297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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[少女の知らぬところで、ひとつだけ。 雷門の家の勝手口の、すぐ外に。 ひとつだけ、色のついた花が、咲いている。
それは誰かの悲しみのような青と、 誰かの怒りのような赤とが、 複雑に絡み合った……
妖しくも、美しい、 そんな花だった。]
(7) 2019/07/09(Tue) 08時頃
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りぃ……ん
りぃ………ん
りぃ…ん
り…ぃ………ん
────じゅうご で ねぇや は
よめ に ゆき………
おさと の たより も
たえ は て た……────
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[いつまでも暮れぬ日は、刻限をあやふやにしてしまうが、それでも時間は随分かかったはずやった。>>2:116 暗く…なるんやろか?と疑問になりながらも、否定することはなく。]
あんまり急くと、 転んで怪我しよって、 お手伝いどこやなくなるよって。
[引かれる手に、声かけひとつ。 妖しい空模様をちらりと見上げ、降るかもなぁ、なんて思う。
帰り着いた家では、赤子が一人、泣いていた。 たった、一人で。**]
(8) 2019/07/09(Tue) 11時半頃
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[わたしの双子の妹は、いくつになっても頭ん中が、子供のまんまの子、やった。
おねぇちゃん、おねぇちゃんと後をついて回る子が、可愛ぅてしゃぁなくて。
……いんぇ、それだけや、ありません。
あぶなっかしゅぅて、しゃぁなかったんです。
やから、なぁんもさせんと、遊ばせとったんです。
15を過ぎた頃、わたしにも縁談が舞い込みました。
善吉っつぁんは、えぇ人でした。
けんどわたしは、お嫁に行かれませんでした。
だってわたしには、**がおりました。
わたしの可愛い妹です。
わたしがいなければ、なんもできない妹です。
善吉っつぁんは、えぇ人でした。
なかなか踏ん切り付かんわたしを、待ってくれると言わはったんです。]
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よぅ泣いてはるな…
[はじめ、昼間背負っていた赤子かと思ったのだが、どうも台所作業中おっかさんに預けとったその子とは違うよう。>>15 近づき、そっと紅葉の掌に指を与えれば、ぎゅうと握りしめてきた。 おっかさんを探し回る妹>>16を余所に、抱き上げとんとんとあやしてみる。 しかし火がついたように泣きわめく赤子の勢いはとどまることなくて。]
ねん、ねん、ころりよ、 おころりよ 坊やは良い子だ、ねんねしな…
[子守唄も口遊んでみるが、効果は全くない。]
(24) 2019/07/09(Tue) 22時半頃
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坊やのお守りは どこへ行った?
あの山越えて……あぁ。
[歌う内、誰かの声が重なって、その声の方を見やる。
そこに在った姿を見て、誰の子かを悟った。]
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この子、お隣のみわさんの子や。
[ふと顔を上げたところで、思い出したように言う。 実際思い出したのかもしれなかった。
おっかさんに会いに、お隣のみわさんがやって来る時、きっと背負ってきた赤子。 その子を預けられたことも、なんどかあったので。 しかし、子守をしたことがあったとて。]
……流石に、出ぇへんなぁ。
[妹の問いに、答えては苦笑した。>>18]
(25) 2019/07/09(Tue) 22時半頃
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うぅん…代わりになるもんやったら…
[多分、戸棚に薄めて飲ませられる乳もどきなら多少あるだろう。 だが、それもしのぎにしかならん。 そもそもそれなりに値の張るもんやし、簡単には出せんかった。 基本はお乳を与えるもんだと思う。]
うーん、どないしょ。
[困ったように、目の前の空間を眺めた。
そこには、何もない。 誰もいない。
少なくとも、人の目で、見えるものは。*]
(26) 2019/07/09(Tue) 22時半頃
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[山奥の、さらに奥の、奥。 千代にそびえる巨木があった。 今は人のたどり着くこともないその巨木は、もう随分前に雷に打たれて真っ黒に焦げてしまっている。 その傍らに、割れた大岩ひとつ。
かつてそれは、巨木に寄り添うまろい石だった。
かつてその石には、緋色の縄が幾重にもめぐらされていた。
かつて、その石には……――――]
(42) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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[あさちゃんがお乳出るなんて言い始めたら、それは神隠し以上の大事件である。>>30 それは、それとして。]
せや、ねぇ…
[妹の提案に、曖昧に頷く。>>31 抱き上げた赤子を、ぽん、ぽん、と一定に拍であやしながら。]
ほなら、頼むわぁ…
[転ばんようにな、と付け足すのも忘れずに、見送る>>32。
ぱたぱたと、妹の足音が遠のいた頃。 少女はまた、目の前の、“見えない誰か”に向き合った。]
(43) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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あかんやないの、みわさん。 赤ちゃん、大事に抱えとかんかったら。 赤子は自分では渡られんよ。 寂しゅうて、可哀想やないの。
[泣き止まぬ子をあやしつつ、ちろりとひとつ、睨みをやった。 それから。]
ほら。 抱っこしたって。 大丈夫や、もう。 衣食住に、困ること、あらへんから。
[赤ちゃんはしばらくは、乳吸いたがるやろうけどな、と付け足しつつ、赤子を差し出す。 暫しの間ののち。]
(44) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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よかったねぇ。
これで、おっかさんとずぅっと、
いっしょやねぇ。
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[すぅ、と音もなく、赤子の姿が消えた。]
(45) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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[遅れて赤子の泣き声が遠くなり、消えてゆく。 代わりというように、軒先に、小さな紫陽花がひとつ咲いた。 傍の、たおやかに、儚げに、しかししっかりと根付いた紫陽花の葉に、守られるようにして。]
(46) 2019/07/10(Wed) 08時半頃
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────ねん、ねん、ころりよ
おころりよ
ぼうやは よいこだ
ねんねしな────
双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/10(Wed) 08時半頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/10(Wed) 20時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/10(Wed) 20時半頃
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[あさちゃんが、泣く声がする。>>53どれほど遠くにいたって、というわけにはいかないが、これほど近くにいれば、聞こえないはずもなく。]
なんや、なんや。 どないしたの、あさちゃん…
[驚いたように、顔を出す。 実際驚いた。 あさちゃんが、あんなにも大人と子供の境目に敏感なこの子が、声をあげて泣きながら姉を呼ぶなど、随分久しくなかったような気がして。]
そないに泣いて、どうしはったの……
[草履ひっかけ飛び出した先、泣きぬれた頬を指先で拭わんと。 この時少女には、目の前の妹のことしか見えていなかったのだから、抱いていたはずの赤子は、と問われるまで、その存在をすっかり忘れていることだろう。 聞かれたところで、消えはった、としか答えようもないのだが。*]
(59) 2019/07/10(Wed) 21時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/10(Wed) 21時半頃
[ おいのり、 ]
[ 耳に、残る。今言ったのは、誰の声だろう。]
[ だぁれもおらん 紫陽花の花、]
[ 誰かの迎えをまつ花嫁、]
[ 瞬く、視界が揺れる、何かが見えたような、]
[ だけども、気を付けなくてはならないものなのだろうか?という違和感が、胸の中にありゆるく胸元で手を握りしめた。]
とーお、りゃんせ
とおりゃんせ… ♪
こーこはどーこの、…
[ 緋色の花嫁を幻視した。
どこかで見たことがあると思った。
あれはいつの話だろう。
誰から聞いた話だろう。
どこかで、見たことが、ある――…。
ずくずくと。
心の臓が、沈みたがっている。]
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