215 【誰歓】エンドローグ
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人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/01/30(Fri) 08時半頃
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―とある合宿所―
[気がついた時には、何故か床に転がっていた。
こんな場所で寝た覚えはないが、どういうことだろう。
少し歩き回れば、いくつかのことに気が付くかもしれない。
この場所に、覚えがあること。
他にも人がいること。
そして、扉も、窓も、全てが閉ざされており、いくら力を込めても開かないこと。]
(#0) 2015/01/30(Fri) 09時頃
/*
【進行】
プロローグ:
PCたちがそれぞれ、合宿所のどこかで目を覚まします。
(見物人希望の方は、最初から活動していて構いません)
合宿所内ならどこでも構いませんが、探索などした後、適当なタイミングでホールに集合してください。
ご都合主義でお願いします。一度ホールで顔合わせを行って下さい。
もちろん、それまでに他PCと合流して頂いても結構です。
尚、その場所に辿り着くまでの記憶はなく、目が覚めた時点から、脱出は不可能です。
(#1) 2015/01/30(Fri) 09時頃
/*
1d〜2d:
とうぶん餓死の心配もなさそうです。ひとまず、合宿所内で少しの間過ごすことになりました。
勿論、脱出路を探す人がいても結構。今の時点では、無駄な努力ですが。
突然訳の分からない状況に巻き込まれたストレスで、空気が悪くなったり、喧嘩が勃発するかもしれませんね。それも仕方ありません。
良い機会なので、色々話したり悩んだり考えなおしたり、そういうことを推奨します。
日常と隔てられた場所で、もう一度よーく考える良いチャンスです。
ところで最近巷では、深く思い悩む人々が突然意識をなくし、暫く眠り続け、ある日突然起きだしたり、そのまま命を落としてしまったり、そういう噂が流れていました。
耳にしたことがある人もいるかもしれません。この状況と関係があるのではと考える人もいるかもしれません。
それについて話し合うのもまた、面白いでしょう。果たしてここは、どこなのか。自分たちは、生きているのか死んでいるのか。
(#2) 2015/01/30(Fri) 09時頃
/*
エピ(初手狼吊り):
さて、突然玄関の扉が開きました。どうやら外に出られるようです。
扉の外は眩く、一寸先も見えません。こことは違って、寒く凍えそうです。
ですが、これが最後のチャンスです。そのことは、なんとなくあなた達にも伝わるでしょう。
ここを後にするのか、留まるのか。
ここに留まっても、どうやら食糧は尽きず、何も考えることなく生活を送り続けることはできるようです。
何かに指示を受けたわけではありませんが、皆、なんとなく分かっています。
ここを去ることは、現実世界に戻ることを指し、留まれば、現実世界のあなたは命を落とします。
先住者(見物人)がいれば、何か詳しいことを教えてくれるかもしれません
(事実を教える・残留勧誘など、エピで解禁します)
さて、いよいよ決断の時ですが。
あなた達は、どちらの道を選ぶのでしょう。
(#3) 2015/01/30(Fri) 09時頃
/*
質問などがあれば、情報欄の通り、メモか村建ての連絡先までお願いします。
それでは、入村を解禁致します。どうぞよろしくお願いします。
(#4) 2015/01/30(Fri) 09時頃
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ここはどこだ……?
[気が付くとそこにいた。頭がガンガンする。殴られたような、そんな気さえする。 梶慶一は痛む額を押えながら立ち上がった。 そして自分が床に無造作に寝転がされていたことに気付き、顔を顰める]
……汚いなぁ。 転がしておくにしても、もうちょっと布団の上とか、そういう所にしてよ。
[辺りを見渡すと、何となく見覚えのある建物のようだ。不審に思いながら、ドアに手をかけ外に出ようとするのだが――]
は?開かないんだけど。 鍵でもかかってんの? ていうかそもそもなんで俺こんなとこにいんの……。
[煩わしく思いながら、舌打ちをすれども返事がある訳ではなく。
ドンドン!
大きな音でドアを叩いてみても、びくともしなかった*]
(1) 2015/01/30(Fri) 09時半頃
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ー合宿所・多目的室ー
[気が付いたら、そこにいた。 まさにそんな感じ。]
ゆ、誘拐……?
[それが第一声。 パジャマを着てベッドに入ったはずなのに、今は全然違うところにいる。 それに、着ているのも、セーラー服。高校の制服だ。 カーディガンの袖の中で手を縮こめて、ソワソワと周囲を見回すが、人は見当たらない。]
……うち、お金ないんだけどなあ。
[ため息をついて、ノロノロと立ち上がる。 白のソックスにローファー。まるで学校に行くみたいじゃないか。
またため息。ハンニンも見当たらない。 用心深く、そろそろと部屋を出る。 ガランとした空気。こっそり逃げ出せないかな、なんて考えながら、廊下に歩き出す。**]
(2) 2015/01/30(Fri) 14時半頃
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[──ぜんぶ、あんたのせいよ 知らないよ、そんなの
──人でなし 最低
意味わかんないって
──あんたなんか……
ねえ、ほら もうそういうのいいからさ
気持ちいいことシよ?]
(3) 2015/01/30(Fri) 15時半頃
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─合宿所・ホール─
ん、ぁ
[何か夢を見ていた気がする。 緩やかに覚める脳にじわじわと、背中と首、腰の痛み、視界にリノリウムの床。 90度曲がった首を起こすのにたっぷり時間をかけて、浮いた前髪を撫でつけて]
…は? どこ、え 何
[見覚えのない景色である。 昨晩はどこに泊まったか。いつもの如く酒は飲んだが。 座り込んだ姿勢のまま覚束ない手でポケットから携帯を取り出すも、要充電のマークが表示されて、あぁっと情けない声をあげた]
(4) 2015/01/30(Fri) 15時半頃
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─ 合宿所・洗面所 ─
……あ、れ。俺は。 ここ。野球部で使ってた合宿所、か?
[なんでこんなところに。 頭を掻きながら、立ち上がる。 身体の節々が痛い。何があったんだ]
……は?
[鏡に映った自分の姿を見て、目を見開いた。 野球部で。丸坊主にして。あんなに日に焼けていたはずなのに。 肌は不健康に白く、髪も伸びていている。 いったい、いったい俺は]
ああそうだ。
(5) 2015/01/30(Fri) 18時半頃
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野球部なんて、とっくに辞めちまったじゃねーか。
[何を考えているんだろう。 薬やりすぎて、本当に頭ラリっちまったか。 いや、元々ラリってたわ俺。野球を辞めたあの日から]
そうだ。薬、薬、薬……。
[血相を変えて、必死の表情で探す]
……あったあ。
[やがて恍惚とした表情で、その注射器を拾い上げるだろう**]
(6) 2015/01/30(Fri) 18時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/30(Fri) 18時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/30(Fri) 19時頃
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うー いってぇ
[立ち上がった痩身を、右に左に幾度か捩じる] なんだっけ ミキちゃん?ミ…サキちゃあん?
[昨晩、バーカウンターで最後に隣にいた女の子。下品な化粧と大きな胸ばかり記憶に残っている。 おうい、と呼んでみても無論返事はない]
タクシー… 電話
[ホテルのようには見えないが、このご時世、どこの建物だって電話くらい。 何はともあれ人を探さんと、適当に歩き始めた]
(7) 2015/01/30(Fri) 21時頃
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―― ホール ――
ちょっと、どうなってんのよ!?
[ガチャガチャとホールに無遠慮な音が鳴り響く。 冷たいコックに両手を掛けて、強引にこじ開けようと何度も何度も捻っても、ただ空回るだけで扉はビクともしなかった。]
〜〜〜〜〜もうっ!!
[次第に苛立ちが募り、瑞希は舌打ちをして思い切り扉を蹴る。 それでも、扉は沈黙を保った侭――。
再び、ホールに沈黙が訪れた。
肩から溢れ落ちる髪を乱雑にかき上げて、瑞希は辺りを再び見回す。]
(8) 2015/01/30(Fri) 22時頃
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何処なのよ、ここ……。
[声は隠しきれない不安で、僅かに揺れたか。]
(9) 2015/01/30(Fri) 22時頃
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―合宿所・台所―
マリ……なんでこんな所にいるんだろ……?
[辺りを見回して、ようやく漏れ出た一言。 目が覚めると、花村麻里は床に無造作に寝転がらされていた。身体の節々に鈍い痛みを感じ、起きるのもやっとの思いだった。 シンクの縁に手を掛けて、ゆっくりと立ち上がる。綺麗なコンロが見えた。]
……お台所?
[首を傾げつつ、もう一度辺りを見回す。どうやらキッチンにいるらしい事は分かったが、どこのキッチンかまでは分からない。 そして、ここに自分以外の人間は見当たらなかった。]
(10) 2015/01/30(Fri) 23時頃
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……あ、そうだ。今何時だろ?
[ポケットから携帯を取り出す。しかし何故か起動しない。]
え、なんで…なんで……。 ……ど、どうしよう…どうしよう……!
[いくら起動ボタンを押しても画面は黒いまま。誰もいない身知らぬ場所に一人。そんな不可解な事が続き、麻里の精神は不安に満ち始めていた。と、その時―――]
(11) 2015/01/30(Fri) 23時頃
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>>8――ガンッ!
[遠くの方から何かの衝撃音。驚いて視線を向ければ、ドアが見える。]
な、何……?!
[音からしてとても穏やかそうではない事は想像に難くない。恐る恐るドアへ近付き耳をすましてみる。 >>9……人の声が、聞こえたような気がした。]
……だ、誰かいるの、かな……。
[自分以外の人間がいる事に、少しだけ安堵する。しかし先程の衝撃音が何なのかは気になる…でも怖い。 ――しかしいつまでもここにいても仕方ない、と最終的には腹を決めて。麻里は台所から出て行く事にした。*]
(12) 2015/01/30(Fri) 23時頃
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──合宿所・和室──
[なんだか遠くで物音が聞こえた気がして>>8、日向あおいは目を覚ます。 和室の隅で丸めていた身体を起こして、小さく伸びをした。 そして、下ろした手をそっと自分の喉に当てる。]
……おはよう、ございます。
[誰もいない空間に向かって零す、声。 それは確かに自分の鼓膜をふるわせて。]
……ん、だいじょうぶ。
[安心したように表情を緩ませて、少女は立ち上がった。 無造作に寝転がっていたせいか少しくしゃりと乱れたスカートの裾を直して、静かに和室の戸を開く。 きょろ、と廊下を見回して、物音のした方へと歩を進めた*]
(13) 2015/01/30(Fri) 23時頃
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ー廊下→玄関付近?ー
[廊下を歩き始めてすぐに、物騒な物音>>1に、ビクリと肩をすくめる。]
な、なに……
[警戒心を強めながら、そろそろと音のした方に近付いていく。 角からそっと顔を覗かせて見えたのはーードアを開けようとする人影?
どういうことだろう。攫われた(と瑛美は思い込んでいるのだけれど)のは自分だけではなかったのか。 距離は詰めずに、少し離れた場所から、その後ろ姿>>1に声をかけてみる。]
ーーあの、何してるんですか。
[相手は振り返っただろうか。]
(14) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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―夢の中―
[文字通り、道化の仮面を纏った自分に向けられるのは、子供たちの無邪気な笑顔。 自分の掌から魔法のように現れる、薔薇の花。更に顔を輝かせる彼らに、お面の下の頬も緩んだのが自分でもわかった。
そんな子供たちを見渡して、徐に口を開く。 このテーマパーク―いや、夢の国に訪れた彼らへの、歓迎の言葉―――]
(15) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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……ようこそ……ゆめのくにへ……
[何時もの覇気はどこへやら、もごもごと呟いたことで、揺蕩っていた意識は漸く浮上する。 起き上がる前に、瞬きをみっつ、欠伸をひとつ。伸びもついでにひとつ。 更についでに顔にかぶさった仮面の位置を直しておく。
どうやら今まで見ていた子供たちの笑顔は、夢の中の夢の国だったらしい。 そして、願わくば夢の国であってほしかったこの場所は、それとはかけ離れた場所のよう]
(16) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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此処は?
[冷たい床に横たわっていた身を起こして、周囲を見回す。長机、並べられた椅子、使い古されたホワイトボード。 見覚えはある。けれど、それも数年前の話。 壁にかかった鏡の中、自分は何故この場所にいるのだろうか。 しかも、ピエロの仮面をかぶった、バイト中の恰好で、だ。
うぅむ、と首を捻る。けれど、それも2秒のこと]
(17) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/30(Fri) 23時半頃
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よし!
[弾みをつけて立ち上がる。勢いのままにくるりとターン。狭い室内、机に腰をぶつけたけれど気にしない。
こんなところで考え込んでいたところで埒が明かない。 幸いにも、全く知らない場所というわけではないのだし、歩き回っていれば何か、誰かいるだろう、と。 殺風景な部屋―ミーティングルームか何かだろうか―から鼻歌混じりに飛び出していく。
ここまで楽観的な思考でいられるのは、きっと素顔を隠しているから。 この出で立ちの―道化の仮面のお陰だ*]
(18) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/30(Fri) 23時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/30(Fri) 23時半頃
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ん、ん んーん
[鼻歌に乗せる流行歌。閑散とした廊下は己の足音が響くばかり]
なぁんか覚えあるような
[撮影か何かで訪れたか。生憎、昔の記憶をきちりと繋ぎとめる術は持っていない]
[物音が聞こえて振り返った先、派手派手しい姿>>18が遠ざかるのが見えて、慌てておうい、と呼びかけながら来た道を戻る羽目]
(19) 2015/01/30(Fri) 23時半頃
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子守り 日向がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(子守り 日向は村を出ました)
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[物音がしたのは、何処だっただろう。 たぶん、外に通じる扉や窓のあるところ。……みんな、最初は、そこに戸惑うから。 そんなことをぼんやりと考えながら、ホールへと向かう。]
……。
[おさげを揺らして、ひょこ、とそこを覗き込めば、扉の前でいらだつ少女>>8と、あるいは同じく物音を聞きやってきた少女>>12と出くわしただろうか]
(@0) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 00時頃
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[宝物を扱うように、大切に薬をポケットにをしまう]
大丈夫。これで、大丈夫。
[ポケットをとんとん、と叩いて立ち上がる。 “これ”は保険のようなものだ。 思えば野球しかない人生だった。 白球を追いかけて。それだけで俺は幸せで。そうだろう。 それができなくなって。すべてが。おかしくなった]
……やめだ、やめ。
[首を振って、暗い考えを頭から追い払う。 洗顔所を出たところで、鋭い音>>8が聞こえた]
お、なんだなんだ。
[好奇心に目を輝かせて。元来、少年らしい性格なのだ。 自然と足は駆け出して]
(20) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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――うお、っと。
[台所から出てきた少女>>12と、ぶつかりそうになる]
す、すまん。大丈夫かい。
[咄嗟に手を差し出した]
(21) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 00時頃
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[ホール内には人影が無かった。 一人にしては少し広すぎる空間で、瑞希はスカートのポケットを探る。 指先に触れた慣れた感触を確かめて、引き上げる。 オリジナルにデコレーションされたスマートフォン。 いつもの癖で指先で液晶に触れると、すぐに淡い光りを浮かべて反応したが、パネルに表示されている数値に、瑞希の動きが止まる。]
なに、これ……
[そこに表示されていた時刻と日付は──]
(22) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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おーい!誰かー、いないのー?
[ドンドンと叩き続行けていても、微動だにしない扉はおろか、ドアの外の気配がまったくと言っていいほど感じられない。 やれやれ面倒な事に巻き込まれたらしい]
まいったな……携帯もなんでか繋がんないし。 どーしたもんかなぁ。
[圏外表示になる所か、電波の表示がなくなった携帯を見てがっくりと肩を落とす。 と、そこで大きな音が聞こえてくる>>8]
ッ!? な、なんだ……? 誰かいるのか、俺以外にも……。
[警戒心を露わに、ホールの方へ向かう。 入って行った先に居た人物ははたして、どう見ても誘拐犯には見えなかった]
(23) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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── 99/99 99:99 ──
(24) 2015/01/31(Sat) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 00時頃
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[さて行こうと駆け出した矢先、背後からかかる声に躓きつつも急停止>>19 踊るように、くるり、ターンの後に其方へ体を戻せば、声の主であろう人影は、此方に向かって足早に駆けて来た。
それは、この古ぼけた建物には不釣り合いに見える、整った顔立ちの青年。 テレビや雑誌に居そうだなぁ、なんて野暮なことを考えつつも、挨拶の為の右手を徐に上げてみせる]
(25) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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やぁ、カッコいいお兄さん。 ちょうど良かった!
[見たところ、自分と同じくらいの年かもしれないが、今はそんなことは気にしない。 手を広げて、大仰に喜びを示してみせる。人に会えたのは素直にありがたい]
恥ずかしながら、ボクは気付いたらここに居てね。 お兄さんはどうしてここに?
[芝居がかった言い回しの後に、返答を求めて目の前の細身の青年を見遣る。 さて、どんな反応が返ってきたか]
(26) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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[ぞわりと肌が粟立つ。 指先でロックを外せば、圏外と表示されている事を目に止めて、更に不穏感が募っていく。]
ウッソ。 マジ、笑えないんだけど。
SNSやブラウザを開いても、接続されないそれを確かめていれば、先程蹴ってもビクともしなかった扉とは逆。 室内へと続く扉の幾つかから足音が聞こえ初めて>>12>>@0>>20、そちらへと意識が傾いた。
先に目に止まったのは、同じ年の頃の少年か。>>23]
(27) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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あれっ、梶くん?
[見慣れた顔に、目を丸くして驚きを見せる。 携帯を触りながら、彼の元へと近づいていく。*]
どうしてここに──っていうか。 ここ、どこか、分かる?
(28) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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―廊下→玄関―
[とは言え、見張りだとか、そういうものがいないなら都合が良い。 今のうちに逃げてしまえば良いから。 ――自分がここに攫われてきたのなら、の話だけれど。 そろりそろりと足音を忍ばせて、玄関を探す。]
――あった。
[見つけるのに、そう時間はかからなかった。 だって、この建物を知っているのだから。
中学の頃、部活の夏合宿で訪れたのだ。多目的室の硬いフローリングで踊ったっけ。 ただの中学の部活だから、予算も少なかったのだろう。 スクールでやれば、と母には言われたけれど、それだって一度きりだ。 ……嗚呼、今はもうそんなことどうだって良いのに。
玄関にも迷わず辿り着けたことから、十中八九あの建物だろうと当たりをつける。]
(29) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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でも、なんで今更こんな……
[あたりに誰もいないことを確認してから、ドアノブを握る。 そのまま、屋外へと通じる扉を開こうとして、動きを止めた。]
……なんで開かないの?
[答える者は、当然いない。少しの間立ち尽くしていた。 数秒後我にかえって、慌てて引き返す。やっぱり閉じ込められているのだ。
パタパタと軽い足音を建てながら、廊下を小走りで行く。 少し走って、近くでざわめく人の気配に、一旦立ち止まる。 そっと様子を伺うように顔を覗かせて、思わず顔が引き攣った。]
ピ、ピエロ……? こんなとこで?
[素っ頓狂な声が漏れる。 派手な色の、正真正銘、ピエロだ。>>26 何故こんな所に、という疑問が、誘拐だ犯人だとかいう疑問に上書きされていく。]
(30) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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[>>12ドアを開けて出てみれば、長身の男性とぶつかりそうになる。驚いて思わず声が漏れ出た。]
きゃ……!
[少し混乱したが、優しく手を差し出されれば>>21甘んじて掴んだだろう。]
あ、えっと、ありがとう……。
[自分以外の人間と会えて少しだけ安心するも、ふと手を掴んだままな事に気を悪くして咄嗟に離した。]
ご、ごめんなさい……。 えっと、マリ気付いたらここにいて。 でも、ここがどこか分からなくて……。 なんで、こんなところにいるかも……。 あ、携帯も電源が入らなくて、えっと……。
[彼から目を伏せがちに、動揺を隠せないまま早口に不安や疑問を次々に呟いていた。*]
(31) 2015/01/31(Sat) 00時半頃
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神崎?お前こそ、こんなとこで何してんの。
[見覚えのある制服、派手な見た目に思わず虚を突かれた。>>28 同級生の今時の女子は、気軽に声をかけられる程度には親しくしている奴だった。しかしどうやら神崎自身もここがどこなのかわかっていないらしい。 何か突破口があるかと期待していた…は、内心大きく舌打ちする。 ……が、そんな気持ちを表に出さず、いつものようににっこりとほほ笑んだ]
俺にもさっぱり。 見覚えはある場所なんだけどね。 玄関の扉は開かないし……もしかして、誘拐されてたりして。
[わざとらしく声を潜めて、そう言ってみる*]
(32) 2015/01/31(Sat) 01時頃
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ん。どういたしまして。
[>>31感謝の言葉に、へらりと笑って。 ぱっ、と手を離されれば。自分の手をしげしげと見つめた。 ちょっと馴れ馴れしすぎただろうか。反省]
そか。マリちゃんって言うんだ。 俺は太一。須藤太一。
[こんな状況だというのに、能天気にへらへらと]
俺も気付いたらここいてさ。 よく野球部の合宿で使ってた場所なんだけど。 不っ思議だよなあ。
[顎に手を当てて。そこに危機感はなく。あるのは純粋な好奇心]
さっきの音、気になる。だろ?
[にかり、と笑って。ホールへ向かうだろう*]
(33) 2015/01/31(Sat) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 01時頃
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何してんのって……、私が聞きたいっていうか……
[慶一の傍で立ち止まると、軽く目を伏せて無意識に携帯を握りしめる。 それを顎元に、トントンと当てるのはいつの間にかついてしまった自身の癖。 チラリと上目遣いに盗み見れば、微笑みを称えて告げる言葉に>>32、胡乱げに眉間を寄せる。]
ちょっと、やめてよ。 この状況だとシャレになんないし。
…第一、誘拐だったらロープとか手に巻いてたりするもんじゃないの?
[いつものように茶化す彼に、笑って返したくもあるがどこか不安は隠せずに、声のトーンは落ちてしまっただろうか。
不意に、彼が来た方向を思い出して*]
ねえ、この奥何かあった?…他には誰か居ないの?
(34) 2015/01/31(Sat) 01時頃
|
|
[ホールを覗きよろしく伺えば、自分より少し年上ぐらいの男女が会話を交わすのが見える。>>28>>32]
……やっぱり、"はじめて"の人たち。
[自分にしか聞こえない小さな声、納得したように呟いた。 あの物音は、開かない扉をあけようとしての音だったのだろう。 名前を呼びあう様子からすると、恐らく彼らは知り合いだろうか。 "こんな場所"で知り合いに出くわすというのも数奇なものだなぁ、と思う。
いつまでも覗き見ていても仕方ない、と息を吸う。 とりあえず、耳に届いた「他には誰かいないのか」という疑問の声に>>34、]
……いる、よ?
[すこうし、声を張り上げて、存在を主張してみる]
(@1) 2015/01/31(Sat) 01時頃
|
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[>>33彼の明るい声に、少しだけ警戒心が解けたのか。名前を聞けば、こちらも]
……花村、麻里……。
[と、名前をつぶやきながら彼の顔を見るとへらへらと笑っている。こんな状況なのにな…と内心思っていながら彼の話を黙って聞いていれば、ここがとある合宿所の中らしい事が分かった。 彼にとっては馴染みのある場所のためか、こんなにも平気そうなのだろうと察する。]
さっきの、音……。
[そう言えば、あの不信な音が気になって出てきたのだと思い出した。こうして人と会って話せている安堵感から、その事をすっかり忘れていた。]
う、うん。気になる……。 マリも、行く……。
[そうして太一と共に、ホールへと向かうだろう。 歩いていれば先の方で、男女が二人>>28>>32>>34会話している姿を目視出来たかもしれない。*]
(35) 2015/01/31(Sat) 01時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 01時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 02時頃
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[ざあざあと、水音がしていた。風呂の湯がたまるのを待つ間に、うたた寝をしていたらしい。と、そう思いいたって、千秋は飛び起きた。水道代はタダではないからだ。いまだ寝ぼけたままの頭であっても、水音の発生源はすぐに見つかった。全開になっていたらしい蛇口をひねって水を止め、ふと我に返る]
ここ……どこ。
[ずらりと並んだ蛇口と、ステンレスの張られた広い洗面所。小学校の手洗い場のような、と形容すればしっくりくる。もちろん、千秋の住む部屋にも、お湯を落としていた風呂場にも、こんな洗面所は存在しない。千秋友朗は、見知らぬ場所にいた]
(36) 2015/01/31(Sat) 02時頃
|
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[宇宙人に誘拐された説と、寝ている間に超能力に目覚めた説、どちらがマシだろうかと考えて、どちらも駄目だなと否定する]
マジもんの怪奇現象って、話のネタにするには嘘くさすぎるんと違いますか。
[洗面所の鏡に映る自分は高校の制服姿で、風呂を落とす時に来ていた部屋着ではなくなっていた。 洗面所が面した廊下に顔を出して、左右をうかがってみる。とりあえず人影は見当たらない。けれど、ひとつ発見があった。見覚えがある。 中学校の宿泊学習で利用した合宿所が、たしかこんな廊下だったような気がした。]
まあ、見覚えがあったところで、僕がこんなとこにおる理由の説明にはならんのですけど。
[記憶が確かなら、出口は右に曲がった先にあったはずだ。仮に道を間違えていたとしても、そう広くない建物だ。歩いていればそのうち玄関ホールに着くだろうし、途中で職員や利用者と会うかもしれない。]
……うん。だから、なんも不安なこととかないし。 *
(37) 2015/01/31(Sat) 02時半頃
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……ッ……!?
[慶一から返事が来るよりも先に、少し遠くから掛かる声にハッとして。>>@1 ビクリと身を揺らして振り向けば、そこには少し小柄な女の子が居た。]
び、……っくりしたあ… なんだ、他にも人居るんじゃん。
[少しずつ増えていく人影に安堵を覚えて、小さな女の子に話しかける。]
あー、えっと…… あなた、ここ、どこだか分かる? わかんなくても、出来れば外への出口?みたいなの、知ってたら教えて欲しいんだ。
(38) 2015/01/31(Sat) 03時頃
|
|
[ここがどこかは分からないけれど、なんだか余り良い物ではないような気がして。
一刻も早く出口を探した方がいい気がしてる。
――それに携帯だって通じない――。
連絡手段がない所に閉じ込められているなんて、見知った顔――と言っても、学校で話す程度だけど――…が居たとしても、なんだか不安だし。
ただ、今それを口に出すことは、不穏を煽るような気がして口を紡ぐ。 慶一や、小さい子と話していれば、ホールにまた新たな人影が見えてくる頃だろうか。>>33>>35 今は、会話の方へ意識が向いていて、新しい顔ぶれにはすぐに反応できずに居ただろう。**]
(39) 2015/01/31(Sat) 03時頃
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―記憶の切れ端―
[ 遠くに見える電波塔が壊れたと聞いたのは何時だっけ。 思い出そうと試みながら、曇り硝子に爪を立てて、 未明の雷の音に耳を澄ましていた。 白色の無機質な壁と床と飾り気のない部屋にひとつ。 花の一本活けられた広口の花瓶が机上に置かれている。
赤く赤く咲いた花はアザレア。 鉄の棒数本に支えられた眠り顔を見下ろすと、男は、 ]
「 」
[ 何と口にしたのだったか。 柔い茶色の髪の感触は手に残っていても、 口にした言葉まで覚えてはいない。
何故なら、これは夢。――そう、夢なのだから。 ]
(40) 2015/01/31(Sat) 05時頃
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[ 男は夢の中で夢を否定する。何度目かの明晰夢。 何時しか飽くほど見るうちすっかり慣れてしまった。 だから、眉根を寄せ、目を一度強く瞑ってもう一度開け、 目に入った見覚えあるイグサの匂い纏う和室を見た時も、 まだ夢の中に居るのかと瞬きを数度繰り返したのみだった。 ]
記憶の焼き増しなんて、俺の中の俺は随分と悪趣味で…、
――…ぁ?
[ しかし、それでも服は着たきりすずめ。 おまけに涎の痕が頬に残っていたとなれば、 どう都合よく解釈してもこれは夢ではないと知れ。 寝惚け眼の半眼をゆっくり瞬いて一度頬を強く擦った。 ]
(41) 2015/01/31(Sat) 05時頃
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[ 何処かから水音が聴こえた>>36気がしたが、じきに止む。 覚えのある場所とは言え幾年も前のこと。 知らぬ間に何か新しい設備が増えていても不思議はない。
――しかし、何故に自分が此処に居るのか。 ]
青い春は翼を生やして何処かに飛んでっちまったってなあ。
[ 男には何故自分が此処に居るのか思い当たる節が無い。 エエ、此処を使ったン年前は悪戯の一つや二つはした。 したけれど、きっとバレちゃあいない。 だからその件で管理人にトッ捕まったってワケじゃ無いだろう。
…それに、呼び出されるにしたってもう時効だ。
縒れたシャツの皺を適当に伸ばしては立ち上がり、 首を回せば嫌な音がした。何処でどう寝違えたのやら。]
(42) 2015/01/31(Sat) 05時頃
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[ 取り敢えずは誰かに会って話を聞かねば状況が分かるまい。 そう考えた男は和室を出ることにして足を廊下へと踏み出した。
その際まだ廊下に人影はあっただろうか。 あればオハヨウなんてズレた挨拶をしたかもしれない。 誰の姿も無ければ廊下を暫しふらりと歩いていただろう。 足元に床を叩く下駄の音がからころと鳴っていた。** ]
(43) 2015/01/31(Sat) 05時頃
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うわお
[アブナイ奴に声かけてしまった、口に出さない社会的常識は持っていたが、相手の方は欠片の常識もない恰好である。 いや待て、この場所がそういう施設の可能性だって]
え、マジ?あんたも酔っ払いさん? 俺も起きたらここで、携帯死んでてタクシーも呼べなくてさぁ
[予想を外した言葉>>26に、困ったように返す。 向けられた視線>>30は死角かどこかか、気づくこと無く]
ここどこかわかんないし 外出て人探したほうが、早いかな
[そういえば、先ほどの場所に出口らしき扉があったような。 まだ出られぬこととは知らぬ、呑気なもの]
(44) 2015/01/31(Sat) 08時半頃
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[どうやら少し驚かせてしまったらしい。>>38 小さく肩をすくめて少年と少女の近くに歩み寄る。 軽くぺこりと頭を下げて、彼らを真っ直ぐに見つめた]
びっくりさせて、ごめんなさい。 ……私、日向。日向あおい。
[ひとまず名乗り、真正面から見据えた少女はどことなく不安そうな様子にも見えた。 外へ繋がる道はと問われて言葉に詰まる。 道を知らないからでは、ない。 少なくとも今、出口はないことを、知っている、から。
けれどもそれは、自分の口からは出てこない。 喉に何かが張り付いたように、この世界についての真実だけは、何故だかうまく口にすることが出来なくて。 手が無意識に、庇うように喉へと伸びた。
ああ、この感覚は、昔を、思い出すから嫌だな。 ここは自分にはとても居心地がいいのだけど。 でも、これは少し、きらい。]
(@2) 2015/01/31(Sat) 10時頃
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[教えてあげられなくてごめんね、今は、まだ。 でも、きっと、怖い場所じゃ、ないよ。 内心でそっと彼女に謝りながら]
……そこに、扉。あるけど。 開かない、かな?
[困ったように首を傾げてみせて、そう伝える。 その姿は、彼らと同じように、出口のないこの場所に戸惑っているどこにでもいるひとりの少女のように見えただろうか。*]
(@3) 2015/01/31(Sat) 10時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 10時頃
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― 回想 ―
……うるせーな。 俺が野球を辞めようが、どうだっていいだろー。
[渋い顔をして、友人から目を背けた。 昔のおまえは野球に打ち込んでいて。最近学校もサボりがちなんだろう。アブない奴らともつるんでるって噂だぞ。 ああ、うるさいうるさい]
自暴自棄になってる? 俺が? んなことねーって。心配すんなよ。
[きしし、と笑いながらも。頬は引きつっていて。 腕の醜い注射痕を隠すように、そっと押さえた]
ん、気分転換に合コン? いや。セッティングしてくれるなら行くけどさ。
[一刻も早く、この話題を中断したかった。 無理矢理に笑顔を作り、頷いた]
(45) 2015/01/31(Sat) 11時頃
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― 現在 / →ホール ―
よし。マリちゃん一緒に行こ。
[>>35何やらわくわくしながら。 麻里と連れだってホールへと向かう。 やがて男女が3人>>32>>39>>@3、会話しているのが見えた。 何やら重苦しい雰囲気だ。 そのうちのひとりの女の子は――]
あーーーーっ! 瑞希ちゃん、さっきぶり〜。
[場を和ませようと。ひらひらと、能天気に瑞希に手を振った。 先程までの合コンまで一緒にいた子だ。 パチリと陽気にウインクまでしてみせて。 やがて日向と梶に目を向ければ、怪訝そうな顔になり]
そっちの2人は――、ええと。 さっきの合コンにはいなかったよな?
(46) 2015/01/31(Sat) 11時頃
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[耳をそばだてる。かろうじて聞き取れた言葉>>44に、その場を動くことなく、]
外、出れないですよ なんか、ドアが開かないんで ……あと、ここ、多分××県の宿泊施設だと思いますけど
[年上の男(男?)の二人組ときたら、ハンニン候補どストライクなんだけれど。 どうやら、彼らの様子を見るに、それも違うらしいので、ひとまず声をかけてみる。**]
(47) 2015/01/31(Sat) 11時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 11時頃
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[青年の口から洩れた、感嘆とも驚愕ともつかないため息>>44には、慌てて両手をぶんぶんと振った]
ボクはテーマパークのスタッフでね。 これはただの仕事着であって、決して怪しい者じゃないよ!
[自分で言っても説得力がないとは思う、が、決して嘘はついていない。 かといってこの装いを解く気も更々ないのだが、それは口には出さないでおいた]
仕事中だったんだけど、いつの間にかここに来ていてね。 いやぁ、参ったよ!
[目の前の青年も、どうやら同じような状況らしい。 が、自分は酔っ払ってというわけではない。 何時も通り、アルバイトに精を出していたはずなのに、気が付いたらこの場所に居たのだ。 全く、不思議なことこの上ない。けれど、不思議と取り乱すことはなかった]
(48) 2015/01/31(Sat) 11時半頃
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とりあえず、一旦外に……って、おや?
[少女の声>>47に、其方へ仮面を被った顔を向ける。 壁に隠れているらしく、生憎と姿は見えない。が、確かに此方への視線を感じた]
外に出られない、かい? 鍵がかかっているんじゃなくて?
[少女の声が告げた言葉には、首を傾げる。 ドアが開かない、とは。 立てつけが悪いだけならまだいい。 が、誘拐、だとか、監禁だとか。 脳裏を過る不安を煽る単語を打消して、声の返答を待った**]
(49) 2015/01/31(Sat) 11時半頃
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[神田と梶。彼らと少しばかり会話を交わした頃だろうか。 底抜けに明るい声がホールに響いて、思わずびくりと肩を震わせる。>>46 振り返れば、2人の男女がホールへと足を踏み入れるのが見えた。 先ほどの明るい声は男性のものだろう。 と、梶と自分を見やって不思議そうに尋ねられたのはいいが]
……合コン……
[まず間違いなく合唱コンクールの略じゃない。 恐らくこの2人は先ほどまで合コンで一緒だったのだろうと推測するも]
行ってないよ。 ……合コン、行きそうなタイプに、見える?
[自分を指し示して真顔で尋ね返す。梶はともかく、自分はまずそういうタイプではないだろう。]
(@4) 2015/01/31(Sat) 11時半頃
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[先ほどと同様に、まずは名前を名乗る。]
んっと。 私は、さっきまで、……寝てた。 それで、起きて、ここに来たよ。
[嘘ではない。さっきまでこの施設の和室ですやすやと眠っていて、起きたのでホールに来た。 彼らと違うのは、ここがどこで、何なのかを知っていることだけれど。 それは今は言えないから、少しだけ誤魔化すように言葉をぼかした]
(@5) 2015/01/31(Sat) 11時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 11時半頃
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[続々と集まってくる面々に、面食らう。>>@1,46 こんなに人がいるのか、この閉鎖された空間に。ここまで人数がいるなら、この怪現象の犯人が紛れ込んでいても不思議はない。もっとも、自分と同じような年齢の彼らにそれができるかはわからないが]
あー、えーっと、とりあえず確認するよ? まず、出口は多分ない。 少なくとも玄関の扉とか、窓とか、なんか知らないけどびくともしない。 次に、携帯。俺の携帯つながらないけど、みんなどう?
[それぞれの顔をにやにやとしながら見渡す。答えは薄々予想がついている。だってこんな状況なのに、携帯を覗かない奴なんていない。それなのに誰一人携帯を取り出さない。それはやっぱり、携帯がもう”使い物にならない”ということなのだろう。 一刻も早くここから出たい。その気持ちはあれど、自分以外の人物が狼狽えている様を見るのは、楽しい。そもそも自分が冷静になれるし、自分が優位に立った気分になれるから。 だからあえて口にした。彼らの怯える姿を期待しながら]
もしかしてさぁ、俺ら、閉じ込められてるんじゃない? ほら、映画であったでしょ、最後の”一人”になるまで――
出してもらえないんじゃないかなぁ
(50) 2015/01/31(Sat) 12時頃
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テーマパーク
[成程、深く考えずうんうん頷いておく。 それよりも、仕事中にという言葉が気になって、と、聞こえた若い女性の声>>47]
出れない?管理の人とかは… ていうか××県って あー、ドラマ撮影で来た ような
[こっちおいでよ、学生さんかな?と続けながら。 最悪窓でもなんでも割って弁償すればいい、あれこれ考えて、未だ危機感は無し]
(51) 2015/01/31(Sat) 12時半頃
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[千秋の歩く廊下は、冬だというのに不思議と寒くはなかった。この合宿所は全館に空調を効かせられるほど良い経営状態だったろうか。 残念ながら、覚えてはいない。そもそも、千秋が中学生時代に利用したのは五月の半ばという時期で、そもそも冷房や暖房が必要な季節ではなかった]
ま、寒いよりはいいやん……ね、と?
[カラコロと、小気味の良い音が聞こえた気がして、振り返る。>>43]
下駄……の、足音?
[あまり馴染みのない履物。先ほど通り過ぎた分かれ道まで戻れば、足音の主と会えるだろうか]
(52) 2015/01/31(Sat) 12時半頃
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[冷静に状況をまとめる声が降ってきて、梶を見上げる。>>50 その唇が並べ立てるこの状況、 ──扉があかない。携帯が繋がらない。
自分はとうに知っている情報ではあるけど、どうみても不穏なそれを口にする彼の表情は、酷薄さをはらんだ笑みを浮かべていて。]
……楽しそう、だね。 こういうの、すきなの?
[状況を理解していないわけでもない。 恐らくは理解したうえで、敢えて不吉な推測を口にする彼を不思議に思いながら、朽葉色の丸い瞳でじっと梶を見つめた]
(@6) 2015/01/31(Sat) 12時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 12時半頃
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[じぃっと見上げてくる小さい存在に、なんだ、つまらないなと笑顔のまま思う。>>@6 弱々しい声で、おどおどした態度で他人との間に壁を作っている癖に、怯えてはくれないのか。一番怯えそうに見えたタイプだっただけに、少しだけ思惑が外れてしまったのが気に食わなかった]
……まっさかぁ? だってその状況じゃ、俺だってあんたたちを殺さなきゃじゃん。 さすがに犯罪者にはなりたくないね、俺だって。
[自分の言葉に、思い通りの反応を返してくれない奴は嫌いだ。自分を見失いそうになる。 …はそんな自分の中の怯えを隠すかのように、大きくあくびをしてみせた]
(53) 2015/01/31(Sat) 13時頃
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[ 和室を出てかたんと二枚歯を付けば手水場。 水音の聞こえたのはこの辺だっけと思案しながら、 無為の癖で携帯を取り出し、時間を確かめようとして――、 ]
――――……はァ?
[ 男は一人素っ頓狂な声をあげた。
それもそのはず、 画面には意味不明の文字列が群を成して流れるばかり。 そこから読み取れる情報何て有りやしなかった。]
おいおいおい、勘弁してくれよ。
……換えたばかりだっていうのにさあ。
[ 低く文句を垂れるも前方に人の気配がして、>>52 悲しくも接客業の定め、作り愛想で男は手元から目を離す。]
(54) 2015/01/31(Sat) 13時頃
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オハヨウ。そこ行く若者。
[ 道行く若者にとって今がコンニチワでもコンバンワでも、 ゴキゲンヨウゴザイマスでも構わなかった。 男にとっては起きた時間が朝なのだから。
とは言え、朝と言えない時間に男が目を覚ます、 なんてことも早々起こりえないし、 常から感覚頼みで生きる男の感覚にズレが生じる事は無い。 ――無いと、思っている。]
俺、気付いたら此処に居てさあ。 外に連絡しようにも携帯が使えねぇし、アンタ何か知らない?
[ 取り敢えずは、幾分か目線を下に下げて問うた。 携帯に付けた鈴をちりんと二三度指で弾いて、
多分年下…だよなァ。
なんて考え半分、相手を眺めながらに返事を待っていた。]
(55) 2015/01/31(Sat) 13時頃
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そか、残念。けっこー面白いよ。合コン。
[>>@4先程、麻里にしたように名前を名乗ってから。 緊張をほぐすように、日向ににかりと微笑んで見せた。 続いて梶の現状確認>>50を聞きながら、顎に手を当て]
え、ケータイ使えないの。まじか。 前に合宿で来たとき、ここ圏外じゃなかったんだけどな。
[懐から携帯電話を取り出し、溜息ひとつ。 続いて『最後の”一人”になるまで』の梶の言葉には。 さすがに眉を一瞬顰めて。 何か言ってやろうと口を開きかけたところで。 日向の冷静な声>>@6が聞こえた]
ん。
[日向の台詞には、多少驚いて。その口調に怯えはなかった。 思ったより芯のある子だな。と日向と梶のやり取りを見遣った]
(56) 2015/01/31(Sat) 13時半頃
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殺さなきゃじゃん、って。あのなあ……。
[梶の言葉>>53に、さすがに眉を寄せて]
そんな映画みたいなことあるまいし。 不安を煽るんじゃあないよキミ。
[ひらひらと手を振りながら、冗談めかして。 緊張をほぐすように、朗らかに。 しかし、その双眸は梶に釘を刺すように鋭い。 疑心暗鬼を煽ってどうするんだ、と非難がましく]
(57) 2015/01/31(Sat) 13時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 13時半頃
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―― 継続・ホール ――
[歩み寄る彼女に、自ら近づくことはない。 ただ、彼女が見せた礼儀に少しだけ、警戒を解くだろうか。>>@2
彼女の名を耳にして、言葉通りに扉へと視線を向けて]
それがさ。 試してみたんだけど、何しても開かないんだよねぇ……。
[扉を見たまま腕を組み、携帯を手にした右手は顎元へ。 とんとん、とまた一つ。携帯の角で緩く顎を叩く。]
腹が立ったから思わず蹴っちゃった。
[なんて心情も吐露して。 どうしたものかと思案を巡らせていれば、また新たな幾つかの足音を耳にして。>>46 そちらへと目をやるとほぼ同じ頃、足音の主から大きな声で名を呼ばれた事に目を瞠る。
そこに居たのは――]
(58) 2015/01/31(Sat) 13時半頃
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太一くんっ――!?
[ここに来る前の直前、確かに彼と一緒に居た。 太一の通う学校の男子生徒達と、数人の女友達と遊んでいた記憶が、徐々に蘇り始める。]
えっ、……何。これどういうこと?
[また現れた顔なじみと、連れ立って現れた少女に驚きを隠せずに。 朗らかに手を振る彼に少し拍子抜けする。 ウィンクに少し表情を緩ませて、太一に言葉を返そうとするが、日向や慶一が話し出すのを見れば、少し様子を見るように口を紡ぐ。>>@5>>50]
(59) 2015/01/31(Sat) 13時半頃
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おは、ようございます。>>55
[反射的に挨拶を返しはしたけれど、声をかけてきたのは、千秋の生活ではあまり出会うことのないタイプの男だった。人の良さそうな笑みにひるんで、少しだけ言葉に詰まった。感じの悪いやつだと、思われはしなかっただろうか。]
や、すみません。僕も似たようなもの、なんですわ。何がなんだか……。 ええと、少し待ってもらえますやろか。
[千秋はズボンの右ポケットを探る。意識はしていなかったが、定位置となっているそこに、いつも通り携帯電話が収まっていた。ついでに、左ポケットにもそれとなく触れた。財布もある。中身は、さすがにここで確かめることはできないが。 取り出した携帯電話に目を落とす。ロックを解除するまでもなく、使い物にならないことが分かった。]
僕も、駄目ですわ。圏外とか、そういう話ですらない、いう感じです。
[9の数字ばかりが並ぶ時計が表示された画面を、男に向けた]
(60) 2015/01/31(Sat) 13時半頃
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ミルフィは、>>59 ✕紡ぐ ○噤む
2015/01/31(Sat) 13時半頃
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……ふうん?
[虚構がかった笑みでさらりと否定を返してみせる梶に、小首を傾げる。>>53 見下ろす瞳を見つめ返しても、いまひとつ真意は読めない。
もっとも、今まで"家族以外とほとんど話をしたことがない"自分が、人の真意なんてきちんと読み取れているのかは疑問だ。 ……だから、きっと、あの時も。
ちら、と頭に過った過去を忘れるように、梶と須藤のやりとり>>57を耳にしながらこくりとひとつ頷いた]
そうだね。 私も、痛いのとかは、嫌だから。 ころしたり、ころされるのは、ない方がいいよね。
[須藤が梶に向ける非難がましい視線とは裏腹に、どこまでも生真面目に無表情でそう呟いた*]
(@7) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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[慶一から携帯という言葉を耳にして>>50 目を伏せて手にした携帯を少し、強く握る。 そこに確かに或る事を確かめるように。
だが、今それは彼の言う通り、圏外。 この建物より外には繋がらない事を思い出して軽く目を伏せた。
外へと繋がる連絡手段は今はただの小さな重みを訴えている。
――それでも、手放すことは出来ずに――
携帯を握りしめて、小さくため息を零す。]
(61) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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|
[慶一の言う映画は自分も観た事があって、記憶を探る。>>50 ある建物に監禁された見ず知らずの人々が集まって凄惨な事件を見せたその映画。 そして、その結末。
確かに、これは同じような環境なのか――。
瑞希自身、その映画の感想は余り気持ちの良い物ではなくて、声のトーンが落ちる]
そういうのって、映画やゲームの中の話でしょ。 梶くん、テレビの見過ぎ。
[窘めるように、慶一に釘を刺す。 同じような事を言う太一に、少し安心を覚えながら>>57]
……でも、この扉から出られないんなら、他の場所見て回った方がいいのかなぁ。 ここにずっと居るなんてヤだし。 しばらく出れないなら、中から外へ連絡取る手段とかさ。 …あとは、食事とか。寝るとことか?
(62) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 14時頃
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…それに、他にも人が居ないのかな?とかさ。 気になるじゃん。
ちょっとこの中を探検してみない?
[人数が増えたことに、僅かに気持ちが膨らんで。 そこに居る人々へと提案を投げる。 慶一、太一、日向。そして、麻里へと目を向けて、それぞれから返る反応を待った。*]
(63) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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[冗談めかした割には、どう見ても自分を責めるような視線に、あぁよかったと少し安堵する。>>57 そうそう、こういう視線。欲しかったのは、落ち着いた切り替えしではない]
気に障った?ごめんねー。 俺としては、かなり冷静にここの状況を分析してみただけなんだけども?
[続く、冷静とも言えるほどの静かな声に>>@7、やはりこいつはつまらないとげんなりする。 おとなしそうに見えて、実は芯が強そう。自分の、最も苦手とするタイプだった。 続けて聞こえた声は若干の動揺が聞こえてきたので、そちらに意識を移すことにした。>>62]
わかってないなぁ、事実は小説より奇なり、でしょ。 あれも所詮、同じ人間が考えた物語だよ。 俺達のうちの誰だって、あの物語を考え付く可能性があるんだからね。
……とはいえ。
(64) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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[あまり言い過ぎて、自分が犯人だといわれるのは癪だ。それはそれで楽しそうではあるが。]
そうだね、食事は確保したいかなぁ。 外への連絡手段があるとは思えないけど、ここの地理を把握するのは良いかもね。
[まずは生存が最優先。どんな状況でも腹は減るし、水がないと生きていけない。…は神田の意見に、同意を示した。>>62]
(65) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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[ 果たして、耳に返り入るのは慣れぬ音色。>>60 その存在は知っては居れど、その真贋を知る程詳しくはない。 男が知識のみ有する"方言"というものはそういうものだった。
――と、そこまで考えて、 眼前の相手を年下だと思った理由に行き当たる。 何処か鋳型に嵌められたような服装(>>37)は、 所謂制服という物では無かっただろうか。
…幾ら卒業して久しいといえどお粗末な俺の頭よ。
男は密かに失念していた事実に苦虫を噛み潰し、飲み込む。 顔には出さぬよう、作り愛想は留めおいた。]
なーんだ、アンタもか。 携帯も俺のとそう変わらない、っと。ふぅん。
[ 向けられた電子板には一面の9が並べられていた。 ここの人間で無いのなら聞いても分かるまいと嘆息する。]
(66) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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[ 結局何も分からずじまいだった。 分かったのは、男の他にもここに"気が付いたら居た"という、 眼前の若者が居る事だけ。 もしくは――まだ他にも同じような人間の居る可能性を拾った、 と言い換えてもいい。]
な、アンタ、これから行くとこはあるのかい?
[ 立ち止まって話すのもなんだと緩く足を動かし聞いてみる。 もし行くあてが無いのならば旅は道連れ。 外に出たとして熊にでも襲われようものなら肉壁に…。 等と狡いことを考えながら、 否の言葉が返れば同行を請う心積もり。]
――そーいや、名前は?
[ からころと数歩進めて名を知らぬことを思い出し。 ついでだからともうひとつ問いを投げた。]
(67) 2015/01/31(Sat) 14時頃
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(なんだか、いけすかないヤローだな)
[>>64梶の返しに内心で嫌悪感を覚えながらも。 雰囲気を悪くしないよう、にへらとした相好は崩さず。 ようはチームワークなんだ。緊急事態だからこそ。 野球だってそうだろう。和を乱す奴は苦手なんだ。俺は]
食料は、確かに大事だなあ。 麻里ちゃん、台所から出てきたよね。 なにかあったりした?
[朗らかな口調で、言葉を紡ぐ]
(68) 2015/01/31(Sat) 14時半頃
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野球部の合宿で使ってたから、ある程度場所は把握してるけども。寝る場所は、困らない。とは思うんだ。
[瑞希の『探検』>>63という言葉には。 子供みたいに顔を輝かせて]
おお、探検か〜。瑞希ちゃんいいね。 俺わくわくしてきたよ。
[意識して緊張感のない声色で。能天気に。 明るい雰囲気になるよう努めた]
(69) 2015/01/31(Sat) 14時半頃
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[神田と梶の提案に、少し考えるように視線を落とす。>>62>>63>>65
食事は、あるよ。 着替えも寝具も、……生活するのに必要なものは最低限、揃ってる。 ──それを今ここで言うのは、簡単なことなのだろうけど。
一瞬の逡巡の後に、結局口を噤むことを選ぶ。 神田の口にした「探検」と言う言葉には少しだけ楽しげな空気を感じたし、彼らの他にも、誰かがここに訪れているのかどうかは日向としても気になるところだった。
そして、もうひとつ、]
探検、私も行きたい。 ……お腹、すいたし。
[先ほどまで寝こけていたせいか、とってもお腹がすいていたので。 腹ごしらえをしたい、と控えめに参加の意を示してみせた*]
(@8) 2015/01/31(Sat) 14時半頃
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[その手が微かに震えていることに。 誰か気付いただろうか]
(……そろそろ禁断症状か。マジちょっと早いって)
[まだ大丈夫。そう心の中で繰り返して。 薬がなければ、いつまでもこう明るくは振る舞えない。 そんなことは分かり切っていた]
(70) 2015/01/31(Sat) 14時半頃
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|
[ふと、須藤の手が震えること>>70に目ざとく気付いたのはやはり…だった。こと他人の変化には目敏いことが、長所でもあり短所でもある。先ほどまで自分を強気に睨んでいた奴の怯え。喜びで震えそうになる]
……あれぇ、太一くんだっけ? 君、もしかして怖いの?
ねえ、手が震えてるよ……?
[ゲラゲラゲラ。心の中で大笑い。あぁたのしい。自分以外の人たちがおびえる姿は本当に醜くておもしろい。 そうだろ?俺だけがこんなに、生き辛くしているなんて、卑怯じゃないか。 さぁみんなもっと怯えろよ、醜く、震えればいい]
(71) 2015/01/31(Sat) 14時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 14時半頃
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……っ。
[>>71梶の言葉に、びくりと肩を震わせて。 大丈夫。禁断症状だってバレてるわけじゃあない。 落ち付け。落ち付け。震える右腕を押さえて]
ああー、もうカッコわる。 そうだよ。そりゃあ俺だって怖いさ。 いきなり記憶飛んで合宿所で倒れてるし。 わけわからん状況だよ。正直なところ。
[おどけるように肩をすくめて]
これでも女の子の前だからカッコつけたいんだよ。 そこらへん察してくれよ。梶クン。
[にひひ、と照れ臭そうに笑ってみせた。 誤魔化せているだろうか。内心はびくついていて]
(72) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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考えついても行動に起こさなきゃいいでしょ。 自制しろっつの。
[愉しげに話す慶一に目を向けて>>64
ああ、時折見せる彼のこういう所はやっぱり、好きじゃない。
…と、再び彼へ向かう感情を胸の内に留める。
クラス内でも誰かが揉めると、彼が合間に立つように見せかけて、更に煽って悪化する事も度々あった。
普通に話す分には、まあ悪いやつじゃないんだけど……多分。
確信でないのは、彼をまだよく知らないからで。 それでも返答は色良いものならば>>62、軽く頷きを返す。]
(73) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 15時頃
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[つかみどころの無い男だった。しかし、つかみどころの無いこの状況には、奇妙に似合っているような気もする。 からころと、再び下駄を鳴らして歩き始めた男につられて、千秋も歩を進めた。 行くところはあるかという問いに、答えを返す>>67]
行くとこ、というか、ウチに帰ろうか思とります。コンビニでもあれば、お金もおろせるでしょうし。
[どうにも、喋っていて現実味がなかった。至極まっとうなことを言っているはずなのに、むしろ自分の方がおかしくて、この状況や、男の態度の方が正しいような気がしてくる。 千秋は、真剣な表情を作った。前を歩く男には見えないだろうが、声は表情に引っ張られるものだ。]
僕は、ウチに帰らなあかんのです。やり残したことが、ありますんで。
[そこで、言葉を切る。深刻そうに、聞こえただろうか。]
(74) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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[千秋は、思わせぶりなことを言うだけ言うと、情を改めた。前を歩く男を真似たような、愛想の良い笑顔を浮かべる。行くところのほかに、もう一つ問われていたのだった。]
あ、そうそう。名前、でしたよね。 僕、千秋、っていいます。よろしゅうお願いします。 お兄さん。
[良く名前だと間違われる苗字だけをを答え、前を歩く男に視線を向けた。お兄さん、と呼んで気づいたが、千秋もまた男の名前を知らなかった]
(75) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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[その後も続く声は、快いものが続く。>>68>>69]
ん、…と、麻里ちゃんだっけ? それと太一くんは他の部屋、知ってるんだ?
[彼らの口ぶりにその様子を見て取り、麻里へと話す太一を見れば、表情も自然と綻ぶ。]
二人が居た所に行ってみる? それとも、別の所探してみようか…って、
[日向の声が耳に届けばそこで言葉を止めて>>@8]
じゃあ、まずは……。 腹ごしらえのために、食料探してみよっか!
[日向の方へ向かって微笑い、麻里へと]
確か、台所、あるんだよね?>>68 麻里ちゃん、太一案内してよ。
(76) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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[日向や麻里へと声を掛ける間。 慶一の声を聞けば>>71、苛立ちに我慢できず。 思わず、慶一の背中をドン!と強く拳で殴る。 慶一へとにっこり笑みを向けて]
あー、ハイハイ。 そこまで、そこまで。
ホラ、移動しよ?
[ね。と応える太一へも促す。場を取り繕った。>>72*]
(77) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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[その様子に、再び違和感を覚える>>72 先ほどまで自分に対して良い印象を抱いてなかった奴が、図星をつかれてこんな態度をするだろうか。激昂するか、無視をするか……少なくともこんな風に友好的になるのは、おかしい]
(……こいつ、なぁーんか隠してるなあ)
[人の秘密、穿り返されるのは嫌な秘密。それなら俺が自ら掘り出してやろう。 そう思いながら口を開くと、背中に衝撃が走った>>77]
ッ!いっった!!! ちょっとなんなの、もうちょっと女らしく…… ていうか普通そんな力こめて殴る? 背骨折れたわこれ……
[細腕のどこからそんな力が出るのか、冗談抜きで背骨が軋んだ音がした。ブツブツと文句を言いつつ、それでも一人でここに居ても手持無沙汰になるだけだ。彼女達に続いて自分も移動しようと足を進めた*]
(78) 2015/01/31(Sat) 15時頃
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[>>78どうやら誤魔化せてはいないようで。 梶の瞳が。玩具を見つけた子供のように。 楽しげに揺れるのを見た]
(……やべ)
[内心冷や汗をかきながら。不安げに瞳が揺れて。 びくつきながら、次に梶に何を言われるのかと――]
へ?
[しかし更なる梶の追撃は、訪れることなく。 瑞希の一発>>77が梶にキマったのを見て。しばし唖然として。 ああ、瑞希に助け舟出されたんだな。と理解する]
仲良いのな。おふたりさん。
[瑞希と梶のやりとりを眺めながら、ほっと息を吐いた]
(79) 2015/01/31(Sat) 15時半頃
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おう。食料についてはさんせー。 腹が減っては戦が出来ぬ。って言うし。
[>>76瑞希の提案に頷いて。 道案内は俺に任せろ、とばかりに先導する。 台所に向かう道すがら。そっと瑞希の傍に近付いて]
ええと。なんていうか。 さっきはありがとな。瑞希ちゃん。
[耳元でそっと照れ臭そうに囁いた後。 すぐにそっぽを向いて歩きだした。 何事もなければ。台所はすぐそこだ*]
(80) 2015/01/31(Sat) 15時半頃
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……う、ん。
[神田に柔らかく微笑みかけられて、やや返答に詰まりぎこちなく肯き返す。>>77 須藤もそうだが、彼らはどんな場であってもごく自然に、人と朗らかに話せる人間なのだろう、そう思う。
──自分は、"ここ"でなければ、彼らとこうして会話をかわすことさえろくに出来ない人間で。 今更過ぎて、もう嘆くことも忘れてしまったけれど。 向けられる眼差しには少しの戸惑いを覚えてしまう。]
(@9) 2015/01/31(Sat) 15時半頃
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[と、梶が須藤の手の震えを指摘してみせる。>>71]
……。
[この場でひとり、底抜けに明るい人。そう思っていたので、まったく気づかなかった。 そう思うと同時に、よく気づくな、なんて思いも芽生えて思わず再び梶をまじまじと眺めやる。]
……よく、見てるね。人のこと。
[すごいね。 そんな気持ちを込めて──伝わったかどうかは定かでないが──移動し始めた皆の後についていきがてら、ぽつりと梶へ言葉を零した。*]
(@10) 2015/01/31(Sat) 15時半頃
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いっそ折れれば良かったのに。 どう見ても可憐な美少女だっつの。
[ 携帯で殴らなかっただけマシ。
その言葉は口に出さずに、連絡手段にも時刻を表示する意味も成さなくなった四角い電子機器をポケットへと仕舞う。 慶一の不満を右から左へと受け流し>>78、太一の言葉には否定するように顔の前で手を振って>>79]
普通、普通。 ただのクラスメイト。
[…とおざなりに返す。 日向や麻里から了承を貰い、太一が歩き出すのを見れば、瑞希も後へと付いて歩き出す。]
(81) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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[ホールを出る頃、不意に立ち止まり、開かなかった玄関の扉を振り返る。 無言を通す扉は、動じず、ただひたすらに存在だけを示す。
いつか再び此処へと戻ってくる。
そう確信して、瑞希は4人の後を追った。]
――ホール→廊下→1F台所へ→
(82) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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―― 廊下→台所 ――
[台所へ向かう道中、太一が横に並ぶと少しだけ歩調を緩めて彼を見上げる。 少し声を潜めて告げられた言葉に、瞬き、太一と目を合わせた。
慶一を殴ったのは閉鎖された空間に落ち着けず、心内に溜まったストレスを発散させる意味も籠めたつもりだった訳で。 礼を告げられた事に少し後ろめたい気持ちを覚える。 だが、その事自体にやはり悪い気持ちはしない。]
……おうっ。
[と男の子がよくする言葉遣いで、軽く笑みを返して。 少し気持ちが浮上した勢いで、視線を逸らす太一を引き止めるように、クイと服の裾を引っ張る。 彼の脚を止められたなら、同じように声を潜ませて]
女の子の前で格好つけたがる人は、私、嫌いじゃないよ。
[慶一が指摘した震えは見えなかったが、彼を肯定するように一つ、囁きを返しただろう。*]
(83) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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―合宿所・ホール―
[太一と共に歩いていると、この景色をどこかで見覚えがあったような気がした。しかしぼやけたように、記憶はクリアではなく、すぐに気のせいかなと思い直す。
ホールまでやって来ると、3人の男女が会話をしているのが見えた。>>32>>39>>@2 その中に太一の知り合いがいたらしく、名を呼び手を振ってこちらの存在を示す。>>46瑞希と呼ばれた子はすぐに反応を返した。>>59派手な雰囲気の女の子だった。麻里はどちらかと言うと、地味なタイプであるが故に自分とは相反した瑞希のようなタイプが若干苦手だった。
3人の元までやって来て、他の2名にも目をやる。 1人は幼い感じの女の子>>@4で、麻里よりも少しばかり小柄。そんなに悪い雰囲気ではなさそう。
もう1人の男に目をやると、瑞希とはまた違った苦手意識を持ちそうになるタイプ。麻里にとってはこの男の人を蔑むような態度とにやけた表情が、心底気に入らないのかもしれない。]
…………。
[合流したメンバーたちと会話を重ねている間、麻里は比較的沈黙したまま話を聞いていただろう。名前ぐらいは言ったかもしれない。]
(84) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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[ そもそもこの場所は何処ぞの山奥だか奥地だか山地だか、 少なくとも"都会"とは別の空間にあったはずであって。 ならば、何時の間に男は此処へ来たのだろうか。 頭の底を棚引く疑問の泡も、 若者の一段真剣味を帯びたようにも聞ける声音を耳にするうち ……何処か深くへ弾けて消えた。 ] へェ。
――…ま、アンタがそうするってなら止めねぇけど?
[ 後ろへやや首を傾げても若者の表情は見えない。 うちに帰る、だとか、やり残したこと、だとか。
それらは当然男にも在った筈の物なのだけれど。 どこか遠く他人事のようで、薄っぺらく聞こえた。 ]
その為には、まず出口。ってなあ。
[ 考えを払うように指を鳴らして首を前へと向けなおす。 軽い音を鳴らして進めば、更に二つ三つ人影が見えたような気がして男は双眸を眇めた。>>47>>49>>51]
(85) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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[ 人影を見る少し前のこと。 何処か和らいだ若者の声が名を告げる。 男は聞いた名を忘れぬよう口の中で名を転がし飲み込んだ。]
――…あー、…ぁ、まだ名乗ってなかったなァ。 こいつは失礼した。
五十嵐臨也ってケチな名前だ。 五十嵐でも臨也でも好きに呼べばいい。 ……よろしくな、チアキ。
[ チアキが苗字とは思い至らず、名乗られたままを口にする。 苗字の方は後で機会がある時にでもと考えていた。]
(86) 2015/01/31(Sat) 16時頃
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―観察―
[三人の名前を把握すれば、沈黙したままひそかに観察をしていたか。 瑞希の雰囲気は苦手なものの、そこまで悪意は感じない。自分と同じように不安な気持ちを懐いているのが分かりやすく出ている。共感が持てた。
しかし慶一への苦手意識は更に強くなった。人の不安を煽るような発言をしたからだ。>>50慶一とは極力目を合わせないようにしよう、と思った。
ところであおいは、この中でも不思議と冷静な振る舞いをしているように思える。自分よりもきっと幼いかもしれないのに、強い精神を持っていそうな……。それとも、何か訳を知っているからか。]
…………。
[こうして人間観察をするのは、麻里の癖であった。 何故なら麻里にとって、人間というのは怖い生き物だったから。]
(87) 2015/01/31(Sat) 16時半頃
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わたし、見に行ってきたんです 玄関、内鍵はかかってなかったけど、開かないんですもん それに、ここのドアって確か内開きでしょ つっかえ棒とかもかけれないじゃないですか
[仲の良かった部員たちと、夜中にこっそり抜け出した。息を潜めて、玄関口をくぐる。 過去の一幕を、一連の流れを思い出しながら、目を合わすことなく言う。]
管理の人とか、知らないけど、誰もいないし そもそも、誘拐とかじゃないんですか だってわたし、こんなトコ今更来た覚えないです 気付いたらいたって感じで
[不貞腐れた感じに呟きながら、促された>>51通りにそろそろと距離を詰める。 何度見たって、チグハグな取り合わせだ。 ピエロ。そして、どうしても隣のピエロに目が行くが、綺麗な顔の男。 薄っすらと既視感を覚えたが、中学卒業までロクにテレビや雑誌も見なかった瑛美が、その感覚に答えを見つけることはなかった。]
(88) 2015/01/31(Sat) 17時頃
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[チグハグ過ぎて、騙されていたらどうしよう、ととっさに思う。 だから、立ち位置は彼らが突然腕を振り上げたって、ギリギリ届かないくらいの距離。 不意打ちさえ避ければ逃げ切る自信もそれなりにあるが、出口が開かないんじゃ仕方ないな。 そんな、ネガティブな想定。だから、尋ねることにした。]
お兄さんたち、なんなんですか……
[最近あまり人とモニターを通さず会話をしていなかったもので、調子が掴めない。 味方だと良いな、という期待と、同じくらい警戒を滲ませて。 まだ、新たな人影>>85には気づかない。**]
(89) 2015/01/31(Sat) 17時頃
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[ふと、太一に問い掛けられて>>68ハッとする。]
あ、えっと……。 ごめんなさい。マリ、それどころじゃなくて。
[冷蔵庫まで見ている余裕はなかった。そう言えば少しだけ、小腹が空いたように思える。 瑞希が探検をしようか>>63と提案すれば、三人は乗り気の様子で。>>69>>@8>>65]
マリも、探検する……。
[自分も参加の意思表示をしたか。 ふと太一を見ると、彼の手が震えているような気がした。>>70]
………?
[何事かと首を傾げていると、慶一もその様子に気付いたのか、太一をからかい始めて。>>71 またしても、麻里の中で慶一という人間の株が、急降下した事だろう。まだ自分に直接的な害はないとは言え、心底彼が嫌いになりそうだった。 そんな慶一にさすがにイラついたか、瑞希が彼の背を殴った>>77のを見て。代わりにこの不快さを晴らしてくれた彼女に、少しだけ好感を持った。 一方では、太一の様子>>72が気がかりで。心配そうな面持ちで彼を見やった事だろう。]
(90) 2015/01/31(Sat) 17時頃
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あ、うん……。 じゃあ行こっか。
[麻里の提案>>76に頷いて、みんなで台所へ向かう事になった。と言っても、麻里にとっては来た道を引き返すだけなのだが。 太一が先導する>>80と張り切った様子を見せれば、少しだけ安心し。そのまま付いて行っただろう。*]
(91) 2015/01/31(Sat) 17時半頃
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えー…
[多めに距離をとって、警戒した素振りで現れた少女。 常に目にする女たちとは肌艶も格好も視線の色も違い、その新鮮さがまた、愛い]
裏口、はないのかな 1階の窓とか 誘拐?いやいや、流石に無いでしょ
[つらつらと紡がれるに、この場所には詳しいらしい]
俺?俺はねぇ 元モデル 川嶋翔って聞いたことない?
こっちのピエロは今会った人
[あまり胡乱な目で見られるのも居心地が悪いから、両手をあげてへらりと親しげに笑って見せる。 たくさん覚えた、女の喜ばせ方の一つ]
(92) 2015/01/31(Sat) 17時半頃
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──少し前・ホールにて──
[神田たちがやり取りするのを言葉少なに眺めていれば、自分と同じくあまり言葉を発さない少女の存在がふと視界に入る。 確か、名乗ってくれた名前は、花村麻里、と言っただろうか。>>84 この中で比較的、自分と年が近いようだった。
恐らくは人と話すことに慣れている他3名とは対照的に、大人しい性格なのだろう。 ただ、沈黙を守りながらもその瞳はじっと個々の様子を伺っているようにも見えた。 何かに似ているな、そう思って、ああ、と思い当たる。
うさぎ、みたい。
麻里からも、自分の存在に関して核心をついた感想を抱かれているとも知らず。>>87 何処か警戒心の高そうな彼女の姿に、愛らしく少し怖がりな動物の姿を重ね合わせて、ひとりこっそりと納得した*]
(@11) 2015/01/31(Sat) 19時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 19時頃
露店巡り シーシャがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(露店巡り シーシャは村を出ました)
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[そういえば、目の前の青年の名前も未だに知らなかった。 案外、自分も混乱していたのだろう、なんて小さく笑う。 その後、自己紹介をした青年>>92に続いて、自分も名乗ろうとして――口ごもる]
えぇと、ボクは……
[正直、この恰好を晒した後に、本名を名乗る気にはなれない。 道化師の素顔など―ましてや、普通でない顔だけに―晒すのは躊躇われる。
しかし、下手に隠し立てしようものなら、2人からの疑念は晴れることはないだろう。 この場合は仕方がない、と自分を納得させつつ、口を開いた。 胸中の葛藤を感じさせないよう、明るく、朗らかな声で]
(93) 2015/01/31(Sat) 21時頃
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ボクは寧斗って名前。苗字は田中。 見ての通り、テーマパークのスタッフをしてる者さ。 親しみを込めて、「ネイさん」って呼んでもらえると嬉しいな。
[少女に向かって手を差し出す。握手を求めている訳ではない。 それ、と軽い掛け声の後、開いた手の中。そこには鮮やかな桃色の薔薇があるだろう。 こういった手品は昔から得意だ。多くの子供たちの笑顔を見ることが出来る、自分の武器の一つだと…は思っている。
どうだい?なんておどけつつ、仮面の下から、少女の反応を伺う。 さて、そこにあったのは、どんな感情か*]
(94) 2015/01/31(Sat) 21時頃
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─ 少し前・ホール ─
そっか。だよねー。 麻里ちゃんもそんな余裕ないよなあ。
[>>90顎に手を当てながら、のほほんと麻里に返す。 先程から黙っている麻里を気にかけて出た言葉だったが、ちゃんとした答えが返ってきて少し安堵する。 台所は探検する価値がありそうだ。 梶に手の震えを指摘されている間>>71>>72も、心配そうな視線を向けたまま麻里は黙りこくっていて。 俺が年下の女の子に心配かけてどうする、と軽く自己嫌悪]
カッコ悪いとこ、見せちゃったな。悪い悪い。
[手の震えを隠すように。 麻里に向かってひらひらと手を振ってみせた。 そのまま先導してホールを出るだろう]
(95) 2015/01/31(Sat) 22時頃
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― 廊下→台所 ―
ん、どした。
[>>83くいくい、と瑞希に裾を引っ張られて。歩調を緩める。 やがて瑞希に何事かを囁かれれば、少し顔を赤くして]
お、おう……。
[照れ臭そうに頭を搔くだろう。 嫌いじゃない、と言われれば悪い気はしない。 少し前までは野球以外と縁のない、女っ気のない生活を送っていたのだ。 そういう言葉には余り慣れてはいなかった]
あそこが台所だぞ。
[話題を逸らすように、廊下の先を指差して。 自然と手の震えは治まっていた*]
(96) 2015/01/31(Sat) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/31(Sat) 22時頃
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かわしま、しょう
[復唱して、首を傾げる。 少し考えてみたけれど、情報は出てこない。 ううん、と少し唸ってから、謝罪する。]
すみません、聞いたことはあるかもしれないけど、ちょっと今思い出せないです。
[無難な受け答え、をしたつもり。 眉を寄せて申し訳なさそうな顔をちゃんと見せてから、もう一人に向き直る。 鮮やかな道化師。]
……ネイさん?
[親しみが篭ったかはさておき、そう呼んで欲しいのならそうしよう。 コクリ、と頷いて、当然のように握手を求めるのだと同じく差し出し返した手を直前に、花が咲く。]
(97) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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あっ……
[すごい、とつぶやきが追い付いたのは数秒後。 ぽかんとした表情で仮面を見上げて、小さな声でもう一度言った。]
すごいですね。キレイ。
[ぱちぱち、と小さく拍手。 この花はどうするのだろう、という小さな疑問は残ったまま、川嶋の問いかけを思い出す。]
裏口は、なんか、 台所とかに勝手口があったと思いますけど……
[どっちだったか、と辺りを見回して、人影>>85を認める。 あ、と声を上げて、するりとピエロと元モデルの影に隠れるように滑り込んだ。 今度こそ、ヤバイ感じのアレかもしれない。そんな、回り切らない思考回路。]
だれか、いるんですけど。
[先ほどよりも硬い声音で、人影の方に視線を促す。]
(98) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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[よろしく、と男――五十嵐に言われ、どこか懐かしい気分を味わった。>>86 思えば、よろしくお願いしますと言葉を交わすのは、高校に入学してクラスメイト達と出会ったとき以来なのだから、ほとんど一年ぶりということになる。だから、懐かしいと感じるのは普通のことだ]
五十嵐さんですか。改めて、よろしゅう。
[そういえば、と千秋は思い至る。]
(この人は、言わなかったな。女みたいな名前、って)
[先導するように前を歩く五十嵐の背中を見る。もう少し話をしてみたいと、声をかけようとしたところで、五十嵐の歩が止まった。千秋も足を緩め、並ぶようにして立ち止まる。 廊下の先に、二つの人影があった。>>98]
(99) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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[ 人影を人と認識するには少し離れていた為に、 男の視線は一度後方へ向かおうとして、壁を滑り、止まる。
廊下を支えるひと柱。 その、半ばよりも少し下に古い傷が、三本。
注視しなければ見落としそうなほどに風化仕切ったそれを、 細めた濡れ羽色の瞳で捉えた男は一秒、二秒と時を数え、 …少しして視線を外せば何事も無く歩みを再開した。
柱に残る傷が何時かの悪戯(>>42)のものであるのは、 ほぼ確定的であるように思えた男は、
…ああ、懐かしいなあ。
なんて場違いにも思ったのだった。
それでも足を止めなければそう長くない合宿所の廊下。 からりころりと鳴る音はやがて止まり幾つか対の瞳と対した。]
(100) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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[ 何やら警戒されているようにも思える様子>>98を見れば、 ここの人間ではないのだろうかとも思案しつつ、 チアキに顔見知りか尋ねてみただろう。
…尤も、怪しげなピエロ>>94と男に狼藉を受ける少女、 という構図であるかも知れないけれど、それはそれ。 小さく届いた手を叩く音が幻聴でないのなら恐らく、ない。 ]
――アンタらは、ここの人?
[ 七度尋ねて何とやらと言うし、 質問を投げてみれば下駄で床を一二度と叩いた。
硬質な床は下駄の歯を直ぐに削りそうでよろしくない。 考え半分、少女の顔を殊更不躾にじろりと睨めた。]
(101) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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[嫌悪の視線を受け取りながら、…は台所に向かう面々の後ろを歩きながら花村に声をかけた。>>90]
……花村さん、だっけ? そーんなに警戒しないでよ。別に取って食う訳じゃないんだし。 仲良くやろうよ、ね?
[柔らかい、今までとは違う笑みを浮かべて見せる。決して心のうちを悟らせないように注意しながら。その言葉に彼女がどう返したかはわからないけれど、敵ばかり増やして動きにくくなったらたまらない。 注意深く回りを見渡しながら歩いていたが、さして新しい情報は見つからず。しいて言えば、この広い密室の完璧さが明るみになっただけだった]
さて、どうしたもんかね。 連絡も取れない、外にも出れない、犯人の思惑もわからない……。 正直お手上げだね。
(102) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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[太一の反応にくすくすと笑って離れる。 (初な反応だよなぁ。 うちの学校じゃ居ないタイプだよね。)
そうして、自然と慶一に目がいったのはクラスメイトのよしみ。 まだ慶一が文句を言っているのなら、彼と少しやりとりを交わしただろうか。
そして、後を静かに付いてくる二人の少女の様子を少し伺ってみる。 >>91>>@11
何か話しているのだろうか。 小さな言葉で交わされる言葉は拾えない。 ただ、今のところ不満のようなものはなく、後を付いてきてくれているけれど。
(高校……いや、もしかしたら中学生ぐらい、かな? 同じ歳ぐらいの子ばっかり、集められてるのかな…。)
そんなことを思考の端に止めていれば、太一の声>>96に意識を引き戻された。]
(103) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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―台所にて―
[たどり着いた先の台所は、かなり設備としてしっかりしていた。ぴかぴかの新品に近いシンク、火も点くし、食料はこれでもかというほど豊富にあった]
なるほど? 当面の餓死の心配はなさそうだけど、これ、毒とか入ってないだろうね?
[胡散臭さを覚えながら、目の前のリンゴを手に取ってみる。見た目はつやつやとして、美味しそうだ。他に気になる事と言えば、包丁類の刃物が豊富にある所。本当に殺し合いになった場合、これを持っている奴が有利になる可能性も無きにしも非ずだ。]
(ふーん……いまのうちに一つ、くすねておいた方がいいかな)
[そう思いながら、小さなナイフを一つそっとポケットに忍ばせた。その様子を、誰かに見られてない事を祈りながら]
(104) 2015/01/31(Sat) 23時頃
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|
[>>98警戒心を露わにしていた少女が、あっけにとられたように此方を見上げる。 先程までの刺々しさは幾分か薄れたようだ。仮面の下の頬が幾分か緩んだのが分かる]
それはあげるよ。 君が持っていた方が、花も喜ぶだろうしね!
[現れたその花は、握手だと思ったらしい少女の掌>>97へ乗せておいた]
えぇと、君の名前も聞いてもいいかい?
[ついでに、名前も尋ねてみる。 いつまでも、「君」と呼び続けるのは少々間が悪い気がするのだ。なんとなく]
(105) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
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|
[と、辺りを見回していた少女が声を上げる。 何か見つけたのだろうか、と視線の先を見遣れば、人影がふたつ。 自分たちの影に隠れた少女を隠すようにしつつ、新たな闖入者たち>>100へは、ひらりと右手を上げて挨拶をしておく]
やぁ、こんにちは! 君達も「気付いたらここにいた」のかな?
[自分と翔と名乗った青年、そして少女の主張>>88。 彼らも、同じような状況であれば、幾分か頼もしい。そう思う。 同じ主張、立場の人間が集っていることに安心感を抱くのがヒトの性らしい]
(106) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
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|
―― →1F台所 ――
[辿り着いた先は普通のキッチンというより、少し広い台所スペース。 合宿所と言うように>>69、大人数に作られたらしいその空間に、へえ。と感嘆の声を上げた。 沢山ある棚を見て、早速棚を開ける者や、ただ立ち止まって様子を眺めている者も居ただろう。 瑞希はきょろきょろと見回しながら、まずは冷蔵庫へと向かっていく。
家庭用ではなく業務用の大きな冷蔵庫の扉を恐る恐る両手で開けてみれば、中にはこれでもかと言わんばかりに食料や飲料、果ては調味料まで備えられていて]
……お膳立てにしては出来すぎじゃないの、これ……
[まるで歓迎されているかのような。 そんな状況に返って呆れた声を漏らした。]
(107) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
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|
[それとほぼ同時に投げられた、彼からの問い>>101には、首を振っておく]
ボクは、来たことはあるけど、此処に住んでいるわけじゃないね。 見ての通り、テーマパークのスタッフさ。
[簡単に、自分の立場を告げておく。 こうして主張するのは今日だけで何度目だろう、なんて苦笑しつつ]
(108) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
|
|
あおいちゃん、だっけ?
[ちょいちょい、と小さな彼女を手招いて*]
食べ物、いっぱいあるみたいだよ。
(109) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
|
|
──台所──
[自分にとっては見慣れた台所。 合宿所という建物の性質故、ひとりで使うには少々広すぎる台所も、この人数が押しかければちょうど良いぐらいだ。 大量の食糧にいささか圧倒されたのだろうか、少し呆れを含んだ声を背後に聞きながら>>107、迷わずに目的である好物のもとへとするりと足を運ばせた。 好物──真っ赤な赤いリンゴを手に取る。
と、すぐ近くで梶のぼやく声がして。>>104 またも「毒」などという物騒な単語が混ざっていたので、ちら、と視線を向ければ、何を思ったか、彼はするりとナイフを一つ懐へと忍ばせた]
……。
(@12) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
|
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[その一部始終を目にしたちょうどその時、神田の声が自分の名前を呼んだ。>>109 ふ、と意識を梶から逸らせば、冷蔵庫の前で神田が手招きをしていた。
そちらへ足を向けようとして、一瞬立ち止まり、くるりと赤い実の詰まれた棚へ向き直る。 自分の分ひとつだけを手にしていた赤いリンゴを、更に2つ手に取って、今度こそ神田の方へ足を向けた。
そのついで、すれ違いざまに梶へと]
……毒は、入ってないよ。白雪姫さん。
[そんな言葉を、ぽつり、投げた]
(@13) 2015/01/31(Sat) 23時半頃
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[千秋は、一瞬言葉を失った。下駄履きの五十嵐さんなんて目じゃないくらい、馴染みのない姿がそこにあった。ピエロだ。いや、クラウンと呼ぶのだったか。 その、明らかに浮いた格好をした男が、女の子を庇うようにして、千秋たちを見た。>>106 道化師のとったその仕草だけで、自分が悪役の舞台に立たされたような気がしてくる。]
……僕たちも、気づいたらここにおったんですわ。 これで四人。きっと、貴方たちの方も「携帯電話が使えなかったりする」んですやろ? [千秋は、相変わらず見たこともない日付>>24を表示する、携帯電話の画面を掲げて見せた。この程度のことしか出来ないが、千秋たちが彼らと同じ状況にあると信じてもらえるだろうか。]
(110) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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[ とは言っても、少女の体を隠されてしまえば、>>106 見続けているのも叶わないこと。 矢張りゴシップの三流記事にも見ない展開なんてものは、 早々起こり得ないか。詰まらない。]
オハヨウ、ピエロの兄さん。ご名答。 俺達はアンタの言う気付いたらここにいた人間ってやつ。 ――もしかして、アンタも? それとも、アンタ達、も?
[ ひらりと持ち上がるピエロのお手手に反対の手で返す。 同じような境遇の人間が他にも居るのであれば、 此処を出るとしたって、残って何かをするにしたって、 やりやすくはなるのだろう。 そのことに対して、男はほんの僅か安堵を抱いた。]
(111) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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来たことは、…あるのか。そりゃ奇遇。俺もさ。 ――とは言え、数年前の話だがね。
…此処が言葉通り夢の国だとすれば、 アンタみてえのが居たって不思議じゃねェんだろうけどな。
[ 服装から何となく察してはいたものの、 本人から告げられればああやっぱりと得心した。 ピエロの正体見たり。
しかし、辛うじて声と背で性別が判別できる程度で、 他の情報は入ってこない。 横でチアキが携帯電話の説明を始めたのを皮切り、 あくびを一度して、黙って相手方の反応を見ていた。]
(112) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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[冷蔵庫の前で大量の食料を覗き込む神田に並び、同じく冷蔵庫の中に視線を向ける。 その冷蔵庫の中身も自分にとっては見慣れたものだったが、そんなことを神田が知る由もなく。 けれど、お腹がすいたと訴えた自分を気遣って、彼女が自分を呼んでくれたということは、どこかこそばゆい、そんな気がして]
……良かったね。 ごはんには、困らないね。
[このたくさんの食糧が、彼女にとって、少しでも頼もしいものにみえますように。 そんな気持ちで言葉を零し、次いで自分の手にしたリンゴに視線を落とす。]
……あと、これ。 りんご、好き?
[赤い果実をひとつ、神田へ差しだした。 近くに麻里もいたならば、彼女にも同じ問いかけと、赤い果実を差し出しただろう。]
(@14) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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あ、ありがとうございます
[本物?なんて確かめながら、預けられた花>>105に礼を言う。 促されてようやく思い至ったように、自らの名を口にする。]
エミです 北仲瑛美 ナカは仲良しの方の仲で
[簡単な説明を加えかけて、そこまで言う必要はないか、と中断した。*]
(113) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 00時頃
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[擦れ違いざまに耳打ちされた言葉に、一瞬だけ視線を鋭くしてそちらを見る>>@13 何か、知っているような口振り。もし彼女が首謀者の一人ならば、こんなに落ち着いている事にも説明がつく。 …は少し考えて、ふと視線を緩めてリンゴを一齧りした]
ま、気を張りすぎてても疲れるだけだしね。
[リンゴは甘酸っぱくて瑞々しい、新鮮な味がした。彼女の言うように毒は入ってないようだ。そういえば、どれくらい時間が経っているんだろう。自分はここにくる前何をしていたっけ。 ふと考えながら、目の前のピカピカのシンクに目をやると、磨き上げられたそこには自分の顔がはっきりと映っていた。
(114) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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途端に、血の気が引く。頭から足の先まで、一気にドライアイスをあてられたみたいに。
前髪に隠されている右目は見えないけれど、目に鼻に口に耳に歯に眉に睫毛に目に目に目に目に目に目に目に。
ああ、まぎれもない、これは、これは俺自身だ。
途端に吐き気がこみ上げる。しかし他人がいるその場から逃げるような事はしたくなくて、ぐっと俯いて堪えた。大丈夫、見えない、あれは鏡じゃない。いくらか歪んで映っている。大丈夫、大丈夫。 真っ青な顔をして俯く…に、気付いた者はいただろうか**]
(115) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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ここの人って、なんなんですか ケータイとか、見てないし……
[不躾な視線>>101に、語尾をしぼめて更に縮こまる。 ただ、ネイさんの言葉>>108影からこっそりと付け足した。]
わたしも、来たことはあるけど、何年も前の話だもん
[言いながら、ポケットに手を伸ばせば、スマートフォンは、ちゃんとあった。 パスコードを入力して、画面を開く。 画像フォルダなどは普通に開くようだが、電波は立っていないらしい。 ついでに、日付と時刻も。]
な、なんか、文字化けしてる……
[引き攣った表情で再起動を試みるも、何も変わることはなく。]
(116) 2015/02/01(Sun) 00時頃
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[冷蔵庫に気を取られていて、慶一の手元までは見ることが出来なかった。 毒りんごなんて言う彼を、またか、なんて思いながら軽く聞き流す。>>104
まるでこれから共同生活が始まるかのようなこの食料の貯蓄。 集められた人々。
当分、飢えにだけは困ることはなさそうだが。 そんなに長い間、ここで過ごすことになるのかと、不安は更に増していく。 小さく吐息を漏らした時、呼び掛けた彼女が駆けつける。 彼女の言葉に、少し虚を付かれて>>@14]
えっ、あ……、うん。 ……そうだね。
[食べる物には困らなくても、此処に長居するつもりなんてなくて苦笑する。 差し出された赤い林檎に眼を落として]
まあ、嫌いじゃないけど……
[今、食べる気にもなれなくて]
(117) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[台所へ向かう道中で、慶一に話し掛けられれば>>102少し身体がびくついて。 「仲良くやろうよ」という言葉に対しては、肯定も否定もせずに沈黙したまま、慶一からは少し距離を置いて歩いていただろう。]
……………。
[続く彼のぼやきを黙って聞きながら、やはり人の不安を煽る言葉を並べる彼が嫌だなと思いつつも、内心ではその仮定に少しだけ賛同していた。 話によればこの合宿所からは出られないらしいし、使い物にならなくなった携帯に。いくつかの不審点を思い起こせば、自分たちが故意的に何らかの理由で、何者かの手によってこの場所に連れて来られた可能性も否めないからだ。]
……そう、だね。
[それだけ小さく、返しただろう。慶一がそれを聞き取れたかは分からない。]
(118) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[>>108 >>112 >>116来たことがある。千秋も同じだった。この合宿所に来たことは、ある。それは共通点として数えて良いのだろうか。 いや、さすがにそれは穿ちすぎだろう。むしろ、ピエロがテーマパークで働く、ただの一スタッフだということが気にかかった。 千秋は、着ていたはずの部屋着ではなく、いつの間にか制服姿になっていた。ピエロやその後ろの少女、そして隣に立つ五十嵐もそうなのだとしたら、ワープと同じように、『服装が変わる』こともまた、この超常現象としか説明がつかない出来事の一つなのかもしれない。]
……ふふ。
[そこまで考えて、千秋は自分を笑った。こんなおかしな出来事に、まっとうな理屈をつけられるだなんて、どうしてそんな事を思うのか。]
(119) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[彼の告げる「4人」という数字には、ふむ?と首を傾げつつも、掘り下げることはしない。
それより、彼の推し量るような視線、そして、どこか困惑したような表情には僅かに眉を下げる。 慣れてはいるが、こういった目を向けられるのはやはり苦手だ。 仮面のお陰で、目の前の少年―関西の人間だろうか―に伝わることはなかっただろうが]
(120) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[しかし、彼女の目を見れば無下に断る事もしたくない。 少し躊躇っていれば、あおいは麻里にも同じように林檎を渡す。
何気なしに、首筋に手を遣りながら少し思案する。 林檎を食べる慶一と、あおいと話している麻里。そして太一。]
……そうね。 毒りんごかどうか、剥いて確かめてみる?
[慶一への揶揄を含めたつもりであおいに悪戯っぽく笑みを浮かべて。 包丁を探そうとした視線は、シンクへと向かった慶一を目が行くだろう。
彼の様子に気がつけば、考えるより先に足が彼の方へと向かう>>115]
(121) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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携帯電話も通じないのか。 生憎、ボクは持ってないんだけど……そうなのかい?
[最後の問いかけは、背後にいたであろう少女―エミ、と名乗った彼女に向けて。 エミがスマートフォンを眺めて嘆息している>>116のを見遣ったのち、思案げに顎に手を当てる。さて、どうしよう。
生憎、自分が身に着けているのはこの仮面と仕事着、それからポケットに仕込ませた手品のタネ程度だ。 財布も時計も携帯も、恐らく仕事場のロッカーの中だろう。 仮に持っていたとしても、関西弁の彼が差し出すそれのような状況ならば、どうしようもないのだけれど]
(122) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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ちょっと梶くん、大丈夫っ?
[駆け寄り、彼の傍に来ると彼の背に手を添えて様子を伺った*]
(123) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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そうさなあ、そこのピエロの兄さん風に言うのならば。
「気付いたらここに居た。」
だから、事情を知っている人間が居るのなら、 聞きてぇ事が山ほどあるワケ。――お分かり?
[ ピエロの影で縮こまる少女>>116へと噤んでいた口を開く。 寝惚け眼は常へと戻っても、半眼は既に癖に近く。 半分瞳を覆う目蓋をぐしりと一度擦った。]
時間の確認は出来ねえと来たら、 一度外へ出るしか無いんだろうなあ。
[ 半ばぼやきのように漏れ出た一言。 相対する彼らは何処かから外へ出ようとは試みなかったのだろうか、と以前の会話(>>44>>47>>49)を知らぬ男は内心首をかしげていた。]
(124) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[>>101 知っている顔かと問われ、チアキは首を振った。]
初対面、だと思いますわ。ピエロの人も、そちらのお姉さんも。 ……あー。思う、言うんは、ほら。ピエロの知り合いはおらんのですけど、すっぴん見たら知ってる顔、ってこともあるかも、くらいの意味です。
[聞かれてもいない補足を付け加えて、千秋は視線をピエロに投げた。]
初めまして、ですやんな?
(125) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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[>>111目の前の2人も、どうやら自分たちと同じ境遇らしい。 此処に来たことがある、というのも共通しているようだ。 かといって、何かが分かるわけでもないのだけれど、分かるに越したことはないだろう]
……まぁ、ボクは夢の国の住人だからね。! といっても、ボクの家はここじゃないからね。
[男の呟き>>112には、そんな冗談じみた言葉を返しておいた。 此処に住むのは少々遠慮しておきたい。あまりにも狭すぎる。 何より、期待に胸躍らせる人々も、子供たちの笑顔もないのだから**]
(126) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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なんか、電源自体はつくんですけど……ネットに接続できない感じ
[ううん、と思案顔でピエロ>>122に画面を向けて見せる。 アプリに埋め尽くされた画面の上方、表示されるはずの時刻はその役目を成していない。]
てゆーか、前来た時は、ふつーに電話できたし なんか、圏外っぽい表示でもないんですけど……
[困惑。改めて、現れた二人に視線を送って、片方が同じ年頃の学生とわかると、少しだけ安堵も芽生えた。 そして、それが同じ学校のものじゃないことにも。]
(127) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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─ 台所 ─
ほーう。確かにお膳立てにしては出来すぎだ。
[緊張感のない声で、ひょっこりと。瑞希>>107の後ろから冷蔵庫を覗く。野菜も、果物も、調味料も。全てが揃っている。 これならしばらくは大丈夫そうだ]
んー。少し小腹が減ったな。何か作るか。
[なんて、ガス台に近付いて。つまみをひねる。 ぼう、とコンロに火が点く。大丈夫、ガスは通っている]
麻里ちゃん、あおいちゃん。何か食べたいもんあるかい。
[なんて気楽に傍にいる2人へ話しかけたりして。呑気に台所を物色していたが、瑞希の鋭い声>>123に我に返った]
……梶?
[何やら只ならぬ雰囲気に、眉を寄せた*]
(128) 2015/02/01(Sun) 00時半頃
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簡単に言うけど、外、出れなかったんですってば。
[向けられた棘、棘、棘! 男にその気はないのかもしれないが、物分りの悪さを責められたようで、不本意である。>>124 その勢いのままに、言い返す。]
玄関、なんか開かないし 勝手口はどうかとか話してたら、お兄さんたち急に出てくるし 悪い人かもしれないし、なんか、知ってるみたいな言い方するから 警戒するにきまってるじゃないですか
[知らない人と無闇に話してはいけないと教わっている。 と正当化するように、顔を覗かせて吠えた。]
(129) 2015/02/01(Sun) 01時頃
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外、出れるならさっさと逃げたいんですけど ここ、呼び出される理由も思い付かないし、不気味だし
[なして此奴らはこんなに平喘としているのだ、という不満も込めて、じとっとした視線を送り返しておく。]
だから、玄関は開くはずなのに開かないし、 ふつうじゃないですよ、これ。
[花を握る手に、ぎゅうと力が入った。]
(130) 2015/02/01(Sun) 01時頃
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―台所―
[双六で言えば、振り出しに戻ったような感覚。違うとすれば、今は独りではないと言う事。再びこの場所へやって来て、違う角度から見る台所内は、思っていたよりも狭く感じた。きっとこの大人数だからだろうか。
瑞希たちが台所内で食料探しをしていた一方で、麻里は特に動く事もせず、ぼーっとその様子を少し遠い位置から眺め見ていた。 慶一が何やら不審な行動>>107を取ったらしいが、麻里からは死角になっていて見えなかっただろう。]
……………。
[ここで自分も冷蔵庫に群がったら、狭苦しくなるだけ。麻里は見ているだけもあれだし、と台所の勝手口が開かないか確かめてみる事に。]
(131) 2015/02/01(Sun) 01時頃
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>>108 >>112 >>116 へえ。皆さん、ここに来たことがある、言うことですか。 僕は来たことないんで、最寄り駅までの移動方法とか、知ってたら教えてくれますやろか。
[あ……。 また、やってしまった。千秋は表情を変えないまま、気まずさを覚える。もちろん、今更撤回することはできない。 自分も来たことがあると、そう言うだけで良かったはずなのに。**]
(132) 2015/02/01(Sun) 01時頃
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――ガチャ、ガチャ
[ドアノブをいくらひねっても、押しても引いても開かない。やはりこの施設からは出られないのか、と少しだけ落胆をしていると、太一に声を掛けられ。>>128]
あ、ううん……特には。
[空腹を感じるとは言え、何が食べたいという明確さは不思議となかった。 すると突然、瑞希の大声>>123がして。そちらへ視線を向ければ、慶一が俯き加減で背を丸めている。>>115なんだか様子がおかしかった。]
………?
[どうやら慶一は具合が悪いらしい。瑞希が彼の背に手を添えている。いくら苦手な相手でも、具合が悪いとなれば心配しない訳にはいかなくて、咄嗟に麻里も慶一の元へ駆け寄った。]
……ど、どうしたの? 大丈……―――!
[慶一の顔を覗き込むと、真っ青だった事に驚く。 太一とあおいに、只事ではない事を目で訴えただろう。*]
(133) 2015/02/01(Sun) 01時頃
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[神田の戸惑いを含んだような声に、あ、と思う。>>117
ああ、間違えちゃった。
今、彼らはここに留まりたいわけではなくて、出口を探しているのだった。 それならば、先ほどの言葉は安堵を呼ぶのに適切なものではなかった、そう悟る。
胸のうちを侵すように黒い水がじわり、広がってゆくような感覚を覚えた。 何時かは毎日のように胸を満たしていた、この黒い水の名前を知っている。 落胆だ、──出来損ないの自分への。
その失敗を取り繕うように神田へと自分の好物を差し出してみれば、躊躇いながらも悪戯な笑みを浮かべてくれたので、少しだけほっとした。>>121]
(@15) 2015/02/01(Sun) 01時半頃
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[と、ガス台の様子を見ていたらしい須藤が此方に言葉を投げたのが耳に入る。>>128]
……料理、作れるの?
[軽やかな声は、食べたいものはと問う。 作れるにしろそうでないにしろ、須藤の明るさはどこか頼もしさを感じさせる。 このような状況で、彼のような明るい人間の存在は随分と貴重な存在だろう。 ──もっとも、表に出さずとも彼にとて"ここにくる理由"は、あるはずなのだけれど。
少し考え込んだ後に須藤にリクエストを告げようとしたが、突如響いた声>>123に、それはかなわなかった。]
(@16) 2015/02/01(Sun) 01時半頃
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[さっきまでヘラヘラ笑ってたはずなのに。 顔色の悪い慶一の背を撫でながら、思い当たるのは彼が口にした林檎ぐらいで]
バカッ! 確かめないで物食べたりするから…!
[彼の内情には気づけずに叱咤する。 不安を隠せずに辺りを見渡せば、心配する太一や>>128、駆け寄る麻里が見えて>>133]
…どうしよう…
[思わず不安に、声を震わせる。 林檎を吐き出させるべきか。 それとも、違うものが原因なのか。]
(134) 2015/02/01(Sun) 01時半頃
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ほんとに?
[食い付いたのは反射だ。 普通じゃない。自分でそう言ったことが、不安を煽る。 突飛な発想にかかる歯止めも緩くなり、]
こんな、年齢とかもバラバラで、みんな『気付いたらここにいた』って言うのに、 その中で、ここに来たことあるって、それだけが共通点なのに、 ほんとに来た覚えないんですか?あなただけ? なんか、忘れちゃってるだけじゃないんですか
[ぶるり、と身を震わせた。 どうしてここにいるのだろう。どうして扉が開かないんだろう。 まるでフィクションのようだと、二次元に憧れたつい少し前までの自分を呪いたくなる。 非日常が楽しそうだなんて、そんな馬鹿な。]
(135) 2015/02/01(Sun) 01時半頃
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[ちょっと日常の外に出てみたくて、HNを決めた時のことを思い出す。 あの程度なら良かった。あの程度なら、楽しいだけで済んだのに。
不安から逃げるように記憶を辿りながら、とあるうわさ話が頭を掠めていった。 『都市伝説だよ。ポーラちゃん、知らないかい?最近さ――』 そんな、うわさ話を面白がる立場でいられたなら良かった。
責めるような口調の一方で、視線は不安に彷徨う。**]
(136) 2015/02/01(Sun) 01時半頃
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……え。
[視線を向ければ、俯く梶の姿。>>115
何があるわけもない。 だって、ここは不安がるような場所じゃないことを、自分はちゃあんと、知っている。分かっている。 ……ずっとそんな風に構えていたからか、他の皆よりも状況の理解が遅れてしまったらしい。 弾かれたように駆け寄った麻里>>113とは裏腹に立ち尽くす。 麻里の視線が焦りを訴えかけてきて、漸く我に返った。]
(@17) 2015/02/01(Sun) 02時半頃
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……あ。 水、とか。飲む?
[それが対応として正しいのかはよくわからなかったが、とりあえずないよりはいいだろうと冷蔵庫の中の水をグラスに注いで梶の手元に差し出す。 その拍子に目に入ったのは、齧りかけの赤い果実。]
……。
[毒なんて、入ってないよ。 自分にとってそれは確かに真実だったからそう言ったけれど、本当に何か入ってでもいたのだろうか。 そう思えば、急激に不安が満ちる。 ずっと冷静ぶっていた顔には、初めて動揺の色が覗いただろう。 混乱の中でそれに気づいたものはいたか、いなかったか。 怯えるように、後ろへ一歩。彼らから、少しだけ距離をとった**]
(@18) 2015/02/01(Sun) 02時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 02時半頃
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[頼む、誰も気づいてくれるな。そんな願いはむなしく、やはり急に真っ青な顔をしてふらついた…に全員が慌てる。>>128,>>133,>>134,>>@18 やめてよ、俺を見んなよ、こんな醜い顔をした俺のことを見ないで。 どうせあんたらも俺を見てこう思うんでしょ?
『なんて醜いんだろう』って。
あいつらみたいに、そうだろ?そう思うんだろ?]
(137) 2015/02/01(Sun) 03時頃
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[少し時間を置けば頭はハッキリする。ここはかつて居た場所ではなく、目の前の人物はあいつらではない。 …は右目を片手で覆いながら、無理やり微笑んでみせる。]
……いやぁ、ごめんね? 貧血持ちでね僕。 驚かせちゃったかなぁ。
[青い顔であること、ふらついていること、先ほどよりは改善されていること。きっと皆の目には貧血に映ったことだろう**]
(138) 2015/02/01(Sun) 03時頃
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[どうしよう>>134、と。不安げに瑞希に問われれば。 慌てて梶に駆け寄り。そっと顔色を伺うだろう]
確かめないで物食べた……? まさかホントに毒でも入ってたのか。
[いけすかない野郎だが、それとこれとは話は別だ。 第一、携帯電話も通じない。救急車を呼べない状況なのだ。 普段は呑気にしているが、さすがに焦りを隠せずに。 だから日向の異変>>@18には、気付かなかった。 やがて蒼い顔で微笑んだ梶>>138に、ほっと胸を撫で下ろして]
……貧血か。心配させやがって。
[乾いた笑みを浮かべるだろう**]
(139) 2015/02/01(Sun) 03時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 03時頃
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[外に出ることができない、と少女は言った。扉が開かない、とも。>>129 にわかには信じることができず、千秋は玄関ホールへ視線を投げた。その横で繰り広げられた会話>>108 >>112 >>116を聞いて、ぽろりと口をついた言葉。>>132 別に深く考えたわけでも、意味があるとも思っていなかったそれは、誰も気にしないままに千秋を構成する事実の一つになるはずだった。入学最初の自己紹介でなんとなく使った関西弁を、そのまま使い続けているのと同じように。]
忘れてるだけ……って言われたかて。そら僕も、生まれてからのこと全部覚えてるわけじゃないですけど……。
(140) 2015/02/01(Sun) 10時半頃
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[本当にそうなのかと聞いてくる少女>>135の表情が切羽詰まっているように見えて、千秋は口ごもる。けれど、ここで実は来たことがあると言ってしまったら、さっきの自分の言葉は『嘘』だったということになってしまう。]
ここに来たことがあるとか、ないとか、そんなに重要なことですか? 僕だけ違う、って。そんなん言うたらお姉さんは一人だけ女の子やし、そっちのピエロのお兄さんは一人だけ顔隠してる、いうことになりますやんか。 それとも今から、僕ら四人の何が同じで、何が違うか、一個ずつ確かめて、この良く分からん現象に筋の通る説明をつけてみる、言うんですか。
[まくし立ててしまってから、気づく。こんな、責めるような口調で言うことではなかった。警戒しているのだと自ら言った少女>>129が、ただ千秋の言葉に過剰に反応しただけだったのかもしれないのに。]
(141) 2015/02/01(Sun) 10時半頃
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[少年と少女が交わす言葉>>136>>141。互いにどこか棘を含み始めたのは明らかだ。 このままでは少々まずい。そう思う]
まぁまぁ、二人とも落ち着いて。ね?
[剣呑な空気を振り払うように、手をぱんぱんと軽く叩く。 共通点があるならば、分かるに越したことはない。が、いさかいの発端になってしまっては本末転倒だ]
(142) 2015/02/01(Sun) 11時頃
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[睨みあう二人の視線を遮るように、徐に手を差し出す。 はい、という掛け声の後に右手に現れるのは、先程のような薔薇の造花。 ただ、色は鮮やかな青色だ]
折角こうやって会えたんだから、言い争っても仕方ないだろう? まずは皆で協力してみないかい?此処から出るために、さ。
[二人と、その場にいるであろう他の者たちも見回して、首をかしげて見せる。 ちなみに出現させた花は、今度は関西弁の少年の方へと手渡してみようか。
同意が得られたようなら、とりあえずは自己紹介と、この建物の探索を提案するつもり**]
(143) 2015/02/01(Sun) 11時頃
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[あおいが差し出してくれたグラスに気づけば>>@18、慶一を見遣り、交互に見比べる。 慶一はグラスを受け取る素振りもなく俯いていて。…いや、それどころじゃないのか。 ただ、普段の彼とは様子が違うのだけは見て取れた。
太一の声に>>139]
分かんない…
[そう小さく応えていれば、慶一が身動ぎをしてハッとそちらへと振り向く。>>138 浮かんだ笑みは少し無理があるように見えたが、貧血と聞くと安堵を滲ませて]
……ビックリさせないでよ。
[声に多少、感情が漏れた。 撫でていた背を、先程>>77よりは弱くどん。と叩いて。
その時応えた慶一の言葉 ―一人称― に、少し引っかかりを覚えたけれど。 それが明確な差異だとまでは、瑞希自身もまだ気づけずにいた。]
(144) 2015/02/01(Sun) 11時半頃
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[緊張感をはらんだ空気を破ったのは、四人の中で最も怪しげな格好をした男の言葉だった。>>142 千秋の眼前、ピエロの手の中で突然現れたように見えた青い薔薇に、数度またたきをする。 差し出された青い薔薇と、ピエロの顔を交互に見る。仮面の奥の表情は見えなかったけれど、千秋が花に手を伸ばすと、初めからそうするつもりだったかのように、薔薇を手渡された。>>143 手に取ってみれば、その青い花は造花であることが分かる。]
ど、どうも。
[千秋は軽く頭を下げてピエロに礼を言い、その流れのままに、少女へ向かっても頭を下げてみせた。]
(145) 2015/02/01(Sun) 12時頃
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すんません。神経質になっとったみたいです。ええと、そのつまり、犯人捜しがしたいわけと、違うんです。いや分かるに超したことはないんですけど、貴方たちが犯人や、いうつもりは無いちゅう意味で。
[千秋はあまりいがみ合うのが得意ではない。否定じみた視線は苦手だった。 造花をどこにしまったものかと左右の手で持ち替えたりしながら、言葉を続ける。]
協力するの、賛成ですわ。なんぞ、有意義なこと、しましょ。
[この状況を打破するために、何が有効な手立てであるのかという提案など、もちろん千秋は持ち合わせていなかったが。**]
(146) 2015/02/01(Sun) 12時頃
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[林檎が置かれたテーブルには椅子も何脚かある。 あおいの手からグラスを譲り受け、慶一へと半ば強引に押し付けると視線で椅子を促し]
貧血ならしばらく椅子に座って、休んでなよ。 フラフラされてたら『探検』の邪魔。
[慶一が自ら移動しなければ、いいからと無理矢理にでも彼を椅子に座らせただろう。 それから、残る3人へと目を向けて。あおいへと申し訳なさそうに。*]
……ごめん、食欲なくした。
(147) 2015/02/01(Sun) 12時頃
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[なす術もなく様子を見守っていれば、梶は少し落ち着いたようだった。>>138 まだ顔色は悪いが、貧血だと話すその口調はそれなりにしっかりしているようで、小さく安堵の息を吐く。
休むようにと梶を椅子に誘導する神田をぼんやりと眺め、彼女から声をかけられれば>>147]
……うん。
[その言葉に、俯き気味にただこくりと頷いた。 先刻の今、いきなり「はいリンゴでも食べて落ち着きましょう」という流れにはどう足掻いてもならないだろう。 自分とて、もしやこの果実が原因なのではと疑ってしまった程なのだから。>>@18]
(@19) 2015/02/01(Sun) 12時半頃
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[台所の隅にぽつねんと立ち尽くす。 手元に視線を落としながら、視界の隅で他の人の様子を伺う。
何を言えばいいのか、今何をするのが適切なのか。 考えるほど動けなくなっていくような気がして、反発するように顔をあげた。
浅く息を吸って、声を、吐き出す。]
……私、他の人、いないか。 探してくる。
[きちんと発された自分の声に安堵を覚えながら、その言葉に対する周囲の反応を見る間もなく、くるりと踵を返して台所から滑り出た*]
(@20) 2015/02/01(Sun) 13時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 13時頃
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[ チアキの口から"ここに来たことがない"と知る前、]
――――……はァ?出られない?
[ 初めて聞く事実>>129に男の眉尻は吊り上がる。 少女の語調が心なしか荒くなっているようにも感じられたが 警戒心故だろうと勝手に結論づけた。]
玄関が開かないって、アンタ。 それじゃあ、勝手口も、開かねェんじゃねぇの?
[ 呆れたようにオーバーに嘆息して、吠える少女の言を流す。]
(148) 2015/02/01(Sun) 13時半頃
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じゃあ、そんなアンタにいい言葉をやるよ。 人間は悪人か、善人かでなく、面白いか退屈か、 その二択しか存在しない生き物である。
仮に俺が悪人だったとしても今のアンタを騙したところで、 得る物があるわけでなく、ただ退屈なだけだろうよ。 頭に血が上った相手ほどカモにし易い奴もいねぇ。 難易度の低い相手を騙すことほど詰まらないこともないね。
[ 言い切れば、小さく息を吐いて。 ]
つまり、今のとこアンタを騙すつもりはないってコト。
[ 芝居がかった仕草で少女に一礼した。*]
(149) 2015/02/01(Sun) 13時半頃
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[ 少し前のこと、面識はあるかとチアキに尋ねれば、 どうも無さそうである、 という旨の答えが返ってきた>>125ことを思い出す。]
…ま、ピエロの兄さんは同じ職種でも無ければ、 素顔を見るか名前を聞かなきゃあ……、
――そうだ。名前。
そこ、纏めて名前教えてくれねェかな。 呼び合うのにも呼称がねェと不便だろう?
[ ここにいる複数人、チアキはさっき知ったが、他は? ――さて、どうだっけ。 名前を聞けば分かるかと、聞いてみた。 ピエロの兄さんが同じようなことを考えているとは露知らず。]
(150) 2015/02/01(Sun) 13時半頃
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[ 名を尋ねる前だったか。 男がそんな悠長にしている間に、 何やら少女の疑心暗鬼は強まったようであったけれど、 ピエロの兄さんが落ち着かせに入ったために、 チアキと少女の言い合いに口を挟むでもなく、傍観していた。 ]
わぉ。
[ それでも、兄さんの手から青薔薇が生まれれば、 ひゅうと口笛を吹いて感嘆を示す。 昨今のテーマパークのスタッフは手品も仕事内容に含まれて いるのだろうか。手品が兄さんの趣味とは知らずに、 男はそんなことを考え始めて――、 …ピエロの名を知らぬ事に行き着いたのだった。]
(151) 2015/02/01(Sun) 13時半頃
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玄関がよくわかんない理由で開かなかった以上、そりゃ、期待はできないですけど ちっちゃい期待でも、それに縋るしかないじゃないですか
[溜息>>148が癇に障る。 続く言葉も、ややこしい言い回しをして、なんだ、結局馬鹿にしているだけじゃないか。 制服姿の青年の言葉も続けば、憤りとは裏腹に、こみ上げる何か。]
(152) 2015/02/01(Sun) 14時頃
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[あ、ヤバイ、と思った時にはもうツンと鼻に通るものがあって、慌てて眉間にぐっと力を入れて堪える。 こっちも過敏だったかもしれないけれど、そう簡単に否定してくれるなよ。 こんな場所を知っている人間ばかり集まっているなんて、そんな偶然があってたまるか。
仲裁してくれる人がいて良かった>>142>>143と思う。 自分だけなら、きっとムキになってもっと言い返していたから。
相手の行い>>145につられたようにぺこりと頭を下げる。]
わたしも、なんか、責めたかったわけじゃなくて、急にこんなとこ連れてこられて、それか、来た記憶がなくなってるのかもしれないけど、とにかく、なんでここにいるのか、気になっちゃって ごめんなさい、性別とか、見た目とかじゃなくて、おかしな共通点が見つかれば、取っ掛かりになるかなって思ったんです
[手の中で花をいじくりまわしながら、ピエロにもう一度「ありがとうございます」と礼を言う。]
エミ、瑛美です 勝手口も、開かないかもしれないけど、試さなきゃわかんないです 他、探す当てがあるっていうなら、反対しませんけど
[先ほど否定されたこと>>148を指しながら、探索の提案にはそう返しただろう。**]
(153) 2015/02/01(Sun) 14時頃
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鍵がかかってた、…ワケじゃねェの?
[ なんだか高い声の中に詰まるような音を聞いた気がして。 少女の言の中>>152に疑問を感じて幾分声を和らげて訊いた。 長く、回りくどい言い回しは男の癖であるが、大抵好まれない。 ……止めるつもりも無いけれど。]
エミ。…ね。俺は、臨也ってありふれた名前さ。
――ま、仰有る通り。 ひとつひとつ試さなきゃあ、知ることも出来ねぇか。
他に…もっと、居るか知れない人を探す、って手もあるが、 取り敢えず動かないことには何も始まらねェなあ。
[ 男は下駄でかたんかたんと落ち着きなく床を叩いて。 来たばかりの廊下を振り返り、 勝手口はどっちだっけなァと思案にくれていた。]
(154) 2015/02/01(Sun) 14時半頃
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[眉を寄せて睨まれたような気がして、>>153 千秋はやはり怒らせてしまったらしいと、ひるむ。しかし、少女はぺこりを頭を下げて、名前を教えてくれた。 自分の行いばかりが感情任せの子供っぽく感じられて、千秋は後ろめたさを得る。]
あ……そっか、自己紹介。 僕は千秋、言います。よろしゅう。
[同じように自己紹介をしていた五十嵐の、何をするにしても動かなければ始まらない、という提案>>154 に、千秋は小さく頷きをかえした。出入り口、の他に何か探さなければならないものはあるだろうかと、自問する。]
そしたら、出入り口と一緒に、電話とかも探してみます? あんまり、通じる気はしいひんのですけど。
[言いながら、千秋は視線を玄関ホールへ向けた。本当に扉が開かないのか、試してみたくはあったけれど、それをすればまた角が立つだろう。 千秋はすぐに玄関ホールから視線を外した。まだ名前を聞いていないピエロの男を見やる。この人物については、あまり不安を抱いていなかった。これまでの行動から、格好とは裏腹に真っ当な大人、という印象が強い。きっと、名前を教えてくれるだろう。**]
(155) 2015/02/01(Sun) 15時頃
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[ 再度名乗るチアキの声を聞いていたら、 あだ名で呼ぶのも悪くないかと思考の端に過る。
男の中にチアキは女性名であるという印象は無かった故に、 知らぬ間のチアキの心情(>>99)は当たらずとも遠からず。 遊びで女の名前を知る(>>7)でもなし。男は女性の名前に疎い。
だからこそ、エミと聞いた少女の名は暫く忘れそうになかった。]
電話には誰も出んわ…なんて、 笑えねェ事にならなきゃいいけどなあ。
[ ぽつりと呟き、目線をうろうろと。 後ろ足を一歩引き下げようと試みて、 縁に引っかかり体勢を崩しそうになって慌てて立て直した。**]
(156) 2015/02/01(Sun) 16時頃
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──台所→廊下──
[やや急いた足取りで台所を離れる。 人の気配が遠のいて、少し身体が楽になったような気がした。]
……つか、れた。
[ぽつりと呟くと、一気に実感が芽生えた。 そうだ、私、疲れたんだ。
時を計るものこそないが、神田らと行動したのはせいぜい数時間と経たない時間。 その程度の時間を"人と会話する"、それだけのこと。 それだけのことを上手にできない私が、きっと、とても異常だ。 奇異の視線、棘のある言葉。 扉の向こう側に捨ててきたそれらを、もう、思い出したくはなかった。
「他の人を探す」という名目を立てて場を離れたものの、それを実行する気はさほどなかった。 どうせそのうち、彼らも別の場所の探索を始め、他に人がいるならば勝手に見つけることだろう。
だから──]
(@21) 2015/02/01(Sun) 16時頃
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[速足になりながら思いを巡らせているうち、人の話し声が聞こえた気がしてふと顔を上げる。 立ち止まり、辺りを見回す。やはり気のせいではなく確かに耳に届く人の声。 先ほどいたホールからは、そう遠くない台所。 この声は、……玄関ホールの方から、だろうか。]
……誰か、いるのかな。
[いたとしても、別にもう関わらなくてもいいのではないか。 そんな思いがなかったわけではないのだけど、それでも足は声の方へ向いていた。
『……日向さん、どうして、貴女は、』 『 』
何度も何度も繰り返された問いかけが、過去の誰かの言葉で脳裏に再生される。 一瞬だけ、つよく目を閉じた。
ごめんなさい。……でも、私。]
(@22) 2015/02/01(Sun) 16時頃
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[歩を進めれば、数人の人影が見えた。>>143>>153>>154>>155 際立って目立つのは、ピエロの格好をした青年か。
最初の一言に一瞬迷って、声を、あげた**]
……こんにちは。
(@23) 2015/02/01(Sun) 16時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 16時頃
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とりあえず、探検は中断だな。
[食欲なくした>>147、という瑞希の言葉に。 何かを思案するように、顎に手を当てたのち。 テーブルの上に乗った林檎をひょい、と持ち上げる]
誰も食べないんじゃ、俺がいただくよ。
[林檎を一齧り。にかり、と笑みを浮かべて]
ん、美味い。やっぱ毒は入ってねーな。
[そのまま、もぐもぐと林檎を食べる。 殺すだの。毒だの。最後の1人になるまでだの。 見えない何かに疑心暗鬼になって、食事もまともにできないようでは困るだろう。とは思う]
(157) 2015/02/01(Sun) 17時頃
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……ふえ?
[林檎に食べることに、夢中になっていて。 日向の言葉>>@20に対して、一瞬反応が遅れた]
ちょっと待って。あおいちゃん。 ひとりじゃなくて、皆で行動した方が……って。行っちゃった。
[ぽりぽり、と頭を掻いて。 困ったように残りの面々を見回した]
梶、動けるか? あおいちゃんをひとりで行かせるのは。 さすがにマズいと思うんだが。
[齧りかけの林檎をテーブルに置いて、立ち上がった*]
(158) 2015/02/01(Sun) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 17時頃
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電話……あったかなあ。 勝手口は、あっち。台所にあるの。
[懐かしい記憶を探りながら、台所のある方面を指さす。 もう、思い返すことなんてないと思っていたのになあ。そのつもりもなかったし。 電話、見た覚えはないが、あるとしたら入り口や、その付近の管理室だろうか。
そうこう考えている内に、少女がやってくる直前だったか、すぐ傍の人影がよろめいた>>156気がして、気を取られる。 あっ、と声をあげてから、態勢を立て直した五十嵐に、大げさに反応したことを恥ずかしく思う。
そうこうしていたので、少女に気付くのが遅れたのだ。 かけられた声>>@23に漸く、驚きのままに勢い良く振り向く。]
(159) 2015/02/01(Sun) 17時半頃
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……こ、こんにちは
[また慌てて後退しようかとも思ったが、認めた相手は小柄な子どもだった。 小学生くらいかな?と見当違いな予測を立てつつ、同行者たちの顔をそっと見上げる。]
えーっと、また、同じ、なんですかね……
[人とすぐに打ち解けられる気質でもない。 少女に向けてではなく、既に名を明かした同行者らに向けて、そんな問いを放った。**]
(160) 2015/02/01(Sun) 18時頃
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[ よろけたところはしっかりと見られていたらしく>>159 エミの声に男はバツが悪いとはにかんだ。
洒落を織り交ぜてはみたものの、>>156 ここで電話を見た覚えが無いことに思い当たり、唸る。 そうしているうち、 小さな少女>>@23から声をかけられたのだったか。]
――オハヨウ、嬢ちゃん。 ハッピーかい?
[ 今日は人に多く会う日だから挨拶はオハヨウで統一しよう。 勝手にそう決めた男は挨拶ついでに加えて。]
この嬢ちゃんが、 "違う"かどうかは聞いてみなきゃあ分からねェとして。
――個人的には同じ境遇だと思いたいね。
[ 返した言葉は此方へ向けられたエミの顔>>160宛て。 ]
(161) 2015/02/01(Sun) 18時半頃
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[ 現れた少女の話を聞くべく心持ち体を前へ動かして、 少女へ一言]
…それで、嬢ちゃんはどうしてここに?
[ 尋ねてみれば今度そ転けない様にと、 からん、と二枚歯を床に立てて少女を見下ろした。]
(162) 2015/02/01(Sun) 18時半頃
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[こんにちは、という声に振り向いてみれば、立っていたのは明らかに年下の女の子だった。こんなに小さな子まで、と千秋は驚く。驚いている間に、瑛美が挨拶を返していた。>>160 続けて問われた言葉に、内心で首を傾げる。この女の子が千秋たちと同じでないとしたら、どういう可能性があるだろうか。さすがに、この子が犯人というのは、無理があるような気がする。]
違うとしたら……保護者がおる、とかですやろか。
[女の子に向き直ると、ピエロの男がやっていたように、できるだけ柔らかい印象となるよう心掛ける。こういうときは確かそう視線の高さを合わせると良いと聞いた覚えがあった。千秋は膝と腰を曲げて、目線を合わせてから、口を開いた。]
こんにちは。僕、千秋っていいます。ちょっと困っとるんやけど……ええと、お父さんかお母さん、一緒におったり、せんかな?
(163) 2015/02/01(Sun) 19時頃
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[少女と少年が互いに頭を下げる>>146>>153。先程までの剣呑さが幾分か和らいでることに、ほうと安堵の息を漏らした。 尤も、顔を覆う道化師の仮面で、それが他人に伝わることはなかっただろうけれど。
気付いたら、全く別の場所にいたなんて不可思議極まりない状況。互いに協力し合うのが得策だろう。そう思う。 そうして、名前を尋ねられれば>>150、今度は素直に口を開いておく。 素顔を晒すことに比べれば、名前を告げることはなんてことはない。そう思うことにした]
ボクは寧斗。親しみを込めて「ネイさん」って呼んでもらえると嬉しいな。
[男は臨也>>154、少年は千秋、というらしい。 そうしてエミが名乗ったのち>>153に、おどけたような口調で続いてみせただろう]
(164) 2015/02/01(Sun) 19時半頃
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[名を名乗って、さて、電話を探してみようか、という流れになったところで、新たな闖入者>>@23 こんにちは、と声をあげた少女には、軽く右手を上げて返しておく。
先に少女に声をかける者>>162>>163もいたし、矢継ぎ早に話しかけても相手が怯えてしまうだけだろう。 そう結論付け、眼鏡の位置を直すように、仮面を細長い指で軽く上げた。
何処か怯えたように、此方に向けて首を傾げてくる少女>>160には、ニコリと笑って―見えないだろうが―軽く頷いてみせた]
うーん、そうかもね。 どう見ても、怪しい!って感じじゃないだろう? まずは話を聞いてみようじゃないか。
[自分のことは棚にぶん投げつつ、そんな曖昧な肯定を。 そうして、少女たちの会話へ耳を傾けることにした**]
(165) 2015/02/01(Sun) 19時半頃
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[声をかければ、セーラー服の少女が勢いよく振り向く。>>159 先ほどと同様、やはり驚かせてしまったらしい。]
……びっくりさせて、ごめんなさい。
[神田にそうしたように、ぺこりと軽く頭をさげて謝罪をひとつ。 彼女のすぐ傍に立つ男に視線を移せば、全体的に着崩した衣服に二枚歯の下駄が少し珍しい。そんなことを思っていたら、男からどこか芝居がかった挨拶を受ける。>>161]
おはよう。 ……んっと。あんまり、ハッピーじゃないかな。
[時を知らないこの場所では、どんな挨拶が適切なのかは定かではないけれど、男に合わせた形で挨拶を返した。 少し疲れた気持ちを振り返ってみれば、あまりハッピーではないなと思ったのは確かだったけれど。 制服の男女に下駄の男、おまけにピエロというこの不思議な取り合わせを眼前にすれば、心の何処かでむくり、好奇心が頭をもたげていた。]
(@24) 2015/02/01(Sun) 20時頃
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[下駄の男から、此処にいる理由を問いかけられて、曖昧に首を傾げてみる。>>162]
あなたたちと、同じだと思う。
[……今しがたここに来たあなたたちよりも、一足先にここに馴染んでいるだけで。 続く言葉は、胸にそっとしまいこんだ。]
(@25) 2015/02/01(Sun) 20時頃
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[俯くあおいに申し訳無さは増して。>>@19
あ……。マズったかも。
内心、そんな事を思う。 彼女の気遣いを受け取れずに何と声をかければいいのか迷っていれば、彼女から続いて出てきた言葉に僅かに目を瞠る。 言い出して間もなく、動き出す彼女に思わず手を伸ばし]
ちょっ……、 一人じゃ危ないんじゃ……!
[口に出したものの、何に危機感を感じたのか自身でも分からず。 掴むものを失ったそれは虚空を掴む。 すぐにでも後を追いたい気持ちと、先程の様子が気になる慶一の様子を見比べて、すぐに足を動かすことは出来ずに。]
(166) 2015/02/01(Sun) 20時頃
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[空を掴んだ手は、無意識に携帯のポケットを掴む。 太一から中止>>157と告げられれば、少しホッとする気持ちもあって、彼を見れば]
た…っ、 食べちゃったの!?
[あっさりと林檎を口に含む太一を見て、また驚きを隠せずに。 林檎を頬張る太一を見ている内に、また気が抜けてしまう。]
ああ……もう。 後でお腹痛くなったって知らないんだからねっ。
[髪をくしゃりと乱雑に掻き上げて、溜息を付く。 飲食物がこんなに揃っているのなら、常備薬なんかも置いているかもしれない。
…まあ、そこでまた口にするかは迷いそうではあるが。
後で探してみようかと、思考を巡らせる。 太一の提案には頷いて>>158]
(167) 2015/02/01(Sun) 20時頃
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|
そうね、一人にさせるのは気になるし。 ……後を追いましょう。
[太一と麻里へとそう告げて、梶には「立てる?」と手を差し出す。 彼が一人で立ち上がれそうなら、手を引いて。 あおいが向かった方向へと歩き出す。*]
(168) 2015/02/01(Sun) 20時頃
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[と、千秋と名乗る少年が視線の位置を合わせ屈みこんでくれる。 千秋というのは名前だろうか、苗字だろうか。 彼はそれ以上言わなかったので、さして追及はしない。呼び名がわかれば十分だ。 そう思いながら彼と視線を合わせ、問われた内容に>>163]
……。
[小柄な自分は、男性と同じ目の高さで視線が合うことは滅多にないので主に見上げるばかりなのだ。 だからそういう気づかいは有り難い、……が。]
日向あおい。 ……お父さんもお母さんもいないけど、さっきまで、他の人と一緒にいたよ。
[今しがたきた方向を視線で示して、彼らにとって新情報であろう言葉を告げる。]
……ちなみに。 小学生じゃ、ないよ?
[千秋へ向かって、ささやかな反抗の意を込めて、言葉を交わす。 もし驚かれたならば、年齢も告げるだろう。……彼とは、2歳しか違わない年齢を。*]
(@26) 2015/02/01(Sun) 20時半頃
|
子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 20時半頃
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[話を聞く限り、やはりこの女の子も、千秋たちと同じように、気が付けば一人でここに居たという境遇であるようだった。>>@25 ある意味では予想通りの回答だったけれど、一人暮らしをしている千秋でさえ平静ではいられないというのに、こんなに小さな子が両親から引き離されただんて、ひどい話であるように感じた。 しかし、続く言葉は千秋の予想外だった。>>@26]
他の……人? 他にもまだ、僕らと同じような人らがおる、言うことですか。
[それは良い知らせ、と取ればいいのだろうか。それとも、千秋たち以外にも多くの人がこの超常現象に巻き込まれているという、悪い知らせと取ればいいのだろうか。 どちらとも言えないけれど、千秋はその人たちが、この小さな女の子を一人で歩かせていることにわずかな反発を覚えた。 しかし、その反発を表に出すより早く、続けられた女の子の言葉に、思考を止められた。>>@26 かがんだ姿勢で、笑顔を浮かべたまま、千秋は固まった。顔が熱くなる。ずいぶんと、子供あつかいをしてしまった。]
……あー、その、すんません。
(169) 2015/02/01(Sun) 21時半頃
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[千秋がしゃがんで話しかけたことを確認しながら、 自分はしゃがむ必要もなさそうだな、とか、 案外彼も面倒見の良い性質なのかもしれない、だとか、 至って平和なことを考えていた。
だからかもしれない。"他にも人がいる"という少女の言葉に、大きな驚きはなく。]
……まだ、いるのかあ
[ほう、と嘆息。 それこそ、共通点だなんだと騒ぐのは尚早だったかもしれない。
それよりも驚くべきは、彼女の小学生ではない、という発言である。 失礼だろうと驚きを押し殺しながら、そういえば、この人たちの年齢も知らない、と改めて同行者らを見上げた。]
(170) 2015/02/01(Sun) 22時頃
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合流、した方がいいですよね、たぶん えっと……そのひとたち、どこにいるんですか?
[ひとをさがす、というのも一手だと、下駄の男が先ほど言っていたように思う。 存外早く見つかったな、と、次のステップに移るべく、少女に問いかける。 少しちかづいてみたが、やはり視線を合わせるためにしゃがむ必要はなかった。]
(171) 2015/02/01(Sun) 22時頃
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[ 男は向かい合った少女の頭を見下ろしながら、 撫でるのに丁度良い高さだなァなんて思っていた。
少女の黄色い羽織りは何となく男にある花を連想させて、 少女の名前(>>@26)がその花に似ているとはまだ知らず、 似合ってると密かな感想を抱いた。 ]
そいつはよろしくないねェ。
[ こんな場所で、――こんな場所だからこそ、 気分が塞ぎ込むのはよろしくない。 男は徐に崩した下衣から赤い包み紙の飴をひとつ、 取り出しては少女の眼前に差し出した。 ]
疲れた時には甘いもの、ってなあ。 ――食うかい?
[ 少女が受け取るようなら引渡し、断られればしまうつもり。 続き>>@25を聞けば目を一度二度と瞬いた。]
(172) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
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アンタも? ……年齢は関係ねェのかな。
[ この少女から年齢不詳のピエロまで。 まるで共通点のない顔ぶれに男は息を吐いた。 極端に年嵩の人間や幼い人間は見ないとは言えど、 年齢に法則性は感じられなかった。]
――…まだ人が、か。
[ チアキとの受け答えを脇で聞いていれば、 他にも人が居るようだ。人数は知ることが出来なかった。 ――それでも、人が居る事を知れたのは、僥倖。
次いで少女の名前>>@26を聞いて、軽く瞠目する。 つい先ほど男が思い描いた花に似た名前であったが為に。 しかし、それも直ぐに潜めて]
――な、アオイ。 アンタがよければ「他の人」のとこまで案内しちゃくれねェか?
(173) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
|
|
「他の人」が同じとこに留まってるかは知らねェが。
[ エミもどうやら似た意見のようだと>>171 男は更に言葉を次いだ。 ]
それか――、アオイの知らない誰かも居るかもしれねェし、 ホールに行ってみる…、か?
[ 考え半分に喋りながら、合宿所の構造を思い返す。 増築や改修をしていないのであれば、 人の集まりそうな場所はそう多くなかった筈だと。 ]
まだ他に人間が居るのであれば、 出口よりも先に一箇所に集まった方がいいと思うんだが、
――如何?
[ 後半の問いはアオイ以外に向けたもの。 首をかくりと倒して、少女から視線を外した。 ]
(174) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
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|
―― 台所→廊下→ホール ――
[台所から廊下へと向かう。 時折、梶の様子を伺うように振り向いては歩を進める。 あおいが向かった先は、先程通ったホールへの道へと続いていた。 同じように太一や、麻里も続いているだろうか。
別れる前に見えたあおいの表情が脳裏を掠めて、視線が足元に落ちる。
悪いこと、したかなぁ……。
芽生える罪悪感を持て余して、梶の手を引いた手に少し、力が篭ったかもしれない。 それと同時に。
ああ、早くここから出たい。
そんな気持ちも入り混じる。 思考はぐるぐると揺らいでいたが、脚は止めることはなく。 もうすぐホールが見える頃、だろうか。*]
(175) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
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|
[しゃがみこんだ姿勢のまま固まってしまった千秋に、少しだけ申し訳ないような、可笑しいような。>>169]
平気。……大丈夫。 気にしてないよ。
[自分の見目が実年齢より幼いのは自分でも分かっていることだ。 加えて、あまり人と喋ったことがない故に、恐らくは言動もやや幼いのだろうと思う。
特に気にはしていない、と小さく首を横に振ってみせる。 あまり表情が変化する質ではない故に、その思いが伝わったかどうかは、定かではなかったが。]
(@27) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
|
|
[挨拶を返せば、下駄を履いた男から差し出された飴玉にぱちくりと瞬きをする。>>172 赤い包み紙は先ほど食べ損ねた紅玉を連想させた。 そういえば、空腹なのだった。そんなことを思い出して]
……ありがとう。
[礼を告げて、警戒心など何もなく有り難くそれを受け取る。 受け取ってすぐに包み紙を解き、透き通ったそれを口の中に放り込む。 ころり、転がせば口内に広がるのは柔らかく甘い味。
赤い包み紙を、少し迷ってから丁寧に畳む。捨ててしまうのはどこか忍びない気がした。 畳んだそれは、スカートのポケットへと仕舞い込んで、彼らの言葉に耳を傾ける。]
(@28) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
|
|
あ、じゃあ、一度ホールに向かいますか? これ以上人数増えるなら、あれくらい開けたとこの方が ただ、ガランとしてるから冷えるんだけど――
[ここまで口にして、ふと疑問を覚える。 寒くない。暑くもない。カーディガンを羽織っているだけの格好なのに、今まで何の違和感もなかった。 こんなに、上等な設備では、なかったはずだ。 あれから改善されたのだ、と言われようにも、先ほどから空調設備らしきものは見当たらない。 それに、廊下にまで冷暖房完備の合宿所なんて、あまりに快適で、精神論に逆らいすぎである。 聞いたことがない。]
……すみません、もう合流するならあとで話しますけど、 なんか、ここ、違うかも つくりとかは一緒なんですけど、わたしの知ってる合宿所じゃ、ない
[眉を寄せる。記憶とこんなに一致する建物が、急に得体のしれないものに思えて、身震いする。 違和感ないですか、と他の者に視線を送りつつ、賛同を得られれば、足をホールの方に向けたか。]
(176) 2015/02/01(Sun) 22時半頃
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|
[驚いて戸惑う面々から逃げるようにその場を去る日向の背をちらりと見送りながら>>@20、思わずほっとする。この狭い空間で無関係ではいられないだろうけど、できるだけ関わりたくない。 心配そうに手を差し出す神田>>168に苦笑いを向け、内心は戸惑いながらその手を掴んで立ち上がる。 こいつ、俺の事嫌いだと思ってたけど、なんでこんな構うの? 最も、このような異常な状況では知り合いというだけで気を回したくなるのかもしれないが。 貧血というのは出まかせだったのにくらりと眩暈がして、一瞬ぎゅっと目を瞑った]
神田、どういう風の吹き回し? やさしーじゃん。 彼氏に誤解されちゃうんじゃないのー?
[もちろん、須藤が彼氏じゃないことなんてわかっている。その上で、ただ自分のペースを取り戻したいが為だけに軽口を叩いているだけだ。二人がどういう反応を返したにしろ、それ以上は煽らずにおいたけれど。]
(177) 2015/02/01(Sun) 23時頃
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[日向を追いかけると聞いてげんなりしたが、こういう時一人で行動するのが賢くないことを知っていた。どんな物語でも、一人になった奴から脱落していくものだ。こういうゲームでは、特に。ため息をつきながら神田の後ろを歩いた。先ほどからずっと自分を心配するような視線を向けてきていて>>175、自分としたことがそんなにひどい様を晒していたのかとあきれ返った。]
……ひどい様、そりゃまあ、俺は醜いからな。
[自嘲するようにポツリと呟いて、再びこみ上げる吐き気をぐっと堪えるようにポケットからミントガムを取り出した。気付薬のように舌がしびれる程のガムを所持し始めたのは、いつごろからだろう。 吐き気は今回は収まってくれた]
(178) 2015/02/01(Sun) 23時頃
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[やはり、他にも同じ状況の人間がいるというのは彼らにとっては新しい情報だったのだろう。 どうしたものかを話し合う声を耳に、口内でころころと飴玉を転がす。]
うん。 …全部で、4人。 さっきまで台所の方に、皆でいたけど。
[千秋と少女の問いには、まとめて返答を返す。>>169>>171 もう移動しているかもしれないな、と思いつつ、移動していたとしてもそう広くはない合宿所である。 すぐに引き返せば、簡単に見つけることが出来るだろう。
何点か出された提案を聞けば>>173>>174]
……ん。 呼んで、こようか?
(@29) 2015/02/01(Sun) 23時頃
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[台所よりはホールの方が集まる分には良いだろう。 飲み物や食べ物ならば台所にあるが、たぶん、先ほどの様子を見るに「食事をとりながら穏やかに話でも」という空気にはならない。
北仲の言う通り、この不思議な空間は食料だけでなく、空調面でも随分と行き届いている。>>176 彼らにホールで待機してもらったとしても、寒さで不快を覚えるようなことはないだろう。
それらしい建前は掲げておいたものの、一度逃げ出した彼らの元へ戻るのは少しばかり勇気がいるような気もしたが、口に広がる甘さが、解けた心を後押ししたか。 彼らをここへ呼ぼうかという提案は、自分でも驚くほどすんなりと口から出た。]
……待っててね。
[そう告げて、再び来た道を戻ろうとした頃だろうか。 前方から、此方へと歩を進める数人の人影が見えたのは。*>>175]
(@30) 2015/02/01(Sun) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 23時頃
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[ 差し出した甘味は受け取ってもらえたよう。>>@28 礼が返ればへらりと相好を崩した。 男自身が口の慰みにと何時でも持ち歩いているものだが、 無くなってはいなかったようでよかったと胸を撫で下ろした。]
そうだなァ、立ち話をし続けるのもどうかと思うし、 広いほうが――、……ん?
[ 聞こえる言葉>>176に賛同しかけて、それが止まれば、 男は声の主であるエミの方へと顔を向けた。 腑に落ちない表情に加えて、 "違う"と言う言葉を口に出さず反芻する。]
――…そう言えば、何となく違和感 が、
[ 纏めずに喋りだして、詰まる。
幾年も来ていなかったとは言え、 寒暖の差も無く、隙間風の音一つもない程に快適? 幾ら改築や建て替えを行ったとして、ここまで変わるものか。]
(179) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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[ 明らかに感じる違和感に男は眉を顰めた。 それでも、此処にいてもどうなることもあるまい。 一度、この事について話し合う必要はあるだろうが。]
――呼んでくるって…、おい
[ そんな中、アオイと名乗った少女が踵を返そうとするので、 戻っても行き違いになるかも知れない、と言おうとして、 アオイの進もうとした先、人影を見た。>>175]
あー…、あれが、"他の人"か?
[ 問いかけはアオイへ届いただろうか。 ホールに移動するにしても、 歩いてくる誰かを待った方がいいだろうと、 男は床を空踏みした足を一歩、前へからんと落とした。]
(180) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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[確かに、廊下の真ん中というのは何人も集まるには向いている場所ではない。ホールに向かおうという瑛美の提案>>176 について、千秋に拒否する理由はなかった。 しかし、年齢を間違われたことを気にしていないと言ってくれた少女の言葉に、千秋は反応した。>>@29]
呼んでくる……て、あんまり一人では動かん方が……。
[あるいは、本の読みすぎだと笑われるかも知れない。「こんなところに居られるか!」みたいな台詞こそ言っていないものの、こういうとき、一人になってはいけないという気が、千秋はしていた。 しかし千秋の言葉は間にあわず、もう日向はこちらに背を向けて歩き出そうとしていた。>>@30]
あ、ちょお……! すんません、ホール、先に行っとってください。僕は、日向さんと一緒にその、四人? の人らを、迎えに行ってきますわ。
[瑛美たちに早口でそう告げると、千秋は日向の背を小走りで追いかけた。しかし、その気遣いは無駄に終わるようだった。日向を追いかけたその先に、いくつかの人影が見えた。]
(181) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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ぶふぉっ……ごほっ。
[>>177背後から梶が瑞希をからかう声が聞こえれば。 思わず咳込んでしまう。林檎を飲み込んでて良かった。 彼氏とはどう考えても自分を揶揄しての発言だろう]
あ、あのなあ……。
[と何か言いかけたが、どう言い返しても更にからかわれるのがオチなので口を噤んでおいた。 梶の野郎、ホントにいけすかねーやつ]
麻里ちゃん、行こうか。
[などと気を取り直して、麻里に声をかけて。 ホールに向かって歩き出すだろう]
(182) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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あおいちゃん、いたーーーっ!
[やがてホールに辿り着けば。 日向の姿を見つけて、笑顔で駆け寄った]
心配したんだからなー。 単独行動は、あぶ、な、って……あれ。
[段々と声は先細りになって]
ええと。そちらさんがたは。
[見知らぬ人々に、目を白黒させた。 北仲のセーラー服を見ると、多少バツが悪そうな顔になる]
(っち、同じ学校かよ……)
(183) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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――あ、待って、あっ、っていうか……あの!そこのひとたち!
[踵を返したあおいを引き留めようとして、その先の人影に気が付く。 駆け出しそうになった姿勢のまま、ぶんと手を振り上げてみる。久しぶりに大きな声が出た気がする。
――もっとも、その元気も、相手らの姿を認識するまでであったが。]
(184) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 23時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/01(Sun) 23時半頃
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―― ほんの少し前 ――
[煽るような口ぶりの梶に>>177、呆れたような視線向けて]
あんたバカなの? 具合悪そうな人を畳み掛ける程、性格悪くないつもりなんだけど。 それに、まだ彼氏じゃないし。
[彼氏の部分で、チラリと太一へと目を向けた視線は太一と絡むことがあっただろうか。 彼の反応を待たずして視線を外して前を向く。 暫くして彼の呟きが耳に届いたけれど、それは自身に向けられたものではないような気がして、今は触れずに置いた。>>178]
(185) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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[ふむ、と少女に飴を手渡した男を見遣る。 あおい、と名乗った>>@26少女の告げた新情報―他にも人がいる、ということは興味深かったが、それよりも、だ。
臨也、と名乗った男。その背格好には見覚えがある。 自分が素顔を晒している―といっても、目深に被ったフードとマスクで隠してはいるのだが―場所で、見かけたことのある顔だ。 幸い、(決してぼっちという訳ではないが)大学院に知り合いは少ない。故に、自分のこの出で立ちを知ってる訳もない。ばれてもいないはず、だ。そう思いたい。
仮面の下で、ふぅ、と小さく息を吐く。 恐らく、向こうは気付いてはいない。大丈夫。そう言い聞かせて、自分の仮面を撫でた。
その頃だろうか、他の人間を呼んでくると言って、あおいが踵を返したのは>>@30。 そして、その向こうから複数の人間の姿>>183が見えたのは*]
(186) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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―― ホール前 ―― [ホールの扉が見えた頃、その廊下の先にあおいの姿を見つけて>>@30]
――あおいちゃんっ? ......どこに行ってたの?
[その声は、自身よりも大きな太一の声と重なって>>183
程なくすれば、瑞希達とは違う方向から聞こえる幾つかの足音。 その中には珍しい下駄の音も混じっていた。 先に見えたのは同じ年のほどの少年。 そして、少しだらしなく見えた成人男性と、セーラー服の女の子。 そして、最後に見えた姿にぎょっとする。]
(187) 2015/02/01(Sun) 23時半頃
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えっ、なにあれっ!?ピエロ!?
(188) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[最初に目についたのは、茶髪の頭。 ああ、制服を着ている、と少し間を置いて、その丈の短さに顔を顰めそうになる。
教室の大部分をテリトリーにして、手を叩いて大きな笑い声を立てるような人種が、苦手だった。 自分はそうはなれないから。髪を染める勇気はないし、スカートを短く折ってみたって、何かが違う。 あの、真ん中の輪には入れない。大きな声で笑えない。でも、クラスの"下の方"の人とは、一緒になりたくない。 ひとりで席について窓の外を見ていると、甲高い笑い声が耳について、なんだか馬鹿にされているような気がしてくる。 そういうもやもやから逃げ出したはずなのに、なんだか、急に教室の中に引き戻されたみたいで、気分が良くなかった。
――だから、本当の問題に気が付くのが、少し遅れた。]
(189) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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……あのぉ、わたしたち、その子から他にもひとがいるって聞いて……
[呼びかけた手前、歯切れ悪くも説明しながら、身体はそろそろと傍にいたピエロの後方へ。 着崩した学生服。それも、苦手なタイプなんだけれど、それよりも。
短髪の青年>>183が身につけている、その制服は紛れも無く、日常に目にしていた――最悪だ。
相手に見覚えはあるか、と言われると、少なくとも先ほどのモデルと名乗った男に対してよりは、ある。 校舎を歩く姿を目にしたことがあるとか、その程度ではあるが、悪くはないと自負する記憶力はきちんと機能していたらしい。 だから、知ってる。相手が、いわゆる"上の方"っぽい人と一緒にいたことも。 そういえば、茶髪の女性の制服にも、見覚えがある。近隣の学校の生徒かもしれない。 とにかく、相手に認識されていないことを祈るしかなかった。 フトーコーなんて、弱いっぽいから。]
(190) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[周囲の声を気にも留めず歩き出せば、千秋が慌てたように追ってきてくれる。>>181 一応年齢を告げたはずだが、やはり幼い容姿の自分が気にかかるのだろうか。面倒見のいい人だな。似たような感想>>170を北仲も抱いていたとはつゆ知らず、そんなことを思い]
……あ、
[前方の人影へ声をかけようとするより早く、須藤の朗らかな声が響き渡る。>>183 ……その声に重なった神田の声には気づくことはなく。>>187
駆け寄ってきた彼が「心配」という単語を口にしたことに何故と首を傾げかけて、続いた言葉にああそうかと思い至る。 不可思議な状況での単独行動は、危ないのか。 自分にとっては慣れた場所であるため、失念していたなと思いながら肩を竦めて、あれ、と思う。 と、いうことは。 まさかとは思うが、彼らは自分を探しに来てくれたのだろうか。]
……。 あの、
[ごめんなさい。 おずおずと言おうとした謝罪は、神田の素っ頓狂な声にかき消されたか。>>188*]
(@31) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[日向のことを見つけるなり、大きな声で叫んで駆け寄ってきた男がいた。>>183 なんだ、ちゃんと心配されているんじゃないかと、千秋は安心する。きっと、先ほど彼らを呼んでくると言ったときと同じような気安さで、日向がふらりと単独行動をしたのだろう。 千秋は、男が日向に駆け寄るのに合わせて、半歩さがった。そういうことなら、先ほどまで一緒にいたという彼らと共に居た方が、日向も安心だろう。]
僕らは……何回目やろな、これ。ええと、ここの出口を捜し隊、いう感じ、ですやろか。そう、連絡手段を確保し隊、とかでもええんですけど。
[こんなやり取りも四度目となれば、多少は余裕が出てくる。冗談めかして言ってみれば、男が顔をしかめたような気がした。 さすがに、冗談を言うのは、少し楽観が過ぎただろうか。*]
(191) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[ ――直後、けたたましい声>>183>>187が聞こえて、 男は額に腺筋を幾本か立てた。 アオイの名を知っているのなら、疑うべくもない。 あれらがアオイの言っていた"他の人"なのだろう。
常の半眼を眇めて一人ひとりをじぃと眺めた。 ――どうやら、男よりも年上の人間はいないよう。 騒々しいものは好まぬ男は無意識に足を後ろへ引いていた。]
――――……お宅らも、「気付いたらここにいた人」?
[ けれど、知りたいことは聞きたくなる性分。 誰にともなしに見えたいくつかの顔へ向けて尋ねてみた。]
(192) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[ぞろぞろと集まるちぐはぐなメンバーに、思わず肩を落とす。ピエロに胡散臭い男に根暗そうな女に……一人普通の少年がいるようだが、あまりに怪しい人物のオンパレードで犯人捜しなんてあってないようなものだ]
これで全員? これ以上人数増えるのは勘弁してよー。 ミステリーでも、後から現れた追加要素って嫌われるんだからね。
[そういいながら、話しかけらた言葉に耳を傾ける>>192]
そ。俺もなんでここにいるのか、どーすればいいのかわからない人だよ、オジサン。
[軽くため息をつきながら、今一度新顔を見渡して、ふと女の顔に目を止める。どこかで見覚えのあるような、そんな気がしたのだ]
(193) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[なにあれ、という素っ頓狂な叫び声>>188に、思わず肩を震わせた。 いや、これが普通の反応だろう。自分でもそう思う。 仮に学校だとか家だとかに、こんな派手派手しい格好の人間がいたら、間違いなく職質もしくは不審者案件だ。 むしろ先程までの彼らの反応が落ち着きすぎていたのだろう。いや、怯えていただけかもしれないのだけれど]
お、落ち着いて!ボクは怪しい者じゃないから! ただのしがないテーマパークの従業員なんだ!
[ぶんぶんと手を振って、敵意がない事を示してみるも、さて、彼女とその連れの反応はどうか**]
(194) 2015/02/02(Mon) 00時頃
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[ さて、足を引けば高い故に一際耳に入る声>>188で、 否が応にもピエロの兄さんへ視線を遣る事になった。
対していたとは言え、大して喋ったワケでもない。 素顔も分からないピエロの仮面。 偶然にも自分のことを考えていた>>186とは知らず、 男は何処かで会ったかなと首を捻った。
少し聞いた声に覚えがあるような気がしていた。 ――しかし、男の友人知人にピエロはいない。 名乗られた名前(>>164)に覚えも無いから、 尚更、何処で会ったのだったかと考え込んだ。
…が、思い出せず、]
――ピエロの兄さん、俺と何処かで会ったことある?
[ 大げさな身振りの立ち姿>>194にひそりと一言言いおいて、 今はいいかと思考を放棄した。]
(195) 2015/02/02(Mon) 00時頃
|
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いや、どう見ても怪しいし。 胡散臭いし。ピエロだし。 怪しむなって方が無理。
[即答だった。 距離を置くように一歩後退り、壁を作るように近くに居た梶の後ろに身を隠すようにして。 それでも気になるのか、ちらちらと様子を伺う。 ただ、従業員と言われれば、少し思案に眉根を寄せる。
されど場所が場所。 ここが彼の言う通りテーマパークなら笑顔で握手でも交わせそうなものだが、こんな閉鎖された合宿所ではその笑みを称える仮面すら不気味に映る。 不信感は募り、やはり警戒の色が浮かぶのは仕方のない事。
壁ににした梶と下駄の男の人が何やら会話をしている雰囲気だけは感じたけれど、控えめな女の子の声までは拾えずに居たことに瑞希は気づかない。>>190]
(196) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[ 兄さんに聞いた後だったか。 こまっしゃくれた顔の少年>>193から返事が返ってきた。]
全員かどうかは知らねェけど? 少なくともこの辺りには俺らだけだ。…多分。
[ 自信はあまり無い。
人気がないとは言え、 一つ一つの部屋を覗き込んだワケでもあるまいし。]
ふぅん。 同じ穴の狢が何匹か増えたってワケ。
――ま、人手が多くなるのはいい事だと思っておくよ。 坊ちゃん。
[ ため息混じりの顔>>193へオーバーに肩を竦めてみせた。]
(197) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[校舎を歩くたびに囁かれているような気がした。 あいつのせいで甲子園行けなかったんだ。あと1勝だったのに。 あいつが打たれなければさあ。うちは強豪なのに。 3年生は引退で可哀想。あいつのせいで。 そうだよ。俺のせい俺のせい俺のせい]
……う。
[声が詰まった。いけない。思い出すんじゃない。 もう1年近く前の話だろうが。この子は野球部じゃない]
き、奇遇じゃん。その制服。 同じ高校のやつがいるとは思わなかった。 俺。3年の須藤太一。よろしく。
[北仲に軽く微笑んで見せた。 声が一瞬裏返ったが、なんとかいつも通りに振る舞えただろうか]
(198) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[はじめましてを装ってはみたものの。 完全に初対面というわけではない。確か2年の北仲瑛美。 担任がよくボヤいていたっけ。須藤くん。出席日数が足りないわ。補習を受けてもらわないと。本当に今年は心配な子ばっかり。2年の北仲さんもねえ。ねえ須藤くん聞いてるの。 そんな名前の不登校の子がいると、なんとなしに把握はしていた]
……ああ、ええと。そうだけど。 気付いたらここにいて……って、あんたらも?
[気もそぞろになっていた。 我に返って五十嵐の言葉>>192に、首肯すると]
あおいちゃんが無事でよかった。うん。
[ぽんぽん、と。 どこか申し訳なさそうにしている日向>>@31の頭を撫でた]
(199) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[ボブに近いショートカットの女子は、おどおどして態度で自分たちを見ている。>>190 気のせいかと思ったが、やはりどこかで見た事がある気がするその女子を、…は記憶の中で探り出した。 そしてふと気づく。何日か前に、クラスメイトの男子に教えてもらったネット上の少女のことを。ツイッターの写メを見て、『この子絶対可愛いよな』とだらしのない顔で話していたクラスメイトに無理やり見せられた”ポーラ”という名前の少女は、目の前の暗そうな女子にとてもよく似ていた]
へぇ、もしかして……学校で根暗な自分、ネット上ではアイドルの私、ってこと? こりゃ、傑作だ。
[にたりと意地の悪い笑みを浮かべて、小さな声で呟く。おもしろい玩具を見つけた。なるほど、この広い密室空間は、なかなかどうして、おもしろい秘密が沢山ありそうだ]
(200) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[今までの不機嫌さが吹っ飛んだように上機嫌になった…に、五十嵐の声がかけられる>>197]
ぼっ……!? あのねえオジサン。俺、坊ちゃんって年じゃないんだけど……。
[じとーっとした目でだらしない男を見た。見るからにだらしのない大人。だめな大人。それでも自分より年が上というだけで警戒に値する人物だということを、…はよくわかっていた**]
(201) 2015/02/02(Mon) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 00時半頃
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[人が増え、一気に場が騒々しくなる。 続けてここまでに至る経緯を話そうかとでも思っていたのだけれど、喧騒と、意味深な視線>>193に、気まずさを感じて、押し黙る。
誰からも反応はないし。ピエロに夢中ですか。そうですか。 どうせ、声ちいさいし。高校に入って、はじめて「ちゃんと大きい声で返事して」と教師に注意された。みんなクスクス笑ってた。 どうせ今だってそうだ。きこえませーん、とか、なんとか。
コーチには、いつだって凛と張った声で返事をしてた。 ばかにするなよ、と羞恥に顔を染めながら、内心で憤慨する。 被害妄想の道を邁進しながら、するりとピエロから離れる。集団の後方に。自分に見合ったポジションに下がろう。 そう思ったのに、わざわざ声をかけてきた男>>198に、親近感など湧くはずもなく。]
(202) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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[ピエロに警戒しつつ、新しい面々の様子へと見渡せば。 聞き慣れないイントネーションが耳を擽ってそちらと目を向ける。>>191
何で青い薔薇なんか持ってんの。
ツッコミは心に留めておきながら、見た感じはまともな雰囲気の少年と此方は判断して]
出口は、私達も探してるんだけど……
見つからないの。
ホールと、それと台所は見た。 連絡手段は見つからなかったけど、食料は大量にあったわよ。
[ぽつりぽつりと、千秋に向けて見てきた事を話し出す。]
……ここで暮らせって言ってるみたいで、ヤな感じ。
[最後に本音が少し、漏れただろうか。*]
(203) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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……2年の北仲瑛美です。はじめまして。
[気さくに声なんてかけてくれるなよ。と、相手の様子がおかしいことにも気付かず考えていた。 大丈夫、はじめましてだから。どうせ、相手はわたしのことなんて知らないから。 まさか存在を把握されている>>199ともつゆ知らず、自嘲する。
瑛美にとって、高校生活なんて無為なもので、そんな中で起きた事件>>198にも、詳しくはなかった。 それでも、ふんわりとは知ってる。まだ、野球をしていた頃の彼を。 クラスメイトの話す、雲の上のスドーセンパイ、なら。 ただ、上の方の、廊下の真ん中を歩ける人だと思い込んだまま、小さく頭をぺこりと下げた。]
(204) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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[神田の叫び声に焦ったらしいピエロの弁解>>194に、遅ればせながらピエロの正体を知る。 どうやら、テーマパークの従業員らしい。 華やかな夢の国を思い出す。
この簡素な作りの合宿所ではピエロの扮装は酷く浮いてはいたが、かの夢の国ではさぞ人気者なのだろうと思う。 もっとも、夢の国というならば、──この場所とて、ある意味では夢の国、だ。
驚きや警戒が行き交う中、思いを巡らせていれば須藤に頭を撫でられて>>199、驚いて小さく肩が跳ねる。 顔をあげれば、優しい声が降った。 探しに来てくれたのではないかという先ほどの推測は、やはり的外れでもなかったようだ。
平気だよ。心配しなくても、大丈夫だよ。 言葉を探す。たぶん、これじゃない。この言葉ではなくて。]
……ごめんなさい。 あと、ありがとう。
[たぶん、これで、正解。 今度は真っ直ぐに、視線を合わせて謝罪と感謝を伝えた。**]
(@32) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 01時頃
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[順に視線を巡らせて行けば、少女と太一が会話を交わすのを少し遠い位置から見て止める。>>198>>204 改めて見てみれば、少女の制服は太一と同校の物で。 それならば顔なじみでも可笑しくないかと納得する。
こちらも普通の女の子っぽいな。と判断しようとした頃、目の前に居る慶一からネットアイドルなんて言葉が耳に入るだろうか。>>200
慶一の視線を追えば、件の彼女が居て。 大人しそうに見える女の子と、アイドルという単語がすぐには結びつかない。 ただ、言葉を漏らした慶一の声が、いつもの嫌な感じなのだけは感じて。 少し、不快な気分になり、一人静かに溜息を零した。**]
(205) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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[ 決して機嫌がよさそうでは無かった少年の顔が、 どうしてだかそうそう悪くないものへと変わった。
理由は分からずとも、視線が脇へ逸れたのは見えていたから、 知り合いでも見つけたのかねェ、 なんて、男は心の裡で自己解釈をした。 ]
おやぁ、坊ちゃんはお気に召さない? それなら、坊や?坊主?――それとも、ボクがお好み?
[ へらりと笑んで組んだ腕に指をとんとんと置く。 男は捻た人間が嫌いではない。 退屈とは縁遠い人間であることが殆どであるから。
だから、自分をオジサンと呼ぶ少年>>201も、 初対面ながらに愉快さを混ぜた漆黒の半眼で眺めていた。 じとりと湿気る視線もどこ吹く風。 黒玉をぐるりと巡らせればホールの扉が見えた。**]
(206) 2015/02/02(Mon) 01時頃
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花売り メアリーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(花売り メアリーは村を出ました)
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[そんな折に、向けられた遠慮のない視線>>200に気づき、たじろぐ。 何か彼が呟いたようにも思えたが、少し距離があったために、聞き取ることは叶わなかった。
ただ、その笑みに薄気味悪いものを感じて、また一歩後ずさる。
災難続きだ。こんな所に連れて来られて、苦手なタイプの人たちに囲まれてる。 ピエロに安心感を覚えるって、我ながら末期だ。呆れる。
そんな状況でも、耳は音を拾おうと努めていたらしい。 茶髪の女>>203の言葉に、パッと顔を上げて、問いかける。]
あの、台所の勝手口、開かなかったですか 玄関は開かなくて、さっき、見に行こうかって言ってたところで
[もし試して、開いていたらこんな所にはいないよなあ、なんてことは分かってる。 勝手口なんてあった?気付かなかったわ、とか、そんな返答に一縷の望みをかけて食いつく。 食糧があった、という情報については、今のところ重要とも思わず、聞き流していた。**]
(207) 2015/02/02(Mon) 01時半頃
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[はじめまして>>204、という北仲の言葉に酷く安堵した。 そうだ。これでいいんだ。 須藤先輩ですよね。私知ってます。なんて言われた日には。 とてもじゃないが平静を保っていられる気がしない]
ん、瑛美ちゃんか。よろしくな。
[先輩ぶって、にかりと微笑む。 よし、いつもの俺だ。大丈夫、大丈夫。 まさか北仲が野球をしていた頃の自分を知っているとは思わず。 只の先輩として振る舞えればいいと。 単純にそう考えて安堵していた]
(208) 2015/02/02(Mon) 02時頃
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うん、どういたしまして。
[>>@32日向に、優しくと微笑んだ。 不思議な子だな、と思う。 芯が強いと思いきや、時折ひどく息苦しそうに言葉を発する時もあって。でも、悪い子じゃないのは。分かる。 日向の頭を撫でた手を、引っ込めようとして]
……っ。
[再び、手が微かに震えていることに気付いた。 黙ってポケットに右手を突っ込む]
(都合のいいタイミングで抜けて。薬キメないとやばい)
[だんだんと落ち着かなくなっている自分がいた。 でも、まだ大丈夫だ。そこまで取り乱したりは。しない、はず**]
(209) 2015/02/02(Mon) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 02時頃
石工 ボリスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(石工 ボリスは村を出ました)
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[寧斗の存在に明らかな胡散臭さを感じているらしい少女の言葉に、>>196 千秋は苦笑した。それは、そうだろう。千秋だって、寧斗が最初にとった行動>>106 を見ていなければ、現在の「むしろ真っ当な大人」という評価には落ち着かなかったはずだ。 そんな少女は、千秋たちよりも一足先に状況を把握するための探索に出ていたようで、その結果をぽつぽつと語ってくれた。>>203]
ここで暮らせと言ってるみたい、って。そんな無茶な……。 あ、けど……。
[千秋は、ここで最初に目を覚ました時の状況を思い出す。]
言われてみたら、水も、出るみたいですわ。
(210) 2015/02/02(Mon) 08時頃
|
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[状況説明の途中、少女の視線が千秋の手にある青い薔薇に向いた気がして、そういえば持ったままだったと思い出した。とりあえず、茎の部分を折り曲げてサイズを調整し、胸ポケットにさしておくことにした。]
(211) 2015/02/02(Mon) 08時頃
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[いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって……ほとんど全部が空白の中、唯一埋まっているのは「どこ」くらいのものだけれど、そういえば、それさえも確かなものではないらしいということを、思い出した。>>176]
そういえば、瑛美さん。さっき、なんぞおかしな事に気付いた、て言うてなかったです? ここは「違う」とか、なんとか。どういう意味か、聞いてもええですか?
(212) 2015/02/02(Mon) 08時頃
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あ、うん。えーっとね、
[千秋に話を振られて>>212、思い出したように声を上げた。 色んな衝撃で、すっかり忘れてしまうところだった。]
ここ、寒くないじゃないですか でもふつう、こんなとこに空調効かさないですよね 前来た時は、隙間風とかもあって、正直快適って感じじゃなかったから……
[キョロキョロと見回してみたが、やはり空調設備らしきものは見当たらない。]
ここ、本当に、わたしの記憶にある場所と一緒なのかなあって つくりとかは、まったく同じなんですけど
……そうだ、あの、ここ、昔来たことあったりしませんか わたしたち、なんか大体みんなそんな感じで
[思い出したように質問を追加しつつ、新たな面々を見上げた。]
(213) 2015/02/02(Mon) 08時頃
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ポーラは、ミルフィの耳につけられた装飾に気が付いた。少し顔を顰める。
2015/02/02(Mon) 08時頃
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勝手口......
[勝手口という声に反応して、件の彼女を見る。此方へと意識が向いた彼女とぱちりと目は合っただろうか。>>207 そういえば、誰かが見ていたような。>>131>>133 しかし、その少女の姿や記憶は、彼女の姿と共に段々と薄れていて曖昧なものになっていく。]
......覚えてない。
[同行者の中に、他に話を聞いているものが居るのなら、その者へどうだった?と尋ねただろうか。*]
(214) 2015/02/02(Mon) 09時半頃
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……?
[頭にかかる温い重みが離れるその刹那、須藤が息を飲むように動作を止めたような気がして、不思議に思いながら彼を見上げる。>>209 けれど、すぐにポケットへしまわれたその温い手が、再び震えていたことにまで気づくことは難しかった。]
(@33) 2015/02/02(Mon) 13時半頃
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[と、北仲>>207が勢い込んで神田の言葉に反応する。 勝手口、そういえばそんなものもあった。自分はわざわざ確認はしなかったけれど、誰かが確認していたような。……神田だっただろうか。 思って、彼女に視線を向ければ「覚えていない」という曖昧な返事。>>214 彼女ではなかっただろうか、と少し不思議に思いながら、言葉は唇から滑り落ちた。]
……開かないよ。 外に通じる扉とか、窓とか、全部。
[勝手口だけではない。既に何人かが試したであろう玄関ホールの扉も、──外へ続く道は、今、全て閉ざされている。
言ってからすぐに、これは不安を煽る言い方だっただろうかと後悔が芽生える。 けれど、どうせそう暫くしないうちに分かる事実だ。 それに、何人かはもう既に、ここが現実感を欠いた密室空間であることに薄々気付き始めているだろう。 少女の言葉を聞き咎めた者が、それを信じるか信じないか。 どうしても自分の目で出口がないかを確かめたい者もいるだろうし、そうだとしても、それを止める気は特になかった**]
(@34) 2015/02/02(Mon) 13時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 13時半頃
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はーい。 水だけじゃなくガスも通じてたぞー。
[千秋の言葉>>210に、震えてない左手を上げて付け加える。 右手はポケットに入れっぱなしだ。ガラが悪く見えるが仕方ない。 水もある。ガスもある。電気も通じてる。食料もある。 しばらくは遜色なく暮らせそうな。合宿所だから当然だが。 だからこそ、北仲の言葉>>213には小首を傾げて]
そうだっけかー。俺、野球部で何度もこの合宿所使ってるけど。 練習に夢中で、空調とかよく覚えてないや。
[地獄のような合宿トレーニングを思い出して。 うへえ、と顔を顰める。この合宿所での睡眠時間は癒しだった]
(215) 2015/02/02(Mon) 15時半頃
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……開かない? 全部?
[傍から聞こえた何気ない日向の呟き>>@34に、眉を寄せて]
もしかして、あおいちゃん。 全部この中を調べて回ったりしたのかい。 その言い方だとさ。
[本当に不思議な子だ、と思う。 淡々とした口調には、怯えや恐怖は感じられず。 本当であれば信じられない事象を、何の戸惑いもなく口にする。 努めて明るく振舞おうと装ってる自分とは違って。なんというか。この非日常に馴染んでいるというか。 ただその瞳に敵意は感じられず。 嘘を吐いているようにも、見えない*]
(216) 2015/02/02(Mon) 15時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 15時半頃
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[即答。一刀両断としか言いようのない切り返し>>196に、参ったと言わんばかりに顎をぽりぽりと掻く。 嘘は言っていない。それでも信じてもらえないのだから、この格好も難儀なものだ。 それでも、素顔を晒すよりはマシなのだから、仮面を外すつもりは更々ない。さて、どうするか]
いやぁ、仕事中に「気付いたらここにいた」ってだけでね。 君も、そうじゃないのかい?
[少なくとも、先程まで会った面々はそうだった。 なら、目の前の彼女らは、どうなのだろうか、と、問いを投げたところで――硬直した]
(217) 2015/02/02(Mon) 15時半頃
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[下駄の男の、半ば問いのような呟き>>195が耳に入る。 思わず息を飲む。仮面を咄嗟に軽く押さえた。大丈夫だ、外れていない。 ふ、と小さく息を吐いて、ゆっくりと手を下げる。焦りを悟られないように。
男の問いかけの中に、確信めいた空気は感じられなかった。多分、確証はないが、覚えがある、その程度だろう]
おや、そうなのかい? もしかして、遊びに来た時に会ったのかもしれないね!
[あくまで自分はテーマパークのスタッフだ。 決して、大学院では顔も見せない、滅多に喋らない誰かさんとは関係もないのだから。 テーマパークで会った可能性、それが妥当だろうと言わんばかりに、おどけた調子で返してみせただろうか**]
(218) 2015/02/02(Mon) 15時半頃
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[覚えてない>>214、という瑞希の言い回しに。 何とも言い難い違和感を覚えた。 彼女にしては、歯切れの悪い言い方。 どうだった、と瑞希に尋ねられれば]
勝手口は、どうだっけなあ。確か開かなかった、ような気が。 だれか台所で確認してなかったっけか。ええと……。
[言葉を紡ぎながら、気持ち悪さに口元を左手で抑えた。 何かに対する認識が。歯抜けのように抜け落ちている気がして。 そもそも瑞希たちと合流する前、俺はどうしていたんだっけ。 台所前で、なにかが。あったような>>31。 つい先程の事なのに。もやもやと、頭の中が霞みがかっていく]
……瑞希ちゃん。俺、若年性アルツハイマーかも。 さっき梶にやったみたいに。一発、頭叩いてもらえるかい。
[瑞希の拳>>77を思い出し、冗談めかしてそう言ってみせた*]
(219) 2015/02/02(Mon) 16時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 16時半頃
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[須藤の言葉>>215に、ゆるやかに反論する。]
わたしも、部活で使っただけですけど ホールで反省会させられたとき、ばかみたいに寒かったんです、隙間風がすごくて
[自分たちの何が悪いのか、分かるまで帰ってくるな、とか。 寒いのが分かり切っている場所に追い出す罰だったんだから、寒かったのに間違いはない。 外からは馬鹿らしい体育会系の精神論に見えても、瑛美はそういうものが案外嫌いじゃあなかった。 キアイとコンジョウでなんとかなる世界なら良かったなあ、と、今ではもう考えないようにしているけれど。
そんなことを思うけれど、主観的な思い出じゃ、説得力もないので。 ふと思い立って、人差し指を立てる。]
指しゃぶってこうしてみればわかりますよ 風、まったくないから
[さすがにおかしいですよね、と今度こそ強調して言った。]
(220) 2015/02/02(Mon) 17時頃
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それに、その子が言ってることも、嘘じゃないと思うんです 玄関も、開くはずの状態で、開かなかったから
[自分よりも小さな女の子が、全部試したと言う。>>@34 実際にそうは言っていないけれど、須藤の言葉も重なって、瑛美の中ではそういうことになっていた。
それって、すごく不憫だ。帰りたかったんだろうな、と見当違いなことを思う。 もしかすると、わたしよりずっと早く目を覚ましていたのかもしれない、と今度は当たるとも遠からず。]
だいじょうぶだよ、なんとかして、出口を見つけよう
[そんな思考を経て、視線と言葉は少女に向いた。 窓を割れないかな、なんて物騒なことも考えたけれど、どうにも奇妙なこの空間で、果たして自分たちの常識が通用するのか、不安なところである。]
(221) 2015/02/02(Mon) 17時頃
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部活で使ってた……? 瑛美ちゃんが。
[眉を寄せて小さく呟く。 高校で運動部入ってたのか、この子。少し意外に思って。 言った後に、失言だったかもしれない。口を噤んだ]
ん、マジだ。風がない。
[左手の人差し指をぺろりと舐めてみる。 確かに。不自然なほどに、無風だった。 ゲームとかだと「こっちから風が吹いてくるぞ。出口はあっちだ」が定番なんだけどなあ。なんて呑気なことを考えつつ。 さすがに、利き手を使えない不便さに苛立ちを覚え始めていた]
(222) 2015/02/02(Mon) 18時頃
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[出口を見つけよう>>221。 日向を励ますような北仲の言葉に。 意外と面倒見の良い子なんだな、と北仲を少し見直した。 しかしながら、その言葉に改めて自分たちが閉じ込められたことを実感したのも事実だ。 右手の震えが一層ひどくなるのを感じた]
そうそう、大丈夫。 これだけ大人数が失踪したんだ。 そのうち警察が来てくれるって。
[敢えて楽観的な言葉を口にする。 しかしその口調に、以前ほどの余裕はなくて。 あまりよろしくないな。と自嘲した*]
(223) 2015/02/02(Mon) 18時頃
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――――気がつけば
いつも一人ぼっち―――――
(224) 2015/02/02(Mon) 18時半頃
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― どこかの部屋 ―
[――何か夢を見て目を覚まし、冷たい床でうつ伏せた状態で起きた自分
その景色は灰色の…何もない部屋一つの扉]
私はどうしてここにいるんだろう?
[夢の続きかその先か 覚醒したばかりの意識は状況を飲み込めずにしばらく途方に暮れて巡らせる。]
(225) 2015/02/02(Mon) 18時半頃
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[思い出せない夢の前、その夢の景色さえ曖昧なままに。
どうしたらいいのか……。
[胸に…一抹の不安が宿りて波のよう。
揺られた心は足を進ませ扉の取っ手へと手を伸ばす。]
(226) 2015/02/02(Mon) 19時頃
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[カチャリ―――ー。]
(227) 2015/02/02(Mon) 19時頃
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―― ホールへと向かう廊下 ――
[部屋の扉はゆっくりと開き、目に映るどこか見覚えのある廊下。
窓は塞がれ日の光の差すこともなく
ガランとした寂しい道
音の静かさに不安を抱きながら
慎重にと歩むその廊下の先はホールの空間。]
(228) 2015/02/02(Mon) 19時頃
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― ホール ―
[どこかで見たはずの景色 幾つかの人影 年端の近い者達の賑やかな空間に 戸惑いを覚えつつも一瞬の安堵
刹那に不安の一つは期待へ変わり そこにいる者の、どの御方に疑問を落とそうかと 声のかける機を佇み待つ自分]
(229) 2015/02/02(Mon) 19時半頃
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[水も出る。>>210 上へと視線を遣れば、そこには煌々と照らされたライトもあって電気が通っていることを教えただろう。 太一が台所で火が通っていることを確かめていたことも思い出す。>>128 そして空調まで──。>>220>>215
口を閉ざす中、不意に視線を感じてその先を辿れば、少し剣のある眼差しの女の子が視界に入る。>>213act
ああ、この視線は女の子特有の──。
数々向けられて来たこの視線に瑞希は記憶があった。 瑛美と呼ばれた女の子から>>212、向けられた視線は今までの経験と重なって。…またか。と内心諦観を覚える。
軽蔑か嫉妬か、かもすれば羨望か。 毎度測り損ねるそれは、事あるごとに受け止めればただ疲れるだけで。 いつもと同じように、ふい。と応じないように視線を外して、他のものへと意識を向ける。]
(230) 2015/02/02(Mon) 20時頃
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[その時だろうか。妙に響く声で開かない。と告げられたのは。>>@34 あおいと名乗った女の子の言葉は、これだけ沢山の人が居ても、妙に声が通る。 一緒に移動して居た頃、そんなに周囲を探っている様子もなかったが、彼女が言えば、それもどこか納得できて。 納得できたと同時に、本当に、ここから出られないのだという事がじわじわと胸の内に広がり始める。
気付いたら此処に居た。>>217
怪しげなピエロが言うことは正しくて。 此処に来るまでの経緯が全く思い出せずに居る。 肯定の言葉を返す代わりに、軽く目を伏せた。]
(231) 2015/02/02(Mon) 20時頃
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[不意に太一から声が掛かれば、はっとしたように顔を上げて>>216 台所であったことを思い出すけれど、太一も自身と同じように少し歯切れの悪い物言いで。 一発、と言われれば、笑い返そうとしたけれどその表情は、上手く作れたかどうか。]
アルツハイマーにはまだ早いでしょ。 あいにく、拳は安売りしてないよ。
[冗談で返したつもりのそれは、太一にはどう移っただろうか。*]
(232) 2015/02/02(Mon) 20時頃
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ミルフィは、マユミの気配に、びくりと身を震わせた。**
2015/02/02(Mon) 20時頃
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[ぽつりと零した呟きを聞きとがめた須藤の問いかけ>>216に、なんと答えたものか少し迷う。
調べは、した。 この場所に、馴染む前。初めてこの場所で目を覚ましたその時に。 躊躇った後、結局小さく肯くに留めておく。
続く、北仲の言葉>>221に。 視線を彼女の方へと向ければ、初めて顔を合わせた当初>>160には、警戒されていたのかいまひとつ絡まなかった視線が、きちんと絡む。 神田よりは地味な容姿ではあるが、何処にでもいそうな女子高生。
この不可解な状況の打破を試みようと一生懸命に思考を巡らせている彼女は、自分の言葉に何を思ったのだろうか。 だいじょうぶだよ、と此方を励ますような言葉には、……今度は頷くことは出来ず。]
……出られると、いいね。
[少しだけ、声が小さくなった*]
(@35) 2015/02/02(Mon) 21時頃
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― 回想@ ― [登校の時間よりも少し早く、静かな教室の窓の傍でひっそりと私を待つ机と手紙。
何もしらない私は、人の賑やかになった頃にその手紙の存在に気づき隠すと
時間の空いたとき開封してそれを見る。
書かれていた愛の言葉
私を望む大切な気持ちを知らされて
頬を染めて返答に迷う自分]
(233) 2015/02/02(Mon) 21時頃
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[ 坊ちゃんと言葉遊びを始める前だったっけ。 何の気なしに放った呟きは意外な反応を伴って返ってきた。 一瞬、ピエロの動きが止まった>>217ように見えたのだ。 それは男の気のせいであっただろうか。
一度瞬きするかしないか。 その間にピエロは人を煙に巻くかのような態度に戻り、 確認は行えなかった。]
――アンタがそうだって言うなら、そうかもしれねぇな。
[ 適当に話を合わせながら、 その実、素顔は知っている顔かも知れないと考えていた。 男は喧騒を良しとしない(>>192)為に、このピエロではなくとも、 ピエロの居着きそうな場所へ遊びに行った記憶が無いのだ。 ――一度だけ、思い当たる節はあれど、まさかと打ち消した。
だって、それはもうあまりに昔のこと。 都合よく一度きりのその場所で会った人間とここで再開する、 ――なんて、小説かなにかじゃああるまいし。]
(234) 2015/02/02(Mon) 21時頃
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妙な縁もあったもんだ。 なァ。――ピエロの兄さん?
[ 何処で会ったにしても、 既視感を感じる人間にこんな場所で出会うなんて。 それはもう作り物語にも負けず珍しいことなのではないか。 …とは言え、ピエロと男が何処で出会ったのか。 それは、それ。これはこれ。
――そう言えば、ピエロは幾つなのだろうと、 聞きそびれたことに思い至りながらも聞くことはしないまま、 大げさな身振りで偶然の遭遇に同意を求めてみた。
ピエロが自分に覚えがあるようだ>>186とは気付かず終い。 対峙した誰かから返事が返ってくれば、男の目線はそちらへ 向いてしまっただろう。*]
(235) 2015/02/02(Mon) 21時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 21時半頃
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― 回想A ―
[数日間の迷いを経て 決心した私の心
望む者へと寄り添う覚悟と共に 初の恋に胸を躍らせてまた頬を赤らめる。
かつての素敵な者達の残した有名な詩に 自分を重ねて 夢のように舞い上がる気持ちを抑えながらも また緩む感情。
迎えた決意の日 悲壮な表情で私の言葉をずっと待つ者に
笑顔と共に伝える感謝の気持ち。
安堵の表情と照れた顔に自身も顔を赤らめ伏せて
始まった幸せな日々―――。]
(236) 2015/02/02(Mon) 21時半頃
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[考えてみれば、怪しい者ではない、と寧斗の口から聞くのは何度目だろう。>>194 仕事中だったのだと彼は言う。>>217 なるほど、それならばあの恰好であるのも頷ける話だろう。だから千秋は、思いついたことを、深く考えずに提案してみた。]
ちゅうか、ネイさん。もう仕事場と違うし、そのピエロのお面と帽子、外したらいいのと違いますか? そうすればほら……。
[不審なピエロでは無くなるはずだと言いかけて、止まる。あの原色がふんだんに使われた服ばかりは、どうにもならない。千秋は少しだけ言葉を選ぶ。]
あー、不審なピエロから、独創的な寝巻を着たお兄さんにランクアップできんかなと思うわけですよ。僕は。
(237) 2015/02/02(Mon) 21時半頃
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[瑛美の語る内容>>213 は、千秋もまたここへ来たときに感じた疑問だった。>>52 大きく頷いて同意したいところだが、あいにくと千秋はここへ来たことがないということにしてしまった。>>132]
言われてみれば、冬やいうのに寒ないですよね。 だから、違う場所。なるほど。ちゅうことは、ですよ。僕がここに来てから一個も時計を見とらんのも、そういうこと、なんですやろか。
(238) 2015/02/02(Mon) 21時半頃
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― 回想B ― [始まりは穏やかに やがて加速して 盛り上がった恋は お互いの距離を徐々に近づけて
いつしか当たり前のように好き会えるようになった。
気づいたまわりの冷やかしの声 反対する親の声]
(239) 2015/02/02(Mon) 21時半頃
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[ふと、ホールの入り口に目をやれば肌の白い少女が居て>>229]
―― ひっ!
[息を吸うように小さな悲鳴を上げた。 その黙って佇む姿が幽霊のように見えて、悲鳴と共に思わず目の前に居た慶一のシャツを強く引っ張る。 その力は少し強過ぎたかもしれないが、今は慶一に気を使う余裕もなく、襟元が彼を苦しめたかもしれない。
少し冷静になって見てみれば、同じ年の頃の女の子と、分かるだろうか。*]
(240) 2015/02/02(Mon) 21時半頃
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[次々と繰り出される不名誉な名称に>>206、大げさにため息を一つ零した。まったく、こういう大人は抜けているように見えて実は強かだったりするものだから、困ったものだ]
……オジサン、しつこい男は嫌われるよ? ほら、俺って平和主義だから。仲良くやりましょーよ、ねえ?
[にっこりと、人好きのする笑みを浮かべて白々しい程の嘘を吐く。平和主義だなんて、笑っちゃうね。平和ほどつまらないものなんてない。不変が一番。不変の結果再び不幸になったとしても、それはそれで味付けの一つになる]
[続いて聞こえてくる須藤の言葉>>216に反応した神田>>232を見て、綺麗な笑顔を見せる。 そして須藤の頬に、平手を一つ。 力は入れていないから痛みはなかっただろうけど、ぱちんと小気味よい音が響く。須藤の、赤くなった頬を見て朗らかに笑って見せた]
なぁんだ、お望みとあらば、いつだって殴ってあげるよ? それとも、神田に殴られたかったのかなーぁ? それとさぁ……
[耳元に、こっそりと口を寄せる]
(241) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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手、まぁた震えてるね?
(242) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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[黙ったまま、思い思いに話す面々をぼんやり眺める。 田中ことネイさんへ、千秋の提案>>237が聞こえ、簡素な着替えの類ももここにはあることを告げようかと思ったその矢先。
ふ、と視界の端。何かが見えたような気がして、そちらに気を取られる。 それと同時に神田の短かな叫びがあがっただろうか。>>240
──ひとりの少女が、いつの間にかぽつんとホールの入り口に立っていた。>>229
いつの間に入ってきたのだろう。まったく気づかなかった、そう思う。 言を発せずとも分かる、恐らくあまり騒がしい質の少女ではない。
騒がしさを聞きつけてホールへやってきたか、或はやはり出口を求めてこのホールまでやってきたか。 なんにせよ──ここにいるということは、彼女もまた「気づいたらここにいた」ひとりだ。]
……おはよう。
[彼女に気付いてもらえるよう、す、と片手を挙げて。 「こんにちは」ではなく、「おはよう」が口をついて出たのは、五十嵐の影響か>>161*]
(@36) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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[ さて、見下ろす坊ちゃんの反応は如何なものだったか。 目の端にアオイと名乗った少女と少女を心配していたらしい (>>183)少年と茶髪の少女(>>187)とが掠め、 半眼の両目をきゅると細めて暫し其方へと目線を移す。
――どこも、開かない。
そうして、聞こえたのは――聞いてしまったのは、 新しく現れた面々ではなく、アオイと名乗った少女の声。>>@34 不思議に喧騒の中、通るその音ははっきりと男の耳に届き。
何故だか、すんなりとその言葉が胸に落ちてしまった。 此処からは出られないこと。 だが、それでも、何処か微睡みの淵にいるようで、 そのことを知ってすら男の中に危機感が湧いては来ない。
――もしくは、それを告げたのがアオイだったから、 かも、知れない。]
(243) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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[ それでも、エミの話すところ>>220を聞けば、 男が此処へ訪れた時と然程変わってはいなかったようで、 改めて、この場所の異常さに思考は傾いた。 寒くもない。暑くもない。 全館に空調設備を取り付けたり隙間を塞いだりといった 改修の痕も見られず、空気の流れも全くないよう。
『 最近ね、夢を見るの。 』
『 昔。みんなで行った―― 』
唐突に頭の奥、ビデオが回るように現れたのは、 白い壁と床と幾本かの鉄色の棒。それと。
合宿所に一人で居る夢を見ると言った、或る人。 ――そして、流れる風に乗って聞こえた一つの噂。
当時は馬鹿馬鹿しいと一笑したそれを…不意に、思い出した。]
(244) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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[耳元でささやかれるように零されたその言葉は、きっと他の者には聞こえていないだろう。にやにやと笑いながらそれだけを告げると、早々に須藤から体を離す。彼の反応を、ちゃんと見たいからだ]
(245) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 22時頃
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[>>240私に向けられた悲鳴の音に、少しだけ驚いた表情を見せてペコリと頭を下げる。]
あの…驚かせてすみません… 私どうしてここにいるのか… 思い出せないのです…
良かったら教えて貰えないでしょうか…
(246) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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そうかい。そりゃ残念。
[>>232瑞希におどけて肩をすくめてみせた。しかし彼女のその仕草から、自分と同じ違和感を覚えているであろうことを確信する]
(どうなってるんだよ。ったく……)
[自分の中で、だんだん不安が大きくなっていく。 ポケットの中で。震える右拳をぎゅうと握り締めたところで]
……っ。いってえ。
[突然、梶から平手打ち>>241を食らって。目を白黒させた。 左手で頬を押さえながら]
くっそ。親父にもぶたれたことねーのに。 野郎に殴られたところで、全然嬉しくねーぞ俺は。 可愛い女の子にやられるからご褒美なんだよ。
[まだおどけるだけの余裕は残っている。 冗談めかして抗議したところで。梶に耳打ち>>242される]
(247) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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……うるさい。
[そこで初めて。声に怒気が籠もった。 いけない。抑えろ。マジになってどうする]
俺のことなんてどうだっていいだろ。 何がそんなに楽しいんだよ。
[ひどく投げやりな口調。 ここに来てから、こういった態度を取るのは初めてだった]
放っておいてくれ。
[そう言い放つ間にも、手の震えはますます酷くなって。 ぎりり、と奥歯を噛みしめた]
(248) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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生憎とオジサンは坊ちゃんに好かれる趣味は無くてね。 ――…わーぉ、偶然。俺も平和主義なの。
[ 坊ちゃんのため息にはからからと笑って応じてみせる。 そうしてからんと一つ足を踏んで二の句を次いだ。]
でもねぇ、退屈と詰まらないことはキライなんだ。
俺はね、坊ちゃん。 人間を悪人だの善人だので括り分けるよりも、 魅力があるか、それとも退屈かどちらかで判断する方が、 よっぽど面白いと思ってる。
だから、坊ちゃんが面白い側の人間なら仲良くしよう。
[ へらへらと口角を上げて笑ってみせて。 口ではそんなことを紡いでみたのだった。]
俺は平和主義だけど、博愛主義者じゃあないんでね。
(249) 2015/02/02(Mon) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[おはようと挨拶を受ければ>>@36、 丁寧に頭を下げて挨拶を返した。今が朝なのだと思いながら]
(250) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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マユミは、そこにいる面子にも丁寧にお辞儀をする。
2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[ そう、言った後だったか。 ぱちん、と音>>241がして何やら坊ちゃんが、 少年と言い交わす>>248のを男は伸び一つして、見ていた。 言っている内容は聞き取れずとも、少年は怒り模様の様子。
( 喧嘩が起こったら面倒くせぇなあ。 )
内心でぼやきながら、 下衣のポケットへと組んだ両手を突っ込み、 はたと思い至って内から何時かアオイに渡したものと同じ、 赤い包み紙>>175を取り出し、中身を出して口へ放り込む。
――がり、と噛み砕いた薄く黄味がかった飴玉は、 …包み紙と同じ赤い果実の味がした。
そうして、気付く。 何時の間にか影のような少女>>250が一人、 喧騒の中に混じり込んでいたことに。]
(251) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[須藤に話しかける前に返ってきた答えに、思わず少し興味をひかれた。>>249 多分この人は、自分と似たような価値観をしているんじゃないかと、小さく期待を込めて。…があるいは同い年の大人であったならば、その好意を隠す事もできただろう。しかし18歳という彼の若さが、その喜びを声に滲み出させてしまった。もしかしたら五十嵐だけには、その感情が伝わってしまったかもしれない。]
ねえ、退屈ってなんだろう。オジサンは退屈ってなんだと思う?
[相変わらず朗らかに笑いながら、彼を試すように口に出してみる。答えが返ってこなくてもいい。それを彼に聞くこと自体が目的なのだから]
何にせよ、オジサンとはちょっと楽しくやれそうかなぁ。 よろしく、俺、梶慶一。まあ坊ちゃんでもなんでも、好きなように呼んでよ
(252) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[お辞儀をする所作をまじまじと眺めていれば、それはやはり幽霊などではなく、しっかりと2本の脚で立った少女。 しかし、余り変化の見えない表情が、彼女を人形のように見せるだろうか。>>246
話し出す彼女からもまた、今出会った者達と同じような境遇だと知って。 また、一人、見ず知らずの仲間が増えたと感じる。
あおいと挨拶を交わす彼女を見ながら、他にも誰か、彼女へと話しかける者が居れば、少し様子を見て。 誰も話仕掛けなれば、仕方なく口を開く。]
……残念だけど、私達も思い出せないの。 ここは、合宿所だって言ってる人も居るけけど。
[今まで耳にした会話の中で、拾った合宿所というキーワードを彼女へと投げる。]
(253) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[いかにもな好青年から発せられる黒い声色に、喜びが湧き上がる。>>248 やっと見えてきた、汚い感情。ニタニタと笑みを浮かべて、須藤に笑い返した]
どうでもいいなんて言わないでよ。 言ったでしょ?俺はさ、”仲良く”したいんだよ。 須藤くんとも、ね。
[そう言いながら彼から視線を外す。もう今は興味がないとでも言うように]
ま、君が隠したいなら他の人には言わないでおくよ。 口は堅いからさ、信用して。
[まぁ俺自身がこれ以上探らないとは、言ってないけどね。 そう内心で呟きながら、くすくすと笑みをこぼした*]
(254) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[ひっそりと、ホールへと現れた少女。その第一声で、彼女もまた千秋たちと同じであることがわかった。>>246]
こんにちは。僕は千秋。教えてあげたいのは山々……やけど、僕らも教えられるようなこと、持っとらんのです。知らんうちに、ここにおったんは、同じやから。
[そう答えながら、千秋は一つ、引っかかりを覚えた。共に行動していたはずの須藤達と出会う前に>>216 日向はここを探索して、出られないことを確かめていたらしい。>>@35 彼女は結構な時間、単独行動をしていた。一人で歩くことに頓着せず須藤たちを呼びに行こうとしたのも、その経験があったからだろう。千秋には、そこが、引っかかる。]
日向さん、少し、聞きたいんやけど。 出口を探してるとき、誰かに会わんかったですか? 五十嵐さんでも、そこにいる女の子でもええし、洗面所の床で寝とった僕でもええ。
[この問いに、日向はなんと答えるだろう。 もしも、誰とも会わずに出口を確かめたのだと答えたならば、千秋は「誰かに連れて来られた」という可能性を完全に捨てるだろう。文字通り、千秋たちは「突然ここに現れた」のだ。]
(255) 2015/02/02(Mon) 22時半頃
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[少年の悪意無き、当然の提案>>237には、仮面の下で困ったように眉を下げる。 彼に悪気はないのだろう。けれど、自分にとってそれは無理難題に等しいものだ。 好意が嫌悪、笑顔が軽蔑に変わるのは、例え幾度目であろうと苦痛でしかないのだから]
いやいや千秋君、それは難しい相談だね。
[ゆっくり首を振って、外国人じみた調子で肩をすくめてみせる。 胸の内の葛藤を、決して悟られぬように、顔を覆った仮面を爪で軽く叩いて、おどけた調子で続けた]
この中には、夢と希望が詰まっているんだ。 だからちょっと勘弁してほしいんだ。ね?
[同意を求めるように、首をこてりと傾げて。 そんな訳だから、と半ば話を切り上げるようにして、周囲の様子をきょろりと見回した*]
(256) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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>>253 合宿所……?
え……。
…………。
[何かを思い出して止める声
少しだけ現れた今は辛い幸せな記憶の欠片。
確かに利用した思い出もありながらも何か言うこともなく次の疑問を漏らす。]
…。
すいません…
よくわかりません…
なんでみんなここにいるのでしょうか…。
(257) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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[新しい顔ぶれへと話しかけた頃。 名を呼ばれた気がして振り返れば、小気味良い音が弾けて、頬を赤く腫らした太一が其処に居た。>>241>>248 慶一の絶えない笑いとは裏腹に、初めて見た太一の怒気を孕んだ表情に、少しの畏怖と。
こんな時にあの野郎……
と、慶一への腹立たしさが募る。 舌打ちを寸での所で堪えながら]
(258) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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あーもうっ、止めてっての!
[大袈裟に声を張り上げて、面倒そうに髪を掻き上げる。 間を割って入るように、慶一を睨みつけ]
梶くんさぁ、もうちょっと空気読んでくれない? そういうの、今はマジ勘弁して欲しいんですけどー?
それと、太一くんはこっち。
[それと同時に半ば強引に太一の肘辺りを引っ張って、慶一と距離を取らせるように、太一の背中を押して数歩、離れさせる。
煽る素振りは幼稚にも見えて、学校での彼より少し、酷さが目立つ。 もしかしたら彼も、この状況に苛立ちを感じてるのかもしれないと感じたけれど、今は哀れみよりも腹立たしさのほうが先に立つ。]
(259) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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[少し、聞きたいんやけど。
そんな風に切り出された千秋の問い>>255に。 洗面所の床、あんなところで千秋は起きたのか。 そんな的外れなことを考える。 親切過ぎるほどに摩訶不思議空調設備の行き届いた空間で良かったな。そう思う。 現実の合宿所であれば、まず間違いなく、冬、あそこは凍えそうに寒いはずだ。 ホールとどっこいどっこいといったところだろう。
そうして、少しばかり、ちりりと胸を焦がすのは罪悪感だ。 はっきりとした嘘を吐いてはいないけれど。 誤魔化すようにはぐらかすように重ねてきた言葉の数々は、完全に自分を今しがた「気づいたらここにいた」ひとりに仕立て上げている。 そういう振る舞いをしたのは自分では、あったけど。
千秋から視線を外す。 …答える声は、ほんの少しだけ硬くなったかもしれない。*]
会って、ないよ。 誰にも会わなかった。
(@37) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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[その時触れた、太一の腕が僅かに震えている事にようやく気付いたが、その震えが何から来るかまでは、気づけず。 代わりに]
ごめんね。
[と、小さな声で太一に謝罪を向けて、少し辺りを見回した後、太一をあおいの傍へと落ち着かせれば、手を離しただろう。]
(260) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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>>255 [『知らないうちにここにいた』 その話に心を再び不安の闇に突き落とす。
見覚えと強い思い出の残るこの場所に 自分のせいじゃないかと当たりをつけて 考えながらも、現実として否定する。]
そ…そうですか……
あの…
どうしましょう……
(261) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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白銀∴秘星 マユミがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(白銀∴秘星 マユミは村を出ました)
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………。
(262) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/02(Mon) 23時頃
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[飴玉の包みを開いた五十嵐に、千秋は意外だと感じる。>>251 なんというか、そう。飴玉よりは煙草の似合いそうな人だと、勝手に思っていたからだ。]
甘党、やったんですか?
[それとも、禁煙のための口寂しさを紛らわせるためだろうか。彼の通う高校で教鞭をとる定年間近の国語教師が、無念そうな顔で飴を舐めていた姿を思い出す。いずれにしろ、がりがりと噛み砕くようにして食べていては、すぐに飴が無くなってしまうだろう。 ポケットを探ってみれば、授業の眠気対策にといくつか忍ばせていた、ハッカ味ののど飴が入っていた。]
……食べます? ハッカが苦手と違ったら、ですけど。
(263) 2015/02/02(Mon) 23時頃
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チアキは、リーに、のど飴を差し出した。
2015/02/02(Mon) 23時頃
チアキは、リーに話の続きを促した。
2015/02/02(Mon) 23時頃
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おや、俺にそれを聞くのかい?
――坊ちゃんは、 "退屈"を解っていると踏んでいたんだけれど。
[ 坊ちゃんの声が何処かそれまでとは違って、 喜色のような色を帯びたのを男は感じ取った。>>252 その起因するところは分からずとも、 笑うその顔。その瞳を男の漆黒の瞳は捉えて、口にする。]
人間の幸福の敵は苦痛と退屈である。 そんな言葉もあるくらいに、退屈は緩慢な死だと俺は思うね。
退屈な日常、集団の中に自分を埋もれさせ、 やがて鋳型に嵌められた行程だけを行うようになり、 創作性も無くして多くの個に埋没する? メイドイン他人。 他人の成分を作って作られた人間はとても詰まらない。 だから、俺は退屈な人間が嫌いなのさ。
(264) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[ 一息で言い終えると、半眼に膜が張った。 どうやら眠気が男の肩を撫でているようだった。 欠伸をかみ殺せば目の淵にごく少量の水が溜まり、 目元を軽く擦って何とかかんとか押さえる。
好き勝手放題に起床と就寝を繰り返す男を誘惑する眠気。 それはもう男の彼女と呼んでも過言ではないほどに、 男に甘やかに囁きかけるのだ。寝てしまえと。]
そうかい? ――カジ…あぁ、矢張り坊ちゃんの方が呼びやすい。 俺は、五十嵐――五十嵐、臨也さ、坊ちゃん。 よろしくお見知りおきを。
[ もう一度だけ欠伸をして、名乗り>>252に返事を返し。 それから、…件の出来事が起きたんだっけ。>>241*]
(265) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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>>259 [怒鳴る声にビクッと驚いて 一歩後ずさってみんなが苛立っていることを雰囲気で察する。
数々の疑問はあるものの
今いる現状を考えて現実と認めるしかなかった。]
(266) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[仲良くしたい>>254。普通ならば、善意からくる言葉であろうが。 梶の口から発せられるそれは。 反吐が出るほどの嫌悪感を催した]
……っち。
[大きく舌打ちして。仄暗い表情で梶を睨んだ。 あいつは。梶の目は。弱みを握って人をいたぶる、人間のクズの目だ。俺には分かるんだ。 ロッカールームで俺に追い打ちをかけたあいつらと同じだ。 おまえのせい。よくも野球部にいられるよな。いざって時に使えねえ男。 うるさいうるさいうるさい]
……。
[口を開けば、汚い言葉を吐いてしまいそうで。 真一文字に口を閉じて、ぎりりと奥歯を噛みしめたところで]
(267) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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……ふへっ?
[大袈裟に声を上げて>>259、瑞希が割って入ってきた。 そのままずるずると引っ張られて、梶と強制的に離される。 なんだか小学生同士の喧嘩を止める学級委員長みたいだな、なんて他人事みたいに考えていて。 瑞希の謝罪の言葉>>260に、改めて我に返った]
その。瑞希ちゃんが謝る事じゃないし。 ハラハラさせてごめん。
[バツが悪そうに瑞希に謝る。 頭が冷静になってくると。瑞希と身体を密着させているこの状況が、途端に恥ずかしくなり。今度は怒りとは別の理由で赤面した。 瑞希の手が離れると、ほっと息を吐いて]
……ありがと。
[小さく呟くだろう]
(268) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[仲裁に入った後、傍と。我慢できずに出してしまった大きな声に>>259、やってしまったかと感じたが、それは後の祭り。
まだ名も知らぬ彼女の問い掛けに、話の途中だったことを思い出して>>257、ああ。とまた髪を弄りながら]
……それが分かれば、こんな所でダベってたりしてないんだってば……。
[ついと漏らした言葉は諦めと僅かな苛立ちが混じり、最後は溜息と重なって]
……ひとまず。 外に出られるまでは、この面子で暫く一緒に居るしかないわよ。 早速揉めてるし、ピエロと、……おじさんも居るけど。
[揉めると言う頃には慶一と太一を、ピエロは言わずもがな、最後におじさんと言う頃には、どこ吹く風という体の臨也へと順に見て>>251 最後にまた、マユミへと視線を戻す。]
私は、神田瑞希。 ……しばらくの間、よろしくね。
[そこでようやく、そこに居る人々へと自ら名前を名乗っただろう。*]
(269) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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マユミは、ずしりと来る痛みを堪えて一瞬だけ座った。
2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[ それでも、少女に話す相手が居るようだったなら、 多人数に話しかけられても困るだろうと傍観を決め込んだ。
砕いた飴の欠片は口の中できらきらと溶けて、消えていく。 まさか飴を口にしたところを見られていたとは知らず。>>263 かけられた声に一度咽せかけて、喉を鳴らすに留めた。]
――そうさね。…近くに、甘党が居たもんで。 すっかり、移っちまった。
[ 質問にはそんな風にして答える。 ……あながち間違ってはいない。 買い置きしていた甘味を渡す相手がいなくなったから、 捨てるのも勿体無いと食べるようになって、 何時しか、自分の為に買うようになっていた、だけの、話。]
(270) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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…お。いいのか。 じゃあ、有り難く戴くとしようかね。 ありがとな、――チアキチ。
[ 差し出されたハッカ味だという飴を受け取る。 口寂しさを紛らわすのは何でも構わない。…味も。 最後に考えていたあだ名(>>156)で呼んでみて、 何となく収まりがいいと、一人納得したのだった。]
(271) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[千秋の提案は、やんわりと否定された。これがプロ、というものだろうか。夢の国のキャストは、決して自分がそうだとは名乗らないという話を思い出す。だとすれば、彼が名前を名乗ったことは、その時点できっとかなりの譲歩だったのだろう。]
すんません。ネイさんはプロやのに。失礼なこと、言いましたわ。
[頭を下げる。下げて、それから、ふと気づく。ここから出られないとしたら、食事をとることもあるだろう。そのとき、彼はどうするのだろうか。 もちろん、千秋が心配したところで、どうにかなるものでも無いのだけれど。]
(272) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[やがて立ち上がり]
すみません…… ちょっと体調悪くて…
は、はい… そんな同じ状態だったのに聞いてごめんなさい…
私もみんなでいたほうが良いと思います…
[自己紹介を受けて]
神田さん…ですね… 私は……
真弓って言います。
(273) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[瑞希が自己紹介を始めたところ>>269で。 初めてこの場に新客の少女が増えていることを知った。 どれだけ我を忘れていたんだ。恥ずかしい]
……ええと。 早速揉めてる須藤太一です。よろしく。 お見苦しい所をお見せしました。
[瑞希の言葉を借りつつ。 真弓>>273に向かってバツが悪そうに自己紹介した。 怖い人、と思われるのは心外である。もっとも、さっきのを見られていては第一印象は最悪であろうが]
(274) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[千秋の予想は、嫌な方向に当たってしまった。誰とも会っていないと答えた日向の声が、それまでとは異なる響きを含んでいたように感じたのは、千秋の気のせいだろうか。 これまで、どこか泰然とした雰囲気を纏っていた彼女だったからこそ、その変化に気づけたのかもしれない。]
そう、でっか。 そうやとしたら、僕らがみんなして使ってた「気づいたらここに居た」は、文字通りの意味やった、いう事もあるんかも、ですね。 僕らをここに連れてきた「誰か」なんて……おらんのと、違いますか。
(275) 2015/02/02(Mon) 23時半頃
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[不意に崩折れる真弓に目を丸くして]
えっ、ちょっ……だ、大丈夫?
[咄嗟に彼女の方へと向かうが、彼女へと手を差し伸べるよりも早く、自ら立ち上がる彼女に安堵の息を漏らす。>>273 彼女が大丈夫そうだと判断すれば、少し表情も柔らかく解けただろう*]
ん、よろしく。真弓ちゃん。
[彼女の名前を確かめるように、一度口にして。
彼女との会話が途切れれば、再びホールに居る面々へと言葉を投げる。*]
(276) 2015/02/03(Tue) 00時頃
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[千秋の質問に気を取られていたせいか。 梶と須藤の不穏な空気にまでは気を配れず、神田の張り上げた声>>259でようやくそちらへ意識を向ける。]
……。
[何か、あったのだろうか。 3人の間の空気がどこか刺々しいような気がする。 どうやら神田がうまく執り成したような雰囲気に、結局口を開くことはしなかったけれど。
須藤が近くに立ったようであれば、ちらり、見上げて一歩彼の方へと寄る。彼らの穏やかでない様子への心配もあったが、今は、千秋や北仲からのこれ以上の質問を避けたいようなそんな気持ちも何処かにあり。
自己紹介をする空気になれば、名前ぐらいは名乗っただろう。*]
(@38) 2015/02/03(Tue) 00時頃
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それで。 ――これから、どうする?
(277) 2015/02/03(Tue) 00時頃
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[ぎしり、と。心が強張る音を聞いた気がした。自分に向けられたものではないと分かっていても、五十嵐の言葉が耳に残る。>>264 メイドイン他人。それで、何が悪いだろうか。良きにつけ悪しきにつけ、千秋の中に人を動かす何がしかがあると、誰が保証できるだろう。それならば、五十嵐の見せた笑顔や、寧斗が見せた気遣いを真似た方が、良いに決まっているではないか。 そんなことを考えていたからだろう。チアキチ、と新しいあだ名で呼ばれたとき、いつもの千秋なら喜んで見せたはずだというのに]
チアキチ……って、そんな風に呼ばれたん、初めてですわ。
[本当に、意外そうな声で返事をしてしまったのだ。]
(278) 2015/02/03(Tue) 00時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/03(Tue) 00時頃
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[ 飲み下した林檎の代わりに、 白く、清涼感を感じさせる飴を舌で一度転がした辺りのこと。 男の耳は茶髪の少女の「おじさん」という言葉を聡く拾った。 それから、聞いていれば幾つかの名前を拾う。 ミズキ(>>269)にマユミ(>>273)にタイチ(>>274)と。
ちらと目を向ければ一人ひとりを確認して、 ――自分も幾度目かの名乗りをしたのだった。]
…俺はあだ名を考えるのが、得意でね。 そういうワケだから、――チアキチ。さ。
[ 驚いたような相手の声は特に気にならず。 奇抜なあだ名は男の呼びやすい名前…つまり、自己満足、 にも近いものであるが故に。]
俺は、アンタのことをそう呼ぶことに決めた。
[ 誰にともなくそう宣言してみせたのだった。]
(279) 2015/02/03(Tue) 00時頃
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