234 麻雀邪気村-3rd season-
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狼
墓
少
霊
全
ススムは宝飾交易 黍炉に投票した。
オスカーは薔薇∴十字 ススムに投票した。
ルパートは薔薇∴十字 ススムに投票した。
黍炉は薔薇∴十字 ススムに投票した。
リッキィは宝飾交易 黍炉に投票した。
ススムは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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エンディングは、皆で歌うもの、だろ?
(@0) reil 2015/08/11(Tue) 00時半頃
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…………俺が?
[冥王の手から離れた、この裏闘牌場の権利書。 >>3:265それに目を留めると同時に届いた声は勇者のもの。]
む、……とは言ってもだ。 俺は麻雀以外は疎くてだな……
[卓から離れた男は、それまで放っていた雀氣を失い 姿形も元の男のものに戻っていた。 それどころか、少々頼りなくも見える。]
(0) よつば 2015/08/11(Tue) 22時頃
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[権利書を手に取り、眺める。 意志が込められたその手は、紙をくしゃりと鳴かせた。]
………ならば。 お前達とまた、此処で麻雀が出来るように。
俺はこれからも闘い続ける。
[それは麻雀勝負とはまた違った意味での闘い。
麻雀以外の事に疎い男が 一つの雀荘を経営をしていくなどと無謀ではあるが。 >>3:265案外、冥王の助言を借りながら 時には牌で話し合いながら、やっていく事になるかもしれない。]
(1) よつば 2015/08/11(Tue) 22時頃
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………だから、何時でも還って来い。
この裏闘牌場《愛すべき馬鹿共が集う場所》へ。
[また、彼らと闘いたいと望む男にとって 此処を存続する以外の選択肢は、なかった。*]
(2) よつば 2015/08/11(Tue) 22時頃
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やったな、緋龍の暴君《ドラゴレット・アウグストス》!
[ぱ、と喜色を表情ににじませ、ぱたぱたと駆け寄る。 と、きょとんと目を瞬かせ]
……あんた、麻雀が終わると、別人みたいだな。
まぁいいや。 なぁ、緋龍の暴君《ドラゴレット・アウグストス》
[決めていた。 此処にやってきて、彼らの麻雀を見て、そのときから。 だから、死の淵にあった龍に、呼びかけた。]
(@1) reil 2015/08/11(Tue) 23時頃
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オレ、もっと麻雀のこと知りたい。
(@2) reil 2015/08/11(Tue) 23時頃
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オレを、あんたの弟子にしてくれよ!
(@3) reil 2015/08/11(Tue) 23時頃
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[闘いが終わった後。 >>@1駆け寄ってきたのは観客席に居た少年。
何も麻雀の事を知らないと言っていた少年だったが >>3:@53最終局面での、数々の行動―――――]
弟子………?
[男には分かっていた。
彼がいずれ、この雀界を背負っていく 超雀士になるのだという事を――――………]
(3) よつば 2015/08/11(Tue) 23時頃
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[だがしかし。 一つ返事でYesと返す男ではない。]
俺の弟子、という事は 心命流-シンメイリュウ-をその身に宿したいという事か。
…………果たしてお前に、その“覚悟”はあるか。
[卓を離れてから抜けていた氣が僅か舞い戻ったようにも見える。 龍の眸は、少年へと真っ直ぐに注がれている。]
(4) よつば 2015/08/11(Tue) 23時頃
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いまさら、「ありません」なんて答えるかよ。
[あれを、あれほどのもの見て、なお弟子入りを志願するとは、そういうこと。 生半可な覚悟などではない。
まっすぐに目を見返し、強気な笑みを。]
(@4) reil 2015/08/11(Tue) 23時頃
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………ふ、
[>>@4少年の表情とその口調。 正面から受け止めた男は、口元に笑みを零して]
俺は、緋龍の暴君《ドラゴレット・アウグストス》 紅崎=ショウ=ローズレッド。
………名を聞こう、少年。
[応とは言わずに、彼の名を問うた。]
(5) よつば 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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園緒 帝兎。
これから、あんたの業を受け継ぐ奴の名だ!
[果たして、自分にそれが本当にできるかどうかはわからない。 それでも、爛々とした光を宿し、まっすぐに答えた。]
(@5) reil 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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―――帝兎。
[男はその名を一生忘れる事はないだろう。 龍兎として雀界に飛び立っていく彼の名を。]
………先ずは麻雀の対局時における呼吸法からだ。
先生程厳しくはないが、甘くもしない。 覚悟しておけ。
[先の事は男にも分からない。 それでも、目の前の少年の可能性に賭けてみたかった**]
(6) よつば 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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―しばらく後―
[場内は今までの歴史的な闘牌に酔いしれて、観客はまだまだ席を立たずに興奮冷めやらぬまま。実況席にいた女は締めのあいさつを終えてさりげなく席を立った。向かうのは、最初と同じ、城内の熱気が嘘のように冷え冷えとしたコンクリートの廊下。無機質に靴音が反射するそこで、携帯を取り出し、一つの連絡先をコールした]
(@6) (so) 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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……トゥルル……トゥルル……トゥルル もしもし……あ、ママ?うん、ごめんね、今終わったとこ。 ううん、言い忘れた事じゃなくって、ちょっとね。
……あのね、ママ。こないだからのお見合いの話なんだけど… ごめん!やっぱり相手の人にお断り入れてくれないかなって。ううん、私が直接連絡するから。 でも、ごめんね、私やっぱり今の仕事やめらんないよ。 やめたくなる事もあるけど……それ以上に素敵な事もたまにはあるから、だからもうちょっと続けたいなって。私の声でちょっとでも多くの人に楽しい時間を過ごしてほしいなって、そう思うから。
(@7) (so) 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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百も承知だぜ、師匠!
[この、偉大な師に近づけるか。 そんなことは、わからない。
それでも、非才なりに喰らい付き、着いていく心算だ。
龍の、後継者として。]
(@8) reil 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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そうだ、お見合いはいけないけど……今度の休みはちょっと長くとってそっちに帰るから。 え?どうしたって……あのね、ママに教えてあげたい事ができたの。内緒。帰ったらゆっくり話してあげる。 でもね、ちょっとだけならいいかな。
あのね……私分かったんだ。
ママとパパがどんなすごい場所にいたかって事と…… それから、二人の頑張りは無駄じゃなかったって……そういうこと!
[電話をする声は、いつもよりも、そう、仕事中の時以上に生き生きとしていたかもしれない**]
(@9) (so) 2015/08/11(Tue) 23時半頃
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エンディングは……皆で……
[それを聞いて、くすりと少女らしい笑みを見せた。 発言そのものと言うよりは、恥ずかしげもなく言い切ってしまう所が面白かったのだ]
なら、やってみましょうか。 私なりの―― 協奏曲《オムニバス》
[決して大きな声では無かった。 力強さも無い。 けれど、高く澄み切った。 聖歌《ホーリーソング》]
(7) horse 2015/08/12(Wed) 21時頃
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やっぱり幸せな終幕《ハッピーエンド》が一番だな。
[こう円満に終わって一息。 「龍」も弟子ができたみたいだ。 どっかできいたような名前なのは気のせいだろう。 というか気のせいでいて欲しい]
(@10) MagicLy 2015/08/12(Wed) 21時半頃
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(俺も麻雀はじめて、歌って踊って麻雀やる地下アイドルでも目指そうかな。
[「龍」と彼に弟子入りした兄ちゃんのやりとりを見てふとそう思った]
(@11) MagicLy 2015/08/12(Wed) 21時半頃
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( ………先生。 まだまだ未熟な俺が、弟子に教えるなどと 貴女は、早すぎる、と言うかも知れないですが
………やはり俺は、何時でも後悔のない選択をしたい。 )
[龍をモチーフにしたネックレスは 肌身離さずつけている、師匠から譲り受けられたものだ。
それを握り締め、遠い空にいる師匠に言葉を届けた。]
(8) よつば 2015/08/12(Wed) 23時頃
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[>>@11そうして目を開けた所に見えた姿は その師匠の孫娘であった――――歌姫だ。]
………死んでも勝ったぞ。 これで文句はあるまい。
[>>2:@30彼女に言われた言葉、その文字通りに 男は一度死んだ。しかし再び現世に舞い戻り、勝つことが出来た。
それから男は自身の鞄を漁り、一つのCDを探し当てると]
(9) よつば 2015/08/12(Wed) 23時頃
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―――――此れにサインを頼む。
海龍の歌姫《ディーヴァオブリヴァイアサン》 七尾 汐。
[CDを彼女に差し出して、言う。
この闘いが始まる前から決めていた。 勝ったのならば、彼女にサインをしてもらおうと。]
(10) よつば 2015/08/12(Wed) 23時頃
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………ん?
お前が歌姫・七尾という事は つまり孫娘の汐海ではなく………
…………やはり別人か?
[やはり、卓についていないと何処か抜けているらしい。 男の視線は、真剣な戸惑いを抱きながら彼女に注がれる*]
(11) よつば 2015/08/12(Wed) 23時頃
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― その後 ―
[さて、雀荘経営だが。
紅崎=ショウ=ローズレッドに助言を求められた進の提案は意外なものだっただろう。 麻雀をもっとメジャーにする事で流通する金を増やしていく。 そして、メジャーにする手段として映画を作り。
映画の主役の店とすれば新しい雀荘にももっと人が呼べるだろうと。]
(12) 葵 2015/08/13(Thu) 21時頃
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映画『ドラ・オン・ドラゴーン』
[公開された映画には友情出演としてリッキイやルパートやシルクの姿もあった。 麻雀映画でありながら、終盤にルパートが親指を立てて溶鉱炉に沈んでいく場面や。 リッキイがシルクを自転車の籠に乗せて夜空を飛んで行く場面はその年の名シーンに選ばれたとかなんとか。]
(13) 葵 2015/08/13(Thu) 21時頃
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あー、文句のつけようもないな。
[約束を果たした「龍」>>9に納得しつつ彼はCDを取り出し>>10]
ああ、それくらいならお安い御用だぜ。 愛しき人であり俺のファンであるあんたならいくらでも書いてやるぜ。
[満面の笑みでサインを書いているとなんやら「龍」は色々と気づいてないようで>>11]
七尾 汐は芸名で汐海 奈々緒が本名だ。 つまり、同一人物だ。 ったく、麻雀以外だと鈍いのか?
[なんて呆れながら説明した]
(@12) MagicLy 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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― 不死川グループ・会長室 ―
……俺だ。 そろそろかけてくる頃と思ってたよ、ホリー。
[電話の向こう側に居るのは堀井 芽衣 政府の関係者だったが進は彼女の事をホリーと愛称で呼んでいた。]
裏闘牌場《アンダーグラウンド》は潰れたようなもんだろう? 今や、人気映画の主人公のお店なんだ。
[当初の目的はある意味達成されたようなものだった。 アンダーグラウンドに流れていた金も今や表経済で動き。 つまりは政府の税収に貢献している。]
(14) 葵 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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まあ……一人の雀士としてはね。 勝ち切りたかったとは思うがね。
[そんな彼に彼女は笑って告げる。 その回答を聞くと進は意外そうな顔をしていたのだった。]
『次は私が出る。』
(15) 葵 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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[麻雀邪気村-4th season-
to be continued……?]
(16) 葵 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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………何だ、そういう事か。
[>>@12説明がつけば、納得のいった表情に。 それから一息つき、男は語り出す]
俺はこれからも、この裏闘牌場を続けていくつもりだ。 今はまだ、麻雀が出来る環境ではないかも知れない。
だが、いつか今回のような面子と 熱い闘いが出来るようになった時――――……
[言葉を切ると、男は彼女の眸を真っ直ぐに見据え]
(17) よつば 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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その時は、また歌いに来てくれないか。
菜々緒。
[サインの入ったCDを掲げながら。
芸名と、本名の響きは同じだが さて、何方で呼んだか彼女は分かっただろうか*]
(18) よつば 2015/08/13(Thu) 21時半頃
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[納得してくれた「龍」からのお願い>>17>>18に]
もちろんだぜ。 その時が来たらあんたのために歌ってやるぜ。
[そう頬を紅く染めながらそう答えた]
(@13) MagicLy 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[俺の歌は大事な人のためにあるのだから―]
(@14) MagicLy 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[ED・Burning Heart]
(@15) MagicLy 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[裏闘牌場《アンダーグラウンド》が閉鎖されているあいだ。
果たして、あの幸運の女帝《エンプレス》は何をしていたのだろうか。
本業の大学教員の勤めをこなしつつ、長期休暇にはマカオやラスベガスに渡って、 カウンティング(注・既出のカードを記憶し、有利な状況で勝負する)の数学的手法を試してみたという。 が、持ち前の幸運がその計算すべてを覆し、やはり計算に足る複雑さは麻雀しかないと、日本に舞い戻った。
彼女の名前が表世界に知れるのは、そのあとである]
(19) migya 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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―フレデリカ・フェリス先生 サイン会―
[女帝は、そこにいた――数学的アプローチを簡略化し、入門書とした『麻雀入門 幸福の科学』。 そして、コミカライズ版と同時発売という異例の麻雀小説『ショウ −龍と呼ばれた男−』――その作者として。
それは、冥王から龍帝への助言(>>12)を耳にしたのが発端だった。 (雀荘の経営について、龍帝に経理を仕込みに訪れた際に、その会話を扉越しに聞いた)
それを元に、彼女は彼女なりにやってみた――やらかしたともいえる――のである。
数学専攻の大学教員、それも若い女が書いた麻雀入門書とあって、当初は物珍しさで話題になり。 そして、その実用性が世に知れ、増刷を重ねるに至り、誰かがそれに気がついた。
そう、映画『ドラ・オブ・ドラグーン』(>>13)のクレジットに、その作者がカメオ出演していることに。
その先は、とんとん拍子といえよう。或いは、何者かの意向が働いていたのかもしれなかったが――、 ともかく、裏闘牌場での激闘を思い出しては綴っていた彼女のWeb小説が出版されることになったのである]
(20) migya 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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――これはノンフィクションです。 日本のどこかに、この人たちは本当にいるのです――私が、ここにいるように。
賭けたのは、チョコレートなどではありません。
[どよめきと幾らかの笑い声]
私たちは――魂を賭けて、打ちました。 尊厳、信念、生命、思慕、使命、運命――形のない、何かのために。
[会場、静まって]
――こうして世に出るとは思っていなかったので。多少は脚色してるんですよ。
[改めて、そう言ってから]
だから、えっとですね――ああ、これは、どこかの誰かへ。 女帝《わたし》が、その、ええ……あなたの記憶より好意的なのは、そういうことです。忘れてください。
[伝わるかどうかは、どうでもいい。生命と、精神と。二度救われた相手への、懺悔のようなもの*]
(21) migya 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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― その後… ―
『また来るよ。そして存分に打ち合おう。 そんな次が来るまで 俺はまた新たな雀卓《せかい》を救済してくるよ』
[裏闘牌場《アンダーグラウンド》のあの闘いが終わり。 勇者は人々、ライバル、そして彼らとそう約束を交わし、新たな雀卓を求めて去っていた。
だがそれは決して別れではない。 なぜなら、いちど全力で牌を重ねた者は既に同志… この雀荘で声無き牌で語りつくした、愛すべき仲間達《イツメン》だから…だ]
(22) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[そして雀卓《せかい》はただ一度の救済ですべてが終わる そんなイージーモードでは出来ていない事も勇者はよく理解していた]
…… ……もしもし。母さん?
うん、勇たろ…いいや。 俺だ。アルテミスの勇者だよ、闇の聖女《アインス・マグダレーナ》。
[繁華街の定職屋。カツ丼やざる定を掻きこむ一般人の多い店の、一番端のカウンターで。 勇者は意味深な含み笑いを漏らしながら、携帯を耳に当てていた]
(23) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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……へえ。今はアトランティスの雀荘に? すごいな。 一般人は各国首脳を覗いて存在すら知られない、あの雀荘でしょ?
……うん。 こっちは数日前に、ススムさ…いいや違うな。 冥王と一局やりあってきた所だよ。生憎今回も仕留め切れなかったけどね。
あの人、政府のパイプの為だか僕の前で雀荘潰すとか云ったんだよ。 ひどいと思わない?ねぇ。 絶対あいつはまだ諦めてない気しかしないし。
……あいつを何とか退けることが出来たという事は……
(24) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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ふっ、次は――政府の犬が俺達を飛《ころ》しに来るだろうな。
[定職屋で物騒な言葉、近くの席に座っていた数人の一般人が眼を剥いた]
(25) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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そっちでの闘牌が終わればさ。 ひさしぶりに日本に帰っておいでよ。
なんだか、闇の聖女に用のある打ち手がひとりいそうでね。
嗚呼強いさ。このアルテミスの使徒が保障するんだ。 貴女に退屈をさせる様な、「ただの一流」ではありませんよ。
俺も久々に、貴女とひとつ打ちたいな。あはは。
(26) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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……ではまた。次に飛《ころ》し合う決戦を楽しみに。
[数人の一般人がざわざわ、とする中、勇者は食事を終えて勘定へ向かう]
(27) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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[雀界の光は宇宙に届くほどまばゆい。それは闇の深さに直結する]
……ふん、政府の犬ということは。 間違いなく彼女が来るんだろうな。
この勇者である俺もかつては敵わなかったが……
今はどうかな……? あるいは、帝兎くんのあの才能はいい鍵になるかもね……
[含み笑いを漏らしながら勘定を済ませた勇者は またいずれ、そう遠くない未来にやがて来る闘牌に心を躍らせながら]
(28) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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――…貴女の夜空、今度は塗り替えてやるよ…… ホリー義姉さん 。
[勇者の戦いは、世間の人目を忍ぶ様子にして、こうして今も行われる。 そこに勇者を求める雀卓がある限り、白き牌剣の勇者は現れるのだ**]
(29) 十六夜 2015/08/14(Fri) 00時頃
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ふふ、これで終わると思うなよ…………
わしは何度でも蘇る。
[ルパートは座っていた椅子から飛び出すように後ろに倒れこむ。]
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『――――カット!』
(30) fuku 2015/08/14(Fri) 00時頃
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つーか本当にこれでええんかいの? ならそれでええが。
[ルパートはタオルで顔を拭きながらスタッフらしき男に尋ねる。 どうやら映画の撮影ということらしいが、麻雀を喪ったルパートにはいい小銭稼ぎであるので、オファーは受けることにしたが。 どんな映画なのかはサッパリわからない。]
(31) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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『おじいちゃーん!』
(32) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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おうおう、マリオじゃないか。しばらく見んうちに大きくなったのう。 どうじゃ、元気しとったか?
[ルパートは駆け寄ってきた少年を抱き上げて。年齢でいうとひ孫くらいの年齢はあるかと思われる。]
(33) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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今までなにをしとったかって? マリオにはちょっとばかし早いのう。もうちとオトナになったらマリオにもわかるかもしれんがのう。
[ルパートは少年の頭を撫でる。]
(34) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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ほれ、さきにいってなさい。お母さんが待ってるぞ。
[ルパートは少年を先に行かせると、その時――――]
(35) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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『ドスッ』
(36) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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な、な、なんと…………
[ルパートの視界がぼやけていく。勝負に負けた者が辿る末路。 勝負とは、非情なものである。]
(37) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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『ルパートは四天王の中では最弱。次は私の出番だな――――』
(38) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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To be continued...?
(39) fuku 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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