221 【突発】季節の雫【忙しい人のためのRP村】
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from:sakura-sakura@――――
件名:ありがとうございます
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短文にて失礼します。
とても驚くけど、幸せなことでした。
また、お話聞いてください。
覚えていますか。
かつんと響く、乾いた音。
真っ赤に染まった夕焼けの空。
大きく響く、数を数える音。
笑い声と、土埃の匂い。
覚えていますか。
一人二人と減っていく人影。
遠くから聞こえる、大きな時計の鐘。
かえるが鳴くからかーえろ。
知っていますか。
最後に残るのは、いつも僕。
残った缶を、蹴っ飛ばしても。
もう、鬼はいないのです。
長く伸びた影が、闇に溶ける頃。
僕のお迎えは、やってきます。
共働きで、中流家庭の僕の家は。
父も母も、帰りが遅いのです。
僕はひとりが嫌いです。
だって、いつも一人になるんだもの。
置いていかれるのは嫌いです。
だって、いつも置いていかれるんだもの。
ある日僕は、君に言ったことがあります。
もう少し、一緒に遊ぼうって。
君は聞いてくれたでしょうか。
君は聞いてくれなかったでしょうか。
どちらにしても、やっぱり僕は一人になるのです。
当たり前です。
ずっと君はいてくれません。
ずっと友達はいてくれません。
いつか、自分の居場所に帰るのです。
どれだけ我儘を言ってみても。
どれだけ駄々をこねてみても。
君は知っているでしょうか。
僕がとても、寂しがりだという事を。
君は覚えているでしょうか。
僕がとても甘えんぼだという事を。
古くからの友達です。
きっと知ってはいるのでしょう。
覚えているかは、君次第だけれど。
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