人狼議事


73 ─深夜、薔薇の木の下で。

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視点:


[毎年、冬になれば必ず風邪を引き込む体質で。
だから、今もそれと同じだと思っていた。

いつもの風邪と違うとわかるのは
いつの頃だろう**]


[――――籠の外に出て遊んでいた、一羽の鳥が。]


[甘く香る薔薇の呪いにかけられたのはいつの日か。]


[甘い蜜に目が眩み、群がったのが運の尽き。]


[棘の呪いに蝕まれ、今宵も誰かを眠りに誘う。]


[薔薇の香りに思い出す。中庭の光景。
自分を見て、微笑んでいた少年。
ノックス自身には、触れあった記憶はないけれど。

知らぬ間に、寝顔を晒したことがあったよう。
談話室の一コマ。長い接吻。

銀の少年にとって、その行為はどんな意味があったのだろう。
ただ、乳白色に近い金の髪を持つ少年の裡に、
密やかに種は植え付けられていて……―――。]


[何処からともなく、聞こえる声は。]


[薔薇の棘に、魅了されし者の声。]


 なん……だろ……。

[さわりと胸がさざめいて、ポツリと裡で想う。
それは知らず、薔薇に連なった音となり、
誰かに聴こえてしまうのだろう。]


あれ、ノックス先輩今何か言いました?

[モリスは思わず振り返る。何が起こっているかは到底理解できずに。]


[ふらり。夜の帳が下りた頃、
空ろげな瞳の、青白い顔をした一人の生徒。
薔薇の一つを手にとって、そぅっとそれにキスを寄せる。

そこには今、誰もいない。
枯れかけた薔薇の一輪へ大事そうに指を這わせ、
まるで蜜を飲むようにまた、何度もキスを寄せ。

雲の切れ目から覗いた月が、呼び起こした花のそれ。生徒自身には、意識はないようで]


……足りない……

[精気を吸われたかのようにかれた花。
花弁の一枚を食みながら。

聞こえる声に、ぴくりと口元が歪む。
何か憑かれたような声はとてもか細くて]

……。誰。


[薔薇達を見る目は深い赤。
薔薇の記憶は、銀色の…長い髪の少年を脳裏に焼き付ける。
彼なら、精気を分けてくれるだろうか。
薔薇が枯れてしまう、その前に]

……。誰か……

[生きるためのものが。生まれるためのものが]

ホシイ……

[呟きは、風にのって消える**]


「君に──…………」

[薔薇は、一言、風のようなささやきを零す。
それは、病気がちの少年が、ずっと想い、支えとしていたもの。
決して表には出ない、小さな小さなトゲのような感覚]


 ほぇっ!?

[裡で呟けば、裡に返るように聴こえる声。
それは、目の前のモリスの物である気がするけれど。
しかし、耳で聞いたのではない感覚に、
眼を見開いたのは食器が鳴る音と同時。]

 えー、えー……何これ。
 モリス?……と、あれ、もう一人声が……?

[風に消えそうな細い声。
耳を澄ますように立ちすくめば、
サイラスに関する動きには遅れてしまう。]


 んー……何か、欲しいの?

[消え行く声を微か拾って、そっと裡で返してみる。
それは、オスカーを止めた頃合い。

オスカーを抱き止めれたなら、
その温もりが心を落ち着かせたのか。
否、誰かを求めるという植えつけられた慾が、
この異常事態を受け入れさせたのだろうか。]


何、これ、だなんて…とんだご挨拶だね…。

[薔薇の園から囁く声は酔ったような甘いもの]

聞こえる?君達は……誰?
薔薇の声が、聞こえるのかい?


…うん。

[ほしいのかと聞かれれば肯定の意識が空気に乗って。
薔薇の香りが、そこに漂う]

枯れそう、なんだ。
君は…君達は、助けてくれる…?


 挨拶が欲しかったの?
 じゃあ、こんばんはー。

[返ってきた声に驚きつつも、暢気に挨拶を返す。
甘ったるい声に、ぞわっと背に走る感覚は、
覚えがないとは言わないけれど……。]

 誰って、俺はノックスだよ。
 高等部2年の。で、君は誰?
 それと、薔薇の声ってなに?

[必要ならばモリスの名も告げるが。
モリスは一発で判ったのに対し、
いつもツンケンとあしらわれているエリアスの甘い声音には、
気がつけなかったのは仕方ないこと。]


ありがとう。こんばんは。
名前…名前、なんだろう?

[ヤドカリのようなものなのだから、
自身に名前はないだろうけど]

体の名前は…エリアスっていうのかな?
君はノックス、ね。君、この子に相当嫌われてるみたいだね?

[くすくす。笑い声は花が零す香りのよう甘やかで]

薔薇が、ね。ちょっと悪戯をしたみたい。
なんで、君達なんだろうね?

[感染したとか、そういったことは一切口にしない。
ただ、自身は傷ついたカラダを癒したいだけだから、
他は正直どうでもよかった]


 名前が、判らない?

[きょとんとした音を響かせる。
その後、体の名前と言われれば、訳が判らないと、
音は響かせないが、とった間の長さで知らせて。
実のところ、その間は、ヴェスパタインの行為に驚いて
出来たものであったけれど。]

 身体はエリアスって、うーん?

[嫌われてるという言葉に、眉を八の字に下げるも、
それは相手には見えないこと。]

 確かに、エリアス本人だったら、
 こんなに和やかに話できないだろうけど。
 薔薇が悪戯?された記憶ないけどなぁ。

[さっぱり判らないと、お手上げ風。]


だって、呼ばれる必要、なかったもの。
薔薇は見目よければそれだけで。
それとも君が名前をくれる?

前からこの子のカラダに居るんだけど。
僕が体力貰ってるから、妙に病気がちみたいだ。

[薔薇は人を殺すつもりは毛頭ない。
悪い言い方なら、寄生虫のようなものだから]

薔薇が、ね。君達に棘を指したか…
刺された誰かが、君達に触れたか。

どうしてそうなってしまったか、知りたい?
僕も枯れそうだし、教えてあげなくもないよ

[くすくす]


もう一人…誰だか知らないけど…でもいいよ
もし知りたかったら、夜中にでも会おうか?
教えてあげる、からさ…

[くすくす。あぁ、そのときは一人でね。
逢引は見られるものではないでしょう?**]


 えーっと……ちょっとまってー。
 君がいるから、エリアスの調子が悪いの?
 だったら、他の所に行ってくれたらいいのに。

[一つ一つ与えられる情報を紐解くように呟く。]

 それで、名前は……
 話聴くとまるで君が薔薇みたいに聴こえるけど。
 そりゃ、必要ならあだ名つけるのはいいけどさ。

[ふっと想い浮かぶビジョンは、何色だったろう。
赤や蒼や白……ではなかった気がするけれど。]

 でもって、薔薇に刺されると声が聴こえるようになる?
 俺は薔薇に触れた記憶ないから、誰かから触れたのかなぁ。
 触られたというか、気がつかないうちに触った??


[うーんうーんと唸るうちに、教えてあげると甘い声。]

 今すぐに教えてくれればいいじゃないか。
 ケチだなぁ。

[教える方法が、逢引だとは知らず。
むぅっと唇を尖らした*]


ケチ?

[心外というように。そしてこれはノックスだけに聞こえるように囁く]

君が好きなことをしてくれればいいんだよ?

抱きしめるの、好きでしょう?
君が抱きしめてくれたら……

[秘密と言う花蜜を、そのくちびるに分けてあげる、と*]


【人】 本屋 ベネット

[ベッドの中、もそりと寝返りを打つ]

……今、何時?

[窓から見えるのは月明かり。眠い目を擦り顔を上げる。
眠ってからどれだけの時間が経ったのか、よくわからない。

雪が止んでいるのはわかったけれど]

(53) 2011/12/23(Fri) 11時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/23(Fri) 11時頃


【人】 本屋 ベネット

[寒さにベッドの中に留まっていたかったのだが。
トイレに行こうと部屋を抜け出した]

ひょっとして、まだそんなに時間、経ってない?

[トイレからの帰り、食堂の方にはまだ明かりがともっていたか。
冷たい風がどこからか吹いてくる。
少し歩くと、ジェフェリーの同室であるヴェスパタインの姿が見えた。

思わず息を呑んだのは、月明かりが映し出す彼の姿が綺麗に見えたからだろう]

(54) 2011/12/23(Fri) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

 ――あ、あ。この雪じゃ、あんまり出たくもないけどな。

[一瞬気後れてから声を出す]

 ……誰かって? 何かあった?

[聞こえた呟きが気になって聞いてみる。
窓の外からか流れ込んできた薔薇の香りが、閉めた今でも残るような]

 言いたくないなら、別に良いよ。ちょっと気になっただけだから。

(57) 2011/12/23(Fri) 11時半頃

え?つかさっきからノックス先輩誰と話してんの?

[モリスは顔をしかめると辺りを見回す。]

その声だと2年の……エリアス先輩っぽい感じっスけど。


えっ、薔薇が云々って何スか?
今日の帰りに、オレあの薔薇園で……いや、うん、いたのは確かっスけど。

[どうやら事態を把握出来ていない様子で。]


【人】 本屋 ベネット

[秘密、と返る声にそれ以上聞くつもりもなく。
ただ、伸ばされかけた手に視線が向いて]

 ……?

[下ろされてしまったから、それがどこに向くのかわからなかったけれど。
聞こえたクラスメイトの声に振り向いて]

 レオも残ってたんだ?
 てっきり帰って親孝行かと思ってたよ。

[壁にもたれてレオナルドの方を見た]

(63) 2011/12/23(Fri) 12時頃

……薔薇は無粋な子ばかり、選んだねぇ……

[モリスの騒がしい声に、僅か眉をしかめるよう]

君でもいいよ、暖めてくれるなら。
薔薇の、木の下で……抱きしめて……くれる?*


ちょ、あんた誰だか知らねーけど何わかんねー事言ってんだよ!

[モリスが顔を赤らめたのは風邪を引いたせいなのか、それとも思い当たるふしがあったのか。]

し、知らねーよ、抱きしめるとかそんなの、バカじゃねーの……

[思い浮かべるのは、寮に帰る前に薔薇園で起こった出来事**]


【人】 本屋 ベネット

 ジェフんとこは兄弟揃って残ってるよ。
 相変わらずの兄弟仲だけどね。

 もう少し二人とも素直になればいいのに。

[もったいない。そう声を落として]

 そういえばさ、薔薇の香り、しない?
 さっきも部屋で眠ってる時とかしてたんだけど、この時期に薔薇の香りって言うのもね。
 誰か香水とか使ってるのかなぁ。

[その方が納得できるか、と頷く]

(65) 2011/12/23(Fri) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

 薔薇が、咲いてる?
 こんな寒い中?

[ヴェスパタインが開け放した窓から、冷たい空気と共に薔薇の香りが舞い込んでくる。
思わず鼻を押さえた]

 ……ただ咲いてるにしてはずいぶんと強いな。
 ってレオ、大丈夫か?

[噎せたレオナルドへ心配の声をかけた]

 たくさん香水をふれば強くなるだろうけど……この薔薇のにおいは生花からだとしてもきつい。
 そんな品種だったっけ?

[言いつつ、窓を閉めようと手を伸ばす]

(70) 2011/12/23(Fri) 13時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/23(Fri) 13時頃


【人】 本屋 ベネット

 咲いてるのを見て欲しいのかも。

[強い薔薇の香りには二人のように何か思うところも噎せるところもなく]

 見に行ってみようか?
 外寒いけどさ。

[見つけて欲しいのなら、見に行くのも良いだろうと提案する]

 レオは見に行くならマスクかなにかした方がいいだろうけど。

(72) 2011/12/23(Fri) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ああ、俺は別にそこまで匂いは気にしてないから。
 この時期にこれだけ匂わせる薔薇を見てみたいって言うの?

[トイレに行くのに割りと重装備だったので少しなら外に出ても寒さは気にならないだろうと、ヴェスパタインを追う様に玄関の方へ]

 摘み取るのはもったいないよ。
 それに、摘み取ったところで匂いが消えるわけでもないし。

 ……レオ、別に危険なものに会いに行くわけじゃないんだからさ。

[歩きながらレオナルドへと異を唱えて、その装備にため息一つ]

(75) 2011/12/23(Fri) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

 このにおいのまま食堂に飾られると困るけど。
 摘み取ったばっかじゃ処分には困るだろ?
 雪も積もってるし摘み取ったまま放置しても中々水分ぬけ切らないだろうから。

[物好き、というヴェスパタインへ、確かにそうだ、と相槌を打って]

 誰か、いる?

[中庭、薔薇の咲く辺りに月明かりが人影を映し出す]

(82) 2011/12/23(Fri) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

 遠くまで運ぶ間に、レオは香りで倒れそうだ。

[小さく笑って、人影を注視する。
後輩だとわかると肩の力を抜いた]

 中等部の子だっけ?
 こんな寒い中一人でどうしたの。風邪引くぞ?

[寒そうな格好の彼を見る。レオナルドが上着をかけようとするのを見て自分は動かずに]

 どうかしたか?

[その様子がどこかおかしい事に気付く。ふらつく視線は風邪を引いているようにも見えた]

(87) 2011/12/23(Fri) 15時頃

ベネットは、ヴェスパタインとレオナルドへどうする? というような視線を向けて

2011/12/23(Fri) 15時頃


【人】 本屋 ベネット

 にしても……。

[たどり着いた場所、咲き誇る薔薇に目を奪われる]

 本当に薔薇が咲いてるんだ…。

[見とれ、呟く。その香りに鼻を押さえた。
触ることはしない。

ただ、どこか身体の中か心の内か、点る何か]

(89) 2011/12/23(Fri) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

[彼の様子がやはりおかしいと]

 寒いなら、早く部屋に戻ったほうがいいけど。
 そだ、名前、なんていうんだ?

[ひとまず名前を聞いて]

 風邪もだけど、ずっとここにいたら鼻が馬鹿ンなるぞ。なんてな。

[冗談ぽく口にする]

(91) 2011/12/23(Fri) 15時頃

ベネットは、薔薇の香りを振り払おうと、頭を振った**

2011/12/23(Fri) 15時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/23(Fri) 15時半頃


[緩く首を傾げて、響く声にくすり、笑う]

薔薇は咲いてしまったからね。
君も、きっと気に入ってくれるよ。

[つ、と彼らのくちびるに指を這わせるような感覚を、薔薇の香とともに。

むせ返るような甘い香は人を酔わせるためのもの]

もう、君達は出れないんだよ。
すぐにわかるから。

少しだけ、夢を見るといいよ


薔薇は…随分と強く咲いてしまったみたいだね。
そんなに匂う?良い香りだと想うのだけど。

[エリアスの脳裏にはわからない声で彼らに声をかける。強い香りはエリアスの体には少々きつかった様子]

ねぇ、どうだろう。
君達にお願いでもして良いかしらん。


 んー……とりあえず、エリアスに会ってみようかなぁ。
 会って、吹っ飛ばされなかったら、中身違うんだろうし。

[助けて欲しいという言葉も気になるし。
好奇心は猫を……。
騒がしいには騒がしいけれど、モリスとは対照的か。
案外、割とあっさり頭に響く声には慣れた様子で返すのは、
人懐っこい性格故だろうか。]


 んー……結構匂うよー。
 香水の瓶ひっくり返したみたいにさ。

[すんすんっと犬のように鼻を鳴らして、
聴こえる声に答えていれば、返した相手らしきが眼の前に。]

 お願いって何?
 もしかして、動けないから運んでーとか?

[この状況で、エリアスが自分を頼ったら、
確かに異常事態だろうなぁと、思いながらのほほんっと。]


【人】 本屋 ベネット

 そっか、カルヴィン…。
 俺は高等部3年のベネットで、こっちはヴェスパタイン、と元生徒会長は知ってるかな? レオナルドだ。

[三人の名前を告げて、けれど戻るという彼にはそっか、と頷いた]

 寒いしね。
 それが正解。うん。

[カルヴィンが戻っていくのを見送って、窓から入るのが目に入るとおいおいと手を伸ばしかけたが]

 や、中等部ってあんなもんか。

(108) 2011/12/23(Fri) 19時半頃

きてくれるのなら、カンゲイするよ。

寒いんだ。


あぁ、君が、ノックスだね。

[見た目と反して、緩やかな声音でといかける]


【人】 本屋 ベネット

[薔薇の周りをぐるりと一回りする]

 ……ただの薔薇にも見えるけど。
 どうしてこんなに匂いがきついんだろうな。

[触れてはいけないような気がして、触ることはしないけれど]

(110) 2011/12/23(Fri) 19時半頃

 うん、そうそう、俺、ノックス。

[うわー、本当にエリアスじゃないのかなー。
とは、流石に薔薇の声にも乗せないけれど。]


……何、言ってるの……

[エリアスの意識と混ざり合って。
まだエリアス自身は、この声に気付かない。
知らずにこの声を乗せていることにも]

苦しいんだ。のどが、痛くて。


 何って?

[何のことに対して言っているのか判らず、首を傾ぐ。]

 喉が痛い……喉飴食べる?

[手を差し伸ばしながら、提案一つ。
喉飴は、部屋にかえらないとないのだけれど。]


[支えられてかくりと一度、意識を飛ばしたようになったけれど、も]

……。飴より…こっちがいい。

[するりと見えぬように触れる彼のくちもと]

ねぇ…聞きたかったんでしょう?


 こっち?

[唇に触れられれば、少し驚いた顔をするけれど。
こっちが何を指すのか判ってないない少年は、
その後、見開いた眼を瞬かせる。]

 んー……こんな風になっちゃった理由は知りたいけど
 話せる状況だったりする?

[体調的にとは、暗に。
触れられた唇が、何故か熱くて。
ふっと、いつか、似たような感覚を夢で覚えたと思いだす。
あれは……いつ、だったろう。]


体調が悪いのは僕じゃないもの。
大丈夫だよ、今エリアスには眠ってもらったから。
マネするのも、簡単。

[青白い顔とは裏腹に、色を込めた声]

教えてあげる。その代り、あっためて。
君、抱きつくの好きでしょう?

[もう一度、ふわりと口元にふれて]

ここから少しだけ、君の精気をくれるかな?


 眠って貰ったって、エリアス大丈夫なの?

[艶やかな声に、ぞわりと背を走るもの。
触れられた唇が、熱くて……―――。]

 そりゃ、ぎゅってするのはスキンシップだから。
 でも……―――

[ようやっと彼が言いたいことが、なんとなく判る。
精気って?とか、色々思うことはあるが、
戦慄く唇は音を紡げない。

ぎゅっとするのと、キスは違う。
それでも、抗いがたい衝動は……オスカーの存在に
今はようやっと止められている。]


…ジャマ、入ったね。
しょうがない。じゃ、僕は今は眠ることにするよ。

キスもスキンシップでしょう?
僕とは…嫌?
だったら他の人にお願いするから。

でも、枯れそうなのは本当。
それに、僕は君のこと、嫌いじゃないよ。

[キスは後でね。そう、とてもとても甘く囁いて]


[ソファの上で目覚めたのはエリアスその人。
けれど、瞳の艶のある色は変わらない。
誘うように、ノックスにむけてる瞳は胸裏の薔薇の精]

…ここの本、探してみたら?
ずっと昔にも…トゲはきっと、悪戯をしているよ。

[ずっと学校を見守ってきた薔薇の木。
トゲにつかまった生徒の記録が、きっとどこかにあるだろう

御伽噺のような物語は、きっと、甘やかで、ひそやかな蜜色のそれ]

本当は、ここで君と一緒にいたかったんだけど、ね。

[くすり]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/23(Fri) 21時頃


【人】 本屋 ベネット

 さてと。
 あんまり長居しても風邪引くだけだけだし。
 戻る?

[二人を見て提案を。
最も足は既に寮のほうへと向いている]

(124) 2011/12/23(Fri) 21時半頃

ベネットは、ジェフの姿が窓越しに見えて手を振った

2011/12/23(Fri) 21時半頃


【人】 本屋 ベネット

[寒さに震えながら窓の方まで歩いていく。
玄関よりは近い。
ジェフェリーの見えた近くの窓をこつこつ叩いた]

 ジェフ、ここ開けて。

[中にも聞こえるように少し声を大きくして]

(132) 2011/12/23(Fri) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[こんこん、とさらに叩いたところで、控えめに開いた窓に気付く。
そこまで行くとがらりと窓を開けた]

 行儀悪いけど失礼しますよーっと。

[窓枠を手で押さえて、足を引っ掛けると窓からの侵入に成功。
ふと振り返って、残るといったヴェスパタインのほうを見た]

 風邪、引かないと良いけど。
 ……でも、ヴェスの様子もどこか――。

[おかしかった。言いかけてから窓から降りて無事廊下へと着地する]

(138) 2011/12/23(Fri) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[ジェフェリーのほうを見て一度首をかしげ]

 どーかした?
 なんか気分悪そう。

 外は、ああ。薔薇が咲いてるって言うから見に行ったんだ。
 匂いがきつくてさ。
 ヴェスはまだ残るって。
 薔薇が気に入ったのかな?

[ジェフェリーの視線の先、白いコートの生徒が一人。
食堂で見かけた顔だと気付いて手をあげた]

 えっと、ロバート、だったっけ。
 そっちも外からのお帰り?
 寒かっただろ。

(142) 2011/12/23(Fri) 22時半頃

ベネットは、ロビンの方をじっと見た。白いコートがやけに大きく見える

2011/12/23(Fri) 22時半頃


 誰でも、いいんだ……?

[かけられる甘い声に、咎めるでなく零す音。
誘うような色に、そのまま囚われるように
ヒントを貰っても尚、オスカーに伸ばされる
指先の動きを見詰め続ける。

その続きを、本でなく知りたいというように。]


【人】 本屋 ベネット

 平気って……?

[聞いてから、続いた言葉に薔薇の方を見た]

 匂いはきついけど、酔うような感じじゃないな。
 でも、敏感な鼻してるときついかもね。

[少なくとも、まだそんな症状は現れていない。
けれどヴェスパタインの様子はそんな感じだったようにも思えて]

 あー。うん。
 戻らないなら持ってった方がいいだろうけど、それくらいなら無理やり連れて来たほうが風邪も引かなくて済む。

[本当にこの同級生は後輩に弱いな、と思いながら僅か見上げて]

(150) 2011/12/23(Fri) 22時半頃

…僕が思いを遂げても、眠ってしまうんだろうか…

[今は、エリアスとは別の意識の中で、
彼に投げかける]

なら、薔薇のトゲを受け入れた、君達とがいい、な。

[眠ってしまうこと。それはきっと開花という、想い遂げた花が散華する、決まりきった運命のこと]


【人】 本屋 ベネット

[つきん、とどこかが痛んで手を胸に当てた]

 ああ、そうだ。うちの子ら見なかった?
 さっきまだ部屋には戻ってなかったから。

 まだ戻ってなかったら探しに行くつもりなんだけど。

[気を紛らわすように話を変えて問いかける]

(153) 2011/12/23(Fri) 22時半頃

あんまりこの子、からかっちゃだめだよ?
血圧あがっちゃうから。

[くすくす。お邪魔虫はいなくなったけど]

君はまだ、耐えられる方?
それとも、この子に触るのは、好きじゃない?


[揶揄っちゃ駄目と言われても、止まらないのがこの男。
しっかり揶揄って、顔を寄せるのは、耐えてる訳でなく、その逆。

エリアスはノックスのことを嫌っているが、
その逆はそうではなくて。
それでも、キスをしたいかと言われれば、
否というのは通常時では即答なのだけれど。

――……身に穿たれた棘は、
確実に欲望という名の根を張っていた。
それは、抗えないほど。]


【人】 本屋 ベネット

 見てないか。わかった。

 部屋に戻ってるかもしれないから、見てくる。
 でも、さすがにもう食堂にはいないか。

 じゃ、俺はこれで。

[玄関の方も気にはなったが。
ひらりと手を振ると、窓を閉めて自室へと向う]

(169) 2011/12/23(Fri) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[自室へ向う前。
近づいてきたロバートへとたずねられると、薔薇の事を告げる。外がおかしいといわれると少しだけ考え込んだ]

 …中庭は、少なくとも変じゃなかった。薔薇が咲いてる以外は。
 でも、道がわからないって…夜だからとか?
 どちらにしても、今校外に出るのは望ましくない。
 朝になったら調べてみようか。

[彼も薔薇には鈍感らしい。じゃあ、と自室へ向い、やはり二人が戻ってないのがわかるのはその後]

(171) 2011/12/23(Fri) 23時頃

[合わさる唇と唇。
そこからじわりと毒が染みいるように、広がる熱の感覚。

初めての筈なのに

             嗚呼、この感覚を知っていると思った。]


【人】 本屋 ベネット

 ……ノックスはともかくオスカーもって、どういうことだよ。

[ここは寒さとの戦いである。
そのうち勝手に戻ってくるだろう、といつもなら思うのだが。
今日はどうやらおかしなことが起こっていて。

まさかそれでエリアスにノックスが襲われているとは思いもせず]

 ……探しに行くか。

[仕方なく探しに出ることにした]

(179) 2011/12/23(Fri) 23時半頃

つーか、さっきから、何してん、スかぁ……

[廊下を歩いている時にも聞こえる、秘密の密会の様子が聞こえて。

ベッドの上で独り、呟く。]


…ゴチソーサマ。
君、なかなか下手だね。

[からかい半分に。
エリアスだってうまいわけないのだけども。
それでも薔薇は、少しその精気を吸い取ったよう]


うげ、なんかくる、しい……

[モリスは締め付けられるような苦しさに、ズボンのベルトを外す。]


 俺のファーストキスがぁああああああ!!!

[モリスに答える訳でないけれど、
薔薇の声ではしっかり叫んでいたとか。]

 下手ってしょうがないじゃんかーはぢめてなのにっ。
 俺は、やればできる子なんだよ!!!

[ちょっと打ちひしがれて、ピントの外れたことを言った。]


だったら、やってみればよかったじゃない。
この子だって多分ファーストだよ?

[くすくす。幾分か元気になった薔薇の精はからかうことが仕事のように楽しそう]

君も混ざる?

[モリスの声には誘いの声]


ノッ、クス先輩……

[ノックスの声が聞こえるのは、幻聴なのか現実なのか。]

キスって、マジ、何やってんスかぁ……

[自分の意志とは裏腹に右手は自らの下半身へと伸びていく。]


オレも混ざれって、どうするつもりっスか……

[得体の知れない、誰かとノックスの行為。
モリス自身もはじめての行為でも無いのに体は熱を帯びていく。]


 違うんだよー、エリアスでエリアスじゃないのに
 俺の唇奪われたんだよぉ。

 って、混ざるって何?これ以上ナニする気?

[2人の会話に、プチパニックっぽく騒ぐ。
ナニっと言って、聴いて知っているあれやこれやの知識が、
ぼふんっと脳内で開花して、頬を赤らめた。]


なにって……動物でいうとこの、交尾?

[あっけらかんと言い放つ。
セレストに見られて、エリアスの精神がめっちゃ混乱してるのをよそに、物凄くしらじらしく口にした]

精気を貰うのはそれが一番なんだけど?

[取り付かれた相手が悪かった
多分エリアスがしらふにもどった時にこんなことを聞かされれば、卒倒したままぽしゃってもおかしくない]


オレは……マジでダメっスよ……

[モリスは呻くような声で呟く。]

オレみたいな、汚い人間、なんて、ダメっス……

[モリスは何かを振り払うかのように、汗ばんだ右手をベルトとズボンにかけると、もう一度ズボンとベルトを着け直す。]


汚い?そう。君は汚い人間なんだ?
どこがどう汚いのか、僕はわかんないけど?

…僕はそんなの、気にしないけど。

[薔薇は寒いだけ。傷を癒したいだけ。
薔薇に思いを寄せる人間に、汚いものなんてそうはみない。
花の美しさをたたえてくれる人たちだけ]

君達が薔薇を綺麗といってくれるように
薔薇からも君達は綺麗なんだよ?


あれ?あの子、怒ってるのかしらん?

[セレストの様子に薔薇は首を傾げて呟いた]

かわいい子だね。あぁいう子からも、貰いたいなぁ。
さっきの小さな子も面白そうだし。

[悪気のない子供のような呟き]


 交尾って、なんだか響きに浪漫がないなぁ。

[ぽっと赤くなりながら、妙な所にこだわりを見せる。]

 うーん、薔薇ちゃんの望みは精気を得ること?
 枯れそうっていってたから、そうしたら枯れない
 ……のかな。

 でも、俺、愛の営みっていうくらいだから
 それは、恋愛として好きな人としたいなぁ。
 ちゅぅは、またしても、いいかもしれないかもしれないけど。

[モリスが汚いとかなんとか言っている裏で、
ぼそぼそもそもそ何か言っていたのは、
エリアスの保護者が来る前くらいの話。]


なんていうのか、知らないもの。
それに…今さっき知り合ったばかりの僕らに、
恋愛とかそんなもの、あると思う?
僕は君達も嫌いじゃないだけだよ。
薔薇を好いてくれる人は皆好き。

…人間は、交尾をなんていうの?


……やべ。くるしい。

[級友を見た途端に、薔薇の香りが強くなって。

微かな声で、悲鳴を上げる。]


[エリアス自身をよそに、薔薇はくすりと笑う]

いいねぇ…青春ってやつかな。
でも悪いことしちゃったみたい…

[別に人が憎いとか、そんな感情は欠片もなくて。
自分が見つめてきた生徒達が、皆かわいいだけのこと]

…ねぇ、君は…薔薇のトゲ、なんともないのかい?

[ノックスとの会話からは、モリスの心情までは汲み取れず]

薔薇のトゲは君に何もささやかない?


……やべ。やっぱり苦しいわ。

[サイラスに顔を覗きこまれた時。そして、その体でベッドに押し込まれた時。

明らかに胸が苦しくなった。]

もしかして、これって、オレ、サイラスの事を……


そ。よかったね、気がついて。
やっぱり、薔薇のトゲは悪戯好きだね。

大丈夫だよ。全然、変じゃない。
そういうものだから。

[薔薇の精は甘い声で囁いた]

…彼に、いうのかい?


あれ、その声は、薔薇の、主さんだっけ?

[モリスは細々とした声で呟く。]

ちょっと聞いてくださいよ。
やっぱりオレ、おかしいっス。サイラスの顔見てると、何か胸が詰まるっつーか、苦しいっつーか……


さ、サイラスに言うって、まさか、やっぱりこれってオレがサイラスの事す……

[モリスはいっそうベッドの上でのた打ちまわっている。]


ヌシってか…僕、ヨーセイってやつ。
庭に咲いてる薔薇の。
なんか今年は妙に調子よくて咲きそうになったのはいいんだけど…
吹雪でいろいろとね。

で?それは確か温泉でもお医者さんでも治せないってやつじゃないの?
棘はお手伝いしかしないからね?

苦しいなら…ゆるめないとね?
きっと彼も、何か苦しいはずだよ。


…そうなんじゃ、ない?

[棘が恋愛感情をもたらすのか、
棘はきっかけにしかならないのか。
そこまでは、人ではない薔薇にはわからない]

否定なんてしないよ。
この子だって…そういう人、いるみたいだし。


で、でも、オレはダメっス。
こういうの、初めてじゃないし、オレは汚い人間っスから。例え好きでも、サイラスとは釣り合わないっス……

[モリスは意気消沈した声で呟く。]


そんなの、僕が知る訳ないじゃないか。
自分で考えて決めなよ。
それとも、僕が似合わないといったら君は諦めるのかい?
諦めたのを人のせいにする?

僕はこの学校の生徒は皆好きだからね。
僕の花が原因でもなんでも、そんな「好き」って感情は、報われてほしいね。


――オレ、バイトで、そういう事した事あるんです。

[少し泣きそうな声でモリスは呟く。]


で?ソレを僕にいって、何ていってほしいの?

…君、もしそのサイラスって子が同じことしてたら、汚いって思うんだ?


最初は、ちょっとぎゅっとさせて、って事だったけど。
実は、帰ってくる前も、薔薇園でちょっと……


違う!サイラスはオレみたいにそんな汚いことはしない!

[直面してもいない相手に怒りをぶつける。]

サイラスはオレみたいに小遣い目当てでそんな事するヤツじゃない!
オレはともかく、アイツをバカにしないでください!

[モリスは少し興奮した様子で叫ぶ。]


そう。薔薇園で。…君の感覚で言ったら、
僕なんて汚く見えてしょうがないんだろうね。

[実際エリアス自身にそんな経験は勿論ないのだけども]

別にいいんじゃない?
僕にはわからないのは、本当なんだから。
君が後悔しなければいいと思うよ。


たとえばの話。
キミのことをサイラスが知らないように、サイラスのことを、キミはどれだけ知ってるのさ。

キミは…否定されたいの。それとも肯定されたいの?
僕に、どんな答えを求めてるのさ。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/24(Sat) 10時半頃


……肯定も、否定もしてもらう気はないっス。話を聞いてもらいたかった、だけではあるので。
ただ、どうしてこんな気持ちになってるのか、薔薇となんか関係あるのかは、知りたかったスけど。

[モリスは力強く言う。]


【人】 本屋 ベネット

[二人を探して廊下を歩く。
まず行ってみたのは食堂だった。
後片付け中の寮母を捕まえて、聞いては見たけどすでに食堂を後にしたという話で]

 誰かの部屋で遊んでるとか?

[それなら特に問題ないのだが。
先ほどいた廊下が見えて、まだジェフたちの姿があることを確認すると、そのまま引き返した。

薔薇の香りが、どこからか漂う。

それが自身に呼び起こすものは情欲ではなく、それが転じた痛み。
最も、何故その痛みがあるのかはまだ知らず]

(272) 2011/12/24(Sat) 10時半頃

まだ、サイラスに関しては気持ちがまとまってないというか。
アイツの事、好きだけど、自分はアイツにそんな事出来る資格は無いって気持ちは、ありますから。

[モリスは少し間をおいて。]

でも、後悔はするなって言葉は、受け取らせて頂きます。
ありがとう。


そう。聞くだけなら、聞くよ。
でも、答えは求めないでほしい。

…キミは何か、負い目に生きてしまうタイプじゃないのかな。
…咲いた花も、後は散るだけだと、
咲いたことを後悔してるのかもしれない。

でも、いいじゃない。
咲かない花は花ではないもの。
過去のない人間なんて、いないでしょ?
僕は、過去は過去でいいと思うよ。

頑張りな。きっと棘は、後押しだけ。

キミやノックスが思いを遂げることができたら、
薔薇の棘は…

[感染する、とは言わない。
それで人が死ぬわけではないから。
問われても、そこだけはぼかして話をするだろう]


【人】 本屋 ベネット

[ふと見た窓の外、ヴェスパタインの姿と、走り寄るサイラスの姿が見えて、白の上に咲く赤は薔薇の花びらかと。

引き返して向うのはいつも辿った道。
その途中でノックスの姿を見ると、少し安心したような顔になった]

 どこに行ってたんだよ。
 オスカーは?
 一眠りしてもいないから、探しに出たんだけど。

 部屋に戻っといて。俺はオスカー探してくるから。

[ノックスを捕まえてそういうと、オスカーが人を探しに行った事が聞けたか。図書室には向かわずに途中で廊下を折れる事にした]

(274) 2011/12/24(Sat) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[それから暫く歩いた先、エリアスの姿が見えた。
呟きは無論聞こえるはずもなく。けれどその視線の先には中庭があって]

 エリアス?
 まさかエリアスまで外に出たい、とか?

[カルヴィンといいロバートといいみんな外に出たがるひだ、と思いながら声をかけて]

(284) 2011/12/24(Sat) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 頭を冷やす?

[ノックスから状況は聞いたか。どちらにしても]

 エリアスは雪の中に行くの禁止。ってね。
 セレストだけじゃなく、風邪を引いたりしたらいろんな人に迷惑かけるからさ。

[さっきまで外にいた自分に注意できる立場でもないのだが]

 ま、俺もさっきあそこにいたけど。
 薔薇がすっごい咲いてたから、それでかな。この匂いは。

 ジェフも酔ったとか言ってたし。
 他にも影響でてる人はいるかもね。

 エリアスは、大丈夫?

(286) 2011/12/24(Sat) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 一番駄目って。
 ――…。外に行くより確かによっぽどだな。

 そりゃ大人だけじゃないよ。
 子供だって酔ったら何するか……。子供って年齢でもないけどな。

[平気かと問われると首を傾げた]

 どうだろうね。
 少なくとも、目立った変化はない、と思うけど。

 ただ薔薇の匂いがきつくて、レオじゃないけどそのうち噎せそうだ。

(290) 2011/12/24(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 別に、いるだけで迷惑って言うのもないだろ。
 本当に迷惑なら、寮長なりに相談するんじゃない?

 嫌だとまで言わなくても、エリアスは一人部屋のほうが良くないですかってね。
 そんな話は聞いたことないから、迷惑に思ってたり、なんてことはないと思うけど。

 エリアスが思うほど、セレストは気にしてないと思うけど。
 多少心配はかけてるかもしれないけど、心配に思うってことは、少なくとも嫌いじゃないってことだし。

 甘えられるのも、人によっちゃ嬉しいもんじゃない?
 いないほうがいい、なんてまで思うことないよ。

(291) 2011/12/24(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 どうして、エリアスがそこまで自虐的になるのか良くわからないけど。
 エリアスはエリアスなりに迷惑にならないようにしてるだろ?
 なら、それでいいんじゃない?

 どーしても気になるなら、セレストに聞いてみればいい。
 なんなら、俺が代わりに聞いてもいいし。

 でも――。

 今のエリアスはセレストが迷惑だって言うまで納得しないように見える。

[ふう、と白い息を吐く]

 誰だって、セレストだってエリアスに何か遠慮してることだってあるだろうし、同室者は迷惑はお互い様くらいの気持ちでいたほうが、楽だよ?

(292) 2011/12/24(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[耳に触れる指が冷たく感じる。
言葉と共に、耳元に息がかかる。

当てられた手に、手を伸ばして触れる]

 つまり、一番触れたいのはセレストって事?
 なら、本人にそういえばいい。

 嫌われたかどうかなんて、本人の口から言われても本当かどうかわからないのに。

 ……汚いなんて、思わない。
 人は、温かさを求めるものだから。
 でもエリアス、一番触れたい人の代わりなんて、どこにもいないし、それに代わりに触れられた人のことも、考えて欲しい、かな。
 
[そう返して、エリアスが去っていくのを止める事はなく。その後姿を見送った]

(298) 2011/12/24(Sat) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

 別に恨まれたって構わないけど。

[エリアスが去ってから呟いて]

 あきらめてばかりじゃ先に進まない。
 思いが伝われば叶うかも知れないのに。

[彼らは。
ため息をついて、廊下の先へ。

叶わない思いなら、自分にもある。告げる気もないそれは、以前にはまだ希望も合ったけれど]

(299) 2011/12/24(Sat) 12時半頃

【人】 本屋 ベネット

[燻るのは、閉じ込めた思いによって起こるもの。
薔薇の香りによって引き起こされた、痛み。

医務室まで来るとオスカーの姿を見つけられたか]

 オスカーやっといた。
 早く部屋に戻るように、ね?

[見つけはしたものの、無理やり部屋に連れ帰るわけでもなく。そこはオスカーの自主性に任せて、自室へと戻ることにした**]

(302) 2011/12/24(Sat) 12時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/24(Sat) 13時頃


[セックスをどう伝えるか、悩んでいる間に
どうやらモリスの相談コーナーになっていたようで。

モリスの秘密を知って、どうしよーと、おろおろと
するものだから、会話に挟まることもなく。]

 えーちょっとまってー。
 モリスはともかく、
 俺には想い告げるような相手いないよー。

[言葉を発したのは、最後になって。
将来情熱をかけられるものを見つけること叶ってなく、
それは人に対しても未だ*]


あれ、ま。

[ヴェスパタインが逃げていくのに驚いた顔してみた]

…折角薔薇の棘のケガを、手当てしちゃ駄目じゃないか。
だから少し、怒ったのに。
嫉妬したのかと思ったのかな。

かわいい子だね。皆。


【人】 本屋 ベネット

―廊下―
[自室まで戻る途中、その姿に気付いた]

 ヴェス?
 そんなところに突っ立ってどーしたん?

[さっき中庭で別れたはずの彼。手に持ったノートに気付いて、近くのドアを見て確認した]

 エリアスに追い出されでもした?
 …って、その手。
 まさか、薔薇の棘とか? そんなんなるまで触るとか、何ヴェスってマゾなの。

[赤いものが見える手にびっくりする]

(357) 2011/12/24(Sat) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

 お礼ね。
 で、寒い廊下に追い出されたと。

 早く部屋に戻ったほうがいいよ。寒いし。でもその前に医務室かな?

[エリアスがヴェスパタインに余りいい感情を持っていないのは知っていたから、そんな返答になる。
首を捻る様子に一度肩を竦めて]

 部屋に戻ったらうちの悪がき達がいないんでね。探しにでてた。
 
[苦笑を浮かべる]

(360) 2011/12/24(Sat) 18時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドアが開くと、セレストの姿]

 ん、ヴェスの言うとおり、タイミング的にはヴェスを追って出たと取られかねないな。
 それとも、一人にしないといけないようなことでもあったとか?

[セレストへそんな声をかける。
薔薇の香りに酔う人間が多い。つまりは彼もそうではないかと予想を立てて]

 ジェフは、ヴェスほっといたんなら一緒にサイラスでもいたとか?
 後輩思いの彼が同室の後輩より優先するとしたらそこしかなさそうだし。

[窓から見ていたジェフェリーには、ヴェスパタインがいたこともわかっているだろう。怪我もしているのに、と]

 ヴェスだって、自由にしていいと思うけどな。
 それともジェフの小言が怖いとか?

(363) 2011/12/24(Sat) 18時半頃

【人】 本屋 ベネット

 俺は部屋に戻る途中。
 二人はもう見つけたから。

[薔薇の匂いは鼻に残る。
セレストにそう答えると、思いついたように]

 医務室行くならそのヴェスの手も手当てした方がよくない?
 救急セットがヴェスの部屋にあるならいいけど、消毒くらいはちゃんとしておいたほうがいいよ。

[そう言うと、二人の横をすり抜けようと踏み出す]

(365) 2011/12/24(Sat) 18時半頃

【人】 本屋 ベネット

 自由にするしないは置いといて、医務室がいやなら自分でちゃんと手当てしなよ。
 傷口化膿したりしたら怖い事になるからさ。
 んじゃ、おやすみ?
 
[二人に背を向けて廊下を行くと、そのいくつか向こうの自室の扉を開く。机で眠るノックスが目に入ると、どこか安堵したようなため息を落した]

 ノックス、ちゃんとベッドに入れって。
 風邪引くぞー?

[肩を揺さぶってから、ノックスのベッドの毛布を捲り]

 子供じゃないんだから。
 夏場ならほっとくところだ。

[ノックスを抱えてベッドに横たわらせる。
毛布を被せると、ベッドサイドに腰掛けてふう、と息を吐いた**]

(367) 2011/12/24(Sat) 19時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/24(Sat) 19時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/12/24(Sat) 22時半頃


【人】 本屋 ベネット

[ベッドサイドに腰掛けたまま、床を見詰める]

 ――……。
 ほんと、何やってんだろ。

[長いため息。
薔薇の香りは老化だけでなく、部屋の中までも侵していく。
眉寄せて、鼻を押さえた]

(402) 2011/12/24(Sat) 22時半頃

…カワイソウな子。

[諦めだけで今までを生きてたエリアスに、
あざ笑うような、哀れむような。
ただ、同情だけは寄せない薔薇の精]


…誰か……。

どうしたらいいの。
どうしたら、忘れられるんだろう。

[それはエリアスの呟き。
薔薇の精のそれではなくて。

悲しさだけが漂う気配]


【人】 本屋 ベネット

―自室―

[二度目のため息をついた頃、腕に何かが触れて、振り返るとノックスの手が伸びていた]

 どうかした?
 寒くてもまだオスカーは戻ってきてないぞ。

[伸びてきた腕をとると、毛布の中に入れようとする]

 俺は湯たんぽになるほどあったかくないからさ。

(411) 2011/12/24(Sat) 23時頃

えっ、エリアス先輩……?

[突然の呟きにモリスは動きが、止まる。]


…忘れたいだけなんだ。
ただ、辛い、だけ……

[シーツを握る手に力が入る。
ぽたぽたと涙だけが零れて。

答えの声に、違和感すら感じずに]

…もう、いやだ…。


[夢から目覚めさてた声は、2つ。
1つはベネットのもので、もうひとつはエリアスのもの。]

 うん?どーしたのー……

[寝ぼけた声が、モリスの後を追うように問う。]


ん〜?どうしたんだろうね、この子。

[答えを返すのは薔薇の精]

随分混乱してるみたいだけど?
君達なんか言ったの?


……っ。

[聞こえてくる嗚咽。
エリアスは何を忘れたくて、泣いているのだろう。

近くにエリアスの同室のセレストがいるだけに、複雑な悲鳴が洩れる。]


…キミ、誰かしらないけど。
バイトで、とか、言っていなかった?

[モリスが薔薇の精としていたやりとりはおぼろげだったけれど、夢の中できいたのだろうと。
この少年は一体いつこの声の異様さに気付くのだろう]

バイトなら…誰とでも、できる?
忘れさせて、くれる…?


【人】 本屋 ベネット

[潤んだ眼が映る。
引っ張られると思ってなかったおかげで、抵抗する間もなく簡単に引き込まれた。
ノックスの上に倒れこむ]

 …ノックス、寝ぼけてるだろ。

[最も、今までだって湯たんぽ代わりに引き込まれた事がないわけではない。
倒れこんだ身を起こして、少しだけなら、とノックスの横に入り込んだ]

 少しだけ、だからな。

[薔薇の香りが強く、鼻を擽る。ノックスの表情が、魅惑的に映るのはそのせいだろうか、と眼を逸らして]

(425) 2011/12/24(Sat) 23時頃

……いいんスか。忘れちゃって。

[モリスは少し躊躇を見せると]

オレも忘れたいこと、あるし。
先輩がいいなら、『手伝いますよ』。忘れたいなら。

[セレストが放った自己責任という言葉が重くのしかかる。

それで、きっと、いい。

自分には負い目があるのだから。サイラスには綺麗なままでいてほしい。友達のまま、そのままで過ごせれば。
金で自分を売った、汚い自分にはきっと相応しくないのだから。]


……

お願い……


 むにゃ……。

[未だ夢現。2人の会話は聴いているけれど、脳みそには届いていないようで。]


……どこまで行けばいーんすか?
さすがに場所は選んだほうがいいと思うんスけど。

[モリスは少し困った様子でエリアスに告げる]


【人】 本屋 ベネット

 その声は寝ぼけてる。

[温かな空間にこちらが寝てしまいそうになる。
けれど、押し付けられたそれにびくりと震えた]

 ノックス?
 今まで寝てたくせにどうして……。

[見上げるとその表情が間近に映る。
息を呑んで、言葉が途切れた]

(437) 2011/12/24(Sat) 23時半頃

…防音室。あそこなら、聞こえない。

[逢引も、それ以上のことも]


【人】 本屋 ベネット

[ドアの開く音がすればそれがオスカーだとわかる。
問題はそこからだ。

代わりにオスカーをと思えば彼はこの状況にどう思うのだろうかと。
むしろ三人で一つのベッドに入ったほうが何事もなくよろしいんじゃないだろうかとも思いながら、浮かされかけた理性が引き戻される]

 あ、あ。オスカー? おかえり。
 その――。

[なんと説明すればよいのか。
思考が停止する]

(440) 2011/12/24(Sat) 23時半頃

……わかりました。
今、たまたまカギが開いてたんで、中にいます。


【人】 本屋 ベネット

[視点が合わないほど近く。こつりと額が当たる]

 そりゃ気持ちいいかもしれないけど。
 俺は、――。

[反射的に眼を伏せる。
脳裏に浮かぶのは――の、――を求める姿。

唇が触れると、まるで触れた場所から薔薇の香りが入り込んでくるような感覚がした]

(448) 2011/12/25(Sun) 00時頃

キミが…モリス…?

[余りに悲しみすぎてうつろになった眼は
彼を見る。
戸惑うことなくその胸元にほほをよせて]

約束。忘れさせ、て……


オレがモリスですけど、ね。

[来るなりエリアスが胸元に飛び込んでくるのを見れば、その髪を優しく撫でて。]

別に、いいですよ。オレで良ければ。
一緒に、暖まりましょうか。


つーか、何してもらいたいっスか?
バイトですから、ご要望とあらば、何でもするっスけど。

[エリアスの耳元でこっそりと囁く。]


…抱いてくれる?

[その声は、エリアスのものではなくて、
薔薇の精のものだとは気付かれまい。
元々枯れそうだった薔薇の木、求めるものは人の精気なのだ、と]


【人】 本屋 ベネット

[溶けそうになるのは意識。
合わせた唇から熱いものが流れ込んでくる。
端から零れた受け切れぬ滴が頬を流れ落ちる。
オスカーの声にはっとして唇を離すと、息を吐いた。
ノックスの言葉が耳にかかる。髪を撫でられて、熱くなっていくのは香りの所為]

 したい、とか、そういうんじゃ、ない。

[この状況でオスカーに代わる事はやはり出来ない。
ノックスがオスカーにかけた言葉に、一度目を伏せて]

 オスカー、ええと。
 オスカーは大丈夫? 薔薇のにおいに、酔ってない?

[自身が酔い始めているのは、わかる]

(463) 2011/12/25(Sun) 00時半頃

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