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【人】 聖歌隊員 レティーシャそっかぁ……。 (4) 2014/06/24(Tue) 13時半頃 |
―ベンチ前―
[院長室へ向かう途中、大きな花束>>@0に気付いた。
おもむろに近付いて、ベンチに置かれた花束を、そっと持ち上げる。
職員皆で用意したというそれは、忘れられてしまったようだ。……否。あの幼馴染のことだから、もしかしたら故意に置いていったのかもしれない。
けれど、そこに置いてあったのは華美な花束だけで。
自分が贈った質素な紫陽花は、恐らく未だ彼の手中にあるのだろう。
……それだけ知れば、充分だ。それ以上は、何も。望むことなんて、ない。
きらびやかなそれより、自分の贈ったものを選んでくれた。それだけで]
[別に今生の別れというわけでもない。
暫く会うことは出来ないけれど、電話をするくらいなら出来るだろう。いや、本当なら許されていないが、院長権限というやつだ]
……待っていておくれ。
いつかきっと、迎えに行くから。
[彼には言えなかった言葉を、忘れ去られた花束に贈って。その大きな花束を持ったまま、再び院長室へと向かう。
向こうが落ち着いた頃に、連絡しよう。そんな事を考えながら]
【人】 聖歌隊員 レティーシャほ、ほんとに、ほんとに、平気? (15) 2014/06/24(Tue) 15時半頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャんー。あの子も恥ずかしがり屋さんなのかな。 (22) 2014/06/24(Tue) 17時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャありがとうね、えーと、 (35) 2014/06/24(Tue) 22時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[それから、話の続きを促す彼>>30を見つめると、苦笑して。忘れてなかったんだ、と答える。そのまま目線を彼から逸らすと、俯きがちに話し始めて。] (36) 2014/06/24(Tue) 22時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ生きていられるだけ、幸せだよね。 (41) 2014/06/24(Tue) 23時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[横目に彼の腕に力が入ったように見えたが、直ぐに緩んだのを確認すると気づかないふりをして。] (69) 2014/06/25(Wed) 08時頃 |
[壁にかけてある時計を見て、そろそろ向こうも落ち着いた頃かと嘆息する。
机の一番上の引き出しを開けて、中に携帯電話を取り出した。本当はこの院内で使うのはいけないのだけれど、バレなければいいだろう。
彼の部屋に備え付けてあるだろう電話の番号を押し、耳に当てる。軽快な呼び出し音が妙に焦れったくて、自然と足が揺れた]
[何を話せばいいのか、それすら分からないけれど。それでもせめて、彼の声が聞きたくて。
……さて、彼は電話に気付いてくれるだろうか]
[暫く鳴り続ける呼び出し音に、気付いてはもらえなかったかと気落ちする。
無理もない。転院したばかりなのだ、疲れてもいるだろう。
日を改めれば良かったか……そう思って、電話を切ろうとしたところに、彼の声が耳に飛び込んできた]
……、
[咄嗟に言葉が出なくて、寸の間沈黙する。
けれど思考が追いついてくれば、深く息を吐いて笑みを作った。勿論、電話の向こうの相手には伝わらないだろうが]
僕だよ、キリシマだ。
今、大丈夫かい?疲れているようなら、かけ直すけれど……。
[どうせ用事らしい用事など無いんだ。声も聞けたし、彼が無事にあちらに着いたと確認出来たから、別に今電話を切ることに抵抗は無い。
それでも許されるなら、このまま会話を続けてくれと、祈るような気持ちでそう思った]
【人】 聖歌隊員 レティーシャふふ、お気遣いありがと、 (78) 2014/06/25(Wed) 12時頃 |
……それなら良かった。
でも、無理はしないでくれよ。倒れられたらたまらない。
[彼の驚いた声には苦笑を落とす。連絡をすると、そう言っておけば良かっただろうか。思えば伝え忘れたことは、他にもたくさんある気がする。けれど今すぐそれを形にする勇気は、残念ながら無かった]
暫くの間耐えてくれよ。
経過を看るって言っても、そう長い間じゃあない。
[ぶつけられた不満に苦笑して。甘えられているのだと分かったから、思わず宥めるような声音になった。
いつも歳上ぶるのに、こういう時は子供みたいだ。けれどそれが向けられるのは自分だけだと分かっているから、悪い気はしない]
変わったことなら、そちらの方がよっぽどありそうだけど……、
ああ、そうだ。花束が置いたままだった。必要ならそちらに送るよ。
[もしかしたら故意で置いていったのかもしれない。そんな考えはあったけれど。
そうでないのなら、車で行ける距離だ、あちらに送るのはそう難しくないだろう]
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[手に伝わる彼の体温は温かくて心地良く感じられる。彼の手に力が入るのが分かれば、応えるように手を握って。この方が落ち着くね、と笑って見せる。] (82) 2014/06/25(Wed) 13時半頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャな、なんで笑うのぉ……っ (94) 2014/06/25(Wed) 14時半頃 |
[吐き出された言葉に、少しだけ目を細めて。
彼のこういう負け惜しみの仕方は、微笑ましいと思えば良いのか、注意すれば良いのか、少々判断に困る。自分の体をもっと大切にしてくれと、そう言ったところで、果たして彼には通じるだろうか]
あまり拗ねるなよ。
そんなんだから子供扱いされるんだ。
[冷たくなった言葉に、どう返したものか分からなくて、結果こちらも突き放す形になってしまう。けれどその声音には、呆れよりも気遣いが含まれていただろう]
僕でよければ貴方の話し相手になるさ。
番号はそっちに登録してあるはずだから、いつでも連絡してくれよ。
[宥める口調は依然変わりなく。彼の視線の先に何があるかなんて、考えもしなかった]
――ああ、そうか。
そうだな、飾らせてもらうよ。
[送らなくてもいいと、その言葉に深く安堵する。
最初から送るつもりなどなかったと言ったら、彼は驚くだろうか?勿論、わざわざそれを伝えるつもりもないけれど。
花に罪は無いが、アレは近々ゴミ箱行きだ。自分には花なんて似合わない。それに、彼の為に作られたそれは、正直気に食わなかったから。
……貴方の傍にあるのは、僕の花束だけでいい。仄暗い気持ちを押し込んで、意識して軽く言葉を重ねる]
何かあったら、すぐに言ってくれよ。
僕が出来ることなら叶えさせてもらうからさ。
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[彼の声>>98にこくり、と縦に頷くとまた明日ね、と手を振った。それから朝顔に視線を戻すと、怖がせないように屈んで。] (101) 2014/06/25(Wed) 17時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[拒絶されなかった、と安堵の笑みを浮かべると彼女>>105の手を取って。恐る恐る伸ばした手をやんわりと包み込んだ。 (113) 2014/06/25(Wed) 21時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[朝顔と別れると真っ直ぐに自室へと向かう。心なしかその自分でも驚くほどに足取りは軽かった。誰と出会うことなく自室へ戻れば、ベットに腰掛けて質素な部屋を見渡す。いつ死んでもいいように、と生活に必要最低限の物しか置いていない部屋は自らの心の中を表しているようで。 (128) 2014/06/26(Thu) 00時頃 |
……似合わない自覚はあるよ。
[彼の言葉に、その通りだろうと同調して。せいぜい自分に似合うのは、そこらの雑草が良いところだろうと自嘲する。
眉目麗しい彼の傍にずっと居たから、自らがどれだけみすぼらしいか、その自覚はあった。別に、卑屈になっているつもりはないけれど]
木?
それは……喜んで良いのか微妙なところだな。
[困惑混じりに、眉を下げる。幼馴染の意図など分からないし、皮肉じみた言葉もあって、平均より幾らか高いこの身長を揶揄されているのかと思ったのだ。
けれどまあ、それに反発する気も起きず、似合うかなあ……などと、木になった自分を連想してみたりもする。いまいちピンとこなかったが]
……ああ、そうだな。今度送るよ。
[生憎と、これまで学術書ばかり読んできたから、彼の気に入るものが選べるとは思えなかったけれど。それでも相手が自分が選んだものを、というのなら、拒む理由は無かった]
此方は少し忙しくてね、時間がかかるかもしれないけれど。
――きっと送るよ。
[本当は手渡し出来れば良いと、そう思ったが、今此処を離れるわけにもいかない。
早く他の患者の治療法を見つけ出さなければと急く心を隠して、出来るだけ穏やかな口調でそう言った]
[そういう考え方もあるのか。
けれどそれは持ち上げられ過ぎているようで、どうにも落ち着かない。残念そうな口調も相まって、返す言葉を無くしてしまう]
僕は……木も花も、そう変わらないと思うよ。
花の蜜がなければ、生きていけない生物だっているだろう?
[言葉の中の羨望には気付かなかったけれど、それに自虐が含まれていることを感じ取って、窘めるように言葉を送る。
少なくとも、自分は彼に救われているのだと、居なければならない存在なのだと、そう伝えたいけれど。
”花”という名目で語られたのであれば、それも難しい。……ずるい人だ]
貴方の為なら時間くらい作るさ。
長い付き合いだろう?それくらいさせてくれ。
[本当なら、彼の願いは何だって叶えてやりたいのだ。
勿論自分の立場や彼の体調を考えれば、それは許されないのだけれど]
――え、
あ、ああ。そうか、もうそんな時間か。
[時計は見ていたから、回診などには重ならない時間にかけた筈だ。すぐに嘘だと分かったけれど、彼が会話を打ち切りたいのなら、続けるつもりもない。何か悪いことを言ったかと、少し不安にはなったが]
つ、次は……君が、かけてくれないか。
……いつでも良いから。
[らしくもなく、懇願めいた言葉を吐き出して。少し上気した頬を自覚すれば、初めて、目の前に彼が居なくて良いと思った。こんな姿、彼に見られたらからかわれるに決まっている。
こんなおこがましい願いを口にするのは、随分と躊躇われたけれど。
どうか了承してくれと、祈る様な気持ちで返事を待った]
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[いつの間にか眠ってしまっていたようで、目をゆっくりと開けると伸びをする。寝起きだからか頭が重い。のそのそと起き上がるとテーブルの方向へと手を伸ばし、葡萄酒の瓶を持ち上げて。] (160) 2014/06/26(Thu) 12時半頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャー1F 廊下ー (161) 2014/06/26(Thu) 12時半頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[不意に声を掛けられて立ち止まると、振り返って声の主を見つめる。その相手が医者と分かればあからさまに不信感と敵意を露わにして言葉を述べた。] (186) 2014/06/26(Thu) 18時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ[問いの答えを待たずして歩き出す医者>>192に文句のひとつくらい言っても許されるのではないか。それくらいの悪態をつく位、許されるべきだ、とレティーシャは考える。] (198) 2014/06/26(Thu) 23時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャーー信じて、いいですか。 (208) 2014/06/27(Fri) 00時頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャわたしだって、死にたくないです。 (217) 2014/06/27(Fri) 01時半頃 |
【人】 聖歌隊員 レティーシャ(治るか分からない病と向き合い、いつ死ぬのか分からない恐怖と対峙するのと、いっそのこと命を失って、全ての苦しみから解放されるのはどちらが幸せなのだろう。) (232) 2014/06/27(Fri) 07時頃 |
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