嬉しそうなフィリップの様子に、ゆると目を細め、歩む。 ノックスの言葉>>444が聞こえて口の端を釣り上げた。]
――…止めるかもしれねぇが、 それは俺の為を思って向けるンだろうな。
(448) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
|
|
ーーーードナルド
[ふっと 本来の彼の笑みが浮かぶ トレイルを片腕に抱きながら ドナルドへ近づく
ドナルドのそば ラルフの温度とも違う けどーーー心地よい 人の温度 頭の上のルーツが かしかしと 脚で轡をいじる気配]
(449) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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事故? それこそ何を言うんだい。 僕がラルフを殺したのは――…事故じゃあない。
……綺麗事? 違うよ、これは事実でしょう?
[ゆるゆると、ノックスの表情に笑みが生まれる。 口端を持ち上げて。]
そう、君は、僕と『同じ』になるんだよ。 反吐が出る程の、僕とね。
ラルフが『同じ』ことをしてと、君に頼んだかい? そんな子には見えなかった。
[そうだろう?と首を傾げ。
ぐっと引きちぎった首飾りを、フィリップ目掛けて――彼の頭上目掛けて投げつけた。
黒曜石の、折角バーナバスが選んでくれたのに。]
(450) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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……貴方がラルフの名前を使うな!
[それは ほんの少し前 ドナルドを ‘話す‘中でもでてきたこと ああ 本当に 保身で話すんだ と ノックスを冷めた目でみる]
ーーーーそれでも構わないよ あなたと同じになったら 俺と同じ悲しみを あなたが受けるのでしょう?
[頭を低くする 突然の投擲物に 轡をつけたルーツが飛び上がる ばさり そのままドナルドの頭上へ より高いところへと逃げて
彼自身は トレイルを腕に抱え ナイフを向けたまま ドナルドのそばへと]
(451) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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ディーンを喰った二コラを殺すのに何の問題がある? あいつ、みんなの前でその話、したぜ? ――…なァ、ほんとに、二コラが見逃されると思う? 例え俺が二コラを手に掛けたとして フランシスが俺を叱るとでも?
[ノックスへと紡ぐバリトン。 フィリップの呼ぶ声に小さく頷き]
大事ないか?
[案ずる声を掛ける。]
(452) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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トレイルは、フィリップを蹴り飛ばした。五月蝿い
2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[>>434ドナルドが「遠吠え」を聞けるように 「なってしまった」とは、気づかない。 ――どんなに耳がよくても、それは、聞こえないのだ。]
……抑えることくらい、できる。する、つもりだけど。 ……ドナルド、何処に……?
[大人が2人居た方がいい、のは分かる。でも。 頭を冷やすと謂われればより強く引き止めるのは気が引けて。
>>446――眉尻下がるに、胸が痛む]
……ちゃんと戻って来るんだよ。
[心配性、だけでは、なく。]
(453) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[抱えられた腕 ナイフが皮膚を裂くくらい、大したことではない。 どんな手を使っても彼から距離を取ろうと動く]
(454) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[>>442叱る声はヒステリックなトゲはない。 やっぱり彼は、彼の保護者は優しい。 その優しい瞳を、揺らすためだけに。言葉を重ねる]
僕らは人じゃないもの。 僕らはちっとも人じゃないもの。 好きになったら、もう手遅れだ。 だから、本当のことを、教えてるだけ。
違う?
[首をかしげる。ごきりと音がする。 それから、戸口を指していた指を、ついとプリシラに向けて>>447]
……食べたら。 永遠に、裏切られることだけはなくなるの。
それが、よかったことかな。
[昔遊んだ子供の頃よりも、うんと子供っぽい声で。彼の疑問符に、答えた]
(455) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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いった…………
[トレイルに蹴飛ばされて かわりに ナイフの切っ先 鎖骨のあたりかすめさせ]
ん……蹴られたけどーーー大丈夫 ……このまま ノックスお願いしても?
[低い声 紡ぐドナルドの傍 見上げて一つ頷いた そのまま トレイルを片腕にだいて ドナルドにノックスを任せ したに向かうつもり]
(456) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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この後に及んで暴れるな……!
[逃げようともがき始めたトレイルの 足を転ばすために蹴飛ばそうと]
(457) 2014/11/24(Mon) 00時半頃
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[片足では力が足りなかった。 だから。 トレイルは飛んだ。 両方の足で、体重をかけて。
ちょうど、フィリップが蹴りとばすために、片足に重心ののったタイミングで]
(458) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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――…脚癖悪ぃな。
[トレイルがフィリップを蹴れば片眉上げて漏らし]
大丈夫ならいいけど。 あんま無理すんなよ。
――…嗚呼、任された。
[短く、応じる言葉を向けてフィリップからノックスへと視線向ける。]
暫く遊んで貰おうか。 ――あの時みたいに。
[居間でぼんやりしていた己に話し掛けてきたその時を思い出し ゆると首を傾げて、道を塞ぐように立ち]
(459) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[やらなくてはならない事があった 伝えなくてはならない事があった。
それを、思考に乗せるのは少し後。
今はそのために この場を
変えなくてはならない]
(460) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[指を向けられ>>455、じっとその顔を見つめる。 昔遊んでいた時よりも大きくなって、大人に近づいて。 でも、話し方はあの頃よりも子どもっぽい。]
でも一緒にはいられないじゃん。 喰ったら、居なくなるじゃんか。
ずっと一緒にいたくて喰ったのに、でも居られないならさ。 永遠に裏切られたってことじゃないのか?
[良かったことというけれど。 もしバーナバスを食べたら、いなくなってしまう。 おいていかれてしまう。
だったら食べてももらいたい。]
(461) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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―居間― [祈りのように手指を組み合わせ、ぎゅ、と握り締める。
>>441運命だ、なんて言葉を使う、大きなこども。 ドナルドの背をさして。やめて。やめてくれ。 焦燥を感じて、咽喉の奥が焼け付くようだ。 そんな風に、なってほしくなんかないのに。 ――どうか、かれに 触れて欲しいという、我侭も、抱いて。
>>455 子供の声が、耳を打つ。 緑の眸は大きく揺れて、首を横に振った]
ちがう、……そんなことはない。 手遅れ、なんて、ことは――ない、よ。 衝動だって、おさえられる。きっと、だって、いままで、一族、は、そうして、きた……
(462) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[フィリップから抜け出す為に、どんな行動でもとった。 両足でダメなら、頭突き、噛み付き、片腕はまだ動く、動かない手も、使えるなら使う]
(463) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[今が>>451 好機とばかりに、フィリップに駆け寄ろうとした足が途中で止まった。]
……ドナ。
[はばたいた鳥が向かった先は、バリトンの。>>448]
……悲しませるのは、厭わない と?
(464) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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ちっーーーーーー
[ドナルドに素早く頷くだけの返事を返す がむしゃらな 子供のように もがくトレイルに眉をしかめる
狩りは慣れていても 生け捕りは慣れていない ノックスに逃げなければいい とノックスへ向かう方向 そちらへの退路を立つように ナイフを構えて下がる]
(465) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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フィリップは、トレイルを一旦自由にする
2014/11/24(Mon) 01時頃
トレイルは、後ろに何があるのか、把握できていない。恐らく階段か。
2014/11/24(Mon) 01時頃
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でも、誰の手も届かない。 だから、僕は、満たされたよ。……少しだけ、ね。
[>>461時計を止めてしまった。 二度と動かない魔法をかけて。
>>462指は、今度は大人へと向く]
一族は。 一族の人たちは、何人が失敗したの? 食って、食われて、何人が幸せの魔法を手に入れたんだろう。
[ノックスだって、昔、誰かを食べた。 そうありえない話じゃあない]
逃げられないよ。 君も。
(466) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[ノックス。
透明な声で叫ぶが、聞こえるかどうかはわからない。 >>380傷口はさらされているまま。 其処にナイフが入ったものだから、紅が黒い衣服を濡らしている。
気持ち悪い猫なで声の内容は覚えていない。 ただ、ノックスがトレイルを呼ぶ音を 耳が覚えている。
都合よく扱われるのに、我慢がならなかった。 手を伸ばした先は、別段彼である必要はなく。
>>427此方を伺う声に、トレイルは答えたのだ。 透明な声で。 けれど彼からの返事はなかった。 そればかりか、トレイルを置いて彼らと話し始めた]
(467) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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フィリップは、トレイルが後ろの階段を下がるなら追いかけるつもりで構えている
2014/11/24(Mon) 01時頃
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――…それはあんたに答える義理ねぇだろ?
[名を呼び尋ねるノックスの声>>464に軽く鼻を鳴らす。 フィリップの舌うちが聞こえ>>645微か眉を寄せて。]
(468) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[武器は無い。 故に、トレイルは
嘲笑を浮かべて、後ろに飛んだ。
階段。 下がるのではない。 片足を射抜かれた状態でまともに逃げられるとは思わない。 落ちるのだ ただ、一番したまで、早く
誰よりも早く]
(469) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[いつか。いつか、大人になって。 ノックスみたいに、子供を一人か二人連れて、旅をして。 そうして、言うんだろうか。
『これは僕の悲しみの卵だ』
気取った言い回しで、残る肉片を見せて。 そうして、他の人を好きになって。 過去の痛みを繰り返さないようにって、そんな。
ディーンのこと全部、いまの気持ち全部。 過去のことにして]
――ああ。
[それなら、僕は子供のまんまがいい]
……ねえ、べネット。 ディーンはどこにいるの。
(470) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[>>>455 永遠に。食べたら。永遠に。永遠に。永遠に。
幼い心に刻まれたのは呪いだ。 (ディーン、お前は本当に――なんて、ことを) 幼馴染に思うは恨み言。]
それは、……裏切られないかもしれないけれど、 もう触れられないなんて ……おれは、嫌だ よ……
[ニコラに諭すように謂った後に >>461プリシラの言葉が続く。 ――嗚呼、歯に衣着せぬ物言いだ。と、思う。 彼が抱えているものは、知らず。気づいたとしても、――責められないし、自分も思わないわけでは、なかったから。]
(471) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[ノックスに、伝えたいことができた。 ただ、今この状態で 声の出ないトレイルが伝える手段は
文字しかないのだ。 だから]
(472) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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会いたい、なあ。
[尋ねながら。 ポケットの、小さなナイフを握った]
(473) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[孔雀石が瞬きする] [何のために 胸糞悪い温度に耐えたのか
打ち所悪く 死ぬ なんて 嗚呼 けれど ノックスの目の前 それも悪くないのだろうか?
なにせ まさしく 不幸な事故 ドナルドの手も汚れていない
落下するよりは遅い速度 一段飛ばしに駆け寄り]
(474) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[肩を段差にぶつけたのは、二度。 結構な高さから落ちたわりに、まだ動ける。 ただ、全身がバラバラになりそうなくらい痛い。
頭が割れそうだ。 階段下、落ちて転がった姿勢のまま 駆け寄るフィリップに制止の意を込めて 手のひらを向けた。
自らの傷口から、指で血をすくい 床に文字を書く。
”とまれ。 さもなければ、このまま自害する”
脅迫にしてはおかしな文章を、血文字で]
(475) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[居間の外の出来事は、本能故の衝動とは違う。 それはまだ知らないけれど。
昔は一緒に遊んでいた。 あの頃は一緒だったのに、今はもう違う。 ニコラ>>466は、衝動故に食べた。]
なんだよ、お前。 少ししか満たされてないのかよ……。
[バーナバスの服を掴む手に力が入る。]
(476) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[文字を読み取る速度は遅い 訝しげな表情で トレイルの文字を読んだ後
短い舌打ちの後 ナイフをしまい 弓矢へと装備を変えながら ]
ーーー何? 何がしたいわけ?
[と 頭に矢の標準を合わせながら 不機嫌あらわに口にする]
(477) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[ノックスに警戒向けるまま フィリップの声や階段落ちる音をその背に聞く。]
――――……。
[何処に行っても血のにおいがする。 目の前のノックスから漂うそれにさえ うまそうだ、とそんな事を思ってしまう。]
(478) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[弓矢。 思わず笑ってしまった。 随分都合がいい。 ああ、肋骨が痛い。
”逃げない。 その矢で死ぬのは、確定でいい。
だから、後にして”
肩を竦めながら そう、文字を書いた。 字が周囲に書ききれなくなるのが、早い。 少し文字を小さくしなくては そう思いつつ、矢の向う直線上をごろりと転がって移動して、次ぐ文字を書く場所を作る]
(479) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[フィリップの荒げた声。 あぁ、そちらの方が君らしい。 からからと回るからくり時計のような、君よりも。
同じになっても良いと言う。
ふと、視界の端に幼少のラルフが見えた気がした。 珍しく悲しげな憂いた表情。それをそのまま、告げただけ。]
同じ悲しみだと、―――本当に思っているのかい?
[あの、彩のない世界。けれど、悲しみなんて浅い深いなど関係がない。悲しい。たった一粒の想いが、全てだ。]
(480) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[別段今更死が怖いわけでもなかった。 生きる選択は、二人の為。
其れも壊れた今、 何が惜しいだろう。
この身に残っているものは、何もなくて ニコラの提案で、嫌悪を覚えて けれど、実際傍で音を聞いて せめて と、思ったけれど
その希望がかなわなかった時が 何より恐ろしいから]
(481) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[首をゆっくりと傾けた。 そうして位置を確かめる。ドナルドと、フィリップと。]
……ニコラが、話したのは、 きっと恋しがっているせいだ。
[ニコラの傍から、離れたから。>>452 僕だけが特別だと告げる声も、拾ったばかりのトレイルの髪を引っ張る手も、綺麗だと眼球に入れた指も。求めるものは、実に簡単な、1つの。]
その理屈が通るなら、僕がフィリップを殺すのに問題がないことになる。
何を。あの時、僕も含めて居間にいた皆が、見逃したじゃないか。 寧ろ可哀想だと、憐れに思われるべき だ。
フランシスは……叱るだろうね。心配をさせたって。 君が居なくならなくて良かったって、言うかも知れない。
[すれ違いざま。彼にかけた言葉を思い出した。 だれでも、我が子が可愛いのだ。]
(482) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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―居間― それは、……
[>>466 フランシスは、鋭い切り込みに言葉が詰まる。 当然の疑問。失敗してしまった者の話も、勿論聞いていた。 フランシスも、自分が食ったのではなく―苦しくて、耐え続けてはいたが―違うものに喰われて喪った。
子供めいた響きに、――本当のことを教えなければ、と。 フランシスは思ったのだ。このまま、また、誰かを喰らったりしないように。>>470]
……ディーンは、……―― ……もう、……居ないんだ。
このセカイじゃ、なくて。 ……死んで、とおい、ところに、行った。
(483) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[自らの声と同等の望みかもしれない
一階の冷えた空気は身体の痛みに酷くこたえる。 意識を失ってしまいそうで、 ノックスの姿を待ちながら トレイルは、思考を巡らせることで意識を保つ]
(484) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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トレイル!?
[暴れるトレイルに、まだ手は届かない。目前に立つドナルドに向けた表情は、焦りを乗せ。>>459>>468]
遊んでいる暇は、 ないんだけどなぁ…? ドナ。
[ぶつける音を聞いた。階段から落ちた音を聞いた。 ノックスと――…呼ぶ声を、聞いた。]
(485) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[矢尻を向けられて 笑う その理由がわからない ナイフの方が嫌がるだろうか? しかし 普段狩りに使うのはこちら ナイフ投擲でとっさに仕留める自信はない
自殺以外で逃げようがなく 弓は引き絞ったまま 書き綴るのを見ている 随分小さい文字 綴る速度 読み取るのを諦めれば
血の匂い けれど ああ ラルフの血に比べて ヘドが出そうな腐臭に感じる]
あんたーーーくさいから さっさとして
(486) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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ノックスは、ドナルドの傍により、トレイルが無事か確かめたいと訴えた。
2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[醜い音の羅列。 キタナイ感情をそのままのせた音は実に耳障りだ。
トレイルは、息を吐いた。 自らの鼓動が随分耳に届く。 さっさとしてほしいなら、ノックスを連れてくればいいのに。 トレイルはじっと待っている。 彼が文字を読みに来るのを]
(487) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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―居間― …… 生きている者には もう、届かないんだ。
[彼が、ナイフを隠し、握っているのは、知らぬまま。 静かに、眉を寄せた。]
幸せは 魔法じゃ手に入らない。 それでも、人の世に、紛れて、暮らしていかなければ おれたちは――生きて、いけない。 でも、……衝動を飼いならせ ば その先、だって、ある……
[ある。あるはずなのだ。 先ほど握り締めすぎてついた掌の傷を、更に深く、しながら。]
(488) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 02時頃
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[二コラに対してのノックスの言葉>>482に目を眇める。 そうして続く言葉にも怪訝な顔をするは ノックスが言わんとする其れをすぐに理解できなかったから。 居間での出来事は遠く。 それはフランシスに守られたからに他ならない。]
――…それは言っても詮無いだろ。 フランシスのことはフランシスに聞く。 ノックスの想像するフランシスの行動は 俺には何の意味もない。
(489) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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[ドナルドと変わる際 ノックスの言葉 >>480]
ーーーさぁ? けれど この方法しか 俺にはわからない
[とだけ 言い置いて] [トレイルが耳障りな音が嫌いだと はっきり知っていれば ルーツの轡を外してやり 嫌な音をたくさん聞かせられたのだけれど 残念ながらそれはわからない じっと ずっと寒くなった一階 そこから上がる冷気を感じながら 弓を構えたまま]
(490) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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|
[焦り滲ませるノックスの声>>485に片眉を上げる。]
――…俺も別に暇だから此処にいるわけじゃない。
[遊びたい、とも思ってはいない。 あの時のように言葉交わすことに楽しさは覚えず]
――……。
[傍に寄るノックスに身構える。 訴えられる言葉に低く、喉が鳴った。]
(491) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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[階段上 ドナルドの方から ノックスの声が聞こえる]
生きてるよ もうすぐ死ぬけど
[そう トレイルに弓を向けたまま]
(492) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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ノックスが――…
トレイルの無事確かめたいンだと。
さすが、過保護だな。
耳がいいトレイルの為に
フランシスが歌うのを止めさせただけある。
歌は、フランシスの衝動紛らわせる方法なのに。
フランシスも過保護だけどーーー
ノックスのは 何か違う
なんだろう あれは …………
ふぅん…………ルーツの轡
とってあげたらどうなるんだろうね?
階段の上からならいいんじゃない?
なんか トレイル文字を書いてるし
何を書いたかは知らないけど
|
[走馬灯 その単語を、トレイルは知らない。
思考を続けようとする、頭の中に浮かぶのは ニコラに意地悪をされて泣いた日 ノックスの作った椅子に座っていた日 眠るときに、必ず傍にあったぬくもり それから、トレイルの名を呼ぶ、二人の声]
(493) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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|
矢の射程外ならいいよ ……はいってきたなら 直ぐ射殺す
[声からの伝達に 一つ声を返す]
(494) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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|
[少し考えるような間の後]
――…此処から見ればいい。 けど、下りるのは止めるから。
[階段の上から見るのなら邪魔はしないとノックスに告げる。 けれどおりようとすれば引き留める為に腕伸ばすだろうけど。]
(495) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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―居間― [そう――とどかない。ラルフには、もう。
じわりと、湧き上がってくるのは 駆け出して行った、彼の保護者への、憎しみだ。]
(496) 2014/11/24(Mon) 02時頃
|
|
[ある程度まで降りなくては、小さな文字を読めはしない。 フィリップの位置で、フィリップの狩猟の目をもってして 読めるかどうかもわからない大きさに綴る文字 >>495 聞こえた音を拾って、トレイルは閉じそうになる目を 一度ギュッとつぶって、開いた。 彼の脳みそは筋肉でできているんだろうか。 頭が悪い]
(497) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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なんだろうな。
ま、分かりたいとも思わねぇけど。
耳いいらしいから、すっげぇ響くンじゃね?
ルーツの声、結構大きいからなぁ。
|
[知らなかったとはいえ、君も同罪だと――言及した言葉に反応は薄い。 あの日、あの時、あの場所で。>>489
開こうとした口を一度閉じた。]
保護者がどんな反応をするか、その先を想像するのに意味はあると思うけどな。 僕の想像と、ドナの想像と―――…
(498) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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ーーーーそれは そうだね
どうでもいいよ あの人たちのことなんて
ふはっ ドナルド
ルーツの轡 とってあげて
きっと いい声でないてくれるよ
|
それ、あんま有意義とはいえねぇンじゃね? 俺は今、話してる相手の言葉が聞きたい。 今、話してる当人の気持ちのが知りたい。
どんな反応するか想像しても それを別段語り合う趣味もねぇよ。
想像は想像だ。
[ノックスの言>>498に軽く鼻を鳴らす。]
(499) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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っ、暇だろう? ほら、早くど……!
[もうすぐ 何だって?>>492]
トレイル!
[階段の上から見えた光景は。倒れたトレイルと、何やら血で綴られたもの。 喉から出たのは悲鳴。
前に乗り出した身は、ドナルドの腕に止められた。>>495]
此処からじゃ、見えない。
………分かった。ドナ。君は僕の首に手をかければいい。 そうすれば、僕が何をしても 止めらえるだろう?
[両手を広げ。さぁ、と促す。]
(500) 2014/11/24(Mon) 02時頃
|
|
[床の冷たさがわからなくなってきた。 文字を綴っているのは利き手ではないから 余計に、読みにくいだろう そう、思う]
(501) 2014/11/24(Mon) 02時頃
|
あァ。
ルーツの轡?
取り方とかわかんねぇし!
それにアイツ俺が寄ると暴れる。
前、爪でひっかかれて大変だったンだぜ。
ま、何かあったら考えるけど。
|
……それでも欲しかった。 僕ら二人、不幸になってもいいから、欲しかった。
[>>476子供っぽい?と。 首を傾げて。
ちょっとだけ、笑う]
……ほら。
[>>483言葉に詰まったベネットを見れば、笑いは深くなった。
くすくす、くすくす。
壊れたオルゴールみたいな笑い方。 それは、ベネットから返された、問いかけの答えにふいと止んで。
>>488微笑み、小首を傾ぐ]
(502) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
トレイル 読ませたいなら ちょっと俺も近づくよ
[上でノックスが覗き込んでくる 一度視線を上に投げ 弓の射線斜めに取るため一段下がる ノックスの提案で ドナルドが首根っこつかむ そうやっておりてきて 血文字に近づく そうなっても 射線が生きる位置に]
(503) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
それは。 ベネットの本心?違うよね?
ベネットは、本当はなにがしたいの?
もっと、汚い、怖い。純粋な。 本当に身を任せたら。
体の奥の一番底に手を伸ばしたら
―――どれだけ気持ちいいだろうね?
(504) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[それから、はあっと。 大きくため息を吐く]
……でも、そっか。 ディーンには、会えないんだね。
[ゆっくりと、瞬きをして。 目をつぶり、開けて。
微笑み]
じゃあ。
(505) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
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会えるとこに行ってくる。
(506) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[ポケットの中、小さなナイフ。 よく磨かれたそれは、ポケットから引き抜けば、ペチカの明かりできらきら輝いて。
グレーの目を貫いた感触は、桃よりは固かった]
―――、
[声は、圧し殺して。 ぐらり、と。 後ろ向きに倒れる。 スローモーション。世界の流れが、遅い。
誰かが大きな声を出すなら、口の前、人差し指をたてて。 ゆっくりと噴き出す赤の水を見ながら、微笑んだ口はそのままに。
唇を、微かに動かした]
(507) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
……似た色の髪で大きいから……
ライバル だと思った かも…………
……芸も躾も してないからーーごめん
|
[暇、と言われて渋い顔になる。 なれど続く言葉>>500にゆると首傾け]
なら、首輪でもつけさせて貰おうか。
[胸に巻くサラシの一部を解いて 手を広げるノックスの首へとしゅるり絡めようと腕が動く。]
(508) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[用心深いことだ。 そんな事しなくても、動けないのくらい 見てわからないのかな。
痛みや熱を感じる時期はとうに過ぎ 足の感覚は既にない。 手の感覚も、無い 無いが、まだ、動く]
(509) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[さようなら!さようなら!さようなら!! また遊ぼう、うんと近い未来に!!**]
(510) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
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|
[一番厄介なのは 射殺す際 ノックスが庇うこと
殺したいのは ノックスではなくトレイル ノックスがとっさにかばえない そう言う斜線を得るため
白い息が 口から落ちる じっと どのタイミングで 弓を放つべきかーーー]
(511) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
――…え。
ルーツにライバル扱いされるとか
なんか、微妙な気分になるな、それ。
髪染めンのも面倒だし
背縮めることも出来ねぇし
なかなか懐いて貰えそうにねぇなぁ。
フィリップの相棒、なんだろ?
なら、少しは仲良くしてーとは思うンだけどな。
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
[一つ まさか当人の手で ノックスの大切な大切な子供が いなくなっていることは気がつかない]
(512) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
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ホレーショーも ずっとそうだった
でも 楽しそうだったよ
…………だから 雪が止むまででは難しいね
鳥 扱いしないと
少し機嫌がいいのだけれど
|
……僕は、ただ。ニコラが殺されるのが許されるものだと、言われたくなかっただけだ。
これ以上 フランシスを悲しませる事を、 君にさせたくない だけだ。
[そう思うことも、想像だと笑うかい?>>499
白布の首輪を付けさせられたノックスは、階段を足早に降りる。>>508
包帯とも革とも鉄枷とも違う感触。 弓を番えたフィリップをちらと見てから、トレイルの傍にしゃがみこんだ。]
トレイル…… しっかり。
(513) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[トレイルはノックスに食べられる以外の死を選んだ。
彼等を残していくことに 罪悪感は少ない。
ニコラは、一番を別に決めた。
ノックスは
自分を一番と言い切れない彼に伝えよう。 この身が動かなくなっても 彼がトレイルの言葉を、願いを
ひとつだけ叶えてくれたなら]
(514) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
トレイルは、ニコラスの起こした行動を知らない。
2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
[ラルフを犯し 汚れた彼を 許せないけれど、
ほんとうは
食べられたい 頭の先から、爪先までぜんぶ
でも その大きな願いはきっとまた叶わないから
ひとつだけ]
(515) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
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|
[トレイルの様子をじっと観察する 指の先 血の気は引いている 落下した様子 骨の一本や二本は折れているだろう すぐさま下山して 医者に見せれば助かるか ……雪がやむまで ここに閉じ込めれば 十分助からない範囲か そう思って弓の射線から外す
もう 手の施せない 子供 それをじっくり見るも 苦しまぬよう 手に掛けるも 自由]
(516) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[ノックスがトレイルを一番だと 本当に思ってくれたら、叶うこと。
文字はちゃんと書けているだろうか。 目が霞んで、よくわからない。 小さな文字を、文字同士が重ならないように。
血は流れ続けている。 足から、鎖骨から、落ちた衝撃で インクには事欠かないが 広がって、文字を消してしまう前に 読んでもらえないと意味がない]
(517) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
[ノックスの音に、ノイズが混じっている。 >>513傍に居るのだと、気づくのに 少し時間がかかった。
トレイルは、ノックスの姿を見てから 文字を指差した。 我儘な子供から、最期のメッセージ]
(518) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
――…なら、そのまま言えばいい。 回りくどい言い方ばっかしてると 大事なこと伝えそびれることもあるンだからさ。
フランシスを悲しませる事、か。 俺にさせたくないのは、なんでだろうね。
[ノックスが案じるのは己ではないと感じる。 だが、それを確かめる心算もなく、小さく息吐いた。 動きを制限するための白布をノックスの首に巻き その動きにならうように階段をおりてゆく。]
(519) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
”ノックスがお風呂で食べてくれなかったのが、いけないんだ。 だから、僕を失うのは、ノックスの所為だ。
でも、可哀相なノックスに、チャンスをあげる。
その、唇から
もう、僕の名前以外の音は、出さないで。
永遠に、僕の名だけ呼んで 生き続けられたら
いつか”
(520) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
ドナルドーーー放っておいても 大丈夫だよ
[判断を得たところで 腐臭のような血の匂い いたくもなかったから 弓を下ろして 階段を上がる
ドナルドの手を汚させはしていない フランシスとラルフに 申し訳ないこと させないですんで 内心安堵を得る]
(521) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
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|
[―――――死んだあとの事は 今のトレイルにはわからない けれど、もし 幼い頃読み聞かせてもらった本の世界のように 死後にも世界が続いていたなら]
(522) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
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[いつか僕もノックスを、一番だって 伝えるから。
そう、書きたかった。 書き切る途中でノックスが現れて 指さして、それから また続きを書こうとして
何処まで書き切れたかは、わからない。 指先は途中で動かなくなって
一階に転がったトレイルは そのまま目を閉じたのだから**]
(523) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
トレイルは、ノックスの声が聞こえているうちはまだ、生きているのだと思うけれど
2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
……な んだい。やめて くれ。そんな まるで…
[最期の ような。 肩から足から。新たな血を流していた。痛ましい。 それでも床に書き付けられていく文字。必死に伝えようとしているものがある。
止めようとして……ノックスは、上げた手をトレイルの背に 置いた。 ここは寒い。 そうして、トレイルの側から体を寄せて、目を寄せて 一文字漏らさず読んでいく。]
(524) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
|
―居間―
[なんて、嫌な笑いだと――フランシスは思う。 臓腑の底が冷えるような>>502 それでいて奇妙に鈴の音に似た、笑い。
>>504 彼は、うたうように問いかける。 問いかける。聞かれたくない、見たくない、場所。]
な、……なんで、そんな、こと。 だって、そうでなければ。 ……おれは、おれで、いられない。
[気づけば、自分を抱くように――して。 ぞ、っと、したからだ。口の中が乾いている]
守れないのは ……いやなんだ やめろ、……やめて、くれ。
[首を横に振る。こどものくせに、なんて、謂えなかった。――だって、純粋な、何も知らない子供ほど、真実に近いことも、知っている。だから怖い。]
(525) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
トレイルは、ノックスの声は何処から聞こえていたのか――、距離感が消えてしまった**
2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
―居間―
[>>505 溜息の意味が、分からなかった。 微笑みは幼いくせに、ぞろりとした深淵を孕んでいる様に見えた。]
――え?
[>>506 その言葉が 何を意味するのかも]
(526) 2014/11/24(Mon) 02時半頃
|
――…そっか。
[保護者の話をするフィリップ。
その言葉から垣間見える光景は幸せな一幕にも思え]
雪が止むまでで無理なら
雪が止んで此処を出てからも。
気長に付き合ってけば少しは慣れてくれるかもしれねぇし。
居間に戻ろうーーーフランシスが
心配するから
[階段を上がりながら そうと
ドナルドの思考聞きながら思っていた
が]
ーーーーーーーはい?
[いまなんて?]
|
[気づいたときには、既に何もかも手遅れ。>>507 フランシスよりも離れていたバーナバスと、 彼に庇われていたプリシラが行動を起こせようはずもない。]
―― …… !!
[息を飲む音が悲鳴めいて響く。 ナイフは深々と冬の空のようなグレーの眼に突き刺さり 体内を巡る定めの赤を鮮烈に外の世界に導いた。 プラチナブロンドを染め抜いて。
ニコラは笑い。>>510 軽やかに唇を動かした。 それが最期。]
(527) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[フィリップの言葉>>521に フィリップとトレイル、そしてノックスを順にみて 少し考えたのち、頷いた。
ノックスの首に巻いた白布を緩め片側を離し する、と滑らせ解いて、手をおろす。]
――――……。
[ラルフ、と唇のみで綴る名。 吹雪がおさまれば一緒に山小屋を出る未来の為に 己が身を分け与えようとした大事な、同行者。]
(528) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
ああ、そうだな。
頭冷やすにしちゃ、
ちぃと時間掛かりすぎか。
[そんな言い訳して出てきたことを思い出し]
ん?
|
[ニコラの手に光るものが何なのか、気付かなかった。
噴き出した赤>>507。]
ニコラ!
[理解するには頭が追いつかず、その名前を叫んだ。 人差し指が、笑んだ口元に添えられて。]
(529) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[昔、遊んでいた頃。
最後に別れた時、なんて言って別れたっけ。
「また遊ぼう」
確かにそう言った。 あの時と同じように。]
あ、ああ……ニコラ。
[折角また会えたのに、遊んでない。 殆ど話せていなかった昔の友人から目を逸らす。]
(530) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[ドナルドの頷きに安堵する この状況 自分は人殺しの範疇だが ドナルドは 違う と思いたい。 白い布は白いまま 一緒に階段を上がれば ]
血の匂い
[ドナルドと顔を一度みて 駆け出した]
(531) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[僕がラルフの名を出したら怒るだろう? と眉を下げ。布が巻かれていく様を見ていた。 一重、二重…… あぁ、早く。>>519
服がトレイルの血に染まる。 芳しく、舐めたくなる衝動も今はなりを潜めていた。]
……そう、か。僕のせい か。困った な。
可哀想って、 トレイル まで言うんだな。
[こんな形で失ってしまうのは。君の血が、こんな風に流れていくのは。 ただあやす様に背を撫でていた手を、止めた。>>520
チャンスを。我儘なお願いを。]
(532) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[悲鳴のようなニコラの声に向けるは冷ややかな視線のみ。
ずるいずるいと喚くだけの子ども。 我慢も何も知らないで、手を伸ばせばそれでいいと思っている子ども。
愚かな愚かな。
本能に負けてしまえば、失うだけだと。 教えてさえももらえなかったのか。]
(533) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
そう言って でてきたんだ
[らしい言い訳に ふっとはにかむ]
………………雪が止んだらって
けど………………
というか……なんで………
|
―居間―
あ ―――……
[口元を覆って、ふら 、と1歩、2歩、下がる。 >>531 プリシラの叫びが聞こえる。
自ら命を絶つなんて、思っていなかった。 ディーンに会えるところに行くと、 そんな選択をするだなんて、思っていなかった。
無邪気さを纏った言葉で、無遠慮に理性を嘲笑い。 衝動に何処までも正直に。プラチナブロンドの獣は、散った。
――まだ、ドナルドは戻らない。 ――フィリップも、トレイルと、トレイルを追ったノックスも、戻ってこない。]
(534) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
―――…トレ イル
[永遠に、この四つの音を。]
(535) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[階段をのぼるフィリップをちらと見る。 ノックスの意識はトレイルへと注がれるか。 それを確認するようにそちらに視線向けながら 警戒も解ききらぬままフィリップの後に続く。 階段を上がりきった所で、フィリップの声>>531が届いた。]
――ア? ほんとだ。 けど、――…
[フランシスのとは違う、と言う前に彼が駆け出す。]
(536) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
あんま心配させたくねぇから。
――…まあ、それでも心配するんだろうけど。
[はにかむ気配が伝い、目許が和む。]
雪が止んだら、いや、止んでも
一緒にいればいい。
……いやか?
|
―居間―
むちゃ、くちゃだ…… こんな……
[困惑し、呟く。近づくことも出来ないまま。]
(537) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[ラルフとその他……は嗅ぎ分けられる ノックスとトレイル……も けれど他は嗅ぎ分けられない ので ドナルドのけど……の後を察せないまま 居間の戸口を慌てて開ければ
孔雀石が驚きに丸くなる]
ーーーー………………え?
[ニコラが 明らかに死に至る出血量 振りまいて 居間で倒れていたから 呆然と立ちすくんだ]
(538) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[ただ、プリシラを庇うように立つ。 喰らうよりも、喰らわれるよりも、本能さえも飼い殺してともに在りたい。
そんな我慢さえも知らないのか、と。
壊れたオルゴールのように不協和音を奏でるニコラを憐れむように、――蔑むように。]
(539) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
過保護な保護者って 大変なんだね
[放任主義の 保護者しか知らないから
ドナルドとラルフの大変そうな過去を
想像して くすくすと笑う
……トレイルを殺しても 罪悪感なく]
い いやじゃない
いやじゃない けど
獣で人殺し……なんだよっ?
フィリップは、フランシスの声に気がついて 首をそちらへ向けた
2014/11/24(Mon) 03時頃
|
[『いつか僕もノックスを……』>>523
そこから先は、読めなかった。 だから、トレイルの身を抱え起こし、動こうとする唇を見た。
ズキンとした眼の痛みに、強く両目を瞑る。>>507
開いた時にはトレイルの顔からは血の色が引けていて。両頬を包んで温めようと。
首輪は緩んでいるのに、息が苦しかった。>>528]
(540) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[ニコラの保護者である、ノックスを呼びに行くべきだろうか。 でももうここには居たくない。 バーナバスにしがみつき、顔を押し付ける。
吐きそうだ。]
(541) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
[だから、彼の微笑みの意味は分からなかった。>>505 手を伸ばす暇もないほど、鮮やかに、唐突に終わっていた。
分かった時には、もう何もかも手遅れ。>>506]
プリシラ、見るな。
[それでも真っ先に思うのは別のこと。
ノックスが悲しむであろうことまで想像して、それでも男は別の選択肢へ手を伸ばす。]
(542) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
―― 居間 ――
[フィリップに少し遅れて居間の扉を潜る。 胸元のサラシの一部は解かれたまま 白布は下衣のポケットに突っこんで。]
――…、
[フランシスを探し彷徨う視線。 けれど噎せ返るような血のにおいがして 声発せぬまま鼻を手の甲で押さえ においを少しでも遠ざけようとする。]
(543) 2014/11/24(Mon) 03時頃
|
|
―居間―
[共に居るバーナバスとプリシラ、そちらへ気を遣うことはできるはずもなく。]
……っ
[は、っと金縛りが解けたように扉が開く音に、振り向いた。 ――フィリップ と ドナルドの、姿。 フィリップも、だが―― なによりドナルドが無事なことに、ほっとして ドナルドに、ふたりに、つんのめるように駆け寄りながら、口にするのは]
ダメだ ここは 血の匂いが
[居間から、遠ざけないと、いけないと思って―――>>543ドナルドの仕草を見れば、なおのこと。]
(544) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
[フランシスが危なっかしい足取りで 入り口までやってくる]
だ め ラルフ おいていけないっ
[この血の匂いはラルフのほど そそられないし 先にラルフを少し食べていた だから 口を抑えながら フランシスと入れ替わりに ソファーに駆け寄って 硬くなったラルフを かぶせてあるシーツごと抱えようと]
(545) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
―― 居間 ――
[駆け寄り、つんのめりそうな様子のフランシス>>544を 支えるように、両の手を伸ばす。 たちこめるにおいにくらりと眩暈がしそうになるけれど 眉顰めるのみでそれを堪えた。]
――…と、大丈夫か? あァ、……血のにおいがきついのは、フランシスも、だろ。
[過保護でまた自分のことを後回し。 大事にされているのだとわかるけれど それはそれで心配にもなる。]
……一階も、血のにおいがする。 トレイルが、階段から、落ちて――… ノックスがついてる、けど
[どうなったか、見届けてはいないから言葉は途切れ]
(546) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
……―――っ
[額を合わせ、ノックスは声を上げて泣いた。 ぽたと雫がトレイルに落ちる。 フィリップとドナルドが去っていく。足音が 遠ざかったから ノックスの傍にはトレイル だけになった。>>536]
……トレイル。
[あぁ、君が生きているうちに。 この音だけは許して欲しい。]
(547) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
―――…愛している よ。トレイル。
(548) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
[顔を寄せて、唇を塞ぐと舌を絡める。 もう声を鳴らさぬものならば。 口内に導いた舌のその根元、やんわりと牙を立ててシノワズリを開かせようと瞼を押し上げ―――噛み切った。
何の為か、まだ分かるかい?
窒息させてしまわないようにと気遣いながら、 こりとした感触と共に 命の欠片を飲み込んだ。**]
(549) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
過保護は大変だけど嬉しくもあった、
[笑う声に少しだけ安堵する。]
いやじゃねぇならいいじゃねぇか。
獣なのは俺も一緒だし
それを言うなら俺も共犯だ。
俺と一緒にいればいい。
ひとりで運ぶのはつらいだろ。
俺も手伝う。
……三階の使われてない部屋に運ぼう。
窓、少し開けて温度下げとけば――…
や、階段あるから俺ひとりで運んだ方がいいか。
|
おいてく、なんて、言ってねぇよ。
[フィリップの声>>545に声を返す。 フランシスが大丈夫そうであれば 軽くなったラルフを抱えるは吝かでなく 運び込むなら三階の空いている個室か、と考えて。**]
(550) 2014/11/24(Mon) 03時半頃
|
|
[瞬く間に充満する血の匂いに、しがみついたプリシラを庇うように抱きしめる。
ぐら、と本能は揺れるものの、ニコラの血にも死肉にも心惹かれるものはない。
ドナルドの声に>>546ノックスを思いだし、彼がこの惨状を見れば心痛めるであろうことを想像してため息を吐いた。]
ひとまず上に退散した方がいいな。
[同じく保護者であるフランシスへ声をかけ>>544、自身はプリシラを抱え上げた。]
(551) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
|
[硬くなったラルフ 元々運ぶには彼は小柄で それでも 俵のようになんとか抱えようと]
………………ーー
[ラルフが冷たい それだけで また 孔雀石から滴が零れて けれど首を振りつつ ]
………………フラ ンシス
[の顔が辛そうでドナルドを一度見る それからフランシスに視線を戻し
単に血の匂い それに当てられただけ と言うには ーーー一部始終何があったのか 眉を下げつつも 居間を出るなら それについていく]
(552) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
ーーーそうなんだ
[かすか安堵 感じると
こう言うところも ラルフと似てる と思う]
フ フランシス に きいてから ね?
[簡単に一緒に旅することが決まって行き
心の持ち用が見つからず
あわててそうと考える
話はそこからだ と]
ん……上行く
……フランシスも心配………だから
がんばって運びたい けど
[ぐすっとしゃくりあげつつ
思考も現実の声の影響を受けたまま
指示のままに 上へと 血のにおいから抜け出した]
|
[言い伝えは信じていなかった。 けれど、今は食べたいと思うようになった。 食べられたいと思うようになった。 そう思う相手は一人だけだ。
これが衝動だというのなら、逃げるべきなのだろう。 バーナバスから。]
(553) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
|
[けれど。]
(554) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
|
[居間に増えた人物たちを見ることはなく、しがみついたまま抱え上げられた>>551。
ラルフを運ぶという声に、ならばニコラも保護者のもと――ディーンの傍に連れて行ってやるべきなのだろうか。 そうも思うが、ディーンがどこにいるのかは知らない。
バーナバスに聞けば分かるかもしれないけれど、それをすることはなく。]
……一人で歩ける。
[バーナバスに聞こえるほどの声で囁いたが、抵抗はしない。
簡単に抱え上げられてしまったが、彼になら構わないとも思う。 そっと首筋に唇を寄せた。]
(555) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
|
[もう一人の保護者も ここからの退出を促す それらに従い 居間から離れる時 閉じて行く扉の隙間 ニコラだったすがたを見た
一体何があったのか?他に血濡れがいないから 自殺?と驚きとともに考えて
嗚呼 復讐はこれで終わったのだと ノックスは自殺したニコラに何を思うのか そんなことを思い扉を閉じた
フランシスが辛そうなら手を貸しつつ*すすんだ*]
(556) 2014/11/24(Mon) 04時頃
|
|
[トレイルの瞼が持ち上げられる前 音の羅列を言葉としてとらえるには きっと、時間が足りなかった。
ピアニッシモ カンタービレ コン・センティメント 苦痛にゆがんでいた筈の唇は少しだけ持ち上がる。
絡められたものに応える力もなく噛み切られた それは、うたう為に必要なもの 無意識にトレイルが守り通したもの
シノワズリはまだ、濁っていない。 ほろりとその目元から雫が落ちた**]
(557) 2014/11/24(Mon) 04時半頃
|
|
[取り残していくニコラの姿に憐みを覚えないでもない。 それを見つけたノックスがどれほど嘆くのかも。
けれど、抱え上げた温もりをこの汚れた匂いから遠ざけることが何よりも優先されるべきことで。]
嘘つけ、顔色悪いくせに。
[歩けるというささやかな主張を無視して>>555抱いたまま、ニコラの亡骸に背を向けた。
首筋に触れる温もりに、どくりと心臓が波打つ。**]
(558) 2014/11/24(Mon) 04時半頃
|
|
『きっとかみさまが、こえをなおして、くれるよ』
[雫を指の腹で拭い。 ゆっくりの掌に文字を綴った。
こうしてトレイルに語りかけられないのは、不便だとも思った。]
(559) 2014/11/24(Mon) 04時半頃
|
|
[嘘じゃないと唇を尖らせ、しがみつく手に力をこめる。
居間を出る前、ちらりとニコラを見る。 ディーンを食べて、傍に行ってしまった。 食べただけでは一緒にいられないのなら。
食べられたい。食べたい。 食べながら食べてもらいたい。
でもこのぬくもりを感じなくなるのも嫌だ。 唇をあてていた首筋に、軽く歯を立てて目を閉じた。**]
(560) 2014/11/24(Mon) 04時半頃
|
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 04時半頃
|
[トレイルの名前ばかり呼んでいるノックスに ニコラが、拗ねた顔で腕を引く。 そんな大きな弟を、トレイルごと抱きしめて それぞれの頬にキスを。
寝ても覚めても 側にいた 三人で
共に旅する日常は、もう訪れない。
トレイルが諦めた 平穏な日常 絶望で始まる毎日は
存外幸せに満ちていたのかもしれない]
(561) 2014/11/24(Mon) 05時半頃
|
|
[第一の人生では、父親の異常な愛が トレイルを狂わせた
第二の人生では、ノックスの異常な過保護が 二人を狂わせた
衝動故に、我が子を傷つけ 衝動を抑えたが故に、愛し子を失う
彼らの生涯は 果たして、どのようなものであるのだろう]
(562) 2014/11/24(Mon) 05時半頃
|
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[大人になることのないまま この世から去るトレイルには、わからない]
(563) 2014/11/24(Mon) 05時半頃
|
|
[掌の文字は インクもなく
誰もそれを見たものは いなかった。
ただ、きっと]
(564) 2014/11/24(Mon) 05時半頃
|
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[神様は見ていたのだ**]
(565) 2014/11/24(Mon) 05時半頃
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