68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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― 独白・あまり重要でない幕間4 ―
ああ、そうそう俺、一応いいとこの坊ちゃんだったんだ。いや、本当だって。由緒正しい男爵家。ナイトだっけか?まあいいや、俺にゃ関係ない。
次兄が医者でさ。18のとき、俺も医科大に入った。だけど、やっぱ無理なのな。 人の命を壊したい俺に、医者なんて務まるはずもなく。結局、教養課程で挫折して1年で辞めて、ついでにそのまま家を出た。
(41) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間5 ―
19で家を出て、ふらふらしてたところをとある鍵師に拾われた。
そいつに弟子入りして使いっ走りをしながら、そのうち、師匠の裏稼業を手伝うようになった。アブない薬の運び屋とか、情報屋まがいの事とか。ついに俺は自分に相応しい場所を見つけた、と、喜んだもんさ。
(42) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間6 ―
初めて殺しをやったのは、21の時だった。
そいつは娼婦だった。それなりに気に入って、何度か買った後。仕事を済ませたあいつは、俺に言った。
『――お得意様が、さあ。アンタよりよっぽど金払いのいい奴。 あたしの客にアンタが居るの知って嫌がってんだ。悪いケド、今日限りにしてくれるかい?
ていうか、さあ…。聞いたよ、アンタ貴族サマなんだって?人間堕ちりゃ堕ちるもんなんだねえ。なんで良家の坊ちゃんがそんなんなっちまうのさ。
それにさ、気持ち悪いんだよアンタ。自分より弱い奴しか相手にできないんだろ。蛇みたいな目ェしやがってさ。いや、どっちかというと小っちゃい蜥蜴ちゃん、か。
(43) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間7 ―
ま、悪く思わないでおくれよ。――弟子が同じ女と寝てんのは気に入らないんだってさ。 アンタがあいつの弟子だったとはねえ…。道理で似てると思ったさ。
くく、色々仕込まれたんだろ?あの変態に、さあ。』
その日の記憶は、そこで途切れている。
翌朝の新聞で、その娼婦―名はノーマ、といった―が死んだことを知った。
否、理解した。 洗面台に投げ捨てられた血染めのシャツの理由を。
(44) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間8 ―
それから、俺は便利屋の仕事をしながら、ちょくちょく趣味で殺しをやるようになった。
元々素質はあったのだ。それが、ふとしたきっかけで解放されただけ。
兎も角そうして、今の俺が出来上がったというわけよ。ザック・ザ・リッパー、とでも名乗ってみようか?ひひ。
――ああ、解ってるよ、つまんねえ。洒落は苦手なんだ。
(45) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間9 ―
路地裏で、あのでかい男に会った時。
ひと目見た瞬間に、解った。こいつは俺の獲物だ。
そういう奴に出会うと背筋がぞわりとして、気分が高揚する。あいつが苦しみ泣き叫ぶさまを、見たい。許しを請う姿を、殺してくれと乞う姿を。
一目惚れっていうのかね、こういうのも。
(46) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 独白・あまり重要でない幕間10 ―
シリアルキラーに良くあるような、同情すべき身の上なんか、俺には無い。
親父は役人だし、お袋はいいとこのお嬢。二人の兄貴は弁護士と医者。弟は教師で妹が看護婦。 両親は俺たち全員に惜しみなく、平等に愛を注ぎ、兄妹も皆両親を愛していた。絵に描いたような、幸せな家族。
――俺だけが…俺だけが、こうなった。
一体何処で間違えた?
(47) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/26(Wed) 11時半頃
ザックは、リンダがよろめきながら走り去るのを満足げに見送る。『――いーち…にーい……』
2011/10/26(Wed) 11時半頃
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― 広場→ ―
…はーち、きゅーう……
じゅう。
[『鬼』の俺は十数えて、ミイラを追って広場を出た。
――いや、もうその姿はミイラには見えていなかった。 あの路地裏で出会った長身の男。無彩色に近い色のコートがはためくのが、遠くに見える。
ああ、あいつの名前はなんと言ったっけ。]
(48) 2011/10/26(Wed) 11時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/26(Wed) 12時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/26(Wed) 18時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/26(Wed) 18時頃
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― 裏通り ―
[細い路地のが迷路のように連なる裏通り。二つの血の跡が、ぽつりぽつりと列をなしている。
首筋の傷は深そうだ。上着がじっとりと濡れて肌に張り付いている。時折軽く眩暈が襲ってきて、立ち止まっては溜息をついた。
痛みは、薄れてきている。 獲物を前にした興奮のせいか、最早痛みを感じない程に傷が深いのか。まあ、どちらでもいい。
長身の男に対して感じた『美味そうだ』という感覚は正直、初めてだ。これまで殺した人間を喰ったことは…あまり、ない。全然ない、とは言わないが。
まあ、それでもあまり美味いものじゃない。Ed Geinなんかと一緒にされても、困る。]
(55) 2011/10/26(Wed) 18時頃
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ザックは、大きめのナイフを一本、ホルダにしまった。
2011/10/26(Wed) 18時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/26(Wed) 20時頃
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― 路地裏 ―
[血の跡を追う。その先に、動くものが見えた。包帯を巻かれた犬。そして。]
見つけた、ぜ?
[長身の男は壁に手をついたまま、ゆっくりと肩を揺らしている。その表情は、こちらからは見えない。奴はどんな顔をしているだろうか。憎悪か?諦観か?絶望か?想像するだけで、鳥肌が立ちそうだ。
俺は歩み寄りながら、まだ記憶を辿っていた。確かに、名前を聞いたはずなのだ。]
――ああ、思い出した。
…エリック。
(62) 2011/10/26(Wed) 21時半頃
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――さて。お楽しみ、と行こうかね。
面白いもんだよな、テンション上がると痛み感じねえの。 なんかエラい事になってる気配はすんだが。
[胸の辺りまで濡れた上着をちらと見て。]
ああ、後ろの連中が追いつくまでに終わらせないといけないよなあ…『いつもより』時間はねえのか。
…なあ、顔上げろよ、エリック。 今どんな顔してんの?見せてよ俺に。
[奴に挑発の言葉を投げつつ、犬には警戒を向ける。三度も噛みつかれて、たまるかよ。]
(68) 2011/10/26(Wed) 21時半頃
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[男は、エリックは笑った。反抗的な笑み。――ああ。]
…ひひ。そうこなくちゃ、だよなあ。
[唐突に、犬が走り出した。咄嗟に、身を捻ってかわす。エリックが走り出そうとしたのが見えて、反射的に足を狙って斧を投げつけた。]
逃げちゃ駄目だろ?遊ぼうぜ?
[斧の行く末を見届ける間もなく、犬が襲い掛かる。鬱陶しい奴だ。]
(76) 2011/10/26(Wed) 22時頃
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…ちっ。
[エリックが脇の路地に入るのが見えた。 舌打ちして、尚も向かってくる犬に思い切り蹴りを入れる。犬が怯んだ隙に、奴を追って、その先へ。]
(82) 2011/10/26(Wed) 22時半頃
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― 路地の先 ―
…はは。 くく、はは…はははは!
[思わず、笑いが漏れた。 その先は、煉瓦に囲まれた袋小路。こちらを向いた奴の顔には、焦燥が見て取れた。]
残念だったなエリック。 ゲーム・セットだ。
[手斧を、ジャグリングのように投げて弄ぶ。]
何か、言い残したことはねえか? 聞くだけ聞いてやるぜ?ひひ。
(85) 2011/10/26(Wed) 23時頃
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[ゆっくりと、奴に近づいていく。
美味そうな、匂いがする。
その耳を、肩を、指先を、頬を。 ――噛み千切りたい。そんな衝動が、膨れ上がって]
(86) 2011/10/26(Wed) 23時頃
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[さっき蹴り飛ばした犬が、遅れて追いついてきた。足音と、跳ねる気配。]
だから、五月蠅えつってんだろ?
[体を左にかわしながら、あたりをつけて斧で空を裂いた。干からびた犬は、主の前にずさりと着地した。
犬に留めは刺せただろうか。少なくとも、幾らかは傷をつけただろう。次に飛び掛って来た時には、仕留められる。]
(94) 2011/10/26(Wed) 23時半頃
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まあ、これでほぼ万策尽きたなあ、エリック。どうするよ。
[壁際に追い詰められた男に掛ける言葉は楽しげに。反抗的な目つきの中に、ほんの僅か、諦めの色が混じる。そう、この瞬間。獲物が堪らなく愛おしくなる瞬間だ。
右手の斧を、エリックの顔の真横の壁目掛けて投げた。当てちゃあ、いけない。顔は綺麗なまま残してやるのが、俺のやり方だ。
ゆっくりと、壁際に向かって歩く。犬がまだ飛び掛るなら、ホルダのナイフを抜いて、今度こそ仕留める。
そうして、奴の目の前に立って、少し見上げる角度で、その目を覗き込んだ。]
――Trick or Treat?
(96) 2011/10/27(Thu) 00時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 00時頃
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[俺を突き飛ばそうとしたその手を、掴んだ。 覗き込んだ瞳が、大きく揺らいでいる。
俺は女王の手に口付ける騎士の如く、恭しく掴んだその手に唇を寄せる。そして。
――薄い皮膚を、思い切り、喰い千切った。]
(99) 2011/10/27(Thu) 00時頃
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[エリックはどんな声で啼いてくれるだろう。
噛み切った皮膚をゆっくりと咀嚼して、喉に送る。 あのゼリー・ビーンズより、南瓜の形をしたグミより、もっと甘い、ような気がした。]
――思った通り、だったなあ… お前、美味いよ?
(101) 2011/10/27(Thu) 00時半頃
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暴れんなって。 もう、お前逃げられないんだからよ。
――美味しく頂いてやるから、な?
[その手は掴んだまま、子供を諭すような(そんなことはついぞしたことはないが)口調で。気持ち悪い程に、心が凪いでいるのが解る。
だが、あまり、暴れられても面倒だ。 奴の手を掴むのとは逆の手で、ホルダのナイフを取り出した。]
大人しくしろって――
[勢いはつけず、押し込むようにして刃を腹に喰い込ませる。]
(104) 2011/10/27(Thu) 00時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 00時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 01時頃
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[根元まで深く沈みこんだナイフを、再び外へ。 粘性のある赤が、その刃から滴り落ちた。
エリックの胸倉を掴んで、引き寄せる。その血塗れの耳元で、囁いた。]
嘘じゃ、ねえよ。 お前これから死ぬの。
[そのまま、耳朶を含んで――少し舌先で転がしてから、噛み切った。 その肉も、血も。貴腐を連想させるような甘さで。]
(107) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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[あの女――『人間』の姿のままでいた、あの女は。 お菓子が欲しい、と、言った。 ただそれだけだ、と。
あの時は理解できなかった。 今は、解る。]
(108) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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[零れる言葉に、満足げに唇が歪む。]
さあ…なんでだろうな。 わかんねえが、お前が一番美味そうだった、から? ドレスの女が知ってるのかもなあ。
[胸倉を掴んだまま、身を捻って壁とは逆の方向に投げ倒した。その上に、覆いかぶさるようにして馬乗りになる。]
なあ、痛いか?苦しいか? 生きたまま喰われるって、どんな気持ちよ?
[言いながら、ナイフで上着を裂いた。 露になった肩に口付けて、力を込めて、噛み裂く。]
――ああ、お前は、お前自身が、お菓子、なのな。
(111) 2011/10/27(Thu) 02時頃
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そもそも、俺ら何のためにこんな目に遭ってんだろうな?
あのお姉サンは、俺らにこんな事させて、何が面白いのかね?あれ以来姿も見えねえしよ。高みの見物か?気にいらねえ。
[エリックの体に、赤い部分が増えていく。出血は、そろそろ限界に近いだろうか。]
おい。まだ起きてろよ?
[左手を取って、小指を咥える。
ぱきり。と、湿った音が当たりに響いた。]
(114) 2011/10/27(Thu) 02時半頃
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…は。
いいね、それ。いい顔してやがる。
[小指の先を噛み砕いて、爪だけを、吐いた。流れた涙を、親指で拭って、冷たい頬を撫ぜる。]
なんでお前、なんで俺、だったんだろうなあ。 少なくとも、今までこんな衝動が芽生えた事は、ないぜ?
――ああ、俺も、いよいよぶっ壊れちまったんか、ねえ。はは。
[自分で言ってから、何を今更、と小さくかぶりを振った。
黒い女は、何者だったのだろう。人攫って、こんなところに閉じ込めて。挙句の果てには殺しあえ、と来た。全く、ふざけた話だ。
まあ、この男にも多少は同情しなくもない。俺なんかに見初められたのが運の尽き、ってやつだ。]
(116) 2011/10/27(Thu) 03時頃
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[まさか、自分が既に自分でなくなってしまっているなどとは思っていなかった。俺は俺だと。疑う事など、なかった。
エリックはといえば、涙を流し細く笑う。]
不思議だよな。絶望の淵に立つと人間って、笑うのな。
あいつも…フラスコ野郎もそうだった。 生きたまま解剖される、って理解した途端にさ。笑いやがった。なんでだろね?
[か細く助けを乞う声が心地よく耳に響く。]
…ほんと、可愛い奴だよな、お前。 いいんだぜ?苦しいなら、楽にしてやっても。――ちゃんと、おねだりできたらな?
[目に付く場所を、手当たり次第に噛み千切り、咀嚼しながら。]
(118) 2011/10/27(Thu) 03時半頃
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[裂いた上着を広げて、血に塗れた腹を露出させる。 刺した傷口を引っ掻きながら、反対側を緩く噛み。]
俺、別に甘党じゃねえんだけどな。 なんでこんなにも惹かれるのかね? あの女みてえに、俺もお菓子に狂っちまったのか?
[そうであるならば、いつからこうなった? 冷蔵庫に入っていたビスケットを喰った時? それとも、あのゼリー・ビーンズを喰った時?
自分自身は、連続して存在しているのに。 どこかで、何かが変わってしまった。 多分、俺はもう戻れはしないのだろう。
それが少し、腹立たしかった。]
(119) 2011/10/27(Thu) 04時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 04時頃
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[腹部の柔らかい部分を探して、幾度も噛んだ。
悲鳴と笑い声とが入り混じった叫びが、路地裏に響く。地面を掻くその手は、最後の抵抗だろうか。その手に自らの指を絡めて動きを封じ。]
――駄目だ。お前は、今、ここで死ぬ。
[耳元で、そう宣告した。]
(121) 2011/10/27(Thu) 04時半頃
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[エリックは何か答えようとしたが、それはもう声にすら、ならない。
まだ彼に意識はあるだろうか。血管が噛み切られる音は、自らの断末魔は、その耳に届くだろうか。命が奪われる瞬間を感じることはできるだろうか。
耳元から、首筋までを舌でなぞり―先刻、彼の犬がそうしたように―犬歯を突き立てる。
――そして]
(123) 2011/10/27(Thu) 05時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 05時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 05時頃
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――…
[骸骨はゆらりと立ち上がり、噛み切った肉を飲み下す。甘い陶酔に、暫し身を委ねて。
それから、ぽっかりと空いた、闇より暗い虚ろな眼で、事切れた男を見下ろす。 暫くの間、じっと動かずに見つめていて――ふと、思い出したようにポケットを探る。
取り出したのは、小さな銀の十字架。 再び動かぬ男の側に屈み込んで、それを男の口の中に、押し込んだ。
見開いたままの眼を、閉じさせてやることもせず。無感情な一瞥の後、骸骨はナイフを腰のホルダに収め、壁に突き刺さったままの斧を抜いて、その場から*立ち去った*]
(126) 2011/10/27(Thu) 06時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 07時頃
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