人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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ロビン! 今日がお前の命日だ!




   君には、何が必要なの?

[初めてちゃんと、彼に問いかけることが出来た。
声を掛けるまでの緊張と躊躇いは気づかれなければいい。

新しい“もうひとり”を、まだ知らないまま。]


 
 
[ ぽつ、と落ちる細い声。 ]
 
 


[ 何が、必要か。
 血なのか、水なのか、精なのか、愛なのか。
 そのどれも違うことを思い出したから。
 耳に心地よいその声を、聞いて。 

 手と手を繋いだ、薔薇に毒された幼い子とその毒牙にかかった新しい花。

 またこの声も聞こえているだろう。
 俺の声は、香りにのって、届く。 ]


 
 この夢から覚めたときに。
 逢いに行っていい?
 
 その時に───話すから。
 
[ 俺には何が必要か。 ]*




 ………… うん。

[やっぱり怖い。でも、まあ、悪くはない。
どこかの誰かが必要だとか、お前がいなくなることだとか
言われたとしても、その言葉は必要なものを求めている証だから。]*


…………ん?



[なんか、声が聞こえてくる。
周囲を見渡しても誰もおらず。
はて、空耳かと首傾げ。]


[ 少しの間()が────なんて、今は謂わないでおこう。
 すべてはそう、夢から覚めた後で。

 願い、望む、未来の、ために。 ]*


 おはよう、ロビン。
 お目覚めはいかがかな?

[ いっちゃんが、この声を聞こえるようになってしまったときも
 似たような声をかけたと思う。
 甘い香りに漂って。 ]**



 ロビン……。

[甘い香りで呼びかける声。
繰り返すように、呟きも芳香に乗る。

彼は薔薇を恨むだろうか
ケヴィンを、恨むだろうか。
複雑な気分だ。 ]*


……

[寝たっけ、多分寝ていなかった、と思うけど。
さっきまでの状態は、寝ていたように頭が呆けていた。
寝ていなかったとも言いきれないか。
ということは、おはようでいいのか。]

……おはよ、ございます?

[一人はすぐ近くにいたから、今度は空耳だと思わずに。
しかし、別の声も聞こえた。あれ、姿がない。

それにしても、薔薇が濃く、甘く香っているな、と感じた。**]


[ひとりで熱に震えながら、色んなことを考えた。]
 
 ヴェルツ。多分、君は無関係なんだろうね。

[いつまでも君は君のまま。
ただの一度も乱れを見せない。
その割に、確かに呪われていて。]

 妖精でも紛れ込んでいるみたいだな。

[この声を聴くのに清い様
清らかな者は俺を異物とするだろうが
俺からすれば、むしろその見守るような立場が。
君はきっと、眠れないのだろう。]




 君じゃなく、薔薇に必要なものは?
 薔薇はなんで、こんなことを?

[今までが嘘のように、舌が回る。]

 あとどれくらい待てば、解放されるのかな
 ……ロビンまで来てしまった、もう、早く

[自分と違うからといって、分かるとは限らなく
“目覚めたばかり”の方を混乱させてしまうかもしれないが。]**


【人】 双生児 オスカー

[ 長い睫毛が包む瞼が開く。
  咄嗟に退かせた髪に触れる指先が宙に彷徨った。
  空から降って来るピアノの音色の感想を溢す相手>>3:274
  笑みすら浮かべて、酷く呑気で、
  一時、自分が犯した過ちを忘れた。

  気が抜けて眉尻が下がる。
  きっと今まで誰にも晒したことが無いような
  間抜けな顔をしていただろう。]

(21) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 漠然とした視線>>3:275が絡み合った瞬間、
  我に帰って肩をビクつかせた。

  想像をしたのは失望の顔。
  どうして、と問い詰める怒りの顔。
  ……──" 彼 "では無いのかと 落胆する顔。

  は、と零した呼気が荒い。
  震える眼は、次にどんな感情を浮かべるのか分からない
  薄い青色の眼から離せなくなる。
  脳裏に一瞬チラついたのはマークの姿>>3:56
  怒声すら上げる度胸は無いまま、
  苦しげに自身の胸元へと手は伸びて、]

(22) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 伸びた手を辿る、熱っぽい指先>>3:275
  心臓が止まるような錯覚。
  短く呼吸を繰り返して待った言葉に瞠目する。]

(23) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

  ………、何に 脅えるって言うんだ。

[ 泡沫に消える言葉は熱に浮かされたように漠然としている。
  どうして急にそんな事を言い出すのか。
  揶揄おうと笑おうとした相貌が崩れる。

  確かに呼ばれた" オスカー "という名前に、片耳を抑える。]

  ……だまれ、黙れ。フェルゼ。
  それ以上喋るな。

[ それでは無い。
  君が言いたい事>>3:277はそんなどうでも良いものではないだろう。]

(24) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

  何で君が笑ってるんだ。

[ 底の底に沈んでいた汚泥。
  苛立ち。優越感。重苦しい安堵。叩きつける様な情動。
  東屋で二人、傾倒しかけた行為>>1:267

  ひとつ、またひとつ、
  自分の中に落ちていく。]

  ……頼むから、 気付かせないでくれ。

[ 誤魔化せるものが此処には無い。
  擦り切れそうな何かを繋ぐように、
  言葉とは裏腹にフェルゼの指に自分の指を絡めて、
  強く握った。]

(25) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

  僕を……見ないで…

[ 搾り出した懇願は、俯いた地面に吸い込まれて消える。]

(26) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

  ( いっそ 死んでしまいたい。 )

(27) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 此処には誰もいない。

  蹲る様に俯く姿を見る者は、何処にも。]*

(28) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 結局、永遠にも思える時間を抜けて
  上背のある相手の肩を担ぎ医務室まで運んだ。

  相変わらずヒューとモリスは寝息を立てている。
  担いだ相手も二人同様にベッドへと寝かせて──不意に聞こえた「しさいさま」という声に、
  また増えたのかと辟易すると同時、
  そろそろこの狂気じみた夜の終わらせ方を悟った。]

  ………もしかしたら、
  このやり方で救われるのは僕だけかもしれないな。

(29) 2018/05/23(Wed) 03時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 自暴自棄気味に漸く笑う。
  誰かの夢に見た、歳上の共犯者を探す爪先は当てなく廊下へと向かった。
  其れはほんの少しの確認のため。

  とりあえず人影に当たりはある東屋から探ってみようと。
  其処にもしも、ピアノの弾き手が倒れているならまた脚を引き摺りながら医務室へ運ぶ事になる。

  医務室扉横に『フェルゼ・アーレンス』の札を下げながら、
  目覚める事だけは、未だ望めない。**]

(30) 2018/05/23(Wed) 03時半頃



 ロビン、ロビン。ごめん。
 君も、苦しくなるのかもしれない。

 でも、お願いだから他の奴らに薔薇を傷つけさせないで。
 この夜はそれじゃ終わらない。
 終わっても、駄目だ。

[どこか熱を帯びて、切なげに
けれど、“あたらしいひとり”へと必死に呼びかけた。]


[姿はまだ発見できていないけど、焦っているように聞こえる声の持ち主が誰か、には気づく。

こんな時に的外れな質問をしても落ち着いた答えが返ってくるかどうか。

なので、しばらく薔薇の香の声にじっと耳を傾けて、状況の把握に努めていた。]


……薔薇を傷つけても問題解決には至らない、と。

了解しました。

[焦るその声が、嘘を言っているとは思い難かった。

君も、と言うからには自分だって辛いのだろうに、それを省みずに訴える声が。

自分の役目は、差し当たって、薔薇が原因と聞けば全部引っこ抜きそうな同級生を止めることだろう。**]


[俺に手を伸ばしてくれたのは、あの子だけ。
その言葉一つ一つ、優しく暖かく染み込んだ。
確かな救いに、心の中に一つ箱が置かれて
“あい”でも“こい”でもない名前が付いた。

それなのに、自分の願望ばかり優先した。

夜が明けて目覚めるのならば、
その名前を伝えるべきだろう。

あんなことをしたからもう嫌いかもしれない
“あいしてる”が交わされない求め合いは
きっと、彼だって本来の望みでは無かった。
俺は勝手にそう思っている。]


[出来ることならもっと違う形で
清らかな関係で、けれど以前とも違う形で
お互いを見ていられたらいい。

図書室の時間は魚のような男の罪でも、
それは、二人だけのものだった。

あれだけ項垂れたのは、君だからだ。
君が俺を見て、俺が君を見たのだから。
“シュヴァルべ先輩”として
確かに大切に、思っている。

全部全部、眠れない男の勝手な思い。
夢の住人の心は覗けない。]


[どうでもいいのならば、貰う言葉に喜ばなかった 
興味がないのならば、丁寧に身体を拭わなかった
見ていないのならば、眠っただけで項垂れなかった

“友達”になれたら良かったのに。
俺は確かに、本当のモリスを教えてもらったのに。

今更後悔しても、薔薇の香りが全て悪いなんて有り得ない。
明けた先に何があるのかは、俺一人が作れるものでもない。]*



 ありがとう。

[出来の悪い生徒会長より大分頼れる答えをくれた一年生へ
短い返事は、とても嬉しそうな声だった。]*


[ 疑問形の声が返る()。
 暫くは様子を伺うように黙り込み(
 その間に別の音が、ふわりと届く()。 ]

 妖精なんて可愛いもんだったらよかったけどなぁ。

[ 人の姿をした《それ》はきっと悪魔だ。
 時に小夜啼鳥と呼ばれ、時にロジェと呼ばれた。
 ああでも、この唇があいを語ったことなど一度もなかった。

 ――今までは。 ]


 無関係、かは微妙なところだけど。
 こんな風に夜を止めたのは、俺じゃあないな。

[ こんな時でも、吐けない嘘。
 薔薇が必要としているもの()も、今の俺にはわからない。
 それは俺が変わってしまったからなのか。
 中庭の魔術師失格、といったところだ。

 新たに目覚めた声と()。
 君も、苦しくなるのかもしれない()。
 そんな言葉に、眉を下げたのは伝わらぬ表情。 ]


 起きてるから、だめなのかもよ?
 みんながちゃあんと寝静まったら
 月も諦めて、太陽を呼んでくるかもしれない。

[ まだ遊んで、まだ眠れない。
 月は子供のように俺たちに纏わりついて来ているだけなのかもしれない。 ]*


 
 
[ 眠れない薔薇(おれ)が、みんなを巻き込んだだけなのかもしれない。 ]**
 
 


[確かにそんな見た目じゃないけれど
流石にもう、そういう意味じゃないとは分かる。
ふと、綺麗と呼んだ時も否定されたなと思い出す
この人は一体何を抱えているのか。

今ここで問うことではないと感じ、返さずに。]

 やっぱり、君でも薔薇でも解決しないか。

[問い全てに答えは貰えなかったが
それが分かれば良かった
理解したのが口にした一言。
そうしてロビンに願いを伝えたのだ。]*




 …………寝る、

[暫しの間、そして沈黙。

そのままの意味で受け取り、未だに乱れる身体を恥じた。
耐えればいいのだろうか。]*


 ………そ、寝る。

[ 薔薇の甘い毒を受けた身では、違う意味に取れようか。
 それはいっちゃんも、新たな犠牲者となったロビンも。
 身体の中をぞわりと駆け上がり、目の前にある同級生に牙を剥く引き金の一つにだってなりえよう。

 呪いは欲望を煽り、増加させる。

 思い出す、声ひとつ。
 《あの時》吐息に籠もった、熱。 ]


 眠れない子には、おやすみのキスがいるかもね。
 口付けて、その唇をなぞり。
 それでもうるさいなら、舌を絡ませてしまえばいい。

[ 毒を注ぐように、囁く悪魔の言葉。 ]

 匂いで酔わせて体温を分け合えば、
 キミも落ち着いて眠れるようになる。

[ 甘い、誘惑。
 今はまだ得られない、願望。 ]


[ それを求めるのが《罪》だとするなら
 俺は綺麗でもなんでもない、ただの穢れた悪魔。 ]*


[求めることを止めて、ひとりになって
ベッドに潜り込んで耐えればいいのだろう。
そう思っていた筈なのに、
別の意味が浮かんで、身体はそちらを望んでいて。
……思い込もうとしていただけなのだろうか。

それが無理矢理に与えられ変えられたとして
この夜より何年も前から堕落した身だった。
特別欲に、あの香りに弱かった。
助けよう明かそうと思いながらも、
本能は、次は自分だと待ちわびていたのだ。
フェルゼにも拒まれていなければ、
その先は耐えるつもりでも口づけくらいしただろう。]


[呪いは今も生きて、欲望を煽り続ける。
もうそれはおかしいと
想いもないのに触れてはならないと知らされたのに。

そして────綺麗だとこいした男の、悪魔のような囁き

やめてくれ、もう何も言わないでくれ
誰を求めているのか分からないのか、なんて
嘘だと悟られた予感があれど、別れを告げたのは俺。
知りすぎた感覚は、言葉だけで蘇るようで。
水などでは冷えない奥底が疼き、熱を燻らせる。]



 きみ、酷い 人だ……
   知らなかった、こんな……

[相手はただ返事をしているだけ
この身体の事実を述べているだけ。
それ以上、何も言っていない。

ひとりで勝手に、浅ましく穢らわしく欲情していた
過去の記憶と、この男と。交互に脳裏に浮かぶ感覚。]



    ェ ……ル
     俺、は…………っ。

[最早、名前すら朧な声が
生徒会長として接してきた後輩にもきっと聴こえてしまう。

まだ、今は耐えている。
眠れないって、分かっているのに。
“あい”の無い交わりをもう望んでいないのに。

葛藤と欲望を本人の意思に反して届ける香りは
酷く、濃い。]*


……眠りのキスを落とす前に、質問です。
薔薇の……可愛くない妖精さんに。

[ちょっと違うけど、細かいことは気にしない。
まだ頭がズキズキするのを耐えて。]

……僕から直接、薔薇の養分となるものを得られませんか。差し上げますので。

[吸い尽くされれば、眠ってしまうかもしれないが。]


……えっと。
セックス以外の方法だと、なおいいんですけど……

[どことなく切れ切れの声。
全てを察したわけではなく。

性に溺れてしまいそうになる自分への配慮である。*]




 ……頭いいなぁ、君。
  次はもう決まってるけど、その次の生徒会はどう?

[聡明な子の声のおかげで、多少息が整った。
申し訳ないのだが、ありがたくもある。
この場に全く関係ないことを言い出すのは、現実逃避である。]*


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 21時頃


そ、そんな目立つことは、いいです。

僕はタンポポみたく、隅っこが好きなので……

[薔薇は自分には似合わない。
しっかり根を張って、踏まれても丈夫で、でもひっそりちゃんと咲いている花がいい。]


 酷いね、うん。 俺は酷い。
 綺麗なんかじゃないよ…──いっちゃん。

[ 喘ぐような声に()もたげる熱。
 キミの泣きそうな言葉に、煽られる。
 別れを告げられても── 一度振られたぐらいで ──
 諦められない、しつこい悪魔だ。

 それでも今はまだ。
 返す声は二つあるのだから。
 冷静さを装おう。 ]


 ははっ、えらくストレートに謂うなぁ。

[ セックス以外で()なんて声には、笑わざるを得なかった。 ]

 難しいお願いだね。
 セックスにしろキスだけにしろ、精をもらうことは出来るけど
 キミらに芽吹いたものは奪い取れない。
 悪いね。
 奪い取れるのなら今すぐにでも、奪ってあげたいんだけどさ。

[ 偽るのは嫌いだし、苦手だ。
 欲は甘く、甘くなり、囁きに落ちる。 ]


【人】 双生児 オスカー

─現実、医務室での─

[ フェルゼをベッドに寝かせてから
  ずっと医務室で寝ているモリスとヒューが気に掛かって、
  仕切りの隙間から顔を覗かせた。
  まだモリスは寝息を立てているだろうか。

  一度起きたのだろう、
  また床に落ちている包帯をヒューの腕にそっと巻き付けていく。
  彼が痛みで目を覚まさないのなら、
  今までの悪魔的な治療が態とであった事を物語っているだろう。

  包帯で痛ましい肌の隙間を埋めながら、
  声はモリスの方へと向いた。]

(53) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  モリス、さっきから見えてるのは君の夢かな。
   人の頭に入ってくるのは流石にやめて欲しいんだが……
  まぁ 君は嫌がらせをしないし止むを得ないんだろう。

  けれど少し、 少しね、
  頭が痛くなる。

[ ベッドに横たわる彼は着の身着のまま。
  香るのは薔薇。
  しかし彼らしい、木の匂いにふと羨望の色を映した。]

(54) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  君が見る夢は 綺麗だ。
  本当に、

[ 目を逸らしたくなる。
  言葉に仕掛けた音を飲み込んで、
  思い出すのは撫でられた指先の熱>>3:275
  後輩の腕に爪を立てそうなのを耐えた。]*

(55) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

─廊下─

[ 医務室帰り。
  ベネットが倒れていたとしたら、もう医務室へ運んだ後だろう。
  もしかしたら未だ見つけてもいないかもしれない。
  廊下で当てなく歩いていると、向こうから現れてくれた探し人>>36

彼と顔を合わせたのは久しぶりの様に思えた。]

  こんばんは。また居残り?
 
[ 一目見た彼の姿は何時もの生徒会長からは想像も出来ない。
  けれど余り驚かなかったのは、もう誰かの夢でその姿を垣間見ていたから。
  正解を見つけた優等生らしく、
  努めていつもの様に正しく笑う。]

(56) 2018/05/23(Wed) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

  また 全部済ませようとしてるんだ。
  ひとりぼっちで。

[ 遠くからでも香る薔薇の芳香>>3:61
  首元に咲くのは痛ましい程赤い花>>3:3
  呼吸を置いて、「おかしな事を聞くかもしれないけど」と嘯く口。]

  此処からでも、
  貴方からかいだことのある匂いがするんた。
  さっきまで一体何に触れてたの?

[ 相手とは対照的に、爪先にこびり付いた血以外、見た目は小綺麗な顔で笑いかける。
  思い出すのは、医務室にいる彼の木の匂い。]*

  ねえ それは誰の匂い?

(57) 2018/05/23(Wed) 21時頃

[ 奪い取れやしないくせ、精がなければ生きていけない。
 生きるには、それが必要で
 枯れず咲くには、与えられなければならない。

 ───《あい》を。

 欲しいと願う。
 眠る人に、耐える人に、生きろと謂われたから。 ]


……だめですか。
了解しました。

[不可能だと言われればそれまで。
短く返事をして。

黙って、色々と考えている。
身を委ねたくはなるけれど、それはとても甘い誘いだけど。

相手が友人だったことで、足掻く気持ちが湧いたのだ。

何せロビンは友達が少ない。*]




 …………嫌な予感がするな。

[たった一言、無意識に呟く。]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 21時半頃


【人】 双生児 オスカー

  モリスがいるのに、答えるのも躊躇わないんだね。

[ 先程かいだばかりの木の匂いは、
  まだ、遠のくことは無い。
  笑いもせずに放った言葉は自分でも気付かない程温度が無かった。

  まぁいいか。と間を置いて、
  繕ったのはいつもの顔。]

  それを僕に言って貴方はどうしたいんだ。

(67) 2018/05/23(Wed) 22時頃

【人】 双生児 オスカー

  僕は貴方が現状の鍵を握っているかと思って話しかけたんだけど、
  「皆が眠れば」とは、つまり?

[ 側にあったベンチに腰を下ろす。
  立ち尽くす相手を手招く事はしない。]*

  夜から解放される為なら
  僕は飛び降りもするし、腹にナイフを入れよう。
  教えて欲しい、何をすればいい。

(68) 2018/05/23(Wed) 22時頃


[これは、不味い。
嫌な予感は、こちらへの加害ではなかった。]

 オスカーが、かなり参っている。
 解放される為なら、自殺もすると言っている。

 ……彼は、どうしたら眠れるんだ。

[早く言葉が返ることを祈っていた。]




  ……モリス

[その名前を聞いた時の反応は、薄かったが。
対峙する相手に聞こえない声は落ちた。]

 ごめん、モリス。
 君は、俺に触れられるべきじゃなかった。

 …………もっと違う風に傍にいれた筈なのに。

[純粋な後悔がそこにあった。]


[先に浮かんだのは、彼の方だった。
でも、その後に中庭で抱き寄せられてしまった
…………一緒に眠りにつけなかった。]


 おいおい、幾分物騒だな?

[ 自殺だのなんだの。
 まぁ、揺れ動く青少年の頃にはなくもない願望のひとつ、か。

 芽生えた呪いを解く方法ならわかる。
 今横に眠るケヴィンがそうしたように、欲に忠実に従えばいい。
 ただし眠るのは、毒牙にかけた側。
 呪いは移り、また欲を芽生えさせるだけ。

 俺はまだ知れていないが、ヒューやフェルゼ、ベネットのように
 眠るためのトリガーがあれば。
 それが何かわからず、言葉を探す。 ]


頭殴ってください。

[物理だったが焦りの表れ。]

えっと、とりあえず、自殺だけは止めといてください。

[慌て……]


 そうね。
 ちょっと荒療治でも、いーのかもしんない。

 ヒュー?
 とかはずいぶん怪我してたんでしょ?
 物理的に《寝かせる》のも手なのかも知らんよ。

[ 焦る声に、しかし同意の声ひとつ。
 半分冗談、半分本気。 ]


 何より落ち着かせること、かな。

 きっと、もうすぐ
 夜も終わるだろうからさ?

[ 根拠はない。
 だが、そんな気がしている。 ]*



 それ、本当に言ってるの。
 俺じゃ、……

[今責められて、こんな様子をひとりで見ていて。
人選ミスにも程がある。]

 でも、やるしかないのか……



 嫌われてるんだけどなぁ…………。

[そこは受け入れるしかない。
だが、命が掛っていた。]


……ピスティオ、何とか出来たらそっち行きますので。

どこですか。

[自殺しそうな人を放置はできず。]


 ばかだなぁ、いっちゃん。

[ 誰かに手を振り上げるなんてこと、キミに出来るわけないじゃない。
 そこに俺がいたならね。
 多分迷わず振り下ろしたと思うけど。 ]

 みんなもう、疲れてるだろ。
 夜は続くもんじゃない。
 休むもんだ。

[ そんな説得を落としていることも知らず。
 可愛くない妖精も、そろそろ─── ]*


[そのとおり、出来やしなかった。
他者を前にして、衝動すら堪えている。]

 廊下、医務室の近く。
 自殺は意味がないと思うって。そう言った。

[緊急な内容は簡潔に要点を伝えるもの。]


【人】 双生児 オスカー

[ 此方の誘い水に乗らない相手に笑みを浮かべたまま首を傾げた。

  水面下でどのようなやり取りがあったのかは分からない。
  ただ目の前で立ち尽くす姿は共に生徒会室でコーヒーを飲んだ時とはかけ離れていて、
  思い返して緩みそうになる気持ちを振り払った。]

  疲れているのは貴方だろう。
  貴方がハードワーカーで疲れ知らずなのは知ってるけどね。

  人の心配までするものじゃない。
  それより先に自分の格好を案じるべきだ。

(85) 2018/05/23(Wed) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 汚いよ。
  無遠慮にかける言葉は初めて会った頃から何ら変わらないだろう。
  ベンチから腰を上げる。]

  でも貴方の言う事も一理ある。
  物は試しだ、目を瞑ってみよう。

  ………それでなにも考えなくていいなら、

[ 元より、希死念慮に悩まされる事もないのだけれど。
  言葉は続けずに自嘲気味に笑った。
  相手が呼び止めなければそのまま立ち去ろうとする。]*

(86) 2018/05/23(Wed) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

  あ、そうだ。寝つきは悪い方だから、
  もしかしたら寝るのは僕が最後かもな。

(87) 2018/05/23(Wed) 23時頃



 …………、 試しに寝ようとしてみる、って。

[様子は少しも改善してないと見えたけれど
多分、嘘はつかないから。]

 じゃあ、他の人達が問題だ。


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/23(Wed) 23時頃


……うん、良かったです。


[何はともあれ。]



  ああ、嫌だなあ。

[解決したところにそんな呟き
別のこと、自分のことだった。

薔薇《きみ》を守りたくて行動していたけれど。
それも、何も結ばずに本人からの答えが降った。
俺はこの夜、酷いことをして。自分がどんな人間か改めて知らされただけ。]*




[ 魚になれなかった男は、口を閉じ。
 ひとり、座り込んでいた。 ]*


オスカーは、何処かで自身の自殺疑惑が囁かれていたとしても、夢の囁きだけしか聞こえない自分が知る由はなく。*

2018/05/23(Wed) 23時半頃


オスカーは、また降ろされなかった衝動に苦しむ生徒会長の姿は、相手が声を出さない限り気づく事もない。*

2018/05/23(Wed) 23時半頃


オスカーは、ユージンから香る匂いを思い出して顔をしかめた。

2018/05/23(Wed) 23時半頃


オスカーは、イアンから漂う匂いにも同様に。

2018/05/23(Wed) 23時半頃


 いっちゃん。

[ 俺が来ることなんて望まれなかったかもしれない。
 もっと別の、他の誰かの手を
 あるいは誰の手も望んでいなかったのかもしれない。

 それでも、手を伸ばした。

 俺の穢い欲望だ。
 傷つけておいて守りたいだなんて、エゴにも程がある。 ]


……間違えた、かな。

人付き合いって、難しいですね。

[心が冷えて、呪いの熱もあがらない。]


 あー、えーーと。
 おつかれさま?

[ 何を謂ってもきっとそぐわない。
 思うことを紡ぐけれど。
 的はずれなことばかり謂ってるかも、しれない。 ]

 ごめんな? 大丈夫?
 悪いのは全部、薔薇(──)だから。

 だからさ、いっちゃんはなんも悪くないよ。


オスカーは、メアリーがまだ勘違いをしたままとは知らず、一人談話室で瞼を閉じた。**

2018/05/24(Thu) 00時頃


[呼ばれる度に心臓が痛い。
苦しみ以外のものが、そこにあった。]

 選んだのは俺。

[手に喜んだのも、あいが欲しいと思ったのも。
それ以上は喋る気力が無くて、項垂れる。
呼吸だけが荒い。]*


 もう泣いてもいいんだよ。

 ────イアン。

[ 暴れようが引っ掛かれようが。
 離すつもりもなく。
 側に誰かいようがいまいが気にする余裕もなく。

 痛いほどの力で、抱き締めた。 ]**


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