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…っはぁ、たーのし。
[ 保健室には鍵をかけ中の人物は全員、
隠し持った短剣で全て始末した。
仲間であろうと、敵であろうと。
医務の教師は負傷した時のために残しておいたが
口外するようなことがあれば即座に殺めるだろう。 ]
…あー、あー
こちらレイ。そっちはどう。
[ ベッドに横たわり、勝利の一服をしながら
無線で仲間に呼びかければ、応答はあっただろうか。 ]
― 回想 ―
…帝
[ 先日聞かされた『解放側』の目的。
それを解放すれば世界は混沌に満ちる、と――― ]
いいね…
[ ニヤリ、口角が上がる。
異能者には地位が与えられ、世界は混沌に。
こんなに楽しいことはない。
紅。紅がみれる。
自分の撃ち込む弾丸で、紅の華を、
この学校に、この世界に――― ]
で、先輩がやったんやろ? これ。
[隠し持つ無線から聞こえてくる声
問いかけてはみたが、どうせこの先輩がやったのだろうことは容易に想像できる。
声には確信の色が混ざり、他に聞こえないよう]
ちゅーことは、先輩もうちと“同じ”なん?
[確認するようにそう言うと、返事が肯定であったなら『報告がある』と言っただろう]
――回想――
はぁ。うちに潜伏しとけ、と?
[目の前に立つ年老いた男に尋ねると、返ってくるのは『潜伏ではなくスパイだ』という返事。そういうことじゃなくて、と内心で突っ込んだ。
<帝>の解放を目的とする者たちが集まるこの場所で、櫻子はある命令を受けていた。]
何で正面突破じゃあかんのです?
そんなまどろっこしいことせんでも、鍵さえ壊せば魂は解放されるって聞いてますけど。
[疎外され、社会から嫌われる者。それが異能者。
それが地位を持ち、力なき一般人を見下せる混沌に包まれた世界―――何と素晴らしく、美しい世界だろう。
その世界の方がきっと、幸せに暮らせる。
唯一の幼馴染だって幸せになれるはずなのだ。]
……お偉いさんの考えることはよう分かりませんねぇ。
まぁ、ええですよ。引き受けます。
[小さく会釈をしてその場から立ち去る。白峯学園に入学する、少し前のことだった。]
…へぇ、アンタも。
[「 同じか 」と問う櫻子
至極興味がなさそうな声色で相槌を打つも、
上がりそうな口角を必死に抑える。
聞かせて。
[ 報告があると言われたなら、
身を寄り添わせ耳を傾けただろう。** ]
ほんまは、あんなくそったれジジイの言うことなんか聞きたくないんやけど。
[でも、それが目的への道に繋がるならそれでいい。
あのジジイは昔こそ強力な異能者だったようだが、今ではただの老いぼれだ。
自分との“約束”を違えなければ、従うのみ。]
冬麻のため、うちのため。
何よりも、うちらを傷つけた奴らみぃんなを殺す為。
人間は化け物を生むって、ほんまやなぁ。
[傷つけていない相手から、人と違う力を持っているだけで一方的に追い詰められ。
歪んだ少女は、人の形をした化け物に成り果てる*]
――現在――
興味なさそうやね?
別にええけど、折角のお仲間サンや。よろしゅうな。
[仲間だと分かれば
元々あまり使っていなかった気もするが、それはそれだ。]
もう少ししたら、今までより大きく攻撃を仕掛けるで。
早よ鍵を手に入れろって、上からの命令や。
[ザザ、とノイズ音を響かせる無線機を取り出した。
学園側から支給されるものとは違った形状のもの。間違いなく解放側のものだと分かるだろう]
後、校長室も無事にこっちのもんや。
武器とか食料貯め込んでたみたいやから、使いたかったら勝手に使ってええよ。
[身を寄り添わせ耳を傾ける彼に、くつりと笑って。]
よろしく。
[ 適当に返事を済まし、続く言葉にはクスリ、と笑う。 ]
へえ、こんだけ時間稼いでおいて
そんな大胆なことするんだ?
[ 「 嫌いじゃないけど 」とため息を零し。
校長室が無事ならば今すぐに向かいたいが、
自然に行くためにはどうしたものか。 ]
…ここに、連絡して
連携図りてぇ
[ 差し出す紙にはアドレス。
スマートに、かつ楽しみたい故に。 ]
老いぼれの考えることはよう分からんよ。
うちの予想では、学園の戦力削いでから仕掛けたろっていう単純計画やね。
[んなもん時間稼げば稼ぐほど、こっちの損害も大きくなるっちゅーねんと愚痴を一つ。
三下もいい加減尽きてきた。捨て駒故に役に立つとは思わなかったが、ここまで役立たずだとは。]
……分かった。後で連絡する。
メールの誤爆って怖いと思わん? 雰囲気の為にもコードネーム付けましょ……なーんて。
[その提案は受け入れられたかどうか。
紙を受け取ってポケットに入れると、返答があってもなくても彼からゆっくり離れただろう。]
コードネーム、か
名案だが…考えるのはニガテだ
[ とかなんとか言いつつ、
きっと考えてそのうち伝えるだろう。
―――楽しみで仕方ない。
これから起こる、出来事、闘い、そして――
側にいる霞たちに視線を移す。
自分が裏切り者だと知った時、
彼女たちは一体どんな表情を見せるのか。
どんな華を咲かせてくれるのか。
離れる櫻子
【人】 匿名軍団 ゴロウ[相手が羽を消した>>6のを見て、自身も右手をポケットから抜く。 (26) 2014/03/18(Tue) 20時頃 |
[ ――世界中に紅の華を咲かせたい。 ]
残念やなあ、リーちゃん。
<帝>様は、ほんまにおるんよ。――おらな、困るんや。
[喉の奥で笑いながら。不気味なほどに明るい声で。]
混沌がどんなもんか知らへんけど、な
( それがうちらの、"幸せ"になるんやで? )
( 受け入れてくれな、うち――― )
[悲しみで、殺してしまいそうだ。]
[幼馴染にメールを送った後。
まだ打っているフリをして、先ほどのアドレスの紙をちらりと見ながら鳳にもメールを送信した。]
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
本文:
櫻子ですー。登録よろしゅう。』
[送り終えれば、何事もなかったかのようにスマホをポケットに突っ込んで。
念の為アドレスの紙はバラバラに破いておいた。]
【人】 匿名軍団 ゴロウま、敵に当たったら… (43) 2014/03/18(Tue) 23時半頃 |
―――――――――――
To : 櫻子
From : レイ
―――――――――――
よろしく
霞らの作戦の阻止の為
何処かで気が引ける
行動をとろうと思う
[ 震えた黒の携帯を取り出し、
宛先を確認すると簡単な返事を。
なんとしても校長室を守りたい――専ら睡眠のため――故、
彼女らには校長室に来てもらうわけにはいかない。
気を引くためなら自身が危険に犯されてもいいと
思いながら、打ち終えると一つ伸びをした。 ]
【人】 匿名軍団 ゴロウ少なくとも、校長室を解放派もろともに吹っ飛ばさない程度には価値が有るんじゃなかろうか。 (51) 2014/03/19(Wed) 02時頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ[乗り込む危険性の問い>>52に暫し考え、 (55) 2014/03/19(Wed) 09時頃 |
『宛先:鳳先輩
差出人:櫻子
気が引ける行動って、例えばどんな?
校長室から遠いところで爆破でも起こす?』
[返信に、そんなことを打って返した。
その爆破も無視される可能性は否めないけれど。]
[校長は残念ながら、さして重要な情報は持っていなかったらしい。
正直生かしておく価値もなくなったが、命欲しさにあることを吐いたらしい。]
"誰かまでは言わないが、鍵の在処を知っている者が学園内に存在する"
[―――と。]
―――――――――――
To : 櫻子
From : レイ
―――――――――――
派手で効率良いのは
嫌いじゃない
それか俺が囮になってもいいよ
違うフロアに何人か引きつけられれば
俺はなんでも
[ 隣にいながらメールで会話するのは
なんだか不思議な気持ちになる。
肘でつついたりして、
らしくないちょっかいを出してみたり―― ]
[ひらひら手を振った瞬間、隣からちょっかいをかけられ
気付かれないよう横に目を向け、肘で自分をつつく彼をじとりと見つめる。]
……せーんぱい?
吃驚したやん、もう。どないしたん?
[ポケットのスマホが震えたのに気付いたが、大方彼からの返信だろう。
後で見ると目で訴え、小さな問いかけを。]
【人】 匿名軍団 ゴロウ―校庭へ行く途中― (78) 2014/03/19(Wed) 23時半頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ―校庭― (82) 2014/03/20(Thu) 01時頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ[…本音を言えば、正直辛い。 (83) 2014/03/20(Thu) 01時頃 |
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