人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


シメオン! 今日がお前の命日だ!





 ーーーーーー…………

[夢も見ないほど 懇々と眠り込む
 時折 何かを呼ぶように 小さく唇*震えた*]


 

 フィリップ………


[血塗れた姿に、瞳を細める。
 なにもできなかったことを理解して。

 ただ、痛い]




 ―――――っ


[消せない、血の匂い。
 眠りながらも、うずくものを、かかえていた*]


[階段で、フランシスと合った折。
 彼の表情は図星そのものだった。

 そうだろう。
 うちの子でなくて良かったと、思うのは当然だ。

 出逢ったばかりの存在と、長年共にした存在と。

 守ってやれるのは、己の存在だけ。]


[壁の向こうで起きたこと。たったひとつの、壁の向こうで。止めようと思えば止められたことだ。


 愛しい子の血肉を啜った。

 2つのことをバーナバスが知ったらどう思うだろう。


 純粋無垢でいられた少年は、泣いたまま。


(ノックスの「よかったね」という
唇の動きが忘れられない。
彼も、彼で、同行者を心底大切に思っているに相違ない。
おれの、それと。
形は違うのかもしれないが)


(――守れるのは自分の大切なもの、だけ。

もし、もしも、衝動が
全てを食らうほどに強かったとしても。
何もかもを犠牲にしなければならないとしても。
生きていてほしいと思うのは――本当だ)





  ………………ラルフ

[痛い 何が痛いのか
 誰が痛いのか わからない

 現実に聞いた言葉 ほろ と涙がこぼれる
 けれど現実には零れない
 この 涙の意味は なんだろう?]



 ーーーー…………うん

[何か言おうとした 何も言えなかった
 完全に 緊張の糸が 途切れて
 微か 笑いたかったのだけれど
 笑えたのかは 彼にはわからない]


[まだ 朝の早い頃
 ラルフが懇々と眠る頃 ふっと上を見る

 そこは ただの天井

 その先にいるだろう姿の]


 ーーーーーラルフ……大丈夫?

[静かな波のない思考が案ずる]


[目には見えない涙。
 こぼれたそれを拭うことはできず。

 その夜は結局何もいえぬまま。

 かすかな、笑みともいえぬものに、笑みを返したことを思い返す]


 ――

[朝になって、フィリップを思う。
 眠っているなら寝かせておきたいと。

 声をかけるかどうか、ためらう]


[フィリップの案じる声は、眠っていて届かなかったから。

 いま、彼が起きているかはわからないけれど]

 ……フィリップ。
 大丈夫かな……

[ぽつり、呟き。

 最後に見た、血塗れの姿を思い出す]


 ーー俺なら 大丈夫だよ……生きてる
 …………心配かけて ごめんね

[感じた 案じる気持ちに
 静かな声がかえる]

 ラルフこそ 大丈夫?



 そっか、よかった……

[心から安堵する]

 大丈夫……そこまで、ひどくなかったから。


 ――――フランシスに、気づかれたと、思う……


[感じる安堵に やはり暖かい]


 ーーーーそう………

[昨日 離れ際 思ったこと
 やはり知られた ……当然だと思う]


 ……俺は……みんなより 山や森で生きてける
 少しでも……吹雪が小康じょうたいになったら
 すぐ ここから離れるから  


 あと少し 子供達を 保護して……て
フランシスに伝えてもらえる かな?




 うん……


 ――え。

[驚き、ゆるりと首をかしげる気配]

 ……フィリップだけが、でていくことは、ないよ……

 フランシスには、俺が、ちゃんというし……


 雪の中 数少ない獲物
 仕留める技術が ラルフにはあるの?


[ふっ と優しい思いに 自嘲の笑みをこぼして]


 フランシスだって 許すわけないよ…………
 自分の可愛い子が 食われるかもしれないんだ
 
 


 う、……それは、ない、けど……

[問われる言葉に、ひるむ。

 フィリップに教えてもらった弓は、まだ使い物になるわけもなく]


 うう……
 でも、やだよ……

 フィリップだけ追い出すとか。
 声、聞こえなくなるとか。

 ――……やだ。

[かなうはずもない、わがままがこぼれる]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/部屋 ――

[居間と一階から漂う血のにおいにあてられ部屋に逃げ込んだ。
一階からのそれは誰のものかは知れない。
けれど居間で嗅いだにおいはラルフの血だと知っている。
血縁であり共に過ごしてきた彼の血のにおいを嗅いで
喰らいたいという衝動が擡げたことで罪悪感を懐いた。
大事な同行者を傷つけたものを許せないと思いながら
その血に己の舌を這わせ啜りたいと思い
そんな欲が脳裏に景色として過った。
いつか大事な同行者たちを傷つけてしまうかもしれない。
甘美なる悪夢に嫌悪と高揚を覚えたからこそ
手当ての場に留まらずあの場から立ち去った。

部屋の窓辺に佇むドナルドは
ガリ、と爪たてるようにして乱暴に後ろ頭を掻く。
己への憤りを無意識にぶつけるように。]

(38) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[蝶番が微か音を立てて空気の流れを感じる。
フランシスの呼びかけ>>2:519に顔を上げてゆっくりと頷いた。]

 ――…あァ、おかえり。

[フランシスとラルフの方から漂う微かな硫黄と石鹸のにおい。
肩に掛かる少しの重さと体温にふっと目を細めた。
時間を経たことにより少し落ち着きを取り戻してはいたけれど
フランシスからの仄かな甘えは珍しく、ドナルドの鼓動がはやまる。
下ろした利き手が、半ば上がる。
炊事場で抱きとめたように、
彼の背に腕をまわそうとしている己に気付き、動きが止まった。
軽く、拳を握って、耐えるように眉を寄せる。
凭れるフランシスの耳朶、首筋に目が奪われる。]

 ――――……。

[フランシス、と吐息まじりの掠れる音色が微か漏れた。]

(39) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフに言葉掛けて部屋を出るフランシスを見送る。
普段ならば彼が何かするなら手伝うというところだったが
自制しきれると思えぬ現状ではそれもままならない。

気をつけて。
無理はするな。

そんな言葉が頭を過ぎるけれど、「ああ」と短い声しか掛けられず。

休むラルフを見守りながらフランシスの帰りを待つうち
磨耗した精神が休息を求め、倒れこむように寝台で眠りに落ちていた。*]

(40) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 夢にみる過去 ――

[惹かれあった少女はあまい花のにおいがした。
袖を引かれ誘われた庭木の陰。
少女の話に耳を傾ける。
小鳥が囀るような愉しげな音色。
周りにひとはいない。
声を潜める必要もないのに
内緒話するように耳朶に彼女の声と吐息が掛かる。
少女の名を呼びかけて近い距離を元に戻そうと
座るままの姿勢で重心を後ろにやれば
それを引き止めるように伸びた手が肩に掛かる。
くちびるにやわきが触れて熱がまじわる。
意図せず少女に触れた犬歯が彼女に血を流させた。
あまい花のかおりとあまい血のあじ。
未熟な獣の衝動を掻き立てるには十分なものだった。
それでもひとの理性がそれを否としその場から逃げ出した。]

(54) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 夢の続き ――

[ひとり、宿に戻り衝動を押さえ込もうとしたけれどそれはならず
ひととしての尊厳まもる為に両親より渡された守り刀を荷から取り出す。
縋るような気持ちで握り締めていたけれど
牙をむいた獣の衝動はやすやすとひいてはくれなかった。
鞘から抜けば刃が鋭く輝く。
刃に映りこんだ己の双眸。
片方の目が餓えた獣のそれのような色にみえて
ひとを獲物としてみた目を厭い、その光を失わせて
あたたかくぬめる血が己を赤く染めてゆく。
痛みに意識を手放す直前、呼びかける保護者の声を聞いた気がした。]

(55) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/部屋 ――

[眠るドナルドの眉間には皺が縦に刻まれる。
深い眠りにラルフとフランシスの話す声は届かない。
子供の頃のように撫でられる感覚。
頬へと触れる優しいぬくもり>>50に表情がゆるむ。]

 ――――……、

[フランシス、と音なくくちびるがその名を綴る。
ぬくもりを求めるように伸ばした手が
頬に宛がわれたフランシスの手をさぐりあて軽く握る。
安堵するように、呼吸はゆるやかになるけれど
流れる旋律の>>51熱に心揺さぶられるような心地で徐に隻眼が開く。]

(58) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[寝ぼけたような眸がじっとフランシスを見詰める。
夢か現かわからぬまま、ドナルドはふっと淡く笑った。
甘い痛みは過去をみた故か、それとも今があるからか。
分からぬままシーツに落ちる手。
それをそのまま支えとし、身体を起こせばギシと寝台が軋む。]

 ……はよ。
 なんか、……寝すぎた。

[眠る間にわずかずれた眼帯を正しい位置に戻し
ふあ、とあくびして]

 ちゃんと眠れたか?

[と、傍にいたフランシスへと問いかける。]

(61) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[彷徨わせた視線がラルフをみつける。]

 ラルフも。
 ――…具合は?

[痛み止めを飲んだばかりの彼に
案じる心のままに怪我の具合を尋ねる。]

(63) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[揺れる緑の双眸にはたと瞬く。
くちびるの動きを自然と隻眼が追う。
何を言いかけたのか分からぬまま挨拶の言葉が
フランシス>>65より返り、小さく頷く。]

 寝てるならいいけど。
 昨日、戻り遅かっただろ。
 もうちょい休んだ方がいいンじゃねぇか?

[彼の顔色、血色を窺うように
思案する彼に顔を近づけ覗き込む。]

(67) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[夢をみたせいかしっとりと汗ばむ肌。
べたつくそれが不快で眉を寄せる。
食事をとる予定らしきフランシスとラルフを見遣り]

 メシの前にちょっと湯あびてくる。

[と、声を掛けて立ち上がる。
部屋に置いてあったタオルと
己の鞄から着替えを一組取り出して
ドナルドはふらりと一階にある温泉に向かった。]

(68) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[間近にあるフランシスの双眸。
己を映す緑に何処か満足げに目を細める。]

 ……そ?
 ならいいけど、無理はダメだからな。

[言い聞かせるように保護者である彼に言葉向けて。
問う声にこくと首肯し]

 ガキじゃねぇンだからひとりで行けるって。
 ま、湯あびたいなら止めねぇけど?

[ゆると首を傾げてフランシスとラルフを見る。
ラルフの方は、傷に障りはしないかとも案じてしまうが。
如何するかは彼らの意思に任せる風な物言いで。]

(76) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[纏うものを脱ぎ畳んだ上にフランシスからの贈り物を置く。
アミュレット、髪と似た赤の雫がついた耳飾。
守り刀は持ち歩かない。
だからそれは部屋にある鞄の奥底にねむる。

ほどよく締まる身体に手桶で汲んだ温泉の湯をかける。
たちこめる硫黄のにおいは好ましいものではなかったけれど
湯はやわらかくあたたかで汗だけでなく疲れまでも流すよう。

乱れの目立つようになった髪の一房をつまんで
指の腹で擦り合わせるは汚れを気にして。
髪油の香気は己の汗に混じりとけて。]

 ――…ン。

[ふと保護者のそれを思い出すけれどゆると頭をふって
桶に湯を汲みなおし、それを頭からざばりとかぶる。]

(78) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[汚れを洗い流してから湯舟につかる。
湯の中で身体ほぐすように腕をぐっと前に伸ばした。
生き返る心地がする。

湯浴みの時はさすがに眼帯も外す。
閉ざされたままの左目。
使わなくなった左目周辺の筋肉は衰えて
意識しなければぴくりとも動かない。

湯舟の壁に背を預け
ひっかき傷の残る右腕をその縁にのせる。
心地よさげに目を瞑り、湯のぬくもりにひたるうち
右手の五指が目覚め際に聞いた歌声の旋律をなぞるように踊る。**]

(79) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 17時半頃



 ――こんなに、だれかと、関わること、なかったし。

 気になるとおもったひとからは、すぐに離れてた……


 なのに――――

[ふ、と色素の薄い姿を思い返す。
 ビスケット色を、あの、霜の青さを]


 …………俺だって……嫌だよ……
 ラルフの声が聞こえないのは
 ……ラルフに もう 会えないのは…………



 けど 俺は どうしようもなく 獣で
 衝動にも勝てない 人と生きていけない

 ラルフは 衝動にも勝てて
 人と生きる生業 大切にしてくれる保護者がいて




 ーーーーねえ…… 聞き分けて……

[零れる我儘は 嬉しい けれど かなしい
 どうしようもなく 別たれた 同じ獣だけれど
 別の 獣なのだと]




 …………大丈夫 ラルフなら
 きっと 俺のこと
 すぐに忘れることができるよ

[と 言って  笑った ]
      [ 泣いた ]


 ………………ーーー

[ラルフが誰かを 思う
 あの人は 嫌いだけど そう 
 そんな風に 誰かを思えるなら すぐ 忘れられる]
[言葉は 実感をともなって] 



 いやだ……

 フィリップに、もう会えないとか……そんなのやだ……

[並べられる違いに、それでも。
 フィリップだって、なんとかなるんじゃないかとか。
 ゆめをみている]


 獣なのはフィリップだけじゃない、し……


[嬉しいと悲しい。

 初めて声がつながる相手だから、ただ、離れたくないと]





 無理だよ。
 フィリップを忘れるなんて、できないよ……


 


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[痛み止めを飲んだ事をラルフから聞いた。
過保護な保護者が案ずるのも道理で
留まる二人と別れてひとりで湯を浴びに来たけれど。
ドナルドと一緒の方が、とフランシスに言ったラルフの言葉の
その意味がドナルドには知れず不思議に思う。
遅くならないように、なにかあったら、と
そんな言葉を掛ける心配性な彼には「大丈夫だって」と
からりとわらってみせたものの、
気付けばそれなりに長湯になってしまっている。
トン、と跳ねる指。
その動きが止まるは脳裏に流れる旋律が終わりを迎えたから。]

 ――…もうちょっと。
 いや、これ以上はのぼせるか。

[すでに身体の芯まであたたまり耳朶は仄かに染まる。]

(111) 2014/11/19(Wed) 20時半頃

ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


ドナルドは、ラルフに話の続きを促した。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 20時半頃




  ーーーー……………………




……    喰われ  た


[もう、――居ない。]


 ーーー初めて 同じ 獣に会えて嬉しかったから
 きっと 君はそう思うんだ


 …………ラルフ
 君には……衝動を覚える相手がいる
 俺みたいに 誰にでも
 覚えるわけではない それを


 今は まだ 衝動を 抑えられなくても
 いつか 衝動を抑える術を 覚える

 ーーーその時 いまの人ではなくても
 衝動を覚えるほどの人と
 一緒になることが君はできる


 ーーー確かに こうやって
 思いをそのまま分かち合えない

 その分は その人と話して
 言葉でわかちあえばいい


[言語化して 思うだけで悲しい
 けれど 子供に言い聞かせるように
 ゆっくりと 思考する そうすれば届くから]

 …………だから ーーー



(ディーン、……そんなの、あんまり だろう)
 
 


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[湯気で白く煙る視界。
ぴちゃん、と天井から滴る雫。
血のにおいは遠くうちに宿る獣も今は静か。]

 ――…はぁ。

[ずっとずっと堕ちきらぬように自制して。
自制し続けていれば近しい者を傷つけずに済む。
けれど、本能のままに、とうちなる獣の囁きが聞こえる気がして]

 厄介な血、だよなァ。

[ぼやくように呟いて立ち上がれば
ざば、と身体に纏わる湯が音立てて落ちた。]

(122) 2014/11/19(Wed) 21時頃

[悲しい。

 ゆっくりと、伝えられる言葉が。
 突き放されているようにも感じて、かなしい]


 そんなこと、ない……

[初めて伝わって嬉しかったけれど。
 それだけじゃない、と、ぽつり]

 ――だから、フィリップを忘れろって。
 そんなの、ないよ……

 そりゃ……衝動を、おぼえるひとは、べつにいるけど。

 大事だと、大切だと、思うのは……
 また、別じゃないか……


 ……大事な人 にしてくれるのは嬉しい



 けど 君には 他にもたくさんの
 フランシス ドナルド……衝動を 覚える人……


 大切な人……が いる


 ーーーーー俺は 人を食う獣だ
 いつ何時 その人たちを喰らうかわからない
 他の人と一緒にいることは出来ないーーー

 3人の大事な人と 1人の大事な人
 2人分 人間のそばの方が多いい


 ーーなら 俺を忘れるのが……一番だよ…………


 ……そう、だよ。

[ノックスにとって、男は目障りで邪魔な存在でしかない。フランシスのように、悼めない。


 さぞ幸せだろう。


 望みの通り、ニコラに喰われて死んだのだから。

 大切に育ててきた、ニコラに。]


 ――っ、……

 やだ、よ……


[諭される。

 ただのわがままだとわかっている。
 悲しさがにじむ]



 俺だって、いつ、食らってしまうか、なんて
 わかんない、のに……

 やだ……

[たべてしまったら、一人になる。
 それがいやでがまんしてきて。

 フィリップを見つけて。
 再会してしまったことで衝動を覚えて。

 いまは、もう――]





 ……もう、耐えられるか、わかんない、のに……

 


 ーー……ラルフの欲張りさん

[ラルフの哀しみに 彼もまた悲しくなる]
[ただーーーー衝動の激しさ
 耐え難いはーーーーーよくわかる
 人を喰らう 美味と 苦しさ]


 ーーーーもし ラルフがーー
 耐えられず 食べてしまったらーー
 一緒に 人の世界の 外に行こう

[聞き分けのない 優しい 君に
 考えた末の 譲歩点]


 でも大丈夫 ラルフは耐えられる
 フランシスもドナルドも いるから





[だから これは絵空事 叶うわけのない]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[眼帯なく前髪は下されて以前会った時と風貌は少し変わる。
湯殿から出ようと出口に目を向けた時
湯気の向こうに人影>>136が見えた。
流血沙汰があったことは知るが惨状は知らない。
だから、知る者よりは少しばかり警戒心は薄く。]

 ……ン。

[目を細めてピントをあわせれば誰かわかり]

 プリシラ、か。

[覚えていた名を紡いで]

 もう出る。
 邪魔したな。

[短い言葉を掛けて出入り口へと歩む。]

(144) 2014/11/19(Wed) 21時半頃


 ――よくばり、でいい。

 大事なものは、離したくない、から。


[耐えられなかったら、と。
 続く言葉に、小さく頷く]

 ……うん……
 そのときは、一緒に、……


[大丈夫といわれて、
 その心が嬉しくて、
 そこにフィリップがいないことが悲しい]




[かなわないと、どこかで、思っている]

 


 選ばなきゃ……いけない時も あるんだよ……?


[例えば 彼が フランシスを襲いそうなら
 ラルフはどうするだろうか?
 せんのないことを考えて打ち消す]

[一緒に 甘美な言葉に感じた
 けど それは あの苦しさを知ること
 ……理性の元に喰らうのとは違う
 衝動に負けた時の]


 フランシスにも よくよく頼んでおく


 ――でも、えらべない、よ……


[そんな状況にならないかぎり。
 決断なんてできるはずもなく。

 どちらも、大事だからこそ――]

 子供じゃ、なければよかったのに……


[大人で、衝動を抑えるすべがあったら。
 少しは違っただろうか]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[プリシラより紡がれた名に頷く。]

 そうそう。

[覚えていてくれた事を喜ぶように
右目とくちびるが柔からな弧を描いた。
彼が立ち止まった理由は知れないけれど
己のことを警戒しているのやもと思えば
長居するは迷惑だろうと歩みははやくなった。]

 いい湯だった。
 ゆっくり入れるといいな。

[声を掛けてちらとプリシラに目を向ければ
己よりも大分線の細い肢体が目にとまる。
自身は裸身晒すを何とも思わないのだが
懐いてしまった感想のせいで気まずげに視線が揺れて]

(157) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ……じゃ。

[引っ掻き傷のある右手を軽く掲げて
擦れ違いざまに声掛け湯殿を出る。]

(158) 2014/11/19(Wed) 22時頃

 ーーーーそっか

[ラルフの返答は幼い子供のそれ
 子供は だから 大人に憧れる


 大人は 切り捨てること
 選ぶことを知っているのに]


 ……そうだねーーー

[そうしたら 昨日 描いていた
 絵空事も 叶えることはできただろう


 目の奥が熱くなって
 慌てて上を向く]



 うん……

 どうして、子供なんだろう……

[はやく大人になりたいと。
 切実に、思う]


[涙目は ルーツのせいだけど
 そう言う表情は…………はっと短く息を吐く]


 ……大人って どうしたら なれるんだろう……



 ……わからない、ね……

 大人になって、フィリップと会いたかった……


 大人になってから 会ったら
 どうなってたかな……

[たられば のお話
 きっと ラルフも どうしようもないことと
 じんわりとした 実感と諦めを 覚えたのだろう

 ゆっくりと 少ない時間 
 心地よい話題で満たす] 


【人】 小悪党 ドナルド

[プリシラとすれ違うその時>>177
向けられた礼の言葉に笑みを深くする。
ひとと話すのは楽しい。
こうしたささやかな会話でも嬉しいと思う。
前置きの後、暫し間があく。
何かと思い待っていれば思わぬ問いかけ>>178に瞬いた。]

 好き嫌いなく出されたものは全部平らげる。
 なんて、な。

[何でもないと言われたけれどそんな応えを向けて別れ]

(184) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

 わかんない、けれど……

 ……でも、フィリップが大事だと思うのは、
 変わらないと思う……


[あとどれくらい一緒にいられるか。
 それを考えないように、ゆっくりと言葉を紡ぐ]


【人】 小悪党 ドナルド

[衣服を置いた場所まで行き
タオルで髪と身体につく水気を拭き取る。
遠く鳥の声が聞こえた気がして首を傾げた。]

 ――…相変わらず。

[元気、というべきか、騒がしい、と称するべきか。
苦笑を漏らして着替えを纏う。
眼帯とアミュレット、耳飾りを身につけるが
髪を整える為のものを忘れて
未だ湿り気を帯びる髪は無造作に下したまま
タオルと汚れた衣服を持って階段へと向かう。]

(187) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

 ーーーそっか……嬉しいな
 俺も…………そうだと思う

[ゆっくりと 残りわずかな
 春の日差しを それが 限られたものと知っているから
 じんわりと味わう


 凍えそうになった時 思い出せるように]


 うん……
 そうなら、嬉しいね……

[ほわりと暖かい。

 ずっと、この暖かさだけを感じていられたらいいのに]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 一階/階段傍 ――

[吹き込む風の冷たさにふると震える。
風のもとを辿れば玄関の方にはラルフが居た。
何をしているのかと声かけようとするけれど
呼ぶフランシスの声が聞こえて視線がはずれる。]

 ――… フランシス?

[声のした方を見上げればフランシスと鳥、もとい
ルーツと飼い主のフィリップの姿認める。]

(194) 2014/11/19(Wed) 23時頃

ドナルドは、再び玄関の方に目を向けた時にはラルフの姿はなく。

2014/11/19(Wed) 23時頃


 大人だったら……幼い同族
 一緒に連れてるのかな?


[暖かな 些細な話
 誰かを引率する姿なんて 想像つかなかったけど]



 どうかな……
 幼い同族、つれていないかも……


[大人になって、制御をおぼえていても。

 きっと、不安はどこかにあるとは思うから。

 一人、町で広く浅い付き合いをしながら旅をしているのではないかと、おもう]


 ーーー…………
 気ままな一人旅ーーー?


[彼は彼で 集落に戻ることもなく
 山か 森で 独り暮らす姿しか描けないけれど]


ドナルドは、フィリップと視線あえば、はたり片目が瞬く。

2014/11/19(Wed) 23時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 23時頃


 一人旅だね……

 俺、きっと幼い子の面倒とか見られないと思うし。


 フィリップは、どうかな。
 子供、つれてるんだろうか……


 ……面倒見 いいのに…………



 俺は……集落に 戻らない から
 それ以前の 問題ーー


【人】 小悪党 ドナルド

[階段の下から見上げる姿勢でフランシスの声を聞く。
問いかけにはふっと表情緩めて]

 いい湯だった。
 さっぱりしてきた。

[と、声を返す。
続く言葉からは不穏な状況を感じ取り]

 ――…三階、か。

[眠る前に血の匂いがしたのは一階。
そういえば此処から血臭は薄れていた。
片付けた者が目の前にいるとも知らず]

 わかった。
 ありがと、フランシス。

[礼の言葉を向けてその場に留まり少し考える風。]

(202) 2014/11/19(Wed) 23時頃



 ……動いているほうが、気楽だし……


 もどらないんだ……

 俺は、一度はもどるかもしれないけれど……

[戻っても、家族の下には戻れないから。
 集落にとどまることはないと思う]


 …………母さんが父さんを食べて
 集落を出たから……戻っても 異端の子孫


[待つ家族もいなければ
 生きるすべがあるから
 山や森の方がいい]

 じっとしているのは これはこれで
 疲れるね



 そっか……
 俺も、同じようなものかな……

[父は、母が死んでから食べたけれど。

 いまは、もう家はないと思う]

 ……うん。
 なにかしら、していたほうが気がまぎれる。


 そうなんだ…………集落が……
 帰る場所……と言う感じがない


 …………そもそも帰る場所って わからないけれど



 目の前のことだけに集中したりね
 狩りの時 本当そう


 帰る場所……

 そうだね、今なら、フランシスの傍かな……

 自分が、くつろげる場所なら……帰る場所で、いいんじゃないかな。


 うん、それはわかる。
 狩りは集中しないとできなさそう……


【人】 小悪党 ドナルド

[ディーン、と名が二人より聞こえる。
山小屋に辿りついたばかりの頃、
あたたかな場所へと誘うシメオンとその保護者と出会った。
今日は二人の姿をみていない。
けれどひとを避けるようにあったドナルドは
それが何を意味するかまだ分からずにいる。
フランシスの声>>213に軽く頷き]

 ――…久しぶりに背中でも流してやろっか?

[軽い口調で言い遣り、
伸ばされた指先が髪に触れればくすぐったげに目を細めた。]

 気をつける。
 けど、フランシスも。

[気をつけて、と続けようとするも、何に、とまでははっきりせぬまま]

(221) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 そっかーーーーくつろげる場所……か

[ラルフの帰る場所に ふっと微笑む
 自分の場合 どこだろうかと言う 疑問ねじ伏せ
 ……尚更 ラルフが 衝動に負けないように
 ……今 彼のそばにいる フランシスとドナルド
 一緒に旅して行けるよう 考えなきゃ と

 そうなったらいられないの わかったはいるけれど]



 あつい、いたい。

 なぜ、どうして。

[唐突な痛みに混乱している。

 くつろげる場所の話とかすっとぶほどに。

 ただ、いたい]


 …………ラルフ…………?


【人】 小悪党 ドナルド

[貯蔵庫、とフィリップの声が聞こえる。
声した方を見遣れば彼もこちらを見ていたよう。]

 ルーツ、だったか。
 昨日はやたら暴れて大変だったぞ。

[右手首に残る淡いひっかき傷を軽く掲げてみせて]

 仲いいなら、さ。
 ちゃあんと一緒にいてやれよ。
 ルーツも、その方が落ち着くだろ。
 現に、今日は、お前さんがいるから暴れてねぇみてぇだし。

[に、と笑い掛けて鳥と飼い主を交互に見遣る。]

(226) 2014/11/20(Thu) 00時頃


 いたい、

 なんで、

[わからない。
 トレイルの言葉は聞こえなくて、ただ混乱して]


【人】 小悪党 ドナルド

[謝罪の言葉残し駆けあがるフィリップにきょととして
残されたフランシスをちらと見る。]

 ――…此処、寒いし、上、行く?

(236) 2014/11/20(Thu) 00時頃

 今 来た!
 落ち着いて…………


ドナルドは、フランシスに襲い掛かる鳥の印象が強すぎて暴れる現状でも大人しくみえたようだった。

2014/11/20(Thu) 00時頃


 フィリップ……

 いたい、あつい

 トレイル、どうして……


[聞こえた声。
 足音。呼び声に、ようやく反応して。
 それでもまだ、あつくて、痛い]


 トレイル…………落ち着いて
 そのトレイルが ラルフに抱きついてて
 様子がよくわからない

[一体何があったのか わからない]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの応え>>227に頷く。
周囲が気付くほど親密さが増す今を深く考えることなく、
昔のままの感覚で掛けた言葉だった。

参った、というフランシス>>237に首を傾げる。]

 参ったって、何が?

[考えてもわからぬから直接彼へと聞く事にした。]

(247) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

 ――っ

[いたい、いたい。 
 ただ、ひたすらに、痛みで埋め尽くされる。

 フィリップにかまれたときとは、ちがう。

 ただ、いたい、だけだった]


 ラルフーーーーっラルフ
 今 止血するから 大丈夫
 もう離れたから!

[思考を埋め尽くす痛み 流れ込む
 こちらの視界まで霞みかける 頭を振る]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉にちらと上を見る。
三階は血のにおいがするはずで
ならばそれを片す為か、と思い彼を見る。]

 他の場所もフランシスが片付けた?
 昨日、血のにおいがここらからしたのに
 今は、ほとんどにおわなくなってる。

[温泉、と彼が言えばはたと瞬き]

 俺と入れ違いにプリシラが入ってったから。

[多分まだいるはず、とそのことを伝えおく。
けど、ラルフの悲鳴が届き、
名を呼ぶフランシスに頷き、階段を駆け上がる。]

(267) 2014/11/20(Thu) 00時半頃


[いたい
 トレイル。

  どうして、たすけて]

 ふぃり、っぷ……

   フィリップ……


[縋るように、名前を繰り返す。

 そうでないと、痛みに支配されそうで。

 離れた、という言葉に、すこし、安堵が混じる]


 ラルフ…………大丈夫
 大丈夫だよ 
 俺…………いるから ここにいるから
 今 止血してる……

[何度も 呼ぶ声に思いを返す
 実際は処置で両手は塞がって
 その分落ち着かせるよう
 その頭を心の中で撫でて

 微かな安堵に もう大丈夫を繰り返す]



 ……いたい、いたいよ、フィリップ……

[撫でられる。
 優しい声に、何度もかけられる言葉に。

 痛みを訴えて、縋る手は変わらず]

 ――トレイル、何で……
 いたい……

 フィリップ……ありがとう……

[繰り返される言葉に、少し、落ち着くけれど。

 いまだに、痛みと。

 トレイルへの恐怖が、残っている]


【人】 小悪党 ドナルド

[声のした方へ向かえば居間の惨状が目に入る。]

 ラルフ……っ!?
 なんでこんな事になってやがる。

[思わず駆け寄って低く唸るは
ラルフを傷つけた者を意識して]

(275) 2014/11/20(Thu) 01時頃

 ラルフ…………ラルフ

 うん 痛い 痛い時は 痛いって
 たくさん言って 
 その分名前を呼ぶから…………

 どうしたんだろうね……でも もう
 トレイルは連れて行かれた
 フランシスも ドナルドもいる
 もう大丈夫だよ ラルフ

 ううん…………

[すこし はっきりしてきた意識
 けれど 変わらず痛みと
 …………一体何があったのか
 食べられたいと 綴ったトレイルを思い出せば
 いまのトレイルは…………]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの傷口から流れる赤が甘く馨しく獣の部分を揺さぶる。
ゴク、と喉骨が上下した。
けれどダメだとひとの理性が止める。
フランシスの視線に気付けば、ゆるく頷くけれど

二コラの声音とトレイルの笑みから温度差を感じて
ギリ、と奥歯を噛みしめる。]

(279) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 其処まで深い、か。
 縫うも焼くも――…
 嗚呼、痛み止めが残っているなら耐えきれるか……?

[フィリップの言葉に険しい表情。
わからない、なる応えには浅く頷く。
彼は先に辿りついたけれど
階段駆けあがったあの時の様子からして
何かを察知してからのことだろうと見当がつく]

(284) 2014/11/20(Thu) 01時頃


 フィリップ……いたい……

 いたい、よ……


[トレイルが連れて行かれたと聞いて、ほっと息をつく]

 ……フィリップ……

 ――トレイル、こわい……

[トレイルの唐突な行動がわからなくて、怖い。

 鼓動が脈打つたびに、傷口がいたむ]


 うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ
 ドナルドが 痛み止め あるかもって

[痛みを訴えるラルフ 答える彼
 少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]


 …………怖いなら 近づかないでいい
 トレイルから 遠ざかろう?
 そばにいるから ラルフ
 トレイルが近づかないよう そばに

[怖がるラルフにいいきかせる
 ホッとするほどの恐怖 
 実際 こうなった以上 トレイルには
 近づかせられないと思いながら] 


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスに言われて頷く。
炊事場で桶に水を汲みすぐにラルフの許に戻るのは
彼のことが心配でならないから。]

 ――…ラルフ。
 痛むだろうから、舌かまねぇように歯、食いしばれ。

[濡らした布を患部に触れぬ上で握り
滴る水で肩の傷を洗い流す。]

(294) 2014/11/20(Thu) 01時半頃


 ……う、ん……うん……

 フィリップ、……ありがとう……

[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。
 徐々に落ち着いてくる]

 ――うん……傍に、いて。
 こわい、……フィリップ。

[だって、笑ってた。
 トレイルは、痛がっている俺をみて――

 声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。
 こわい]


 ラルフ そばにいる
 ギュって抱きしめてるから

 だいじょぶ 俺は ここにいるから


[ずっとはいられないのに
 それでも 今はここにいるから
 心が落ち着いてくる様子に
 安堵するーーーこれから行う処置を考えて


 植え付けられたトレイルへの恐怖心
 言わない 言えない トレイルの

 ニコラとトレイル 獣とは
 違うまた何か だと感じている]



 うん……、うん。

 フィリップ……


[抱きしめられる力強さに。
 かけられる言葉に縋って。

 傷口を焼く痛みを、堪える思考]

 ――い っっ!!

 ……い、たい……、

[痛い、と繰り返し、呟き。
 
 それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]


【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。
ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。
けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。

にくの焼けるにおいがして。
柳眉寄せるまま、
濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]

(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃

[傷口を焼く痛み]
[その痛みを感じるラルフ]
[それを感じ取り 辛かった
 変われるなら変わりたかった]


 …………少しだから…………
 あと ほんの少し
 ラルフ…………っ

[堪える姿が辛くもいじらしい
 ナイフを落とせば よく我慢してくれたと
 ねぎらって 強く抱きしめて]


 …………もう 何も 心配ないから

[そう言って笑いかける]


[押し当てられたナイフが離れ。

 傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]

 ……フィリップ……
 ありがとう……

[ずっと、抱きしめられていたから。
 耐えられた、と微笑む]


 ――うん……

  フィリップが、助けてくれた、から……


【人】 小悪党 ドナルド

―― 居間 ――

[空の手をぎゅっと握る。]

 ――…大丈夫、って。
 こういう時は痛いって言っていい。
 我慢、とか、しなくていいから。

[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]

 薬飲んだら、部屋まで運ぶ。
 看病するにしても
 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。

(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃

 ーーーどういたしまして

[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
 落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
 腕の中に 心の中にあって]


 ラルフがたくさん頑張ったから
 …………痛かったよね……ごめんね


[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
 それは昨日味わった。

 傷を負わされた怒り。
 それは今日味わった。
 けれど、目の前でではなかった。]


[痛みは、ひどいけれど。
 それでも、助けてくれたことが、嬉しい]

 ……いたい、けど。
 でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……

 フィリップが助けてくれたから……

 ありがとう。

[触れる体温に、ほっとする。
 同時に、どこかざわめくものがある。

 フィリップの腕の中が心地よくて――]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが
彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。
警戒するように、気がたつ獣のように、
ぴり、とした空気を時折他に向ける。

憤りを感じていた。
我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。
そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]

(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

[唇が触れる。

 薬を飲まされているのはわかっているけれど。
 その行為に胸が騒ぐ。

 こくりと薬を飲みこみ]

 …………な、んか、はずかしい……

[治療行為だとわかっているし。
 嫌なわけじゃないけれど。


 なぜか、恥ずかしいと思い。
 それを深く考える前に、
 失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]


【人】 小悪党 ドナルド

[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。
交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]

 ――…暫く借りるぞ。

[付き添うフィリップに声を掛けてから
ラルフの方へと両手を伸ばし]

(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]

 …………ううん ラルフ…………

[強張って動かない手を撫でつつ
 こうやって
 ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?

 手放さなければいけないのに
 そのことを フランシスに相談するつもりなのに
 叶わないことは お互いわかっているのに


 離れ難い]

 ーーーラルフ…………


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフを傷口に障らぬように気遣いながら抱き上げて]

 三階、あの部屋でいいンだよな。

[寝泊まりするその部屋を示して
フランシスとフィリップに確認して
振動伝えぬように気にしながら
ラルフを三階の個室に運び込み
彼が使っていた寝台にそっと寝かせる。]

(325) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの応え>>326に「いいこだ」なんて声を返して
ラルフを寝台に無事寝かせシーツと毛布を掛けてから
フィリップへと場所を譲る。

ふら、と窓辺に足を向けて
遠目にラルフの寝顔を見遣り息を吐いた。]

(328) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[牙とは言えぬ犬歯が疼く。
怒りのままに敵を喰らい尽してしまいたい。
憎しみゆえの衝動でもその血肉はこの腹を満たしてくれるだろう。
うちに眠る獰猛な獣が囁き惑わせる。]

 ――…嗚呼。

[昔、舌で覚えたあの血の甘さが忘れられない。
今も鼻腔を擽る甘い血のにおいが――]

(335) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[歩み寄る気配、掛けられた声。
フランシス>>331へと隻眼を向ける。]

 いや、それをいうならフランシスも。
 ――…、ラルフが生きててくれて、良かった。

[ぽつ、と呟き、髪撫でるその手のぬくもりに目を細める。]

(336) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[喰いたい、なんて誰にも言えない。
フランシスに向ける視線に熱が籠るけれど]

 ……今は、危ないから。

(341) 2014/11/20(Thu) 03時半頃

ドナルドは、フランシスにそう囁いて困ったように目を伏せる。**

2014/11/20(Thu) 03時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 03時半頃


 ーーーーー………………?
 ………………



 ………………っ

[安堵してくれることがわかる
 ほっとしてくれることが嬉しい

 離れ難い気持ちを感じながらも
 ラルフから ざわつく気持ちを
 感じた時だった


 ラルフの恥ずかしさが伝播する
 始めて先ほどの口移しと
 それを意識すると その前
 安心して欲しくて口付けたこと
 両方が一気に思い出されて]


 う……ん 恥ずかしい ね ラルフ
 あ あの……でも なんだろう
 そうすべきって……思って えっと

[思い出す 触れた唇の感触 柔らかく……]



 …………心地よかった


[なんども、助けられている。
 撫でられるのを感じながら、その手の感触に。
 痛みと恐怖に強張っていた心がほどけていく]

[気恥ずかしさに胸が騒ぐ。
 触れた唇の感触が忘れられなくて。

 フィリップの言葉が、意識が途切れる前に、届いた]


[いまだ意識ははっきりしていない。
 痛みが時折、覚醒を促すけれど。
 体が休息を求めている。

 フィリップが話すことは、耳に届くけれど意識できない。

 それでも、無意識に、服のすそを、掴んだ]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[髪を撫でたフランシスの手が頬に落ちる。
ぬくもりに宥められるような心地がするのに
擽られ煽られるような心地もした。
伏せる前に見えた眸の揺れと隠すような仕草さえも艶めいて見えた。
尖る喉骨がゴクリと上下する。
緑の双眸に覗きこまれ跳ねる鼓動。]

 経験も知恵もフランシスのが上だけど
 図体やら力は俺のが上だから

 やばい、と思ったら逃げろ。
 俺は、フランシスにもラルフにも生きていて欲しいから。
 手に負えなくなる前に――…おねがい、だから。

[祈るような気持ちで声を向ける。]

(353) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 俺は――…
 フランシスやラルフを傷つけたくない。

[凶暴な獣はそんな枷さえ喰いちぎりたいと暴れるのに
それを押し込め聞こえぬふりをして
ひととして、同行者として。
――大事なものの傍にありたいと願いながら
離れなければならない、とも何処かで考えていた。]

(354) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[遠慮がちにフィリップが言葉>>350向けるを聞けば
ドナルドは隻眼をそちらに向けた。
ラルフはまだ眠っているのだろう。
けれど彼の手が裾掴むを見てその変化を感じる。
さみしい、と感じるのはこれまで近くあったからだろう。
落ちた視線をフィリップに戻し]

 ――…そう、か。
 けど、雪が少しでも弱まって山から下りれる可能性がみえたら
 ここをはやく出よう、と思うやつは他にもいると思うぜ。

[軽く肩を竦めてそう言うは、血のにおいから逃れたいという
ドナルドの心があらわれる。**]

(355) 2014/11/20(Thu) 12時頃

[混濁する意識 眠り続けているのがわかる

 いまは体力の戦いだから 起こさぬよう
 声を掛けるは控えて…………ただ
 心も その傍にたたずめるよう
 そうであるよう ラルフを思う]


[こわい。
 こわい。

 ――熱が、痛みが。

 笑う、トレイルが――こわい]

 ――っ、は……

[息が、できない恐怖を感じて。

 けれど、ふと、優しい手が触れてくる。
 撫でられる感覚。
 あたたかい]

 ……フィリップ……

[怖さが、遠くなる。
 ほっとしたように、その手の持ち主を、呼んだ]


 ラルフーーーーー


[思考が恐怖に染まっている
 そっと ラルフを撫でる手は
 髪をすくように静かに

 そうすると ラルフは安らかになって]


 そばにいるよ ラルフ
 怖いのも 痛いのも こない
 怖い人は 誰も来ない 


[今は][その単語は心の奥飲み込んで
 ラルフがゆっくり眠れるように
 そう思い続ける
 ……名前を呼ばれるだけで
 離れ難さを募らせながら]


[そばにいる。
 そのことにほっとする。

 優しい手が、恐怖をおいやり。
 伝わる思いに、じんわりと、
 冷えた心があたたまる]

 ……うん……

[ほう、と安心したように、吐息をこぼし。
 優しい手に導かれるまま、また眠りに落ちる]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[フランシスの仕草と甘えるように預けられた温度。
それにより彼の機微を感じ取ってはいるが
支えきれず踏み込みきれずあるのは半端者のままだから。
呼ぶ声>>356にじっと隻眼を向ける。
寄せられる柳眉と何か言いたげにも見えるくちびるに
触れたいという欲がわくけれど、
指を微か跳ねさせるだけで動けずにいた。]

 ――…今はそこ言葉だけで十分。

[フランシスの応え>>357に安堵するように目を細めた。
そう動けない可能性もこれまで彼をみてきたから考えられる。
堕ちたら殺せ、と思いながらも彼を苦しませると知るから言えない。
くちびるの傍まで滑る彼の指先にちらと視線を向けて
少しだけかがむようにし他には見えぬ角度で
フランシスの指先にくちづけて、ちろりと舌先でなぞり、
そうして、何事もなかったかのように、顔を離し
ゆると窓辺に顔を向けて白い世界を見据える。]

(373) 2014/11/20(Thu) 14時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[狩猟生活に慣れているか否か。
そういったものをドナルドは考慮していない。
雪道の険しさを知りながらもどこかで何とでもなるなんて思うあたり
雪山に慣れていない経験不足が要因。]

 ――…。

[フィリップの考えに静かに耳を傾け考える。]

 俺はラルフの意思を尊重する。
 これまでもこれからも。
 望むよう後悔ない生き方をしてほしい。
 大事だから守りたいってのは勿論あるけど、な。
 それでラルフが泣き暮らすことになったら、
 俺はその選択をきっと後悔するだろうから。

[大事な大事な同行者であるラルフへと目を向ける。
彼が傷つく姿はみたくない、そう思いながら。]

(377) 2014/11/20(Thu) 14時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 衝動が起こったら、掛かってこいよ。
 力尽くで止めてやる。

[フィリップをじっと見据えて]

 俺は、そう簡単にはやられてやらねーから
 覚悟しやがれ。

[にっ、と口の端を吊り上げて不安感じさせぬ笑みを形作る。*]

(379) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[息詰まるような音色がフランシスのくちびるから漏れ聞こえる。
透明な声音を好ましく思えばこそ
ピアノをこの指で奏でるように
フランシスに触れてうたわせるはきっと心地よいだろう。
ひとかけものか分からぬ部分でそんな事を考える。

音たてぬ言葉>>384は白眺めるドナルドに届かない。
けれどそれは当人も自覚する本質のひとつ。

舌先には触れた肌の味が仄かに残る。
唾液を交え転がしてコクと咽喉が上下して。
もっと味わいたいと欲が擡げる。

欲紛らわせる術も理解している。
口で、とフランシスが言ったように
肉欲で昇華させるならば相手は誰でも問題ない。
むしろ、絆されすぎぬ相手の方がそれには都合よくも思える。]

(395) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスがフィリップに言葉向けるに耳を傾ける。
彼には彼の考えがある。
無茶はしてほしくはないけれど無闇に口は挟まずに。]

 ――……ン?

[ラルフも同じ、とフランシスが言えば>>388
きょとと不思議そうに瞬いた。
傷を負ったラルフを危険と認識できてはいない。
身内ゆえの欲目もあったかもしれないが
彼を傷つけた者を危険視する意識のほうが強く
いまいちピンとこないように首を捻る。]

(396) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[続けられる話>>390を聞いていたドナルドの表情が次第に翳り]

 フィリップとラルフが、先祖返り?
 遠吠え、……ああ、だから、
 悲鳴聞こえる前に、動けた、か。

[その情報に納得できる場面が過ぎり、なるほど、と頷く。]

 気付かなかったのは俺も、だし。
 何もなければ気付かれたくもなかっただろ。

[ぽつ、と零してラルフを見遣る。]

(397) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――“先祖返り”
きっかけあれば同じものになる可能性をもちながらそれには気付かず、
この腹の奥底にある澱みを血族が抱えるものと同じと思っている。
昔の事があるから箍が外れやすい、それだけを認識して。

再び、窓の外へと目を向ける。
他の色を白が飲み込み染めつくす。

己の中の醜い澱みも雪ならば染めてくれるだろうか。
そんな詰まらぬことを考えて、自嘲の笑みを口許に湛えた。**]

(399) 2014/11/20(Thu) 16時半頃

[ため息だけが誰もいない部屋に落ちる。]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[自重的な笑みがふっと消える。
ガラス越しに見える雪から隻眼はフランシスへ移ろう。
震え上擦る音色にぞくりとした。
誘われるような思いを懐く。
再び寄せられた額の意味は――。

考えてはいけない。
けれど知りたい。

相反する思いに絡め取られる。]

(414) 2014/11/20(Thu) 20時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 20時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの目覚めにほっと安堵の色が浮かぶ。]

 ……おはよ、ラルフ。
 っと、安静にしてろよ。

[咳き込む音に焦るように言葉付けたし]

(416) 2014/11/20(Thu) 20時半頃

[火傷の、痛み。
 けれど、熱がでているのはそれだけではなく――


 食われることへの本能的恐怖からの、自己防衛。
 燻る衝動。

 少しでも動けるのであれば、誰かれなく、
 食らいついてしまいそうな、それを感じている]


 大丈夫ーーー?ラルフ

[感じるものに 心配そうに 首を傾げる
 自分のものではない衝動
 ぞわり 背筋に感じてーーー
 懸命に対処しても しきれない何かの予感
 ラルフが 苦しむ 悲しむ結果
 ならないようにと 思う] 


ドナルドは、フィリップとラルフが名を呼び合うを聞いて、大丈夫の言葉>>422に困ったように眉を下げる。

2014/11/20(Thu) 20時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

 ――…なァ。

[誰にともなく呼び掛ける音。]

 先祖返りなら、さ。
 ひとの血肉が栄養になったりする?

 ラルフの怪我、はやく治ったりとか、あるのか?

[遠い昔ばなしのような血族に伝わる話を思い出し
それが可能ならば差し出す事も前提にある問いかけを
この部屋にいるフィリップ、ラルフ、フランシスの三人に。]

(426) 2014/11/20(Thu) 20時半頃


 ……う、ん――

  だ、いじょうぶ……

[返る声は弱い。

 喉が渇く。
 飢えを感じる。

 抑えきれない衝動が、いつ鎖を引きちぎるかわからない]


 「血の味を覚えた獣を、お前は抑えられるのか。」

[漂う血臭。
けれど、到底彼がその同行者を咎めたようにも見えないまま。


不審と警戒に眼差しはただ冷たい。]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの応えに、ひとつ頷く。]

 わかんねぇか。
 じゃ、可能性はあるわけだ。

 ――…俺で試してみっか?
 あんま、量はやれねぇけど。

[寝台にいるラルフへと歩み寄る。]

(431) 2014/11/20(Thu) 20時半頃

 ーーー大丈夫に 思えない……

[ドナルドの突拍子もない言葉に
 彼は 動揺を隠せない
 が 感じる気配に 拗ねるような気持ちで
 そう と思いを落とす]

 ラルフーー苦しいなら
 いったほうが楽になれる から

 ね?

[感じるものは強く
 どうしようという困惑 不安]


【人】 小悪党 ドナルド

 ――…俺は、な。
 ラルフが元気になる可能性が少しでもあるなら
 それを試してみる価値、あると思うンだわ。

[ラルフの尋ね>>433に、
にっと口の端を上げて笑う。
悪戯な子供のころのような顔。

伸びるラルフの手を己の手で支える。
寝台の縁に片膝のせて身を寄せれば
その重さに、ギシリとそれが鳴った。]

(437) 2014/11/20(Thu) 21時頃


 …………ん。ごめ……


 のどが、かわいて……


 
  くるし、い――


[苦しくて。
 差し出されたものが、とてつもなく甘美なものに見えて。

 くらりと、目が眩む]


【人】 小悪党 ドナルド

[止めるフィリップの声>>439に怪訝そうな顔。]

 力尽くで止めればいいだろ。
 ラルフが抑えきれなくなっても
 止めるのは俺だけじゃねぇんだし。
 フィリップも、フランシスも、此処にいるだろ。

[ひとりの力で何とかならずとも
彼らがいればなんとかなるという信頼をみせ。]

(443) 2014/11/20(Thu) 21時頃

 だったら 俺の血でもなんでもあげるからっ!



[もし これをきっかけに
 ラルフがより衝動がひどくなったら?
 ドナルドも ラルフも不幸になる
 その可能性に青ざめつ
 せめて 衝動のままに暴れ
 ドナルドを殺すことだけは
 ないように ぎゅっとしがみつこうと]


【人】 小悪党 ドナルド

 痛いのは覚悟してるって。
 でもさ、ラルフも今すっげぇ痛そうだし。

[フランシスの制止の言葉>>440にも
相変わらずの様子。
目の時より痛いだろうかとぼんやり思いながら。]

(446) 2014/11/20(Thu) 21時頃

ドナルドは、ベネットとフィリップの必死さがわからぬのは喰われかけた事がないせいかもしれず。

2014/11/20(Thu) 21時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 21時頃


 だめ……それは


 フィリップは、きっと……

 のんだら、がまんできなく、なる……

[ドナルドは、途中で我慢できても。

 フィリップは――]

 最後の、一滴まで……じぶんのに、したくなるから、

 だめ……


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフへと差し出すは左手。
袖口からあらわになる腕に彼のくちびる触れれば
微かに肌が震える。]

 ――…神経まではいってくれるなよ。
 でなきゃ仕事、できなくなるし、さ。

 難しいなら他でも構わない。

[利き手は彼の頭へと伸ばして
撫でてあやそうとする動き。]

(452) 2014/11/20(Thu) 21時頃

 ーーーー………………??
 だったら だったらドナルドだって
 我慢出来ない かもしれないだろ………


[嫌だ 大切な人を 衝動に飲まれて
 食い殺し 苦しませたりなんてしたくない

 自分とドナルドに 違いがある
 と 思うこともなく]

 していいから なんだってあげるから……


【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの言葉>>448にきょとと瞬く。
ラルフの眸を覗き]

 ああ言ってるけど、
 ラルフは、如何したい?

 フィリップと同じを背負う気は?

[フランシスの声>>451が聞こえる。
捕まれる身体、ちらと視線が一度そちらに向けられ]

 だってさ、
 ラルフはフィリップと離れたくないンだろ?
 でもラルフの怪我がなおんねぇと山下りられない。
 なら、さ、怪我はやくなおす方法探すしかねぇじゃん。

(454) 2014/11/20(Thu) 21時頃


 とちゅうで、がまん、する、し……
 きっと、ドナルドなら……

 食べ過ぎる前に、止めて、くれる……

[そんな、信頼も、ある。

 フィリップの、心配が嬉しい。
 フィリップと、同じのを背負えるかもしれない。
 そんな、思いもあって]

 ……フィリップ……


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの舌の感触にドナルドの喉が震える。
音として漏れ掛けるを飲みこみ柳眉を寄せ堪える。]

 ラルフがそれを選んだなら
 俺はそれを尊重するよ。

 お前さんの好きにしろ。

[くしゃりとその髪を撫でて
右手はラルフの項に添えて]

(459) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの眩暈には気付けないけど
やだ、と紡ぐ声は聞こえる。]

 フィリップがラルフが苦しむのやだって思うように、
 ラルフだってお前さんの苦しみをやだって思うンだろうよ。
 ラルフも優しい子だからなァ。

[少しばかりお兄ちゃん風ふかせて。]

 その苦しみ、
 分かりたい、って、思うかなー、って。

[なァ、とラルフに尋ねるような音色向ける。]

(463) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

 ーーーーーー…………っ

[…………食べ過ぎる前に
 その言葉には反論出来ない
 ラルフが望むなら そのまま
 食べられて 死ぬことは厭わない
 とっさの反論思いつかず]

 ーーーーーラルフ……

[同じ獣でも 幸せになれる 獣
 そうであって欲しい
 泣きそうになる]


【人】 小悪党 ドナルド

 ――…今更、だろ?

[ずるい、というフランシスに口の端をあげる。]

 ずるい俺は嫌い?

[ちら、と視線のみ彼へと向けて]

(468) 2014/11/20(Thu) 21時半頃


 ……うん……フィリップ。

 俺、呼んでて……そしたら、きっと、
 だいじょうぶ……


[ドナルドの血の味にくらりとする。
 それでも、フィリップに呼ばれれば、それに熱中しすぎることもなく。

 だいじょうぶ、と笑う気配]


【人】 小悪党 ドナルド

[あたたかくぬめる舌から硬い歯の感触が肌に触れる。
突き立てられたそれが皮膚を裂く感覚にぐっと拳を握りしめた。]

 ――…ン、っ。

[溢れ出る血は色濃く滋養に満ちたもの。
傷口を舐めるその感触にぞくりと背筋に奔るは――。
悩ましげに眉を寄せてその様子を見詰めながら痛みに耐える。]

(470) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

 ラルフ………………やだ ラルフーーー
 
[現実で泣き出してしまったのに
 呼応するように 心も泣きはじめる

 笑ってくれるけれど
 せめて ラルフが暴走しないように
 ラルフの言う通り 彼の名前を
 呼ぶことしか出来なくて]

 ーーーーラルフ  ラルフっ


[新たな血の香りに 嗅ぎすぎてしまった
 と 心の何処かで思う
 衝動が 首をもたげそうで]


[獣と呼ぶのは、ニコラのこと。
 血の味を覚えた。


 それは確かだ。

 ノックス以外の世界を―――知った。]


【人】 小悪党 ドナルド

[あの時ほどの痛みではない。
腕の傷が熱もつのを感じながら息を詰める。
加減されるように急速に奪われるでなく
ゆるやかに与えるような心地だった。]

 ――…ラルフの痛みが、
 少しでも減ればいい。
 はやく、治れ。
 元気に、なってくれ、よ。

[ラルフの項に宛がう手で
彼の髪を再び撫でてあやすように言い遣り]

(475) 2014/11/20(Thu) 22時頃



 ん、ぅ……フィリップ。

 ……うん、……

[名前を、呼ばれる。
 その声に、背に触れる熱に。

 ぞくり、と悦びを感じて]

 は、あ……

[熱い、吐息がこぼれる]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスが首振る気配にそっと笑う。
優しい彼のことだから嫌いとは言わない。
そんなずるい思いも見透かせばいいと思いながら]

 ――…フランシス、
 心配ばかりかけてごめんな。

[我儘の為に彼に心配かけていることを謝り]

 ラルフ、そろそろ足りる、か?
 あんま舐められると変な気分になってくる。
 それ以上すっと、襲うぞ?

[眉を寄せたまま、にんまりと悪戯に笑い、ラルフを止める言葉。
傷口から溢れる血の量は徐々に減ってきていた。]

(478) 2014/11/20(Thu) 22時頃



 ラルフーーーらる……ふっ

[何かを 感じて 途切れ途切れに
 なりながらも 何度も名を読んだ

 頭に響く 吐息の音
 ぱち と電流が走るような]


 ら………………るふ ラルフ

[何か違う けれど何が違うか
 湧き上がる 衝動に近いもの] 


 ラルフーーーラルフ だい 丈夫………………?

[それでも ラルフの様子を伺う]



[呼ばれるたびに、ぞくりと震える。
 覚えた熱は、衝動に近いけれど、それではなく]


 ……ん、フィリップ。
 だ、いじょうぶ、だから……

[欲情に近い、感覚に。
 震える声を返した]


【人】 小悪党 ドナルド

 ――…これでも自重してるンだけど?

[クツリと喉を鳴らしフランシスの声に笑う。
自重せねば既に襲うを実行していたかもしれぬ保護者に。
服を掴み、背を叩くは彼にしては珍しい行い。
少しだけ愉しげに笑う。]

(485) 2014/11/20(Thu) 22時頃

 よかったーーーラルフ よかった

[ラルフに 暴走の色は
 心からも感じない
 そうと知れば 彼は安堵に力を抜く]


 ………………っ

[びくりと 安堵で緩んだ気
 締め付けられていた 何かが跳ねて
 耐えるように身をすくめる]


 ーーーだか ら?

[ラルフも抱え始めたそれ
 思考が塗りつぶされそうになりながらも
 だから と言うラルフの
 その思考の先 たずねた]


【人】 小悪党 ドナルド

[潤む琥珀に隻眼が細まる。
零される吐息の音色にやはり笑みを湛えて]

 よし、いい子だな。
 後はなるだけゆっくり休んで――…

[腕から離れたくちびるに残る己の赤を
傷塞がりつつある左手の、親指の腹で軽く拭い
髪撫でた手は柔く項を掠めて、身を離す。
ギシリ、と、また寝台がなり、下す片膝。]

(487) 2014/11/20(Thu) 22時半頃


[身のうちで、疼く。
 それは、衝動ではなくて。

 喜んでくれるフィリップの声にすら、反応する]

 ……ん、ぅ……

 ――だから……あんまり、ひっつかれる、と。

 なんだか……

[あつい、とぽつり、呟く。
 暴走しないように、意識した結果。

 欲望にすりかえられたせいかも知れず。
 色を含んだ吐息をこぼす]


……さっきの話の続きだけど。

ニコラは、まだ大丈夫…だよ。
落ち着いてる。

見せてくれる笑顔が減ったけど、ね。

こればっかりは仕方ない……

[はぁと溜息。寂しいのは事実。]


 ーーー………………

[確かに ラルフの身体は熱い
 怪我が響いているのだろうと
 けど]


 ラルフ……ラルフーーー
 ラルフも 何かが あるの……?
 俺も……なんか 変なんだ



 でもーーこうしてたい よ

[駄目?と もう一度だけ強請る
 強請るだけで こちらまで熱くて
 けれど 抱きしめて すりと身を寄せる]



 ――……っぁ……

 ん、だめ、じゃない、けど……

 俺、なんか……おかしい、から……

[一人で、処理をしたことはあるし。
 そういうのも、わかってはいるけれど。

 いま、熱をもてあましている感覚に、思考が働かず]

 ふぃり、っぷ……

[抱きしめられて、吐息と共に名前を呼ぶ。
 嬉しさが、熱と一緒にあふれて。
 力が抜けて、フィリップにもたれかかった]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの声>>495が甘く聞こえる。
二人きりならばそのまま戯れる事も有り得るほどに
誘われる心地がした、けれど。
望まぬ事をする心算はなく、ふ、と笑うにとどめた。

フランシスの尋ね>>493聞けばそちらを振り向く。
じとりとした眼差しに困ったように眉を下げた。
背中に奔る甘い痛みに喉を鳴らして]

 本当だって。

[拗ねたような声音は少しだけ幼く感じられた。
ゆるとフランシスへと向き直り]

 いや、珍しいなーと思って。
 俺の為に必死になってくれンのが
 ちょっとうれしかった。

(498) 2014/11/20(Thu) 22時半頃


[駄目じゃない と言われれば
 嬉しそうに 彼はもたれかかる
 ラルフを ぎゅっと抱きしめる]

 ……衝動  じゃないんだけど
 なんだろーーーこれ




 ……キスして いい?

[と鼻をすりと合わせながら
 心で尋ねる

 ラルフが気を失う前
 知ったラルフの唇の感触
 いま いちばんそれを もう一度知りたくて]



[抱きしめられる力強さが嬉しい。
 近い距離で尋ねられた言葉に、耳朶が染まって]

 ……いい、よ。

[心で答えて、小さく頷く。

 フィリップが触れてくれる。 
 そのことに、悦びが生まれて。
 とろりと琥珀が蕩ける]


[視界で起こる変化 なにより
 恥ずかしげしながら 是を返す心の

 ラルフに行動を許されるたびに
 身体の衝動に似た何か
 より強くなるけれど 苦しくない
 美しい琥珀の溶けるに
 理性も溶かされていくけれど
 危惧するものではない とわかる]

 ラルフーーー嬉しい


【人】 小悪党 ドナルド

[目に毒、とフランシスに言われた左腕の噛み傷を見る。
血は薄く滲むのみなあたりでラルフが加減したのだと分かる。
背へと向けられた甘い痛みをなぞるように動く保護者の指。
ピク、と微か眉が寄るは欲を擽る動きゆえ。]

 ――…珍しい。
 過保護で心配性で、大事にしてもらってンのは知ってるけど
 あんな風にあわあわするとは思わなかったし。

[反らされた眸。目許にのる紅は艶やかで。
昔、少女に向けられたものと似ているように感じるは気のせいか。]

(509) 2014/11/20(Thu) 23時頃

[ニコラの次はトレイルのこと]

そうだ、バーニィ。

……誰かに食べられたいって思ったこと、ある?


【人】 小悪党 ドナルド

[考えるように視線を巡らせた先、
フィリップがラルフに口付けるが見えた。
じ、と隻眼を二人へと向ける。]

 ――…その先、するなら見てていい?

[好奇心のままに尋ねた。]

(512) 2014/11/20(Thu) 23時頃


 フィリップ……俺も……

[衝動ではないけれど。
 求める気持ちは、あって。

 触れ合う唇の感触に、悦びがわく。
 心地よさと、もっと、と求める心が素直に伝わって。
 それが、また恥ずかしい]


【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップは嫌がらぬ様子。
ラルフの返事待つようにそちらへと目を向けた。
ラルフはと言えば悩む様子。
フランシスも目を丸くするあたりで想定外だったのだろうけど。]

 ――…熱の解放、だろ?
 まあ、愛の営みだっつーなら廊下で見張っといてやるけど。

(519) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

[恥ずかしさと悦びの
 控えめで暖かなラルフらしい気配に
 心がふわふわと落ち着かない]



 ラルフーーーなんだろう この気持ち

 もっと ラルフに触りたい
 もっと ラルフを抱きしめたい
 もっと ラルフのこと知りたい
 もっと ラルフに触られたい


[知ってる?と言うように ゆるく訪ねて]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉>>514にはことと首を傾げた。]

 悪い、とは言ってない。
 別に気をつける必要もないし。

 ――そういう一面もフランシスの側面、だろ?
 見れて嬉しいと思うけどな。

 あー、これ以上は貧血になりそうだから
 そんなほいほいやらねーって。

[堅苦しくもっともらしいその表情に思わず苦笑漏らす。]

(524) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 やり方には興味あるな。
 ひとにしてもらう事ないし。

[フランシスの問い>>522にゆるく頷く。
違いをフィリップ>>523に尋ねられれば瞬いて]

 深い想いがあるかどうか?
 遊びか、本気か。
 好きな相手にされっと、喰いたくなんねぇ?

[想いを深め触れるうち、喰いたいという衝動が芽生えた。
違うのだろうか、と首を傾げる。]

(527) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフを害す者がこの山小屋に居る。
そんな状況で遠く離れる事は考えられない。
仮令血の匂いがするとしても部屋の傍、
廊下にいることしかドナルドは考えていない。]

 フランシス、ルーツが潰れる。

[じたばたする鳥を見遣りぽつと零した。]

(530) 2014/11/20(Thu) 23時半頃


[落ち着かない。
 あたたかで、でも、もっと欲しくなる感覚。

 肌に触れられる快楽には、慣れていなくて]

 わかんない、けど……

 おれ、も。

 もっと、フィリップに触りたい……
 触って欲しい……

 フィリップのこと、知りたい……

[こんな気持ちは初めてで、知らないと、首を振る。
 恋をしらず、衝動とは違う、求める気持ちがあふれている]


【人】 小悪党 ドナルド

[甘い囀りがラルフのくちびるから零れる。
彼の言葉>>531に隻眼を眇め]

 ――…それはラルフにしかわかんねぇ事、だろ。
 嬉しいの、程度にもよるンじゃねェかな。

(533) 2014/11/21(Fri) 00時頃




 ーーーこの気持ちも 一緒なんだね

[たくさんの気持ちを共有している
 いまの気持ちも 一緒とわかると嬉しくて]



 ラルフーーー気持ち良さそう……
 もっと気持ち良くなって欲しいから
 ……教えて?


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉>>532にはたと瞬く。
どういうことか、と思うのは
思うまま深く考えず言葉とするからで]

 ン、酔わせたなら済まなかった。
 ――…平気か?

[血を流したから酔ったのかと思い案じる声向け]

 ……?

[背を向け見ないという彼を不思議そうにちらと見遣る。]

(538) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの言葉>>534にきょとと瞬き]

 ――…それ、恋じゃねぇの?

[もっと、と強めて言われるそれには
思わずそんな言葉を返していた。]

(539) 2014/11/21(Fri) 00時頃


 ――ん、うれしい……

[一緒だと。
 嬉しい気持ちが伝わるから、さらに嬉しくて]

 うん、きもちいい……
 フィリップがさわるとこ、……

 もっと……

[どこが、なんてまだ知らない。
 ただ、触れられて気持ちいいと、思ったときには。
 もう伝わっている気がして。

 首筋も、胸元に触れられるのも、全部]


【人】 小悪党 ドナルド

[もしもの時、と言うフランシス>>537
少しだけよわったように眉を下げる。
目許に掛かる自らの前髪が気になり
利き手で軽く掻きあげるけれど
油付けぬそれはさらと流れて元通り目許に。]

 ――…俺、フランシスにされたら、
 喰っちゃうかもしれねぇンだよな。
 途中で止める、自信ねぇし。

[ぽつりと小さく声漏らすは
ラルフの嬌声>>541が響きはじめる頃。]

(547) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 …………ン。
 喰いたくなんねぇなら違うのかな。

[フィリップとラルフの言葉からは
どちら、とははっきりせず首を傾げる。
結局答えが出ず寝台の二人の様子を眺め]

(550) 2014/11/21(Fri) 00時半頃


 あのね 舌が触れると 凄くぞくっくる
 から 一緒に舌 触れ合ったら……

[強請られる思いに 息がまたあつくなる
 はぁ……と吐息をこぼして
 一緒に気持ち良くなりたい
 ラルフをどんどん気持ち良くさせたい]


 ラルフ…………ラルフ

[何度も名前も呼んだ]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスと視線がまじわる。
酔ったという彼の顔色を窺い]

 大丈夫、だと思う、か。

[危うくも感じられる返事とも思え]

 ――…熱の解放、しとく?

[深く考えずそんな問いかけを彼へと向ける。]

(555) 2014/11/21(Fri) 00時半頃


 ん……くちのなか、きもちいい……

[深い口付けに、あえぐように吐息をこぼし。

 触れ合う唇も、絡めあう舌も。 
 濡れた音にさえ煽られながら、口付けをかわして]

 フィリップ……

 もっと……

[高まる熱。
 下肢が高ぶり始めているまま、名を呼び返し

 縋るように、口付けを深めた]


 無い、が…。

[頭を過る、過去の残像。
食べてほしい、とねだった声が、頭の中でこだまする。]

 そんな衝動もあるみたいだな。稀に。


 ねーーー……口の中 好き

[熱に霞む 甘い意識
 届く吐息が心をくすぐる]


 うんーーーもっと もっと気持ち良くなって
 ラルフ…………

[深める口づけは何度も角度を変え
 歯列の裏をなぞった時の
 ラルフの反応がぞわりときて

[無意識脚をすり合わせる
 上着脱がしたては ラルフの下肢も
 おなじようかと 確かめるようにおりて]


【人】 小悪党 ドナルド

[寝台から聞こえる音と見えるものに煽られぬ事もないけれど
大人と言えず衝動を飼いならす事を覚える過程で
想いを重ねて交わるようにもみえるのに
喰いたいという衝動が見えぬ事を不思議に思う。
思案すればこそ煽られ方は近くある保護者よりも緩やか。]

 ――…ン?

[名を呼ぶフランシスの声>>558に思考が途切れる。]

 ……喰いたくなる程度には好きだよ。

[さらと何気ない風に笑いながら言葉返すが
何やら苦しげにも見えるルーツが少し気になる。]

(561) 2014/11/21(Fri) 01時頃

 ……そう、稀になんだ。


[寧ろ食べたいと思ってばかり。

 バーニィは、どうする?
 そんなことを言われたら、食べてあげる、の?

[答を求めてしまう。仮初めの答だとしても。]


 しっかりと見ておけよ。
 お前の大事な奴が、見境のないフリークスにならないように。

[獣の理性さえ無くして、衝動と本能を飼い馴らせないただの化け物。
未成熟なまま抑制を覚えられない同族は稀にいる。]


[問いに緩く首を横に振る。]

 食わねーよ。

[意味の異なる音を重ねる。]

 …食えやしなかったよ。

[痛みと愛惜がよみがえり、わずかに表情を曇らせた。]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの驚きの声>>559にきょとと瞬く。
具体的な方法は無論考えていなかったから
あかく染まりゆく彼の肌に首を傾げ]

 ――…あァ。
 食べたくなるから口では出来ねぇな。
 ……手で、手伝う?

[ルーツのように轡が必要かもしれない、とぼんやり思う。]

(563) 2014/11/21(Fri) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[熱の解放。
考えていたものとは違う光景が寝台の上で繰り広げられている。]

 ――…あれって前戯っていうやつ?
 フランシスも熱の解放手伝うとき、
 ああいうこともすんの?

[寝台の二人を指さして保護者に問う。]

(564) 2014/11/21(Fri) 01時頃


 んう……は、きもち、いい……

[うっとりと蕩けた意識でこたえる]

 
 うん、……フィリップも、もっと。
 きもちよく、なって……

[口の中をくすぐられる刺激が、
 下肢に直接きて。
 触れられてもいないのに、熱を持っている]

 っ、は……あ、そこ、いい……

[下肢に触れる手に、小さく震え。
 熱く脈打つ感覚に、羞恥と快楽を感じてあえぐ]


……ありがとう。答えてくれて。

[辛い思いをしたのだと、想いは過る。

僕も、さ。無理だった。
トレイルに言われて――…

[あぁ、彼の血肉は至福の味だったのに。]

誰でも、良かったんじゃないかって
そんな風にも思ってしまった、よ。



 うん…………なるから
 ラルフももっと
 …………もっと気持ち良くなって


 …………ラルフの……もう大きい……
 …………俺も なんだ


[手に触れる質量は脈打ち
 反応に目を細めて すぐに
 下衣の中に手を入れて一度撫でる

 が]


[誰でもよかったんじゃないか、と。
ノックスのそんな思いを否定も肯定もできやしない。]

 さあな…ただ、

[食べられたいと言ったディーンの恍惚とした表情を思いだす。]

 その時は良くても食ったところで、後から辛くなるだけだ。
 愛してればその分な。

 食いたくなろうが食われたくなろうが。それが分からないなら、
 ――どう言葉を取り繕ったところでただの自己満足か愚か者だろうよ。

[歯止めの効かぬ食欲の引き起こす災禍は、食った時だけに留まらない。
苦い顔で吐き捨てた。**]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスが零した一音>>567に瞬く。
ルーツの羽音の間に聞こえる声>>571にはにっと口の端釣り上げる。]

 其処まで想われてるとは思わなかった。
 ――自分以外の血は、甘い、とかじゃなくて?

[血に酔いやすいのは子供だからかうちに眠る獣のせいか。
分からぬままフランシスは違うのだろうかと首を傾ぐ。]

 ふうん、そっか。
 えー、だって、知りたいし。
 いつかフランシスみたいに保護者するかもしれないし
 そういう時に知らないと困るだろ?

[鮮やかに染まる頬を見ながら、止める言葉に不思議そう。]

 ……そっか、するんだ。
 ふぅん。

[珍しく不満げに、くちびるは結ばれヘの字を描いた。]

(574) 2014/11/21(Fri) 01時半頃


 うん……
 きもちいい、よ……

 フィリップ、もっと……
 フィリップが、気持ちいいなら、嬉しい……




 フィリップの、すごい……

[勃ち上がったものをみて、こくりと息を呑み。
 手を伸ばして、触れようとした]
 


 うん…………一緒に  気持ち良く
 なりたいから…………

[目に焼き付けるように しっかり見る]
[こんなに触れ合って 離れられるのか?
 頭をよぎるのは そのこと
 けれど ラルフが血の味を覚えて
 どうなってしうまうのか?
 ーーーーそのことを知りたいと思う

 本当に背負ってしまったのか
 それなら それなのに 離れるのは
 何か違う気がして 迷い
 触れ合うことに流される]

 そ…………かな?
 ラルフの 触ると 震えるの かわいい

[ラルフが息を飲むのに 目をまたたかせる
 けれどその間も一瞬]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの視線>>580がそれるを感じ、
ふむ、と頷き寝台の二人の動きをじと見遣る。
ラルフがそれなりに動けるようになるを見て
少しは回復しただろうか、とそんな事を考えて]

 ――…特に甘いンだ?
 へぇ、それは嬉しいかも。

[にんまりと笑み湛えて機嫌がなおる風。
正論、と言われればしたり顔で]

 これから必要になるかもしれない知識だし
 覚えておいて損はないだろ。
 ……少しだけ?
 んー、やっぱひとによって違うンだ。

[少しばかり安堵したように頬撫でる手に目を細める。]

 された奴が羨ましくなった、だけ。

(584) 2014/11/21(Fri) 02時頃

ドナルドは、寝台の二人の、事が済むを知り、視線を離した。

2014/11/21(Fri) 02時頃



 フィリップ……
 うん、もっと、いっしょに……

[孔雀石に微笑みを向け。
 触れ合う心地よさに蕩ける。

 離れたくないと、思う心のままに。

 血の味を覚えた高揚はいまは摩り替わっているけれど。
 どうなるのか、という不安は、ない]

 ――嬉しい、けど、
 かわいい、は、 ああ――っ

[言いかけた言葉は、昂ぶりに触れるフィリップの手で言葉にならず。
 強い快楽に、身を震わせてあえぐ]


ドナルドは、再び聞こえる声にまだ済んでないのだと知った。が、熱の解放というより戯れか、と認識しはじめ。

2014/11/21(Fri) 02時頃



 こうしたらーーーー絶対 気持ちいい
 
[琥珀のとろけるのを
 もっと蕩けさせたい 蕩けたい
 だから 一緒にと思えば]

 ごめん…………だって……
 いまも手の中 びくびくって

[一緒に溶け合ったら 食べなくても
 一つになれそうと錯覚すると
 食べるよりも気持ちがいいしよかった
 と 離れ難いままの行動肯定で言い訳]


【人】 小悪党 ドナルド

[揺れる緑>>588をチラと見遣る。]

 毒なら怪我しないようにした方がいっか。

[なら更に気をつけようと思う。
教えられる事にはなるほどと頷いて]

 そういうもんか。処理、された事ねぇからわかんねぇえけど

[フィリップとラルフが此方の目を気にせぬのは処理だからか。
没頭していて見えない可能性も考えられる範囲ではあるが]

 処理、なら割り切れるけど
 好きなひととだと割り切れねぇだろ。

[耳朶に触れる温度に微か肩が跳ねる。
フランシスの尋ねに眉を寄せて悩むような顔で]

 してほしい、けど、我慢できなくなりそうだから。
 飼い慣らせるまで、ダメ、だろ?

(594) 2014/11/21(Fri) 02時半頃


 きもち、いい……
 フィリップ……フィリップっ

[一緒にされる行為に、快楽に染め上げられる。
 フィリップに鳴かされる行為を受け入れて。

 ひとつに解け合うような、錯覚。
 フィリップの手がもたらすすべてに、気持ちよさを感じている]


 ん 俺も……これ  ラルフのが

[脈打ち刺激を加えてくるのもあったけれど
 ラルフの甘い声が
 彼の手で快楽に染まっていくことが
 どうしようもなく 煽られて]

[ラルフの些細な行動が 全てを
 心地よさや快楽に変わって行く]


ドナルドは、フィリップとラルフを若い、と思うあたり自身も歳かもしれない、と複雑に思う。

2014/11/21(Fri) 02時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 02時半頃


 フィリップ……、
    ふぃり、っぷ

 ……きもち、いいっ

[あふれ出る快楽に名前を呼ぶしかできず。
 乱されるまま、心のなか、素直に気持ちよさを伝えて。

 フィリップが昂ぶるのを感じてまた、熱が上がる。
 快楽が途切れなく続く感覚に身体を震わせ]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシス>>598に頷く。]

 まあ、処理、出来るンじゃねぇかな。
 これまでもそうしてきたし。

[たぶん、と締めくくられる言葉に微か首を傾げるが
そのたぶんが何を思い紡がれたかは知れず]

 割り切れる相手とならアリなんだろうけど
 ……や、身体重ねて絆されることもある、か。

[考える風に眉を寄せる。
吐息の音色が耳朶を擽りくすぐったげに首を竦めて]

 ちゃーんとフランシスに教わった事覚えてるだろ?
 飼い慣らせるの、いつになるかわかんねぇけど。

[薄く薄く血の滲む傷口にくちびる触れるを感じ
少しばかり照れたように目許が淡く染まる。]

(607) 2014/11/21(Fri) 03時頃

 うん…………おれも 気持ちいい
 ラルフ…………頭 焼けそう


[かいらくで染まり上がった思考が
 心の中の充足につながる
 溺れそうなほどのそれは
 自分が感じたものか
 ラルフが感じたものか

 互いに感覚を分かち合う]



 ラルフの……きもちい……

[その熱も 肌も 心も
 触れ合うもの……全てが]


【人】 小悪党 ドナルド

[血とは別の体液の匂いが漂う。
換気、という言葉が頭を過るが外は吹雪か。
窓開けるも宜しくないかと思い思案気に。]

 ――……。

[熱の処理ならシーツを取り換えたり世話を妬けるが
仲睦まじく寝台の二人にそれをするも憚られた。]

(612) 2014/11/21(Fri) 03時半頃


 ああ……フィリップ……
 きもちいい……すごい、フィリップ……

[満たされる感覚に眩暈がする。
 ただ、気持ちよさだけに満たされて。

 どちらのものかもわからない快楽に翻弄される]

 フィリップ、きもちいい……

[同じように快楽を得ている。
 その姿が嬉しくて。
 それがまた、気持ちよさにつながっている]



 きもち、よかった……
 フィリップ……ありがとう……

[嬉しそうな。
 とろけたような、思考。
 後始末、とか、考えはするけれど、身体は動かず。
 そのまま、眠りに落ちた]


[ドナルドを襲って。
 血の味を覚えて。

 快楽におぼれたけれど。

 目が覚めた後、血の味を覚えたことによって、どうなるか。


 いまは、まだ、わからない**]


 俺もーーーーーーー
 ーーーーーラルフが気持ちいい

[同じように快楽を得るのが ラルフだから
 同じように蕩け合うのがラルフだから

 他の誰でもない ラルフの姿 声 温もり
 全てが尊くて
 ……この気持ちなんと言うのだろう?]


 俺も……気持ちよかったから

[双方のそれは 互いに痛いほど伝わってて
 それでも改めて 心で思うラルフの
 うとりとするラルフの頭を抱き寄せて
 心地よい疲労に浸る]

[ドナルドの血のえいきょうがこれで済めば
 それは安堵とともに嬉しいことだけど……
 今はただ 次のラルフの目覚め その時を思って]


【人】 小悪党 ドナルド

[何と声掛けて良いかわからない。
フランシスをちらと見遣る。

そのまま眠り翌朝その身をもって学ぶもありだろう。
眠ってしまったように見えるラルフを起こさず
処理するのも難儀だと思う。

それより寝る場所は如何するか。
自分たちの寝泊りする部屋だが
このままの状態で寝るのも躊躇われる。]

 ――…なんか、
 ルーツと同じである意味自由だな。

[ちらともう一度フィリップに目を向けて息を吐き出す。**]

(625) 2014/11/21(Fri) 04時頃

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