人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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[反対されずにすみほっとしたのか笑みが零れた]


 代わりに一つだけ頼みごとがある。
 高嶺はここにいる。


 このあと、高嶺が誰に会うか教えてくれ。


 ああ、ここにじゃわからんな。
 高嶺は庭にいる。
 今、お前が…

[とチラリとイアンの姿を確認し、
 血に染まった本郷を連れているのにはぎょっとしたが]

 見ている方向だ。


【人】 懐刀 朧

[かちゃ、と高嶺の手元が動く。
鵠を落とした男が煽るように笑うから。
平然と二つ花の話を続けるから。
血塗れた刷衛の太刀に、思わず手が伸びた。]

 ―――…推理など、あるわけでもない。
 だが、私が何か隠していると思うのなら、
 お前が隠していてもおかしくはないだろう。

[太刀を持つ手を留まらせ、
平静保つ為にゆっくりと眼を閉じた後にそう言った。]

(118) 2010/08/08(Sun) 22時半頃

 ……かまわないが…
 花、二つないから、霞ぐらい、だとは思うが…

[きょとんと、手からのみ出血した
 本郷を抱えたまま、その幻聴に頷いて

 高嶺の場所にはコクリと頷いた]


 霞ならば、どんなことを話しているのか。
 わかればもっとよい。



 頼むぞ。

[正気出ないことは知っている。
 声の調子からも、まるで幻聴のように聴こえているのだろう。

 なるべく、興奮させないように、それだけ言って、あとはなるべく通信機の音を小さく…。]


 んー……

[あの二人の会話の間に入るのは
 なんだかとってもお邪魔無私な空気になるので
 とても、とても避けたいのだが]

 まぁ、聞けたら、の範囲で……あまり期待するな


【人】 懐刀 朧

[花を失くした裡に人狼とは異なる獣を宿す花主は、
他の者が人狼に喰われようがどうなろうが厭わない。
人狼が――…何処にいるのか。
知っているのなら、尚のこと。]

 ―――…待て。

[刷衛を呼び止め、高嶺は血塗れた太刀を刷衛に向ける。
鞘に収められた切っ先が、刷衛の胸元に当てられ]


 ……これは返す。
 …持って行け。


[庭から去る姿を、それ以上引き止めることはない。]

(122) 2010/08/08(Sun) 22時半頃

 無理せずともよい。
 親しき仲なら、そう教えてくれればよい。

[そして、庭から去っていく。]


【人】 懐刀 朧


 …今お前を刺せば、私の双花の血に穢れが混じる。

[>>124その言葉で、裡に秘めた刷衛への感情は知れようか。
ふき取る姿に少し眉は寄せたが、何も口にはせずに]



 ―――…行け。

[ここから、去るように。
そう告げて男が立ち去るのを見送れば新たな影。]

(125) 2010/08/08(Sun) 22時半頃

 ……血縁だしなぁ……

[色々複雑ではあれ親しいんじゃないか?
 幻聴なのになんぞこれ?と
 不思議そうに思いながら、わかったと頷いた]


 血縁で、その片方が狼であったら、
 どうするかのう?

[なるべく、話させるように、相槌を打つ。]


懐刀 朧は、始末屋 ズリエルが去った後、イアンが抱く姿に黒檀は大きく開かれていき

2010/08/08(Sun) 23時頃


 ……庇う、といいたいのか?
 そこが不安なら二人とも切るしかないではないか?

[きょとんと]


【人】 懐刀 朧



 ―――…、…本、郷…?


[呼ぶ名に、返る答えはイアンの声になるのだろうか。]

(129) 2010/08/08(Sun) 23時頃

【人】 懐刀 朧

― 庭 ―
[本郷を見つめた黒檀は、イアンの言葉に
既に話すことかなわぬ姿となっていることを知り、
イアンを一度睨むように見てから
少しだけ苦しげに瞳を細めて、閉ざす。]


 ……何故…、


[殺したのかと。短く訊いて。
最後に見た本郷の顔は苦しそうなものだった。
今は…、どのような顔をしているのか。
常より幼げなその口調に、訝しげにイアンを見る。]

(133) 2010/08/08(Sun) 23時頃

【人】 懐刀 朧

[本郷の顔が苦しげなものではないのなら、
其れを見つめた後、黒檀はまた一度伏せられ
しかし再びイアンを見る瞳はもう睨むことはなかった。]

 ……お前がそうなら、
 それがだめかそうでないかは、私が決めることではない。

[そう、言葉を紡いで。
本郷と目の前の花の間に何があったのかは知らない。
知るのは、昨晩最後に見た姿だけで、]

 ――…訊きたいこと、とは…?
 

(140) 2010/08/08(Sun) 23時半頃

霞。

[時は大分遡る。
まだ、男がかろうじて息をしていたころの時間。

呼びかける声は、小さくもあり
けれどはっきりとした意思を以て]

やはり、力不足だったらしい。
後は、お前に任せることになるだろう。

……すまん。


【人】 懐刀 朧

― 庭 ―
[イアンが、刷衛が来る前
風の噂で気が触れた赤い眼の花の話を聞いた。
笑うイアンの様子には一見見受けられず、
しかし大事に抱える本郷の姿に、
今の姿こそ正にそうなのだろうかと。]

 ――…本郷から…、…そうか。

 花主が花へ其処まで大きなものを渡すことは
 そう多くはない…私は、あまり詳しくはないが…

[目を伏せてから、イアンを見上げ]

 …託された証は必要だろう。
 ――…扇は、お前が引き取るといい。

[そういうのは花から花主へと成り上がった霞の方が
詳しそうだ、とも呟いた。] 

(147) 2010/08/09(Mon) 00時頃

…そなたがその命かけてでも取り戻したかったものが、いつか還る日が来ると良い。
[返す言葉はただ静かに。]

片割れが、未練を絶って来たそうです。
わたくしは、欲張りですから、
逝くなら色々連れて行ってしまいそう…。


懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 00時頃


…ああ、願っている。

[いつか。
其れを間近で見ることができないことだけが心残り]

片割れ?…高嶺のことか?

[そう言えばよく似ていると、そんな事を思う]

高嶺がそれを望むなら。
…お前がそれで良いと信じるなら、道を選ぶとよいと思う。

慾張り、か。
イビセラが聞いたら、何と言うだろう。

[ふと思い出して、笑った]


【人】 懐刀 朧

[イアンへの答えにはなっただろうか。
昨晩苦しんでいた、顔を見る。
本郷が苦しむ理由は、
わかる部分とわからぬ部分があった。]

 …花が花主なくして生きていけぬように…
 花主もまた同じ…、…か…。

[そっと、伸ばされる手はイアンに抱かれる本郷へ。
一度だけ、そっと触れて 撫ぜることなく離れる。
花主の名から解放されたのならそれでいい。
少しだけ哀しく思うのは――…そのくらいには、
付き合いの長い花主を、好いてはいたのだろう。]

(148) 2010/08/09(Mon) 00時半頃

懐刀 朧は、後は霞に訊くよう言って、引き止められないならイアンと本郷とは其処で別れ。

2010/08/09(Mon) 00時半頃


懐刀 朧は、記者 イアンが霞の姿を直ぐに見つけることは出来ないだろう。向かうのは、言伝の場所。

2010/08/09(Mon) 00時半頃


 ……ごめん、やっぱり、わかんないや

[背が消えるまで見送りはしたが
 尾行する気には何かなれなくて
 青年は幻聴にそう呟いた]


【人】 懐刀 朧

[――りん、と。
涼やかに鳴るその音はもう聞こえない。
紙の蝶が華やかに舞うのを見ることも。

――…パチン。
脳裏で一度響いた剪定の扇の音。

……そういえば、歌は聴くことができなかった。
そう思い、目を伏せるのは今はもう眠る幼き花。]

[戸を開くと其処にある人影。
互いに髪下ろした姿は鏡合せの月。
此度、先に約束の場所に着いたのは霞の方で]

 ―――…、かすみ…

[呼ぶ名は、焦がれる者の名を 紡ぐ。]

(156) 2010/08/09(Mon) 00時半頃

【人】 懐刀 朧



 ―――…夢を、見にきた。


[どれほど、夢に見たか。
月のない時に―――…逢うことを。

望みは―――…
渇望するのは――――…]

(157) 2010/08/09(Mon) 00時半頃

【人】 懐刀 朧

― 奥座敷 ―
[憂い声は、朧月のものとも似て。
また少し、姿が近くなる。
双花の話には、憂い色の瞳を細めて笑み]

 ―――…未練ではない。
 私が望んで、送った。

[送ることは、蝶だけの望みではなかったのだと。
今、この場は夢と現の狭間。
戻ればまた夢に、けれども喰らわれるを望む獣は
迷うことなく 同じ顔の月の姿へと近づき]

(162) 2010/08/09(Mon) 01時頃

【人】 懐刀 朧

[―――…触れる、]

 …私を喰らえ…、…霞…。
 …高嶺の名を…全て喰らえ…

 元の…1つの月に 戻ろう…。

[渇望していた言葉を紡いで、
半身が望むままに また、1つに交わった。]

(163) 2010/08/09(Mon) 01時頃

【人】 懐刀 朧

[密やかなる場所に聞こえるは二つの荒い息遣い。
喰らう獣と、喰らわれる獣が、
零す声は艶やかなものだけではなく。
暴くのは白い肢体だけではなく、その本性まで。]

[裂かれるたびに滴る果実は白の花を赤へと染めて。
喰らわれていく痛みを噛み殺す憂いの黒檀は、
それでも喜びを伝えるかのように涙を零すと

赤い手で、白い頬を撫ぜ]

(171) 2010/08/09(Mon) 01時頃

【人】 懐刀 朧


 ―――…かすみ…

[痛みが 遠のく…残るのは、
望み叶い、満たされたという 喜びだけ。]

(173) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧


 ……生きろ……


[朧月が己が死を望む姿ならば、
目の前の月はその対なる位置にあるはず。

―――痛みはもう感じることがない。
だから、穏やかに笑って そう言えていただろう。]

(176) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[その身体がもの言わぬ果実と成り果てたのは、何時か。
滴る雫全てをも、その半身へと明け渡して。]



[脳裏で滴り続けていた水音も、

もう、聴こえない。**]

(180) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


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