86 「磊落の斑猫亭」より
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ピッパは、あの後、一度部屋へと戻っただろう*
2012/04/16(Mon) 00時頃
ピッパは、ラディスラヴァ[[who]]の事が、脳裏によぎった。
2012/04/16(Mon) 00時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 00時半頃
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― 3階:ピッパの客室 ―
[ベッドに座り、しばらくぼんやりとする。 考える事は多々あれど、今は逃げるようなヒューの背中が焼きついていて。…ばふ。ベッドに倒れこむ。]
――… ジェフ。
[彼の名を呼び、目を伏せた。]
… … … 早く、帰らないと
[ラディに言った言葉を繰り返した。 あの人が帰って来た時に、あたしが家にいなかったら、きっと心配する。 『次に君の誕生日が来たら――』 仰向けになり、手の甲を目元にのせると視界は真っ暗になる。まるでそれは未来のようで、声を失った。 ごろんと寝返りをうつ。ただ目を閉じて、じっとする。
ヒューが生きてて嬉しかったのは、本当。 だって、問い詰める事が出来る。彼への手掛りだ。それにもしかして、自分の手で彼の無念を晴らす事も出来るかもしれない。 たとえ、―――刺し違えてでも。 そんな強い思いは、密やかに胸に広がる。 でも、もし。その手がかりすらなくなってしまったのなら。 *あたしは一体、どうするだろう*]
(3) 2012/04/16(Mon) 01時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 01時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 13時頃
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― 早朝:3Fピッパの客室→屋根裏部屋 ―
[ソフィアッ! >>7響いた叫び声に、パチッと目を覚ました。 ガバッ、と身を起こすとバンと扉を開く。廊下へ顔を出すと見えるのは開いた屋根裏部屋の扉。]
―――
[そちらへ向かい、だんだんと鼻につくのは噎せ返るようなにおい。 声は出さないまま、その部屋の入口に立ち。中を見た。]
…… …?
――― ぅぐ、ッ
[理解をするより早く来るのは、吐気なのだろう。口元を押さえて身を屈めた。]
(18) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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[けれども胃の中のモノは消化されきっており空っぽだし、胃液を出す事もなく。口元を押さえただけに留まる。]
――…
[>>8人狼だ。と、はっきり聞こえた声。 既に集まっていた人、集まってきた人。 何も言わぬまま声だけは耳を通り抜けていき、
>>10その一つ。聞こえた声にバッと顔を上げた。]
アンタ…ッ!
[それ以上は言葉にならなかった。 返る罵声に、また口元を押さえる。――うぐ…ッ。 ヒューが抱く、ソフィアの遺体。その遺体が、目に焼きついた。]
…あ… あぁ…
(21) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 20時頃
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― 3F屋根裏部屋 → 2F露天風呂 ―
――…ッ
[そして、誰にも何にも目をくれずに、口元を押さえたままダッと走り出す。 向かったのは手近な水場。
気持ちが悪いのか、その場にへたり込んだ。]
(28) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 20時頃
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― 2F露天風呂・水場 ―
――…
……
[静かに目を伏せる。壁に頭を軽くぶつけた。 はー …はあ… 呼吸を整える。 静かに、静かに。
すれ違ったさいに。
”笑い声”を、聞いたような気がする。]
(32) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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― 2F露天風呂・水場 ―
[口元を押さえる。ずいぶんと落ち着いてきたようにみえるかもしれない。 周りの人たちの様子は、余り覚えていない。 ヒューと大男の言葉は覚えている。
それともう一つ。 はっきりと耳にやきついたのは、良く知った声。 喉の奥の小さな音>>29は、押し殺した笑い声に、本当にとても良く似ていた、ように、思う。]
…
[ゆるりと首をふって、うつむいた。 自分が何を考えているのか、知っているのは、自分だけ。]
(43) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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― 2F露天風呂・水場 ―
……
[ゆっくりと、立ち上がる。 目元をぐいっとぬぐった。深呼吸を一つする。
思考はまとまったのか、どうなのか。 ふらりと風呂場を出た時、]
…
[>>40見えた血塗れの姿に足は止まった。]
(49) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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― 2階露天風呂・入口 ―
[ヒューと目が合った。 包帯がないその傷跡は、彼自身の血と、ソフィアの血で、―――ソフィアと比べてどうなのか、など、詳しく判別は出来なかった。]
…ヒュー…
[ズリエルが言っていた。 ヒューが人狼なんだろう、と。]
ねえ
[一歩、近づいた。更に近づいて、]
…ねえ!
[逃げられなければ、両肩を掴むだろう。どちらにしろ、俯いて、]
――― ほんとは どうなの … ? 本当のこと おしえてよ
(56) 2012/04/16(Mon) 21時頃
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ピッパは、ヒューの言葉>>57には答えないままだ。
2012/04/16(Mon) 21時半頃
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[>>61僕は本当に、人狼じゃないのか。]
…なによそれ なによ、 それ … なによそれ!
[バッと顔を上げた。 今にも泣きそうな表情をして。]
わかってよ、あんたが―― ヒューがッ! あのひとの、 ジェフの、姿をみた、…最後の人なのよ…?
[一気にまくし立てる。]
ヒューが解ってくれないと、てがかりが、もう……
疫病神――、全くだわ…でも、人狼じゃないなら、 いまは、いい まだ いい………
[俯いて、一度、こつんとヒューの肩口に額をぶつけてから。 ヒューの肩から手を外して、傷跡の心配なども全くせずに、そのまますれ違うように階段の方へと向かおうとした。 耳に残るのは、笑い声。]
(65) 2012/04/16(Mon) 21時半頃
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――…
[僕じゃない。それをきいて。 思ったことはなんだったか。]
…
[困ったような視線に、返った言葉は苦笑のような響きだったろう。]
そうね… でも、その傷
…ジェフがやったものじゃないとは、 少し、信じたいわ
[酷く生々しい傷跡。何の傷かは解らないけど、ただそれだけは。]
(68) 2012/04/16(Mon) 21時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 21時半頃
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なるわ… ヒューが人狼じゃないなら ……
[謝る言葉>>69には、何も返さないまま。 記憶の限り>>71では、という言葉に、ぐっと唇をかみ締めた。 そこまで言って、立ち去りかけたが。
ラディの名前>>69に、足を止める。]
―――… わらいごえ。
[ぽつり、と呟く。]
屋根裏部屋で、 ラディの笑い声が聞こえたの
あたし、耳からはなれない…
[ヒューからそれ以上の反応がなければ、階段へと向かうが、何かあるならその場に留まる。]
(73) 2012/04/16(Mon) 22時頃
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…うん あの調子よ
かわらない
[屋根裏部屋を立ち去った後の様子は見ていない。 だから、遺体を見ても変わらない様子だった、と。 都合よくだか、悪くだか、変換されてしまう。]
…
[助かったよ。その言葉がまた、頭から離れないまま。 階段へと向かった。三階を見上げる。]
(81) 2012/04/16(Mon) 22時半頃
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[階段をおりる。
おりながら、イアンの姿を思い出そうとする。 だめだ、混乱が酷くて、思い出せない。
本当なら、弟の手をとって、逃げ出したかった。 衛士が扉を開いたら、一緒に、逃げ出したかった。 たとえ叶わなくても。
でも、逃げ出そうとしていたら、疑われただろうか。 だめだ、思考は纏まらない。
ゆるくふって、振り払って、そして、頭に残るのは。
向かったのは、厨房。]
(83) 2012/04/16(Mon) 22時半頃
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― 1F食堂→厨房 ―
… 〜〜…
[食堂に入ると、弟の姿に一瞬、足を止めた。 けれど、そのまま進み、カウンターから厨房に入り込む。 静止の声くらいでは、止まらないだろう。
探し物だ。
探し物は、もちろん。]
(84) 2012/04/16(Mon) 22時半頃
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― 1F厨房 → 食堂 ―
[呼ぶ声が聞こえて、一度息を止める。>>87
カチャガチャと金属のぶつかる音がする。 探し物だ。スプーン、フォーク、そして。
ナイフ。
カウンター越しに食堂が見えるけれど、 凶器を探している間、顔を上げる事はなかった。]
…
[手に持ち、また、食堂を通る。]
…
[イアンの姿をまた視界に入れてしまって、足は止まった。 けどまた、動き出す。止められなければ、そのまま食堂を出るだろう。]
(91) 2012/04/16(Mon) 23時頃
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[声をかけられると、立ち止まる。]
…知ってる
[振り向かずに言った。 一つ下の弟は、自分を慕ってくれて可愛くて。 なんだか自分が特別な、強い存在になった気にもなれて。 その結果がこの気丈な性格だ。 後をついてくる事がなくなっても、それが変わる事はなく。
記者になりたい、と。村を出るつもりだという事を聞いた時。 弟が自分から離れる事に、まず強い抵抗を抱いた。 でも本気な事がひしひしと伝わってきて、どうしようもなくて。
「イアンには無理よ!」
酷い事を言ったと思っている。言った瞬間に、既に後悔をした。 そのまま意地を張って、一人暮らしなんて無理だとか、やれるものならやってみなさいだとか、挙句の果てにはもう帰ってくるな、だ。
出て行った後に後悔して。その気持ちばかりが強い時に出会ったのが、――ジェフだった。]
(100) 2012/04/16(Mon) 23時半頃
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[弟を応援しようという根底に眠っていた気持ちを、引き出してくれたのも。寂しかった心の隙間を埋めてくれたのも、全部彼で。
イアンが帰ってきたという噂について愚痴っても、
『信じてるんだろう?』
と笑ってくれた。解ってくれた。 彼がいなかったら、まだうじうじ弟を恨んでいたかもしれない。]
…… イアン
[イアンの方は向かないまま。呟く。]
なんであんた。 ――― ここにいるの…
[どうしてこの村に帰ってきたのか。 どうしてこの場所にいるのか。綯交ぜになって、涙声が隠せなかった。
言うだけ言い捨て、食堂を出ようと歩く。ナイフを持ったまま。]
(101) 2012/04/16(Mon) 23時半頃
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[無理に止められなければ。
食堂を出て、階段をのぼる。 途中ロビーを通ったとしても騒ぎには目もくれない。
まだあの部屋にいるだろうか。
ラディの部屋を聞いていなかった。 探せば見つかるだろうか。]
(103) 2012/04/16(Mon) 23時半頃
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― 3F廊下 ―
[もしイアンに止められたとしても。 きっと泣きそうな顔をして振り払っただろう。
まずは屋根裏部屋の方だ。三階へとのぼり。 そして、
>>106見つけてしまう。]
――――…… ラヴァ…
ねえ ソフィアの すがたが ジェフに重なるの…
[涙声だ。泣き顔になっているかもしれない。 手には、ナイフがある。]
ラヴァの笑い声が… あたまからはなれないの
(109) 2012/04/17(Tue) 00時頃
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[もし、彼女にナイフを突き立てることが出来たなら。茫然自失になるだろうし。
出来なかったら、そのままラヴァの前で、やっぱりできない。と、泣くだろう。
どちらにしても、その後には、*ふらりと部屋へ、戻るのだろう*]
(111) 2012/04/17(Tue) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/04/17(Tue) 00時頃
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