人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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視点:


[口元に飛び散った鮮血と脳漿を舐め取る仕草は、おそらくは、普段身を潜める以上に、ひそやかに。

 ───ただ、もし同族がいたならば、匂いに感付かれてしまうかもしれないが。]


Oh my darling, oh my darling

 カラミティ《疫病神》カラミティ《疫病神》
  
       私の 可愛い カラミティ《厄病神》

          誰にも知られない様に

              ニシンの箱に詰めましょう


[あの女の指にも銀の指輪が光っていた。

あの女もおかしな唄を唄っていた。

そして《俺》を。
   《自分》を。

ニシンの箱に詰めた。]


[箱に詰められたのは双子のどちらだったのか。

どちらでも構わなかった。

どちらも1人の中にいる。

2人分のそれこそ医者と海賊の2つの魂を持ったまま。

2人分の身体能力と呪詛を秘めたまま。

静かに静かに眠っている。]


[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。

”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。
 あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。


「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」


 この言葉に、偽りの欠片もない。

 機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。
 猫ではなく、狼の血が**]


―故人の呪い―

[大男に髪と耳を剥がれた黒髪の男は、獣飼いだった。
とりわけ猛獣を好み、猛獣に好まれ、
海賊に成る前は陸でサーカスの業行で活躍した男だった。

生前の彼は酒に酔うと、よく言っていた。
「オレにゃぁよゥ……
 “狼”の聲が、よぉぉっく聞こえんだよ」

そして、大男にもまた、素質があった。

今は誰も覚えていない男の出生の港町では
見世物小屋の獣臭い納屋で暮らしていた。
生まれて直ぐ親に遺棄された幼児は
珍しい赤眼の白狼と共に籠められた檻で育ち、
獣の発する声なき聲と寄り添い、生きた。

獣飼いの男の呪われた血で汚れた左耳孔は
大男に、久方ぶりに“狼”の聲を運ぶ。**]


[それにしても……自分の爪はこんなに長かったろうか?*]


『双子や三つ子、多頭で産まれるのは【獣】の証』

[産まれた双子の片割れは干からび、片割れにすがる様に母親の腹から出て来た。
父親となる男は即座に離縁を言い渡し、捨てられた女は心を病んだ。
壊れたオルガンを鳴らして、おかしな子守唄を唄い。

干物と化した赤子を箱に詰めた女と残った赤子の行方は誰も知らない*]


[ただ、眠っていた双子が騒ぎ出したのは……。

丁度一年前。

ヴェラが来た時からだった**]


 あいつはいい操舵手だった……。

[ぱちん、爪を切る。]

 エリオットは陽気なやつだった。

[ぱちん。]

 アーマンドは時折猫を撫でたそうにしていた。

[ぱちん…。]

 テレンスは私の前に来ると吃音が酷くなった。
 悪い事をしたな。

 ヘンリーは、

[鋏を持つ手が震える。]

 まだ18だった。


 いかん、化粧を直さなければな。

[目元に引いた紅が滲んでいるから。*]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 20時半頃


【人】 地下鉄道 フランク

――― 黒い鼠を屠るまで ―――

[闇雲に投げた半月円は
狙ったように副船長の方角ではない、鼠の方角に飛んだ。
ヘクターの鉄槌が沈み込むのとタイミングが近い。]


 かッかかか。


[偶然も、女神の采配も、笑って済ませる。
誇らしげに口角を釣り上げ、副船長>>0:384を見てみたが
あの顰め面を見るに、労いは期待出来そうにない。]

 だからよぉ、俺様に分け前……… ッとお。
 

(46) 2014/12/09(Tue) 21時頃

 それにしても、妙に血の臭いが鼻につく。

[念入りに拭いたはずのカトラスとサーベルから、鞘にさしていても血腥さが漂ってくる気がして戸惑う。]

 気が滅入っているのかね…。

[それにしてはその血の芳香が"美味しそうに"感じられるのが不思議なのだが。]


【人】 地下鉄道 フランク

[褐色肌の鼠が、再度に繰り出した"趣味の良い"装飾銃。

放たれぬ弾丸は、正しく絶望を齎した。
事切れる前までに、だらあッとな、射程圏内に近寄ってな。]

 あーあーあー
 いッッッてえよなあ、痛いよなあ。

[海に伸ばされる、腕。
最期まで眺めてから、俺様は半月円を回収した。]

 よーお、アル中。 見物料は拾えたかよ。
 徴収徴収ッと……… ………ああ?

[ニコラス>>0:380が掲げたどなたさんかの指に
嵌った、色の悪い宝石に、指を揺らした。
――― 何だよ、徴収してやるよ、ひらひらひら。]

(48) 2014/12/09(Tue) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[寄越せ寄越せと強請ってはみたが
アル中が何処まで本気にするか、素直に投げ寄越すか
女神さまだって知ったこっちゃねえな。

適当な場面で手を引っ込めて、そういやあ、と目を揺らす。]


 ……… こうしちゃいられねえなあ。


[血に濡れた、褐色の指が、大事に持っていた装飾銃。
仕事の早い副船長がさっさと検分して、積荷に流れかける。
ちょろまかと猫の足取りで、傍に寄っちゃあみたが。]

 Woooooof... 目利きの腕でも上げたかよ、Bitch.

[逸早く、欲しがる声に、目を瞠った。
あれほど傍に起きたいと衝動に駆られた女神さまだが
何故か、このときに、躊躇を覚えた。呪いだ悪魔を感じたわけでもなくだ。不意を突かれた、ッて感覚に近い。]

(52) 2014/12/09(Tue) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 宝石の色がよお、ゴールドにマッチしてんだよな。

 俺様の目利きじゃあ、相当の値打ちもんだねえ。
 何より趣味が良い。 かかかッ。

[血に濡れた、これまた趣味の悪い半月円片手に、熱弁。
――――… その次にゃあ、あっさり引き下がる。]

 海賊がよ、"欲しいか?"ッて言うんじゃねえって。
 欲しけりゃその内分捕りに行くわ。 覚悟しとけ、かかか。

[指先は、ホールド・アップ。ぎんぎらエメラルドが輝く。
セシル>>39の問いに、俺様、殊勝にも首を横に振ったわけよ。
貰うのは趣味に合わない。欲しいものは、奪う主義だ。]

(54) 2014/12/09(Tue) 21時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 Yo Ho.


 教えてやるよ、銀貨一枚用意してきな。

[―――…さあて、悠長にしていると船に置いていかれちまう。
銀貨一枚、用意を希望するのは俺流で。]

 ……… ッッッてか、何か持たせろ。
 遊んで帰って来たみてえじゃねえか、このままじゃあよ。

[奇跡的な無傷と、無能的に手ぶらの俺様だ。
検分している金品に半ば飛びつくようにして、
荷運びを手伝いながら、絶望号に、戻ったのだった*]

(55) 2014/12/09(Tue) 21時半頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 21時半頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 21時半頃


 何故、私のことを真っ直ぐ見据えている。
 私は死神だのに揶揄されたことはあっても、
 人狼だと呼ばれたことなどない。

[黒髪の捕虜は確かに私の方を見て叫んだのだ。]


[初めてヴェラを見た時、また変なの拾って来たと思うと同時に
『何か』が胸の奥で蠢いた。

だが蠢くソレは本当に僅かで、気付く筈もない。

他の連中と同じように身体の傷は治療して、貌には触れさせない
男を呆れながら診ていた。

異変を感じたとすれば、
その日から血の匂いにやたら敏感になった事。

そして赤ん坊の幻聴や、
箱詰めにされる幻覚を見るようになった事。

満月の夜、パーティーの後、動けないほど働いた後でも
甲板を飛跳ねたくなるほど湧き上がる衝動を覚えた事。]


[どれだけ自分の知識を漁っても、
この症状に合うものは無かった。

ただ、考えれば考えるほど、
自分の中で人間としての何かが剥離していくものを感じていた。

気付かぬうちに潮が退いた後に見えた底に眠る『獣』は
少しずつ目を開けていく。]


[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。
 その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。


 狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。

 魂を奥底から引き裂き、奪う。


 己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。
 路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。

 だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。
 何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]


[銀は『獣』を祓う]

[『獣』は銀を厭う]

[干乾びた赤子を詰めた箱に、あの女は銀の指輪を入れた。
永遠に『獣』である我が子を封じる為に]

[再び廻り落ちて来た銀の指輪の存在に、憎悪と共に仔は目覚める。]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 22時半頃


 嗚呼、可愛いギリー。
 ちゃんと手当してもらえたみたいで良かったな。

[愛犬を押し止めながらちらりと様子を観察して、
安堵の溜息を心の裡で漏らした。
傍らの愛犬には"聞こえぬはず"の呟き。]


[銀の指輪と血の匂い。

呼ばれた様に、赤子が目を開けた。]

 『あーん。あーん』

[ギリ―の手当てをしていた手が一瞬止まる。
今まで一人の時しか聴こえなかった幻聴が聴こえた事に、
目の前が真っ暗に……いや、目の前が真紅に染まった。

同時に沸き起こる衝動。
それははっきりと形になった。

気付けば渇いた血糊を剥がす様に、皮膚に歯を立てていた。]

『美味しい』

[ギリ―の耳元で囁かれた聲はヤブと呼んだ者と同じで、
異質な聲だった。]


[咄嗟に身体を離して、慌てて傷が深くないか確認したが、
ギリ―の反応はどうだっただろうか。

あまり難しい事は判らない男で良かったと思いながら。]

 悪い。今の内緒な。

[混乱のまま呼び掛けた言葉が、人ならざる聲だと気付かぬまま
そう念を押してギリ―を部屋から押し出した後、改めて
見回した世界は色を変えていた。]


【人】 地下鉄道 フランク

[航海士>>62の持つ双眼鏡は
俺様の目には繊細過ぎる。天使の意匠も、然りだ。

その繊細さとは打って異なる、趣味の"良い"装飾銃。
意外だと思うくらいの付き合いは合った。
彼の瞳とよく似た、碧。 改めて眺め、鼻を鳴らす。]

 碧は貴族連中がよく好むんでね。 覚えとけ、Bitch.

[かかか、機嫌良く咽喉を鳴らして、]


 言うねえ、言うねえ。
 俺様の為に宝箱こさえてくれるってか?
 

(94) 2014/12/09(Tue) 23時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 銀貨二枚でも構いやしねえんだがねえ。

[女神の高笑いが増えるだけだ、と
茶化すだけで、交渉の話はおしまいだ。
正に、高笑いを終えたばかりの女神は懐でおねんねしている。

―――…そうして、場を離れる前に受け取る戦利品。
節くれだった男の指と、血で汚れた指輪。
金銀の装飾はところどころ欠けているし、宝石も曇ってやがる。]

 鼠の指にはお似合いだなあ。

[ちゅう、ちゅう、鳴きながら、荷運びに励んだとさ。
血で汚れた手で戦利品を触ったもんで、まあ、金品は簡単に汚れる。またも副船長殿にどやされようが、へらへらしていた*]

(96) 2014/12/09(Tue) 23時頃

[落ち着いて自分に何が起きているか考えようとしても
上手くまとまらない。

舌に残る血の味は今までのどんな酒より蕩ける味で。

早鐘を打つ筈の鼓動の代わりに、
赤子の聲がいつまでも響いている。]

 こんなの船長にばれたら流石に殺されるな。

[殺し合うならともかく、人間の血を美味いと感じたのだ。
尋常ではあるまいと、あの男なら容赦なく切り捨てるだろうか。
他の連中からも殺されるかもしれない。

ぐるぐると思考は回り、赤子の泣き声だけが頭の中に響き渡る。
本当に親を求めるガキみたいで、頭が痛い。]


[包帯に覆われた左耳孔周りの筋肉が、ピクリと動く。そこから流れ込んだ“聲”が、鼓膜を震わせる実際の音声では無い事には、すぐに気付いた。それが船長の聲だとは直ぐに理解出来なかったが。

これは
はるか昔、獣の唸りから感じ取っていた“聲”に近いものだ。

かつてそうしていたように、応えた。
言葉は、思考は、ウ゛ゥ゛と唸る音に乗せるだけで良い。
すると伝わるはずだ。]

 ミナカ 良いヤブ
 おれ、もう 痛くない

[と。]


【人】 地下鉄道 フランク

――― デゼスポワール号、甲板から船内に ―――

 あああああッたくよ……

[往復回数が見事二桁の大台に乗ったところで
適当な理由を付けて、荷運びの輪から離れる。
人使いの荒い海賊トーナメントでも存在すりゃあ
間違いなく上位に食い込むだろう、と、猫の言い分だ。]

 女神に何たる口の聞きようだッつう……

[ぶちぶち、思い出すのはモンド>>66の口出しだ。
俺様が早漏だッてんのは真実だから良い。
―――…だが、女神に悪口たあどういう了見だ!]

 審美眼ッてやつが足りないねえ。

[だあらだあら、歩いていたところで、声>>61]

(101) 2014/12/09(Tue) 23時頃

 ……………………。

[ギリーが口を開いていないのに声が聞こえた気がした。
ついでに「こんなの船長にばれたら…」というギリーではない者の声もどこかからか。]

 …年かな。幻聴が聞こえるとは。
 ミナカのところに行った方がいいかもしれない。

[自分の耳の後ろをカリカリとかきながら牢を後にした。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 Wooooon... ?

[悲痛とも言える叫び声は、犬の叫び声にも似ていた。

内容は半分も聞き取れなかったので
見物料に頂いた、鼠の手を、耳許に充てがう。
もしもおし―――…耳を澄ますみてえな仕草で。]

 ……………

[まあ、聞こえないんだが。
結局は適当な船員を捕まえて、事の事情を聞く。]

 はぁん、捕虜? 誰が捕まえた、……ッて、船長が?
 

(105) 2014/12/09(Tue) 23時頃

[赤子の聲が聞こえた、気がした。

泣き声は大人を苛立たせる。
早く泣き止まないと、酷い事をされてしまう。

――……]

 美味い 良い
 泣く無イ 怖い無イ

[ミナカの部屋を出る間際、
彼の頭に触れながら落とした低い呻きにも
ソロリと小さな“聲”が乗っていた。*]


 …………?

[おかしい。
 この道化、もとよりこんな匂いをさせていたか?

 薄らと警戒を浮かべ、鈎爪ではなく、己の獣の爪に神経を集中させる。]


 …臭いがするな。

[血の臭いとはまた違う、気になる臭い。
それは目の前の猫からする。
いや、それは本当に猫だろうか…?

自らの思考が人為らざる者同士通じる聲として漏れ出ていることには未だ気づかず。]


『……泣く無い? 怖くない?』

[ギリ―の手が頭に触れた
ほんの一瞬、聞き返す聲も見つめた顔も、
まるで親を見つけた赤子の様にふわと笑っていた。

だがすぐにその顔も、苦虫を潰し、赤子の幻聴に悩む顔に
変わってしまったが*]


【人】 地下鉄道 フランク

[あの船長が生かすと判断したのならば
相当に腕っ節の立つ捕虜なのだろうと、勝手な期待を働かせる。
既に、せっせと船長の不興を買ってるとは知る由もない。

その会話に続けて、戦死したと言う、五人の名前。]

 死神に見放されたか。

 口が減ったなあ、かかかッ。

[女神と死神に見放されたのならば、仕方がない。
表に出す感慨はそれだけに留めて
半月円は腰に、栓詰まりの女神は懐に、鼠の手は手元に。
趣味が悪いの一言で収めきれねえ格好で、厨房に向かった。]

(116) 2014/12/09(Tue) 23時半頃

 ──────おまえ。


 本当に、ネイサンか?



[唸るように、幽かな聲で問う。
 この道化、纏う気配が、今までとはちがう。]


【人】 地下鉄道 フランク

――― 厨房 ―――

[第二甲板に、だらだら、足が向く。
適当に並べられたテーブルには、まだ宴の準備が無い。
誰かが飲み乾かした酒瓶なら転がっているが、その程度だ。]


 唾付いてねえ酒はねえのかあ。


[誰の口にも触れていない酒を探すのは、この船では難しい。
それでも探すにゃあ探してしまう性で
厨房を覗き込んだところ、魚を捌いているキイチ>>107の姿。]

 何だぁ? 咥えて帰って来たのか、かかかかッ。
 

(125) 2014/12/09(Tue) 23時半頃

 ああ、正真正銘ネイサン・ジョーカーだとも。

[眉を顰めながらも堂々と答える。
ネイサン以外の名前もあるが、足音の無いこの獣が聞きたいことはそんなことではないだろう。

ルーペを取り出しながらも、問うまでもなくその牙の持ち主を知っているような不思議な感覚に襲われる。]

 そういう君はヴェラーヴァルだ。

[その感覚を振り払うように巫山戯た一言を返す。]


【人】 地下鉄道 フランク

[声を掛けながらも
厨房係が不在を良いことに、並ぶ酒瓶の口を探す。

 開封済み
 開封済み
 おい空き瓶並べてんじゃねえぞ、クソ!

床に真新しい空き瓶>>107も転がっていたので
悔し紛れに足先で突き転がした。ころころ転がりやがる。]

 おおっと、そういやあ油も必要だねえ。

[女神に詰まった銀貨を取り出す為に、だ。
銃の扱いを教える上でも
張本人が弾切れの栓詰まりじゃあ救えるものもない。]

(134) 2014/12/10(Wed) 00時頃

[やけにニコラスを構うのは、無意識に消えようとしている
人間らしさを留めようとしているからか。

そのうち、彼の作る食事を口にしても、さほど美味しいと思う事も無く。

むしろ彼の流す血が美味そうだと思うようになる。

この部屋はそれ程血の匂いで溢れていた。

唯一の救いはアルコールがそれを和らげてくれている事だけ。]


【人】 地下鉄道 フランク

――― 船内、擦れ違い ―――

[船員と短い遣り取りを終えて
厨房に向かうまでの間に、ダンスを終えた姿>>129と擦れ違う。]

 おおん?

 節穴に、ついに両目をお迎えか? かかかッ。

[鼠の指に嵌った、質の悪い宝石に彩られた指輪。
それごと指を揺らして、さも、褒められた風に言う。
―――…実際に、褒められたとでも断じた顔だった。]

(139) 2014/12/10(Wed) 00時頃

 そんなことは聞いていない。

[やはり、唸るような聲は、常とは違い、ほんの微かな怒りのような苛立ちのようなものが混ざっていたかもしれない。]

 おまえ、これは元からか。

 それとも、くだらぬ輩の牙にでもかかったか。

[手をかけたルーペの先、透けて見えるものがあるなら、そこには、人ならざる者が見えたろう。

 サイモンが叫んだ、人狼の姿が**]


【人】 地下鉄道 フランク

["節穴"と称すのは
モンドのまともな審美眼と、目の悪さを茶化してのものだ。
貶し合うような遣り取りはなにも今に始まったことでもない。

勿論、俺様も、まともが過ぎる審美眼を持ち合わせている
…………… つもりだ。]


 お前も、俺様を見習って着飾ったら如何だ?


[指なら貸してやるよ。
鼠の指、正確には指輪を示すように、振ったのだった*]

(144) 2014/12/10(Wed) 00時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[厨房が、魚の血に染まる。

人間の血に比べれば、生臭いよりも潮臭い。
淑女の血ですっかり慣れた鼻先には、丁度良かった。]

 かかかかかッ
 どいつもこいつもにゃんとも鳴きやしないねえ。

[にゃんと鳴かないのならば、わんと鳴くのか。
悪態に返すのは悪趣味な軽口だ、―――… が
尾っぽを投げ付けられりゃあ、俺様がぎゃんと鳴く。]

 あッッッッぶねえな!?

[鳴く。

その次には、キイチ>>135が示す樽に、目移りだ。]

(149) 2014/12/10(Wed) 00時頃

 元から?牙に?何の話だ?

[唇をひん曲げて惚けるが、
ルーペの先に見えた光景に私の頭は理解を示し始めていた。

つまり、私も彼も「人狼」なのだと。

いつの間にか二人の会話の一部がただの潜められた小声などではなく、ある聲を使い交わされていることも。

私は理解し始めていた。**]

 …強いて言うなら呪いじゃないかな。
 絶望纏う死神への天罰という。


【人】 地下鉄道 フランク

 
 そういやあ、キティは何処行ったよ。

 まぁた鼠が出やがる。

[ちゅう、ちゅう、鼠の鳴き真似兼ねて
俺様の足取りは、ワイン樽の傍に寄った。

早漏野郎の鏡に、綺麗に樽を割ったりなどはしない。
腰に飾った半月円を手に持ち、横たわった樽に打ち付けた。
当然の結果として――― 割れた木の板が中のワインに浮かぶわけだ。]

 Yo Ho...

[ご機嫌に鼻歌を歌って
床に転がっていやがる空き瓶に、ワインを汲む。
結果的に他人の唾が付いていやがるが知るかそんなことは。]

(154) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

[一通り好き勝手をしている頃には
魚の生臭さだけではなく、香辛料の香りが鼻先を擽る。

捌かれた魚は既に原型なんざ留めてもいない。
鼠も当然並んでいない包丁の先、跳ねる白身。
蛆のように新鮮に跳ねるそのさまに、興味が傾いた。]


 貰い。


[欲しいものは、奪う主義だ。
ワインで満たした汚い瓶を片手に、近寄り、手を伸ばす。
包丁の傍の白身を、横取り狙う猫のさまだった*]

(156) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

――― 擦れ違い>>150 ―――

 かかかかッ、 何だあ、お前は違うのかよ。

[どいつと、こいつをハッピーと称すモンド>>150
淑女に乗り込む際とは裏腹に、落ち着いた姿を目で追った。
ピロー・トークもございませんッて顔をしやがる!

当然、他者を褒める顔に、声に、見え聞こえたわけではない。
単純に俺様の耳がポンコツってわけだ。]

 Wooooof... ?

[表情を検分する姿。
膿でも出来たか、と、眼鏡の奥の目を眇めた。
遣り取りひとつひとつが何処までも通じ合わない。]

(165) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 


 そのときは、真珠でも詰めてやるよ。

[本物の、節穴に。

擦れ違いの、背が離れる頃に、そう口にしたのだった。
そうでもしなきゃあ、勝てる気もしなかった**]

(167) 2014/12/10(Wed) 00時半頃

フランクは、つまみ食いをしながら、キイチにワイン瓶を差し出した**

2014/12/10(Wed) 01時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 01時頃


[一瞬叫び声の主をギリーかと思ったが、彼はあんな声を出していなかったと気付いて耳を澄ませる。]
ああそうか。人狼なのか。

俺はあの声は嫌いだ。

[主語の無い聲。
目覚めた仔は己が存在の名を認識し、双子の片割れとゆっくり同化して人から離れていく。
そして己を箱に詰めた女の様に、忌避し怯える声に憎悪を抱いた。]

あれは災いを呼ぶ声だ。

[まだ他に聲が聴こえているが、騒がしいあの声に囚われて赤子が聴いている幻聴にしか思えなかった。
だから意識は叫ぶ男に集中していて。]

殺さないと。

[また箱に詰められる前に。
呪詛の様に呟いた聲を拾う者はあっただろうか**]


 とぼけるか。
 それとも、本当に知らんのか?

[食えない奴だと、内心舌打つ。
 だが、この、常人には聞こえようのない聲を解し、理屈を知ってか知らずか使いこなしているということは、少なくとも自身の立場は理解できているのだろうと。]

 ……呪い。

 死神への天罰…………


 ひとつ聞く。

 これが、呪いだとするならば。
 おまえは呪いに”絶望”するか?
 獣となる身を厭うか?

 それとも──────

[常からの抑揚のない声は、今は、更に低く、冷たく。

 この、呪われたという道化が、果たしてまだ畏るるに足る存在か。
 それとも畏れに喰らわれるような、見込み違いか。

 見極めようとするように、じっと、深い血の色に染まった瞳を向けた**]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 07時半頃


[いつまで……
いつまで私は道化の偶像を演じていればいい?

いつまでこちらを品定めする視線に耐えればいい?
いつまで絶望の顔として力を顕示してればいい?
いつまで恐怖を振り撒いていればいい?

……この世の全てに何より恐怖しているのは私の方だというのに。

殺される恐怖を。傷つけられる恐怖を。裏切られる恐怖を。見限られる恐怖を。暴かれる恐怖を。失う恐怖を。

数多の恐怖をこの化粧の下に隠してきた。

ただ、死にたくないから。
生きる為に恐怖を演じてきた哀れな道化が私だ。]


[ああ…今もまた見定めるかのような視線を送られている。
この者の視線の方が余程絶望の死神の名に相応しいじゃないか。

呪いに絶望するかだって?
そんなの、答えは決まっている──]

 はっ、この私が絶望するだって?
 とんでもない、私は常に絶望を与える側だよ…ッ。

[そう言って私の演じる道化は完璧に残酷で残虐な笑みを浮かべて見せた。

絶望、道化、死神。
いつも演じてきた肩書きに獣が加わるというだけのこと。
これまでとすることに何一つ変わりはない。

そう、全ては明日を生きる為に。]


 殺さないと……誰が、誰を?

[ヴェラのものではない聲が聞こえたような気がした。
それは迷い仔のような切ない泣き聲。]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 20時半頃


【人】 地下鉄道 フランク

――― 厨房 ―――

[口の手間賃に、差し出したワイン瓶>>158
赤色はみるみるキイチの口に吸い込まれて
綺麗な赤を映していた硝子色も、おい、曇ってんじゃねえか。]

 おいおいおいおいおい、ぼったくってんじゃねえよ!?

[明らかに、手間賃を超えていると鳴き喚く。
戻って来た瓶は既に、ワイン色半減。
手垢だけではなく、魚の身や血が付着していた。]

 ううおえ……… 俺様が先に噛み付くねえ、糞野郎。

[苦い顔で、半分の、更に半分を煽った。
樽の仄かな香りと、芳醇な味に、不機嫌もすぐ洗い流す。]

(203) 2014/12/10(Wed) 20時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 おんおん鳴いてた犬っころだろ?
 夜泣きは勘弁願いたいもんだがなあ、船長の拾いもんだとよ。

[船長の気を惹く何かがあったのか
それとも、船長に惹かれて、捕虜を選んだのか。
前者も後者もそれ以外も、この船の絶望は選り取りみどりだ。]

 
 Wooooon... ッと、何て言ってたかねえ。

[内容まで聞き取れなかった、と、素直に告げたのだった。]

(205) 2014/12/10(Wed) 20時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 かかかかッ、料理長ならお花畑さ。

[ワイン瓶と、指輪を嵌めただれかさんの指を手に
リー>>178を迎えた俺様は、目で見るに五月蝿い。
色んなもんで汚れた指と言えば、キイチ>>173自慢の魚が在る。

 赤い粉? スパイス? 香辛料?

白魚の色なんてまるで気にせず、にやにや、口に放り込んで]


 ッッッッッ!!??!?


[噎せた。]

(206) 2014/12/10(Wed) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 ふ      ッ、


[現料理長がよく口にする"ファック"を口にしようと、したのだ。
舌から脳味噌に直結する辛さに
声もままならず、噎せ、ワインを最後の一滴まで煽る。

―――…妙に辛い咽喉に、アルコール。
顛末は推して、俺様に知るべし。]

 ッッッッか、味見、しとけや、畜生!

[憎々しく、キイチを睨み付け、適当に酒瓶を漁った。
口のなかを洗いたくて仕方がなかった。
此処は海の上だ、水分と言えば、専ら酒しかねえ。]

 料理長にゃあ、向かねえ………
 

(210) 2014/12/10(Wed) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[本気で言っているわけではないのだろう、と、理解しながらも
リー>>178の問い掛けに、苦し紛れ、悔し紛れに割り込んだ。

舌先に張り付いた香辛料を、唾と一緒に、床に吐く。

その唾に、白魚の姿形はない。
黴てようが腐ってようが辛かろうが、腹には納めるのが常だ。
―――…そして、足先は厨房を背に、第三甲板まで続く。
道中、丁度入れ違えのニコラス>>199と、擦れ違いざま。]


 うおおおおい、…… 口ん中がよお
 どッッッかんと響くもん用意してくれよなあ。

[香辛料の味を、上書きしたい。
ひりつく舌先で、酔っ払いに何処まで通じたか知れないが
俺様はそう強請ってから、第三甲板まで、*降りて行った*]

(212) 2014/12/10(Wed) 21時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 21時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 21時半頃


[ギリ―以外の聲がずっと聴こえてくる。
幻聴の様な不確かさでは無い、はっきりと細部まで聞き取れる。]

 絶望……絶望。

[届く聲は誰かが背負う代名詞。
だが何故かすぐにはピンと来なかった。
恐らく絶望を齎した者が、その代名詞の人物ではなく、
人狼の存在を告げる叫び声の主だったからだろう。]


 あの声は……絶望を告げる声。
 俺達を殺そうとする先駆けの声だ。

[医務室への客が途絶えた空白に殆ど無意識に漏らした聲は
同じく何処からか聴こえたあの聲に対して。
船の仲間を心配した後で、汚れた血の布をぺろりと舐め取る。]

 俺は……もう二度と殺されたく、ない。

[呟いた聲に乗る色は、ただ生まれただけで死を望まれた
赤子の紅い悲しみ。]


[男は、同時に、左の耳奥に篭もる聲を聞いていた。

赤子の泣き声はもう聞こえない。
泣き止んだのなら、良かった。
大人に殺される前に。

知った聲ふたつの明瞭な会話には、少し困惑した。
男が知っている獣の聲は、ただの獣の聲であったから、
人の知性が生きた会話がなされる事に驚きもした。

それが、件の“人狼”の聲だは、まだ思い及ばない。]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 22時頃



 生きロ

[と。
実際に零した唸りに乗せた、聲は、
「二度と殺されたく、ない」
と切な願いを漏らす“誰か”に向けて。] 


【人】 地下鉄道 フランク

――― 4号室 ―――

[両腕を占める、装飾品も人肉も武器も一緒くた。
既に立て付けの悪い、自室の扉を
更に足癖悪く、蹴るように開いてやる。蝶番が鳴いて五月蝿い。

 ぎらぎら ぎらぎら

部屋には、ゴミみてえに質の善し悪し関わらず
金銀だかガラクタだかわからねえ有様で、散らかっている。
そいつらを跨ぐようにして、手荷物を床に転がした。]


 かかかッ、お前は、此処ぉ……… ッと。


[転がった空き瓶に、無理矢理、鼠の手を活けた。
趣味の悪いオブジェを横に、装飾銃の手入れに掛かる。]

(233) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

[俺様には女神が付いている――――…

冗談のように言い触らしている、それを
宗教染みた信仰心を持ち始めたのは、何時からだったか。]

 『俺様がよ、死に損なったら船に乗せてくれよ。』

[数年前、海上で、デゼスポワール号に出くわした時に。
惨たらしく死んでゆく貴族連中と並んでいた時に。
五発の銃弾と、一枚の銀貨、確率は六分の一。

銃口をこめかみに当て、引鉄を引いたのだった。
赤いフードを身に纏っていた、あの、褐色肌の青年と同じ。
がちん―――…頭の奥で、銀貨が詰まる音を、覚えている。]

(240) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

[溢れる血の匂いにまた喉が鳴る。]


【人】 地下鉄道 フランク

[女神のお宿、糞詰まりの口に、油を塗る。

滑りを良くしてから、ひしゃげた銀貨を無理矢理抜き
空いた穴に、新たな銃弾を詰めた。]

 Yo ho... Yo ho...

[鼻歌交じりに点検を終える頃には
やッッッッたら痺れていた舌も、落ち着いていた。

さて、と、いくらか身軽に ――とは言っても首輪と指輪は外さない―― 後にした部屋には、酒瓶が、何本も並んでいた。
碧い宝石が転がったもの、黒い液体が詰まったもの。
そして、新たに加わった、手を飾ったもの。
意味でもあるように、その本数は、船員の数と一致している*]

(244) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

――― 船尾楼 ―――

[階段を上がれば、第二甲板を当然ながら、通り過ぎる。

料理長をお迎えしたテーブルは
着々と宴の準備が進んでいるようで、鼻先をえらく擽る。
潮風に慣れた鼻でも分かる、塩ッ辛そうな肉>>227もある。

自然と唾が出てきやがるが
野暮用を覚えていた足が、そのまま、甲板を抜けた。
目指すは――― 船首楼だ。]

 Wooooooon...

[扉を開け放つ際に、犬だか狼だかの鳴き真似をしたのは
矢張り、船底で聞いた叫び声が、意識に残っていたのだろう。]

 狼はぁ、此処か? かかかッ。
 

(252) 2014/12/10(Wed) 23時頃

[ライオン頭が奴隷を所望したと聞いた時には「別のネコを飼うことにしたのか?」と大真面目に言ったものだ。その次に、グレッグの背が自分より小さいのに気づいて何となく彼のことが憎めなくなった。

彼が部屋を辞したので私は匙を手に取り食事を始める。
スプーンをスープに沈めると、てらてらと光る液体が渦を巻いて匙を満たす。それをゆっくりと口に運ぶ。
私はほうっと満足の溜息をついた。
それからほかほかの温かいじゃがいもを口に含んで微笑む。

昔の人間はこの植物を船で運んでいる途中に芽が出たものを食してしまい、毒にあたったので「悪魔の植物」と呼んだらしい。]

 こんなに美味なのに恐れられるなんて。
 可哀想だな。

[ともかく、ニコラスの料理がまだ美味しく感じられて良かった。人狼になった途端人肉しか食せなくなるということはなさそうだ。]



 人狼 居る カ ?

[その声は、聲にもなり。
独り言ちるような乾いた響きが放たれた。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 んんんんん?

 何だあ、お前一人で舵取りかよ。

[頭を抱えた、セシル>>216の背が、目に映る。
舵取りが死んだッてえ話が、耳に届いていない証拠だった。

彼の手元で、光る宝石。

興味はすぐに、ころころ、移ろってしまうのだが。]

(253) 2014/12/10(Wed) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 23時頃


[食事をしていると聲がまた聞こえた。
やはり誰のモノかは分からない。]

 あの声?二度と殺されたくない?
 一体何を言ってるんだか…

[ただ確かなのは、聲の主がまるで仔のように感じられて落ち着かない気分になるということだ。
護らなければならないのではないか?という気がしてくる……。]


 『あり……がとう』

[誰かの聲に泣き止んだ赤子の聲は戸惑いと共に
何処か嬉しそうだった。
まだ身体の中に溶け切れずに残った魂が、初めて受けた
自分の生を肯定してくれる言葉の主に懐くように。
ここに聲の主がいて、赤子が形を持っていればその手を伸ばして
温もりを求めた所だろうか。]

 生きる事は……殺す事だ。

[赤子の聲の後を追う様に、本来の片割れの聲が呟いた。
そうだ、殺されるつもりはない。
混じり合った記憶を抱えて決意の様に呟いた。

血染めの布。
血染めの医者。
今日誰が死んでも。
その姿を訝しむ者はいるだろうか。]


 これは、ギリーの声だな。

[どうやら幻聴ではなかったらしい。
だがギリーからは同族の匂いがしなかった。
どういうことだろうか…分からないことだらけで混乱してくる。
私は頭を振った。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 よ。

[Hoは……… 続かなかった。
振り向いてくれたもんだから、顔色が僅かでも、見えたもんで。
携えたままの女神の銃口を、俺様の鼻先に寄せて、掻く。

塗りたくった油の名残が、ちょいと、付いた。]

 はぁん……… Bitchは一人で舵取りか?

 幽霊みてえな面しやがってよお。

[ダリウスを偲んでのことかと、勘違いを覚えた。
顔色の原因に逸早く察せるほど、気が回らない。
精々、からかう口の切れ味が鈍る程度で、近寄る。]

(270) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

[別れ際に見た道化の顔は、完全に道化に覆い隠されていた。


 常に絶望を与える側────道化は言った。



 絶望は、より強い絶望を求める。
 同じ獣の力を得ていると知ったところで、同族意識を持つことはない。

 喉笛に喰らい付く機会があれば、ヒトだろうと、獣だろうと、同様に喰らう。
 喰らい、絶望を、畏れを深くする。


 それだけが、存在意義であるかのように。]


【人】 地下鉄道 フランク

[船尾楼の向こうには、海に浮かび揺れる月>>250が見えた。

―――…漣も殆ど、耳には届かない。静かだった。
その理由に勘付くでもなく、静かだな、と、顔に書く。]


 ああん?


[俺様の鳴き真似に、目を瞠っている顔にも、遅れて気付く。
似てんだろお、ッて、口端にやつかせてやった。
此処に居るのは、にゃんにゃん喚く猫だけだ。
本物の狼の声なんざ、海上で、久しく聞いちゃいないが。]

(272) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

[さすがに心象そのものが伝う事は無かったが、
脳内に響く赤子の聲と共に、切ない温もりを感じた。
……気がした。

聲は続く。次は、大人の男の聲。
思い出すのは、船医が髪に触れた際に見せた顔。

さらに別の誰かに呼ばれ
包帯下で耳元がヒクリと跳ねる。]

 ――…おれ、おれの名 だ

[耳に、頭に、よく馴染んだ響きの主が誰なのか、
名を呼ばれれば明白に理解できたから
躊躇なく「おれの こえ、だ カシラ」と呼び返した。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 かかッッッ、見放されたんだろうよ。

 女神だか死神だか人魚だか知らねえがねえ。

[人死にそのものは、珍しくはない。
―――ただ、俺様たちのような戦闘員ならともかく
操舵手が死ぬ、と言う状況そのものは"運が悪い"と、感じた。

 舵取りねえ、ふうん。

ぶらぶら、銃を引っ提げたまま
航海を導く舵を眺めに、足も、ぶらぶら。]

 血で酔ったかよ、Bitch!
 ……… ミナカの船医さんによお、薬でも貰えや。
 

(286) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 脆弱だねえ、終いにゃあ食われるぞ。

[早漏野郎だが、腕は確かだと口にした船医の名前の次に
取って付けたみてえに、茶化す口を加えた。]

 俺様の宴はこれからよお。

 酒は飲んだがね、かかかッ。

[金銀きらめく女神は、話の流れに乗りながらも、懐に。
銃の扱いと体調は直結する。 手がブレるからだ。
此処に来た目的は頭の片隅にでも避け、食料、と思考が飛ぶ。

戦利品にゃあ、酒も食糧も装飾品もだ。
仔細までは、もう頭に残っても、いねえ。]

 運びはしたがよお。 さっさと喰っちまうんじゃないかねえ?

[船員の、食事のペースは計り知れなかった。]

(290) 2014/12/11(Thu) 00時頃

 そうか、ギリーは狼の聲が聞こえるのか。

[理屈は分からぬが、いつでもギリーと会話が交わせるとなれば私の機嫌は少し良くなった。]

 私と、ヴェラと、後1人……か。

[迷える仔犬は一体誰を殺そうとしているのだろうか?]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 Woooooow...

 ご機嫌麗しいねえ、船長。

[貴族が交わし合うような、異国の挨拶>>288
おどけたように、驚いたように、鳴き真似た俺様が振り向く。
返し文句には、ちょいとお上品を真似てみた。

道化の化粧は、月明かりにこそ尚、映えて
金銀ぎらぎらを眺めるのと同じ目で、その姿を眺めた。]


 そういやあ、拾いもんをしたんだってなあ。
 お眼鏡に叶ったのかあ?
 

(296) 2014/12/11(Thu) 00時頃

[それに早く立ち去らないと。
食事も美味いのに、まだ足りないと空腹を訴える自分がいる。

溶けた赤子には肉や酒は合わないらしい。

赤子が求めるものは……紅い乳だと、本能と呼べるものが教えていた。]


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 00時頃


地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 00時頃


【人】 地下鉄道 フランク

[セシル>>292の返答に、俺様は先ず、首を捻った。

感覚を理解し得ないのは、年齢の所為だけではないだろう。
 何故、駄目なのか。
口に出なくとも、顔にも仕草にも出てしまっていた。]

 あああん?

 疲れてんなら、尚更転がっとけよ。
 Bitchはベッドで寝そべってんのも仕事の内さ。

[からかいを混ぜて、舵取りを確認しちゃあみるが
一度も触れたことのないものだ。操舵の基本も知りゃしねえ。
ふうん――… 鼻先揺らして、顔色を、窺う。
セシル>>292の目の色に、矢張り、装飾銃の色を見た。]

 調子狂わせてんじゃねえよ。 糞野郎。

[奪うに奪えねえじゃねえか、と、毒付きも重ねた。
弱ってるところを襲うほど落ちぶれちゃおりませんでした、とな。]

(310) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

[ミナカが現れたことで、ひとつ、気付いた。


 ネイサンと聞こえぬ”聲”を交わす中、他からも、同じような聲が聞こえていた気がした。
 少なくとも、ふたつ。

 うちひとつが、この男の声と同じだと。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 暗に、俺様に舵取れッて言ってるのかあ?

 言ってないか? 言ってないか。

["力のあるもの">>301に俺様が属しているとは思ってもいない。
だが、航海士に比べれば、一丁前の早漏戦闘員だ。]

 Woooooof... 地味なルーペだねえ。

[金銀装飾を好む俺様から見れば
船長の見せた、牙を覗かせるルーペ>>301は地味に映る。
一般的な審美眼を持ち合わせていれば、それこそ、美しい。]

 ほうら、あれよ、船底でわんわん鳴いてる犬だか狼だか。
 

(315) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 Yo Ho Prude.

[月明かりが差し込もうと言う、船尾楼から振り向く。
姿を認めるより先に、推測した呼び名が漏れた。

臨時舵取りとは知る由もない、俺様の目が瞬く。]


 ああん? 飯?


[ジェレミー>>314の手元にある食事も、目敏く見付けるわけだ。
―――…俺の分は? まるで当然のように、犬のように。]

(319) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

[飯も酒も美味いが、物足りない。
スープをぴちゃり、と舌で掬うように飲んだ時。

不意に視線を感じて見上げた先に、ヴェラがいた。]

 ……。

[聲も掛けずにじっと彼を見つめる。

1年前、彼の包帯を変えた時と同じように、血が騒いだ気がした。]


【人】 地下鉄道 フランク

 
 流石の俺様も、戦利品全部ぁ把握してねえさ。

[金銀宝石ちらつかせる装飾品なら、いざ知らず。
繊細な造りのルーペに、地味、の続きを踏み出せないまま
視線は、月光に浮かぶ道化の化粧>>321に移った。]


 かかかかッ、何年も肝に銘じたままだねえ。
 夜鳴きぐれえ、俺様は我慢出来んよ。

[刺された釘に、素直に頷くくらいの犬は持ち合わせていた。

死に損ないは今日も死に損なって
悪運に導かれるがまま、船長を見送ったのだった。]

(330) 2014/12/11(Thu) 00時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 ……………

["俺様のではない">>328を都合良く聞き流す、耳だった。

梯子を上がる足音が途切れる前に
殊勝を装って、トレイを受け取りに、足と手を伸ばした。
器用に登るさまは流石と言え、素直に渡してくれるもんかね。]

 Wooooof...

 お前の淑女は、もう腹の中かよ?

[食いっぱぐれるのは冗談でもねえ!
トレイを受け取ることが叶えば、肉を探して、横取りを狙う。
見事に避けられようものなら、梯子相手に、追い掛けはしない。

成否に、手を伸ばしてから、船首楼を明け渡した。]

(334) 2014/12/11(Thu) 01時頃

【人】 地下鉄道 フランク

 
 Bitchはよお、

 ベッドで踊るのが仕事だろお。 寝ろ寝ろお。

[船長が、ジェレミーに告げる声>>329は聞こえていない。
強制力の欠片もない声が
ことも偶然に重なる形で、ちょろちょろ、甲板に戻ってゆく*]

(340) 2014/12/11(Thu) 01時頃

 仔犬よ…どこにいるんだい?
 何をしようとしているんだい?

[そんなことを囁きかけてから。*]


 お前の声は絶望を運ぶ。
 俺達が生きる途をお前は奪う。
 だから俺はお前の命を奪う。

[呪詛の様に吐き出された聲は男だけでなく、
同じく聲を共有する者達にも届いたか。]


【人】 地下鉄道 フランク

――― 更に夜も更けた頃に ―――

[宴も、酒も量も落ち着いた頃に
散らかっている塵の方が多いんじゃねえかッて惨状に、顔を出す。

 かっ攫うのは、塩ッ気の利いた肉だ。
 それだけを手に、第三甲板に、自室に、姿を消す。

部屋に並んだ、いくつもの空き瓶。
その内のひとつには、エメラルド>>268が転がっている。
気紛れに寄るものか、ヴェラから、昔受け取ったものだ。
最初は良い肉が付いていたものの
年が経つにつれ、肉を削ぎ落とした骨も一緒だった。]


 ………

[並んだ瓶に、俺様は、銃口を*向けた*]

(347) 2014/12/11(Thu) 01時頃

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