30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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まぁ、そんなとこ。
[プールサイドへゆるく泳ぎつつ、涼んでいたのかとの問いに頷く。
暑いから。そうきっと、暑いからなんだろう。]
目? [言われて、はっと片手で半面を隠す。]
あぁ、これは…割と最近なんだ。コッチの学校に転ってくる少し前。 まだ…なかなか慣れねぇ。 [そういえば、モノクルをしていたなと思い至って、そのレンズ越しの目を見上げた。]
(4) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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[暑さのせい。
そう、この夏の暑さと…あの薔薇があまりに鮮やかなせいだ。
抑え切れぬ何かが、胸の奥で暴れ続けているのは。]
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[忠告には、こくりと素直に頷く。] 根詰めると頭痛くなるもんな。 …勉強遅れてるから、少しは何とかしなきゃならねーんだけど。
で、…アンタも?
そう言うのはダテで付ける奴が多いから、そうかと思ってた。
(10) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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あと… [気づいていたのだか、しばし口にして良いのやら迷った問い。]
それ、どうしたんすか? 随分大荷物…。
(24) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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…若気の至り……?
いや、すんません。なんか変なこと聞いちまって。
[若気もなにも、今だって若いのだろうけれど。]
…悪戯程度で済みそうにないときって、どうすりゃいいんすかねぇ…。 [謎掛けにはなんとなく察するものの答えられず、代わりにぽつりと零すのは先程のどう仕様も無い罪悪感。
少なくとも、ルームメイトの彼よりは、その方面に強いだろうとアタリをつけたのは、なんとなくモテてるだろうなという雰囲気から。 流石に件のルームメイトが密かに思いを寄せているなんてことは知らない。]
(32) 2010/09/04(Sat) 01時頃
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じゃ、上がってメシ喰ったら…、 …いや、手があいたら行きます。
[すぐ行くと言わなかったのは、やはり気まずくて逃げてきてしまった部屋の住人が気になったから。]
(34) 2010/09/04(Sat) 01時頃
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思いを遂げたはずなのに満たされないのは何故なのか…。
求めて止まないものは……
―― 何? ――**
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[水から上がれば、冷え切った身体は酷く重たい。 それでも精神的には、先程よりは少し落ち着いてはいた。
適当に水気を拭って着替える。 スラックスはちゃんと履いたが、シャツはバサリと羽織るだけ。 濡れた髪もそのままに、アイパッチだけはきちんと付けた。]
(57) 2010/09/04(Sat) 01時半頃
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[濡れた水着とタオルをひとまとめにナップサックに詰めて、ダルそうに寮へと帰る。
途中、薔薇園でふと振り向くと、茂みに小さく身を丸めた少年が、縋るような目付きでこちらを見ているのに気づいた。]
…何……? [見上げる彼は、口許に小さく指を立てて。
少女のように整った顔と華奢な身体と長い銀髪と。 その目元が赤く腫れていたのは、もしや思わず想い人の居る窓をそっと覗いて、その先の激しい秘め事を見てしまったからなのか。 それは事情を知らぬ編入生には、分からぬこと。 ただ、身を隠しているのだということだけはわかったから、黙っていてと訴えるその目に、小さくうなづくよりほかなかった。]
(61) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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[少年の目は訴える。胸が苦しいと。耐えられないと。
叶わぬのならばいっそのこと、身も心も壊して忘れさせて欲しいと。
風が吹く。濃厚に香る赤い薔薇。]
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[ふと押さえる額。 目眩がしたのは日差しと香りにやられてか、それとも慣れぬ片目の視界が歪んでか。
零した吐息は熱くて、一度かくれんぼ中の下級生を見やってから、寮内へ入る。
自室のドアの前で立ち止まり、一呼吸して気まずげにノックを二つ。]
(65) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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…うぉ!?
[開けようとしたドアが目の前で押しあけられ、ごちりとしたたかに額を打った。
思わずしゃがみ込み、額を押さえて唸る。ちょっと涙目。]
(68) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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…ぅ、…すんませ………
[クラクラと目眩。あたった瞬間星屑が飛んだかもしれない。 切れてはいないのだろうけど、コブくらいはできてしまいそう。]
(70) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
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…いや、その……
なんか、俺の方こそ…色々心配かけちまって。 目測誤っただけだし、熱くてのぼせてしょうがねーからちょっと泳いできただけだし…
[だらしなく羽織っただけのシャツ。 濡れた赤毛からの消毒薬の匂いでプールに行っていたことは容易に想像がつくか。]
(73) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
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すんません…
その、ベネさんよく寝てた…から。 [気まずそうに弁明する姿は、やはりしつけ中の犬。]
(75) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
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…ベネ…さん……?
[頬へと伸ばされる手を振り払うことはなかった。 そんな風に、縋るように言われるなんて思わなくて。
けれど、傍にいるのが怖い。 近寄れば、シャツに吸われたか寝汗の匂いが鼻へと届く。 それが、あまりに生々しすぎて、自分を抑えられなくなりそうで。
吐息が熱を帯びそうになる。 深呼吸をして、額の痛みに意識をやって、やり過ごす衝動。
代わりに痛みが増したから、小さく呻いて額をさすった。]
(79) 2010/09/04(Sat) 03時頃
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ドナルドは、小さくうなづいて、大人しく治療を受けにいく**
2010/09/04(Sat) 03時半頃
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[隻眼の視界は、今は薬品庫に向かう背中だけを見つめて。 薬の匂いがキツイからか、多少は落ち着いていられる。
嗅覚がやけに敏感になったのは、視野の片側を失ってからか…それとも……
幾度か声をかけようとして、やっぱり出来なかった。]
(88) 2010/09/04(Sat) 09時半頃
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…すんません。 [ぽつりと小さく答えて、湿布を受け取る。
互いに距離を取るような気まずさ。 その年上のルームメイトがどんな思いでそんなことを言うのかを、察することが出来るほど気が利く訳ではなく、自分の事だけでいっぱいいっぱいで。
心と身体はいつもちぐはぐだ。 忌まわしい欲情は感情とは別に動くから厄介で。 慕う心と裏腹に、衝動は何処へ牙を剥くかわかりはしない。]
(94) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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[うまく飼いならす方法も知らぬまま、力だけはついてしまったから。 …首輪も鎖も無かったら、狂犬の暴走を止められる奴は恐らく居ない。 今は不在の隣室の男ならば、あるいは…といったところかもしれないけれど。
訳在りの危険物の監視に、敬虔で真面目なベネットをつけた大人たちの目論見は、それなりに正解ではあったのかもしれないけれど、 寮生達の複雑で後ろめたい人間関係までは、大人たちも把握してはいなかった。 様々なしがらみや慣習や人間関係を教えるには、真面目な彼は些か不向きだったのかも知れぬ。
押さえの効かぬケダモノは、寮内において危ういバランスを保っていた人間関係を知らず掻き乱していくかもしれない…]
(96) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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[手洗いシンクの上の小さな鏡を、長身を無理に屈めた姿勢で覗き込みながら、 額にぺたりと貼る湿布は、なんとも情けなく滑稽な姿。]
…うーわ、かっこわりぃ…… [濡れた前髪をあげたり下げたり…なんとか誤魔化そうとするもなかなかキマらないようだ。]
(98) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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[その言葉はさほど大きな声では無かったのだろうけれど、 胸には鋭く突き刺さるようで。]
…嫌いって訳じゃ、ねぇんです。
[低い声は、室内の静かな空気を僅かに揺らす。
この複雑な感情を、未熟な魂はうまく伝えられない。]
(101) 2010/09/04(Sat) 10時半頃
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…ベネさん。
[プール上がりの冷えた肌。その背中に感じるぬくもり。
少なくとも自分の中では、この年上の少年は真面目で高潔で綺麗なままだから。 穢れたどす黒い自分の中のケダモノが、それを壊してしまいそうで怖い。]
…たいせつ、なんすよ。
だから、アンタみたいな人が、俺に関わっちゃ…いけない。
[鏡の中の自分の顔はあまりに情けなくて、見るに耐えなくて目を伏せる。]
(110) 2010/09/04(Sat) 11時半頃
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[ぐ、と拳を握り締めて、決壊しそうな理性を留める。]
壊したくない…んすよ。 …俺、壊し方しか知らない。
……だから。
(114) 2010/09/04(Sat) 12時頃
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…すんません。
[なんだか今日はずっと謝ってばかりだ。 セシルにも、ベネットにも。
彼はダメで、彼なら別にいいのか。 そんな己の醜さに自己嫌悪は募るばかりで。
情けない表情を見せたくなくて、背中を丸めてそっと出て行く。]
(123) 2010/09/04(Sat) 12時半頃
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[重い扉が閉まる音は、広い廊下に響いた。
そこに立っていたのは…長い銀髪を揺らした少年の姿。 小柄な彼はうなだれた隻眼を見上げて、まだ赤味の残る目元を、少し細めた。]
『おなじ、だね。』
[かけられた声に、訝しげに瞬くと、下級生はクスリと寂しそうに笑った。]
『だって…君も、さっきのわたしとおなじ目、してる。』
[面食らうこちらへと、しがみ付いてくる華奢な腕。 銀の長い髪が揺れるたび、漂う濃厚な薔薇の香りにどきりとした。 耳元で微かに囁かれるのは、先ほど庭で匿った事への礼と…。]
(129) 2010/09/04(Sat) 13時頃
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『…忘れたいんだ。
苦しくて欲しくてたまらないのに、あの人は夜空の月みたいに遠いの。 叶わないんなら、いっそ壊れてしまいたい…。』
[華奢なその白い手が、アイパッチ越しに横顔を撫でる。 その手首に残る鮮やかな赤。
髪の香り、薔薇の香り。それがあまりに濃厚で、思考は次第に染められる。 まだ乾ききらぬ襟足へとまわされる白い腕。爪先立ちの不安定な姿勢で、唇の先端だけを重ねてくる。]
…まて、…お前…。 俺、優しくなんか、できな…っ [言いかけた言葉と共にふさがれた唇。 蕩けるような感触に思わずへたり込めば、丁度小柄な彼からしやすい高さになってしまって。 貪られる唇は、あまりに優しく情熱的な感触。]
『もう…いいの。優しくなんてしなくていい。』
[いっそ投げやりな態度で、縋りついてくる下級生の誘惑になにも抗えぬまま。]
(132) 2010/09/04(Sat) 13時半頃
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『─今夜、薔薇の木の下で…逢って。』
[耳元に残った、囁き。 惚けたまま、揺れる銀髪が遠くなるのを眺めていた。]
(133) 2010/09/04(Sat) 13時半頃
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ドナルドは、ベネットが居るはずのドアの向こうを一度振り向き、背中を丸めて其処を後にした。
2010/09/04(Sat) 14時半頃
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[額に湿布を張ったままの滑稽な姿は、前髪を引っ張って降ろしても結局どうにもならなかった。 頭痛がするのは打ったせいか、それともあの子の香りに当てられたせいか。 だらしなく羽織ったままのシャツに香る、薔薇の残り香。
少し部屋で休もうと思って、ふらりと廊下を行く。]
(144) 2010/09/04(Sat) 14時半頃
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[窓越しに眩しい夏の日差し。
隻眼を細めれば、咲き誇る薔薇の茂みと金色の髪。 目があったような気がして、小さく会釈した。]
(146) 2010/09/04(Sat) 15時頃
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[呼ばれたような、そんな気がして庭へと降りる。 じり…と熱い日差しが黒革のアイパッチを焼いた。]
…そこ、好きっすよね、先輩。 [水やりをしていた姿を思い出して、そんなことを言う。]
(148) 2010/09/04(Sat) 15時半頃
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[告げられたその言葉にぎくりとして、翡翠色の瞳を見下ろした。]
…なんとなく、は。 [誘っていた、あの下級生。そう言う場所なのだと教えられたこと。 いかに鈍感でも、そのくらいは察することが出来た。]
さっきは、なんっつーか…とんでもないとこみしちまって、すんません。 …通りすがってくれなかったらきっと…取り返しの付かないコトしでかすところだったから。
[辛いことでも、と問われてうなづく姿は叱られた犬のよう。]
…時々、自分を抑えられなくなっちまう。 頭に血ィ昇ると、なんかいろいろ…わかんなくなっちゃって。 ベネさんも色々心配してくれるのに…近くに居ると、ヒドイことしちまいそうで怖いんだ。 [彼にはもうバレてしまっているのだから、正直に言うしか無くて。 軽蔑の目で見られるのが怖いから、逸らした目を合わせることが出来なかった。]
(158) 2010/09/04(Sat) 16時頃
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ドナルドは、しょんぼり佇んでいる。**
2010/09/04(Sat) 16時半頃
ドナルドは、フィリップに小さくうなづく。…きっと、両方だ。*
2010/09/04(Sat) 16時半頃
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─ 中庭 >>165 ─
…これ、くれるの…か? [渡された硝子玉を不思議そうに見つめ、言われるままに真似て空へとかざす。 逆さまにひっくりがえり、キラキラと気泡輝く変色した世界。
プールの水の中から見上げた、蒼い太陽を思い出した。]
…きれいだ。 [それ以上の言葉は、思いつかなかった。 ただその小さな球体の中の歪んだ世界にぼんやり見とれて。]
(220) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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[ぽつりとこぼれたフィリップの本音に、小さくゆっくりうなづいて。]
…あるな。 いっそ、ケモノにでもなっちまえば…とかね。
[わずかに浮かぶ表情は、苦笑いにしかならず。 もう一度硝子玉越しに空を見上げた。]
試してみる、ありがとう。
[幾度か指先で転がして、大事そうにスラックスのポケットへと収める。 生地の上から一度、コロリと中で転がした。]
(222) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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[囁かれる誘惑に、はっとして。迷うような視線を返す。
ふわりと淡く香る薔薇に、ずきりと頭が痛んだ。]
なに、いって…
[隻眼の平坦な視界は、現実味を失ったまま。 一度理性が決壊すれば、ただの悪戯ではきっと終われないから…それを恐れた。]
(230) 2010/09/05(Sun) 00時半頃
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…加減、わからねぇんだ。
やりたいようにやったら、きっとぶっ壊しちまう…。
[堪えるように目を閉じ、だがきっと拒むことも出来そうにない。 鼓動と同じリズムで脈打つ頭痛が消えない。]
(240) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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…それとも、一番大事なもんじゃねぇなら、
大事にしなくても、構わない…?
[壊してと、そう囁いたあの銀髪の子が、脳裏をよぎった。]
(241) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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[片目を失ったのは、取り返しのつかぬことをした代償だから。
暴れだしそうな裡のケモノを抑えこみ、見えぬ理性の鎖が軋むような音を立てた。
拮抗はきっと、とても危ういバランス。]
(247) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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……ぁ。
[その瞳が滲むのを、黙ってみていられなくて。
抱き寄せる腕はきっと、求められたものとは違う意味。 けれども触れ合えば、互いの体温は伝わり合ってしまう。]
(255) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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…なんつーか…その……
[ただ、泣かれるのは嫌だっただけ。]
………すんません。 [消え入るような声で詫びながら、そっと金色の髪を撫でた。]
(264) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[小さく、素直にうなづく。 ポケットの上からそっと、硝子玉に触れた。]
(267) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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[セシルとの行為の間につけられた青い薔薇の香り
思えば、香を嗜む彼にしては直ぐに気がつかなかったのは
…とっくにその濃厚な薔薇の香りは彼自身の身体に染み付いていたから―**]
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[その言葉に、どう答えていいのかわからなくて。 撫でられる髪。
去っていく姿をただ陽の下で見送る。]
[まだこの時は、貪欲なケモノを繋ぎ止める鎖は断ち切られていなかった。*]
(275) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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[一番焦がれるもの、欲しいもの。 それは不可侵でなければいけないもの。
神聖化されるほどに高潔だと信じた相手に募らせる思いは、 「手の届かぬ月」なのだと訴えた下級生が抱くものととても似ている。
薔薇の木の下でとの約束。 いっそすべて捨てて狂ってしまいたいとの思いも、きっと彼とよく似ている。
狂ってしまえば、吹っ切れてしまえば、力尽くで手にすることも出来るのだろうか。]
(276) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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─ 自室 ─ [夕暮れの室内には、やはり帰ってきた形跡はない。 同時多発的家出事件が続出しているとかしていないとかはさておき、 傍に居ないことは、開放感と寂しさとが入り交じった変な感覚。 洗いたての洗濯物の日差しを吸った良い香りと、窓を開け忘れた部屋の中に淀んだ空気が混じり合う。]
…は、ぁ…… [ドアを閉めて、小さな深呼吸と共に溶ける自制心。 今ならきっとバレないだろう。留守番の子供の、ささやかな悪さ。 主の居ないベッドの、枕をそっと抱き上げて顔を埋める。]
ベネ…ッ……… [床にぺたりと座り込み、背中を小さく丸めて抱きしめて。 柔らかなそれは、染み付いたあの人の香り。 その生々しさと、こんなことに欲情する後ろめたさとが、ぞくぞくと背筋を駆け上がり、背中を小さく震わせる。]
(293) 2010/09/05(Sun) 09時頃
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……んっ、…んんっ………! [窒息しそうなほどに顔を埋めて貪って。 思わず漏れるくぐもった声。
欲しくて、欲しくてしょうがない。 これではなく、これにとても良く似たものが欲しい。
くらくらと、頭の芯が痺れていく…]
(294) 2010/09/05(Sun) 09時頃
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ドナルドは、胸が潰れそうな酷い罪悪感と共に、ベネットのベッドを整えなおしている…
2010/09/05(Sun) 12時半頃
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[室内はいつの間にか暗く、庭に差し込んでいた夕映えも色褪せて闇の中。 満たされぬまま、虚しさと自己嫌悪に息が詰まりそうで、 思わず開ける窓。 カーテンを揺らす風は、目眩を誘う薔薇の香り。
凭れた窓の下、銀色の髪が揺れる。 泣き腫らした薄氷色の瞳。薔薇色の唇が、ちいさく乞うように動いた。]
(327) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[窓枠へと掛ける足。 危ないと咎められた事が脳裏を過る。
容易く越えられることも、越えてしまえばもう戻れないことも、ちゃんと分かっていた。 それでも…咎めるものは傍には居らず、押し込めた衝動はもはやどうにもならない。]
(328) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[とん、と窓枠を蹴り、ケモノは檻から解き放たれた。]
(329) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[ザ…と揺れる葉擦れの音。 十分に身を屈めて勢いを殺しても、着地の衝撃に膝は軋む。 立ち上がる前に、肌蹴た胸に飛びついてくる長い髪の姿を、半ば押し倒されるように抱きとめて。
薔薇が香る。
「どうにでもして」と囁く甘い声に誘われて、 自暴自棄のままに奪われる唇に荒々しく応えてしまう。]
(330) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[薔薇の香に溺れ、長い銀髪に搦め捕られるかのように、もはや逃げられぬ。 ぎしりと体を入れ替えて、草の上に押し倒す華奢な身体。 引きちぎるように衣服を乱して、露にした白い肌へと貪りつく。
耳に届いた声は、悲鳴か嬌声か。]
(336) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[堪えられぬ衝動を留めるものはもう何も無い。 ベルトを緩めて取り出す凶器は、行為の残滓に潤んだままの赤く咲いた蕾を探り当てて。
愛撫も碌にせず、強引に捩じ込む。 背中に爪を立てたまま、華奢な体は強く仰け反って啼いた。]
(338) 2010/09/05(Sun) 14時頃
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[無惨に引き裂かれ、散らされる赤い花弁。 咲き狂う赤い薔薇の木の下で、その行為は一方的な陵辱。
それでも、薔薇の呪いに狂った美しき銀色は、その長い髪を草の上に乱して、うわ言のようにもっと、もっと…と強請るのだ。 抱きすくめ、強く強く揺さぶって、互いの肌へと刻まれる鮮やかな赤い棘の傷。]
(340) 2010/09/05(Sun) 14時頃
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[息も絶え絶えに縋りつく華奢な少年は、組み敷くケダモノの左の鎖骨へ、 ガリリと強く歯を立てた。 身体へ染みこんでいく薔薇の香りに、赤い血錆の香りが交じる。]
…くッ、…があぁぁぁぁっ!!! [どくりと大きく脈打ち弾ける衝動。 腕の中の華奢な白い背も痙攣するように震えて。
赤い香りの中に、新たに混ざる違う色の香り。 二人折り重なって、暫くは荒い呼吸だけを繰り返す。]
(344) 2010/09/05(Sun) 14時半頃
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[既に魂は搦めとられて、逃れられぬ薔薇の呪いの虜。 銀の髪の少女じみた少年は妖艶な夢魔が如き様相を浮かべて、アイパッチごしに潰れた片目へ口付ける。
抜かぬまま身じろがれては、一度果てた箇所はまた熱を取り戻して…]
(345) 2010/09/05(Sun) 14時半頃
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[誰かに見られていることになど、気づける余裕があるはずもない。 誘われるまま導かれるまま、まるで身代わりにするように叩きつけるのはずっと堪えてきた衝動。
それでも渇望は何処かで、代用品では満たされぬと知っていた。]
(347) 2010/09/05(Sun) 14時半頃
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[ただ、力尽きるまで、骨の髄まで貪るように。
…いや、寧ろ搾取されているのだ。 薔薇の呪いに狂わされ、精気をこの茂みに捧げるために。**]
(352) 2010/09/05(Sun) 15時頃
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…足りない、まだ…足りない。
[うわ言のように呟く赤い思念は掠れ声。
共に交じるノイズは、もっと欲しいとねだり甘える下級生のもの。]
ドナルドは、どこをどう歩いてきたものか。抜け殻のように虚ろな様子でひとりシャワーを浴びている。
2010/09/05(Sun) 22時半頃
|
[水音と共に排水溝へ流れていく行為の残滓と滲んだ血。 無理矢理引き剥がされていた心と身体がようやく繋がっても、さほど経験のない身にはあまりに刺激が強過ぎた。 すでに身も心も青い薔薇の虜。 己の下で艶かしく身をくねらせる華奢な肢体も、鎖骨に残された噛み傷も、あまりに鮮やかであまりに不確か。 薔薇の香りと共に奪われた唇。 一度無理矢理引き裂かれてからは嫌悪感しか無かったはずの箇所すらも、背筋をかけ登るほどの強烈な官能を与えていて。
零れる吐息は身も心も染まり切った薔薇の香。 覗き込んだ鏡の中の姿は、酷く蒼ざめやつれて。隈の浮いた隻眼だけがギラついている。]
…はぁ、はぁ……。 [壁の鏡に手を付き、シャワーの雨に打たれて。 夢では無いとわかるのは、身体に刻まれた薔薇の棘の痕。 それが滲みて痛むたびに、どうしようもなく煽られる。
もう、戻れない。 理性はとうに……。]
(447) 2010/09/05(Sun) 23時頃
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|
…お? あぁ。 [ルーカスに声をかけられて、慌ててうわべだけは取り繕った。
身体の傷も恐らくは、アイパッチを外した顔の異様さに気を取られて気づかないはず。
洗っても洗っても、薔薇の香りが抜けぬことには気づかない。]
(452) 2010/09/05(Sun) 23時頃
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|
そうかもな。 こう毎日暑苦しいと男臭くてイヤだわって、寮母さんいってたし。 [口ぶりだけはいつも通りに。 だが、青い片眼は隣でシャワーを浴びる彼を値踏みするように鋭く見て。
分かるほど香りが届けば、誰もが願望を煽られる。 普段押しとどめているものほど強く。]
(457) 2010/09/05(Sun) 23時半頃
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|
…アンタは帰省しなかったのかい? 家族とか、故郷に居るんだろ?
[シャワーを止めてタオルで赤毛をぞんざいに拭きながら問う。 視線の合わぬまま続けるいつも通りの他愛のない会話。]
(466) 2010/09/06(Mon) 00時頃
|
|
そっか…。 俺ァまぁ…色々あってね。ほとぼりが冷めるまではコッチで暮らせってさ。
["事件"の首謀者…抵抗して怪我をさせた相手はよりによってやんごとなきお方の遠縁で。 上下関係の厳しかったあの場所の影で蔓延っていた酒と煙草と暴力と。 流石に片目を失明した奴が出ては、もみ消そうにももみ消せなかったということらしい。
口止めに出た多額の傷病兵手当てと年金。 それと引き換えにこの学校へと半幽閉されているような待遇だ。]
…ん? [ラルフの視線に気づいて、白濁した左目も瞬いた。]
(476) 2010/09/06(Mon) 00時半頃
|
|
[ベネットというお目付け役を傍に付けられているとは言え、 軍隊仕込みの核弾頭はその風体も相まって素行も悪かろうと思われている。 そんな立場であるならば、多少のあちこちの傷くらい気にかけるほどのものでもないだろう。
鎖骨についた赤い歯型が、荊の棘の如き模様に変わりゆくのも、肩にかけたタオルで今は見えまい。
それなりに立派なものを隠しもせず、逆に不躾に相手の得物を値踏みすらした。]
(480) 2010/09/06(Mon) 00時半頃
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