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ランタン職人 ヴェスパタイン! 今日がお前の命日だ!
これで、良かったの――?
二人を共に送って、それで――…。
[結ばれぬ二人への。
自己満足、欺瞞、エゴかも知れないけど。]
ヴェ、ス?
ヴェス、聴こえる?
今、変な感じが、したの。
ねぇ、ヴェス、返事、して?
慈悲、――。
それとも、無慈悲。
次にそれを望む人は、誰?
[死を向ける相手――。
ヴェスパタインへの殺意は向けられたけれど。
次なる人へ向かう殺意は、未だに定まって居ない]
―――…
[全身が麻痺し、そして死に至る。
その過程を目の当たりにしたからこそ
これ以上は見たく、ない、と、おもう。]
此れが慈悲なのか無慈悲なのかは分からないけれど
[悪戯に笑う少年を想う。
いつか終わりが来るのならば、一層]
オスカー、…――
[ぽつ、と殺意の矛先の相手の名を、呟いた]
ヴェス、ヴェス、ねぇ!
返事して、ねぇ、聞こえてるでしょう?
どうしたの、ヴェス、無視してないで、ねぇ
今、そっちに、行くから
返事、して…!
[欠けた魂に響く声――…]
そう、オスカーさん。
[其の名を、ぽつり繰り返す。
若いからこそ……、病で弱り死すよりも。
一瞬の内にその生を刈り取った方がいいのだろう、か。]
彼の魂を――。
死病に怯えないように、旅出させてあげるの、ね。
[意識は闇に沈んで――**]
[見送られるのならば。
幸せだと、彼女は言う。
近しい位置に居る彼女へ囁くように]
……貴女は
[その声は無機質で]
私に対しても――、
本気でそう、思ってるの?
[されど何処か諦めを含んだ声色。
"呪い"という噂を知っているのかどうかは知らない。
されど、問わずには入れない琥珀色の眸。]
[囁かれた無機質な声。]
――…ええ
[ゴドウィンなら、彼女に見送られれば、幸せだろうと感じたのは事実だったから。
ただ、本気でそう思うかと、問う言葉に含まれる意味は、それでは無いだろう。
聞いた、噂――…。
でも、その噂は噂では無いだろう、か。
小さな村は異端者を弾きたがる。]
あなたは、本当に誰かを呪い――…。
殺した、訳ではないでしょ?
それとも、誰かを本気で呪い……殺した――と謂うの?
呪い殺したい人は、いるの?
[問う琥珀を静かに、見返す]
さぁ
[曖昧に笑った。
実際、人を殺めるなんて事はした事が無い。
けれど。"呪い"という点では曖昧に笑うしか、無かった。]
ただ。
[ただ、と。
遮る声は、鋭く、冷たい。]
願わずとも傍に居るだけで人が死んでいく。
其れを呪いと謂わずに、何と呼ぶの?
[自警団に向けたものと同じ、醜悪な笑み。
これで彼女が怯えるのなら、それが最善だ、と。]
[ 冷たい声に――。
翡色の瞳が、揺れる。]
其れを呪いと呼ぶのなら――…。
私も呪われているでしょう、ね。
[母親も、小さな弟も疫病にその命を刈り取られた。
ギリアンは、女のせいじゃないと慰めてくれたけど、女があの人を戦場へと、死へと追いやった事実は変わらない。
様々な死が女の傍にあった。]
――でも、ね。
あなたが、他の人が吐く無責任な噂に縛られ――…。
――続ける事なんて、ないのよ?
それを哀しむ人が居る事も知って?
[醜悪な笑みに、怯える事無く静かに。
ちらり、ゴドウィンの横の小さな墓標を、そしてもう一人別の顔を思い描いて]
貴女も――?
[揺れる翡色に、一寸の驚きが浮かぶ。
ぱち、ぱちと琥珀が瞬いて]
……
[ふ、と笑った]
貴女、優しい、ね。
[悲しむ人。
その一言を向けられる、翡色に向けて微笑した。
女は言葉の心中にある意味を一切、見せぬまま。]
[ ふ、と笑うその顔から、告げられた言葉に――。
ゆるやかに、首を振る]
優しくなんて、――…。
ただ……。
見たくない、だけ……。
私のエゴ、ね。
[身近に哀しむ人を見たくない、そんな人を見るのは辛いからの我侭なエゴ――**]
そう。
[エゴという評価を肯定も否定もしなかった。
ただ、緩く頷くだけ。]
でも、
[去り行くその背に届いたかどうか解らないが]
哀しむ人が一人でも少なくなると、いいね
[せめてもの願いを口にした。
願いが等しく、コリーンと同じ過程、結論を辿らないのは
矢張り何処かに負い目があったから。]
深い樹海の中
冷たい城の中
百年の孤独
血塗られ閉ざされ
いばらの道
―――"Sleeping Beauty"。
生まれた女の子は可愛らしい少女でした。
王様は12人の魔法使いを呼び、祝福を祝いました。
しかし呼ばれなかった13人目の魔女は
呼ばれなかったことに激怒し、
「王女は錘が刺さって死ぬ」という呪いを掛けてしまいましたが
まだ魔法をかけていなかった12人目の魔法使いが、先の魔法を修正し「王女は錘が刺さっても百年の間眠るだけ」という呪いに変えることが出来ました。
王女を心配した王様は、国中の紡ぎ車を燃やしました。
王女は無事、順調にに育っていきましたが
15歳の時に一人で城の中を歩いていた折、
城の塔の一番上で老婆が紡いでいた錘で手を刺し、眠りに落ちてしまいました。
呪いは城中に波及し、そのうちに茨が繁茂して誰も入れなくなりました。侵入を試みた者もいましたが、鉄条網のように絡み合った茨に阻まれ、入ったもののが突破出来ずに皆落命してしまいます。
お姫様は眠り続けます。
周りに茨を巡らせ、誰も受け入れないかのように。
そして長い時が経ち、
ある王子様が茨の難関を突破してお姫様の元へ辿り着き
王子様の口付けで、お姫様は目を覚まし
そして二人は幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。
お姫様は何も悪くないの。
罪などないの。
ただ、魔女の仕業で眠りを余儀なくされただけ。
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