157 南十字四丁目
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全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が1人、降霊者が1人、賞金稼が1人、人形使いが1人、人狼が2人いるようだ。
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……あの、わたし。この騒ぎが落ち着いたら此処を出たいんです。 幼馴染から手紙が来たの。お金を貯めたから、遠くで一緒に暮らそうって。
(0) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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「なんだか少しだけ胸騒ぎがする。 いやな感覚。 わたしたちは大丈夫。 大丈夫だって、そう信じたいのに怖い。 お姉ちゃん、今日も公園かな。 帰ってきたらきっと凍えているだろうから 部屋をあったかくしておこう
さっきまでいたはずのおばあちゃんの姿が見当たらない。 こんな時間に農園を見に行ったのかな?」
窈の手記より
(1) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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――水橋家・リビング――
[古い家。祖母が何度かリフォームしたようで 不便ではないけれど、家自体はぼろさは隠せない。 けれど祖母と、姉がいるからあたたかく仲のいい家族。 しかし手記にも書いた通り、 先ほどから祖母の姿が見えなくなり 不安そうに窈は窓際に立つ。 せめて姉が帰ってきてくれたらと、 そんな期待と不安が綯交ぜになっていた。]
(2) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/21(Sat) 00時半頃
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−商店街−
[公園で ひとしきり猫を撫でた後、 歩みは 懐かしの中学校へと進む]
[途中 通った商店街に ひと気は無く。 店先の電気がついているだけなのが、 ひどく不気味に映った]
ゴーストタウンみたい
[夕闇を追い払うような灯りのはずなのに、 人がいないと こんなにも冷たいものなのか]
[...は 歩調を早めて 通り過ぎた]
(3) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/21(Sat) 00時半頃
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−中学校の傍−
やっぱり入れないか。
[本土の高校に通い、 都会の大学へと進学した...にとって、 " 故郷の学校 "というのは、ここだった]
不法侵入…なんてしたら、怒られるよね
[半分冗談で、半分は本気。 躊躇う理由は "常識" というより "変わってしまった自分は相応しくない" からだった]
[ぐるりと外周を回っていると、 月明かりと街灯が浮かび上がらせた人影>>0:54を 視線の先に捉えた。 誰だろうと思いつつも、黙って 手を軽く振った]
(4) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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あ、は、はい。ありがとうございますっ。
[店番かと思われる女性は親しげに話してくる。(>>0:@24)どうやら悪い人では無さそうだ。]
(5) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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[あざっす、なんて親しげな挨拶でも誰も文句を言わないのは、それが笑美だからか、それとも都会のコンビニだってこうなのか、よく知らないけれど。 自分はそれを気にしたことはなかったし、それが笑美だと思っていた。
買ったものを袋に入れて、日常に戻っていく、つもりで。]
食べんのはあたしじゃなくて、窈だけどね。 おすすめならあたしも今度買おっと。
[じゃあね、かっこわらいちゃん。 彼女の反感を買いそうな言葉をあっけらかんと告げながら、来た時と同じ軽く手を振って店を出る。 帰り道、まだ自分の世界に異変はないまま。]
(6) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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――学校からほど近い道端――
[急に暗くなった。 元々薄暗かったし、日没と言えばそうなのだが それとは別に、空気がうす寒くなったような。]
……?
[理津と視線を交わすように彼女を見た後、近くの人の気配に視線を向ける。街灯で照らされる少女――]
え…… 怜、歌? [確かに観光客の言葉通り、髪も染めているし、垢抜けた感じがした。だけれど彼女は幼い頃から見ていたから、その雰囲気でわかる]
あ……ごめんなさい。怜歌さん、ですね。
[無闇に呼び捨てをするのは子どもだけだと母の教育が厳しいゆえ、慌ててそう呼びなおす。]
(7) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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[疑問形の名前>>7に苦笑して]
うん、そう。 怜歌だよ、志乃ちゃん。
[幼馴染に会えて、少しの安堵。 だけど、言い直されれたことに 少しの寂しさを感じる]
昔みたいに、怜歌でいいよ。 志乃ちゃんのが お姉さんだし。
[歩み寄ると、身体を傾け 「…ねっ」と顔を覗き込んだ]
(8) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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[覗き込むように自分を見る怜歌に 弱く笑い]
……うん、怜歌。 今だけよ。 こんなふうに馴れ馴れしい態度とるなんて、って お母さんに叱られちゃうもの。
[そっと怜歌に手を伸ばし、綺麗な金糸を撫でる。 垢抜けたけれど、面影は同じ。]
可愛くなったわね。 似合ってるけど……でも、昔の怜歌も可愛かった。
(9) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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今だけなんて…
[自分のことしか考えず、 「寂しいから嫌だ」と言えるほど ...は 子供ではなかった]
[撫でられる手に心地よさを感じながら]
あ、ええと、大学の友達がね、 染めた方がいいよ、って…
[近くにいる理津先生の手前、言い訳がましくなる]
[しかし志乃に昔の方もと言われれば>>9]
うん…私も、そっちのが好きかも。
[しょげて下を向いた]
あ、そうだ。
(10) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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志乃ちゃんは、帰らなくていいの?
[思い出したように がばっと顔をあげて、 唐突に切り出した]
志乃ちゃんの お母さん、 厳しい人じゃなかったっけ?
[自分が帰っていないことは棚に上げ、 幼い頃の記憶を辿った]
(11) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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大学の……そう。 都会ってそうなのね。
[少し寂しい感覚。 私も、という言葉には優しく笑んで]
怜歌は優しいから。 お友達の言葉、断れなかったんじゃない? でも、今の怜歌だって可愛いから自信を持って大丈夫よ。
あ、わ、私は……その。
[ゆっくりと首を横に振って]
いいの。家出してるの。 お母さんにまた叱られるけれど あの家にはもう帰りたくないの――
[母と籍を入れた正式な義父とはいえ、式もなければお披露目もなかった。自分の義父の存在はあまり知られていないかもしれない。]
(12) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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あ、あぁ。都会のコンビニは良く行ってましたけど。でも、ここにはここの良さがありますから。
[莉奈は制服と名札を受け取ると、気さくに話してくる笑美に頬を緩める。 ここにはここの良さがあるのだ。都会とはまた違った良さが。]
(13) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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あっこれですか?指輪とかあんまり好きじゃないんで婚約指輪の代わりにこのペンダントを貰ったんです。
[莉奈の胸元にあるペンダント。指輪が嫌いな理由は、すぐにサイズが変わってしまうからで。]
(14) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[莉奈の胸元に佇む石は、青みを帯びた緑。自分の生まれた12月の誕生石だったから、という理由だったけれど。]
(15) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[帰りたくないのだと告げる志乃>>12 父親のことなど知らない...は、にこりと笑って]
私も同じだよ。
さっき お母さんに怒られちゃった。 なんで金髪にしたんだ…って。
[頬にかかる一房を くるくる弄び 唇を尖らせて言った]
私も家出しちゃおうかなー。
[休みが終われば都会の独り暮らしに戻る。 そうしたら 家出したのと同じなのだが、 嫌なことからの逃避行ということに わくわくした]
(あ、でも、理津先生に怒られちゃうかも)
[そうは思うが、言ってしまったことは取り消せない。 くるり…指をまわし、そっと*ため息*をついた]
(16) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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なんか本当に最近幸せというか。こんなに良いことばかり続くのかなって。
[話をしている最中に笑美はその場から離れてしまった。何か鰹節の袋を手にしていたような違うような。 莉奈は笑美の母についてレジの操作を教わっている]
(17) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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遅い……わ
[祖母も姉も。 祖母が特に心配で、家を出る。 農園で声を上げる]
おばあちゃぁん いたら返事して…!
[返る声はなく、ならばコンビニにでも行ったのかもしれないし あのコンビニは姉が好きな公園に近い。 黒のコートを羽織り、足はつっかけで、 公園へ向けて駆け出した。]
(18) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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『ちょっとあの子、遅いわね。少し見てくるから加藤さん、お願いね?』
えっ、ちょっと、あの……
『大丈夫よ、この時間にはそんな人こないし。すぐ戻るから、よろしくね』
[戸惑う莉奈を尻目に、笑美の母は行ってしまった。この雰囲気が、またこの村の住民に受け入れられている理由なのだろうと。]
(19) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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[ しかし──── ]
(20) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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――公園――
お姉ちゃん、 お姉ちゃん、いる……?
[猫一匹、いなかった。 おかしい。この公園は猫が多いと有名で。 それが忽然と姿を消していた。 それだけじゃない。この公園に来るまでの道で 人間の姿も、動物も、全く見ていない。
世界に取り残された気がした。 せめて姉に会いたいと、探す声、探す足取り。]
(21) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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[笑美と笑美の母を始め、皆の姿が消えるとは莉奈は知る由もなかった───]
(22) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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未成年の家出はだめよ。 ……うん、私も似たようなものだけれどね。
[苦笑して。怜歌の髪はこの金色も可愛らしいから]
怜歌、会いたかった。 見た目が変わっても、怜歌の可愛さは変わってないわ。
[少しだけ悪戯めかして、頬を撫ぜる。 一寸の沈黙の時、辺りの静寂がいやに耳に痛い。 野鳥の一羽、二羽飛んでいておかしくないのに]
(23) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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あの、ね、理津さんに怜歌。 これからコンビニに行きませんか? なんだか私、心細くなっちゃって。 二人がいてくれるから、まだ大丈夫なんですけど……
妙な、感じがして。
[コンビニなら確実に煌々と蛍光灯がついているし、笑美がらっしゃーせーといつもの挨拶をしてくれるだろうと、そんな予測をして。二人が了承するなら、コンビニの方へ向かう**]
(24) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/21(Sat) 02時半頃
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[買い物帰り、相変わらずの鼻歌をのんびり歌いつつ。 遅くなってしまった家路、辿る途中にまた公園を通るのだが。 いつもより猫の気配が少ない代わりに、呼び声がする。]
窈? 何、どうしたの?
[呼び声に答えるのは、異変に気づいていないせいで、いやにのんびりと。]
(25) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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い、た―― よかった……
[姉に駆け寄ると、少し切れた息を整えて 安堵から、淡く笑みを浮かべるが すぐに真摯な表情に戻り]
おかしいの。 この南十字村全体が、おかしい。 お姉ちゃん、気づいていない? 誰もいないのよ。 おばあちゃんがいなくなって、それから ここまで走ってきたけど、人っ子一人見なかった。
……何か異変が起こっているの。
[こういう不思議なことを言うのは窈は昔からよくあるのだが、大抵それが的中することも、姉は知っているはずだ。]
(26) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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……。 ここは、どこなの?
[思案げにつぶやきながら、ポケットサイズのメモ帳を取り出して]
ね、他に人がいないか、探してみましょう。 お姉ちゃんはコンビニの方から来たわ。 そこに誰かいた?
[いたなら行ってみようと提案し、メモ帳を広げる。]
(27) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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よかったって、何よ、確かに遅くはなったけど、そんなには――
[息せき切った窈の肩を抱いて落ち着かせようとしつつ、その言葉を聞いていた。]
おかしいって、どういうことよ。コンビニの笑美ちゃんだって普通にしてたのに、 じゃない、そこじゃなくて、おばあちゃんがいないって、そっちのほうがどういうこと!
[落ち着かせようとしていたはずが、自分が取り乱しつつある。 ここはどこ、って、ここは南十字――]
(28) 2013/12/21(Sat) 02時半頃
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おばあちゃんはおそらく ほかの人が消えたことと、同じ現象だと思う。 この時間であっても、誰ひとり見ないのはおかし―― 笑美? コンビニに人がいるの? それなら、行ってみましょう。 [姉の手をひくようにして、コンビニに急ぐ。 明々とした蛍光灯が目立つ店舗は見えるが ―――やはりそこは、もぬけの殻。]
(29) 2013/12/21(Sat) 03時頃
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[否、莉奈がいた。 しかし笑美や、彼女の家族の姿は、見当たらない。]
……。 人が消えたのではなく わたしたちが、おかしな場所に迷い込んだ。
そう考える方が自然ね―――。
(30) 2013/12/21(Sat) 03時頃
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待って、その、他の人が消えたっていうのを、説明して! 前々からあんたのなんだかわかんないこと聞いてきたけど、今日のは特に変! 確かに、誰もいないけど、あんたは現にこうして!
[声を少し張って彼女の動きに介入しようとしても、無駄で。 どんどん来た道を戻るルートを行くことになっていた。 コンビニに入れば、またあの声と、(笑)に出会える。 それはさっき別れたばかりだから、変わらないはずなのに。]
(31) 2013/12/21(Sat) 03時頃
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[なのに、それだって言うのに、戻ってきたコンビニは、なんだかがらんとしている。]
――あの。笑美ちゃん、えっと、あのボブの女の子、は?
[莉奈は――まだパートに入ったとまでは知らないが――あれからずっとここにいるのだとしたら、ついさっき自分がここにいたことも、笑美が店番していたことも、みんな知っているだろうと当たりをつけて、曖昧な笑み浮かべて問いかける。]
(32) 2013/12/21(Sat) 03時頃
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[姉の問いに対する莉奈の返答は何だったか。窈は突然、コンビニの隣の電気が点いている家のインターフォンを押して、何度か連打して。無用心にも施錠されていない玄関を開け、中に人の気配がないのを確認し。それを何軒か繰り返した後に]
ほら、いない。 動物がいない時点で気づいてはいたの。
じゃあこの現象を神隠しと仮定しましょう。 その場合に――村の殆どの人が神隠しに遭うことと わたしたち――限られた人間が神隠しに遭うのは どちらが、可能性として高いと思う?
[そして姉の返事を聞かずに]
後者よ。 おそらく現実世界では村のほとんどの人がいて わたしたちがいないことになっているんじゃないかしら。 分からないけれどね、時空の歪みだとしたら――
[ぶつぶつと小難しい単語を呟いた後 ふっと笑う、その瞳には知的好奇心のような輝きが点っていた]
(33) 2013/12/21(Sat) 03時半頃
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此処は存在しないはずの、南十字村。
[勝手に色々結論付ける。 しかしこういう時に窈の勘は異常に冴えるのだ。]
そう此処は――― 少し洒落た風に言うなら「南十字四丁目」よ。
[三丁目までしか存在しない南十字村。 有り得ない、しかし現実に自分たちがいるこの場所を そう称して、本屋で文献でも探そうかと思案中**]
(34) 2013/12/21(Sat) 03時半頃
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― 回想>>0:@20 ―
全部ですか? ありがとうございます!
[そう言って取り寄せる手配をしたのだった。
しばらくすると、兄は少し出かけてくると言って店を出た。 それはそんなに珍しい事でも無かったから放っておく事にしたのだが。]
(35) 2013/12/21(Sat) 07時半頃
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― 現在 ―
……帰ってこない。
[流石に遅すぎる。 そんな事を考えながら、未だに事態は把握できて居なかった**]
(36) 2013/12/21(Sat) 07時半頃
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[力ない笑みを浮かべる志乃。 何も、といっているけれど、その声も身体も、なにもないとは思えなかった]
うん、仕事の帰り。 教師だからね。
……ん?
[志乃の視線を追う。 誰だろうとしばらく考えこんで、]
怜歌?
[聞こえてきた単語から、記憶を探る。 彼女たちの会話を一つの結論に行き着いて、ああ、と一人納得した。 自分が大学生だった時とは、また違う流行りがあるのだろう。 その流れに取り残されると、人付き合いもまた一苦労だ。 髪を染めたり、化粧をしてみたり。 まあ、それはいい]
(37) 2013/12/21(Sat) 13時頃
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家出…、は、教師としては聞き流すわけには行かないのよね。 でも、志乃はもう大人でしょう? 一人暮らししてもおかしくないと思うけど。 帰る義理もないんじゃない?
[何かがあったことは分かる。 ただ闇雲に追求するにもなぁ、と、]
コンビニ? ん、うん、別にいいけど。 なんかあるの?
[妙な気配がなにか、まだわからないまま。 志乃に言われるままに、村に一つだけあるコンビニに向かう]
(38) 2013/12/21(Sat) 13時頃
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やけに静かね。
[おかしい。 この時間帯なら、どこの家にも明かりがついていて、 なにかしら夕食の匂いがしたり、子供の声がしたり。 それがあるはずなのに、そのどれもがない。 村総出でなにかしているならば、それを教師の自分が知らないわけがない]
コンビニ…、は、人が、いる、と。
鈴?窈? どうしたの?
[姉妹そろってどうしたんだろう、と首を傾げた]
(39) 2013/12/21(Sat) 13時頃
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……うん。
[家出を諫められれば、少しだけ視線を落とし]
家柄、一人暮らしなんてきっと許されません。 もしそれが叶うなら、この村を出るしかないのでしょうね。
[理津の言葉に苦笑して。 本土に出ている怜歌が羨ましい。 彼女の苦労もあるとは、理解はしているつもりだけれど。
あたりを見渡しながらコンビニへ向かう。 コンビニには人の姿があり、一瞬杞憂だったかとも思うが 窈がこちらを視認し、かけてくる言葉に瞬いた。]
(40) 2013/12/21(Sat) 13時半頃
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……南十字四丁目?
[普段から聡い窈が、告げる地名に首を傾いで。 彼女曰く、迷い込んでしまったのだ、と 神隠しの一種じゃないか――]
じゃあ……ここは いつもの南十字村ではない?
[その場にいる人を見る。 理津、怜歌、窈、鈴、莉奈、そして自分 他にもいるのかもしれないが、共通点といえば 皆、若い女性であることだ。]
でも、笑美さんは……?
[鈴か窈に聞かずとも、コンビニにいつもの笑顔がないことにはすぐに気がついて。]
(41) 2013/12/21(Sat) 13時半頃
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[どういった理由で、窈が言う南十字四丁目に入り込んでしまったのかはわからない。ただ、女にとってひとつだけ重要なこと]
女性、だけ、なの……?
[だとしたら もう義父の顔を見なくて済むのではないかと 微かに灯る喜色。]
(42) 2013/12/21(Sat) 13時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/21(Sat) 13時半頃
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「ここは、南十字四丁目だ。 わたしたちは、何故ここにきたのか 何故、この世界に導かれなければならなかったのか それを知らなければ、おそらく元の世界には帰れない。
お姉ちゃんは一緒だけれど おばあちゃんを一人にはできないし
何よりもここは さみしい」
窈の手記より
(43) 2013/12/21(Sat) 17時半頃
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家柄、ねぇ。 そんなにとらわれなくても、いいと思うけど。
[逃げようと思えば、逃げられる。 自分のことだけ考えれば、だが。
志乃の様子を見ながら向かったコンビニの先、窈が言い出した南十字四丁目。 なんのことやらさっぱり分からない]
ねえ、神かくしとか、時空の歪みとか。 わかりやすく説明してもらえないかしら?
[なにがおこっているというのだろう。 女性だけ、という言葉に、志乃の顔色がすこし戻ったのをみながら、黒髪をわしゃ、とかきあげた]
(44) 2013/12/21(Sat) 21時半頃
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――つまり。 これは推測にすぎないけれど
わたしたちは、取り残されたんだと思う。 南十字村に見えて、南十字村ではない場所に。
[わかりやすい説明は難しいだろう。 感覚的なものだと、窈は訴える。]
(45) 2013/12/21(Sat) 22時頃
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ちょっと、窈、それ隣っ、
[唐突な妹の行動を咎めようとするも、その行為で迷惑を被る人間はいないようだ。 もぬけの殻、と言って差し支えない家。鍵の開いた不用心さはさすが田舎だが、そのまままさかみんな居なくなってしまうなんて、誰が思っただろう。]
(46) 2013/12/21(Sat) 22時半頃
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神隠し、っていうけど、そりゃあ数が少ないほうが可能性はあるんだろうけど! ――例えば、神隠しの原因、とか、理由とか。 あたしたち神様に嫌われてんの?
[独り生きねばならない野良猫に、飼えもしないくせ戯れに餌をあげた罪を悔いる時が来たのか。 いや窈にそんな習慣があるなんて聞いていない。いつも日記をつけてばかりの不思議な妹。]
[疑問符は溢れて溢れて止まらないが、窈はどんどん納得していっているらしい。聡い子だ、と少しずれたことを思ったところで、声をかけられる。 誰かいるとは思わなかったから、びくりと肩が跳ねた。]
(47) 2013/12/21(Sat) 22時半頃
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――り、つ先生。 あたしは、普通に家に帰ろうとしてたんですよ。 姉妹揃ってるのは、そのぅ、あたしの帰りが遅いのを、心配したみたいで、窈が。
[情けない姉でしょ、あははと苦笑して頭をかく。 先生の傍ら、志乃の姿を見ればそのままその手を挨拶代わりひらりと振るが。 「南十字四丁目」と窈の名づけたこの不思議の名前を、繰り返すその唇に細い眉をひそめた。 喜色の乗る表情を、見てしまったから。]
(48) 2013/12/21(Sat) 22時半頃
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コリーンは、取り残された、と窈の言葉を繰り返す。そういうことだと、思うようにしたようだ。
2013/12/21(Sat) 22時半頃
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もう囚われてしまっているんです。 私はそうやって育ったから。 だけど――
[その鳥籠から解き放たれたのが今なのならば 思い切り羽を伸ばしたいと願うのはいけないことだろうか]
私……窈さんの言葉を信じるなら ここでずっと過ごしたいくらい 嬉しいんです。
もう家に帰らなくていいことが。
(49) 2013/12/21(Sat) 23時頃
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自分の事情でそんなこと言うなんて 我が儘ですよね。 皆さんは帰りたいですよね。
…ごめんなさい。
[頬にかかる髪を耳にかけ、 窈に近づけば、その手をぎゅっと両手で包む]
私たちはどうすればいいですか? ここにずっといることは可能なのか そして帰ることは可能なのか
……わかり、ますか。
(50) 2013/12/21(Sat) 23時頃
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−中学付近−
妙な感じ…
[そういえば、ここに来る途中の商店街も 記憶にある村のそれとは違った気がした]
[...は 冷たい手を握った]
[コンビニへ行くふたり>>24 >>38の後ろから、 遅れないようにと歩いていく]
(何もなければいいな…)
[その希望は、打ち砕かれることになるのだけど]
(51) 2013/12/21(Sat) 23時頃
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−コンビニ− [年の離れた幼馴染たちが何か話しているのを、 ...は黙って聞いていた。 それは昔と同じ。みんなが決めて、...は それについていくだけ]
[今回は『南十字四丁目』で遊ぶことに決まった。 " ゆうやけこやけ " が流れたら サヨナラするように、 時間が来たら きっと帰れる]
[そう思わないと、怖くて怖くて泣いてしまいそうだった]
[それなのに、志乃の声>>49>>50が聞こえ]
私は…
[もし選べるならば]
私は…
(どうしたいんだろう)
(52) 2013/12/21(Sat) 23時頃
|
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取り残された? 私達だけが?
どうして?どうやって?なんのために?
[科学的に考えられない。 そういいたげに首を振る。 ただ、窈を問い詰めたところで答えが返ってクルわけではないことはわかりきっているので、 詰問したりというふうではなかった]
あー……うん、そうか。 えっとー……、あれ?そういえば笑美はいないの?
[この店には大体いたような気がする。 女性だけが残されているとしたら、いてもおかしくないと思うが]
あとは、誰が残ってるか、だなぁ…… 年頃っていえば麻由実とか、クリス?あのお医者さんの。
(53) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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[志乃に手を握られれば、 その手に自身の手を絡めて]
……ごめんね、わからない。
[本屋に行けば何かわかるかも、と小さく付け加える。 志乃が帰りたくないという、 その理由を図ることはできないが 彼女にも何かしらの不安はあるのだろう。 だから手を握り返して、大丈夫、と微笑む。]
(54) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
|
リッキィは、 [うーん、と真上を見上げたけれど、ここでは蛍光灯の明かりが目に入ってくるだけだった*]
2013/12/21(Sat) 23時半頃
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[嬉しい、と素直に口にした志乃に、どこか悲しい物を覚えたけれど、俯いて小さく首を振り。 ここで暮らせるのか、ということの方に対して思案する。]
ねえ、志乃。 ここで暮らす、も、いいんだけど。 買い物とか、どうしたらいいと思う?
[笑美がいない。他の店だってどうなっているか。 それに収入がない。働かなくて怒る上司がいないのは少しだけいい気もするが、色々問題に思える。]
とはいえ、あたしたち以外いないんじゃ、咎める相手もいない、のかなぁ。
[奇しくもコンビニ。手近にあったジャムパンをとって封を開ける。]
(55) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
|
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[麻由実やクリスの名前があがり>>53]
他にも残ってる人がいるかもしれないのね。
[窓の外を見やり]
探してみようかな…。
[窈以外にも 何かを知っている人がいるかもしれない。 それでどうするのか なんて、 考えていなかったけれど。 それでも]
私、いってくるね
[ドアを開けて外に出た]
(56) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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|
……。 普通に考えれば、村中にある食料も尽きて いつかは、餓死……する。
[鈴の言葉には、そうとしか考えられなかった。 連絡船が動いていないことには、 完全な孤島と同じなのだから。]
……ずっと居続けるのは無理でも でも……
[帰りたくない。そのつぶやきは微かな音。 >>54わからない、と告げる窈に、 こくり、頷くと、そっと手を離し 鈴の傍に歩み寄って]
窈さんが行くなら、鈴さんも行きますか? 本屋さん。
(57) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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わたしも、本屋さんにいくから
[怜歌の後を追いかけ、姉達に一度だけ視線を向けて それからコンビニの扉を開けて。]
怜歌。
[後ろからぽんとその頭に触れて]
遅くなったね。 おかえり。
[帰省した彼女へ、のんびりとした口調で告げる]
(58) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[開けたジャムパン。とりあえずはパンの甘い香りがして、手触りも柔らかい。 問題はなさそうだと、一口かじる。]
魚とか、とることになったりしてね。 無人島の漂流記みたいにさ。
[それは冗談のつもりで、笑う。 今ここにいてどうしようもないなら、現状の原因を考えるよりは前向きになるべきだと、思考を切り替えようとしていた。]
ん、あたしみたいなのが行っても、あんまり力にはなれないと思うから、いいわ。 あたしは他にも人がいないか探してみる。
[誰かいたら連れてくるよ、と言いおいて、自分にも同行者がいないか募るつもり。]
(59) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[触られた頭>>58が あたたかくなる。 それは全身に ぽかぽかと広がった]
ただいま、窈ちゃん
[小さな声で ぽつり…呟く。 向けた顔は、微笑んでいた]
(60) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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怜歌、あたしも行く。捜索隊、混ぜてちょうだい。
[他にも誰かいないか、と言った怜歌に、直接動向を申し出る。 本屋組、捜索隊、分かれることになりそうだ。]
――ああ、窈、そうだ。 誰かいれば、あたしはここに連れてくる。 だから、何かわかったら、教えて。
あたし、あんま頭も察しもよくないし、細かい事とかわかんないからさ。 "何でもあんたの言うとおりにする"から、……報告、よろしく。
[本屋に向かう背にそう告げて、自分もコンビニを出る。 後に続くのはいるだろうか?]
(61) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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魚をとるのは難しそう。
[小さく笑みを浮かべ、でも案外それもいいかもしれない、なんて、思うほどだ。]
えっ、と、じゃあ 私は窈さんについていきます。
それぞれ一人だと心細いと思うし 莉奈さんは……大丈夫ですか?
[そっと店の中の彼女に問いかけ、 軽く頭を下げたあと、窈を追いかける。]
(62) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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うん。
[微笑む怜歌に優しく笑みを返した後、 別の道へ向かうことになる。]
志乃、こっち。
[彼女を手招くと、一人が不安そうな志乃に 手を差し出して。]
志乃はさみしい? 嬉しいって、言うけれど、志乃はなんだかとても ――辛そうに見える。
(63) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[コンビニから続く道を歩きながら、少し考える]
どこから探す? 商店街は 誰もいなかったし…
[廃墟のような店たちを思い出すと、気味が悪くなり ぶるっと身体を震わせた]
ええっと、志乃ちゃんの言うように "女の人だけ" だったら…
[理津がクリスのことを言っていた>>53ので]
診療所、行ってみる?
[と、鈴に質問を投げた。 どんな答えが返ってきても、 決めるのは "近所の おねぇちゃんたち" だから。 ...は あとをついていく]
(64) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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……あ。 ありがとう、ございます
[差し出された手に、少し恥ずかしそうに手を重ねる。 そのまま手を繋いで、本屋への道を歩く。]
寂しいというよりも、怖くて。 いつ、どこで、誰に襲われるか 怖く、て――
[だから一人ぼっちはいやだ。 あの男のような人間が、万が一ここにいたら そう思うとぞっとする。]
でも女性なら安心できます。 窈さんも優しいし――。
(65) 2013/12/22(Sun) 00時半頃
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……。
[不意にぴたりと足を止めると、志乃に向き直って 手をつないでいるから距離は近い。 志乃の顔に顔を近づけた。 咄嗟に拒まなければ、唇同士が触れる。]
……女の人だからって、安心してたら いけないわ。
(66) 2013/12/22(Sun) 01時頃
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――っ、ん
[一瞬何をされるのかわからなかったが 窈の顔が近づけば、身構えることはなく そのくちづけを受け入れて。 離れた窈の顔を見ては、こちらからもう一度キスを]
……、ふふ 安心します、やっぱり。 男性が嫌い。だけど女の子なら
[ふっと我に返って]
って、こ、こんなことしてる場合じゃないです 本屋さんにいくんでしょう?
(67) 2013/12/22(Sun) 01時頃
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そう、そっちは誰もいないか……
[女性のよくいるところ、となれば本屋と、それと怜歌のいう診療所が確かに浮かぶ。 本屋は窈たちが行く、のだから。]
そうだね、こんな状況だと、お医者さんにはいてほしいし。 クリスさんとこ行ってみようか。
[決めるのは実質自分になったが、ただ提案に乗っただけだ。 これでクリスがいなかったら……というのは、嫌な想像になるからやめた。]
(68) 2013/12/22(Sun) 01時頃
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−診療所−
[明かりのついていない診療所。 扉を開けようとするが、戸締りがしてあるらしく>>0:@13 ガタガタと音が鳴るだけで。 となりの棟にも同じことをしたが、反応はなかった]
どこかに行ってるのかな? それとも…
[その可能性を考えたくなくて、続きを濁した]
どうしたらいいんだろう。
[不安気な表情を、鈴へと*向けた*]
(69) 2013/12/22(Sun) 01時半頃
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そう――あなたは やっぱりさみしいんだわ。
[ふっと笑って、また手を繋ぐと一歩前を歩き、本屋へ。]
(70) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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――本屋「ベネット」――
麻由美?
[店番の位置にいる女性に、声をかける。 す、と手を差し出し]
皆、ある程度集まっているの。 コンビニの方に向かって。
話は志乃から聞いてくれる? 私はちょっと蔵書を、見せてもらうわ。
(71) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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―― 本屋 ――
[麻由美と呼ぶ声に、彼女は居たのだと安堵した。 この隔離されたような世界では 人が多いことは嬉しい。 但し、女性に限るけれど。]
えっとですね。 窈さんが言うに、ここは南十字四丁目で…… 神隠し、に、私たちが遭ってしまったと そう考えるべきだろう、と。 だから今、この村にいるのは ごく僅かな女性だけなんです。
[端的だが、本屋の彼女は物語めいた話を理解してくれるだろうか]
(72) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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[麻由実が理解するにせよしないにせよ 一先ずコンビニへは戻るつもりだ。 窈が本を探している間、少し待っていよう**]
(73) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/22(Sun) 02時半頃
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[この島の文献はそう数多くないが 史実に基づいたものや、お伽話めいたものが数冊。 ページを捲る音が静かな本屋でよく響く。
暫く本を読んで、やがてとあるページで微かに瞳が揺れた。 本を借りたり買ったりはせずに、書架に戻して 思案げに顎に手を当てる。
メモ帳に、ペンを走らせて――**]
(74) 2013/12/22(Sun) 02時半頃
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― 本屋 ―
……南十字4丁目?
[志乃の言葉を聞いて。 彼女が冗談を言う性格には見えなかったのだけど。
納得するまではまだ時間がかかりそうだった。]
本を見るのはいいですけど。 見終わるまでは私も此処にいますよ?
これでも一応は店番ですからね。
[冗談めかしてそう言って。 2人の顔を順に見ていると、彼女達は本気なんだろうと思う。
そして、店の入り口から他の店を見る。 肉屋や魚屋と言った店はもうもぬけの殻のようだった。]
(75) 2013/12/22(Sun) 07時半頃
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……ねえ、志乃さん。
その“神隠し”だけど、何か条件のような物はあるの? 他のお店もずいぶんと居なくなってしまったみたいだし。
[残っている人の方が少ない。 その事実を彼女はまだ知らないままに。]
(76) 2013/12/22(Sun) 07時半頃
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いらっしゃ──
[コンビニにやってきたのは先ほどコンビニにやってきた女性と、おそらく一緒にいるのはその妹だろうか。 莉奈が挨拶をするのも早々にその表情は何やら深刻そうで。(>>29、>>30)]
(77) 2013/12/22(Sun) 12時頃
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笑美さんと、店長ですか? 店長は笑美さんが帰ってこないから探しに行くと行って、まだ……
[笑美や笑美の母の所在について聞かれるが。(>>32)どちらかというとこちらが知りたいくらいで。]
(78) 2013/12/22(Sun) 12時頃
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[そこからは、本当に目まぐるしいほどあっという間に時間が過ぎてしまったような気がする。現状を理解するのも──いや、これが現実なのかどうかも疑わしいけれど。
ただ、自分たち以外の村人が突如消えてしまった、というのは今直面している事実だということは確かだった。]
(79) 2013/12/22(Sun) 12時頃
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わたしたち、これからどうしたら──
[取りあえず鈴たちについていく事には決めたが、ぽつりと、呟く。
多くの人たちが消えて、ふと、不安がこみ上げてくる。 窈が本屋に行って、島の文献を探してくれているらしいけれど。かといって、消えた人たちが現れるとは限らない。
平穏で幸福な日常が崩れる。莉奈は不安な表情を隠せない。]
(80) 2013/12/22(Sun) 12時半頃
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カトリーナは、けれども、今は自分たちに出来る事をやるしかないと、不安を奥に*押し込めた*
2013/12/22(Sun) 12時半頃
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――本屋――
[窈が本を見ている間、 麻由実のいるカウンターのところで待ちながら]
条件。 そうですね、今確認している残っている人で共通するのは、 若い女性、ということです。 だけど……笑美さんって、わかります?コンビニの。 彼女の姿がないんです。 今、鈴さんたちが他の方も探しに行ってくれていますが 笑美さんやクリス先生……彼女らの姿が、もしなければ 条件というのは、曖昧になってきますね。
[知っている限りで、麻由実の問う条件について答える]
(81) 2013/12/22(Sun) 15時頃
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ん、みんないってらっしゃい。 私はここに残ってるよ、だれかが此処に来てすれ違いになっても困るしね。
[本屋組も捜索組も、二人ずついればいいだろう。 さて、どうしたものか。 原因を究明しても仕方なし、どうしたら元の世界に戻れるようになるのかを考えねばなぁ、と思案する。 まあそれは窈に任せていてもいいかもしれない。 あの子は賢い子だったから。]
あー…もう……、 どうするかなぁ……、連絡船も来る訳じゃないし泳いで渡れる距離でも水温でもないしなー……
[コンビニは便利だが、都会のようになんでも揃っているわけでもない。 スーパーのような品揃えだなぁと思いながら、おにぎりを一つ手にとった]
(82) 2013/12/22(Sun) 17時半頃
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クリス先生ならさっき注文に来たわ。
だから、多分だけど居るんじゃないかな?
[それにしても、疑問は残っていた。]
(83) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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(なんだって、女性だけが残るのかしら。
そんな事に理由なんて無いのかもしれないけれど。)
[纏まらない思考。
だからこそか、あえて声には出さずに居た。]
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笑美さんも分かりますよ。 彼女の姿が……?
[そもそも、そこまで大きな地域では無い。 だから、探して見つからないならばきっと何かあったという事なのだろうけれど。
そこまで考えて、条件をもう一度思い出すように。]
ああ、そうなると。 兄さんは戻っては……
[自分が消えた形なのか。 それとも皆が消えた形なのか。
いずれにせよ、条件が正しければ兄には会えないのだろう。 少しだけ、眩暈のようなものすら覚えた。]
(84) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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[メモ帳に文字を書くのをやめると 二人の方に向かって]
……戻りましょうか。 状況はあまり芳しくは、ないかもしれない。 時が来たら、教える。
[そう言葉を濁し、コンビニの方へ集まろうと提案する**]
(85) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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[診療所は開かない>>69。クリスはいないのだろうか、と思いもするが。 あまり後ろ向きなことは考えたくないから、出かけているのだと信じることにする。]
出かけるとしたら、どこかな。 本屋……だったら、窈たちと会うだろうけど。 あとは普通に、買い物とか……?
他、どこか行きそうなところ知ってる?
[知らないよねえ、と、里帰りの怜歌に。 さてどうしよう。腰に両手を当てて息をついた。]
(86) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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これから、ねぇ。 どうしよっか。誰がいるのか、集まりやすい拠点とか、作ったほうがいいよね。
コンビニでいいのかなぁ。ウチとか使う? 何か誰かが通ってもさ、ここで集まってますよー、みたいな、
[不安げな莉奈>>80に、出てくる言葉は真っ直ぐを見据えたもの。 沈む顔を、浮き上がらせたくて。とにかく今の恐怖よりも、少し先の明るさを探す。]
(87) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/12/22(Sun) 23時半頃
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――本屋――
窈さんの調べ物が終わったのなら 一度皆と合流しましょう。
[>>85 窈の言葉に同調するように言って。 理津はまだコンビニにいるはずだから 彼女を置いて他の場所に行くわけにもいかない。
麻由実の様子を少し気にして>>84]
大丈夫ですか? 体調が悪いなら無理はしないでくださいね。
[麻由実が望むなら、肩を貸すくらいはする。 本屋をあとにし、一路コンビニへ。]
(88) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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あの。 状況が芳しくない、って。
[時が来たら、とは言われたけれど 気になってしまう。 窈を見つめる瞳は不安げに揺れ。 鈴と話した通り、食べ物がなくなるなどの理由で ここに居るには限界がある。 しかしあちら側には帰りたく、ない――]
(89) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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