人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


【人】 鳥使い フィリップ

―― 旅行当日、バスの中 ――

[部室へ行ったころには、ほとんど旅行用の用意はされていて。
何故だか、それ以上に配置が変わっていたのには首を傾げたけれど、誰かから整理したと聞けば、なるほどと納得した。

だから、特に手伝うことも無く、いつもどおりに遊んで、時間がくればバイトへ出て、明け方ちかくに家へ戻って。
準備というほどの準備もなく、さして時間も掛からず用意した荷物と、紅子さんの籠を持ち。
お願いします、と克希の叔父が運転するバスに乗り込めば、景色と話を聞きつつ、うとうと]

 ……けい、肩かして……

[幼馴染の気安さで、隣にそう呟き。
とろんと眠気で溶けそうな表情で話半分、肩をあずけてぐらぐら揺れていた*]

(9) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 00時半頃


[隣の席に、こっそり耳打ち]

なーおい。


…はい?

[ビクッ、と反応したあと、耳打ちしてきた人に素直に耳を傾ける。]


― 少し先の話になるだろうか ―

[百瀬に猫耳をつけれたかどうかは置いて置き、怪談話が始まると瞬く紫の眼。
話は割と聴くような、ありふれたもののように思えた。]

 ………。

[けれど、人知れず難しい顔をするのは、全てが正しいかは別として、おそらく『本当に居る』ということが判ってしまったから。]

 『最近は、あまりなかったんだけどな』

[内心で呟く。

人付き合いが苦手な一部の理由。
眼が悪いのに、あまり眼鏡をかけたがらない訳。

どうにも眼の色を引き継いだ所為で、父親から受け継いでしまったらしい『霊感』とやらが発動中らしいと溜息を吐いた*]


んや、特によーじはないけどさ。
土橋とメアドこーかんしてなかったかなって思って。

いいー?
[携帯を取り出して、ちらり]


 ……だから、クトゥルフとか、やめよーって……

[出るとこで、そういうのは。
ほんとにやめて欲しい。

うつらうつら、寝言に近い声は、しかし真剣な呟きだった*]


あー、そうでしたね。

[連絡網はあってないようなものな気がしている。]

じゃぁ、これが俺のです。
[ごそごそと携帯を取り出すと、最上センパイとピロン☆とメアド交換したか。]


 お前も、当たりっぽく感じてるのか?

[寝言云う幼馴染に、ぼそっと返す。
2人して霊感があるらしいのは、昔から知っていることかはてさて*]


[赤外線で通信すると、部活メンツのフォルダに新規登録。
これで、交換してないのはあと誰だろう?まあいいか]

さんきゅー、じゃ土橋にもチロルあげよう。
イチゴ味スキっしょ?

[ごそごそと取り出して、ピンクの包み紙をころり]


…えぇ、ありがとうございます。

[否定出来ないので素直に受け取る。
飴は相変わらずどらえもんのように鞄に入っています。**]


[ 彼らの予想は、当たっている ]
[ 否、予想ではなく天性の力か ]

[ じきに、一行が辿り着く別荘 ]
[ その屋根の上に、座り黙す女 ]

[ 今は唯、口を閉ざし無表情で ]
[ *新たな客人を、見下ろすのみ* ]


 …… すっごく、痛てぇし。

[普通の一軒家に住む、普通の家族。
だから、自分たちには見えない『何か』を連れて来て、家を文字通りお化け屋敷にしてしまった息子を、海外転勤をさいわいに置いていったのも、仕方のないことだと分かっている。

でも、見えて、聞こえるのだから、普通の人間と同じに、思い入れてしまっても仕方ないじゃないか。
気味悪がらせた両親には悪いと思っているが、そんな開き直りをしているから。
霊媒体質は、改善の兆しなど無く、ひどくなる一方。

居ると分かる話を聞いただけで、『彼女』の想いに反応してしまって、ずくずくと心臓が痛む。
眠気か痛みか、どちらのせいで意識がかすむのか、良く分からない。

重い瞼をこじ開けて、肩を貸してくれている幼馴染を見上げ。
いつもの笑みを浮かべようとして、――あまり上手くいきそうになかったから。
取り繕わず、あからさまにほっとした、弱いものを浮かべた]

 となり、蛍紫で良かった。


『なあ、ケイ。もしかして、みえてる?』

[幼馴染の視線が。
時折、自分以外目を向ける者の無いほうへ向けられていると気づいたのは、バスの座席よりも背の小さかったころ。
あの頃は、こんなに身長差がつくなんて思ってもいなかったと、すこし悔しい想いに息を吐いた]


【人】 鳥使い フィリップ

 …… か、じ ……?

[とろんとした意識の下。
その単語にだけ反応して、ゆるゆる目を開ける。

前の座席では、後輩が苦しんでいるよう。
隣が文だから、大丈夫だろうとは思いつつ、いきてるかー、とぼんやりした声を掛け]

 …… あれ、せんせ?

[となりが幼馴染で良かったと、ゆったり肩を貸して貰っている視線を上げれば、空席だった筈の場所に、顧問の姿。
会話は聞こえたが良く聞いていない。
蛍紫が、彼と相部屋になるらしきだけ、何とか理解して]

 べにこさん。

(49) 2011/05/16(Mon) 09時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[呂律怪しく、いくらかの言葉を鳥籠にかけて、通路へ向けて入り口を開く。

蛍紫と蘭香が相部屋になるなら、聞きたいこともあるし、悠里に相部屋をお願いしようかと思っていたが、同室でないと出来ないわけではない。
最後列の様子は、ここからでは分からないが、紅子さんなら上手くやってくれるだろう、と送り出す。

ばさばさ、器用に通路を飛びぬけた紅子さんは、蘭香の足元に止まると]

『ケーシ、センセとイッショ。
ランカ、ドースル。

フーマとイッショ、フーマ、ヨロコブ。
ベニコサン、ヨロコブ』

[ちょん、ちょん、とその場で跳ねてバランスをとりながら、ちゃっかりアドリブを加えた伝言をしてくれた*]

(50) 2011/05/16(Mon) 09時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 09時半頃


そういや、土橋さ。


お前、好きな人って……居る?

[思い出したように落ち着いた声でぽつり、隣にだけ聞こえるように*]


[『恋』なんてしない。


人の心を縛るから。変えるから。狂わせるから。



―……ちり


なのに。
時折、苦しい。嬉しい。
言葉にできないもどかしさに襲われるのは、何故だろう…]


……はい?

[聞こえてきた言葉に6秒ほど固まる。
そして、淡く頬が朱に染まる。

それが何よりの解答になるか。]


 無理しなくていいんだぞ?

[無理に笑おうとする珀に手を伸ばす。
叶うなら慰めるように、その頭を撫でたかもしれず。
ほっとした様子に、安心させるように緩く微笑む。]

 まだ『見えて』は無いな。
 でも、居るだろうということは気配で判る。
 小さい頃は、そういうことも多かったが……。

[見えているか?という問いが、肉声であれば上記のようなことを囁いただろう。心の声であれば、多分意識しない小さな独り語。
蛍紫の能力は、成長するにつれ安定はしてきている。
感じない努力をしているから。

例えば、それは霊の存在を誰かと話さないこと。
相手にすると、霊が近寄ってしまうから。
例えば、それは眼鏡をかける時間を減らしていること。
かけると、見え過ぎてしまうから。

ただ、傍に居る幼馴染の存在がある故に、捨てきれていない。]


[甲斐――父親の家系は、元は死した者を相手とする生業としていた家系らしく。
近代になっても紫の眼を持つ子には多かれ少なかれそう言う力が引き継がれている。
ただ、随分と他の血が混じっているから、そもそも紫の眼が出ることも少なく、出たとしても能力的には落ちて行っているのが事実。系譜を辿れば、霊を払うような能力もあったようだが、蛍紫にもその父にも払う能力はない。そして、現代で生きるのに、それで困ることもない……のだが。]

 ………。

[まさか、身長差で溜息を吐かれているとは知らず。
霊媒体質らしい幼馴染を護りきれないことに、内心で溜息を吐くのだった。]


【人】 鳥使い フィリップ

[克希に、別荘の詳しい話をちゃんと聞いておけば良かった。
改築されたとはいえ、火事のあった屋敷なんて。

知っていたら――…でも、蘭香自身が旅行を楽しみにしていた様子も、知っている。
知っていたとして、止めただろうか。
知っていたとして――…]

 ……?
 いや、オレのが良いとか無いだろ。

[申し訳なさそうな表情を浮かべる幼馴染>>57に、いまいち焦点の定かでない碧の瞳を向ける。
のろのろ瞬く視界に、此処からでは見えない紅子さんの到着地点を恐らくは見て、ほっと息を吐くのに、とりあえずは大丈夫らしいと察し]

 ん。……さんきゅ。

[撫でられるままに、力を抜いて。
じんわりとした体温と手の感触が心地良く、預けた額を、すり、と肩口に懐かせた]

(62) 2011/05/16(Mon) 15時頃

 無理は、しねえよ。

[ただでさえ、蘭香のことがある。
そんな時に、自分がどうかしてはいられない。
そうしたら、この妙なところで苦労を背負ってしまう幼馴染が、どれだけ大変かは、想像するまでもないから。

だからちゃんと、頼らせて貰っていると、撫でられるまま肩口に預けた頭の力を抜いた]

 ……蛍紫みたいに、離れてかなきゃいけねーんだろうけど……

[硝子に遮られていない紫の瞳へ、手を伸ばす。
目測であてられた指先が触れたのは、頬あたり。
するりと目元をなぞって、ぱたり、落ちる]


 ごめんな。

[見えざるものを、見ないように努力している幼馴染が。
それでも、こちら側から離れきれていないのは、逆方向へ進んでしまっている自分のせいもあるのだろう。

付き合いが良すぎると、茶化して笑い飛ばすことも出来ず。
ただ、落とした手を握りしめて、ぽつりと呟いた]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 蘭香の席 ――

[蘭香の足元で懐いていた紅子さんだが、ぱたた、と軽く羽ばたくと前の席に飛び乗り。
良数の頭の上から、つんつん、と髪を咥えて]

『センパイ、オヤツ。チョーダイ、オヤツ』

[甘い匂いに、おねだりを始めた]

(63) 2011/05/16(Mon) 15時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 決まって、ないの……?

[前の席から聞こえた声>>60に、ゆるりと少し、頭を上げた。
寄り掛かっているうちに少し楽になってきたから。
周りが何を話しているのかは、頭に入ってくるようになってきた]

 寝てるから、たぶん桂馬ちゃ……先輩と、夕輝先輩と、成人かな……?

[聞こえてこなかった名前を、指折り数える。
誰か抜けがあると言われれば、謝っただろう。

蘭香は自分が誘ったけれど、文が心配してくれるようなら、取り消しても良いと思った。
旅行前に話したように、彼や蛍紫がどの部屋だろうと、どうせ自分は遊びに行くのだから。

克希は主催者だから自分の部屋があるんだろうと、数に入れなかった*]

(64) 2011/05/16(Mon) 15時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 15時半頃


[今日は両手が空いていたから、よけられなければわしわしと髪を撫で回して。
意地悪くない方の笑顔を見せる]

俺さ、お前のならおーえん出来るわ。
根回し必要なら、言えよ。

[後輩の中でも、かなりお気に入りな方(弟として欲しいランキング)に土橋は入っているようだ*]


わっ

[バスの座席は狭い。
避けようと思っても避けきれなくて、わしわしと頭を撫でられる。]

必要なら、お願いします。

[数瞬、迷った末に頼んで、]

……応援したくない人でもいるんですか?

[思わず気になったことを聞いてしまう。]


じゃ、相手だーれ?

[にひひと笑みを漏らしてついでに情報収集]

えーだって。
ライバルには負けたくないぞ?

[居るのかどうかもわからないが、一応。
静谷の「トンビに攫われる」という言葉が聞こえての発想]


………百瀬。

[少し長い沈黙の中、紡いだのはクラスメイトの名。
気になっている、という点では静谷センパイもそうなのだが、
レベルが違うと思うので口にはしなかった。]


…………。

部屋変わろっか?というか、俺は夜織部と野久んとこ行く(のを勝手に決定した)から、使っていーよ。遊びに来てそのまま泊まってけば。

[おせっかいでもなんでもなく、するりと言葉が出る]

よくじゃれてるもんなあ、お前ら。


でも、大丈夫ですかね?
蓮端センパイ一人にして。

[相部屋の誘いをかけたセンパイを慮る。]

まぁ同じクラスですからね。


【人】 鳥使い フィリップ

 あたっ。

[痛くはなかったが、頭に当たった何か>>66に、反射的に声をあげた。
飴玉を口に放り込んで、ありあとーほはいまふ、けーひゃんへんはい、と改善されていない応え]

 チョコはダメっすー!! ナッツでお願いします。味ついてないのだったら尚安全っす。

[後ろからの問い>>68に、頭上で大きくバツ印。
桂馬の指摘>>70には、そうっすねと笑って]

 バナナ、好きっすよ。マンゴーとかは食べさせたこと無い、ってかオレも食べたことないですけど。

[それで結局蘭香の答えはどうだったんだ紅子さん、と。
良数に手ずから食べさせて貰っているらしき愛鳥の帰りを待っていたのだが]

(94) 2011/05/16(Mon) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 あ、すみません! 紅子さん、もどれー。

[寧人に注意されて>>87、慌てて籠を引き上げる。
面子が面子だからか、いつもの部室のような気になってしまっていた。

運転席のほうへも、ぺこぺこ謝りながら、戻ってきた紅子さんを籠に入れ]

 で、蘭香どうしたいって?

『オナジ、イイ。ウレシイ。
ヨカッタナ』

 ……良かったけど、なんで紅子さんが偉そうなのさ。

[携帯は持っていないから、不通にざわつく車内には、不思議そう。
ただ、小説だの死亡フラグだの聞こえると、進行方向を見遣って、すこし眉を下げ。

そんな表情をもみ消すように、支えてくれる肩に顔を埋め。
到着までの時間、短い眠りに落ちた*]

(96) 2011/05/16(Mon) 20時半頃

ほっといても石神井あたりが来るんじゃない?
それか、蓮端に言っておけばいいよ。夜部屋空けるんでって。「センパイも好きな部屋にお邪魔したらどーっすか?」
とか。

[二重三重に煽ってみる]

俺が蓮端にそれ言うと、不自然っしょ?


…ですか。

[センパイからの煽りにへにょり、と眉を下げる。]

とりあえず、後でそう声をかけてみます。


んーまあ。余計な事は言わないにしても。
「百瀬の部屋に行くんで夜そのまま泊まるかもしれません」
ぐらいは言うべきかなーと。

蓮端いーやつだから、心配しちゃうかも。
それか、一人でゆっくり寝れるって思うかもしんねーし。


…優しそうな人ですからねぇ。

とりあえず、行くならそう伝えておきます。

[もしかしたら、行かないかもしれないとかそんな。]


 ……離れているように、みえるか?

[一瞬驚いたように見開く紫。
次に苦笑いの形に細くなれば、その下、頬に触れる温もり。

離れているように見えるのならば、距離感をつかめないからで。
多分、3人の中で1番幼馴染という枠に縋っているのは自分なのだという自覚があった。
思うのは、鞄の中にある織部から譲り受けた奨学金のガイド。

3人でルームシェアして、同じか近くの大学に……。

その願いは、まだ云えずにいるけれど。]

 謝る必要はないさ。

[結局、霊感をなかった振りできないのも、珀に縋るのを止めれないから。
落とされた手に、頭を支えていない方の手を伸ばす。
言葉にしない 謝るのは多分自分の方だ という思いを乗せて触れた。]


【人】 鳥使い フィリップ

 無塩のは持ってるっすよ。せんぱいも食べる?

[殻剥いてないっすけど。と荷物から紅子さんのおやつ袋を取り出し、後方>>98へ向けて振った。ぶんぶん]

 砂糖くっついてないのだったら、大丈夫。つか、ちょっと味ついてても食べちまうんだけど、紅子さん……。

[でもオレも食べる。と囁かれる声>>110に、くすぐったげにむにゃむにゃ答え。
久しぶりの、小母さんのお菓子に思いを馳せれば、短くとも休息は安らかに。

到着まで、肩から滑り落とされることのなかった頭は、一度だけ震えた拍子に、かくっと跳ねたのだった]

(122) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―― 到着 ――

 ありがとーございましたっ!

[叔父さんは良いと言ってくれたけど、布を借りて通路を中心に、すこしバスを掃除させて貰った。
克希が言うように、空は今にも雫塗れになりそう。
そっちも本降りにならねーうちに戻ってこいよー、と手を振って見送り]

 …… せんぱい達に、言うことじゃねっての。

[通路の床から顔を上げた時、見えた光景>>100>>105が、ふと蘇る。
蘭香が大事にされていて嬉しいとか、ありがたいとか。
そういう気持ちだけでなくて、何故か。
口をつきそうになった呟きは、未だバスの中に居る克希らを思い出して、留められたのだった]

 ふみせんせこそ、重そーっすよ。
 手伝います?

[オレ荷物あんまり無いから、と大荷物の文>>108へ手を伸ばし。
渡してくれるなら受け持って、てくてく歩き出す]

(123) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 腰?

[それなら階段はキツそうだと、成人の説明>>121が聞こえて、心配げに王子を見遣った。
手を伸ばす悠里が居るから、特に近づくでもなく。
本人の説明>>124に、整理を手伝えば良かったと思うくらい]

 成人は大丈夫なん?
 なんか、無言で運んでるけど。

[常から口数が多いわけではないが。
黙々と足を進める後輩を見上げて尋ねた]

(126) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 おまかせー。
 だって、せんせの荷物、どうせオレらの為なんだろ。

[小さいほうを渡す文>>136に、バスの中での彼の行動を思い返せば、そうにへっと笑って鞄を受け取り]

 ……オレがちっこいからヤバいとか、そういうんじゃねーよな?
 ただの鞄にしか見えねーんだけど…… すごいな。

[ヤバいらしい鞄>>133を、無言ながら平然と下げている後輩。
すげーすげー、と感心した様子でしきりに、思いっきり腕を伸ばして、つんつん頭を撫で回した]

 …… 、  ……。

[そこに。
掠れた声音>>137が聞こえて、思わず口を開きかけ。
けれど、ぱく、と動くだけで、言葉にはならず。
暫し悠里を見つめるだけになってしまった]

(149) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[バスの中と打って変り、元気に袋を振り回す調音>>128の姿を、微笑ましげに見遣れば。
その細い背越しに見えてきた屋敷。

規模は、幼馴染の家に似ているが、雰囲気は似ていない、雨雲を背負った豪邸を見上げ。
すこしぼんやりと、立ち竦んでいた]

(150) 2011/05/16(Mon) 23時頃

 ……居る。

[ぼそっと呟いた。

眼鏡をかけずとも、はっきりと見えたこの世の人ではない姿。
視線は、屋根の上に固定されている。
遠目に、視線があったと思ったのは気のせいだろうか。]

 挨拶すべきか、悩むな……。

[挨拶をするということは、存在を認めるということだから。
己の為というより、珀の為になるだろうかと、少し悩ましげな顔をした。]


 …… うん。

[バスの中で触れていた手を。
確かめるように、そっと伸ばし。

屋根の同じ一点を見つめる幼馴染に、ちいさく笑い]

 蛍紫は、関わりたくないんだろ。
 オレはどうせ、また放っておけねーから、挨拶もすることになるんだ、任せとけ。

[悩ましげに刻まれた眉間の皺を、横合いから、うにっと伸ばした]


[ 蛍紫と視線が合おうと ]
[ 女は表情一つ変えない ]

[ 楓馬を見ても同じこと ]

[ まだ女は新たな来客を ]
[ *ただ、見ているだけだ* ]


[眉間の皺を伸ばされたなら、紫の眼を見開く。
そして、溜息を一つ吐いた。]

 ……お人よしめ。
 そうなったら、俺も放っておくわけにはいかないだろ。

 それに、なんだかな……。

[放っておいてはいけないような、そんな気がする。
そんな感覚的なものは、相変わらず上手く言葉に出来ず。
言葉途中で切れた。

ただ、視線あっても変わらぬ表情が気になって。
大概は、あえば良くも悪くも構って欲しそうにするのが常だから。]


【人】 鳥使い フィリップ

 へえ、そんな? どれどれ、……む、むぬ……っ!

[ひとしきり後輩を撫で回してから>>157、彼の鞄に手を掛けてみた。
が、確かに持ち上がらず。
へたりと座りこんで、何者? という目で改めて、後輩を見上げたのだった]

 ん。

[ふと、元気に袋を振り回していた調音が、そっぽ向いているのに気づき。
また何でだ、と口をへの字にするも]

 ……成人?

[屋敷を眺めていた視線は、声>>162によって彼へと引き戻り。
どうした、と彼の視線の先と、彼とを交互に見て、首を傾げた]

(168) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ええ?
 お人よしは、好きで厄介ごとに首突っ込むオレに、付き合ってくれる蛍紫だろ。

[溜め息に、くすくす笑い]

 しかし、付き合うとなると、長くなりそ。
 どうしたいのか、とか。言う気なさそうだし。

[表情を変えず、身動きもせず。
何を求めるでなく、ただ其処に居る姿に――ずきり、また痛んだ胸を押さえた]


【人】 鳥使い フィリップ

 うん、見た目そんな、マッチョじゃねーもんな。
 あ、それが悪いってことじゃねーぞ。むしろカッコいい。

[困ったような顔をさせてしまった後輩>>175に、ぶんぶん首を振り。
伸ばされた手を取って、よっと立ち上がり]

 思い出? 先輩と何かあったん…… って、つめたっ!

[はて、と尋ねかけたところで、首筋に落ちた雫。
自分の荷物はともかく、紅子さんと文の荷物は濡らすわけにいかない。
成人の声>>178に頷くや否や、屋敷にむけて走り出した]

(183) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ……お前がつっこまなきゃ、付き合わん。
 誰にでも、ではないから、俺はお人よしではないさ。

[照れ隠しなのか、ぎゅっと眉間に皺を寄せたての会話は、どのタイミングだったか。
ポツリと頬を雨が打つ。]

 雨が降っても、あのまま居るんだろうかな。

[屋敷に入る前、天……正確には屋根の上にいる幽霊を見上げて呟いた言葉は、珀が傍に居れば聴こえただろう。
どうこういいつつ、挨拶ついでに中に入れと言いに行くのだと、多分見とおされているか。]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 別荘 ――

 ふぁー。ほんとに、すぐ降りやがんの。

[ぱん、と雨粒を払ってから、文へ鞄を渡し。
鳥籠と自分の鞄をホール脇に置くと、蘭香のほうを見遣る。
良数と何を話しているのかは聞こえなかったが、火を見た時のような反応は、今のところ無く。
目の届く範囲、火事の名残が無いか今のうちに確かめておこうと、再び外へ足を向けた]

(192) 2011/05/17(Tue) 00時頃

 ん? 照れてやがんの。
 ……ありがと。

[同じくらい、ごめん、と思っているけれど。
感謝だけを口にして]

 ……だろーな。
 抜け駆けすんなよ?

[屋根上を案ずる声に、にやり笑い。
ぽん、と肩を叩いて出て行った]


フィリップは、文に、いえいえ、とにへり笑い。

2011/05/17(Tue) 00時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―― 玄関→庭園方向 ――

 ……あれっ? 寧人先輩?

[ぐるっと回ろうとしたところで、傘も差さずに庭を眺める人影を見つけて。
何してるんすか、と濡れた地面をぱしぱし蹴って、走り寄った]

(198) 2011/05/17(Tue) 00時頃

 さぁ、それはどうだろうな。

[抜け駆けするなという言葉に、唇の端を持ち上げた。
意地悪な表情をするのは、照れを揶揄られた……というこれまた照れなのだが。
珀が火事の痕がないか下から見まわるついでに、話しかけるつもりならば、自分は上からと踵を返すのだった。]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 庭園 ――

 確かに、本降りになったら、薔薇見るどころじゃないっすもんね。

[そう思うと、小雨のなか、濡れた薔薇を眺めるのは贅沢にも思えて。
きょろ、と幾度か首を動かしてから]

 ……? 何すか、それ。

[寧人の手の上で転がされる、大きなガラス球みたいなのに目を惹かれる。
じゃれつくのを我慢するような、うず、と動く手を押さえて訊いてみた]

(213) 2011/05/17(Tue) 00時半頃

― 2階廊下つきあたり ―

[誘われるように向かうのは、幽霊が座っていたらしき所に近い位置。案の定、寄った窓からその姿が見えて、溜息を吐く。]

 今日から、暫く世話になるものだ。
 騒がしくするだろうが、よろしく頼む。

[それでも気難しげに挨拶をするのは、結局放っておけないからで。
放っておいても、珀が無茶するのは目に見えていることもあった。]


 ……ずっとそこに居るつもりなのか?
 幽霊は濡れないのかもしれないが、見ている方が寒いんだが。

[苦言を言ってから、ごそごそと取り出し差し出す菓子。]

 これは土産だ。
 幽霊は食べれないかもしれないが、気は伝わるものだと父がいっていたからな。
 よければ貰ってくれ。
 あと、気が向いたら名前教えてもらえれば嬉しい。
 幽霊幽霊呼ぶのも、失礼だしな。

[珍しく長文を紡ぐと、相手の反応があろうがなかろうが、暫くじっと見詰めるのだった*]


【人】 鳥使い フィリップ

 うん。折角こんな、キレイなんだから、みんなで見たいですし。
 ほんと、近づくとすごい……。なんか、庭全体が、おっきな薔薇のイキモノみたいです。

[その光景に呑まれたような声音で花々を見回すと、手を伸ばし、近場の一輪に触れた。
ぴん、と柔く弾けば、淡くひかりを零して雫が落ちる]

 あれ、ほんとにガラスなんすか。
 先輩が転がしてると、重さとか無いみたいに見える……。

[滑らかな動きで、てのひら、甲の上、とすべる球。
ぴたり、やはり重さを感じない静かさで回転の留められたそれに、恐る恐る手を伸ばす]

 ……大丈夫っすか? ガラス、壊れたりしたら……

[そっと握りこめば、外気で冷やされた硝子の冷たさと、寧人から伝わったのだろう暖かさを感じる。
透明な球の表面はけれど、使いこまれたのだろう幾つもの傷も伝えてきて。
落とすのが怖くて、片手でしっかり握り締めたまま。労わるように、硝子球を撫でた]

(232) 2011/05/17(Tue) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―― 庭園 ――

 こんな地獄だったら、堕ちてもいいなぁ。
 あれ、地獄と煉獄って違うんでしたっけ?

[音楽か歴史の時間に、やったようなやってないような。
うぅん、と考え込みながら、詩人というのはまったく、その通りだと思うから、こくこくと同意を示し]

 えっ。そうだったんですか!?

[じゃあもしかして、この傷は落とされた時の。
ぽかんと口を開くも、先輩のものには違いない。
急に粗雑な扱いをするわけではないが、知る前よりは柔らかな動きで、硝子球を弄る。

見よう見まねにもならないが、ゆるゆると、手の回りに回してみたり]

(244) 2011/05/17(Tue) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …… 先輩は、幽霊、見たいんですか?

[ぴた、と手の動きを止め。
球を、覗きこむでなく、寧人に向けて翳す。
硝子越しに映るのは、さかさまの屋根か]

 …… むずかしい です、ね。
 先輩も、恋してるみたいな響きです。

(245) 2011/05/17(Tue) 01時頃

[ 明確に自分に向けて発せられた声に、振り返る ]

『…………』

[ 苦言に眉を下げ、差し出された菓子を見つめる ]
[ それから蛍紫の顔を見て、再び菓子を見つめて ]

『……ありがとう』

[ 頭を下げて、小さな声で、蛍紫にお礼を言った ]


『あなたの言う通り、わたしは幽霊』
『変わった、人。わたしの姿を見て逃げなかったのは、あなたが初めて』
『ううん、もう一人、いたかしら。さっきわたしを下から見ていた』

[ 女はたどたどしく話す ]

『……ごめんなさい、人とお話したの久しぶりで上手く話せない』

[ 不器用な言葉を止めて ]

『わたしは、日向(ひなた)』
『――あなたは?』

[ *蛍紫に名前を、尋ねた* ]


[ やってきた調音に軽く視線を向ける ]

[ この人は、見えない ]

[ それだけ判れば十分と視線を外して ]

『……それ、くれるのは嬉しいけれど』
『あなたが変な人と思われる』

『持って帰って自分で食べて』
『お供え物って、そういうものだから』

[ *気持ちだけで、十分* ]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 庭園 ――

 救われる……地獄。

[棘にあえて触れるみたいに、手を滑らせるのには、傷つきますよ、と袖を引いた。
手を取るには、自分の手が塞がっていたから。

時折、硝子球に弾けては、滴りおちる雨粒。
手で温まったその雫の温度は、涙と同じ。

煉獄と、涙について考えながら、すべる球に苦労しつつ、手を動かした]

 頑張っても滑ります!
 つか、え、これで球だけとか無理…… む、ぬー。

 ……おっ? おお?

[こんな感じ? と少しだけ出来た気がした。
採点を求める生徒のような瞳で、寧人を見上げ]

(264) 2011/05/17(Tue) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 SAN値とか、また…… いや、そーですよ、減るからこういうトコでクトゥルフとかやらない方が良いんです。
 もっと平和な遊び、いくらでもあるんですから。

 ……あれ、そうなんですか。
 切ないとかじゃなくて、難しいって、言うから。
 なんか、自分で考えてるみたいな言葉だなって、思ったんです。

[否定には、カン違いすみません、とあっさり笑う。
けれど、醜いと表すのに、眉を下げ]

 ……そんなこと、ないです。
 怪談はそうかもしれないっすけど、本当は、そうじゃなかったかもしんないし。
 それに、もし、そうだったんだとしても、そうしなきゃならないくらい、苦しくて、どうしようも無かったのかも、しれないし……。

 そんな、苦しくなるのって。そうなる前が、すごく楽しくて、綺麗だったからだと、思うし……。

[そのまま、のろのろと俯いていき。
ややあって押し黙ると、ヘンなこと言ってすみません、と謝って硝子球を渡し]

(265) 2011/05/17(Tue) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 オレ、せっかくだからもう少し周り、見てきます。
 ……あ、先輩居たから、本降りの前に薔薇見れたんですよね。ありがとうございました!

[にへっと笑うと、勢い良く頭を下げ。
当初の目的を果たそうと、いよいよ粘度を増してきた地面を蹴って、走り出す。

良数の姿に気づいたなら、そちらへぶんぶん手を振ってから、裏手へ走っていった*]

(266) 2011/05/17(Tue) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 02時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 02時頃


[一回りしてみたが、特に火事の痕らしきものは見つからなかった。
2階から見れば、また何か見つかるのかもしれないが、とりあえずは十分と、立ち止まり。

屋根を見上げれば、雨霞で定かではないが、窓辺に立っているのは見慣れた幼馴染の姿。
けれど彼女の姿は、そこから動いた様子は無かった]

 よっ!

[ぴっ、と挙げた手を、ひらひら振って笑う。
見えている、と示すように、真っ直ぐ彼女を見上げたまま]

 オレ、楓馬ってんだ。あんたは?

 これから、オレたちしばらく、此処にお邪魔してっから。
 何かして欲しいことあったら、言ってくれ。

 とりあえず、中入ろうぜ。聞いただろうけど、そいつもすっごく、気にしてんだ。


[見るからに寒そうだからさ、とジェスチャーし。
別荘の中へ戻ると、階段を駆け上がり、蛍紫の後ろから、ひょこっと顔を出す。
供えられた袋に、口元を和らげ]

 ほら。来いよ。

[あとで廊下掃除だな、と思いつつ、窓をいっぱいに開いて。
身を乗り出すと、彼女のほうへ手を思い切り伸ばした*]


胸が苦しいのは。

きっと、僕が弱いから。


[ また、自分に向けて掛けられる声 ]
[ 今度は、下。手を振る楓馬を見る ]

『ふうま。変わった名前』
『わたしは、日向』

『……幽霊に暑いも寒いもないわ』
『あなたのほうこそ、寒そうよ』
『わたし、使用人だったけど。もう浴巾(タオル)一枚出してあげられないから』

[ 足りない言葉と、遠回りな気遣い ]
[ 見えなくなる姿に、忙しない人と ]
[ 溜息を吐いた頃に、楓馬は2階に ]


『あなた、昔から幽霊慣れしてるのかしら』

[ 手を伸ばす楓馬の手を握り返さないまま ]

『でも、あまり安易に触れようと思わないほうがいいわ』
『あぶないから』

[ 女は目を細める。根負けしたようだった ]

『そこまで言うなら入るわ』
『でも、助けは無用よ』

[ だけど手は拒む。決して掴むことはない ]
[ 女の姿は一度雨に溶けて、二人の後ろへ ]


[ 女の視線は蛍紫と楓馬の近い距離に ]

『……あなたたちは仲良し?』
『仲が良いのは、素敵なことね』

『どうか、その絆を見失わないで』
『わたしみたいに、ならないように』

[ もし、二人に引き止められなければ ]
[ *廊下の水滴に溶けて、女は姿を消す* ]


 変わってっかな?
 名付け親のじっちゃんが台湾のひとだったらしーから、そのせいかも。

[日向が応えてくれたのに、ほっとする。
お気遣いなく! と笑って駆け出した足は、廊下の窓まで濡れた足跡をぽつぽつと]

 うん、慣れてる。
 だけど心配されたのは久しぶり。日向、良いヤツだな。

[あぶないと言われても、にへらと嬉しそうに笑うだけ。
入る、と日向の姿が雨に溶け消え、廊下に現れてから、窓を閉じた]

 おう、仲良しだぜ!
 オレが迷惑かけてばっかの気もすっけど。

[付き合いの良い幼馴染の肩に手を伸ばし。
ぐいっと引き寄せたところで、自分が濡れていることを思い出して、悪ぃ、と慌てて手を離す]


 でも、……日向も、もう哀しいこと溜めこむな。
 怪談が本当でもウソでも、十分苦しかったんだろ。
 心残りがあるなら、果たせることなら、やってやるし…… だから、日向がイヤじゃないなら、日向とも仲良くなりたいよ、オレ。

[彼女に触れられることはなかった手を握りこみ。
また痛みだす胸元にあてて、息を吐いた。

眼差しは真っ直ぐのまま。
応えがどうあれ、消えるまで見つめていた]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 別荘 ――

 ふみせんせー、タオルありますー?

[雨の勢いはさほどでなかったが、ひととおり見回った頃には結構濡れてしまった。
これで部屋まで戻ったら、床にシミを作ってしまいそうで。

部屋割りは聞かずに飛び出してしまったから、知らなかったのだけど、文の部屋が1階だったから、そう関係ない戸を開けずに済んだ。
勉強中の顧問の部屋は、うっかり開けてしまったかもしれない]

 おっ、良い音。
 ご飯なんだろ。つか誰が作ってくれてんだ?

[貸して貰ったタオルを被り、ぱたぱた走り回ってお掃除。
台所から届く匂いに、わくわくとモップを滑らせていると。

水分を吸われて少し乾いた髪から、タオルが肩にすべり落ち。
その感触に、寧人に撫でられたそれを思い出し、ぴたり足を止めた]

(290) 2011/05/17(Tue) 10時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……恋、してる?

[突然唱えられた召還呪文より、その言葉のほうが驚いた。
思わず、きょとんと大きく見開いた目に、雨粒が直撃してぎゃー! と我に返ったのだけど、そうでなかったら笑ってあの場から立ち去れなかったかもしれない]

 ……恋?

[誰が。オレが?
確かに、恋愛については今考えていて、興味だって無いわけじゃないけど。
先輩に彼女が居るか尋ねるのだって、あんな挙動不審になってしまう自分が。
恋、なんて。マトモに出来ているんだろうか?
それ以前に――]

 …… うーん。分からん。恋ってなんだ……。

[モップの柄に顎を載せ、しばしうんうん唸っていたが。
何処からか吹き込んだ風に、ふるっと身震いすれば、早く掃除を済ませてしまおうと。
また、ぱたぱたと濡れたあとを追って掃除を開始した]

(291) 2011/05/17(Tue) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―→ 蘭香との部屋 ――

 ただーいまっ。おー、良い眺め!

[雨で煙ってはいるが、バルコニーからは庭が見下ろせ、晴れればさぞ美しいだろうと思った。
部屋の調度も整っていて、ほんとうに部活の旅行で使って良いのかと、勿体無くなる]

 紅子さん、散歩出来なくて残念だけど。
 晴れるまでは、部屋ん中でガマンな。

[『ショーガナイナ』と鳥籠から飛び出て、バルコニーの手摺りに留まる紅子さんを指して、やれやれと口を開きかけ]

 蘭香? ……具合、悪ぃ?

[幼馴染の顔色があまり優れないのに気づき。
心配げに、ひたりと冷えている手で額に触れた*]

(292) 2011/05/17(Tue) 10時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 10時半頃


― 回想 ―

[じっと見詰めていれば、かえってくる応え。
たどたどしい話しぶりは、蛍紫にとっては親近感をうむものであったから、少し表情が緩む。]

 いや、俺も、上手く話せる性質ではないから、気にするな。

 ひなた……日に向かうと書くのでいいのか?
 俺は、けいし、紫の蛍をひっくり返して書く。

 もう一人は………。

[珀のことを告げようとすれば、後ろからかかる声に言葉が途切れた。
百瀬は直ぐに去って行ったが……。]

 そうだな。

[忠告に苦笑したあたりで、下から聴こえる珀の声。]


 もう一人は、自分から名乗りたいみたいだ。

[案の定、直ぐに聴こえる名乗りの声。
日向の反応にも苦笑を深めて、珀が来るのを待った。
そして、開かれる窓。]

 コイツがこんなだから、な。

[先程答えなかった、逃げないという言葉と仲が良いという言葉を、まとめて返す足らずな言葉を返しながら、日向が屋敷内に入るのを何処かほっとした様子で見守った。]


 しかし、まぁ、別件で迷惑をかけているのは、俺も一緒なんだが。

[引き寄せられる肩。けれど直ぐに離されることに、少し困った顔をしながら、そう付け足す。
窓が開け放たれた時、少し濡れてしまったから、今更だと。
心の底で思うけれど、その思いは言葉にはならないまま。

消え行く日向の背に、珀が語る言葉を唯聴いて]

 一応、一歩前進で良かった……んじゃないか。

 嗚呼、掃除は、任せてもいいか?
 俺、荷物おきっぱなしなんだ。

 そのまま置いてたら、多分鳴瀬先生に迷惑かけると思うから。

[日向の姿が完全に消えたところで、珀に願う。
おそらくは、否という返事ではなかった筈だ。]


[去る珀の背を、しかし、急いで追うように階下には降りず。
ゆるっと手を伸ばすは、供えという役割を終えたマーマレード。

ほんの少しの間、また窓から雨に打たれる景色を見やる。

その後、くるっと踵を返したのだった*]


[ 蛍紫の名乗りを聞いて ]
[ 少し困ったように言う ]

『……わたし、読み書きできないの』
『生まれた時からずっと、ここで働いていたから』

[ 学校には行ってないと ]
[ 漢字は覚えられないと ]

『でも、それで合っているわ』
『"ひにむかう"と書くと……教えてもらったから』

[ 誰からとは口にしない ]
[ その記憶は棘のように ]
[ 女自身を苦しめるから ]


『――怪談』
『わたしの正体を、知っているの』

[ 立ち去る前、楓馬を振り向いて問う ]
[ 無表情だった顔は少しだけ、険しく ]

『…………』
『…………』

[ ふわと、薔薇の香りが周囲に漂った ]
[ ごく僅か、気にならない程度の強さ ]

『……わたしに話しかけたら祟られると思わなかったの』
『変な人たち』

[ *そして、その纏った香りごと消えた* ]


 知ってんのかどうかは分かんね。
 だから、話す気になったら、教えて。

[目の前の日向と、怪談話と。
わずか険しさの籠もった表情を見れば、無関係とは思えないが、どれだけ事実なのかは分からないから。
軽く肩を竦めて、そう答え]

 えっ。あ、いや。蛍紫は祟ったらダメだから!

[ヘン、は否定しないけれど、祟りは否定しておいた。
最近はひとりで遭遇してたから、そういう危険が頭からすっぽ抜けていて。
ダメだからな! と仄かな香りと共に消える日向に、ぶんぶん手を振り]


 てか、こんなって何だよ、こんなって。
 心あたりはあり過ぎるけど。

 むしろ、なんか迷惑掛けられたこと、あったっけか。
 そっちは全然無え。

[一応前進なんかね、とこくり首を動かして。
任せろ、と階下へぱたぱた、走り降りて行ったのだった]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 自室 ――

 ……蘭香?

[ほわっと一時、てのひらから伝わる体温が上がったように感じたのは気のせいか。
確かめる前に、身を引かれてしまったので、定かではなく。

笑ってみせる蘭香を、じとり睨んで。
引かれた分だけ詰め寄ると、うにっと頬を両手でのばす。
ふわりと微かに漂った薔薇の香りは、さきほど触れたものか、庭から運ばれたものか]

 何言ってんだよ。
 オレが、蘭香のこと、気持ち悪いと思うわけねーだろ。
 バカじゃねえの。ばぁか。

[あまい香りに似合わない、粗雑な言葉で文句を並べ。

そのまま、こつん、と。
もっと幼かったころのように、額をあわせ。
どーだ、とばかり、笑ってみせた*]

(313) 2011/05/17(Tue) 16時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 16時半頃


 心当たりあるようだが、あえていうなら、
 今みたいに無防備に、幽霊に手差し出すようなところとかな。

[日向が去った後、ふっとわざと片方の唇の端だけ上げて笑ってやった。
迷惑関係は、笑みの種類を変えて、少し困ったようにして、何も言葉は紡がないまま、ぱたぱたと去る背を見詰めながら、一人考えること。

日向と珀の怪談関係の話には口を挟まなかったが。
日向が浮かべた表情や、少ない会話の中で知れたことを繋げていけば]

 ひにむかうと教えたのは、屋敷の持ち主の家族。
 怪談があっているなら、息子かな。

[学校へ行けたのはそれなりの身分がないといけない時代だったらしい。そうなれば、そうなのだろうと、独り語ちた。]

 私たちのようにならないように……か。

[思い出す言葉の1つに、少し首を傾げはするのだけれど。
そんな呟き達は、窓の外の雨音に全て打ち消されて流れていった*]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 自室 ――

 ん? どう、

[じ、と蘭香の瞳を見つめていたから、くちびるが動いたのは見えなくて。
ただ、余韻を残して呼ばれた名に、続きを尋ねようとしたところで]

 のわっ!? ああ、調音が作ってたのか……。

[階下からの呼び声>>318に、びくっと身体を離した。
耳を澄まそうとしていただけに、大声にひどく驚いたのだ。

どきどきしている心臓を押さえ、ふぅと息を吐き]

 メシだって。行こっか。

[行ってくるよ、と紅子さんに手を振り。
そういえば食事の場所も聞いていないから、道々で蘭香に尋ねながら、階段を下りていった]

(360) 2011/05/17(Tue) 21時半頃

フィリップは、夕輝の姿を見かければ、驚いて駆け寄った。びしょ濡れじゃないですか!

2011/05/17(Tue) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 いや驚きますよ。
 もう、……ちょっと、失礼します。

[自分の身体のことを分かっていないわけでもあるまいに、何でもない様子の夕輝に眉を上げた。

何処に干しておけば良いか聞きたくて、持ってきた文に借りたタオルは腕の中。
使っていない一枚を、ぼふっと歩き出す髪に押しつけ。

歩きながらでも、振り払われなければ、ぽふぽふ肩や腕、頭に押しつけて。
その度ふわりと、薔薇の香りも流れるか]

(365) 2011/05/17(Tue) 22時頃

フィリップは、食事場所の様子は、まったく知らなくて。目先の、濡れ鼠なひとを拭くことで頭がいっぱいだった。

2011/05/17(Tue) 22時頃


【人】 鳥使い フィリップ

 ダメです。
 せっかく先輩も来てくれたのに、風邪でずっと寝込んでたりしてたら、オレ嫌です。

[ぽふぽふぽふ。
振り払われなかったので、結局手の届く範囲は拭き終えてしまって。
けれど冷えていることに変わりはないから、食べたらすぐ着替えて下さいね、と薔薇の香かおる、先輩の服をつまみ]

 ……え?

[低い呟き>>375
最初、それが、誰のか、何処からか、分からなくて、きょろ、と視線を彷徨わせたけれど。
広間へ向かう背を見つければ、暫し、その髪色を、じ と見つめ]

 ……。
 ……ふむ。うん。なるほど。

[何を思ったのか。
立ち止まらない背と、夕輝とを見つめ。
にへらー、と笑ってから、そのまま広間へ歩を進めたのだった]

(378) 2011/05/17(Tue) 22時半頃

[勤勉な後輩の背後にすすっと近づいて、ナイショ話]

もー誘った?


[背後に近づいた人をちらり、と見て。]

一応、誘いました。
あとは蓮端センパイに言うだけです。

[とりあえず、現状報告。]


[ 二人の前から去った後、女は別荘のあちこちを転々としていた ]

[ 台所で賑やかに料理をする面々 ]

[ ベッドで眠っている少年の寝顔 ]

[ 怪我人を手当てしている男の姿 ]

[ 庇の下でガラス球で遊ぶ者たち ]

[ 自ら猫の耳飾りをつける酔狂者 ]

[ たのしそうなひとたち、そんな風に女の唇が動いて目を細めた ]


[ 女が穏やかだったのは、ここにまだ恋人たちがいなかったから ]

『…………』
『…………』

[ 嫉妬する対象もいない、日頃より賑やかなだけと思っていたが ]

『……薔薇は、どんな具合かしら』
『今日も綺麗に咲いているかシら』

[ 薔薇の中、雨に濡れながら立っている男に女ははっと息を呑む ]


『――暁様』


[ 女は暫くその場に呆然と立ち尽くしていた ]
[ かつて女が愛した男と瓜二つなその相貌に ]

『暁様、暁様……!』

[ だけどその少年は、女の愛した男ではない ]
[ ましてや霊感を持たない生者と死者の間に ]
[ 伝えられる言葉など、あるはずもないのに ]

『暁様、わたしです、日向です……!』

[ 薔薇を綺麗だと呟く声まで、よく似ていた ]
[ 無邪気な笑顔も、愛した男と同じに見えた ]


【人】 鳥使い フィリップ

―― 大広間 ――

[到着する前から、良い匂いを漂わせていた食事に、足も速まる。
カレーは良く作るけれど、人によって味が違って面白い。
調音のはどんなんだろう、なんて考えながら、何の気なしに広間へ踏み入ったところで]

 ? らん、 ……蘭香!!

[ふわり、視界を横切って落ちていく髪。
どうした、と声を掛ける前に、反射的にその、視線が向いていた筈のほうを見]

 悪い、火、止めてくれ!

[庇うように幼馴染を抱きこみながら。
誰が居るのか分からなかったが、そう叫んだ]

(388) 2011/05/17(Tue) 22時半頃

[ だから、呼ぶ。なのに、何も、伝わらない ]


『ううっ…………!』

[ 行ってしまった少年を見送って、女は泣き崩れた ]
[ 楽しい思い出と悲しい思い出が、一気に溢れ出す ]

『うう、ううう……』
『……う、ウウ……』

[ 咲き乱れる薔薇の中、薔薇の香りが濃く強くなる ]

『……う……ぅ……』


[ 女が涙を流すたび、雨がどんどん強くなっていく ]
[ 女が声を漏らすたび、雲が不穏に厚くなっていく ]

[ そして ]

[ 女の姿は、ぐずりと雨に溶けるように崩れていく ]
[ ぐずり、ぐずぐず、ぐずぐず、ぐずり、化物へと ]

[ *変わる* ]


[ *誰かがそこに訪れた時には、女の姿はもう何処にもない* ]


[順調そうな様子に満足げにフフンと鼻を鳴らす]

枕はむこーに持ってくから持参しろよ?


【人】 鳥使い フィリップ

 蘭香、大丈夫だから。蘭香、……蘭香……。

[もっと、注意しておくべきだった。
今更、屋敷の施設をちゃんと聞いておかなかったことを悔やむが、頭の中がぐちゃぐちゃで、それすら上手く考えていられない。

こんな時どうしたらいいか、覚えておいたはずなのに、手は全然動かなくて。
ただ、涙を流す幼馴染を、抱きしめていることしか出来ない。

成人が火を消してくれたのも知らず。
文を呼んだりしてくれている哲人の声も耳に入らないまま]

(396) 2011/05/17(Tue) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[文が蘭香に手を伸ばせば>>401、反射的に、奪われまいとするかのように、蘭香を遠ざけようとしてしまったけれど。
じ、と短くない時間、そのひとを見つめているうちに、文と分かって。
少しだけ、腕の力を抜けた]

 ……つつ、む。…… う、ん。

[顔色は蒼白だろうが、涙は一滴も零れていないのに、ひどく掠れた声で、成人>>404に答え。
ぎこちない腕で毛布を受け取ると、壊れものを扱うよりまだ恐る恐る、幼馴染の身体を包んでゆく]

(408) 2011/05/17(Tue) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……っ、

[蛍紫が居ない。
哲人の言葉>>410が届けば、自分がどうしてこんな、動けないで居るのか分かって、泣きそうな顔で息を呑む。

けれど、指摘されたことで、落ち着く余地も出来た。
震えと区別できないほどの、ちいさな頷きをして、出来るだけ大きく、呼吸]

 …… だい、じょうぶ。です。
 ……大丈夫、だから。蘭香。……怖く、ない。
 此処に居るから。誰も、居なくならない から。

[ぎこちなく、けれど笑みらしきものを浮かべ。
そっと、毛布越しの背を撫で始めた]

(415) 2011/05/17(Tue) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …… うん。

[伸ばすのを躊躇っていた手。
けれど文の後押し>>419に、おずおずと頷いて。
まだ上手く力が入らない手で、けれどしっかり、蘭香の手を握り返した]

(421) 2011/05/17(Tue) 23時半頃

[なにもできない。

いや、しない方がいい。


だから。


おろり。

見やるだけ]


【人】 鳥使い フィリップ

[桂馬の問い>>423に、最初頷き、続いて首を振った。
薬が抑えておいてくれる病ではないから。
それでニュアンスは伝わっただろうか。

成人>>424には頷いて、手を握りしめたまま、ひたすら蘭香の名を呼ぶ]

(426) 2011/05/17(Tue) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 蘭香っ。

[彼の瞳が、自分をちゃんと見て、名を呼んだ。
それだけのことに、ひどくほっとして、握ったままの手をぎゅっと握りこむ]

 うん、オレだよ。此処に居る。分かるか?

(433) 2011/05/17(Tue) 23時半頃

…疲れた。

[そっと、センパイの近くによって呟いた。]


【人】 鳥使い フィリップ

 蘭香……、良かった。

[縋りつく蘭香を抱きしめて、ほっ、と詰めていた息をやっと吐けた。
彼が落ち着いてくれば、自分もまた、周囲が見えるようになってきて]

 え…… あ、すみま、せん……。

[文の言葉>>439に、くちびるを噛む。

ちらほらと見えない姿は、呼びに行ってくれているのか。
そうでなくとも、自分は何も出来なくて。
ただ、此処で固まっていることしか出来なかったのに]

(448) 2011/05/18(Wed) 00時頃

[お疲れ様、と後輩の頭をナデナデ。ついでにチロルを一つ]

でも、百瀬と仲良くカレー作ったろ。
夕食も、何食えるか楽しみにしてるから。


 …… ひなた、っ……?

[ずきん。
幼馴染のことで頭がいっぱいで、気づいていなかったけれど。
落ち着いてくれば、いつも、霊の感情を汲み取ってしまうと痛む部分が、ずきずきと悲鳴をあげていた。

けれど、彼女の姿は周囲に見えず。
そっと胸元を押さえたまま、訝しげに眉を寄せた]


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