103 善と悪の果実
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[その唄はきっと呪詛の調べなのだろう。
そう意識するのは塗り重ねられた、悪の部分か。]
易々と、死んでいくんですね。
すぐ傍に林檎は落ちているのに。
手を伸ばせば、拾えるのに。
滑稽、ですね。
[肩が揺れる。
こんな喜劇、見たことが無い。
その舞台に僕もいたのかと思うと、可笑しくて、可笑しくて。]
はははっ、はは は …… …―――
/* やあ、KUZU様…。
[烏がニタリとしたよ。]
/* 畜生、烏め…! あっち行け!
[隅で震えている。]
/*
畜生、温室育ちの餓鬼が。 俺を笑うな!
[怯えた目が、少女の澄んだ目を見ていた。]
/*
笑う?
…――いいえ、不思議なだけよ
[それまで周囲にはいなかった、不可思議な存在。
何をそんなに怯えるのかと、好奇にきらめく瞳はまっすぐに向かう]
[何故、死者の姿が見えるのかなど。
呪詛の声を聞きすぎて、
もはや疑問にも思わなくなってしまっていた]
[―――――――…歌が]
[嗚呼、歌が聞こえる]
[心の臓を掴まれそうな、儚く美しく恐ろしい旋律が]
畜生どもが………
[惨劇の舞台に、憎悪と怯えをぐちゃぐちゃに掻き混ぜたような
声が、雑音のように、歌声に―――…重なる。
揺らめく影は何処からか。
左胸から絶えず血を流す亡霊が、霞んでは、消え
林檎を中心とした二つの影を見ている。]
――――――――…ぼくは、だれ?
[父は浮浪者、母は貴族]
[父は名も知らぬ国の、母は由緒正しき血統の]
[その身は女にしては大きく、男にしては華奢であり]
[善を知り、悪を覚え、他者を翻弄する蛇となった]
[本質は望まれるままに。
生きる為に唯、その性質を入れ替えて来たにすぎぬ。
"答え"は何処にもない。何も、ありはしない]
[学者は奥歯をかみしめる。
いつでもその命を終わらせることができるように。
毒を其処に仕込んでいた]
いずれまた逢いましょう、愛しい人。
銀の運命は断ち切れなど…しないのですから。
[子供らしさの無い言葉を別れの挨拶にして。
綺麗な歌声の重なる中、僕は楽園を飛び去った**]
/*
……大好きだよ?
可愛い、可愛い、ポーチュラカ。
[ちゅう]
/*
にゃ、にゃあああ!!!(*ノノ)
私のほうが
ずっと、ずーっと
兄様のこと好きですわ!!
(ぎゅう)
/*
こうして、ぼくの赤ボッチ率が果てしなく上がっていくんだ。
[すねた**]
ジョセフどのは、やはりすてきだなぁ、ほくほく。
まだ一店舗めだからまじめにお仕事にもどるよ!
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― 銃声が重なる前 ―
「わるくない」
「なにもわるくない」
[その言葉を、信じたい言葉だけを信じて少女は無防備に背を向けた。
悪いのは自分じゃない。 この手が赤いのも 先が――未来が見えないのも 邪魔をする誰かのせいだと、見たくないものから目を逸らした]
(75) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時頃
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[背中に感じた衝撃が何か、理解できないまま 少女の意識は急速に流れ 屋敷に満ちた悪意と怨嗟、悲痛の叫びの中へと溶け込んでいく]
に さま 守る って
[言ってくれた。 だからきっと、このまま、意識を失ったとて
一人じゃない。一人になるわけがない]
(76) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時頃
|
/*
ふふ、素直な子は好きですよ。
[ポーチュラカ様、なでなでなで]
…烏様には、ジェフ様がいるではありませんか!
赤には引き込むことが、できませんでしたけれども!
もう少し、お話しする時間が取れればなぁ、と。
烏様に対しては、本当にもだもだなのです。
守る って…
[伸ばした手は、赤い手は黒蝶の翅へと伸ばされ
羽ばたこうとするそれを、逃しはしない、と握り締めた]
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[全部いらないなんて、嘘。 傍にいてほしいものしかいらないけれど ひとりになるのは嫌だった。
ひとりぼっちが一番怖くて 恐れる自分は見ないようにしていた。
それを子供らしさだと、認めてくれる人がいれば 少女にも、あるいは未来があったかもしれない]
(77) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時半頃
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[再び目を開いた"少女だったもの"は 背中を向け、自分を置いてきぼりにする兄の姿を 廊下に座り込んでただ見つめていた]
兄様
[手は、伸ばさない。 握り締めた黒蝶に、注がれる赤はもうないけれど]
兄…様
[強く、強く握り締めた少女の髪を 柔らかく撫でたのは――]
(84) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃
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[微笑みを浮かべる、彼女の口から出たのは――**]
(85) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃
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――扉をくぐる前に――
[烏の背を追い掛ける目に、殺意と怯えが消え去ることはない。
輪廻の環に囚われるまで。
何度でも何度でも、この運命を抱くのだろう。
扉の向こう側に消える背に、羨望を抱くことは出来ず。
―――女を、子供を手に掛けて。
今はまだ沈んでゆくばかりの輪廻だ。]
その目。 刳り貫いてしまえば、良かった。
[震える口唇が、小さく呟いた。]
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― 数日後 ―
[楽園の事件が明るみになった後、帰る者もいなくなったブロワ邸が、国に買い上げられることとなった。 明け渡す為に入った業者が、地下室で見たのは
半死半生の、腐りかけた――"人間"
けして人には許されぬ研究の成果か 父を殺したことを認めたくなかった少女の我儘か
もはや言葉を解さぬ生きた死体となったそれは、闇から闇へと葬られた]
(99) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃
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[永遠に生き続ける父親]
(100) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃
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