人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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視点:


サミュエル! 今日がお前の命日だ!


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 00時頃


[そのくせ、あたしは思っている。

そっけなく断られるかもしれなくても
お祭りに誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにと
おもってたのに……

まるで『秋山先輩が死んでいない』前提で。]


― 八月の回想(3) ―

[病院から帰ることになった。帰りは気持ちが悪くなっていて、後部座席で横になって頭を亀みたいにまるめて吐き気を我慢していた。車が揺れていた。頭がいたかった。

橋のはじまり、段差があって揺れたはず。だから、それかなとあたしはおもった。
頭が揺れている。痛かった。

『死んだらどうしよう』なんて思いは、死んでみれば間抜けなだけだった。

あたしの死に悪役なんかいない。病気ですら違う。
恥ずかしいあたしの、恥ずかしい死というだけだ。

願い川を車が横切った。]


[そっけなく断られるかもしれなくても
秋山先輩を誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにとおもってたのに……

あたしは友達と交わしたメッセージのことを考えていた。

夏休みが半分すぎていた。あとはどこか遊びにいくとして、たとえば映画、たとえば買い物でも、なんでもいい。
『――そういえば、今年の夏休みの最後は神社の祭がやってるよ』と教えてもらっていた。

いつまでたっても想いを伝えられないあたしは、みんなに「今年の夏休みはがんばろ」と応援してもらっていた。


こんなに突然だと、思わない。
あたしだって、みんなだって。**]


─ ループ2回目・夜 ─

嗚呼……あれを見ちゃったのは偶然だったんだよ
本当に、本当に、わざとじゃなかったの───

[赤く揺らめく炎が近付いて来る。
夜の闇の中でぐつぐつと煮えたぎるように泡立ち、弾けては溶け落ちる体液とも火炎とも付かないそれを滴らせながら、焼け爛れた貌を晒した女は根岸のほんの数歩前へと歩みを進めた。

帰途へと付いた彼が通りかかった、太い幹線道路から続く道の端。
チカチカと瞬く電灯のほんの手前。
黒く焼け爛れた肉の間から燻る炎を揺らめかせているのが辛うじて丸い灯りに照らされていたが、そんなものに頼らずとも絶え間なく灼かれ続ける女はその身に纏った焔で煌々と浮かび上がっている。]


[───もし彼が従兄に誘われるままに皆と興じたのであれば、色とりどりの火花を散らしていた手持ち花火を持つその指先が感じた幾倍もの熱が噴きつけて来るのを感じただろう。
例えその経験が無くとも、炙られる熱に肌がチリチリと灼ける痛みが徐々に全身を覆って行く事に違いはない]

君は、死んでいない、って
大切な人が、あの子にそれを教えてくれたんだ、って お話しているのを、

[ごぼりと女の唇から赤く溶け出した何かが零れた、かと思えば火花のように飛び散る。
身の内も外も、ただひたすらに焼かれ続けているのだ。

一度もこちらをまともに見た事がない彼が、もし、焼き付けて憶えてくれるとしたらこんな醜い姿なのだとこみあげる感情が笑みを浮かばせる
煮え立つような、沸き立つような酷く耳障りな笑みを漏らしながら、女はひたりともう一歩、踏み出した]


嗚呼……、───おやすみなさい、

[くつりくつりと溢れ出る笑みに混じって漏れた溜息は酷く哀し気だった。
女の爛れて崩れ落ちそうな眼窩からはぼとりとどす黒い何かが零れ落ちたが、それは血のようにも涙のようにも見えた。
女は燻るように笑って、女は両の腕を広げた。

『根岸くん』

彼の名は、会話の中から何とか把握した。
せめても最後に呼びたかった。はなむけになど、なりようもないのに。

ゴウ、と足元から沸き上がる焔が根岸の体を包んで行く。
ぐつぐつと煮え立つ音がする。 意識は光に焼けて、そして空白が残った  **]


─ ??─

[ぐらりぐらりと揺れる足取りで町中を歩いている。

太い車道に背を向けてしまえば、所々に置かれた街灯の他に目立つ灯りもない。
盛んに鳴きかわす蛙達の合唱が響く星空に黒々とした夏呼山の稜線が斜めに遮っているのがくっきりと見える程だ。

炎に包まれた根岸がどんな存在になったのか。
自分や『あれ』と同じものになったのか、ただ意志を奪っただけなのか、
この町から排除したと言う事になるのか、正直な所自分にはわからなかった。
翌朝になれば秋山と同じように根岸はいつもと同じような顔で現れるのかもしれない。
繰り返しの記憶のない、9月1日をただ同じように生きる存在として。

そしてそれを確認するのは、きっと彼と親しい者達なのだろう。]


[そんな資格はない筈なのに込み上げる嗚咽を堪えられなかった。

灼かれ続ける痛みに酔うたかのように、燻り続ける熱に煽られるように喜悦と嘲笑に淀んでいた意識は、胸に芽生えた望みを自覚してからこっち、本来の気弱で拠り所を求めるそれに立ち戻りつつある。

どうしようもなく歪み切っている癖に、正気でしかいられないのだ。
我欲を燃やすばかりの化物でしかないのに。重い足を引きずるようにして、歩く。

ぽたり。ぽたり。

炎の雫がその歩みに沿って零れて行く。

───げこ、げこと町の名を呼ぶような鳴き声達に見送られながら *]


― ?? ―

[蛙が鳴いている。
姿は見えないが、鳴き声が鳴き声を呼ぶようにしている。
一瞬、昼の暑さを忘れた涼しい9月の風が道端の雑草を撫でていった。

あたしは、公園にもいない。家にもいない。
学校にもいない。神社にもいない。

あたしは、むこうの道に点々とこぼれている
橙色のひかりのつぶをながめていた。
本物の火ではないそれは、
地面を焦がすこともなければ燃え広がることもない。
暗い夜にてんてんと続く火の先で
燻って揺れている泣き声をきいていた。]


 蠕梧t縺励※繧九?

[黒いぶよぶよの影のあたしは上手く喋れずにいた。*]


[秋山の死を防ごうとする試みには特に異を唱える必要も無い。
彼が死のうと生きようと、町は二十四時と共に時を遡らせるのだ。
秋山翔と言う一つの個は既に町と言う全に絡め取られており、分離は不可能のように思えた。

少なくともあの濁った水音を立てる何かの領分だと思えば不都合にはアレが対処するのではとの酷く醒めた思いでいる。否、意識してそうであろうとした。

昨夜己の腕の中で燃やし尽くし、奪ったもの以上を抱え込むのはまだ難しい。
できない。

炎に炙られる青年の拒絶に満ちたまなざしの奥にいっぱいに映った醜く焼け爛れた己の顔が────]


[ぷつん、と切断するようにして思考を閉じた。
瞬きと共に我に返る。

こんな風に思い出して続けていれば飲まれるのは私の方だ。
いっそ飲まれてしまった方が何も思い悩まずにいられるのだろうけれど]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 20時半頃


[水着や所持品、それとメモの為に筆記用具…と机を探せば、
良くわからないキャラクターの絵が描かれたノートやメモ帳などが未使用のままたくさんある。

使いきれずに無駄にしてしまっていたそれらを鼻を鳴らして笑った。自嘲しながら会堂が送って来る連絡の続きを流し読み、あの9月1日を破綻させるための同盟に集った学生たちの顔を思い浮かべる。

『根岸』

会堂のIDが言葉を吐き出す中にその文字列を見付けてしまった。
ぞわりと背筋を掛けるおぞ気と共に思い浮かぶ熱と、そして肉の焼ける感触と、それから、
嗚呼……もう、あれから何度反芻したら気が済むのかと執拗に繰り返される暴虐の光景を振り払うように頭を振った。]


少し落とした視線の先、鞄に先程詰め込んだ小さなノートの一つに目が留まる。
ピンク色の少し丸っこいクマのキャラクターは、鹿崎に送り続けているスタンプのそれと同じで。

その愛らしいもこもこにほんの僅か胸が和らいだ。
会堂もああ言っている事だから、彼にも連絡を取っておかなければ───少し震える指で鹿崎のIDを表示して]

『けんちゃんおはよう!』
『今日皆でプールで遊ぶ事になったの』
『けんちゃんも一緒にどう?』

[そしてクマのスタンプを一つ。

すぐには反応は無いだろうと閉じかけたスマホが震えて着信を告げる
が、そのIDから帰って来た答えは]


『 は 誰だよ 』


え、………っ、

[息を呑んで、これまで見た事もないそのそっけない返信を見つめた]

『けんちゃん?』

[もう一度呼びかける。
雛子だよ、ともつれる指で書き込もうとしたが、それを送信する前に悪戯かもしくは何らかのスパムだとでも思われたのか、既にIDはブロックされていた]

っ……──え、え、……え、どうして、けんちゃん、だって、

[私何もしていない。昨夜、あのもう一つの何かが動いた気配も感じられなかった。
感じ取れなかっただけ、だろうか?
ただただ静かな夜だった。
ただただ静かに、一人の男の子の明日を奪った。
自分だけが、あんな残忍な行為に及んだ夜だった。]


やだ、やだよ、やだ……

[かたかたと震える手で縋るようにもう一度アプリを開く]

『雛子先輩怖くないっスよ!』
『めっちゃカワイイ』

[ブロックされた所為だろうか、確かに受け取った筈の言葉はどこにも無かった。
迸った悲鳴を噛み殺す。両掌の下で喉が焼き切れるようだ。]


[狼狽しきって意味の繋がらない言葉を打ち込んで、送ってしまった。
溢れ出る嗚咽に目が眩む。立っていられない。

怖い、哀しい、いやだ、ごめんなさい、

込み上げて来る言語化できない感情が吹き荒れるのをただただやり過ごすしかなかった **]


【人】 双生児 オスカー

――3回めの9月1日のこと――

["昨夜"は、このループの中で一番いい日だった、と思ってる。
 秋山って先輩のことは、そりゃあもちろん気がかりではあるけど。
 病院に運ばれたって言うなら、中高生が集って何かしたからって、たぶん結果は変えられない。
 行く末は、明日になればわかるんだろうか。
 それとも、"今日"がまた来れば、その先輩は何事もなく家で起きるところからはじまるんだろうか。
 もしそうなら、断然明日も今日が来る方がいいけど。

 どういう仕組みになってるのか少し気になってきたな、なんて思いながら、花火大会会場の根良井川公園に向かったのを、覚えてる。]

(59) 2019/09/06(Fri) 21時頃

[部屋でしゃくり上げているときっと母親に気付かれてしまうだろう、と気付いたのはいくばくか時間が経った後だった。
息を殺して嗚咽を噛み殺す。

嗚呼、こんな化物になった癖に、こんな感情一つをどうにもできないなんて、何て間抜けなんだろう。
情けないんだろう。
呼び止められない内にリビングをすり抜けて、外へ出た。

大好きな母の顔が、その目尻に寄った小さな皺が見られない。
何度も言おうとしたのに、その小じわを指摘したら烈火のごとく怒るから───

お母さんかわいいよ、私もお母さんみたいになりたい。
そんなかわいい皺のあるおばちゃんに私もなりたい。]

[何度も言おうと思ったのに]

[そればっかりだ、そればっかりだ、私は]


【人】 双生児 オスカー

[そう、覚えてる。忘れてない。
 火をつけてから、火花の色がどんどん変わる花火も。
 パラシュート花火が川に落ちたことも。
 ぐるぐる回るネズミ花火を蹴り飛ばして騒いだことも。

 それから、少し離れたほうでレイ姉と、彼氏未遂のヒトがなんだかイイカンジだったことも。
 レイ姉の心の中にいる相手を知りもしないから、いつもだったら花火を持って飛び込んでって、一緒にやろーぜって焚きつけるのを、昨日ばかりはぐっと我慢したんだ。]

(62) 2019/09/06(Fri) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

[ついでに、グループチャットがある>>2:210って知った手前、入れないか聞いてみた。
 このループの中にいる同士、いろいろ話をしてるんなら。
 同じ同盟員だ、つまはじきは楽しくない。

 そりゃ、ひとりだけ中学生かもしんないけどさ。
 だからこそ、繋がりを持っておきたい、って思うじゃん。ね?]

(64) 2019/09/06(Fri) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

――4回めの9月1日――

[今朝もゆっくり寝るつもりでいたけど、チャットの着信音で目が覚めた。
 それがループの繰り返しについてのことなのか、9月2日がやってきた喜びなのか、どっちだろうとログを見る前に、ロック画面に堂々でかでかと『9月1日』の文字があった。
 やっぱり、と肩をすくめて、ロックを解除する。

 グループチャットにいくつか着信があった。
 『秋山先輩が川に行かないようにしたい』という書き込みには、まったく賛成だった。
 あんまりよく知らない人とはいえ、溺れて苦しんで救急車より、助けられるなら助けたいもんな。]

(71) 2019/09/06(Fri) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 21時半頃


[9月1日のあたしはせわしく指を動かしている。
そのくせあたしは無関心だ。
9月1日を繰り返すことを止めたい人にも、
反対に、続けたい人にも。

この街の仕組みが仕組みとして機能して、人を平らげ、9月1日を無限に繰り返すことを完璧なものにしたとしたら?

それでも、あたしは『無限』に興味をもたないだろう。

あたしの気持ちが秋山先輩に向いていて、秋山先輩がたとえこころよい返事をくれたとして。
この街がずっと9月1日を繰り返して、嬉しい返事をもらったとして、なにせ元にもどるのだから、先にはなんにも――なんにもない。

それでもあたしは『無限』に興味はなく、でも嫌がらない。
『達成できるまで何度でも試す』ことにあたしのすべては向っているのだ。]


[きっとあたしは

・・・・
生きたいというシンプルなことすらわからない。

最早、そういうものではなくなっていた。]



[夕方に秋山先輩が死のうが生きようが、

何億回ためしたってかまわないなら
『夏休みまでに気持ちを伝えること』はできるかもしれないでしょう。]


【人】 双生児 オスカー

[その後チャットから知れたのは、みんなでプールに行って、そこに秋山先輩も誘って、一日川に行かせないって計画と、それから。]

は……?

[メッセージを辿って見えたのは、『けんちゃんが私のIDわからないみたい』『ブロックされた』ってヒナコ先輩の発言>>49と、『もしかして、秋山先輩みたいに忘れちゃったってことですか?』っていうレイ姉の発言だ。
 それを見つけて、しばらく固まってしまった。]

(79) 2019/09/06(Fri) 22時頃

[なんで。
 なんで。
 なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで]

なんでだよ、なんで、せっかくさ、仲間だったのに、なんで、そうやって、俺は、ひとりはやだ、ひとりはやだ、いなくなったら減るんだ、減らない方がいい、なんでそうやって、みんな、忘れて

[そうやって、みんな、忘れてく]


[俺も?]


ひ……

[喉を詰める音。
 なんで、はいやだ、に変わって、けれど対処法も思いつかなくて、だけどじっとしていられなくて、ぐしゃぐしゃと頭を、首筋を、胸をかきむしる。
 そうなったら意味がないんだ、このまま、このまま繰り返さなきゃ、明日が来る、明日が]


【人】 双生児 オスカー

うぅ……

[忘れてく人は、こうやって増えてくんだろうか。
 昨日まであんなに楽しそうにしてたのに。
 ――せっかく、ヒナコ先輩との進展もありそうだったのに。

 けど、さすがにそれをチャットに書く気はない。
 書いたのは、2つの質問だけ*]

『俺もプール行っていい?』
『あと、忘れちゃったっていうけど、このグループにはいないの?』

(85) 2019/09/06(Fri) 22時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 22時頃


/*
中身で大変失礼します
折角確定黒をいただいたので、表ログで「襲撃・追放された人の魂的なものが町をさまよっている」などとぶち上げてもよろしいものでしょうか


/*
ここまで大変お世話になっております。
赤COで遊べるタイミングでしょうので、ヒナコ先輩の展開が面白くなるよう遊んでみてくれればいいなと思います!
処刑&襲撃についてのことかと思います。捏造には可能な限り対応していきたいと思いますよ!
(私のPCは魂の解釈については尊重しないおそれがありますが)


/*
あ、失礼しましたこちらでの用語は処刑でした
その辺は此方のPCの主観とさせていただきます 引き続きお世話になります


/*
私のほうに解釈の齟齬がないか確かめようとしての一言なので、こちらこそすみません…!主観ありがとうございます。
ここまでずっと赤ログ楽しませて頂いておりますので、今日も表が楽しみです!


/*
よいしょ。
ただいまの前にまず先にお返事をー。
俺は赤COやそれによって出てくる情報の諸々は何でもオッケーだよ!
逆にC狂の手が必要なときは言ってねー。
スタンス的にあんまり役に立たないかもだけど。


/*
ありがとうございます、了解です!


【人】 双生児 オスカー

[結局のところ、『けんちゃん』の現状について>>85詳しいことは聞けなかった。
 ただ、昨日までの鹿崎先輩なら、ヒナコ先輩をブロックする、なんてあり得ない。
 緊張のし過ぎ? いいや、メッセージ上では割と積極的なタイプだった。
 それなのにブロック、って言ったら、やっぱり記憶が、ってことなんだろう。――信じたくはないけど。

 それとも、鹿崎先輩は『おかしい』から『ふつう』に戻っただけで、こうやって惜しむこと自体、間違ってるんだろうか。]

(114) 2019/09/06(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

[とにかく、やることといったら今はプールに行くことくらい。
 秋山先輩を川に行かせない、くらいは多分、役に立てるんじゃないか。先輩と仲いいわけじゃないけど……
 それだけじゃなくてプール自体も楽しみだし、行かない選択肢はなかった。
 水着とタオルとゴーグルとをビニールのバッグに入れて、そこにスマホと財布とを突っ込んだ。

 それから少しして、家を出る寸前はっとして息を呑む。]

(117) 2019/09/06(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

高校のプール……!?

[それは、他のメンバーにとってはいつもの場所かもしれなくても、中学生にとってはなかなかの冒険だ。
 期待と楽しみと不安と緊張が混じって心臓がどきどきする。
 そのどきどきに背中を押されるみたいに家を出たから、歩く速さはいつもより少し、早い。]

(123) 2019/09/06(Fri) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

――夏呼西高校――

おお……

[文化祭とかで、来たことあるけど。
 今更別にそんな、有り難がる場所じゃないけど。
 普通に入れる日じゃない日に、高校に入るっていうのは貴重な体験だ。
 その状況にか、急いできたせいか、またちょっと鼓動が早くなる。]

(129) 2019/09/07(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

た、たのもー!

[気合を入れるために声を上げてみたが、夏休み中なのでほとんど人もいないらしい。
 特になんの返事もない中、一歩踏み入ってスマホを取り出す。]

『高校つきました』
『プールどう行けばいいです?』

[緊張した指で2つだけ送る。
 誘ってくれたレイ姉>>126あたり、教えてくれたりしないものか。]

(131) 2019/09/07(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[どうしたものか、本当に入っていいものか。
 入り口一歩目でまごついてたら、グループチャットに新着。
 いくつかの道案内、それを確認しながら校舎を見渡す。
 そして最後に、『もしわからなかったら門にいて。つれてくから』>>133
 巨大な助け舟だ。これに乗らない手があろうか。
 正直ちょっとビビってたけど、安心した。]

『わかった。まってる。』

[気心知れた相手向けの口調で、返事をした。]

(134) 2019/09/07(Sat) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[その後は、一歩入ったぶんも出て、校門の前で校名のついた柱にもたれてレイ姉を待っていた。
 いかにもただの待ち合わせですよ、みたいな雰囲気を匂わせている、つもり*]

(135) 2019/09/07(Sat) 00時頃

― 八月の回想(4) ―

[車のなかであたしは眠った。
いや、意識を失ったっていったほうがいいのかな。
寝てると思ったお母さんは、
お父さんを呼んであたしを家のなかに運んでくれた。

結論からいうと、あたしはもう目覚めることはなかった。
叶い橋で願ったのが最後だった。

あたしはその夜、寝たまま吐いて、
吐いたものが喉につまった。
起きてすらいなかった。
あたしの痛む頭ももうだめだった。

あたしはあたしの吐いたものに
溺れるみたいにして死んだ。]


[お母さんがあたしを先に見つけた。
お父さんを大声でよんだ。

二人にもあたしが死んでることはすぐわかった。
吐いたものはもう半分乾いてた。

お父さんは怒った。なんでちゃんとみててやらないとか、やぶ医者だとか、おまえがちゃんとしてたらだとか、そういうことからまずは怒った。
癇癪もちだから、お母さんは黙りがちだ。

それでも、お父さんも気づかなかったわけだから
あたしは二人のなかで
『取返しのつかないミス』になってしまった。]


 



[根岸のところも親が大変ときいた。
あたしの我慢癖に真っ先に気付いた根岸。

ねえ根岸、根岸はえらいね。
『知らねえよ』とは、言えないよ。

あたしは二人に迷惑なんてかけたくなかったんだけど。
あたしは迷惑みたいだ。**]


 ・・・・・・
[未来があれば颯成も来年は一年生。

日付けの未来も、
颯成の未来もないとすれば?

きっとあの子はこの学校に通うことはない。

あたしはそのことを聞かされていない。
『もうじき死ぬかも』という未来をしらない。

もしもしったとして?]


[きっと未練を思うあたしは、仲間だったことも
ひとりがいやなことも、減っていくことも、


――まだ生きていたいということも

生きたいと思う誰かのことも

あたしにとってはもう、
つかみきれないものことなんだ。]


[1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。郢ー繧願ソ斐☆1440分間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440分間待ち、郢ー繧願ソ斐☆試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試行を繰り返す。試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。]


[たとえば、電気刺激で指は勝手に動く。**]


【人】 双生児 オスカー

――夏呼西高校・校門――

おはよ、レイ姉。

……うん、先生とかはいるかもだけど。
あんま人、いなさそう。

[だから、見つかんないんじゃないかというのは正論。
 なんなら、どれだけの先生が全校生徒を記憶してるっていうんだろう。
 そうは思うのだけど、それでも万が一を考えてしまう。

 昔から調子がいい方ではあったけど、案外ビビリだってこと、付き合いの長いレイ姉には知られているかも。]

(146) 2019/09/07(Sat) 01時半頃

【人】 双生児 オスカー

[来年はここに通うんだよなぁ、と思っても、なんだかまだ実感がない。
 知らない校舎、知らないつくり。
 それを我が物顔で歩くレイ姉がちょっとうらやましい。
 手招きについて行きながら、きょろきょろと忙しなく周りを見ていた。
 少しでも覚えとこう、みたいなつもりで。

 先導するレイ姉の心のうちに、何があるかも知らないまま**]

(147) 2019/09/07(Sat) 01時半頃

[少しでも覚えとこう、と思った。
 もちろん、ここに帰ってこられれば、夏呼西を受験するつもりではあるけど。
 なんとなく、予感、みたいなもので、帰っては来られないような気がしていた。

 ヒナコ先輩の声が聞こえることも、そうだ。
 死んだ人の声が聞こえる。みかんとソーダで、境界線を引いた。
 手に持ってるのは、ソーダだった。]


[生きていたいか、と聞かれれば、よくわからない、と答えると思う。
 生きるも死ぬもまだ実感がなさすぎる。
 ただ、ひとりになることも、ここを離れることも、いやだった。

 だから明日は来てほしくない。
 このままずっと、知った顔の中で、終わらない夏休みで、少し背伸びして高校生の数人と一緒に、笑っていたい。]


[走ってきたせいか、校門で待っていた暑さのせいか、道中ほんの微かに顔色に青みがさしていた。

 本当に微かのことで、プールに辿り着く頃には、元の血色に戻っている**]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 02時頃


[隣に立つ会堂の横顔を見遣りながら、彼我の持つ色で線を引いた事を思い出す。

生命力に満ちた橙色と、
冴え冴えとした水色と。
──本当に象徴的だと思った。

あの時側に居てくれた少年。己と同じへ引き入れて彼の望みを肯定した。
醜く焼け爛れた手を握ってくれた。
絡んだ指先から伝わった熱い血潮の灯。]


[抱き込んだ会堂の腕から伝わるのと同じだった。命のぬくもりだった。
会堂と同じ色を持つべき存在だった。

それでも、彼が己の隣に並び立つ事を肯定した。認めた。
あの時交わした言葉を覆す事はしない。

忘れたくないのだ、と訴える声色、己を見つめる眼差し。

健気で切実な願いだった。
同じ望みに別の場所でも触れたような気がしてツキリと胸に棘が刺さる]


[9月1日のあたしは、颯成を二人に任せた。

9月1日のあたしも、死んだあたしも、
秋山先輩が9月1日で生きることを嫌がらない。

今日を秋山先輩が生きたとして、
あたしは1440分を待つ。]


[己の正体を知る者。
おぞましい死者の本性を知りながらその手を取り、身内を害されたと知って尚、
少なくとも責める態度も見せず明加雛子個人として肩を並べる男の顔を見つめる。

じりじりと灼かれ続けている。
脳髄を焦がし、体の奥底まで崩してしまいそうな熱が全身を苛んでいる。
それと同時になんと心地好い───どこまでも正気ではあるけれど思考を時折蝕む炎が宿り続けている事には今も変わらない。

ぐずぐずと溶け崩れそうな意識の端に安住の顔が浮かぶ。
嗚呼……知ってしまったのだ、私のこの生なのか死なのかわからない何かにしがみ付き人を喰らい、この町の昏い一部に溶け落ちそうな卑しい身を。]


ならば消してしまわなければ 
ならば喰らってしまわなければ 私は


[輪郭がぐずりと沸き立つ。吹き上がるように激しく燃え上がる。

否、違う、違う……だめ、安住さん、安住さんだから、
安住さんが、あの日、本当に独りぼっちだった私に
次に、『明日』から続く未来に約束をくれた人、

学校がはじまったらまた顔を合わせる事もあるだろう
きっとその程度の約束がどれだけ己にとって救いであったか、あれは喰らってはいけない、

ちかちかと両目の奥が眩しい。痛い。心地好い……
───半ばを茫然としながら、彼女に正体を知られた事をどうにか飲み込もう*]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 18時頃


[ぐらり、ぐらり、と波に揺らされるように視界が揺れる。
水の底は少し異質だ。己の領分ではない。『アレ』の纏った湿った気配とも違う。
焦げ付いて、絶えず灼かれ続ける己の身を置くにはこの清涼な青の世界は澄み過ぎている。

嗚呼……喰らってしまいたい。取り込んでしまいたい。
繰り返されるただ一日のその先をくれた彼女と共に、先がある、先へ行けると言う約束された希望と共に閉じ込めてしまえたなら。

そんな思いでいるだなんて、彼女に知られたらやはり疎まれるだろうか、恐れられるだろうか。
掻き抱いた少女の体は水中にあってひんやりと冷えていたかもしれない。]


[それでも暖かかった。
命だ。
嗚呼、嫌だ、離したくない。
じくり、と彼女に触れた皮膚が泡立つように火脹れを起こし、黒く変色する。

駄目、駄目だ、駄目……奪わせないで欲しい。
あんなのはもう嫌だ

相反する思いに震えながら縋るように抱き締める。
こんな、どうしようもない事を考えてしまう私をどうか嫌わないで、厭わないで欲しい]


【人】 双生児 オスカー

[後ろから声がしたのには、レイ姉>>182より一瞬遅れて振り向いた。
 未だに後ろめたさがあったのか、見つかった、と思ってしまって。
 すぐに『同盟』の仲間とわかれば、追って後ろに控えめなお辞儀をする。
 順に紹介>>185をされて、その時にもちょっとずつ頭を下げた。]

秋山先輩。

[この人が、と思う。
 この人が昨日の、救急車で運ばれた人。
 やっぱりあんまり知らない顔だって思ったけど、同類だって聞けばなんとなくの仲間意識で、へら、と笑った。]

(215) 2019/09/07(Sat) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

[どっちかって言えば、出口先輩の方が威圧感はある。
 でかいし、ガタイいいし。野球部のすごい人、ってことは力とかもありそうだし。
 けどまあ、ファーストコンタクト>>184が気楽なものだったので、気は引けずに済んだ。]

よろしく。……お願い、します。

[ただ、緊張はちょっと見えちゃったかも。]

(216) 2019/09/07(Sat) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

[男子更衣室に行く間、なにか話とかしなきゃって思ったけど、秋山先輩は"忘れてしまった"っていうし、それ以外の共通の話題は思いつかないしで、出来た話は]

秋山先輩って、泳ぎ下手なんですか。

[っていう、失礼な質問くらい。
 とはいえ空気が悪かったわけじゃない。
 図星をつかれたっぽい秋山先輩にヘッドロックを喰らいかけたのを、避けたりお互い笑ったりはしゃいでるうち、更衣室についたってだけ、ってのが正しいかもしれない。
 まあ、緊張はすっかり解けていた。]

(217) 2019/09/07(Sat) 19時頃

【人】 双生児 オスカー

――プール――

[そして、きっちりしっかりと水着に着替え――といっても、海パン1枚だけど。
 プールサイドに出て行って、目を疑った。]

……え。

えっ?

[レイ姉とか、岸姉とか、ヒナコ先輩とか。
 それからあれ、近くの安住さんちのオネーサンじゃないか。
 その面々が、制服のまま、水に浮かんで、バシャバシャ泳いで]

(218) 2019/09/07(Sat) 19時頃

[花火の夜にあたしは焼け溶けたどろどろ燃え続ける誰かと会った。
今日は水をかぶったせいかしずかに燻っている。
何かをおびえているみたいだ。あたしはかわいそうだね、と声をかけようとしたと思う。9月1日のあたしと違いあたしには耳がよく聞こえない。]


 縺九o縺?◎縺?□縺ュ

[前回の9月1日は気づいたらかわりにあの人が一人をこの町にしっかりつなぎとめてくれた。
でも、大変だね。つらいんだね。
じゃあ、今度はあたしがやるね。]


【人】 双生児 オスカー

……、

[ごくん、と生唾を飲んだ。
 いいか、いくら姉としか思えないと言っても。
 叱るところの印象が強い友人の姉と言っても。

 中学生男子の欲というのを舐めてはいけない。]

(219) 2019/09/07(Sat) 19時頃

オスカーは、中学生という利点を盾にして飛び込むか、理性で抑えるか悩んでいる。

2019/09/07(Sat) 19時頃


[8月に死んだあたしは尋ねる。
耳は水が入ったようにぼんやりとして聞こえない。

縺昴?莠コ縺後>縺???、つぶやく。
その莠コ縺後の? つぶやく。
その人が縺後? つぶやく。

自分の言葉を確かめるように、言った先からさっき言った言葉を忘れてしまったように、壊れたおもちゃが録音された音声の一部分しか再生できなくなったように、さざなみの音のように少し話した。]


 その人がいい?


[声に出せたそれをあたしは気づかない。
颯成が来て言葉をとめた。]


【人】 双生児 オスカー

う、うん。

俺は、水着で、いいの?

[>>220うんなんかその場の雰囲気だったんだろうな、というのはわかる。
 レイ姉は別にノリが悪いわけじゃないけど、自分から率先して飛び込んでいきそうにはない。
 プールに来て水着でいいのってのは変な話だけど、この光景を前にしては聞きたくもなってしまう。]

(223) 2019/09/07(Sat) 19時半頃

【人】 双生児 オスカー

お、遅かったって、そりゃ着替えてないのに比べたらさぁ……

[>>222来る?と聞かれてもぎりぎりの理性が透けブラ天国に入るのを留めていたが、足元に水がかかると話は別だ。
 もう一度生唾を飲んでから、意を決して水際へ。

 座って足先をつけ――目をつぶって、どぷん、と勢いつけて飛び込んだ。
 ぷは、と顔を上げれば、冷たい水に興奮も少しさめて、プール楽しい、に切り替わる。]

(224) 2019/09/07(Sat) 20時頃

[黒く淀んだ何かの奥で酷く耳障りな音がしている。
ごぼごぼとわき立つ音はこうして水の中へ身を浸して見てもやはり周囲のそれとは違って聴こえる。生々しく詰まって溢れて何処かで痞えたような異質なものが伝えて来る言葉を理解する事は難しい。

哀れまれたのだろうか。
感情と言うには淡く思える機微だけは察する事が出来た。
次いで何かの問いを受け取る。聞き取れない。
寄せるさざ波、繰り返し弾ける波頭。押しては返す水音。
幾度か試みられたそれをようやく受け取った。]

ハハ、何、優しィじゃん
…あァ、私の意見は考えなくて良ィよォ


[颯成の姿が目に入る。溢れるような『コレ』の声色が聴こえただろうか。
小さな笑みとも呻きともつかぬ音をぐつりと煮え立つように漏らした]

[己が選択をするのであればこれは駄目だあれは駄目だといくらでも除外は出来る。
脳裏に浮かぶいくつかの貌、照れた貌、笑った貌、驚いた貌、
然し『コレ』が動くのならば、その判断を否定も肯定もしたくはない。
何をするなともして欲しいとも求めるつもりはない。]

……でも訊いてくれてありがとう


[問いがどのようなプロセスで生み出されたのかはわからない。
然し選択を差し出されたのは確かだったのだから。

何時かの花火の夜。
もくもくと風に流れる煙越し、まき散らされる火花に見惚れるていた少年の傍らで『コレ』が淀んでいた姿が思い出される。『コレ』にとって彼がどのような意味を持って居たのかは解らないが
『コレ』が何らかの機微を抱いていたとしても己も『コレ』に己の選択について何を言われるつもりもない──あの夜の事は、この腕の中で燃え尽きた彼の最期は私だけもの、私だけが持っていたいものなのだから。
ぶすぶすと燻る喉が意味もなく小さく鳴った。*]


【人】 双生児 オスカー

そ、だよな。
でもこん中に水着ではいんのなんかやじゃん!

泳ぎやすいしきもちいーけど、みんな服着てんのにさー。
俺だけ日和ったみたい。

[>>228他にも水着姿の男子が増えればいいんだけど。
 と、プールサイドの秋山先輩たちを見る。]

(236) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

あれ、先輩たちはいんないの。
なんで?

[そりゃ、秋山先輩を溺れさせないって目的はあるけど、学校のプールで溺れて死ぬみたいなことは考えにくいと思ってた。
 そこまでのカナヅチって、プール行くってのについてこようとはしなさそうだし。

 女子の濡れ透け制服の真ん中で、来ないのー、ってもう一回呼んだら、「じゃあ俺も」>>230ってやる気を見せだしたから、面白がって手招きした。]

(242) 2019/09/07(Sat) 21時頃

……その人? 意見?

何のこと?

[泳いでいる間。
 いくつか交わされる言葉を聞いていた。
 その声の主が、レイ姉とヒナコ先輩なことはもうわかっている。
 レイ姉と話す隙を縫うように、ちらちらと二人の方を見る。
 片方は水に口をつけて、それこそレイ姉の方から聞こえてくる声みたいな調子だった。

 もしも聞けていたら。
 誰かの"明日"を奪ってループを保っていることを、知っていたら。
 こんな呑気にしてはいられなかったと思う。]


【人】 双生児 オスカー

[その横で、名前を呼ばれてそっちの方を……見……>>234]

待って待って待ってちょっと待って。

[刺激!刺激が強い!
 幼馴染でも友達の姉でもないちょっと年上の近所のオネーサン、青春の対象にするにはドンピシャがすぎる。
 白いブラウスに白い下着が透けている。いやもうみんなそれはその通りで全員透けてんだけど、それにしたって、それにしたって!

 大須賀さんちの颯成くん、に安住さんちのオネーサン、と返すより前に、目を顔ごとそむけて半分くらい水に沈んだ。
 吐き出す息がぼこぼこと泡になる。]

(245) 2019/09/07(Sat) 21時半頃

[人に優しくするのはいいことだと教わってきた。
死んだ後のあたしにも、生前そうなら残っていることだ。
だから今哀れむように声をかけたのも、生きていたあたし由来のものだ。

実際優しいかどうかなんて、
判断するのは生きいても死んでいても難しい。

あたしにとって「代ろうか」と言うのはそう難しいことじゃなかった。
それで、声を聞いてくれた『あの人』は、わらっていた。

9月1日の宍井澪であるあたしとダブるみたいにして、死んだ宍井澪は少し体を揺らして、ゆるゆると頷いた肯定をした。

あたしの鈍った頭にもわかる。

だれでもいいことが。]


[何のこと? そう問う少年の声音は耳に届いていたが、
その答えを発する事を拒絶するように暫く水に沈んでいた。

レイ姉だよ、と引き合わされた日の事を思い出す。
社で寄り添っていたこの小さな灯と泡立つ水の気配を纏ったノイズと。

嗚呼、そう云う事だったかと思い至ればいっそ哀れに思える。
繰り返される今日の中で忘れる事をあんなにも恐れていた彼に近しいモノが彼が手放したくないと願うものを他者から奪って行く。

『コレ』と『己』が呪わしい簒奪者だと云う事を己の口から告げる事はしない*]


【人】 双生児 オスカー

っ、わ!

[心臓に悪い安住さんがワタル先輩の方に行ったので、助かったと油断してた。
 冷たい水にゆらゆら揺られているだけで結構楽しい。
 潜ったり泳いだりしよっかな、って思ったところで、目の前の水が塊で持ち上がった>>251

 ってだけでも驚いたのに、そこに出てきたのは安住さんで]

ま、待った、よね。そーだよね。
あの……久しぶり?

[なるべく透けた胸元は見ないように、出来るだけ目を見て挨拶をした。
 笑った顔はぎこちなかったかも。]

(255) 2019/09/07(Sat) 22時頃

[ちいさく首を振る。
お礼を言われて死んだあたしは微笑んだ。
つもり。()

幽霊であるあたしの顔がどんな風にあの人に見えるのかはわからない。
家に置かれている膨らんだあたしなのか、それとも黒い水たまりなのか。はたまた生前のあたしなのか、9月1日のあたしなのか。

あたし自身にもわからない。水鏡にうつったとして、そこにいるのはプールの水面で歪んだ9月1日の宍井澪ばかりだ。

9月1日の宍井澪が気にしている、昨夜燃えて死んだ男の子のことも黒い水たまりのあたしは気にしていない。

彼はこれから決まった9月1日をなぞる。
その9月1日が、ほんとうの9月1日。

それに何も思わない。()
そも、あたしは8月に死んだのだ。とっくに。]


【人】 双生児 オスカー

そ、かな。
こないだ、買い物してる時、会ったよね。

[会ったら会釈くらいはする仲だけど、その時は当然ブラウスは透けてない!
 自分が刺激的な姿だということはたぶん無自覚なんだろうな、と思う。なのでこっちが自衛するしかない。
 顔を見る、顔を見る、と意識してたら、ヒナコ先輩に呼ばれて>>257安住さんはそっちに行ってしまった。

 今度こそ助かった。
 少し泳ごうと、床を蹴って泳ぎはじめた*]

(262) 2019/09/07(Sat) 22時半頃

[颯成からの質問であたしは口をひらいた]

 諢帶海先輩
 でも、違ってい縺んだっ縺ヲ

[耳は相変わらず水のなかにいるみたいにボヤけた]

 あたしが代わ繧、に
 そうじゃなくて いい縺ソ縺溘>

 だからあたし遘句アア先輩に
 今度こそ螟冗・ュ繧、なつ、な、螟冗・ュ繧に……
 
[みんなのどこか楽しそうな声のなかで、独り言みたいにごぼごぼ喋った。**]


[だからもう、誰かを決めてる。

昨日から決まっていて、変わっていない。
たまたまあの人が先に済ませたから、しなかっただけ。

あたしは町が9月1日を無限にするためでなく
あたしの願いをかなえるためのことをする。

結果は同じ。
一番、一番あたしがいなくなってほしいのは**]


[ごぼごぼと不明瞭な音。
もう余り明瞭に意味を聴き取る事はできない。

何かを『ソレ』が決めたのなら、己はただ其れを領分の違うものとして肯定するのみだった]


……み、先輩?
違って……いた?

代わりに……?

[レイ姉のような誰かがいう言葉を、泳ぎを止めて聞き取ろうと集中する。
 み先輩、は誰だろう。苗字がみで終わる人はいなかったはず。
 名前がみで終わるのは……いたっけ?
 女子っぽいけど、れい、ひなこ、ええっと岸姉は、ちはやだっけ?
 あとは安住さんか、名前なんだっけ。マナ、マナ……みをつけたら、まなみ?
 親がマナちゃん、って呼ぶのからの連想ゲーム。]

愛海先輩が、どうかしたの。
代わりって?


[語られない真実は推し量れようはずもない。
 どころか、ループの原因が何かもまだわかっていないのだ。
 そのくせ、ループするのをいいことに、呑気に遊びたいこのままが良いなんて言っている。
 その裏で何が起きているか、考えようともしてなかった。]


 あたしが代わ ろうと思っ縺。

 でも、あの人は 気にしなくてい縺って。

 縺?から、ぁな海先霈ゥは、やめたの。


[あたしの幽霊はゆっくり首をふる。
愛海先輩は、あたしのいましたいことに関係なかったから。
ただ代わってあげたほうがいいならと思っただけの理由だったから、もう彼女は関係ない。]


 

[あたしが見てるものは秋山先輩の『周り』だ。
今日、彼をここに誘ったのは、誰だったっけ?**]


【人】 双生児 オスカー

[適当に泳いでいたのを止めて、ぱしゃぱしゃと水泳教室の方に寄っていく。
 お調子者のカナヅチ先輩を茶化したかったのもあり、レイ姉や安住さんの勇姿を見たかったのもあり、だ。
 がんばれー、なんて適当に囃しつつ。

 水分補給もしろなんて生徒会長らしい忠告>>279に、はーい、と軽く返事をした**]

(296) 2019/09/08(Sun) 00時頃

[そうして、ゆっくりと話してくれる声を聞く。]

何を代わる、って?
あの人っていうのは、ヒナコ先輩のこと?

愛海先輩は、やめた……?

[ここまで聞けば、なんとなく察せる。
 本当になんとなくだし、何をしてるのか、まではわかってない、けど。]

……誰かに何か、してるの。


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