291 Fate/Goddamned Omen
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(届けられない。)
(それでも人はまた結ぶ。)
(ひとり喪えば神をも求む。人の傲慢さで、助力を、と。)
縁─契約─をどうか 結ばせては いただけませんか ?
ラナって女の子だったのね。
……冗談よ。
不思議ね、神様ってものは。
[少しだけショックを受けた様子の声に
くすくすと意趣返しがてらの冗句をひとつ。]
そーね、アルシュも仲間だし、目的は同じだし?
というわけで、あたしこれから
ヒノカグツチ、とやらの方に行ってきまーす。
[アルシュと別れる前に、こうとだけ告げて走り出す。
移動しながらも通信は繋ぎっぱなししゃべりっぱなしだ。]
[サーヴァントのクラスについての話には、
概ね同意しておこう。あいあむばーさーかー。
アーチャーなのに弓を使うんだね、という感想はさて置き]
そーそー!
仲間や味方は多いに越したことはないわ!
まあこの世界にとってあたしは異邦人、
そっちの事情とやらにあんまり踏み込むつもりは
めんどくさそうだから無いけどね!
世界の危機。世界の危機ねえ。
あんま実感湧かないけれど、きっとそうなのよね。
……神を倒すのは人、 ね。
ふふ、そう、……うん。
悪くないわ。悪くない気分よ。
まあそもそもあたしは負けないのだけどね?*
[端末よりの、声を。
聞くばかりで 沈黙が続いていた、のは。
拭い攫われ行く 欠片より。
見 て いた、 から ……だと。
そう、理由付けを してしまおう。]
マスター。波照間乃花より。
欠片 が 祓われました。
……精神 そのもの は
只の、娘子である、よう で。
[端的な、報告。]
[幾ら 強靭な義足を持とうとも。
内に潜めるものさえ 柔ければ。]
……私が 宇宙樹方面へと。向かいましょう。
[とも、加えて。]
『い、一応妾のときは女神じゃがラナの時は……
わ、笑うたの!?』
[冗句なのは察したため、拗ねるような声音いえど
意趣返しの言の葉に対する様子は何処か楽しげにも
つたわる、ことでありましょう]
ヒノカクヅチ……聖杯の知識から
東洋の端の国、火の神様であるとか。
火傷にはお気をつけて。
[と、珍しく?弓を使うアーチャーは、
もとにもどってからそう告げるのでした]
……リジーであれば
きっと成し遂げられますよ。
私はそう、信じておりますし。
[と、彼女と話をしていたときか
先から沈黙ぎみのアルシュの声と、
祓われた娘の悲鳴が間をおいて響く]
……そう、ですか。
祓われたのはついさきなれば
私が雷の矢で居場所を知らせずとも
大丈夫、ですか。
[と、小さく確認を*]
ええ。
位置は、つかめております。
お手を煩わせること、も。
[ございません、と。
歩みながら、の。*]
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[───彼岸へと運ぶ小船の渡し賃は1オロボス。
それは、古代より伝わる弔いの習慣だった。 死者の口の中に1オロボス銅貨を含ませねば 死者は彼岸への運びを後回しにされ、 200年もの月日を行けぬ彼岸と、 帰れぬ地上の狭間を放置される。
カローンは基本的に生者を船に乗せることは無い。 地上へ帰れと追い払ってきた。 冥界に生者の存在は許されない。 カローンは基本的に死者を二度船に乗せることは無い。 死者の居場所はもう地上には無い。 地上に死者の存在は許されないのだから。]
(425) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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[カローンが乗せた生者は数えるほど。 そのうちの一つは愚かな話だ。 我が冥界の主ハデスの后、ペルセポネーと 結婚をしようと画作したペイリトオス、そしてテーセウス。 愚かな男だ、大神からの信託を真に受けて。 忘却の椅子に座り、何もかもを忘れて。 結局助けられずに破滅したのだ。
何もかもを忘れ、椅子に座り続けた男の末路は 友は助けられたのに、自分だけ救われなかった 愚かな男の結末は……生者にはどう思うだろうか。]
(426) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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[渡し守は、所詮奴らはそういう生者だった。 その程度の認識だ。
最も、その二人を助けたあの野郎と そいつに協力した神に対しては────
今は、何にも繋がれず引き摺る鎖の重さほどの 恨みを残してはいるが]
(427) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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────…………ん? なんか、分かれた方角から、反応が
1、2?くらいかな?
[一度だけ、分かれた方向。 自分が目指さずアズが向かった方向を目にして これもしかして分かれたの失敗したかと一度 そう、一度だけ考えはしたが]
(428) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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……あ、うっかりしてた。 彼が何か救援を要する時の合図。 それがなんだか曖昧だな。これはうっかり。
[渡し守ったらうっかり。 このくらい少し抜けてる方が受けがいいんですよ。 ……って、あの人に言ったら 今度は1年じゃすまないだろうから絶対言わないが]
(429) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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それにしても…………死なないか。 かつて、死をも癒した者が居た、が…
悲惨だったなぁ。あれも。 我が主の訴えは最もだし しかし、彼の者の父たる双神の怒りも最も。
私はとやかく言える立場ではないが
兎に角やる事成す事全部やりすぎなのだよな。 オリュンポスの神々は。
[そう、あの人たちは皆、やりすぎであると ……言ったところで今更何も変わるまい。]
(430) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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まあ、ただ言えるとするならば 安らぎの訪れぬ生は息苦しいことだけ────か。
(431) 2019/02/12(Tue) 01時頃
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[熱する鎖を引き摺って 薄い線を引くほど歩けば、また新たな反応が感じ取れる。]
( 今度は、……多いな? 1、2と……後はなんだ?人間、か? )
[この砂漠。居るのは悪魔かその他か。 人間が居るのはきっと、珍しいものなのだろうか。]
はぁ……けったいな場所に呼ばれたものだ。
[手の中に呼ぶのは、渡し守の必需品 憎悪と悲嘆を漕ぐ、闇と夜の息子の櫂を]
(438) 2019/02/12(Tue) 01時半頃
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────よっこいせ っと
(439) 2019/02/12(Tue) 01時半頃
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[柄の部分を砂地につけ、 まるで杖をつく老人のように歩いていく。 さて、そろそろ辿り着く頃か
英霊の気配がする場所に]**
(441) 2019/02/12(Tue) 01時半頃
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今や生み出してしまつた金烏赤兔
瞳ヨリ飛び出てしまえば黒残り
うつろすら映さず暗澹冥々
瓢箪より人を生み出し
大地を創り、何が残つたか?
───────── 解はありますまい。
( ではな....と、
そなたの首ごと顎を掴み
縁むすびに応えてやろうと思つたのです。
くちでは此の様に言つたトコロで
やるべきことは成すのが此身でございますから
長い指と、伸びたつめ先にそなたを捕え
くもらぬ眼光を見下ろしながら、 )
■■■■■■■人の子
「 けがらわしいものは嫌いなのですよ
ちぎりを結ぶのであれば
そなたは永劫、厄莎に縛られていなさい 」
─── かつて監視下≠ノおかれた
二人の男女の様にねい
ひとりでは何も生み出せぬくせ
傲慢で、我儘で、身勝手に
すくいを求むる人の子が肯くのであれば
柔らかな頬につめ先ニテ
紅一文字を残しましょうか。
疵残したトコロで体内に染み込む様に
消えゆく疵でございますが
これがそなたとの絆になりましょう。
今後ともつけらるる可能性のある、
手つき───魔除け≠煬唐ヒて。
( 供物と言えば、ほうら
初いものであるのが当然でしょう? )
[覚悟告げるならば、神の願いへの不理へは ひたぶる顔貌向ける。太陽眼差す葩のそよぎの茎摘まみ、ささめきを掴まえるように、いとどまなこを見開き、鶴嘴の如き爪先を肌に沈められても──
神頼みでも 神隠しでも──為さねば 訊かれることはない。
くもらぬとはいえ、星々のあえかに瞬く光湛える如き瞳。
禊ぐ生娘差し出さねば、
契る約定得られぬのなら。
都合よく神意に叛くものか。
眉根寄せたひたむきな眼に。]
紡がれるのなら 縛られるのも道理でしょう。
救いの先に 報いがあったとしても。
───── 後悔なんて いたしません 。
[頼るより術ない事情はあっても、語気に宿るは一時の情にあらず。救われることこそ、人々が敷いた法の傲慢。報いと表裏一体のことを、少女は知らずとも、ずしりと心に重くとも、逃げたくないと、願う。]
[ぴ 、 と、頬の輪郭に紅露引く指に、
肌咲く痛みを覚えながらも、それが種は肉体ではなく、
少女の精神体(オド)へと付けられた契りの証"魔除け"だと、
理解するのに、時は要らなかった。
典雅なルーラーとの繋がり、魔力の路が拓けて……]
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