208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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ここ「クラン・ドゥ・サン」には吸血衝動を自身で制御できない若い吸血鬼たちが安定を覚えるまでの間集められています。
ですがそれは洗脳によりそう思い込まされているだけなのです。黒幕(シュロ)に人間たちが閉じ込められ、何百年もの間記憶を操作され、クランでゆるゆると暮らしています。
けれどもその日々は徐徐に終わりを告げるのです。
(#0) 2014/12/22(Mon) 00時頃
・入ったらト書きの中で[[fortune ]]を振って、その数があなたの数字です。(もし前の人と同じ数が出た場合はそれからマイナス1)
・自分より数の小さい人をあなたは支配することができます。
・自分より数の大きい人の命令は何でも聞かなければなりません。
・数字の大きい人ほど施設に長くいます。
・普段は先輩後輩みたいな感じで和やかに暮らしています。
・上位の人物に生意気にしてもいいですし、従順にしてもいい。
・下位の人物を言いなりにする暴君でもいいですし、できるだけ能力は使わず自由にさせてもいい。
・2dに狼吊りで村を終わらせますので、段階的に黒幕(シュロ)の正体に気づくようにロルして吊ってやって下さい。それ以外は恋愛しようが日常生活しようが自由です。
・施設にいる者たちは薬を支給されててそれを一日一回飲むことで吸血衝動を抑えています。(そう思わされてるだけでそれは実は不老になって記憶が曖昧になる薬なのです。)
・施設内にどんな部屋があるかは自由に描写していただいて構いません。
施設内の部屋例:それぞれの個室、大浴場、談話室、食堂、厨房、図書館、外に運動場など
(#1) 2014/12/22(Mon) 00時頃
○禁止事項○
・薔薇が苦手な方のご参加
・人間の男性に見えないチップの使用
・子供に見えるチップの使用
・独り言以外での中身会話
(#2) 2014/12/22(Mon) 00時頃
・入村の際には役職希望は「おまかせ」か「囁き狂人」をお選び下さい。
(#3) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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[リンリンリン。
長く艶やかな黒髪を垂らした施設の主シュロ。 麗しい吸血鬼は今は白いエプロンを付けて 金色の鈴を鳴らしている。 それは食事の時間を告げる合図だ。]
食事の時間ですよ。皆さん。
[その声は懐に子を搔き抱く母親のように柔らかい。
吸血鬼が食堂で鳴らした鈴の音はごく控えめで可愛らしいものなのに、それは魔法のように施設中に鳴り響いた。]
(1) 2014/12/22(Mon) 00時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 00時頃
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[施設中に鳴り響く鐘の音に、机から顔を上げる。 ことりとペンを置くとぐーっと背伸びをしつつ、時計に目をやる。
確かノートを開いたのが食事の時間の半刻程前だった記憶があるから、それほど進んでいないようだ。]
…あー、今日の飯なんだったっけぇ?
[椅子の背もたれにぐったりともたれ掛かり、少し掠れた声を出す。 ノートの端に70(0..100)x1、と無意味に数字を書いてぱたん。と閉じた。]
(2) 2014/12/22(Mon) 01時頃
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[もうこの絵を眺めるのは今日で70(0..100)x1回目になるか。
クランの談話室に掛けられた『夢想するための絵』と題された其れ。 漆黒の黒い海原を舟が進んでいき其の先には物哀しいごく小さな島が浮かんで居る。 白い月明かりが照らす其の島には墓のように見える荒れた建物があるだけだ。 そんな寂しい絵なのに其れを見る度に不思議と心が和らいだ。
ふと。聞き覚えの有る可愛らしい鈴の音が響いた。]
嗚呼、昼餉の刻か。 でざぁとにかすてぇらはついてるか知ら。
[我が子を呼ばわる鈴の音に誘われ、 母同然に慕う吸血鬼の待つ食堂へと向う。]
(3) 2014/12/22(Mon) 01時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 01時頃
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[響く甘やかな鈴の音に、紙面に落としていた視線を上げる。 寝台の上、積み上がった本を支えに立ち上がれば、とん、と床に下りた。 今日、進んだページは27(0..100)x1程か。 勝手に部屋に運び込んだ本が、未だに山となっているのに溜息をついた。 運びこむ速度と読む速度とが、吊り合っていない結果だった。 こればかりは、改めることができない。
同じ姿勢で読書を続けていたせいか、凝り固まった体をゆっくりと解す。 同時、肌に貼り付いていた包帯が剥がれていく感覚に眉を寄せた。
痛みを齎さない傷。 けれど、決して塞がらずに、出血を続ける傷。 圧迫していればその出血も微々たるものなのだが、それでも完全な止血には至らない。 原因は未だ、わからない。
その傷を、いつ負ったのかすらも。]
……包帯、変えてもらわねーと。
[薄ら赤の滲む包帯を隠すように、深い藍のシャツを羽織れば部屋を出る。]
(4) 2014/12/22(Mon) 01時頃
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【 4(0..100)x1 】
(5) 2014/12/22(Mon) 01時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 01時半頃
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[鈴の音が鳴ってから74(0..100)x1秒ほどだろうか。扉が控え目にノックされた。失礼いたします、という言葉の後に重厚な扉が開く] [扉の先には、執事が立っていた。白髪の彼---ハワードは、麗しの主の姿を認めると、恭しく頭を垂れる。きっちりと固められた頭髪は、動かない]
「お呼びでございましょうか、旦那様」
[言いながら、用事はわかっていた。食餌の準備はシュロが。この館の掟だった] [ありとあらゆる用事を任しつけられるようになっても、主はこれだけは頼ってくれない]
(……使用人は、あなたの手足。食餌のご用意をお任せいただけないのは、わたくしが未熟だからでございましょうか]
[形の良い眉をわずかにひそめ、内心ため息をつく。白手を正すと、主の元に歩み寄り、跪いた]
「お手伝いいたします、旦那様」
[館の住人は主だけではない。せめて、彼らの準備の手伝い程度はさせてもらえるだろうか]
(6) 2014/12/22(Mon) 01時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 01時半頃
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─図書館─
[左目の上に刻まれた数字のタトゥーに触れる。 男が考え事に更ける時の癖だが、知るものはいるかどうか。]
なん。 あ、メシか……たいぎいのぉ。
[昼食の頃であったろうか、不思議な鈴の音が響く。 軽い溜め息交じりに頭を掻けば、いやに白いバンダナが外れた。 鈴の音に誘われることなく、なんなら食事をサボるつもり満々でいる男は バンダナを巻き直して、膨大な本の山に向かっていた。]
(7) 2014/12/22(Mon) 01時半頃
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[机の上に散らばっている本やら紙やらをがさがさと適当に纏め、端に寄せ。
先ほど鳴ったばかりの鈴の音に、鳴らしたであろう主を思い浮かべる。]
(あの人は、まるで母親の様で、時に父親の様な。 んー、なんて言えばいいんだ…。)
[もうここに随分永く居るような気がするが、ここの主の事だけは未だに良く分からない。分かろうとする気力もないのだが、と呟いて頬をかいた。]
あ、そうだ飯。
[ふっと思い出した様に思考の海から浮上し、食堂へと足を向けた。]
(8) 2014/12/22(Mon) 01時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 01時半頃
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― 自室 ―
[鈴の音>>1が鳴り響いてから79(0..100)x1秒、滑らかに滑り続けていた筆先は結言に至り、ようやく墨を滲ませるのを止めた]
……食事ですか。
[筆先を拭いながら、書き上げた半紙へと両の眼を向ける。行書で淡々と書き連ねているにも関わらず、“われは知る”の一言のみが浮き上がって見えるようだ]
……
[硯に残った墨は襤褸布へと垂らして処分した。文鎮はそのままにして椅子を立ち、複写元を本棚に戻す。食事を終えて戻る頃には道具も半紙も乾いている事だろう。 部屋を出る間際、そこいらへ積み上げた半紙がかさりと裾に触れた]**
(9) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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[一冊の本を手にする。 その表紙は臙脂色、ともすれば酸化してくすんだ紅に似ている。 思い浮かぶのは傷から吐き出されるその色と、包帯の白。]
そろそろ、変えたらなアカンかね。
[時折、その不器用さから包帯を取り替えてやるのを手伝っている>>4 そろそろ換え時かとも思うが、男は彼が今何処にいるのかを知らず。 そしてまた、図書館を離れるつもりもあまりない。]
必要じゃったら来るじゃろ。
[普段よく図書館に顔を出す身。 用事があれば自ずと来てくれるだろう、などと至れば また本を取っては捲り、取っては捲りを繰り返す。]
(10) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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よく来た、ハワード。 いつものように配膳を頼む。
[吸血鬼は慣れたように現れた執事>>6に依頼する。]
それでは私は部屋で休むとする。
[そして我が子たちが食事の席に着くのを確認することもなく、食堂を去ろうとする。 これもいつものことだった。吸血鬼はクラン内の我が子たちに惜しみなく愛情を注いでいながら、影のように在ろうとした。]
……済まないな、でもこれくらいは私が彼らにしてあげたいんだ。 自己満足を許してくれないか。
[食堂から去る際、吸血鬼は戸に手を掛けながら振り返らずに執事にそう謝った。*]
(11) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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― 食堂 ―
[卓に着いたのは何番目だっただろう。 まっすぐに足が向き、陣取った椅子は数年を過ごすうちに自然と決まった“定位置”。 配膳されていく食事を前に、少々行儀悪く腰掛けた。
手伝おうとして盛大に皿をひっくり返したのはいつの頃だったか。 それでもめげずに手伝おうとした自分を、シュロは柔らかな声で静止したのだった。
午前の読書の時間は終わり。 食事の後は、何をする予定だったか、部屋の掃除を誰かに頼まれていたような。 あぁでも、包帯を変えなくてはいけないからそちらを優先しないと。万が一、床に血を垂らしでもしたら、それこそ厄介だ。
――― この施設での己の立ち位置はわかっている。 だから、誰かが食事を始めるまでは食事に手を付けることはしない。]
(12) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時頃
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時頃
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ー自室ー っは、あ…
[悪夢は>>1耳に心地善い鈴の音に退き]
昨日のことも曖昧なのに…
[不快なことだけは鮮明に覚えている。 57(0..100)x1年前、自分はここに連れてこられた
それ以前の話。
女に集り、浮草の如き生活 男娼共を莫迦にしていたら報復を受けた
路地裏で殴られ蹴られ、嘲笑の中、服を剥がれ、 奴らの仕事通りの扱い。一つ違うのは、触れるのも厭だと、肉ではなく、落ちていた棒っきれを突っ込まれた事。
屈辱も苦痛の中では無意味で泣いてやめてくれと懇願したが、彼らの笑いと見下す視線はそれを許してくれず]
(13) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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あっはっは あれはマジで人工肛門になるかと思ったな!
[その後の記憶が曖昧で。 お前は吸血鬼なのだと教えられた。
暴行を加えた者達も死の際で、覚醒した自分が、全員を殺したのだそうだ。その記憶があれば、今こうして悪夢を見ることも無いだろうに
今は力を得たはず、なのに今は血の縛りで、目上の者に逆らえない。相変わらず自分は他人に媚びへつらい生きている。
ーーー男は、 そう記憶を植え付けられここに居る]
(14) 2014/12/22(Mon) 02時頃
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― 食後 →図書館 ―
[自分に掃除を頼んだのが誰だったのか、食事の時に判明しただろうか。 何れにしろ、先に包帯を交換してから向かうと告げただろう。 これも、染み付いた長い習慣の一つなので、理解は得られている筈だ。
食事を綺麗に平らげ、後片付けがひと段落する頃になれば席を立つ。 廊下を真っ直ぐに行けば、自室から新品の包帯を2巻きほど取り出した。 備蓄は、まだ大丈夫そうだ。 包帯と読み終わった本とをまとめて抱えれば、部屋を出て、図書館へ。 聞き慣れた開閉音を響かせながら扉をくぐり、辺りを見回す。]
……クアトロ、いるか?
[食堂にはなかった姿を探し、声の調子を僅か上げた。]
(15) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時半頃
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おや、木乃伊くん。
[食堂に入れば馴染みの赤毛頭>>12を見つけたので揶揄いを込めた渾名で呼ぶ。]
あっしの部屋を掃除するという約束、 ちゃんと覚えているのかい? お前さんは如何にも覚束無くて不安だよ。
[定位置である木乃伊くんの隣に座りながら彼の頭をこつんと軽く小突いてやる。 あっしが浮かべるのは小馬鹿にしたようなにやついた笑み。それは何も木乃伊くん相手だけにでは無い。]
今日の昼餉も美味しそうだね。 でざぁとは無いのかい?そりゃあ残念だ。
[配膳されてくる食事に一旦意識を移して、感想を漏らした。 好物のかすてぇらが無いのは兎も角として、此処での食事は毎回美味しいのだから驚く。
美味なる食事は極楽には欠かせない物の一つ。 我らが麗しの吸血鬼の主殿は魔法でも使って食事を用意してるのではないかと、半ば疑うくらいの腕だ。**]
(16) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時半頃
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[白の本、赤の本、水の本、月の本。 取ってはパラパラと読むわけでもなく捲り、捲っては積み上げる。 幾つか柱が出来上がった頃に、扉の開閉の音が部屋に響いた。 やがて聞こえるのは、【4】の名を呼ぶ慣れた声。]
おるよ。 ボチボチ来るんちゃうかな思うてたとこ。
[かといって手を止めることなく、築き上げるのは本の柱。 図書館の奥で、またひとつ童話が積み重なる。 森の本、灰の本。]
(17) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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― 食堂>>16 ―
……俺には、ヒューって名前がちゃんとあるって、あるので。 そっちで呼んでくださいって、いつも言ってるだろ、……言ってます、よね。
[長い生活で身についたことと、どうしたって身につかないこと。 上の位に対する敬語は、後者に属するものだ。
迫った拳がもたらした衝撃は思ったよりも軽かったので、表情は自然、むくれたようなものとなる。]
そっか、チョウスケの、……チョウスケさんの、掃除でした、ね。……忘れてました。
包帯換え時だから、先に図書館寄ってからでいい?……ですか?
[そう伺いを立てつつ、チョウスケの視線が食事の方を向けば自分の視線もそちらを向く。 髪と同じ、鈍く濁った赤黒の瞳。]
……チョウスケさん、掃除しっかりやるんで、キッシュください。
[皿に鉱物が乗っているのを見れば、前払いの報酬を求めてみたり。*]
(18) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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食事だったな
[自室から、鈴の音のした食堂へと向かう。
元より何の目的もなくその日暮らしをしていたのだから、ここの衣食住を約束された生活は、自分には天国の筈。なのに、退屈で死にそうだ。
賭けをして金を得ても使うところも無い。欲しい物はシェロに言えば手配してくれる。だが、華美な装飾品も衣服もここでは自慢する相手もいない。]
面倒くせえ…
[だけど、あの薬。 1日に一度支給される錠剤は欲しい。
あれを飲めば、嫌なことが薄れる気がする]
いつになったら出られるのかね…
[それとも…]
(19) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 02時半頃
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― 図書館>>17 ―
[返事があれば、その声の響いた方へと歩んでいく。 何処か、と問うことはしない。 広い空間とはいえ、どういう構造なのか、そして声の主がどのあたりに居るのか、ある程度は見当がつく。
やがて、積み上げられた本の柱の前で足を止めれば、適当な本の柱の上に持ってきた本を重ねて置く。]
……わかってるんなら、いい。 包帯、変えて。
……こないだ自分で腕のとこ交換しちまったから、ちょっと変に絡んでるかも。
[そこも解け、とは無言の要求。 手近な椅子を引き寄せれば、脱いだシャツを背もたれに引っ掛けた。]
(20) 2014/12/22(Mon) 02時半頃
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うぉいこら、勝手に置きなや?
[この施設の中には揺るがぬ規律がある。 縦社会、さて何がどういった基準であるかはさっぱりと覚えていないが 己より強き者の意に従うこと。 その規律の中、男は下位も下位に居るというにも関わらず。 口調も態度も、誰に対しても変わらない。]
ったく、適当に重ねんときぃ。 色彩が台無しじゃ。
[上の者に溜め息は吐いて見せるものの、乗せられた本をよけることはしなかった。]
(21) 2014/12/22(Mon) 03時頃
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へーいへい。 だら、腕から換えるけ。 痛いよ。
[本の柱から引っ掛かるシャツへ。 そしてシャツから、軽く露になる体へ。 糸のように細くしか開かない瞳を向けて、ゆるりと手を伸ばした。 指先は幾分にかごつごつとした無骨なもの。 けれどその指は器用にも、彼の腕に巻かれた包帯をほどいていった。
慣れた光景だ。 傷口までも露にすると、軽く感じるのは錆の香りか。
啜ったら美味そうだと、ぼんやりと思う。]
(22) 2014/12/22(Mon) 03時頃
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─自室─
[伸びやかな鼻歌で、麗しく流れように三拍子の旋律を奏で。 与えられた部屋の窓際、暖色の照明を反射する、11(0..100)x1個の色とりどりの小瓶をうっとりと眺めていれば。 聞きなれた声に混じるように分け入ってきた涼やかな鈴の音に、蜂蜜色の瞳は極彩色の世界から天井を舐めるように経由して、深い茶色の扉へ。]
あら、もう食事の時間なのかしらぁ?
[いったいどの位の時間、お気に入りの世界に没入していたかは判らぬものの、瓶の中に留められた芳しい花の香りに紛れて鼻腔をくすぐるのは、お館様が振舞う食事のそれで。 小首を傾げて二度三度瞬きを繰り返したのなら、口元は緩んでそれはそれは綺麗な弧を引いた。]
時間の感覚が鈍くなってるわねぇ、ほんと。困ったわぁ…。
[今が明確に覚えている最後より一時間、一日、一ヶ月、一年、一体どの位経過しているのか、本当に判らないのだが、言葉とは裏腹にその口調はさして困った様子も紛れさせずにのんびり、のんびりと。*]
(23) 2014/12/22(Mon) 03時頃
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[食堂に着いた時>>11主人の姿は無く。
彼の優しさだけは信頼できると思っている。 こちらに何かを求めることはせず なのに、尽くそうとする]
ハワードさん飲み物ちょうだい
[薄ら笑いを浮かべて、彼に強請る。ハワードは自分よりも上位の人物だが、執事としての振る舞いをしている間はそれも許されるだろうかとの甘え。]
血の匂いがする
[眉をひそめ。ヒューが居たのかもしれない、なのに、まだ手をつけられた皿は無く]
犬よろしく、順番待ちか
(24) 2014/12/22(Mon) 03時頃
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ちょっと置くだけだろ、……テーブル遠いんだから融通効かせろ。
[元より、包帯の交換が終わったら元の本棚に戻さねばならないものだ。 読み終わった二冊の本、内容は、―――何だったか。
記憶が、霞がかっているように曖昧だった。 ここに来るまで、自分が何をしていたのかすらも危うい。 あまり、幸せでは無かったことだけは覚えている。 そして、ひどく、喉が渇いていたこと。]
……何かやってんの。
[色彩、と、あえて口にするのにそう問い返す。 それでも、腕をと言われれば、包帯が歪に巻かれた方の腕を差し出す。 傷自体に痛みはない。 けれど、貼り付いた包帯やガーゼが肌から剥がれる感触がどうにも苦手だった。]
薬無かったらさぁ、俺、真っ先に干からびてんのかな。
[涙ぐむように赤い雫を滲ませる、裂けたような傷口を見下ろして、呟く。]
(25) 2014/12/22(Mon) 03時頃
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[不愉快な表情を隠さず、席に着き、食事に手を出す。 大抵のものは自分より上位の者ばかりだが待つことはしない。
命令として告げられない限りは強制力はない。それに甘え、好き放題している。]
なんか面白いことない? 退屈で死にそう
あんたはどうしてここに?
[>>16丁助という薄ら笑いの、異国の者がいるのに気づいてそうたずねた。
もしかしたら何度も何度も聞いたことかもしれないが、覚えていない。ずっと長くここに居るのに、皆のことがわからない。
だが、それに違和感を感じることもない。
わかっていることはただ順位が絶対ということだけ**]
(26) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 03時半頃
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― 食堂>>24 ―
……、
[「犬」という言葉に眉を寄せる。 それでも浮かぶ表情は、わずかばつの悪そうなもの。
血の匂いを嗅ぎつけるあたり、どちらが犬だかわかりゃしない、とは口にしない。 どれだけ気に食わずとも、上下関係というものは守られるもの。
睨むように赤錆びた色の瞳を向けたのは、ささやかな反抗のつもり。 掌が、ボタンを緩ませていたシャツの胸元をかき合わせたのは、殆ど無意識だ。]
……あの、俺にも、水。冷たいのがいい、……です。 お願いできますか。
[ハワードを呼び止め、伺うように声をかけた。*]
(27) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 03時半頃
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しゃーないのぉ。
[童話の柱に乗ったのは、一体何の本だったか。 それは元よりきちんと返却される予定であったらしい。 仕方なしと、融通とやらをきかせて頷いた。]
絵、描く前のインスピレーションをな。
[どうも、絵を描く発想が何も沸いてこないのだ。 だからこうして、題材となりうる本を手にしては捲り。 色を確かめるために積み上げている。 どうしてこうも筆が進まないのか、そうなったのはいつからか。 遠い昔か、はたまた最近のことであったか。 差し出された腕に張り付く包帯を剥がすように、簡単にこの靄は晴れてくれそうにない。]
あ?
[ぱり、と剥がし終えたなら泣き出す傷口にガーゼを添える。 血を啜るのは男ではなく、巻かれていく布。]
(28) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 03時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 03時半頃
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そら、こんな美味そうな匂いさせとったら。 お前さん真っ先にチューチューされるじゃろのぉ。
[喉の奥をくっくと鳴らせる。 男は手際よく包帯を巻き終えると、にやと口角を上げて笑った。]
普段も大概無防備じゃでね。 薬あっても、干からびたかったらお謂い? 手伝うちゃけ。
……吸うちゃるよ。
[勿論、冗談のつもりなのだが**]
(29) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
|
|
[>>27こちらにささやかな抵抗なのだろう、睨んでくる赤い子犬に薄く笑う]
命令されたわけでもなし 自主的に、じっと待たなくてもいいだろ 子犬ちゃん?
食べたらいい 「食えよ」
[見下ろす視線で彼にそう告げる。 自分よりも上位の者に阻止されれば効果は失うのだろうが。
くつろげられた胸元を彼が隠そうとするのを見て再び笑う。血の匂いをさせ、不安げに身を守る仕草。まるで獲物ですといっているかの様だ。*]
(30) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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|
─→食堂─
[ふわり、ふわりとそこは雲の上か、廊下を歩く様は何処か夢心地に似た様。 鈴の音に混じって一度潰えた筈の鼻歌混じりに、長いか短いか判らない──というよりも拘りがないだけだが──廊下を行くのは、呼ばれた食堂へ向かうため。 長く伸びた四肢を、幾分大袈裟にしならせながら振ってそこへ辿り着いたなら、とつとつと控えめに入り口の扉を人差し指と中指を少し折って、節張った第二関節で打った。 中から返事があったかどうかは定かではないが、一寸待って、開けたなら。 そこに人がいれば、菫色したスーツの裾をちょこんと摘んで上体を少しばかり傾け。]
御機嫌よう、お兄様方。
[鈴を転がしたような朗らかな笑い声を混ぜながら、挨拶をして席へ。 居なければそのまま自席へ座り、順を待って食事を始める。 その様はあくまで淀みなく流れる水の如く。]**
(31) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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― 図書館>>28 ―
[なにやら普段使わない類の単語が出てきた。 鸚鵡のように「いんすぴれーしょん」と繰り返せば、後は口を噤む。 はて、クアトロはどんな絵を描く人間だったか。 過去に見せてもらったのだとしても、覚えていないのだからどうしようもない。]
いい絵が描けると、いいな。
[発したのは、そんな当たり障りもない言葉。
肌に貼り付いていたガーゼが剥がされていく。 慣れぬ不快な感触に、指先が微か震えた。]
あ?って、……変なこと言ったか。 ……たまに思うんだよ。もし、薬無くなったら、って。
あの薬、飲み忘れちまった奴が出たら、とか。
[そんな、空想をもごもごと口にして。]
(32) 2014/12/22(Mon) 03時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 03時半頃
|
[そうして、続くクワトロの言葉に、複雑な表情を浮かべる。 腕の次は背か、と、肩口の結び目を解きやすいように立ち位置を僅か変える。 蝋梅の浮かんだ瞳を見られる必要が無いというのは、少し安心だった。]
……同族の血でも、やっぱり吸いたいモン?
[少なくとも、自身はわざわざこの傷口に唇を付けて啜りたいと思ったことは無い。 けれど、他の者からすれば、そうでもないのだろうか。 まだ、完全な吸血鬼ではないから、そんな想いを抱くのか。]
……お前こそ、薬あっても我慢できねぇ時あるなら言えよ。 日頃の礼に、1滴2敵は許してやるからさ。
[冗談に重ねて返すにしてはあまりにもみみっちい提案をすれば、笑いに肩を揺らす。]
身体の方、ちょっとしっかりめに巻いてもらっていいか。 後でチョウスケの掃除手伝わなきゃだから、動いてもずれないように。
[無骨ながらも器用な指は、きっとこちらの要望を叶えてくれるだろう。**]
(33) 2014/12/22(Mon) 04時頃
|
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― 食堂>>30 ―
先に食べたら食べたで、何か言われても嫌だし、……ですし。 ……やれって言われたわけじゃない、俺がやりたいからやってる。
[そう、敬語を使わずに言い切った。 それでも見下されながら告げられるその三文字に、ぐっ、と眉間の皺は深くなる。
テーブルにつきはじめた面々の顔色を伺うも、シャツの胸元を握りしめていた指は解かれる。 丁寧に盛り付けられ、配膳された食事は見ているだけでも幸福になれるものだ。 もちろん、口にした時もまた格別なのだが。]
……、
[無意識に、食前の祈りを行いそうになっていたのを緩く首を横に振って振り払う。 もう、真っ当な人間ではないのだから、祈りを捧ぐ必要もない。
―――否、もっと前に、祈りは不要だと悟ったのだったか?
フォークに手を伸ばせば、ぎこちない持ち方で、サラダの野菜にその切っ先を突き立てた。**]
(34) 2014/12/22(Mon) 04時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 04時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 04時頃
紐 ジェレミーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(紐 ジェレミーは村を出ました)
紐 ジェレミーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(紐 ジェレミーは村を出ました)
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何か言われたら嫌だ? 忠誠心からじゃないなら不要
[>>34ヒューは苦しげに眉根を寄せるが、彼が逆らえずにフォークを握り、食事を開始したのを見て男は満足げに笑う。]
面倒ごとを避ける為にしていたなら 俺に絡まれた事で意味をなくした
それにお前がそうしてると ニコラスまでお預けくらうだろう?
[なあ、とにこりと笑い、>>31優雅な仕草で、順を待つ金髪の若者に視線を向ける。彼にも食べて良いと伝えて。上の者に何も言われなければ、つまらなさげに、食事を再開する**]
(35) 2014/12/22(Mon) 05時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 05時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 05時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 07時頃
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ひゅう?ひゅぅい?犬みたいな名前だね。 そんな名はあっしの口には難しいよ、木乃伊くん。
[>>18抗議の声に耳を貸すことなく渾名は其の儘。 だってそのむくれる表情が見れるんだもの、悪くないじゃあないか。]
ああ、包帯? くあとろにやって貰ってるんだったか。 あいつも酔狂だよねえ、 こんなに美味しい食事の席に顔を出さないなんて。
[なんて言いながらてりぃぬを箸で分断し口に運ぶ。 ふぉおくやないふを使うのは如何にも慣れない。]
(36) 2014/12/22(Mon) 09時半頃
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……うん、美味。
[その味に口許を綻ばせる。 こんな時ばかりはあっしの笑みも嫌味な其れでは無く素直にシュロ様の料理の腕を称える。]
きっしゅ? いいよ、持っていきなワンコロ。
[交換条件にきっしゅを要求されれば、新たな渾名と共に彼の更に一切れ置いてやる。 これがたるとなら絶対に分けてやったりなんかしないところだが、餌付けするのも楽しい物だ。*]
(37) 2014/12/22(Mon) 09時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 09時半頃
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[席に着いて、眼前で繰り広げられるジェレミーとヒューの会話は日常か、それとも些細なイベントの一つか。 それに紛れる事もなく様子をただただ笑みを湛えて眺めていたなら、ジェレミー>>35が何やら矛先をこちらへ。]
いいえ、気になさらないで。…お兄様方の御自由に。 アタシもしたい様にさせていただきますわぁ。
[笑みは崩さぬまま、頬に指先を添えてその否定。 のんびりとした口調は崩さないが、それは明瞭な響きを持たせ。 結局ヒューが料理に手を付けるまでは、待った。]**
(38) 2014/12/22(Mon) 09時半頃
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[>>1 眠りの中で聞いた鈴の音。 空腹と睡眠を秤にかけて96(0..100)x1秒。 結局、惰眠を貪ることにする。
朝も夜も定かでないような、起伏ない日々を過ごしているというのに、食事の時間は決まっていて。 おかしくてたまらない**]
(39) 2014/12/22(Mon) 09時半頃
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じぇれみか。
[>>26声を掛けられれば其方の方に向く。 彼に此処に来た経緯を尋ねられるのは最初でない気もしたが、まあ何度話してやっても良いだろう。 御伽噺は何度も語られる為に有るのだから。]
あっしはね、浦島なんだよじぇれみ。
[意味有り気に目を細めて御伽噺を語り始める。]
昔々、海辺の村に丁助という若者が居ました。 丁助は毎日海へ舟を漕ぎ出しては、 魚を穫って暮しを立てておったと。
或る日のこと、何時ものように沖に出ようと したが浜で何やら騒ぐ声がする。 見ると浜で一匹の其れは其れは美しい亀が 人間達に苛められて居ました。
おまえはひとのちをすうのだ、と言って。
(40) 2014/12/22(Mon) 10時頃
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[そこで一息吐いて卓の上の牛乳を口へと運ぶ。]
其れを見兼ねた丁助は、 可哀想に亀を放しておやりと 有りっ丈の金を人間達にくれてやりました。
そして助けた亀は丁助にこう言いました。 「助けて頂いてありがとうございます。 お礼にあなたを竜宮城へお連れいたしましょう。」
丁助は亀と同じ血族だからその資格があるのだと。 丁助は魂消ましたが、言われるが侭に亀に 導かれて竜宮城に住まう事にしました。
……其れからチョウスケは竜宮城でずっと幸せに 暮しているそうです、めでたしめでたし。
どうだい、良い話だろう?
[同意を求めてじぇれみへとにこり、何時も通りの笑みを向ける。]
(41) 2014/12/22(Mon) 10時頃
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今思うと亀さんはあっしなんぞに助けて貰う 必要など無かったのだろうけどね。
孤独そうな瞳の色をしていたものだからつい、ね。
[ぼそりと付け加える。 御伽噺の世界から舞い戻り視線を食堂に戻せば新たな人物の姿が其処に。>>31]
にこ。おはよう。 お前さんは何時も丁重だね、嫌いじゃないよ。
[其の言葉を紡ぐ笑みは人を馬鹿にしたような物ではあるが、本音であった。
食卓の面々が食事を開始し始めたのには勿論文句を付けるような事は無く、自分も食事を再開する。*]
(42) 2014/12/22(Mon) 10時半頃
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……ヒュー。 イ、はいらない。です。 俺からしたら、チョウスケって名前の方が難しい。
[それは、異国の響きへの率直な感想でもある。 木乃伊という渾名にこちらが不満を述べれば、チョウスケはやたらに満足そうな色を覗かせる。 自分はいいオモチャなのだなぁ、とは、わかっていても口にはしなかった。 認めるようで、嫌だった。]
……あいつにしか、頼めないんで。 あぁ見えて器用だし、……メシいつ食ってるかは、わかんねぇけど。
[それは事実だった。 時折、頼まれて食事を図書館まで運ぶこともあったが、それも本当に稀な事。 図書館にいる彼が、普段どんな時間を過ごしているのか、実のところあまり知らなかった。]
……犬、じゃない。
[ワンコロ、という新たな渾名に呟く声は、それでもはっきりとした言葉。 そんな風に言われてしまえば、目の前のキッシュの一切れが何やら餌のようにも見えてきた。 折角の、好物なのに。]
(43) 2014/12/22(Mon) 11時頃
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[そんなやりとりもあってか、ジェレミーの促しによって始まった食事は、どうにも気の乗らない始まりだった。 味は悪くない。寧ろ良い方だ。 なのにいい気分で食事を始めさせてくれないとはどういう事だ。 不平不満を、冷えた水で流し込む。 口にしたって、彼らに逆らえないのは決まりきったこと。]
忠誠心がないとは一言も言ってねぇ、ッ、……ない、です。 ……昔言われたんだよ、上のヤツ、ひと、……かた?より先に食べるなって。
[それがどれほどの昔だったか。それが誰の言葉だったか。 忘れずに言葉だけ残っているだけマシだろう。 サラダを咀嚼しながら、必死に言葉を探して告げる。]
今、ニコラスは関係ないだろ。……ない、ですよね。
[彼の名を出す必要があっただろうかと、視線はニコラスの方を向く。 したい様にさせていただく、やたらに優雅なその切り返しに、僅か関心するような表情。 やはり、この施設に来るまでの、育ちの違いが大きいのだろうか。 それとも純粋に、自分の物覚えが悪いだけなのか。]
(44) 2014/12/22(Mon) 11時頃
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……、
[何だか、気の沈む事の重なる昼食だ。 よくある事なので、フォークの手は止まらなかったが。
そして、なんやかんやとキッシュは美味だったので、餌のように置かれたそれも、綺麗に食べてしまう。 我ながら単純だ、と、グラスの中身を空にしながら思う。]
チョウスケ、さん。……終わったら掃除行く、行きますから。 壊れ物あったら避難させといて下さい。
……前みたいに、壊すと嫌ですから。
[食事の後、先に席を立ったのはチョウスケの方だったか、自分の方だったか。 どちらにせよ、一旦別れる前にチョウスケにはそう告げた。 自身の不器用さは、掃除にだって発揮されることが容易に予想できた。
席を立ち、図書館へと向かう道すがら。 亀を助けた男の御伽噺が、頭の中で繰り返し響いている。*]
(45) 2014/12/22(Mon) 11時頃
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ああ、そうだ。
[食事の箸が幾らか進んだ頃だったか。 思いついた事があり声を漏らす。]
じぇれみ、お前退屈で死にそうだと言っていたね。
[にいと釣り上がる唇は食事の脂によっててらりと艶を放った。]
竜宮城で乙姫と浦島が 何をしていたか知っているかい? 知らないだろうね、あっしの国の御伽噺だもの。
[そこで間を置いて最後の一口を口に放り込めば、丁度食事が終わりことりと箸を置く。]
お前さん、あっしの乙姫になってみる気はないかい?
(46) 2014/12/22(Mon) 11時頃
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興味が有るなら晩にあっしの部屋に来なよ。 それじゃあ、あっしはこれで。
[先に席を立った木乃伊くん>>45の後を追うようにして食堂を辞する。 また壊されたりしないように折り鶴たちを退避させておかなければ。*]
(47) 2014/12/22(Mon) 11時頃
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ー食堂ー
[そこらかしらから聞こえてくる同胞達の声に耳を意味もなく傾け、いつもの席へと腰を落ち着ける。]
いい匂い。
[舌なめずりをすると嬉々とした顔でフォークを握り。
ふと、そういえば自分より上位の奴らはもう食べ始めているかを確認する為に顔を右に左に、ついでに上に動かす。]
…上には流石にいねぇか。
[うん、とさまよわせていた視線を皿に戻すと、チーズを口に放り込んだ。]
(48) 2014/12/22(Mon) 11時半頃
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ー自室ー
[あっしの部屋は色取り取りの和紙で折られた鶴やら蝶やら花やらで飾られて居る。勿論自分で折ったのだ。
この間木乃伊くんに掃除を任せたら、特に丹精込めて折っていた傑作の花の折り紙が棚から床に落とされ、床に落とされたそれをぐしゃりと踏みつぶされたのだから堪ったものでは無い。
これまた錦のように美しい和紙で表面を飾った紙の箱を取り出し、そこに大事な折り紙たちをそっと仕舞って行く。]
それでもあの包帯男に掃除を頼むのを 止める気に成れないのは何でだろうねえ…。
[嘆息しながら独り言を零す。 きっと、あれを揶揄うのが愉しいからだろう。*]
(49) 2014/12/22(Mon) 12時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 12時頃
理性子 参休がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(理性子 参休は村を出ました)
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― 食堂 ―
[他者の皿と比べ半量程しかないそこが参休の定位置。量は減らしてくれとハワードに伝えたのは、もう随分と昔の話だったように思う。 辺りでは丁助やジェレミーが食事を始めていただろうか。何か話しているなら一瞥のみそちらへやってから、無言で手を合わせてフォークを手に取った]
[主の振る舞う食事は旨い。少量しか食べないのは単に一度に多く食べるのを好まないだけだ。……ただ、小骨のように残る違和感がある。 己はこの味に慣れ親しんでいたのか?]
……、
[親しんだ味を口にして懐かしみたくとも、料理の名がとんと思い出せない。口を開いてみても声が続かない。 結局、今日も食事の要望は伝えられずに終わった]**
(50) 2014/12/22(Mon) 12時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 12時半頃
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なぁんかのぉ。 上手いこと思い浮かばん。
[拙いような『いんすぴれーしょん』に、わかってはいるだろうが補足を加えてしまうのは まるで異国のお伽噺から出てきたような、飄々と笑う男との会話の癖か。
インスピレーションは沸きそうもない。 ───いや、もうずいぶんと前から?]
そーじゃのぉ。
[当たり障りのない言葉>>33に、返すのはまた似たような言葉。 何故かはわからないが、いま筆を走らせてもいい絵は描けないだろう。 そんな気がしている。
包帯を剥がせば、細い瞳が捉えるのは震える指先。 見ないふりをして、作業を続ける。]
(51) 2014/12/22(Mon) 12時半頃
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薬飲まんだら、真っ先に食われるんはワシじゃろ。 なんせ、ねぇ。
[わかりにくいウィンクで閉じる左目。 男がどれ程下位であるか、謂わずも知れているだろう。]
じゃけ、心配せんでええんじゃない? ま、食ってもワシゃ不味かろうけどね。
[言葉を描いては指が包帯を巻き、剥がしては新しいものへと換える。 背に掛かる肩口の結び目に指をかけたなら その身は男の手によって、徐々に露にされていく。]
さーねぇ。 なんだで血ィ吸うたことないし。 同属じゃけ、吸いたいってのもあるんかもよ?
[剥がし終えた場所からは、また噎せ返るような錆の香。 傷口に鼻先を近付けては、それを啜る妄想に取り憑かれる。]
(52) 2014/12/22(Mon) 12時半頃
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[>>38ニコラスの反応を一瞥し、敢えて逆らうその様子。苛立ちはしたが目的は彼ではない。>>44ヒューの悔しげな物言い。]
敬語やめれば? とても忠誠心あるとは思えないね お前の慕う誰かにだけ使えよ
それに、誰に咎められたのやら 覚えてもいないことを守り続けるなんて やはり、犬だな
[死んだ主人を、待ち続ける犬の様に。 その後丁助へと興味は移り*]
(53) 2014/12/22(Mon) 12時半頃
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…ま、したらそん時はお願いしよかのぉ。
[背後、見えぬ瞳。 緩やかに弧を描けば、傷のない肌に柔らかなものが一度軽く触れて。]
おまじない。 お前さんも、はよ傷治しよ?
[微かなリップノイズが、静かな図書館に響いた。]
ったく、なんぞ怪我人に手伝わせんでも良かろうに。 アイツも意地悪なやっちゃ。 あれはのぉ、好きな子ほど虐めたいタイプじゃで。
[そんな、何事もなかったかのようないつもの口調で新たな白を巻き付けていく。 動いても動かぬようにとの、注文の通りに**]
(54) 2014/12/22(Mon) 12時半頃
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[>>40丁助からの応えはお伽話だったが、込められた意味は分かる。]
へえ、俺と真逆だな
[薄笑いだが、人当たりはよく、誰かとぶつかることもないのだろう。ここに来た成り行きも彼らしくもある。
一種の退屈は埋められた気はしたが、直ぐにまた、凪に戻ると思われた。だけど>>46
やけに艶めいたその唇が目を引く。料理を突くまま、彼を眇め]
その、お伽話は知らないね
(55) 2014/12/22(Mon) 13時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 13時頃
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[だけど、彼の言う「俺の」という言葉]
俺の勘違いじゃなきゃ口説いてる?
でなきゃ、命令したらいい どっち?
[席を立ち、座る彼を見下ろし、そう問う**]
(56) 2014/12/22(Mon) 13時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 13時頃
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― 図書館 ―
……薬が無いと、どれくらい理性がもたねぇのかな。 上位とか、下位とか、気にしてられんのかな、って。
[誰でも構わず、なりふり構わず。 ただ渇きを癒す為、牙のように歯を突き立てて血を啜る。 そんな実にならない空想を、緩く首を数度振って打ち切った。
古い革と紙の匂いに満ちた空間、微かに響く包帯の擦れる音。 クアトロがどんな顔をして包帯を取り換えているのか、自分は知ることは無い。 自分が今どんな顔をしているのかを知らないのは、クアトロも同じ。
けれど相当に無防備なのだろうとは、クアトロの言う通りなのだろう。]
ほんとにその心算なら、俺が覚えてるうちに頼めよ? 忘れた後で言われても困るだけだから、――――
[そんな風に冗談を重ねていれば、背に迫った気配に気付く事もなく。]
(57) 2014/12/22(Mon) 13時頃
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……ッ、い、
[触れた柔らかな“なにか”に、頓狂な声が上がる。 何だと問う前にまじないと告げられれば、責め立てる気も失せるというもの。 動揺した頭の中を必死で落ち着けながら、言葉を探す。]
包帯が大仰なだけだって、痛くはねぇんだよ。 ……治らないだけ。 何度か診てもらったけど、原因も不明。
古傷はあるから、治らない体質じゃねぇ筈なんだけどさ。
[幾つかある古傷の中で、幾つかの傷だけが塞がらずにいる。
何時、何処でついた何の傷なのか。 一見、ただの切り傷のように見えるが、見た目の割に出血が激しくないのも妙だ。 貧血になる事は無いので、その点は安心している。]
(58) 2014/12/22(Mon) 13時頃
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……それに、動いてないのはやっぱ性に合わない。 読書もいいけどさ、……何かしてないと、落ち着かねぇの。
[必死に否定はしたけれど、やはり性根は犬のようなものなのだろうか。
そんな事を考えていれば、要求通りに包帯は巻かれていく。 少し圧迫感はあったけれど、これならば多少動いても大丈夫だろう。 上からシャツを羽織れば、返却予定の本を本の柱から取った。
汚れたガーゼや包帯も丸めておく。 途中、焼却炉に寄って行けば問題ないだろう、という判断。]
助かった。 ……多分、また同じくらいの頃に来るから。
[そう告げれば、本を返すべく本の柱の群れから離れていく。*]
(59) 2014/12/22(Mon) 13時頃
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ー食堂を去る前のことー
真逆ね。 そういえば亀さんに助けられたんだったねお前さんは。 なんとなく覚えてるよ。
[>>55彼がクランに来た当初のことを薄らと思い浮かべる。もう何百年も前の事であるかのように記憶は朧げだが。]
そう、口説いてるよ。 だから怖い顔をしなさんな。
[此方は座っているのだから彼を見上げれば当然上目遣いに成る。]
なんならあっしが下になろうかい?
[くすりと綻んで紡いだ言葉は、勿論べっどの中での話だ。*]
(60) 2014/12/22(Mon) 13時半頃
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→ チョウスケの部屋 ―
[朧な記憶を頼りに、本棚へと本を返却すればそのまま図書館を抜けていく。
焼却炉の中に汚れた包帯を放り込み、そのまま掃除用具を取りに行く。 室内用の箒やハタキ、雑巾替わりの古布を二枚、錻力のバケツ。 バケツに水を汲めば、それら一式を持ってチョウスケの部屋まで向かう。
ノックの前に、深呼吸。 以前、精巧な紙細工を無残な姿に変えてしまったショックは、未だ覚えている。 形振り構わずに謝罪した記憶は、恥の記憶として深くに根付いていた。 だから、忘れずにいた。 今回は失敗はするまいと、緩く拳を握りノックを一つ、二つ。]
……チョウスケ、さん? 俺、……その、掃除に。
[敬語はやめろと言われた>>53が、やはり止める気にはなれなかった。 誰のものとも知れぬ命令に従うのは確かに心地の良いものではない。 けれど、だからといってその命令や規律を守れぬというのは、もっと嫌だった。]
(61) 2014/12/22(Mon) 13時半頃
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[手を付け始めた主の手料理は、口に慣れてしまったか、美味だが物足りなさを感じる。 彼の料理を頂くのは今で何度目かなど、数えるのを止めてから久しい。 手にしたナイフとフォークで曲線を描く度、照明が反射して視界に光がちらつくのを厭わなくなったのいつだろうか。 目の前で繰り広げられる兄達の会話をBGM代わりにしながら、そうしたことをぼんやりと考える。 大して変わり映えのしない日常の中、果たして彼らは何を思って過ごしているのかと気にならないわけではない。 もう随分と長い時をここで過ごしでいる気はするが、更に長い時の中で共にある彼らは、己の感じ得ない退屈や鬱憤、不満を抱えているのかも知れない。]
アタシたちは家族、みたいなものなのでしょう? 必要以上に啀み合う必要なんてないと思いますの。 この安寧が、ただただ退屈だと仰るのでしたら、出過ぎた真似かも知れませんけれど。 仲良く、穏やかに過ごすことに何の問題があるのかしらぁ。
(62) 2014/12/22(Mon) 14時頃
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[それでも、他者の不満の捌け口として己が巻き込まれるのこそ正当な不満だと疑わないので口にした。 それは誰に向けたものだろう。 ジェレミーなのか、ヒューなのか。 己自身に問うたところで、答えを導き出せないものだが。 おっとりとした口調はいつもの様を保って、口元には綺麗な弧を湛えたまま。
暫くして食事を終えたなら、ナイフとフォークをゆっくりとした動作で置き。 まだ誰か居たなら、お先に失礼致します、御機嫌よう。と一言付けて。 己が末ならば、片付けを手伝ってから。
また来た時と同じように自室へ戻ったか──。]**
(63) 2014/12/22(Mon) 14時頃
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木乃伊くんかい。お入りよ。
[折り鶴たちも片付け終わって扇子を扇いで涼んで居た所だった。>>61彼ののっくが聞こえたので入室を許可する。 別にクラン内は暑くも寒くもないのだが気分という奴だ。 此れもまた高級な和紙から成る上等な代物で、主様に強請って買って貰った物なのだから使わなければ申し訳無い。
彼が部屋に入って来たなら、行儀悪く窓縁に片足を膝立てて腰掛けている自分の姿を目撃したことだろう。 もう片方の足は床に向けてだらりと垂らしてあるので、西欧人とはまた違った色味の白い脚が露わになって居る筈だが気にしない。
ぱちんと扇子を閉じる。]
よく来たね。 あっしは背が低くて手が届かないのだから、 高い所を早くやっておくれよ。
[と言っても彼と自分とで背の高さにそんなに差が有る訳でも無い。見え透いた言い訳の一つと言う奴だ。*]
(64) 2014/12/22(Mon) 16時半頃
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死ね死ね団 サミュエルがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(死ね死ね団 サミュエルは村を出ました)
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……失礼します。
[扉越しの返事>>64に、一言返し、戸に手をかける。 久々に入る部屋の印象ががらりと変わって見えるのは、矢張りあの紙細工の存在が無いからだろうか。 チョウスケの作ったものだとは聞いていたが、教わったところで自分には作れないものだ。 掃除が終わったら、少し、見せてもらえるよう頼めるだろうか、なんて、思い描くのは掃除の後の事。
バケツの中身を零さない様に部屋の中へと引き入れれば、扉と後ろ手に締める。
改めて窓際に座る姿と向き直り、高い所を、と言われれば小さく頷く。 彼の届かぬ場所となれば、自分だって踏み台が必要になるだろう。
使える椅子か何かが無いかと尋ねようとして、動きが止まる。]
(65) 2014/12/22(Mon) 17時半頃
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[何と言うのだっけか、こういった、足を晒した格好の事を。 丁度、ぴったりの表現が出てくる本を先日読んだ記憶がある。 窓枠の影となっているとはいえ、衣服の下にあるべきの足は驚く程に白くて、――――]
あ、
[思い付いた、といった風に、ハタキをもった片手の人差し指を立てて。]
「はしたない」
[口にしてから、しまった、といった表情。
即座にハタキを握りなおせば棚の埃と向き合い、硬直する。 今、振り向いて謝るべきだろうか。 何もなかったように掃除を始めればいいだろうか。 そもそも、踏み台が無ければ掃除の続行は不可能ではないだろうか。]
……あの、部屋から台、取ってきます。
[逃げに出た。]
(66) 2014/12/22(Mon) 17時半頃
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―図書室の奥 蔵書室―
[この埃臭い部屋に入って何時間経っただろう。背伸びしながらこれじゃない、これでもない。と唸り続ける。目当ての本は”外の世界の写真”か”外を描いた挿絵”できれば絵がよかったが多分、ない。
―――チリン。
控えめでいて少女の声のような音が空気を震わせる。 もうそんな時間か、とそう思うけれどまあいいや、後で食べに行こうと後回し。既に50(0..100)x1本目の本を手に取ってパラパラと捲るけれどけれど外どころか挿絵すらない。字、字、字ばかり!]
っ、なんでねえんだよ。 くっそ。……!!
[悪態付きながらもふと目に付いた本が気になって背表紙を指先で引っ掛け、すっと前に出した。]
(67) 2014/12/22(Mon) 17時半頃
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[そのとある一冊を開けば、歪な円の周りに線が何本も書かれた挿絵。 ”池”とそう言うらしい。多分、ビンゴ。]
っしゃあ!やっと見つけた!! ぁぁああああ!?
[拳をグッと手前に引いてガッツポーズを決めた肘はゴツン、と棚にぶつかってバタバタと本は自身の身体に降り注いで仰天した拍子に体勢を崩し、床に伸びる形になった。]馬鹿にするような本の山の一角の表紙をぺしり、と叩いて八つ当たり。 あざ笑うように見下す本棚を思い切り睨みつけて立ち、埃を簡単に払う。
本を元に戻すという発想は皆無。] ゆっくり読むか。 あとやっぱ何か食べよ。
[目当ての本を抱え、とりあえず蔵書室を後にする。]
(68) 2014/12/22(Mon) 17時半頃
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あ、ちょいとお待、
[声を掛け止めようとしたが彼はそれより速く部屋を去ってしまった。>>66]
……あっしの何処がそんなに怖いって言うんだい。
[別には端ないと言われたって鼻で笑って受け流すだけなのに。
折り紙を踏みつぶされた時だって、あんなに謝らなくったって怒りゃしないのに。 そりゃああれは主様に強請ったって早々手に入らない一等上質な紙を使っていたから残念ではあったけれど。]
ふん、そんなにビクビクされたら まるであっしが悪者みたいじゃないかい。
[むしろ怯えられる事に憤慨して苛々と扇子で手の平を打った。]
(69) 2014/12/22(Mon) 17時半頃
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執事 ハワードがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(執事 ハワードは村を出ました)
執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 18時頃
|
[自室に戻り、手頃な高さの椅子を一つ、小脇に抱えて廊下を戻る。 背で聞いた、待てという声を振り切ったことにもまた一つ、表情を曇らせる。
別に、彼に酷く叱られたことがあるわけではない。 けれど、どうにも叱られぬようにと動いてしまう。
それは、少なくとも彼が、自分をある程度は気にかけてくれている存在だから、だろうか。 機嫌を損ねて放り出されてしまったら、と、ただそれだけが怖いのだと思う。
突き詰めていけばきっと、もう少し何かが見えてくる気がしたけれど、また別の種の恐怖が潜んでいる気もして、考える事をやめる。 体中の傷が蠢くような錯覚があったが、数歩も歩いているうちにどこかへ消えていった。
とりあえず、キッシュ分は働かねばならない。 チョウスケの部屋に戻れば、再びの、ノック。]
……すみません、戻りました。
[返事を待たずに戸を開きながら、小さな声で謝罪を重ねる。 視線は、手元の椅子に。]
(70) 2014/12/22(Mon) 18時頃
|
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…ご苦労。
[>>70木乃伊くんが戻ってきた後も彼にどう接したら怖がらせないで済むか分からないので窓の外に視線を向けていた。 だが沈黙が堪え難くなり彼の方を見遣ってみれば、彼もまた視線を落としており視線が絡むことは無かった。]
ふっ。
[互いに視線を背けていたのだと思うと何だか可笑しくって笑いが漏れた。]
ヒューや。 あっしは失言一つで怒ったりする程狭量では無いよ。
[柔らかく微笑んでみせた積りだが、彼の目には何時も通りの人を小馬鹿にした笑みに見えたかもしれない。]
さあさ、さっさと掃除を始めておくれ。
(71) 2014/12/22(Mon) 18時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 18時半頃
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[どう言って掃除の再開を切り出すべきか。 顔は俯けたまま、そろりと上目でチョウスケの方を見るも、窓に向けられた顔は逆光のせいで良く見えない。 怒っているのか、そうでないのかも、判別つかない。
彼の国の謝罪方法が合った筈だ、確か、床の上に直接座って―――
そんな思考を打ち切ったのは、漏らされた笑みの音。 再び上げた視線が捉えるのは、良くも悪くも常通りに笑むチョウスケの姿。]
……あ、……あぁ、 わかっ、……わかりまし、た。 [暫く唖然と瞬きを繰り返していたが、掃除をと促す声に我に返れば頭を下げる。 棚の前に椅子を置き、片足をかけ、上へと昇った。
木乃伊、と呼ばれなかった。ワンコロ、でもなかった。 発音できるじゃないかと意見するよりも、珍しいものを見つけた時のような、ささやかな喜びが胸を占めて何も言えなかった。]
(72) 2014/12/22(Mon) 18時半頃
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[とりあえずと、ハタキを手に棚に向き直る。 あまり前の掃除から間隔が空いていないか、積もった埃は大した量ではない。 軽く埃を落としてから水拭きをしようと簡単な計画を立てれば、作業に取り掛かった。
掃除は高い所から低い所へ、教わったようにハタキをかけ、水拭きの後、乾拭きをする。 触れてはならない場所や物があれば、極力近寄らないようにハタキを振るう。
舞った埃が床に落ち着けば、部屋の隅から箒で掃いていく。 長い柄がどこかにぶつからないように気を付けながら、床一面を掃き終れば、床にもまた水拭きを。
バケツの中の澄んだ水が濁る頃になれば、額に浮いた汗を袖で拭った。 後は、このバケツをひっくり返さない事を気をつければいいだろう。 そんな事を思いながら、水拭きに使った古布を濯ぎ、固く絞って。]
……あ、窓は、どうします?
[絞った後の古布を広げながら、問う。]
(73) 2014/12/22(Mon) 18時半頃
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[彼の名を呼ぶことになったのが気恥ずかしくって、彼が掃除している間ずっと窓縁に腰掛けて黙っていた。 その間小さな屑紙を慣れた手つきで折って鶴を作る。
折り紙はいい。折った感覚を手が記憶して居るもの。]
ん、窓?窓もやっておくれ。
[窓縁から退くと、自分は部屋を元通りにしようかと折り鶴たちを仕舞っておいた箱を机の引き出しから取り出す。 流石に後は窓を残すのみとなれば、折り紙たちを無惨な姿にする程木乃伊くんも不器用ではないだろう。 錦を纏った鶴や蝶たちを棚などに飾っていく。]
その、お前さんは絵は好きかい?
[なんとなく何か話したくなってそんな話題を差し向けた。]
(74) 2014/12/22(Mon) 19時頃
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―図書館→食堂―
[鈴がなってから大分時間が過ぎてしまっているがどうだろう、空腹ではあるが無いと言われればそれはそれで仕様がないというものだろう。 そう前向きに発想できるほど浮き足立っていた。 その場にクアトロが居るならば>>54微笑むぐらいしただろう。
本を脇に挟みながら食事がなくなってしまう前に食堂へ。 途中でニコラスとすれ違うなら料理残ってる?美味しかった?なんて聞いてみようかと。>>63 急いでいる様子なら目で追うに止め、]
(75) 2014/12/22(Mon) 19時頃
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[窓も、という言葉に小さく頷き、入れ替わるように窓枠の前に立った。 絞った古布で、一つ一つを磨き上げては乾拭きを行う。 まだ高い日が、硝子越しに眩しい。
細めた瞳に映るのは、反射した硝子に映り込むチョウスケの姿だった。 その掌に乗っているのは、あの紙細工達だろうか。 最後、帰る時に落とさない様に気を付けないといけない。
部屋側の面を拭き終れば、窓際に腰かけて外側を拭いていく。 少々危なっかしい姿勢にはなるが、何枚も窓は拭いてきていたので落ちる事はないだろう。 唐突な質問が投げられたのは、乾拭き用の布へと手を伸ばした瞬間だった。]
……絵、ですか?
[絵。絵画。 そういえば、クアトロが絵を描くなどと言っていたか。
今、尋ねられているのはそういう事では無いのだろう。 少しだけ、考え込んで。]
(76) 2014/12/22(Mon) 19時半頃
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好きなものだから、見る、って感覚は、あんまりない。 あぁ、でも、……昔、窓越しに見た、あかい夕焼けの絵が、………あかい、いろの、
[どこで、見たのだったか。 その記憶が、この施設のものだったかすらも怪しくて。
思い出そうと思考を巡らせていれば、不意に吹き込んだ風に乾いた布は飛ばされかける。 咄嗟に手を伸ばし、布が落ちる事は阻止できた。 乗り出した身体も、なんとか釣り合いが保てる姿勢。]
……あ、 っぶな、……
[小さく呟きながら、そろそろと姿勢を正していく。 そうして、質問の答えとしては。]
好きか嫌いか言い切れるほど、絵を、見ていない、です。 ……お前は、 じゃない、チョウスケさんは、どうなんです?
[そんな風に、曖昧に濁しながら問い返すに至った。]
(77) 2014/12/22(Mon) 19時半頃
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―談話室―
[次に目が覚めたのはいつだったか、 >>3 談話室の絵の前、ガウンだけ羽織った立姿で]
此処にいることこそ、夢想しているようなものだ。
[絵など見ずとも、と、その題字を横目見て。 自嘲すら含まぬ乾いた眼で画中の島を眺めていたが、 やがて飽いたよう近くのソファへと腰下ろす]
喉が渇いた。
[誰もいなくば立ち上がるのも煩わしいとばかり、 深く背凭れ、目を瞑った*]
(78) 2014/12/22(Mon) 19時半頃
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ふうん、赤い夕焼けの絵が如何したって? って、おい!
[>>77間抜けが窓から落ちかけるので思わず彼に駆け寄って彼の衣服を掴む。 体勢は立て直したようだが、はらはらして堪らないので其の儘腕をむんずと掴んで窓から離す。]
まったく、お前さんには二度と窓掃除なんて やらせてやらないよ!
[自分から水を向けた話題の事も忘れて彼を叱りつける。]
危なっかしいたらありゃしないんだから……。
(79) 2014/12/22(Mon) 20時頃
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で、えっと絵の話だったか。 あっしも絵についての教養が有る訳じゃないがね。 談話室に掛けられてるあの絵は好きだよ。
[と>>78死の島に小舟が向かう様子を描いた絵のことを話す。]
人によっちゃあ不気味だとか言うけれどね。 何と言うかね、「約束された永遠」とでも 言うべき物を感じるんだよ。
[そう言って、沁沁と目を閉じた。]
(80) 2014/12/22(Mon) 20時頃
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ー昼・食堂ー [>>60丁助に、当時を何となく覚えていると言われ、不快げに眉根を寄せた。だが命令ではないという。その上、上位の者が自分に譲歩しようとしている。]
あんたが下に? 物好きな奴 女の扱いは得意だったよ
あんたを、そう、扱えばいい?
女の財布目当てだったんだがな ここじゃ必要ないだろ
[丁助は変わらず薄く咲う。彼へと一歩を詰め、その頬の輪郭を指でなぞると、その耳元に囁く。] あんたは俺に何をくれる? [自分に彼に釣り合う価値が有るのかどうかはわからない。だが、高く売りつけようと煽る言葉。]
(81) 2014/12/22(Mon) 20時頃
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退屈は紛れそうだ… 交渉は夜にでも
[夜、彼の部屋へ行くと伝えて、食堂を後に。 意気がり上位の者への反発を隠そうともしないが、絡め取られているのはどちらなのか。*]
(82) 2014/12/22(Mon) 20時頃
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あ、いや、大丈夫、 こういうのは慣れ、 ってあ、 ちょ、
[そのまま掃除を再開するかと思っていたが、強制的に部屋の中へと引き戻される。 掴まれた腕、シャツの内側で、巻かれていた包帯がずれる気配がした。 珍しく声を荒げるのに狼狽するも、それでも真っ直ぐに赤の瞳はその顔を覗き込む。]
ま、ど、いがいは。 ……窓以外の掃除は、いつもみたいに、やらせてくれる、か?
[我ながら、何を問うているのだと口にしながら思う。 返事は得られたか、得られなかったか。 何れにしろ、続けられる絵の話を聞いていた。
談話室の絵を、そういえばじっくりと見た事が無かった気がする。 それが何を描いているのか、どんな色合いだったか。 見たことが無い筈はないのに、ぼんやりと幕がかかったようで思い出せない。]
(83) 2014/12/22(Mon) 20時半頃
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……約束された、永遠。
[繰り返す声音に、滲む怪訝さを隠しきれず。 それでも浸るように目を閉じるのに、少しばかり微笑んで。]
じゃ、水捨てに行くときに、ついでに見てみるな。 談話室なら通るし、今日はこの後予定ねぇし。
[そんな感覚で絵を見に行くというのも、おかしな話だが。
そうして一歩離れて部屋を見回し、掃除はこれで大丈夫か、と改めて問うた。 他に、何か用はないか、とも。]
(84) 2014/12/22(Mon) 20時半頃
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ー昼・食事の終わった時ー
ふふっ、そう丁寧で無くとも。
[女を扱うようにすれば良いかとの問い>>81には薄い笑みを更に広げ。
彼の指が頬を撫で耳許に快い低音が響く。 其の囁きにはその場で答えずただ袂で口許を隠す。
くすりと微かな笑みを返事として食堂を去る彼の後ろ姿を見送った。*]
(85) 2014/12/22(Mon) 20時半頃
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[……見送った後、袂で隠していた顔を晒す。 その頬は赤く染まっていた。]
まったく、何だいありゃあ! 耳許で囁くなんてそんなの反則だよ、あの色男め!
[男と交わった事は何回か有っても、 女らしく扱われるなんてのは不慣れなのだ。 晩は是非とも此方を丁重に扱おうだなんて考えは 放棄してくれていると有り難い。*]
(86) 2014/12/22(Mon) 20時半頃
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[上位の者を兄と呼び、一見、自然と身を引き、後に付き従うニコラスだが>>62]
従順ですよと振舞えば 難には遭わず、安寧の中で暮らせるか?
[出すぎた真似かもと言いながら不満を隠そうともしない、彼への問いは答えを期待したものではない。
美しい笑顔とお辞儀で彼は先にこの部屋を立ち去る。それを見送り。]
(87) 2014/12/22(Mon) 21時頃
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ー食堂前・廊下ー
[食堂を後にし、昼からの時間はどう潰すかと、 のろのろと歩く。
ヒューやニコラスの上にへつらう仕草に苛立つのは、誰もそうしろと命令をしたわけでもないのに、従順なふりをしているからだ。]
俺は、解放してやりたいだけなのにねえ
[くつりと笑いひとりごちる。上を待たずに食事を摂れと命令したことでねじれが発生してしまった。上に従おうとする彼に、命令をしてそれを放棄させようとしている。
この命令はいつまで効果があるのだろう。 誰かの上書きがあるまでなのか、時間で消滅するのか。]
あの子犬が 次は待てをするかどうかは気になるね
(88) 2014/12/22(Mon) 21時頃
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ー自室・ヒューと共にー
窓以外?ああ、好きにやったらいいよ。
[>>83吐き捨てるように答える。 こんなにぶっきらぼうにする積りは無いのに、ほっと一安心した反動か。]
あ、お前さんもしかして臭いと思ってるだろ。 そうなんだろ?
[>>84彼の声に混じる怪訝な思いを此方の言葉を馬鹿にしているのだと考え、眉を釣り上げる。]
ふん、どうせあっしには風雅な言葉なぞ 似合わないよ。
[そうして勝手にむくれる。これでは揶揄われているのはあっしの方みたいだ。]
(89) 2014/12/22(Mon) 21時頃
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ああ、用はもう無いから見ておいで。 あっしの国の海も、曇りの日に漁に出ると あんな薄暗い群青色をしていたよ。
[彼に退室の許可を出す。 それから、こう言い添えた。]
……有り難うよ。*
(90) 2014/12/22(Mon) 21時頃
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……そ、うか。 なら、また掃除の時、呼んでくれたら、……えっと、
[くれたら、くれれば、ください? 正しい言葉が浮かばずに曖昧に濁すも、曖昧だった表情は確かに笑みとなる。 ぶっきらぼうな言葉への応対にしては、不釣り合いな笑顔。
その後の言葉に首を横に振り、視線を宙に彷徨わせて言葉を探す。]
……学が無いから。 俺、文字だってここに来るまで読めなかっただろ。
だから、……その、 そういう表現?っていうの、良くわからねぇん、……わから、ないん、です。
[そこまで告げて、僅か眉を下げる。
退室の許可が出れば、その表情まま頭を下げ、掃除道具をまとめて扉を出た。 短く告げられた礼の言葉を背で聞けば、また一度頭を下げて。 その拍子、波打った水面から跳ねた一つ二つが廊下に染みを作るのに、慌てて汚水を捨てに廊下を走っていく。*]
(91) 2014/12/22(Mon) 21時頃
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[退屈を紛らわす為に、談話室へと向かう。ビリヤード台とチェス盤、その他娯楽になりそうなものが置かれているからだ。
あとは酒につまみも常備されている。先人の誰かが希望したのだろう。もしかしたらハワードあたりの采配かもしれない
道行き>>75食堂に向かおうとするケイイチを見かけ]
いいことでもあった?
[どこか足取りが軽く浮かれて見える それともいつもこうだっただろうか。
たゆたう毎日、代わり映えのしないこの箱庭で 時をあまり開けずにここに居ついた彼に少しの親近感 なのに、常日頃を覚えていない己の脳。] …そういえば、薬はいつ配布されるんだっけ…
[霞む思考に、頭を押さえ、唐突にそう尋ね。*]
(92) 2014/12/22(Mon) 21時半頃
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[はらり、はらり。
吸血鬼がページを繰っていく。
吸血鬼が自室で見ているのは本ではなくアルバム。 その中に収められている写真は白黒のものから鮮やかに色のついたものまであるが、その全てはある同じ人々を写していた。
可愛い可愛い吸血鬼の我が子達。]
(93) 2014/12/22(Mon) 21時半頃
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[波打つ、黒い水。
そういえば、海を見た記憶が無い。 主に聞いた自らの出生地は、この施設のある地とは地続きでは無かったはずだ。
そんな事を思い出しながら後片付けをしていれば、案の定、汚水を捨てる際に盛大に手元が狂った。 汚れたのが靴のみで助かった、と言うべきか。 バケツに組んだ透明な水で、靴と裸足の足を洗い流す。 すぐに乾くものでもないので、濡れたままの靴を片手に引っ掛け、廊下を行く。
談話室で足を止めれば、目的の絵は直ぐ見つかっただろう。 と、と、と、と裸足の足音を響かせながら近付き、ちょうどいい距離を探し出せば足を止める。
暗い絵だ、と思った。 ただ暗い色を使っているだけではない。 もっと違う、何か、潜在的な恐怖にも似た
これが、「約束された永遠」なのだろうか。
自然、距離を置こうと足は動き、一歩、二歩、と下がって。]
(94) 2014/12/22(Mon) 21時半頃
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――― ぅ、 おぁ ッ
[なにかに躓き、そのまま床に尻餅をつく。 そして、その“なにか”が、クランの上位者の足>>78と気付くのに、要した時間はほんの数秒。
自体を把握するのには、十分な時間。]
わ、 悪いっ、 ……ごめん、っ、 ……ごめんなさいっ!
[倒れ込んだ姿勢からそのまま頭を下げれば、それこそチョウスケの国でいう謝罪の格好に似たものとなるだろう。 その格好のまま、暫し固まっている。*]
(95) 2014/12/22(Mon) 21時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 22時頃
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[此処にいる殆どの時を費やしている微睡みの腕に、 再び落ちようとしていた。 >>94 だから、男の裸足の足音には気づかず]
――――ッ。
[>>95 罠にかかった獲物のような声と、 躓いた衝撃で目を覚ます。同時に。 舌打ちと、ほぼ反射的な仕草で蹴りを繰り出していた]
おや、すまん。
[床に平伏するその頭に、此方も裸足の足がぶつかっただろうか。 どちらにせよ、突然の暴力には謝罪の言葉をかける]
(96) 2014/12/22(Mon) 22時頃
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[包帯姿には見覚えのある]
……置物だとでも思ったか?
[残念ながら名までは思い出せず。 新参というほどではなかった筈だが、 不思議な姿勢で固まる姿を眺める*]
(97) 2014/12/22(Mon) 22時頃
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[あんまりだ、と思ったけれど口にはしない。 脳を揺さぶった衝撃に、頭を抱えるように蹲るも、首を横に振る。
短な謝罪の言葉に、そろりと顔を上げた。]
……いえ、絵を。 絵を見に、来た、ので。
気付かなかった、……です。
[床に座った姿勢のまま、もう一度頭を深く下げる。 揺れる動きに、側頭部に鈍く痛みが響く。
包帯を巻いているからといって、そして常に傷だらけだからといって、痛みに強いわけではないのだ。 立ち上がるには、もう少しの時間を要しそうだった。]
(98) 2014/12/22(Mon) 22時頃
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絵? ……ああ。
[先ほど自分も見ていた絵のことかと、 其方へと目を向ける]
泳ぎに行きたくなるような、 愉快なものには見えないがね。 ……いつまでそうしている? 喋り辛い。
[>>98 痛みの緩和を待っているのだということに気づかず、 包帯男の腕掴み、立たせようとする]
(99) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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やっぱやめた
[談話室へと向かっていたが踵を返し、自室へ。
>>92ケイイチの顔を見て、明瞭でない己の思考に再び気付かされた。ここの者達とは長く一緒に居るはずなのに、交わす言葉はどれも初めての様でもあり、何度も繰り返した様でもあり。
建物の見取り図や誰がどの部屋を使っているかなどは覚えているのに、人となりはひどく曖昧で。
もしかしたら、一人二人消えたとして、自分は気づきもしないのかもしれない。例えば自分が消えたとしても、明日には皆、自分の事など忘れているのかもしれない。
出た時のまま、寝乱れたベッドに横になり、目を閉じて。 丁助が、退屈を紛らわしてくれるという。早く夜になればいい。*]
(100) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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……さっき、その絵の話に、なって 俺、真面目にその絵見たことなかったから、見てみよう、って
[つらつらと、絵を見に来るに至った理由を口にしていれば、その手が腕へと伸びてくる。 痛みのない傷から滲んだ血が、ガーゼの下で滑る感覚。]
……った、立つ、立てる、……立てます、…… あんま腕、触るな、……触らないで、
[包帯が解けてしまうから、と、述べながら、ゆっくりと立ち上がる。 ずきずきとした痛みは、初めに比べたら大分紛れたか。 伏せていた目を、薄く開いて。]
………すいません、でした
[改めて、頭を下げる。]
(101) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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[木乃伊くんのことを思って鶴を折っていれば日も幾らか傾く頃になったか。]
ほら、上手く間抜けな顔に折れた。 あいつらしい。
[その出来具合に一人満足する。 そうしていれば晩のじぇれみとの約束をふと思い出す。 特に意識する訳では決して無いが湯浴みぐらいはしておいた方がいいだろう。
大浴場の混まないであろうこの時間に入る事にし、入浴に必要な道具一式を持って部屋を後にした。]
(102) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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― ―
――ボクは吸血鬼だ。君はそう言う。
――ボクは人間だ。君は否定する。
[黒髪長髪、容姿端麗、背が高く親切なおひと。 目の前の彼はボクを弦を奏でるような甘い音色で唆す。
施設にお入り。 安定するまでの間――― ………
(103) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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ボクは首をゆるく振った。 赴くままに生きていたい。
それでもおかしいな。
首は縦に振られていた。 其の人に手を取られれば。躊躇いも無く。
そんな夢はこれで 58(0..100)x1回目 ――― ]*
(104) 2014/12/22(Mon) 22時半頃
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[>>101 男が絵画鑑賞の理由を語る間、 己が掴んだ腕にじわ、と湿る気配。 次いで指先を濡らす血液に、力込めていた手を離し手のひらを眺める]
不便そうだな。 [癒えない傷持つ男であったと、思い出す。 はじめて興味の沸いた様子で、開かれた眸を見返し、 手のひらに付着した男の血を舐め、鉄の臭いを口に含んだ]
よしよし。 俺は優しいから、貸しにしておいてやろう。
[ぽんぽんと頭をはたく。 男の態度に、此処での立場を意識していることは見て取れる。 では此方もそう振舞わねばなるまいと、 幾らかの愉楽と諦念にも似た感情で。 そのまま手を振り、ドアに向かって歩き出した]
(105) 2014/12/22(Mon) 23時頃
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― 自室 ―
[ りぃん ]
―――…ん。 はい、起きます…
[>>0音色は施設全域に響く。 それはボクの自室とて例外ではない。
りぃん、りぃん
ベッドに沈めた意識と身体をゆったりと浮かばせる]
(ごはん、食べたくない…)
[あの夢を見た日は決まってそう。 ふわふわと纏わり付く銀は気が向かない日は結わずに。
ぺたりと素足を床につければ向かうは4。足の赴くままに] 1.食堂 2.談話室 3.大浴場 4.図書館
(106) 2014/12/22(Mon) 23時頃
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― 食堂 ―
[食卓に並んでいたチーズ、その最後のひとかけらを口へ入れる。指先に残った細片も密やかに舌で掬い上げ、口内で転がし、まろやかな乳の味を楽しんでいたら、いつしか他の者達は食事を終えた様子だった。後から来たのはケイイチ>>75ぐらいのものだ]
[けれど、常緑樹の髪をした上位者の姿はまだなお見えない。きっとどこかで寝転がっているのだろう。参休も時には硯の墨がなくなるまで姿を見せないからお互い様だ。 下の者にその事で何度か待たれた事がある>>12が、こちらの事など気にしなくていいと常々思うのだ]
……ケイイチ。
[望みがある時は、気遣いなど関係無しに呼び止める]
(107) 2014/12/22(Mon) 23時頃
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食べ慣れた食事を覚えているか。 この料理は食べたことがあるか――クラン以外で。
[キッシュの乗っていた皿の縁をついと親指で辿ってみせる。 あちこちで断片が抜け落ちている事自体は分かっているし、上位者であるほど多くが抜け落ちている事も朧気ながら掴んでいた。必然的に参休の問いかけは下位のものへと向く]
[――時と共に抜け落ちていくことがわかっていても、日記は残さない。必ず血染めにしてしまうから。 だから、そうやってケイイチに昔の記憶を問うた事も二度や三度では利かないだろう]
(108) 2014/12/22(Mon) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時半頃
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時半頃
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ー食堂・少し前ー
そう返す?
[>>85男相手に、女の様にと揶揄をした。なのに丁助は意に介さず。口元を隠したまま婀娜めいた笑み。
丁寧でなくとも、乱暴にでも、「触れて」良いと言う意味か?]
随分自分を安く売るんだね それとも、「俺」だからって言ってくれる?
[ ささくれていた心が少し解ける気がして、目を細めわらって見せ、恋を仕掛ける様な問い。 答えは得られないままだったが、約束の夜に得られるだろうか。
>>86。背に彼の言葉は届かず*]
(109) 2014/12/22(Mon) 23時半頃
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[吸血鬼は厨房に降りてきていた。 人数分の食事を用意するのだから仕事には早めに取り掛からねばならない。
今日のディナーはパンに赤ワインに、シャンピニオンのスープ、グレープフルーツのサラダ、鯛のポワレ、オニオンマスタードソースのローストビーフ、そしてチーズにバニラのアイスクリームだ。
そして忘れてはならないのが数粒の薬剤である。 晩餐の前に我が子達にこれを飲ませるのが常であった。
吸血鬼も晩ご飯の時ばかりは我が子達がちゃんと薬を飲んだか確認する為に食卓に着く事にしていた。]
(110) 2014/12/22(Mon) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時半頃
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[その視線が掌の方へと向くのに、自分もつられて瞳を向けた。 指先にわずかに滲む、赤い色。 傷口の圧迫方法が悪いと、絞り出されるようになるのだろうか。 せっかく包帯を変えたのに、とは口には出さない。
不便、という言葉は事実なので、否定はせず、小さく頷いた。 赤く濡れた掌がその舌で拭われていくのに眉を寄せ、視線を逸らす。
裸足の足先を見下ろしていた視線が上がったのは、頭に触れた掌の感触から。 貸しにする、という言葉にぱちり、と瞬き。]
……っあ、ありがとう、ございます、
[咄嗟に頭を下げれば、歩き出す背中を見送る格好となるだろう。 貸し、ということは返さねばならないのだろうか。 その姿がドアの向こうに消えれば、そのまま僅かに体温の残るソファーに倒れるように座り込んだ。]
……寒くねぇのかな
[目を閉じながら、そんな感想を呟く。]
(111) 2014/12/22(Mon) 23時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/22(Mon) 23時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 00時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 00時頃
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―食堂ー
[訪ねた相手はどう帰ってきたろう、どのみち少し上機嫌だから何でもいいふうに捉えながら本を抱え直して適当に別れを告げるつもり。
まだなにか残っているかな、と空いた席に腰をかけようとして声をかけられる。>>107]
なーに? ………食べなれた、しょくじな。うーん、サンドイッチとか? これはたべたことあるよ。
[随分いきなりだ、と笑うけれど突如こんな問いかけをされる事なんて何度もある。]
(112) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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[すっげー遅くなってるな俺、と降りてくる吸血鬼を見つつ>>110上位である参休…というか上位に敬語を使わない主義であった。
何故サンドイッチが出てきたのか、自分でも分からないから内心首を捻りながら一言、付け加えた。]
あんま料理意識して食べてないんだよね。
[昼はやめて晩御飯にしてしまおう、と薬とともに長髪の吸血鬼が用意する食事に手を付ける。]
(113) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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[かこん。
静謐な大浴場の内に満足げな嘆息が響いた。]
ふう、極楽極楽。
[湯船の中で思う存分手足を伸ばした。
西欧人は大浴場と言うと退廃的で淫靡な印象を抱くそうだが、そんなことはあっしには勿論関係無く。
温かい湯に抱かれて暫し目を閉じた。*]
(114) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 00時頃
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ー自室・夕方ー
[また夢を見ていた様だが、今度のは覚えていない。 もやもやとした思考も薬を得られれば忘れられる筈。だけど、今のこの葛藤もまた全て忘れて、明日また1からリセットしてやり直すのだろうか。]
薬を飲まずにいたらどうなる…?
[吸血の発作が起こるという。理性を失い、他のものに襲いかかるのだと教えられた気がする。だからだろうか、自分に暴行を加えた奴らを殺したと言われているが、記憶が無い。
>>110それに主人の目を盗んで、薬を飲まずに居るということはできそうにもない。「飲め」と命令があるわけでもないのに、彼が居るというだけで、自分は彼の望むままのことをする。
他の者はどうなのだろう。 シュロの無償の慈しみは平等で それが安寧でもあり苦痛でもある*]
(115) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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―廊下―
名前を聞きそびれたな。
[まあいい。 またすぐに会うことになるだろう、 >>111 己の悪趣味な所業に目逸らす姿を思い出し、 笑みの浮かぶ。
どう思われているかも知らず、裸足のまま、 のしりと練り歩き]
(116) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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―厨房―
[さて今はいつだったか、 >>110 働こうとする脳を刺激する匂いに晩餐が近いことを知り]
やあ、我らが主よ。 今日も精の出ることだ。
[食事の用意をする吸血鬼に声かけ、ワインを一本拝借する。 薬を強請り、その場でワインで流し込み、汚した口元を拭う。
食堂での話し声に誰かいることは知れる。 が、顔出す気にはなれず]
また後で来よう。
[ワインとグラスを手に取って主の元を去る]
(117) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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皿というのは。
[吸血鬼がついと手を伸ばしてきたケイイチに向かって口を開く。>>113]
一皿目から最後の皿まで繋がっているものだよ。
[やんわりとした口調ではあるが確かに押し止める意思がある。]
全部出来上がるまで待っていなさい、いい子だから。
[聞き分けのない子に言い聞かせるように微笑みを向けた。]
(118) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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[備え付けのシャワールームへ向かい夕食の前に、身を清めることにした。 まだ湿った髪を一つ束ねると、食堂へと向かう。
自分の目的は薬だけ>>110 配膳が始められたテーブルには、各々の席に錠剤も配置されている。
シュロの食事は旨そうだが、殆ど何もせず今日は1日寝て過ごしていたから、食欲があまりない。]
慈善事業もここまでくると道楽だな
[主人がいるならそう呟いて。何もせずただ遊んでいるだけの自分たちの面倒を丁重に見続ける彼。
いっそここが、彼のハーレムというなら納得もするのだが、主人が皆に手を出すということは一度もない。]
(119) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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あっ。
[ケイイチに構っている間にワインと薬とを勝手に飲まれた>>117のを吸血鬼は逃してしまった。
ワインの置いてあった場所が一本分空白が出来ているのを見ると吸血鬼は悲しそうな顔をした。]
(120) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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―テラス―
[夕暮れの風を肌に感じながらグラスを傾ける。 今日は朝から食事を取っておらず、空いた胃にアルコールが沁みる。
若輩と謂えど吸血鬼と呼ばれるものならば、 食餌を摂取しなくとも生きていられるのではないかと、 断食を試みたことも幾度となくあった。 シュロにより止められたか飢餓が勝ったか、長く続くことはなかったが。
己の知る限り、此処から出て行った者はいない。 先ほど嚥下した薬の味を思い出すよう唇をなぞりながら、 茫洋とした此処での記憶を辿る。 衝動を抑え、安定を得るまでの間だと吸血鬼は謂う。 それはいつのことだ? 問いたくとも、答えを必要とせぬ己が居た。 上位だ下位だなどと謂っても、所詮籠中の鳥でしかないのだ。 ――恐らく、主たるシュロ以外**]
(121) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[ソファの肘掛けに顎を乗せたまま、上目に絵画を見つめる。 夢想するための絵。 慣れてしまえば初めに抱いた印象も遠退き、じっと細部を見つめる余裕が出てくるか。
永遠。永遠とは何だろう。 例えば、この場で過ごす日々の事だろうか。 それとも、もっと暗く深い、無に近い何かだろうか。]
……死にたくは、ねぇなぁ……。
[じわりと浮き上がった想いを口にすれば、弾みをつけて身体を起こす。 これ以上血が染みないようにとシャツを脱ぎ、片腕に下げた。 今日交換したばかりの包帯は、だいぶよれてしまっている。 時間はかかるだろうが、自分で巻き直そうか。
それとも、他の下位の者に要求するか、上位の者に頭を下げるか?
自分でやろう、と小さく呟けば、談話室を出て部屋へ向かう。 そろそろ夕食の時間だろうが、包帯を巻き直す事を考えたら顔を出すのは遅くなりそうだ。]
(122) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[ >>117ちょうどライジも薬を目当てにここへと訪れた様だ。彼が薬を口に入れワインで流し込むのを見て、自分もそれに習う。
なぜかシュロの前でそれをせねばならない気がしているからだ。]
後で、また寄るかもしれないから 食事は残しておいてください
[>>120食事に手をつけずに立ち去るのが気の毒になりそう言う。唯一自分が敬語を使うのは彼だけだ。
ライジはすでに先に行ってしまったのか>>121特に言葉を交わすことはなく。]
(123) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[ここでの最年長だというライジは誰よりも退廃的に見える。まともに衣服も身につけず、どこか諦めも感じる]
そんなになっても 衝動は抑えられない?
[誰かここを出て行ったものはいただろうか、覚えていないだけなのか?
自分たちは、安定を覚える事が出来たら、ここを出て自由に暮らせるのでは?
だけど、次第に薬が効いてきたのか そんなことはどうでもいい気もしてくる
とぼとぼと歩き、丁助の部屋ドアの前に腰掛け。部屋の主は不在の様で、通りがかるものに奇異にみられ様が構わないと、そこで待つ心算*]
(124) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[パチパチ、と瞬きをする。 主から問われた意味を暫く反芻して首をかしげるけれど>>118 結局つまみ食いするな、とそう言われたらしい。]
っち、俺今日昼飯食べていのにー。
[完全に自業自得である。 不満を隠さずに駄々を捏ねるけれど主に逆らえる訳がない。 渋々机に本を置きながら奪われていくワイン>>117にクスクスと笑いながら言葉に従って待つスタンス。]
(125) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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― 食堂 ―
……そうか。>>112
[サンドイッチはいつだったか主に出された覚えがある、皿を前にして確か名を問うたのだ。……だからきっと、それも参休には馴染みがなかった]
ならば、生来の暮らしとの違和感も抱かないか。 意識せずにいるのならば当然だろうが。
[敬語の有無には別段言及せず滔々と語る。立場を使う事はあっても、得るものの体裁等は元来気にしない質だ]
(126) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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……参休はふと、立ち止まる時があるのだ。 他者の衣を借りている様で落ち着かない。
[右耳の紐へ触れる。 引きつれた縫い痕の下に埋め込まれたものが何なのかは知らない。そもそも主と出会った頃の記憶も朧気だ。ただ、かつてはこの先で何かと繋がれていたのだという奇妙な確信だけが未だ形を失わない]
……食事に際して料理を意識しない>>113のであれば、 ケイイチは何を追う。何を捉えている。
この停滞した場であっても、目を引くもののひとつ程度はあるだろう。
[淡白な顔付きの中で昏く輝く両眼が、正面からケイイチを捉える]
(127) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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→ 食堂 ―
[やはり、誰かに頼むべきだったとは、今更の後悔だった。 歪に包帯の巻かれた腕を擦りながら、自室を出る。 シャツの色は、深い緑色になっていた。
生乾きの靴に足を突っ込み、ぺたぺたと足音を響かせながら食堂へ。 既に数人の姿がある中、やはり座るのは定位置である。
並べられた皿。転がされた数粒の薬。 この薬があるからこそ、自分の血は守られているのだろう。 クアトロの言葉を思い出せば、いびつな包帯へと無意識に指先は伸びる。]
(128) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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─図書館─
[童話という童話は積み上げられ、図書館に奇怪な柱を生む。 その中には『外の世界の写真』はなかったが、『空想の外を描いた絵』なら挿し絵として幾つかあった。 悲しきことに先に男の手により積み重ねられ、蔵書室を散らかす彼>>67には見つからなかったのだろう。
蔵書室からのけたたましい本の叫び声。 やがて一冊を抱えて出てきたケイイチには>>68>>75 ひらっと手のひとつを振って見せた。]
メシかー………。
[食事に向かうのは、聊か拒否している節がある。 特に誰に謂いつけられた決まりでもないが、序列順に手をつけるという風習染みたもの。 ほぼほぼ新人に等しい男がものを口にできるのは、メイン料理も冷えた頃。 だから、と理由付けるのは半ば強引であろうか。 ──単純に人と共に食卓を囲むのが苦手なのだ。]
(129) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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………
[構わず食べろと言ってた、ジェレミーの言葉が脳裏に過る。 敬う気が無いのならば、下手な敬語を止めろ、とも。
けれど、敬う気があろうともなかろうとも、“そういうもの”なのではないのだろうか。 そういうものだと定められたのであれば、そうあるべきなのではないのだろうか。
植え付けられたその意識は、この施設に来るより前、もっと幼い日に教えこまれたもの。
フォークに伸びかける手を、握り締め、伺うようにテーブルについた他の者の顔へと視線を向ける。]
(130) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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[男がヒューに頼んで、運んでもらう食事>>43 それも実に稀なことで、月に一度有るか無いか。 それ以外の食事風景は…さて、主と呼ばれる鈴の音以外にならば誰が知ろうか。]
上位も下位も関係なく、の。
[ヒューが振り落としていった妄想の種に色をつけていく。 箍が外れて、上位の先輩方へ下克上。 そうなれば誰が一番うまかろうか。]
──誰が一番 て、くれるか。
[ヒューの背に隠した男の表情は、また。 誰が知る由もない。]
(131) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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― →図書館 ―
… 誰かいる?
[そっと扉を開けて中を確認してから館内へ。
ぺた
ぺた
静寂の中の音が自身から発するものというのは心地よい。
ひとりしかいない世界は。 他人から干渉されない世界は。
傷もつかなければつけることもない。
"いつもの本"を見つけると手に取って、 柱と柱がぶつかる角に背を付けて地べたに尻をつく形を]
(132) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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あれ、お前さん。 そんなところで待っていたのかい。 まだ晩と言うには早いだろうに。
[>>124風呂から上がり部屋に戻るとじぇれみの奴がその前で座って居た。 自分の身体はほかほかと温まっており微かに桃色に染まっている。]
あっしとの時間がそんなに待ち遠しかったのかい?
[冗談めかして笑ってみせるが、そう思うとなんだか頬が熱くなる思いがした。 そういう事では無いだろう、只彼は余程退屈だったに違い無い。
自分に言い聞かせてみるが頬の温度は熱いままだった。 嗚呼、御願いだから此の顔が赤いのは湯浴みをした所為だと思っておくれ。**]
(133) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時頃
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[そうか、とそういう声>>126にはやはりあの食事に覚えは無いのだろうと解釈した。]
生来?此処に来る前の事? あぁー、何か合ったような無かったようなきがするや。当然、まその通りだろうね。
[寝ていた時に気がつけばここにいた気がする。随分とまあ混乱したものだ。けれどその前が思い出せないのだ。
落ち着かない、と右耳に垂れる紐を弄る手をじっとみながら、此処で俺が生きるのは当然とばかりにしてきたから自分より長くいる彼にしか分からないこともあるのだろう、と。]
(134) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時頃
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……傷っちゅうのは…、っと。
[その時>>58>>59返さなかった言葉を独り語散ろうとして。 新しく産み出される音に>>132意識を繋ぎ止められた。]
わしがおるよー。
[堆く積まれた童話の本の中に、バンダナを巻いた男が一人。]
お前さん、メシ食うたんか?
[自分のことは棚に上げて、ひとつ。]
(135) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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[不躾に気がつくも気が付かないも食堂に来た人影に>>130機嫌よくひらり、と手を振りながら言葉は続けらるのだろうと待つ。]
....――!!
[尋ねられた言葉には>>127あからさまに目を見開く。じっと不可思議な雰囲気を纏う目が全てを見透かそうとその奥を見つめているようでふ、と短く息を吐き出して笑う。]
それは世間話?それとも"命令?"
[ニヤ、と無理に笑みを浮かべて問う。 無意識に置いた本の表紙を撫でながら此処で何が気になっているかなんて子供っぽいみたいで逃げを講じるけれど、こんな態度でも目上は絶対。
さてどう来るか、と出方を待つ。]
(136) 2014/12/23(Tue) 01時頃
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…もっと早く言ってよ
[本をいざ読もうか、 すると広い図書館の童話の棚の一角から呼び止める声。 この声は――>>135]
クアトロだよね…食べてない。そんな気分じゃないから
[尋ね返す言葉はこくりと飲み込んだ]
ボク、機嫌良くないんだけどさぁ… してほしいこと、わかる?
[出て行くか、黙るか。 その選択肢を与えたつもりだったのだが、はて]
(137) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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─回想・昼の食堂─
鳥籠の中の鳥が不慮の事故で死ぬ確率は低いと思いますの。 ジェレミーお兄様はそうは思いませんこと? 毎日毎日、同じ様な愛想を振りまくことさえ止めなければ、安定した食事と安定した住処を得られるのに。 ──もっとも、それを幸福と呼ぶかどうかは人それぞれかも知れませんわね。
[口元の弧は崩さずに、ただ細めていた目を薄く開いて三日月の形へ。 そこから覗いた蜂蜜色の双眸は、天井に飾られた照明の光を受けて煌めきながら、己へと問い掛けるジェレミーの姿>>87を向いていた。]
それともお兄様は、籠の外の世界に何があるか覚えておいでかしら。 うらぶれた路地の隅、誰にも知られることなく羽を毟られて乾涸びる鳥になんてアタシはなりたくないわぁ。
(138) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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[再び瞼を閉じて甘さの残る瞳を隠せば、薄紫色した霞の向こう、どうにか覚えている半透明の記憶を捕まえて比喩を並べ立てた。 のんびりとした語調の裏側に隠したものは一種の焦燥に似た何かかも知れない。 知らぬうち、語尾に棘を帯びているが果たして目の前の男にそれが通じるか否か。]
ましてアタシ達のような者が外に出て、迫害されないわけがないもの。 お兄様はそれと今の生活を天秤に掛けてなお、退屈だと言うだけの此処から逃れたいと思うのかしら? 貴方だってその安寧の中で、ちょっとした暇潰しをしたいだけに見えてしまうわ。 …さっきの、ヒューお兄様に対してだってそうじゃないかしらぁ?
(139) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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[ころころと鈴を転がしたような高い笑い声を混じらせて、彼を試すように挑発する。 しかしその声音は然程大きなものではないため、ただ穏やかに口元を緩めたままジェレミーの傍に佇む己の様は、遠目に見れば談笑の最中に見えるだろう。 もっとも、彼の表情を見たらまた違う感想を抱くのかも知れないが。]
アタシよりも先にこちらへいらして居る筈のお兄様が、未だ此処から逃れられないのは、逃れる気がないだけなのかも知れませんわね?
[再び瞼を開いて放った言葉は、何処か真冬の凍てついた空気の如く。 それに合わせてもう一度照明に晒された筈の瞳は、光を反射することなく錆びたように沈んでいただろう。*]
(140) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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もっと早く? ……ワシガオルヨッ!!
[そういうことじゃない。 勿論わかっていての返答だが、不機嫌な彼の気分を逆撫ですることこの上ないだろう。]
機嫌よくないんか、そら難儀なのぉ。 そういうときは、せやね。 なんぞお伽噺でも読んで聞かせちゃろか?
[出ていけ或いは黙れと言外に告げられていても、そ知らぬふり。 男は童話の柱の一番上から、一冊を手にとる。 読むか? そんな顔で本をふりふり。]
(141) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時半頃
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ー部屋の前ー [ヒューを犬と言ったくせに、今は自分の方が犬の様に、ドアの前に座り込みをしている。>>133あまり時は経たず目当ての人物が現れた。]
そう、待ち遠しかった
[冗談めかす彼に、ストレートな言葉を返す。 実際、昼食後からしたことと言えば早く夜になればいいと、暇をつぶしただけ。
見下ろす彼に手を伸ばしながら立ち上がると、湯上がりなのだろうか、近づけば暖かな空気がこちらに届く様だ。 ]
昼間の答えは? 戯れでもいい、俺を騙して
[自分よりも背の低い丁助の耳元に唇を寄せ。 >>109もらえなかった答えを強請り。
昼間した様に彼の頬に指を這わせ、直に体温に触れる。朱に染まった頬は湯のせいか、それとも、勝手な期待をしてしまう。]
(142) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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[ 自分はシャワーを浴びたとはいえ時間が経ち、髪も冷えている。彼の体温はあたたかで、それに触れるだけで今は得難くも思える。
彼は、丁寧に扱わなくてもいいと言った。それは触れてもいいということだろうと勝手に解釈し ]
部屋に入れて それとも、ここで口付けていい?
[丁助の体を腕に閉じ込め、彼の口元に唇を寄せ囁く**]
(143) 2014/12/23(Tue) 01時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 01時半頃
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─昼・自室→─
[昼餉を終えた後は、瓶の中に捕らえた花の香りが溢れる自室へと戻り、スーツを脱いだ。 菫色の、しっかりとした作りのジャケットをハンガーへ、同じ色のスラックスを飴色の椅子の背もたれにかけたなら、白いシャツと、下着の姿へ。 すらりと伸びる細い足は、男にしては幾分柔らかな曲線を帯びて。 そこにあるはずの体毛は薄く、見る者が見たなら人形と例えるような滑らかさがあった。
溜息を一つ、香りに紛れるように放った後、そのままベッドへと身体を放り出せば。 弾むスプリングに抗う気力もなく、ただ刹那に与えられた浮遊感に酔った。
とどのつまり、ジェレミーとの会話を思い出せば、己も特に此処に居たとて満たされているわけではない。 時折思い出していたことを他人との会話で時折思い出すという一種の無限ループを、一体何時から繰り返しているのか。 それはもう思い出せない。 そもそも外の世界とは何だったかさえ酷く曖昧な今、己の脳裏によぎるのは、無残な姿で羽を散らした白い小鳥の映像。
さて、それは何だったか──思い出せないまま、意識は闇に包まれるよう、落ちて。*]
(144) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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[>>138答えなど求めてはいなかったが、ニコラスからは返答があった様だ。食堂を出ようとしたところ振り返り言葉を残していく
「路地の隅、羽を毟られて」それは、自分への皮肉だろうか、それともただのたとえ話か。どちらでもいい。他人に触れられて自分が傷つく様なものではない。]
そうだよ、暇つぶし ずっと言ってるだろう?退屈だって
だれが逃げたいと言っていた? 俺はこの生活が至上だと知ってるよ 元から似た様なことをしていたからな
親の愛を疑わず ただの反抗期ってわけだよ
(145) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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[コロコロと鈴の音を鳴らす様な彼の美しい笑い声。安い挑発に自分もあえて乗っている。]
だけど退屈で、ずっとイライラしてるんだよ お前がはけ口になってくれる?
だけどごめんね。今日は先着があった またの機会にお願いするよ
だけど、お前には、命令の方がいい?
[真冬を讃える様な彼の瞳に薄く笑いかけ。*]
(146) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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[食堂に入り、指定席へと向かう道すがら、振られた手>>136に小さく頭を下げる。 自分よりも上位の者同士の会話に、口を挟むことはしない。
するりと席との間を抜け、自分の椅子へと座れば、口を噤んでじっと待つ。 人の揃わない食卓が、珍しいことだったか、それともこれが常通りなのか。 それすらも記憶があやふやで、縋るように視線を主の方へと向ける。
少しだけ、悲しそうな顔をしているように見えた。]
(147) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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[この様子だと、食事の開始は遅くなるだろう。 ワインで薬は飲めないので、水を、と小さな声で頼む。 薬を欠かすと、自らの血液にすら酔うようになるのだろうか。
試す勇気もないので、おとなしく、1つずつを慎重に飲み込んでいった。 喉を滑り落ちた冷たい水が胃の腑で落ち着いて、暫く後。
薬が効いてきたのか、眠たげに瞬きを繰り返せば、行儀悪く椅子の上で膝を抱える。 薬を飲んで暫くはこんな感じだ、長針が一周し終わる頃には落ち着くけだろうが。]
……腹減った
[並んだ皿を目の前にして、小さく呟き。]
(148) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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― 食堂 ―
[現れた主>>110>>118には目を伏せて会釈を。声を掛けられたならば応えたけれど、あまりこの主と何を話したものやら判らない――躊躇いの元は、主との記憶に必ずと言って良い程付き纏う鉄錆の臭い。部屋中の紙を赤黒く染め上げたあの時がいい例だ]
[ヒュー>>130の事は一瞥だけした。何かしら言ってやらねばまたこちらへ要らぬ気を遣うと思うのだが、今はまだ、ケイイチ>>136と話している]
……命令とするのであれば もう少し踏み込んだ、参休の望みに添うた事を問う。
[先の質問は命令ではないと言外に示した上で]
……ケイイチ、今夜は空いているか。
[霞の笑みを向けてみせながら、別の命令を告げる]
空いているならば、W最も深い繋がりWを持つ相手をどう扱うか 参休を相手に、その身を以て教えてくれ
[最愛の相手に向ける睦言を囁いてみせろと言うような物だ、無茶な要求だとは己で思う――だからこそW命令Wとして押し付けるならばこれになる。 そうまでして追い求めたいのは、かつてこの身が繋がれていたはずの関係。差異だけでも感じ取れはしないかという思いが時折胸の内を焦がしていく]
(149) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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[――吸血鬼と呼ばれる事にも日々の薬にも抵抗はないのに、奇妙な話だ]
[そうしてケイイチがW命令かWと問うてこちらの反応を窺った時の様に、緩く弧を描いた唇と共にひたとケイイチを見詰めた]**
(150) 2014/12/23(Tue) 02時頃
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─夕・→食堂─
[己の知る世界へと意識を戻したのは陽も暮れてからのことだろうか。 薄暗い部屋の中、転寝と言うには長い眠りに些か腫れた瞼を持ち上げたなら、視線を左右へと。 夕餉の時間が近いと気付いたのは、やはり柔らかく甘い香りに混じった食事の匂いのせい。 もしかしたら1日や2日程意識を飛ばしてしまったかも知れないとも思ったが、主がそれを許す訳がない事を直ぐに思い出してふかふかと羽毛を包んだ柔らかな枕に顔を擦り付けた。
そのまま暫し身を固めた後、ゆったりとした動作で起き出したなら再び菫色の上下を身に付けて、食堂へ。
やはり人がいたならスーツの裾を摘み笑みを湛えて挨拶をし、そこに主人の姿を見付けたなら一層弧を大きく描いて。]
御機嫌よう、お館様。 今晩も麗しい月の元、お会いできて嬉しゅうございますわ。
[そうして振舞われた料理と薬を嗜んだなら、再び自室へと。*]
(151) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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なんちゅーんも冗談として。 メシはさておき、薬は飲みにいかなアカンのじゃない? アルジサマも首長くして待っとるかものぉ。
[夕飯の前に支給される薬は、吸血衝動を抑制するものらしい。 あの薬がなければどうなるのか。 それは想像の域をでない空想の産物でしかない。 食事はとらないことが多くとも、薬だけは必ず飲み下す。 いつからなのか覚えてさえいないけれど、そうしなくてはならないと植え付けられた日常。
それが、常。]
(152) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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…君は、ボクが嫌いかな? ボクはそういう冗談をする君が嫌いだよ。
[>>141そのむさ苦しい風貌と自分にはない逞しい体躯。 翠と蒼を併せ持つ双眸は童話に埋もれる彼をキッと睨めつければ、 隅から腰を浮かせて銀を揺らす]
1人で本は読める。 ――出ていけ、って意味なの理解しているかい。
[彼が理解して言っているとは露知らず。 素足で冷えた床を辿って、彼の場所へ。
ゆらゆらと揺らされる本を手の甲で払いのけようか]
(153) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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命令したほうが良いのかなァ
[体格の違いがあれどそれがあれば自分の立場は絶対。 白のネグリジェ、銀髪、白磁の肌。
風貌はそれこそ天使と例えられても不思議ではない。 されど、中身はただの吸血鬼。 天使みたく、微笑みを誰かにみせることはない]
(154) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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[同じことの繰り返し。 止まらない列車の上、或いは先の見えない航海。 日が登り、夕日が沈めば夜が来て、月が溶ければ朝になる。 図書館で本を手に取り、読むでもなくただ積み上げては なんの構想も浮かばないと片付けて、また翌日積み上げる。
男の部屋には大きなカンバスが置いてある。 けれどそこには染みのひとつも存在しない。
無限の白。]
………傷のひとつでもつけられんかね。
[ポツリと落ちた独言。 今夜は薬を飲まない何てことをしてみようか。 どうせ実行にはうつせない、考えるだけならただである。]
(155) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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[左目のタトゥー。 異様に目に付くそれに目配せをして。 気になっても質問しないのはいつものこと。 質問して意味を聞いたところで無駄だから。
何を知り得たとて、ここで暮らしている間にそれは無意味]
薬…。ボク食堂にも行く気分じゃないから。
[>>152あれを飲めば吸血衝動が抑えられる。 そうは聞いても、気分じゃないものは気分じゃない。 それに、飲まないというのも興味の先にはあって]
…命令変更。薬持って来て。 それかボクを食堂まで連れてって。歩くのはもう嫌だ
[素足で歩くのは好き。 だが冷えた素足で歩くのは嫌い。 ぽつりと呟かれた言葉に>>155首を傾げて銀を肩から落とした]
(156) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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ー昼、ニコラスが去った後、自室でー
[柔らかな物腰で、美しい容貌をしているが、彼は毒を持っているかの様で。]
案外、気の強い
[無理やりに屈服させてやれば楽しいのだろうか
自分がヒューを挑発していたのは、あそこまで卑屈にならなくてもいいと言いたかったからだし、ニコラスにもそう思っているのだが。]
どうも、他の上位者の様に寛大に振る舞える気がしない
[自分は苛立ちと、不満だけでできている。それを失うときは、それこそ退屈で死ぬときの様な気もする**]
(157) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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[目の前の彼が食堂に居る人物を一瞥する様子を見ながらゆるり、と椅子に腰掛けなおす。 只の質問か、命令かと問うて見れば言葉端から前者らしい。]
そう、なら話としては此処じゃないところに興味があるって言っておこうかな。
………今夜? お伺いしましょうか?それとも訪問致しますか?
[なら希望は、とそう聞きかけて新たな"命令"が乗せられる。答えに拒む意思はない。言外に空いている、と告げて。 最も、あったとして逆らう事が許されると思わないが。
普段使わない敬語は一種敬語を冒涜する形を取り?緩く笑った。]
(158) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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─回想・昼の食堂にて─
幸福に飽きて退屈をしているのかしら。 ジェレミーお兄様はそれなのに他人に求めてばかりで、御自分から何かするつもりはないのね?
[ジェレミーと束の間の言葉遊び。>>145>>146 肩を竦めて、呆れの混じる声音を隠すことなく返せば、さらさらと真っ直ぐ伸びる髪を滑らせるように首を傾けて見せた。]
相変わらず…なのかしら?お盛んなのねぇ? それとも、それしか貴方に出来ることはないのかしら。
[再び笑い声を混ぜながら、唇に人差し指と中指を這わせて、その形をなぞる。 光を失った、錆びた瞳の奥で、何かが燻るが、さてそれは意図的か否か。]
(159) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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アタシにとっても全く不利益と言うことはないから、おヒマな時にでも"命令"すれば良いのではないかしら? 少なくとも貴方にはその権利が与えられていて、アタシにはそれを断る権利が無いのだから。 ──もっとも、それが貴方の望む形かどうかは保証しかねますの。 ご存知の筈ですけれど、お忘れになられているかも知れないからお伝えしておきますわ。
[今度は漏れ出るものを堪えるような、喉を鳴らすだけの笑いを混じらせて。 どうやらこの兄は己より酷く記憶が曖昧なようで──もっともそれは自分より上の者たちは皆そう見えるのだが──その言葉が真実かどうかもきっと覚えていないのだろう。 今暫くは先約があるのなら引き留めるのも野暮だと、会話を打ち切って挨拶を済ませたなら、食堂を後にした。*]**
(160) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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―――満足なさるなら、いくらでも?
[どう扱うのか、そういうから少し恋人チックにしてみたけれど。 上がる唇に目はこちらをひたと見詰め、右耳に触れようと手を伸ばしたけれどやはりやめた。どんな思いがあるか分からない。怒られてしまってはいけないから、と。**]
(161) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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[物思いに更ける独言を溢したところで、近寄る気配は華奢なもの>>153 童話から出てきたような見映えの、翠と蒼が睨んでいる。 見た目のみならば愛くるわしい天使だが、その微笑みを見たことはなく。]
睨んでも可愛らしいのぉ。 笑えばもっと可愛かろうに。
[可愛さなどとは縁遠い男が、喉奥をくっくと鳴らせて笑う。 揺れていた童話の本は払いのけられただろう。 落とすことはないが、手に残る軽い痛みに──
やはり、くつくつと音がなった。]
(162) 2014/12/23(Tue) 02時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 02時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 02時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
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───仰せの通りに。
[細い細い瞳、左側を彩る【4】のタトゥー。 変更された命令には、わざとらしくその体躯を折って 従順に従う『下位』になろう。
けれども、ただ素直にでは面白くない。 薬を持ってこい、もしくは運べ。 そう謂われたのだ。 運び方の注文はなかったはず。]
行くで、白雪姫。
[一言断りにもならぬ断りを告げると、軽々と姫を抱き上げるように 雪のように軽い体を持ち上げた。]
(163) 2014/12/23(Tue) 03時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
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あー、そうそう。
[抱き上げたことに対して抗議はあったか。 抵抗する動きもある程度なら体格差で押さえつけてしまえるだろう。 こと『命令』となれば話は別だが。 抱き上げたまま食堂へと移動するついでに、思い出したように口が開く。]
お前さんがわしのこときらいでも。 わしゃ別に、お前さんのこと嫌いじゃないけ。
[嫌いになる要素は今のところ男にはない。 ただそれだけを告げて、落とした独り言>>155については 特に何か言葉を付け加えることはなかった。]
(164) 2014/12/23(Tue) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
ボリスは、ジリヤをつれて食堂へと向かうつもり**
2014/12/23(Tue) 03時頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時頃
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自分で何か? 絵を描くとか?
誰に見せるんだよ… 俺には何もない したいこともない
[すでに、嘲りを隠す気はないらしい>>159 呆れの混じる声音で彼は皮肉をいう サラサラと揺れる金の髪が今は余計に小憎らしい]
相変わらず? 妙なもの言いだな…
お前が、俺を…、知っているわけがない
[だけど、自分が忘れているだけなのだろうか。上位のものほど記憶は曖昧で、たぶん下位のものがまだ現世には近い
嘲笑混じりで唇をなぞる仕草。彼の瞳に宿る意味など自分にはわからない。]
(165) 2014/12/23(Tue) 03時頃
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忘れているかもしれない?
以前、俺はお前に何か命令した?
[そこまで、自分は、おかしくなっているのだろうか。だが、この気持ちもすぐに忘れるのだろう。忘れなければ長い時間なんて生きてはいけない。
ニコラスの言葉を振り切る様に、いつも通りの薄笑いを浮かべ]
…まあ、本気ではないよ、今は
命令まで使うのなら もっと悔しそうにしてもらわなければ つまらないだろ
そのつもりならもう少し手管を使って欲しいね 不利益がないというのなら
[今度こそニコラスは退去しただろうか。 返答は得られず*]
(166) 2014/12/23(Tue) 03時頃
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可愛いだなんて余計なお世話。よく言われたよ。 無意味に表情を変えて何になる――
[ボクが何を言っても動じる気配も見せる様子もなく。 くつくつと喉を鳴らすたび、全身を巡るのは黒い黒い衝動。
壊れてしまえば良いのに。
細い瞳から感情を読み取る事は叶わず。 冷えた素足を重ね、命令に従う様>>163を眺めてせせら嗤ってやろうと構え―――] ――― う、ぁ!?
[ふわりと浮いた感覚に瞳を見開いて瞬かせる羽目となる]
(167) 2014/12/23(Tue) 03時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時半頃
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クアトロ貴様…ッ!!
[>>164床から浮いた身体、間近にあるボリスの顔。 何をされているか状況を理解すれば思考も浮く。 確かに運べと言ったのはボクで、降ろせというのも変な話。 言葉が出掛って、喉で止まった。
他人は嫌いだ。 こうやって、いとも簡単にボクを崩すから ]
(168) 2014/12/23(Tue) 03時半頃
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ボクは嫌いなんだよ …君のそういうところがとってもね
[「白雪姫」の言葉に整った其れを不愉快そうに歪め。 首を傾げた事項は簡単に頭から抜ける。
透き通った肌が僅かに赤の色を見せたのは怒りのせい。 続く言葉にもそれは変わらない>>164]
ったく…この運びかたも二度とするな。馬鹿 ボクは本を読む。揺らすなよ
[図書館からそのまま手に持ってきてしまった本。 二度の命令を繰り返したあと、 睫毛を伏せるように腕の中の本へ*視線を落とした*]
(169) 2014/12/23(Tue) 03時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 03時半頃
執事 ハワードがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(執事 ハワードは村を出ました)
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 06時頃
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ー部屋の前ー
["待ち遠しかった"だと。 なんて返事を返しやがる。 初恋相手に恋い焦がれる青年のような純朴な振る舞いをしやがって、え? こっちに手を伸ばすんじゃあないよ!
なんて憎まれ口は一言も口から飛び出す事は無く。]
戯れでも好いなどと、 其方こそ自分を安く売ってるじゃあないか。
[代わりに唇が紡ぐのは蚊の鳴くかのようなか細い声。 頬に触れる冷たい感触に冷えるどころか寧ろ身体の熱さは跳ね上がる。
部屋に入れてなんて言葉は耳に届かず、口許に寄せられる其れに吸い込まれるように口付けた。 自らを抱く腕の確かさと唇に触れる心地良い柔らかさに目を閉じる。
何の事はない、ただ先に口吸いをしておけば此の身体が熱いのも誤魔化せると思ったから。*]
(170) 2014/12/23(Tue) 10時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 10時頃
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道楽……か。
[吸血鬼はジェレミーの放った言葉>>119をふと思い出し呟く。 そして盛りつけが終わったのか、吸血鬼は金色のベルを手に取る。
そしていつもの音を鳴らした。
リンリンリン。]
(171) 2014/12/23(Tue) 10時頃
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─回想・昼の食堂─
御機嫌よう、丁助お兄様。 また御伽噺をしていらっしゃったのかしら。
[丁助に声を掛けられれば>>31再び菫色のジャケットの裾をちょこりと摘んで軽い会釈を交えながら笑い返し。 深追いをするつもりはないし、盗み聞きをしていたわけでもないが、此処へ来てから既に幾度か聞いたであろう馴染みの単語の断片を幾つか拾えばその中身は容易に想像出来。 柔らかな笑みには柔らかな笑みをもってと言わんばかりに、目元を優しく歪めて兄の姿を蜂蜜色で認めた。]
上には逆らわない、逆らえないというのが此処の常。 痛い目は一度見ればそれで十分ですもの。
[少し篭る様に笑い声を零し、言外に何かあったと告げれば彼は何かを思い出すか、それともそれは忘却の彼方か。 それでも穏やかに言葉を紡ぐ、彼の様な雰囲気は嫌いではないはずなのだが。 少し困った様に眉を下げつつ、指先を頬に当ててみたなら、触れた己のそこは冷えた様に感じた。 此処へ来た頃は確か、もう少し温かだった筈なのだけれど。
そのあと会話は続いただろうか、適度に切り上げて、自席へと──。*]
(172) 2014/12/23(Tue) 10時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 10時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 10時頃
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[ゆらゆらと、グラスを揺すり、波打つ赤い液体を見るともなく]
海のようじゃないか。
[絵画の中の黒い海が過る。 本物を見たのはいつのことだったか。 突如、茫とした顔から表情が消え失せ、グラスを床に叩きつける]
……ハ……ッ。
[肩で息をつき、目に留まるは硝子の破片。 鋭角の欠片をひとつ拾って、己が手首に押し当てる。 鮮血が辿った]
海……?
[流れる赤に舌を添わせ傷口を吸った。 包帯の男とは違った味であろうか、咥内を探るも鉄錆の差異はわからない]
(173) 2014/12/23(Tue) 11時半頃
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[>>171 鐘の音の、聞こえる向きに目を向ける。 ゆらと歩けば、未だ凝固せぬ血筋が零れ床を汚す。 大丈夫、シュロの薬は飲んでいる。 これは吸血とは別の衝動。恐らく、此処に来る前からの]
……ならば、
[己の居場所は外にはないのであろう。 思考の括りはいつもの繰り返し。 煩わしげに頭振り、開放された食堂の扉を抜ける]
何を饗してくれるのだったかな?
[室内を見渡し、主へと問うた*]
(174) 2014/12/23(Tue) 11時半頃
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[>>174ライジの問いに吸血鬼は黙って小さな黒板に書いておいた今日のメニュー>>110を示す。
そして配膳が大方終わると吸血鬼も食事の席に着いた。
静かに食堂にいる面々を見回す。 その視線は優しげであったが、誰がいて誰がいないのか……誰が薬を摂取していないのかしっかりと観察するかのようなそんな視線であった。]
(175) 2014/12/23(Tue) 11時半頃
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ー部屋の前ー 安い? 弱いだけ 今だけでも気持ちを頂戴 それとも、誰でも良かった?
[>>170昼間の答えは貰えなかったが、人目もあるかもしれない部屋の前で、彼は口付けを受けた。
首元に腕を回し、舌先で唇を開けてと強請る。柔らかな、労働も寒さも忘れた唇。
唾液で濡らして、それとも彼の湿り気に自分が触れたのか。]
…薬は? 飲んだ?
[不意に焦燥を感じ、そうたずねる。]
(176) 2014/12/23(Tue) 12時半頃
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[これは、初めてのことなのか、それとも。 自分が、忘れていて、覚えていること。
それすら曖昧で。
ニコラスとの昼間の会話。
だが、どうせ、この迷いも忘れて、しまう、のだろうか?**]
(177) 2014/12/23(Tue) 12時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 12時半頃
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― 食堂 ―
[此処ではない何処か>>158とケイイチは言う。停滞を湛えたクランの内でなお求めるものとなると、各人似通ってくるのかも知れない]
……ならば、こちらの領域へ。 紙しかないが、ケイイチが見慣れぬ物があるやもしれぬ。
[唐突に表れた敬語にほんの僅か笑みを深めた。きっと既にケイイチは“演じて”みせている]
夕餉から暫し間を空けるのであれば、参休は墨を摺る。 好きなときに顔を出してくれ。
[ケイイチの指先が己の右耳へと伸ばされれば、ついと視線がそちらへ流れた。間際で止まった指先を引かれる前に、促しの意を込めて掌を重ねようと右腕を上げる。 紙に脂を取られた指先は少しかさついていて、きっと参休の方が冷えている。その差をケイイチは感じ取れたろうか]
……咎めやしない
[引き釣れた肌、埋め込まれた紐。触れたければ触れると良い、きっとその感触も記憶を揺らす]
(178) 2014/12/23(Tue) 13時半頃
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[食事が始まったのは、結局どの頃だっただろうか。 結局いつも通りに面々が席につくのを待っただろうが、あまりにも集まりが悪いようならば、観念したようにファークに手を伸ばしただろう。
食事の開始が遅ければ、終了も遅くなる。 やはり綺麗に皿の上を空ければ、グラスに残った最後のワインを喉の奥へと流しこむ。 独特の渋みと香りには、未だ慣れられない。 酩酊しないだけ、まだマシなのだろうけれど。
食事を終える頃には、効きはじめの薬の違和はどこかへ遠ざかっているだろう。 席を立ち、食堂を出れば向かうのは大浴場。 裸足で湯船まで近づけば、洗面器に湯を一杯れば、用は済んだとばかりに大浴場を出て行った。 ぽたぽたと、滴った雫は真っ直ぐに自分の部屋へと続くだろう。
扉を閉めればシャツを脱ぎ、寝台に腰かけて身体をゆっくりと拭っていった。 後は眠るまで、本でも読んでいればいいだろう。 明日は、何の仕事が入っていただろうか。 掃除であれ、雑用であれ、それが命令でなくとも上の位の者からの言葉ならば、可能な限りは請け負っていただろう。*]
(179) 2014/12/23(Tue) 13時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 13時半頃
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「誰でも」という訳じゃ無いけど、 「お前さんだけ」と言う積りもないよ。
[口吸いの前に囁きを零す。>>176
唇に触れる舌先に応えて口を開く。 湿った熱を受け入れ、其れに自分の舌を絡ませる。 軽い甘さに身を委ねながら、愛し合う男女のように接吻を交わすのは全く擽ったい事だと思う。 背筋に悪寒が走るじゃあないか……更に続きを求めたく成るような悪寒がさ。]
っん、薬?
[唇を離し、唾液が引くのを自らの舌先で舐め取るように拭う。]
そんなの後でだっていいじゃあないか。
[こんなに媚びるような声色で他人を上目遣いに見つめるのは何時振りの事か。それとも初めてか。 記憶は定かでは無いがそんな事は如何だって良い。ただ艶めいた嬉戯を娯しむだけ。*]
(180) 2014/12/23(Tue) 14時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 14時頃
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ふわっはっはー!!
[白雪姫を抱き上げて、廊下を遠慮もなしに歩く。 とはいえ揺らすな>>169との言葉は仰せつからなければならないだろう。 揺らさぬようには気を付けながら、歩を進める。]
表情変えるんは、無意味とは違う思うぞ? んで、逆に表情変えんって頑ななんも。 無表情って、表情じゃけのぉ。
[くっくと鳴る喉は変わらず、しかし顔を覗き見るようなことはしない。 細い瞳、タトゥーの奥は廊下の先をただ眺め。 視線の先に口付け交わし合う二人が見えたなら 唇は小さく「ぉお。」とでも感嘆の声でも洩らしたか。]
(181) 2014/12/23(Tue) 14時半頃
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―食堂―
[時間をかけ礼儀正しく食事をするのは性に合わない。 ワインを更に二本消費してローストビーフを流し込む。 身体巡るアルコールの為か自傷部の脈がいやに速く、気の障る]
ニコラス。
[>>151 菫色のスーツを纏った気に入りの者の名を呼び、腕を差し出す。 自分に似合うものをよく心得た美しい青年を見るのは幾らか気分が安らぐものだ。 たとえ表面的であったとしても、礼節を保ったその振る舞いにも。 瘡蓋になり始めている切創を見て、どのような対応をするか見守った*]
(182) 2014/12/23(Tue) 14時半頃
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ま、わしゃ嫌いじゃないけどの。 お前さんのそういうトコ。
ちなみ、『この運びかた二度とするな』ってことは またわしに運ばれるつもりがあるってこと?
[歪む表情には僅か色がついたか>>169 それが、どんな感情であれ男の手によって彩られたのならば 緩やかに男は唇を弧にして微笑んで問う。 その時ばかりは顔を向けたが、本に視線を落とすジリヤが その顔を見たかどうかまではわからない。]
(183) 2014/12/23(Tue) 14時半頃
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[長の滞在とはならなっただろう、食堂を出て自室へ戻る。 >>179 先ほど会った包帯の者は、いつの間にかいなくなっており、つまらなそうに鼻を鳴らし。
男の部屋に殆ど物はない。 中央で部屋の重石のよう鎮座するベッドへ倒れ込み、 また暫く眠りの淵を漂うことになる*]
(184) 2014/12/23(Tue) 14時半頃
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─食堂─
ほい、とうちゃーく。 ついでじゃけメシも食っていけば?
[どっこいせ、と白雪姫を下ろす頃には誰がいたか。 やあやと手こそ振って見せるものの、男は食事をそこでとるつもりなどない。 ──ワインは少し魅力的ではあるが。]
アルジサマいつもどーも、これだけ貰ってくわ。
[むんず、とパンをつかんでナイフで真っ二つに割る。 美味そうなサラダから野菜を適当に摘まみ、ローストビーフと共に挟めば 簡易的なサンドウィッチの出来上がりだ。
それから、と。 忘れずに薬剤をきっちりと手にして告げる。]
なん、心配せんでも。 後でちゃんと飲んどくけ。
(185) 2014/12/23(Tue) 15時頃
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[何も考えていないようで、何を考えているかわからない。 そんな細い瞳と【4】が、食堂内を見渡している。 指先を伸ばし、何やら睦まじげな参休にケイイチ。 腕を差し出された菫色のスーツ、その腕の主は裸体にガウンというなんとも奇怪な装い。 とはいえそれも見慣れてしまったから、たいして何も思わなくなってしまったが。 執事の真似事をしたがるロマンスグレーも鎮座していたか。 それから、]
ありゃ、アイツはもうおらんの?
[見慣れた白が既に席を立っていて、その姿が見当たらない。 珍しいこともあるものだ、まだ上位の者が食事をしているであろうのに。]
(186) 2014/12/23(Tue) 15時頃
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[爪先までを拭い終われば、初めの頃の温かさの失せた湯に布を浸し、緩く絞った。 着ていた服は部屋の片隅へ積んでおく。 明日の朝には洗濯が必要となるだろう。 そんな事を考えながら服を着替えれば、洗面器を抱えて部屋を出た。
窓の外は暗く、静かだった。 大浴場へと向かう足取りは、自然、早いものとなる。 戸をくぐり、冷めた湯を捨てれば洗面器を元の場所に置き、大浴場を後にした。 包帯を濡らせないことと、湯を汚してしまうことともあり、あまり大浴場を利用したことはない。 汲んだ水で体を洗うことに比べたら、湯を自由に使えるだけありがたいものだった。
そのまま部屋に戻ろうとした足は、何故か脇道へと逸れていく。 再び談話室へと辿り着けば、飾られている絵の一つ一つを真っ直ぐに見つめていただろう。]
(187) 2014/12/23(Tue) 15時頃
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傷でもつけにいったかのぉ?
[緩やかに男の唇は弧を描く。 言葉は比喩であり、文字通りではない。 語散た音をジリヤの耳が拾っていたならば、さてそれは忘れてしまった『首を傾げた独言』を 思い出させるに至ったろうか。]
さあて白雪、また運ばれたければどうぞご命令を。 貴方のために飛んで参りましょうぞ?
[冗談をひとつ残し、姫の代わりにサンドウィッチを抱え 後で傷だらけの背中でも探すかと、食堂を後にした。]
(188) 2014/12/23(Tue) 15時頃
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見世物じゃないよ、さっさと失せなっ!
[いつの間にか廊下には人がいて「ぉお」なんて好奇の視線を向ける>>181ものだから思わず"命令"を下してしまった。 命令を下すまでもなく彼らは食堂に向かっただろうが。
丁度吸血鬼の鳴らす鐘の音>>171も聞こえる。 だが寧ろ其れから逃げるようにじぇれみの手を引き部屋の方へ導く。 「ねえ、早く」なんて口に出すには恥ずかしくってただ目線で訴える。]
(189) 2014/12/23(Tue) 15時頃
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― 食堂 ―
[耳に入った呟き>>148には両目を伏せた。全く、何度か伝えたようにも思うのに彼は待つのを止めやしない。 だから、ケイイチと話が付いた後は部屋に帰らず、きちんと食事の席に着き直した。腹はさほど空いていないが、参休の皿は相変わらず量が少ないので問題ない]
[ 胸の内でくすぶる熾火には蓋をして、主の見守る中>>175で淡々と食事を口に運ぶ。時間をかけて食べ進める内に錠剤の効果が現れ、見ないようにしたものは意識の隅から滑り落ちた]
[食事を終え手を合わせる様が、深紅の液面へと映り込む]**
(190) 2014/12/23(Tue) 15時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 15時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 15時半頃
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─庭─
[簡易的なサンドウィッチをもすもすと食す独りの晩餐。 月夜を見上げていれば、視界に談話室の窓辺が見えた。 あれに見えるは>>187]
おーい。
[何かを見つめている横顔に、声をかける。 ふと、乙姫様からの『見世物じゃないよっ』>>189なるご命令を思い出した。 廊下でよろしくする男二人、それも吸血鬼の。 どこが見世物でないというのだろうと、一人喉奥を鳴らす。 さて、これも見世物でないのだろうが。]
ひゅー。
[何の気なしに、呼び掛けてみる。]
(191) 2014/12/23(Tue) 15時半頃
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[飾られている絵画、その一枚の価値すら知らない。 その絵が正しく作者の描いた者なのか、それとも他の者が描いた贋作なのかも区別がつかない。
海の絵、空の絵、読み取れるものは何だろう。 明確な文明を描いているわけでもなく、何処か人の営みを描いているわけでもない。 どこか抽象的な絵の多い空間では、一枚一枚を見るのにかける時間は長くなる。 流石に疲れてソファーに座ろうかと思い始める頃、何処かから呼ぶ声が聞こえ、辺りを見回す。
また、先客の存在に気付かなかったのだろうかとも思ったが、窓の向こうの姿に気付けば少しばかり、安堵したように息を吐いた。 窓枠へと歩み寄り、窓を押し開ける。]
何で中で食わねぇの?
[席が無いわけではないだろうに。 挨拶もそこそこに、浮かんだ純粋な疑問をそのまま投げかける。]
(192) 2014/12/23(Tue) 16時頃
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[談話室に飾られている絵画は、何度か眺めたことがある。 記憶には、曖昧に。 似たような絵を描いたことが──?]
んあ?
[突如投げられる質問には、間抜けな声が返る。 何故、一度うーんと首を傾げて見せてから。]
『外』で食う方が美味いけぇ、かのぉ。
[内にある複雑さも言葉に変えてしまえば安易なものだ。 窓辺に向かう姿にそう返すと、何やら先程の横顔より気の緩んだらしい表情。 ふと、男の表情も緩く綻ぶもの。]
窓開けて寒ない?
[声をかけなければ開ける必要もなかったろうが、そんなことは棚に上げておこう。]
(193) 2014/12/23(Tue) 16時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 16時半頃
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―→食堂―
それは屁理屈だ。 「無」とつくのであればそれは表情として成さない。
[並行して話を続けるからか文字を読み取るのが難しい。 だんだんと薄紅の唇を尖らせるのは無意識。 相手の声色で表情が喜色なものだろうと、思うと更に。
だがボクは知らない振りを続ける。
>>181感嘆の声と男二人の気配を感じ取れば、瞳だけを其方に寄越し、直ぐにまた本へと]
見せ物じゃないなら そんな阿呆で滑稽なこと誰がするのかな。 嗚呼、君たちか。
目障り
[上位のものに対しても姿勢は変わらず、ぽそりと一言を落とした]*
(194) 2014/12/23(Tue) 16時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 16時半頃
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―食堂―
ご苦労。ボクの名前はジリヤだ、姫じゃない
[降ろされてぺたりと地に着く足。 何人かが食堂に集まっていれば出るのは溜め息だ]
さっきから傷、傷って。何? …まあいいや。
[>>185浮かんだ疑問は虚空に消し、 「姫」を抜かすだけの先ほどからの呼び名に 足裏で彼の足の甲をぺちりと叩いて]
じゃあね。あ、そうだ…
[サンドイッチと錠剤を持つ彼に、僅かな閃きを背伸びして耳元で伝えた。 食事の席へと一応は着く]
(195) 2014/12/23(Tue) 16時半頃
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……そういうもんか?
[屋根と壁のある空間で、椅子に座って食事を取る。 そちらのほうが、ずっといい気がするものだが。
窓から入り込む空気は、室内の温度と違い静かに冷えている。 シャツの隙間から入り込む風に、少しだけ襟元を正す。]
少し冷える。 けど、お前よりは寒くねぇし。
[そうはいえども、汲んだ湯で身体を拭いた後だ、流石に多少は湯冷めするか。
そのまま軽く身を乗り出して、空を見上げる。 晴れた夜だと思った。 広い星空だとも、思った。]
……いんすぴれーしょんは、どうなった?
[思考を打ち切り、視線をクアトロへと戻せばそう問いかける。]
(196) 2014/12/23(Tue) 16時半頃
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― ちいさな ちいさな 耳打ち ―
ねぇ。錠剤飲まないでよ。 これ命令ね。吸血衝動ってどんなのか見てみたい
[>>188僅かに覗く好奇心と上位としての特権を行使して。 言う事を聞くかどうかはこの後を見ない自分には知る由もないわけだが。 主に聞かれればそれは止められて咎められる事。 冗談混じりの命令を淡い鈴の音に乗せた]*
(197) 2014/12/23(Tue) 16時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 16時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 17時頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 17時頃
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……悪い子だ。
[吸血鬼は血のように赤いワインを口に運び呟く。 ごく微かな囁きであれど"本物"である彼には確かにその悪戯な耳打ち>>197が聴こえた。]
(198) 2014/12/23(Tue) 17時頃
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息苦しくメシ食ってものぉ?
[そういうものだ、と軽く笑う。 たまには一緒に食うか、なんて気軽に声でもかけてみようか。 冷たい風に襟元を正す姿を見て、その言葉もかけられぬまま。]
確かに、こっちは寒いのぉ。 んんー………。
[少しの間、答を返さず。 何やら考えては、少し声を張って言の葉を描く。 ポケットに突っ込んだ手は、小さな悪戯の芽に触れる。 まだ、飲んでいない薬の錠剤。]
(199) 2014/12/23(Tue) 17時頃
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いちー。 寒いけど、インスピレーションがどうなったか聞きに わしの傍まで降りてくるー。
にー。 風邪引いたらアカンけ、このまま部屋にかえって あったかーいベッドのなかで寝るー。
[上位の者に対して差し出すのは選択肢。 勿論、下位の男に命令をする権利はなく 仮に男がもし上位であろうとも、命令するつもりなどはなからない。]
どーするぜー?
[広い星空の下、嘆きの姫を連れ去るロメオになるつもりはない。 しいて謂うなれば。 星月の空を眺める灰被りに、魔法をかける悪魔。]
(200) 2014/12/23(Tue) 17時半頃
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[息苦しいとは、上位の者に囲まれたあの空間の事だろうか。 確かに、誰も気にしている素振りはないとはいえ、自然とできたルールというものはいくつかある。 それを息苦しいと思うか思わないかは、それまでの育ちの違いなのだろうか。 ここに来る前、どんな食事をしていたか。 それは、あまり思い出したくない事でもあった。 少なくとも、今この立ち位置にいる事を、不幸だと思ったことはない。
提示された2つの選択肢。 その2つは随分極端に思え、く、と苦笑を漏らす。]
……このまま話す選択肢はねぇのかよ。
[問いながら、窓枠に足をかけ、そのまま軽く乗り越える。 着地にも特に難はないだろう。身体能力は、低い方ではない。 そのままの足取りでクアトロの方へと歩み寄り、その側に腰を下ろす。]
風、そっちから吹いてるからそこから動くなよ。 ……なんか、進展あった?
[進展があったにしろ、自分が理解できるものとは限らないが。]
(201) 2014/12/23(Tue) 17時半頃
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[>>198主に聞かれている事も、その呟きも聞こえない。 ボクが席に着けば見える人影は数人。
ほぅ、と息を吐くとテーブルに本を置いてそれを撫ぜた]
ごはん、食べなきゃだめ?
[問いを向けたのは此処の施設の主で先の夢の人物。 夢のなかの美しい吸血鬼様。 あれは現か幻か]
(202) 2014/12/23(Tue) 17時半頃
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作った本人にそれを聞くか。
[グラスを置き、困った子だと視線を向ける。>>202]
具合でも悪いのか?私の看病が必要か? ……そうでなければ食べなさい。お願いだから。
[吸血鬼はやんわりとジリヤを諭す。]
(203) 2014/12/23(Tue) 18時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 18時頃
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はは、その選択肢は頭になかったの。 なーぜーなーらー。
[痛みもなく、出血も少ないものとはいえ傷だらけの体。 それが窓枠を越えてやって来る。 灰被りが傍に来るのは、半ば確信があった。 だから、ふっと微笑みを携えて。 傍に座る彼を後ろから包むように、抱き締めて見ようか。]
こうすればあったかーい。 その上長く喋れる。
[風避けにもなるだろうが、暴れられればそれまで。 さて、怯えられるかそれとも。]
(204) 2014/12/23(Tue) 18時頃
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進展は、これからあるかも? …ないかも?
[悪魔は後ろ手に、錠剤を庭の隅に投げ捨てた。 『上位の命令は絶対』、そんなのは理由付けにもならない。 最上位の者が運ぶ薬、命令されたかは定かではないが 欠かさず飲まされているその薬を、飲まないという選択肢を選ぶこと。
白雪は『薬を飲まない』という毒リンゴを渡していった。 無、という有。 また屁理屈だと唇を尖らせてしまうだろうか。 最上位の者に感づかれているとも知らず。 男は、小さな小さな囁きに『従順に』従った。
上位も下位も関係なく、噛み殺すような衝動が起こるのか。 或いは、もっと別の何かが。
考えるだけでも、不穏な好奇心が男を悦ばせていた。]
(205) 2014/12/23(Tue) 18時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 18時頃
ライジは、ヒューに話の続きを促した。
2014/12/23(Tue) 18時半頃
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[此方の領域、とはつまり部屋にお邪魔することを許したのだろう。何回か行ったのかもしれないが一度も行ったことがないのかもしれない。 この辺りの記憶は曖昧だがイマの記憶では一度もない。 紙か、確か彼は字を書くっけ。
深くなる表情に>>178あの言葉がお気に召されたようで何よりだ。]
了解、っと。じゃ、遠慮なく。 大体見慣れないものかもしれないけどね。
[つぃ、と器用に片眉あげて早速敬語を失った言葉で了承を伝える。 ふと気になって伸ばした手は視線を受け、引っ込める前に掌を重ねられて微かな驚きを伴う。]
……そりゃどーも。
[ひんやりとして、水気の少ない手を笑いながら少し強く握り、歪に皺の走る顔の片方、紐に触れ、小さく揺らす。]
(206) 2014/12/23(Tue) 18時半頃
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……気分は良くない。
[>>203先の夢のせいであることは誰も知らない。 置かれたグラスの中のワイン。赤が揺らめくのを見つめる]
――命令ならば食べるのに。君はそれをしないのだね。 美味しそうではあるけれど…… つまんない
[血の溜まりにも見える、彼のグラスの中身。 グラスを自分へ手繰り寄せ、他人のだというのにそれを一口こくりと喉へ]
…やっぱりボクはこれが得意ではなさそうだ。
[血もこんな味わいなのだろうか。 吸血衝動が抑えられた今は味を思い出すことも叶わない。 ワインは色を移すが如くボクの頬と唇を紅く染めゆく。
ぽう、とした感覚が気分を紛らわせた]
(207) 2014/12/23(Tue) 18時半頃
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[また話は後で、と参休との関わりに栞を付ける。 既に一食抜いた胃は空で出来上がった料理を口にする、と共に渡される錠剤を渋々嚥下する。
屋敷の主たる吸血鬼には無言の圧力がある。 吸血衝動が何故いけないのか、吸血鬼が悪いのか、は衝動を覚えたことのない己には把握できない。
ふと、本を置く音がして>>202そっと見れば白い妖精のような上位の吸血鬼、ジリヤの姿。主と話しているようでつっかかるのも憚られたけれどそっと置かれた本が気になって表紙を覗き込む。]
(208) 2014/12/23(Tue) 18時半頃
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[窓から見る空よりも、ずっと広いと思った。 肌寒い、けれど耐えられないほどではない。 それに風避けとして一人分あるのだから、大丈夫だろう、と思っていたところで、身体を緩く包み込む腕。
此方を傷つけるような意は、今のところ感じ取れない。 故に、振り払うことはしない。]
……俺は、動くなって言ったけど。
[聞いてなかったか、と、わざとらしく揶揄するような口調。 長く喋れる、とは、一体何を話すつもりなのか。 元より学はそこまでない。 故に、長く会話が続く性質でもない。 口は禍の根ということも、よく知っている。
ともあれ、そうまでするのならば何かしら実りのあった話が聞けるのだろうとは思っていたが。]
(209) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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は? ……進展あったから呼んだんじゃねぇのかよ。
[あるかも、ないかも、とは随分曖昧な物言いをするものだ。 問い返した声色は、素直な疑問を孕んでいる。
腕の中、身動ぎが取れるようならば身体を傾け、首を後ろへ向ける。 伸ばした手でその肩口を掴み、僅か距離を離すようにして。]
……これからって、何が?
[視線を合わせ、問うた。]
(210) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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[甘さと熱さが同時に体内を巡る。 あまり得意な部類ではない。自身が崩れる感覚というのは。
されど喉を通したのはほんの僅か。 気が落ち着くとすぐにワインを主へと返し。
>>208本を覗き込む彼を目に留めれば本をそっと腕で囲ってしまう]
…何。
[参休と話していた様子をちらと見かけた気がしたが。 黒髪の下位の青年と目を合わせて眉間に微かに皺が寄った。
図書館を荒らす馬鹿。
散らかした形跡の残るその跡を何度蹴飛ばしたことか]
(211) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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ジリヤ。
[>>207桜色に染まる妖精を見つめる吸血鬼の瞳はいつの間にか紅い。]
薬は飲みなさい。
[それは確かな命令。 吸血鬼は席を立ちツカツカとジリヤに近寄ると、 食卓に置かれたジリヤの分の錠剤を手に取る。]
口を開けて?
[彼の小さい顎をくいと掴み上を向かせると再びの命令。 むずかる子供にするように直接飲ませようとしているのだ。]
(212) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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ありゃ、命令にゃ聞こえんかったもんで。 でもこっちのがあったかいじゃろ?
[動くなと謂われたのは聞こえていたが、命令と認識していなかった。 なんて言い訳めいたことを述べながら、揶揄に返すのは揶揄。 体温はどちらの方が高かったか、確かめるように抱き締める。
やがてその体は緩く距離を作られる>>210 素直に向けられる疑問の色に、くっくとやはり喉は鳴って。]
(213) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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進展があるかもしれんけ、呼んだんよ。
[弧を描く唇。 離された距離をゆっくりと詰めるようにして、嗚呼けれども その瞳から視線を逸らすことはなく。]
薬、飲むのサボってみた。 なんかインスピレーション沸くかもしれんし、わかんかもしれん。
[声は秘め事を呟くように小さく。 睦言を囁くように甘く。]
上位のやつに噛みつくかも知れんし。 そうでないかもしれん。
[見詰めたまま口付けてしまいそうなほど、吐息がかる距離。]
───こわい?
(214) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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[視界を腕で遮られ、目をぱちくりさせれば針のある言葉が飛んでくる。>>211彼との会話は常に薔薇の茂みに土足で入った者に手痛い仕打ちという名のトゲが刺さったような気分になる。
その様子に肩を竦める。]
ちょっと気になっただけサ。 …別に盗んだり笑ったりしないって。
[愁眉を歪ませてまさか気分を害されたとはしらず上位だが声音では敬意の端もない言葉で返す。 すると主が歩み寄りジリヤ、と彼の名を呼ぶ。>>212
…これは面白い。
自分より上位の者があの主にどう接するのか、と思うと同時に顎を掴まれる様子を見て察せないほど鈍感じゃない。 見守るスタンスを貫いてニヤニヤと笑みを隠さずに後の様子の見学に徹する。]
(215) 2014/12/23(Tue) 19時頃
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[人という熱源が近くにあれば、温かくなる。それが、触れ合う距離ともなれば尚更だ。 下手をすれば、部屋にいるときよりも温かいだろう。
離れた距離は流れるような動作で詰められる。 更に距離を、と思っても、これ以上は倒れる、といった無理な姿勢からは動けなくなるか。]
な、んで。……主に怒られても知らねぇぞ、お前、そんな。
[唇にその声が触れる。 “上位のやつ”、それには即ち自分も含まれるのだろう。
酷く甘く聞こえる声。けれど、対する自分の声は酷く冷えきっていて。]
……怖く、ねぇよ。 噛み付くかもっつても、……俺が止めろっつったら、お前は逆らえねぇ、だろ?
[―――本当に、そうなのだろうか。 この上下関係が保たれているのは、薬があるからこそなのでは。
せめてもと、視線は合わせたままに、次を待つ。]
(216) 2014/12/23(Tue) 19時半頃
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[腕の中は暖かい。 けれど、対してかけられる言葉はどうか。 怯えか、恐怖か、嫌悪か、含まれる色こそ複雑でわからないにしろ 冷たく感じる。]
ははは、どうじゃろね。 最初に謂い出したんはお前さんじゃで? 上位も下位も関係なくなんのかな、って。
[昼頃だったか、そんな話を思い出す。 その時は何を思ったんだったか。 ──そうだ。
誰が一番 ないて くれるだろうかって。]
(217) 2014/12/23(Tue) 19時半頃
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………その命令はまた後ほど実行しようかな。
―――いいでしょ
[>>212囲っていた腕はそのままに持ち上げられる顎。 その指先のきめ細かい、僅かにざらりとした感触と、紅に染まった瞳が向けば、身を強張らせる。
それでも気分じゃあない事はしない。 その主義はあくまで上のものに対しても変わらない。 口は喋る事で開けたし、後ほど薬を飲むと宣言した。
翠と蒼の双眸を、薬を持った眼前紅眼の主から逸らし >>215傍観を決め込む青年へ]
何が楽しい
[本を覗き込んだかと思えば次は自分たちの様子を。 本を囲ったのは半ば無意識であったが、彼の興味の向く先が不思議でならなかった]
(218) 2014/12/23(Tue) 19時半頃
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それでもまぁ、お前さんが『やめろ』謂うんじゃったら。 それが命令でなくとも───……
[衝動に抗ってみせようなんて、口説き文句のような言の葉。 瞳に吸い寄せられるように唇を寄せたが 昼に背中に落とした口付けのように、その唇に触れることは叶っただろうか。]
……じゃけ、そんな怖がらんのよ。
[叶うにしろ叶わなかったにしろ、わしわしと頭を撫でやった。 それが落ち着かせる魔法になれるのか 暖める魔法になれるのかは、わからない。]
(219) 2014/12/23(Tue) 19時半頃
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─夜・食堂─
[席へ着いた後、それは食を楽しむ前か最中か。 名前を呼ばれた>>182ので、声のした方へと顔を向けた。]
あら、ライジお兄様。如何したのかしら?
[姿を認めれば、それは最年長の兄で、彼は今まさに食事の真っ只中。 一体何事かと目を丸くしたのは一瞬。 己へ向けて差し出された腕と、そこに印された新しい様子の傷にに、すぐ様指先を寄せた。 直接触れることは畏れ多いと、紙一枚分の空気を挟む様に浮かせて、それでも撫でる真似をして見せる。]
──何処で作ってらしたの?御自分でなさったのかしら。 あまり飲み過ぎると障りますわ。
(220) 2014/12/23(Tue) 20時頃
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[この館にあって、彼を害するものなど無いに等しい。 ならば不意の事故か或いは。 意地悪く、その或いの方を音にしたなら、口元には浅い弧を一描き。 その筋を象る瘡蓋はまだ柔らかそうで、その下で溢れまいと滞る彼の血に思いを馳せたなら。 心配そうに寄せた眉の下の瞳は、何にか震えた。 その奥に灯る熱は、やはり何者にも届かないのかも知れない。 詰まる息を誤魔化す様に飲み込んだ後。]
それとも、後で手当てを必要とされているのかしら?
[二度三度瞬きを繰り返した後、さらりと真っ直ぐの金髪を揺らして首を傾けながら問い掛けた。]
(221) 2014/12/23(Tue) 20時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時頃
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それは、……本当に飲まないなんて、思わなかった、だけで。 まさか、それで飲まなかったのか、お前。
[まさかそれが、自分より上位の者からの命令によるものだなんて思うまい。 更に迫る距離に咄嗟に瞼を閉じるも、触れた柔らかな感触に薄く、目を開く。
瞬きを繰り返すうちに、表情は呆気にとられたようなものへと変わるだろう。 撫でる手の動きに、次第にそれも落ち着くが。]
……怖がって、ねぇってのに……
[そう、見栄を張ったのは、一体何に対するものか。 怖がるなという言葉を信じていいのか、思い起こすのは、包帯を変える手付き。 距離を取るべく、肩口を掴んでいた指先から、そっと力を抜いて。]
質問。……答えろ。 ……今、血ぃ吸いたいとか、あるのか?
[それは、内緒話をするかのような声色で。]
(222) 2014/12/23(Tue) 20時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時頃
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駄目だ。
[>>218吸血鬼ははっきり断ると、ジリヤの分の薬剤を自分の口に入れてしまう。それから水差しからコップに注がれた水を口に含んだ。
ケイイチの方に意識を逸らした桜色の妖精の、文句を言うために開かれたそこに薬を口移ししようと顔を近づけた。
黒く長い髪がさらりと垂れる──]
(223) 2014/12/23(Tue) 20時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
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はっはっはー、案ずるより産むが易しっての? インスピレーションの代わりに天使が悪戯してったが… ま、そりゃ別の話で。
[口付けの前に別の顔を思い浮かばせるなんて そんなロマンスの欠けたものもないだろう。 理由は軽く濁し、柔らかな唇を触れ合わせる。
瞬きには、特に何も告げないまま頭を撫でて。 ただ、くつくつと喉は笑いを隠すことなく。]
絶対怖がっとったじゃん。
[堪えきれずにそんな言葉を洩らした。 力の抜けた指先に甘え、図々しくも距離は少なくなる。 理由でも聞かれれば、寒いとでも嘯こう。]
んー、血『は』別に……今んところ。
[内緒話に耳を寄せるように、体を擦り寄せ。 捕まえる腕をほんの少し、強めてみようか。]
(224) 2014/12/23(Tue) 20時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
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[ふぅん。 上の者に対しても下に対してもおよそその容姿に似合うような柔らかな態度は見たことがない。だから圧倒的”上位”にある主に対してどのようにするのだろうか、と。思った。
先送りにするという答えを得たが>>218見られて機嫌をそこねたのか何が楽しいかと問われる。]
さあねっと。
[軽く流し、薄く笑いながらわざとらしく本を開いて目を合わせないようにすし、先ほど見つけた挿絵の部分を探す。 文字は読む気がない。
ちらりと横目で伺えば主がジリヤの答えを一蹴する様子。>>223]
(225) 2014/12/23(Tue) 20時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 20時半頃
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―少し前:食堂―
[>>220 寄せられた容良い指先は、 触れそうで触れない距離を柔く動き、もどかしい]
酔って、グラスを割ってしまったのだよ。 お前の言う通り、飲み過ぎは良くないな。
[男が斯様な傷をこしらえるのは初めてのことではない。 故に、不慮の事故であるかのよう答えても、 或いはの方であると察するのは容易いことだろう]
(226) 2014/12/23(Tue) 20時半頃
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|
[天使って、何の話だ。 問う前に迫った唇のせいで、それは言葉にはなりきらない。
怖がっていた。 隠しきれていない以上、否定することも無様なだけだろう。 怖かった。 乾きを満たすために噛み付かれるのが。血を啜られ、そのまま朽ちて死んでいくのが。
死ぬことが、怖かった。
擦り寄る身体、強まる腕の力に、そっと掌を背へ滑らせる。 微か上目に向ける赤い瞳は、その瞼の刺青を捉えて。]
……じゃぁ、この腕は何。 ちゃんと言えよ、俺、頭悪いからわかんねぇし。
[顔を微かに寄せれば、額と額とが触れ合うだろう。]
(227) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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ー部屋の前ー
だから騙してって言っただろ 「俺だから」って言ってよ 俺は、たやすく信じたかもしれない
あんたは、いい人、だね
[吐息の触れる距離でそう囁いて
今だけ、ただの退屈を埋める何か 彼は元よりそう言っていた
開かれ自分を受け入れる唇 舌を差し込み、口内の体温を得る 躊躇いがちに鳴る粘膜の触れる音]
(228) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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そう深い傷ではない。 ……が、そうだな。
[>>221 寄せられた眉下の淡い色持つ眸に、 珍しく作り物でない色を見た気がして]
手当て、してもらおうか。 噴出すようなものではない。
都合よい時に部屋においで。
[その色が、己を心配してのものだと思えるほど純朴ではない。 だが、首傾ぐ姿は単純に好ましく、艶のある金髪を無傷な方の手で軽く撫でる。 近づけば香水だろうか、花の香りがした*]
(229) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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[薬は後でいい>>180と彼は言った なら続けていいのだろう]
じゃあ、血を吸いたくなったら 俺を殺してよ
[次第に、口づけは深くなり、 上から圧し掛かる様にして彼の口内を弄る
圧を受ける彼の体制がきつそうに見え 位置を変え、彼の背を壁側に押し付けると そのまま口づけを続けた
背後から足音が聞こえたが知ったことではない。どうせここの奴らは数日もすれば忘れてしまう様な事柄だ。自分も含めて。
だが、無粋にも上がる声>>181。丁助から唇を離し、行為のまま熱を帯びた視線をそちらに向ける]
ああ、「姫様」どうも
[ボリスを何と形容しようかと考えたが、面倒になってやめた]
(230) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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[言いたいことは>>189丁助が先に言ってくれた様だ。>>194自分より僅かに序列が上であるジリヤの言葉には薄く笑い。]
くくく…
姫様、あんたを見てると 己の態度も改めようかと思えるよ
[誰もに噛み付く彼の様子は自分を見ている様にも見える。
自嘲もあって笑いが止まらず、愉快でたまらないと、戯けて、手を引く丁助に従い、彼の部屋へ*]
(231) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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[天使の話をする前に、口付けは落ち。 見栄を張るかのように否定していた恐怖も、笑えば反論は返らなくなる。
背中に滑りくる指先と、上目に見える赤い瞳。 安寧と優しさを与えれば返されるそれらに 細い瞳はまた細く、目尻には微笑みで小さなシワが刻まれた。]
うん、それ謂わしたい? 他のモンでも吸いたいやなーって。
[額は触れあう、次はわざとらしく鼻先を合わせ。 自ら顔を傾けなければ、唇になど触れられないように差し向けて。]
(232) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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あら、夕食の前からお飲みになられていたの? 誘って頂けたら良かったのに。
[ころころと笑う声は鈴に似た音色で響く。 深い傷ではない、とは言う>>226>>229が、割れたグラスで不意に付いた様な浅さでもない。 しかしそれを追及する意味も無いと、話題をすり替える様に誘われ無かったことを拗ねて見せた。 それは、瞳の奥で燻る何かに己で気付くこともなく。 金糸に伸びた手を拒むことなく、寧ろ自ら頭を寄せて受け入れた。]
判りましたわ。 お食事が終わったらお邪魔させていただきますの。
[寂寥感は胸の奥、気付かぬ振りをして指先を離し。 "良い弟"然とした笑顔で頷けば、上目で兄の顔を見た。 口許に描かれた弧は、薄く、緩く。*]
(233) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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[後ほどと言えど、抗うことは叶わない。 言われてしまえばそれは絶対で、自ら錠剤を飲み下そうと手を伸ばすのもまたすぐのはずだった。 それでも先に>>225目を逸らし、 本に触れる青年へ再び口を開こうと]
さわ、る ――
[>>223強い否定を喰らい、次に開けた唇が不意に塞がれて。 水とともに流し込まれる錠剤を求めるように 舌を主の口内へと侵入させ、絡めてしまうのは吸血鬼の性。
こくり、と錠剤が入れば離される唇と舌]
ん…飲んだ、から…
[交わった銀と黒が離れるとき、 >>225青年は此方をみていただろうか。 紅の瞳を訝しげに一瞥すると 唇を乱暴に拭って、青年に本を返せと手を差し出した]
(234) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 21時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 21時半頃
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……そりゃ、お前のが下の位なわけだし。 したい事があるんなら、ちゃんとお願いして貰わねぇと。
俺にも、できる事とできない事とあるんだからさ。
[言ってくれなきゃわからない、と。 触れ合う鼻先に、少しだけ笑ったのは、少しばかり自分の調子を取り戻したからか。
微か顔を傾ければ、その口の端に唇を押し当てて。]
俺からしたら意味ねぇだろ。 ……吸いたいっつったの、お前の方だし。
[篭った声で囁けば、顔の距離はすぐに離れる。 首を傾げれば、さて次はどうすると、誘うように。]
(235) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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あっしはいい人なんかじゃあ無いよ。 そんな言葉を容易く口にしていたら、 本当に騙してでも手に入れたくなった時に 後悔するじゃないか。
[部屋への戸を開けながら零す。 じりやの言葉は耳に届いて居たが、今はそんな事は如何でもいい。]
お前さんを殺すだなんて冗談じゃない。 誰がお前さんみたいな不味そうな奴の 血を吸うものかね。
[ふんと鼻息荒く彼の提案を無下に断る。 部屋に入って右側に備え付けてあるべっどに腰掛けると、着物を挑発的に乱して白い脚を間から覗かせる。]
でも……そうだね。 今はお前さん以外にこんな姿を見られたく無いよ。 戸を閉めておくれ。
[襟をずらして肩まで露わにしながら湿っぽい声でそう強請った。*]
(236) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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お願い、ね。
[確かに男は下位も下位、ともすれば支配される側であって 願いを叶えてもらう身ではなかろうに。 健気ささえ感じる彼は、燃える瞳の色をした灰被り姫なのだろう。
唇の端に触れる感触。 口付けと呼べるのか、押し付けるだけのそれ。 すぐに離れて、誘うような表情に断りもなく吸い寄せられる。]
ン、
[おまじないでも、押し付けるものでもない。 鳥が啄むようなものを一度、わざと音を鳴らして二度。 呼吸を置いては、下唇を吸い上げて優しく舌で撫でるキス。]
(237) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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[>>234雛の舌が餌付けした錠剤を求めて絡められれば、親鳥は安心してそれを流し込む。 口を離すと吸血鬼は申し訳なさそうに眉を八の字に曲げた。]
済まない、不快だったろう。 でも薬は本当に大事な物なんだ。必ず飲みなさい。 食事までは強制しないから。
[それから吸血鬼は、ニコラスもしっかりと薬を飲んでくれただろうかとそちらの方を見やる。]
(238) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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俺は目が覚めている時は、大体飲んでいる。 知っていよう? ――が。お前に謂われては誘うほかないな。 では、今度飲むときは。
[>>233 笑い声の中に潜む拗ねる響きは抑制されたもの。 唇に浮かぶ薄い曲線は馴染みのもの。 良い弟分であるニコラスが抱く胸の裡は知らず、 ただ見上げる様子に目を細め、腰を上げる]
楽しみにしている。
[入ってきたときと同様、ゆら、と食堂を後にする*]
(239) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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そう、お願い。 ……言われないと、わかんねぇし。
[例えば、水が欲しい時。 水を持つものに頼まねば、水を得ることは叶わなかった。 それは、遠い日々の話。 今とは違う生き方をしていた時の、常識の一つ。
迫る距離に、目を閉じる。 わざとらしく鳴る音に、背に回した指は微かに跳ねる。 微かな呼吸の間、薄く瞳を開いて。]
……なぁ、……ここ、寒い。 中、戻らねぇ、……っ、ん
[提案は、再びの口付けに阻まれる。 自らも薄く唇を開けば、舌先で触れた。]
(240) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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─食事中─
[主が兄の一人に薬を飲ませるのは日常か、それとも。 思い出そうとしてもそれは霞の彼方で陽炎の如くゆらゆらと揺れて、掴めそうもない。 いつか、己もそうされたことはあるはずだろうが。 さして興味のない光景を視界の端に止め置いて、目の前の食べ物に集中していたが、何やら視線を感じて>>238顔を上げたなら、主と目が合って。 一体何事かと傾いた首は極自然の有り様。]
──何かしら?
[薬は未だ己の傍らに堂々と置かれたまま。 けれどそれを咎められるかも知れないなどとは微塵も思わず問い掛けた。]
(241) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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なんでもないよ。そのまま食事を続けてくれ。
[吸血鬼は首を傾げるニコラス>>241ににこりと微笑んだ。 暗に薬もちゃんと飲むんですよとの意を含ませながら。
吸血鬼も自分の席に戻り食事の続きを摂る。]
(242) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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─食堂─
幾ら堪えぬ身体とはいえ、少しは御自分を労って頂きたいものですわ。 アタシが隣に居る時くらいは、飲み過ぎてグラスを壊さない様に注意を払わせていただきますの。
[首を頷かせれば、それに合わせるように金の髪が揺れて。 細められた目の中、蜂蜜色の瞳は光を反射してきらきらと輝いた。 そのまま席を立つ彼>>239を、今止める理由もなく掌を振って見送れば、食事へ意識を向けただろう──。*]
(243) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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じゃあ酷い人だ こんなこと、許しておきながら 甘い言葉はくれない
「そんな言葉」をあなたは 誰に囁くのかな
[手を引かれ彼の部屋へ。彼のいうまま、扉を閉じ、世界はここだけになる。>>236]
口説き文句でしょ あなたが理性を無くして 殺されるかもしれなくても
俺はそばにいるって
(244) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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[邪魔が入ったのが惜しくて、シャツの合わせに手をかけもどかしげに脱ぐと、ベッドに腰掛ける彼の足を割る様に膝をつき、口付けの続きをと後ろに押し倒す。
彼の国の服は、少しでも崩れると淫らに見える。 はだけた襟元、大きく開いた合わせから 直接に肌が覗く
薄暗い部屋に、彼の肌の色だけが白い。]
そう、俺も見せたくない 誰にも あなたのそんな姿
[唇を離し、上から彼を見下ろしそう囁く。 湿り気を帯びた髪が重力で下に落ち視界の邪魔をする それを鬱陶しげにそれをかきあげ]
(245) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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[興味深げに告発の主が雪のような青年と交わるさまを見届けた。 絵になる、とはこのことか?少し長く感じた口移し。>>234
喉が動いて薬が嚥下される様子を見ていれば唇は拭われず、っと手を差し出される。 何かと思ったけれどそれが目下の本であることに気がつけば勿体ぶろうか、と逡巡するけれどまあ気分が大いに斜めになることは見えている。]
はいはい、ごちそうさまでした――っと。 その本、面白くなかったよ?
[何に対してかは想像にお任せ。結局素直に本を返して自らが持ってきた本を片手にひらりと手を挙げて食堂を出ようと席を立つ。 中身なんてろくに見ていないけれど自分の主観から言えばあまり面白くないように見えるからそんな感想も付け加えてやった。
災難が降りかかる前に、”命令”される前に逃げてしまおうと食堂を後にする上位吸血鬼のライジ>>239に続いて食堂を出た。]
(246) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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[はだけた襟元を指で辿り、胸元へ、衣服をその指で押し開き。鎖骨や白い胸元、薄い色あいの先端をあらわにする。]
ふふ、和装っていいものだね
[中途に残る衣服が余計に彼を淫らに見せる。
首筋から指で辿った様に、今度は口付け甘噛みし、 胸元に舌を這わせ。舌で舐めて濡らせば、女の様にそこはツンと主張して。唾液で濡れたそれがいやらしく見えた。
腕は彼の脇腹や腹を弄る。反射で彼の体がぴくりと跳ね、逃げようとするのを、追い。薄い生え際を辿り、下着へと手を伸ばす*]
(247) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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そう?なら良いのですけれど。
[主の視線>>242の意味を理解するには足りず、不思議だとばかりに首は傾けられたまま。 しかし彼が自席へと戻れば、それ以上何があるわけでもないのだろうと食事を続けた。 最後には、吸血鬼としての衝動を抑える為だと渡されている薬をきちんと水で飲み込んで。 頭にかかる靄が広がった気もするが、何処か気分も良く。
その少し前、ならば未だ人知れず地面の奥で燻り続けるマグマの如き己の欲求は何かと──思っていたのも忘れる程度には。]
御馳走様でした。
[それでも先程交わしたライジとの約束を忘れることはなく、食事を終えたなら立ち上がり、一度自室へと。*]
(248) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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[お願い、すれば叶えてくれるのだろうか。 彼なら余程のことでなければ叶えてくれそうだと思うのは なかなか都合の良い思い込みか、自惚れかもしれない。
それでも閉じられた目に、跳ねる指先に 感じずにはいられない。]
ふ、っ─── 寒い? 違うっぽいけど。
[薄く開かれる唇も、それは中に帰ろうなんて建前のよう。 のびてくる舌先に舌先を触れさせて。 絡めるほどにはまだしない、焦らすように舐めては微かに離す。 抱き締めていた腕の片方を、そっと服の隙間に這わせれば 包帯巻きにされた肌の体温が伝わるのは男の妄想だろうか。]
……風邪、引くかものぉ?
[口付けから離れた唇は耳元に囁きを落とす。]
(249) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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―食堂→自室―
[目的地に向かう前に本を置いてこようか、と考える。 腹は満たされ――僅か、こめかみあたりに頭痛がするけれどなんてことはない。いつものことだ。 広い屋敷を歩き、自室へと入る。サイドテーブルに本を適当に置いて自室を出、パタン、と扉を締める。]
吸血鬼、ねぇ。 吸血衝動…血の味ってどんなもんかな。
[己の一番最新の記憶は起きたら此処にいたこと、だった。 与えられた自室。緩やかな声音でお早う、なんて主がいうものだからさながらその雰囲気は親みたいだった。 起きたとき頭痛はなかったし身体に傷はなかったから”そういう”保護じゃあなかったらしい。]
『君は吸血鬼だから、保護したい。』
[なんかそんなことを言われた気がする。 与えられるようでないような選択肢にただ頷くしかなかった。 そして始まった籠の生活。]
(250) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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───ヒューは、どうしたい?
[『お願い』でもなければ、『命令』でもない。 胸焼けを起こしそうなほどに甘い───囁き。
『選択肢』。]
(251) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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―自室→参休の自室―
………遅くなったかな。 ま、何時でもいいって言ってたし、いっか。
[それほどのことで咎める性格ではないと思っているが。 ”命令”の体を持つソレを果たすべく自室から参休の部屋へと向かう。
クランには長くもなく、最近でもない年月でいるが大体の配置は頭に入ってある。――世界は此処だけであったから。 脳内の地図を頼りに廊下を進む。 >>240>>249途中、誰かの話し声が聞こえた気がするけれど恐らく自分を呼ぶものではないと意識を地図に持ち直す。
かちゃ、と首でささやかに主張するヘッドフォンの音を聞きながら参休の自室前に着く。 開けようと伸ばした手を止めてうんっ、と少し考えてから拳の形に変える。]
こんばんは?ケイイチだけど。
[コツコツと控えめに二回ノックして部屋に彼は戻っているかと耳を済ませながら声を掛けた。]
(252) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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─自室→ライジの部屋─
[食事を終えた後、自室へ向えば軽い水浴びを。 食べることは嫌いではないものの、その強い匂いを身に纏い続けるのは良しとしない。 特に寝る前ならば尚更と、浴室に入れば、部屋にある小瓶とは少し違う酸味のある柑橘系の香りのする泡をその白い痩躯に指で伸ばしてから洗い流した。 昨日はそれを忘れたか、何処かかさかさと乾いていた肌がしっとりと指に吸い付く様を確認すれば満足気に眺めたなら、小さく篭った笑い声を零して上がった。
匂いのついた菫色のスーツは脱ぎ捨てたまま。 代わりにそれよりも少しばかり濃い紫苑の色をした寝間着を身に付けて、先程交わした約束を果たしに部屋を出る。 傍らに、白い消毒液と深い茶色のチョコレートを携えて。]
ライジお兄様、ニコラスです。 …いらっしゃるかしらぁ?
[こつこつと、節張った細い人差し指と中指の第二関節で打った扉はライジの部屋のもの。 さて、部屋の主は己との約束を覚えているだろうか──。*]
(253) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 22時半頃
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[ただ奉仕されるだけなのは、性に合わない。 労働には報酬があるように、奉仕にもまた対価は存在するのだろう。 日頃、包帯を変える手付きを知っているからこそ、望みを言えなどという余裕ができる。
けれど、このように焦らされては、どちらに余裕があるのかわかったものではない。 離れた唇は耳元へ。 囁かれた声が、耳朶に触れる。]
……そうだよ、風邪、引きかねねぇっての。 したら、面倒だろ、……だから、
[どうしたい、と問う言葉。 これでは本当に、どちらが上位なのか、わかったものではない。 背に回した指に力を込めれば、軽く、体重をかけて。]
……部屋。 俺の部屋、連れてけ。 っ、……話は、それからだ、ッ。
[その首元に顔を埋めれば、そう、問いへと返した。]
(254) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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―自室―
[目が覚めても夢見ているような、 緩とした日々の中で取れる眠りは浅く。 幾度も見る夢の現との境界は曖昧で、 過去にあった現実なのかリアリティのある夢なのか判ずるのが難しくなる]
……ッ。
[気がつけば首絞める己の手指の力で目を覚ます。 身を起こし、記憶を掘り起こすよう額に手を当てれば、 飛び散る赤が過り、また肩で息つくことになる]
鬱陶しいことだ……!
[それでも我が主によれば、薬を摂らずいるよりずっと抑制されているという。 では己は、外にあった時は余程の衝動に苛まれていたのだろう。 クランに永くいるほど記憶は朧で、 それも吸血の徒の定めなのだと諭されれば納得するよりない]
(255) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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[>>253 再び思考に囚われようとした時、耳打つ音に]
開いている。
[扉に向け、短く声を上げる。 声を聞くまでなく、作法めいたノック音に相手が誰か知れる。
夢見のせいか、汗ばんだ額を拭い、ニコラスが顔を出すのを待つ*]
(256) 2014/12/23(Tue) 23時頃
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[奉仕、労働、報酬、対価。 上位の支配と、下位の服従。 何を思って『お願い』を望まれるのかは、完全にとは判りかねるが いつも包帯を巻き直す男だからこそ、何かを返そうとしてくれているのだろう。 健気といおうか、なんと表現したものか。 内側を燻る感情は実にこそばゆい。
余裕を少しずつ小削ぎ取る。 ややしどろもどろになる口調は。]
んーな可愛い反応しょったら、我慢できんなるけぇ。 あと、それは『命令』でなく『お願い』ってことにさせてね?
[囁きを落とした耳先に、ちゅっと口付けて。 確りと抱き締めると、湯冷めさせてしまったかもしれない体を抱き上げる。
白雪よりは重い灰被りの体。 どっこいせ、と掛け声がなければこんな風に姫抱きは出来なかっただろう。]
(257) 2014/12/23(Tue) 23時頃
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[ライジの声>>256が聞こえれば、それが扉に遮られて内容を判別出来ずとも判っているかの様にノブを回して部屋の中へと身体を挿し入れた。]
失礼させていただきますの。 …お疲れかしら。それとも。 ──傷が痛むのかしら?
[室内を窺えば、額に少し髪の張り付いた兄の姿。 如何にも具合は良いと言えない様の彼に近付けば、視線の合うところまで身体を折ってその顔を覗き込んだ。 許されるならば、そのギリギリまで指を伸ばしながら。]
あまりにも酷いようでしたら、お館様に診て頂くとか…
[様子を心配するのは、ライジの為か、それとも己の為か。 霞掛かった頭とは裏腹、彼に照準を合わせた瞳は不安に揺れつつも熱を孕む。*]
(258) 2014/12/23(Tue) 23時頃
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……。
[>>244誰に囁くのかという問いには答えない。 鈍感な男に態々教えてやれる答えは無い。]
あっしの傍に居る?へえ。 其れで死んでも化けて出ないでおくれよ。
[飄々と薄く笑いながら食堂での時のように袂で顔を隠す。 だがべっどに押し倒され、赤く染まった顔はあっという間に露わに成ってしまう。 再びの口付けにただ目を閉じた。
けれども目を閉じて居たって彼の真っ直ぐな言葉は耳に届くのだから憎い。 未だ交わってもいないのに惚れた腫れたなんて感情が芽生える訳は無い。 だからこんなにも身体が熱く求めるのは只の欲求不満。
……其れとも、此れは初めてでは無いのか知ら?]
(259) 2014/12/23(Tue) 23時頃
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んっ……。
[彼の舌先が胸の尖りを弄び、其処が素直な反応を示す。 何とも馬鹿正直な身体だことと何処か他人事のように感想を抱く。]
"好い"のは和装では無いだろう? あっしの事しか見ていない癖に。
[いけない所へ伸びていく彼の手に視線を落とし、くすり。
彼には此の下着の崩し方は分からないだろうと、自らの手で褌を綻ばせていく事にする。 「見てておくんな」と艶めいた視線を送りながら、先ずは前を隠す布をはらり。*]
(260) 2014/12/23(Tue) 23時頃
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[吸血鬼は考える。 クアトロとチョウスケが薬を飲んだのを確認していない、と。
ジリヤから命令を受けたクアトロはともかく、チョウスケはうっかり忘れてしまっただけなのだろう。
吸血鬼は思う。]
(261) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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[チョウスケの部屋に薬を届けに行ってやろうと。]
(262) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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[抱え上げられる身体、宙に浮く感覚。 姫抱きなんてそうそう体験できることではない。 咄嗟に首へと腕を回し、しがみつく格好となるだろう。
無理に力をこめた腕の内側、歪な包帯の下で血が滲む。]
……命令と、お願いと、……何が違うんだよ。
[首筋へと顔を押し当てたまま、小さな声で反論する。
主に頼んで用意して貰った自室の家具は、施設に入った時から大きく変わっていない。 簡素な寝台、ちょっとした棚。机の側には真新しい包帯とガーゼの詰まった箱が置かれている。
図書館から借りてきた本を寝台に積んだままだったとは、今更だ。 こんな事、予想だにしていなかったのだから、対処できないのも当然なのだが。]
……寒いから、早く。 あと、……包帯も巻き直せ。
[付け加えた言葉は、強がりのような。]
(263) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 23時半頃
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[>>258 ベッドの縁に腰掛けた姿で、ニコラスが近寄るのを待つ]
夜着も良いな。良い色だ。 いや、疲れてはいない。 少し寝覚めが悪かっただけだ。
[腰折り覗き込む身体からは先ほどとは違う香り。 マメなことだと感心するも、次の言葉には眉寄せ]
お館様、か……。
[心配気な表情で伸ばされるニコラスの指を掴み、 さらに近くへと引き寄せる]
俺が怖いのか?
[唇を寄せて囁き、眸を見返す*]
(264) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 23時半頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 23時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 23時半頃
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[首に回された腕がしがみついてくる感覚。 擽ったさと共に、いつも巻き換える包帯の下の傷が気にかかった。]
全然違うじゃろ?
傍におれ、キスしろと 傍におって、キスして…では。
[反論には、更に羞恥でも煽るような言葉を。 首筋に擦れる髪に、顔に、くつくつと笑って。]
包帯はそれこそ…… や、まあ、ちゃぁんと最後には巻き直すよ。
[野暮ったい言葉をわざと選んでは 家具の簡素な部屋に連れていくとしよう。]
(265) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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─ヒューの部屋─
[さすがに部屋の前につけば、彼を地におろしてやった。 抱き上げたままで扉を開けられるほど、さすがに器用ではない。
部屋にはいれば、くるりと部屋のなかを一瞥し。 包帯を巻き直すことが多ければ、何度か見覚えのある場所であったか。 ふわっとした記憶、ゆるやかな靄がかかるが。 不思議なことに、今はいつもよりも少し晴れている気がしてならない。]
さぁて?
[どうするか、と隣り合う形。 座りもせずに先を促すか、それとも此方が仕掛けるか。 ちらりと向けた視線で、赤い瞳を射る。]
(266) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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[洋館の廊下を音もなく吸血鬼が歩いていく。
目指すは夕食に姿を現さなかった我が子の元。 彼がうっかり薬を摂るのを忘れるのは初めてではないし、 そのうっかりの原因は大抵……]
チョウスケ、いるかな?
[彼の部屋の前に辿り着き、コンコンと二回のノックをした。 少なくとも吸血鬼の耳が人の気配を捉えられる何らかの反応はあったろう。]
ドアのノブに薬の入った包みを掛けておくから、 後で飲みなさい。
[ドアの外からそう声をかけると、吸血鬼はそっと去って行った。]
(267) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
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黍炉は、ヒューは薬をしっかり飲んでいたなと頭の中で確認した。
2014/12/24(Wed) 00時頃
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不快なのは、まぁ… 必ず…それは命令か。…はぁ。
[つまりボクはもうサボることも出来ない。 こう強制されてしまえば勝手に身体は動くのだから、面倒だと思っていた事実もそのうち忘れそう]
困った顔は止して。 ボクが困るから。
[飲み込んだ薬に違和はない。 ぺた、と浮いていた足を地につけるとパンとオススメの料理を聞けば其れだけ皿にのせて、 青年が返してきた本を受け取り出て行こうと]
――君にこの本の何がわかる
[>>246面白くないという感想に、一際冷めた言葉を返せばその場を後に。 ぎゅう、と本を握りしめて。 自室に何も手付かずのそれらを置いたら向かう先は大浴場。 この時間、阿呆の連中はいないと踏んで]*
(268) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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→ 自室 ―
[抱えられたまま廊下を行くのに、誰ともすれ違わないようにと祈るのは、正しい反応だと思う。 少しだけ高い視界を楽しむ余裕なんて殆ど無い。 脳裏で“お願い”と“命令”の差異を考えていれば、扉の前で下ろされるのだろう。
命令よりも、お願いのほうがきっと、心地の良いものだ。
並び、部屋に入れば、此方を向く視線を見つめ返す。 そのまま腕を掴み、真っ直ぐに寝台へと引っ張っていくだろう。 簡素ではあるが柔らかなベッドの上、積まれた本を床へと移す。 そうして寝台に腰掛ければ、シャツの釦を外し、袖を抜いた。
放り投げたシャツが、部屋の隅に積まれるのを横目で確認してから、その瞳を見上げて。]
……一から十まで、全部言わないと駄目か?
[わざとらしく唇を尖らせれば、軽く腕を引く。]
(269) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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有難う御座います。 寝間着は近頃新調したばかりですの。
[夢見が悪いと言うものの、それだけにしては先程見た時よりも随分と疲れて見えるライジ>>264に寝間着を褒められたなら一度口許に描き慣れた弧を見せ。]
ライジお兄様は一番長くいらっしゃるのに、一番不安定でいつも御辛そう。 如何してかしら?
[主は不安定な衝動を抑える為に薬を与えたり面倒を見たりしている筈なのに。 己が此処へ来た頃には、もう随分と長いこと居ると聞いて首を傾げたのを、霞の隅から掴み出して。 それは相当に強い疑念となって己にこびり付いているのだろう。 食事からこちら、ふわついていた頭が急に冷えて。 彼を心配する理由も霞の中から取り出せたらしく、瞳の色は不安よりも熱が強くなり。]
(270) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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──怖い?それは無いわ。 アタシが貴方に触れないのは、ルールやマナーを尊重しているだけ。 知っている筈でしょう? 本当は、この指の温度も、肌触りも。
[彼からこうして寄せられた唇は、果たして何度目か。 その感触に揺れた指を黙殺して、覗き込まれた目を見返す蜂蜜色は、何かを試す様な声音と同じ色を孕んで。
最初の頃は確か数を数えていたが。 それが百を繰り返す前にはもう飽いていた気がする。 己も記憶が朧気なのには変わりない。 ただ、それでも忘れないのは、目的があるからなのかも知れないと思いながら、自ら指先で彼の肌を求めた。*]
(271) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 00時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 00時頃
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本心だよ
[殺されるならあなたにが良い。 閨の睦言か本心か。]
目を閉じても俺には見えてるよ
[初めて触れられた娘の様に、ぎゅっと目を閉じる彼を揶揄して。灯る熱や、上位の者の薄笑いではなく恥ずかしげに振る舞う。
それは長年の手管なのだろうか。自分にはわからない。本心のからのものであれば良いのに。]
ふふ、そう あなた、しか、見てない
[胸元に舌を這わせ、彼の体が素直に反応する。それが嬉しい。触れる場所に反応して、溢れる甘い声。]
ん、?これ どうやったら解ける?
[彼の下履きは自分には未知のもの。目当ての場所に手は届かず、困り顔で問うと、>>260丁助自身でそれを紐解こうと]
(272) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 00時頃
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[だけどその時>>267]
…! チッ
[主の声が外から聞こえて思わず舌打ちをする。]
だから、薬飲んだ?って聞いたのに…
[いまいましげに立ち上がり、言われた場所へ薬を取りに向かう。主人は既に立ち去った後。]
今日は邪魔ばかりだな [ため息をつき彼へ薬を差し出し。]
続きする? それとも食事しに行く?
俺もまだなんだよ
(273) 2014/12/24(Wed) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 00時半頃
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[すれ違うなとの祈りは、神に聞き届けられたか否か。 ちょっかいでもかけてやろうかと思ったが、さすがにそれはやめておいた。
命令とお願いの答えは口から出されぬままたどり着けば 掴まれた腕は寝台へと引かれる。 腰かける寝台は意外と柔らかく、先客が床に落とされ。 衣擦れの音がやけに耳についている。]
……く、ふは。 そぉな、苛めすぎるんもよくないか。
[いつぞやと謂った、好きな子ほどいじめたいというのは 誰のことやらと少し笑って、ベッドを軋ませてゆっくりと押し倒す。]
(274) 2014/12/24(Wed) 00時半頃
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― 自室 ―
[さり、と墨を擦る手を止めた。半紙の上に綴られたのは詩が一つだけで、卓上には食事に向かう前とは別の複写元を開いている]
開いている。 ……ああ、でも暫し待て。
[ケイイチ>>252に入室の許可を出したものの、振り返って見れば扉の前で紙の山が崩れていた。自室は四方の内半分を天井までの本棚に占められ、足下は堆く築き上げられた半紙の山。可搬式の棚にも載りきらないものについては、残る窓際や寝台にまで陣地を広げている。恐らくはケイイチが散らかした蔵書室>>67>>68より酷い有様だ。 良い加減に整理しなければと思った――思えばまともに整理をした記憶が“残っていない”]
すまない、崩れた。
[扉の前に崩れた半紙を片手で抱え上げながら扉を開く。腕の内には、積み上げた状態でそれと見て取れる程に鉄錆色へと変色したものも含まれている。…何時だったか認めた日記の一部だろう]
(275) 2014/12/24(Wed) 00時半頃
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[座る所なぞ寝台か書き机しかないが、好きな場所を使うように伝える。戸棚の中身を問われたならば]
経文もあるが……多くは詩歌だ。 小説は差程置いていない。
[そう呟いて、卓上に広げたままの書籍を取り上げた。蔦の巻いた壺を描いたであろう抽象画が、頁を捲る中ではらりと姿を見せる]
[ケイイチが興味を示したのはどこだったか。本棚以外に向いたのであれば、彼の視線の先を辿るようにして言葉を紡ぐ。 此方が“命令”した事項については、ケイイチが口にするまで特に触れない]
(276) 2014/12/24(Wed) 00時半頃
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[かけられる体重と、背に感じるシーツの感触。 シーツの布一枚とっても、上等なものだということはよくわかる。 だから普段寝るときは、シーツを汚さないようにと気を使っていた。 素肌で寝転がることなんて、殆ど無い。
筈、なのだが。]
……、
[それでもこの感触が初めてではないと、知っている。 こんな風に肌を露わにして、直接にこの肌触りを背で感じたことがある。 いつ、どこで知った事か、それはもう曖昧な霞の中。 上手く思い出すことが、できない。
手を伸ばし、その首へと絡ませれば、軽く力を込める。 片方の腕に巻かれた歪な包帯は、目を凝らすと薄らと赤が透けて見えた。]
薬。 ……飲んでなくて、本当に平気、なのか。
[揺らいだ赤色がその瞳を見上げれば、恐る恐るといった風に尋ねた。]
(277) 2014/12/24(Wed) 00時半頃
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[>>270 時に淡く時に冴え冴えとした冷たさを孕む蜂蜜色に今は芯あるものが宿り。 男は出来た弟分であるニコラスの、この稀に見せる熱を好ましく思っていた]
辛そう? そう見えるか。
[彼らの前では、逆らうことは出来ぬがのらくらとした粗放な男、 その程度の認識であろうと思っていたが、 問うニコラスの疑念に素を感じ、自嘲めいた笑みが浮かぶ。 それは目の前の青年のものより、歪で出来の悪いものだったろう]
ニコラスは、優しいな。 お前は覚えているか? まだ、外の記憶を。 俺は……。
[脳裏に浮かぶ像に再びの衝動が湧き上がりかけるのを、 胸押さえ、奥へ押し込む]
(278) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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……いや。 覚えている、知っている……お前の、 お前とのことは。
[>>271 己の唇を受け入れる触りの良い唇が、 この時ばかりは弧を描くことはないのだろう、 そんなことを考えながら唇を啄ばむ。途端、感触の蘇る。 味わい、しかしまだ求めたらぬ重なりを身を反らし離れれば、 粘液が口許を辿る]
それは、今は要らぬ。 お前の尊んでいるものは、捨てよ。
[ルールやマナーを捨てろと彼に放つ言葉こそ命令であるという矛盾。 目の前の青年はそれをどう思ったか。 ガウンを脱ぎ捨て身を纏う煩わしさから解放されれば、 満足気に息を吐き。 しなやかな指先が己の身体に触れようと伸びるに任せ、 その背をかき抱く*]
(279) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 01時頃
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う、五月蝿い。言うなっ!
[>>272生娘のような反応をして居るのを揶揄われた気がしてむきになって言い返す。]
……あ、野暮な事は言わないでおくれ。
["命令"になって仕舞ったかと直後にお願いの形に言い直す。実際の所は彼にだったら揶揄われたって嫌な気はしないから。
彼の舌先が胸を湿らせる感覚と同じくらい彼の言葉を好いと感じてしまう。 「あなたしか見てない」なんて甘い言葉、よくもまあ吐けるものだ。
でも駄目だよ、あっしは同じように甘い言葉を口にしておいて戯れで終わらせるような器用さは持ち合わせちゃいない。 たとい何時か忘れる恋だとしても、折り鶴を折る時のように此の指がお前さんの温かみを覚えた侭で居るかもしれないのだからそんな想いは抱けない。]
(280) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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[丁度下着をはだけようという時か。 無粋な邪魔が入る。>>273
舌打ちをして薬を取りに行ってくれるじぇれみの姿がなんだか可笑しくって笑いが漏れた。]
ふふ。何だか可愛らしいじゃあないか。
[べっどから起き上がり崩れた着物を直す。]
気分が削がれたという訳じゃ無いが。 あっしと夕餉を共にしてくれるかい?
[唇を三日月の形に微笑ませる。]
今なら屹度二人きりだ。
[所謂でぇとという奴と似たような状況になるかと胸の内で考えている事は内緒。**]
(281) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 01時頃
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[ベッドに押し倒す、軋む音。 その些細な間に意識が少し離れたことを、空気で、視線で感じとる。 ふふっと軽く鼻で笑うと、絡んでくる腕は少し強く。 けれど、唇が紡ぐのは恐る恐ると尋ねる声。]
あんま恥じらわんのぉ? わしは何人目じゃろか。
[わざと寂しげな顔をして見せる。 どう反応が返ってくるか、それだけが見たいという欲求。]
今んとこは。 なん、まだ怖いけ?
[滲む赤が見えて、するりと口付けを落とそうか。 血を啜るのではなく、傷がなおる『おまじない』に。]
(282) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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『暫し待て』
[りよーかい。なんて心の中で返して扉隔て待つ。次に謝罪と共に扉が開かれた時―――]
お邪魔……おお、凄い紙の山。
[墨と紙の独特の匂いの部屋に、いっぱい紙を抱え込んだ参休の後をついていく。 ふわり、とついてく不要に浮いた紙は何時のものか、くすんだ茶色と化した日記の紙切れ。
落ちている紙を極力踏まないように気を付けながら促されるまま寝台に座り、物珍しい様子を見せる。じっと戸棚を見て、目を凝らせば見透かされた様に内容の説明が入った。]
へぇ。歌とか好きなんだ。歌詞、とか? ……それにしても凄い量。
[辺りを見回しながら量とはつまり紙。 音楽を聞くように見えないから歌詞の類かと。]
(283) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[何人目という問いに、意識を戻す。 表情だけでなく、声すらも寂しげに聞こえたのは、錯覚だろうか。]
……知らねぇよ、覚えてない。 覚えてねぇから、お前が一人目だ。……それでいいだろ。
[そんな風に誤魔化した。 記憶も曖昧な中、誤魔化す以外の言葉が、見つからなかった。 恥じらいが無いと言えば嘘になる。 肌を晒すことに抵抗が無いのは、日頃の包帯の交換があるせいだろうが。
腕の傷へと包帯越しに触れた唇に、力が緩みかける。 そういえば、昼もそんな風にして唇を触れさせていたか。まじないだ、と口にしながら。 それが布の向こうにあるものを目的としていないのだと悟れば、腕の力で身体を引き起こし、顔をぐっと寄せて。]
……怖くない。 怖くないから、……はやく、続き、
[強請る言葉を、自ら寄せた口付けで強引に打ち切った。]
(284) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[彼の体が近くにあるならば、手を伸ばす。遠いならば寝台から少し出張しようか。
一回りも二回りも小さく見えるその体躯を正面から抱き寄せる。 突然に驚くか、平静かはたまた……その様子を受け止めれば左耳に口を寄せて擽るように問いかける。]
俺に半紙見せる、ってのが夜の本番じゃないよね?
[足元に散らばった紙が互いに擦れ合い、カサカサと音が鳴る。 一種の微笑を湛えて寝台へと誘う。]
(285) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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アタシは優しくなど無いですわ。
[記憶が朧気な中で、更に朧気な者たちを弄び暇を潰し、時折こうして自分の目的を果たす機会を窺っているだけ。 昼に詰ったジェレミーと、その本質は変わらないのかも知れないと、それを口にすることはないが心の片隅に置いておく。 どうせそれは直ぐに忘れてしまう程度の蟠りでしかない。]
──外は、如何だったかしら。 アタシも覚えているようで、実は忘れてしまっているのかも知れませんわね?
[目的の終着点は其処だった筈だが、それも今となっては霞の奥の奥へと沈み込んで形を成さなくなっている。 ただ己に残されたのは、その過程としての何か。]
そう、覚えてらして?なら良かった。
(286) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[最後に彼の体液を味わったのはいつのことか。 昨日か或いは去年か、それとも百年前か──。 それでも重ねた唇から委ねられた唾液は、霞掛かった頭の中で確かに鮮明な形を持って存在している。 ルールやマナーを捨てろ、と"命令"されるのもいつものことだ。 ライジはいつも、優しい。 多少ぎこちないながらも笑みを見せようとしてくれる彼の方が、本来は己よりも遥かに優しいのではないだろうか。 酷くされた記憶が残ってないだけなのかも知れないが。 少なくとも、己の為に他者を利用しようとせんが為に浅ましい記憶のみを留めている己よりは。
会話の合間、離れた己と彼の唇を繋ぐ銀糸の軌跡に視線を落としながら浮かべた微笑みは、いつも描く綺麗な弧ではなく右側だけを上げる歪な形。]
貴方を頂戴?ライジ。 たくさん、たくさん。アタシが満足するまで──。
(287) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[それでも、ころころと鈴音の笑い声は変わらないままで。 ガウンの下から表れた彼の素肌に触れることが叶ったなら、そこから流れる曲線を描いてその胸元を辿って。 それに合わせるように身体を抱き込まれたなら。]
──あッ……!
[小さな鳴き声を上げつつも、その腕の力に甘えることなく自ら擦り寄るように身体を彼に預けた。 叶うなら、再度唇を強請るよう、顎を上向かせて彼の顔を見上げて。 その瞳に宿るのは純粋な欲望の熱と、繰り返しの中にあって燻り続ける野望の熱。
退屈を紛らわす快感と、交わる体液で己の血が濃くなればという算段と──。
後者は悟られぬようにとは思っているが、もしかしたら、いつか彼に話したことがあるかも知れない。 もっとも、彼も己も、それを忘れているのだろうけれど。
もしも、彼が焦らす素振りを見せるなら、自分から噛み付くつもりで。*]**
(288) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[「本心だよ …」と囁いた 殺されるならあなたにと、
殺してと頼んだあの言葉が本心だ。
頬を染め、自分に>>280「言うな」と彼が言葉をかけたが、上位の者が、相手を従わせると決め、命令として発しなければこちらには影響はない。 ]
かわいい… 俺がこうしてるのは 命令だからじゃないよ…
したいからしてるの
[敢えて彼が、訂正したことにそう返す。
自分は彼とはきっと真逆なのだろう。ここにきた経緯の様に、写し鏡の様だ。]
(289) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[自分は本気で愛を請う。 なのに、応えは期待していない。 それが嘘でもいいと……そう…
本心では、いつか本当になればいいと願ってる
今日が初めてだと思っているが もしかしたら、ずっと、自分は彼に愛を請い
そして、彼は自分から、 いつも、すり抜けているのかもしれない]
(290) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[ こんな退屈で幸せな世界。 誰かと触れ合う以外に退屈は紛れず それもすぐに忘れてしまう
だが、逃げ出す勇気もない
なら、生きているのも、死んでいるのも同じではないか。
苦痛と屈辱の中、自分は死ぬと思ったあの日。 あのまま、死んでいたら今は無かった筈
なら、無くても、いいのかもしれない 自分で終わらせるのは怖くて他人に縋る]
(291) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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[ そうだね、 死んだらゴーストになって あなたのそばに?
言いかけてやめた。
化けて出たりはしない 死んだらそれまで
そして、あんたも俺のことは忘れる ────そう考えている。]
(292) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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─部屋の中─
[昏い方向へと思考が向かい、丁助の身体に集中したくて目を伏せた時、主人の邪魔が入り苛立ち舌打ちをした。それを笑われ>>281大げさに唇を尖らせてみせる。]
餌が目の前にあるのに お預けされた
[笑う彼に、鼻先で擦り寄り、頬に口付け。食事の提案を受ければ、立ち上がって彼の手を引きベッドから立たせる。
恋人同士の事後の様な振る舞いには未練。
自分も脱ぎ捨てたシャツを再び身につけ、彼が衣服を整えるのを待つ]
食事抜いてよかった あんたと一緒できる
[既に冷えているだろうが、汁物は温めなおして、焼き物もシュロの手前なら冷めても美味いだろう。身なりを整えた彼に、エスコートよろしく手を差し出し**]
(293) 2014/12/24(Wed) 01時半頃
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ふははっ、逃げたな? 仕方ないのぉ、誤魔化されといちゃろう。
[笑って返しながらも、滲む声音には気付かれたのか。 見透かすのは幾分得意分野だが、見透かされるのは、やけに苦手だ。 何人目と訊きながら、男自身にも疑問は降り積もる。 男相手に嫌悪もなくこんなことをして。 それは今この腕の中にいる彼が初めて? それとも、……。]
…っふ 我儘さんじゃ 、───
[寄せられた顔に、強引な口付け。 広角を上げたなら応えるために頭を掻き抱く。 外でしたよりも深い交わるようなキス。 けれどただ強引で味気ないものとは違う。
口付けの間にも指先は肌に触れようか。 いつもは手当ての為に触れる肌に、恥じらいの朱の色を落としたいがため。 胸元を掠れば、小さな突起に指先が這う。]
(294) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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[一度浮かび上がった疑念は、すぐに形を失い、裡の方へと溶けていく。 疑問を抱いたことすら、夢のように消えていくのだろう。 怖いことは幾つもある、けれど失い、忘れていくことへの恐怖は何故かなかった。 恐怖と思った事すら、曖昧になっていくからだろうか。 よく、わからない。
先程よりも、深くを犯す口付けに、鼻にかかった吐息が漏れる。 肌を這う指先に対抗するかのように、回していた腕を解けば、手探りでクアトロの着衣を寛がせていく。
湯冷めを心配していた事が、嘘のようだった。]
……っ、 ぅ、あッ、
[這う指先に上がった声は、自身の想定していたものよりも幾分か高く響く。 乱れた息を整える間もなく、自ら舌を伸ばして口付ければ、片足をその腰に絡ませ引き寄せる。 もっとその体温に触れたいと強請るように、腰を擦り付けた。]
……これなら、 ……風邪、引かなそう、だな……?
[荒い息の中、それでも冗談を言う余裕はあるか。]
(295) 2014/12/24(Wed) 02時頃
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― 自室 ―
歌……歌曲には然程触れないし、歌う事もない。
[流行り歌の一つ二つ耳にした事はあるけれど、そのいずれも歌詞まで聴き取れた試しがない。考えてみれば、どうも歌曲自体に触れる機会がないらしい。朗々と語る以外に詩歌を口にした覚えもない]
墨を摺る、書き写す…… その速度で言葉を噛み締めるのを好いている。
[堆く積まれた紙の山はこのクランで筆を手にしてからの足跡だ]
(296) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[抱えていた紙束は寝台の傍へ降ろした。ケイイチの足下に残るものも一緒に積み上げてしまおうと数枚拾い上げ――それらは直ぐに床へと散らばる事になる]
…っ、
[抱き寄せられれば矮躯は容易に腕の内へと収まった。ケイイチとは頭一つ違うだけあって、こちらの唇よりも随分と高い場所から囁きが落とされる>>285。己の唇が戦慄いた訳は耳元擽る吐息か、それともその内容か、即座に判別できやしない。問いかけに応じるのにも数秒の間が開いた]
……あるいは睦言に、と。 何が好いのか知りたい、だろう?
[ケイイチが参休を知る意でも、参休がケイイチの興味が向く先を知る意でも。 促されるままに寝台へと膝を付きながら、先程触れられた>>206手付きを真似て、ケイイチの耳元へ指先を這わせた]**
(297) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[ふつりと浮かぶ疑問、ふわりと溶ける疑念。 靄がかる、ヴェールに包まれていくはずのそれら。 違和を覚えるが、今はそんなことよりも 眼下に見せられる姿や声に、意識をすべて傾けていたい。
血の滲む包帯が目の端で揺れては、男の服の留め金をはずしていく。 熱い肌に、仄かに清潔な匂い、紛れる錆の香。 聴覚を占めるのは、普段聞けぬ高い音。]
ええ声。 けど、ちとばかし我慢しいね?
[それは他に聞かせたくないからだとは、言葉にせず。 舌が伸ばされれば受け入れて応え絡めとる。 脚が、腰が擦り寄せられるなら、やはり喉をならして笑った。]
もしくは二人とも引くか、じゃの?
[胸元から指先は降り、主張する腰の中心へと移動する。]
(298) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[指先は中心を服の上から撫で上げて。]
な……、『吸いたい』。
[たまにはこちらから言葉にしてみよう。 耳先に舌を、ツツと這わせては耳朶を甘噛み。 願いを囁く。]
───ヒュー。
[あまく、甘く。]
(299) 2014/12/24(Wed) 02時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 02時半頃
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[留め金を外し、晒した肌に掌を這わせる。 自分と違う体温は、掌に暖かく、心地良い。
我慢しろ、と言われて上手く堪えられたか、自分でも判断がつかない。 喉から漏れるのは、息と声との間の音。
胸元を撫でていた掌が、鎖骨を、首筋を辿っていれば、篭った笑いが指先に触れるだろう。 誤魔化すように腕を首に回せば、また軽く、力を込めて。]
……洒落にならねぇな、それ。 主に、よく効く風邪薬貰えばいいか、……ッ、ぅ、
[肌の上を滑る指先に、体は一度硬直する。 熱帯びた箇所を布越しに擦るのに、だんだんと篭った力は抜けていくが、だからといって焦れたものが発散されるわけでもない。 その指先に押し付けるように、軽く腰は浮いて。]
(300) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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……クア、トロ、
[耳元で囁かれた名前に応えるように、熱に浮いたような声で、クアトロの名を呼ぶ。 告げられる言葉。 命令ではなく、“お願い”か。
薄く開いていた唇を舌で濡らせば、息を吸い込んで。]
……して、 お前の、好きに、……して欲し、 ……どれだけ滅茶苦茶にしても、いいから、
……お前以外、今は、……考えたく、ない、
[思い起こされる、断片とも呼べない過去を想起するのも。 曖昧になった記憶を追いそうになるのも、嫌だから。**]
(301) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 03時頃
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[自身の肌に他者が触れるのは、ここでは珍しい出来事で それが彼の指先であれば、尚更に擽ったい気さえする。 下位の者の言葉にさえ従順に、彼は従う。 命令の力を持たないものでも、なのか。 男が放つ言の葉だから、なのか。 ───後者は、自惚れすぎるだろう。
冗談のような言葉が返り。 またそれを揶揄するような言葉が返る。 触れあう肌も心地よいが、こうして続く会話もまた同じく心地よいものだ。]
アルジサマには何て説明するん? 二人でセックスしてました、って?
[わざとらしくからかえば、溢れる声は音を微かに孕む。 我慢しろと謂ったものの、聞きたいと思ってしまう矛盾も『男』としての性だろう。 少しばかり指が意地悪に動いてしまうのも、許してほしいものである。]
(302) 2014/12/24(Wed) 03時頃
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[浮かんで来る腰を諌めるように、しかし与えるのはゆるやかな刺激であって 決して『諌める』つもりなどない指先。
首に絡む腕、必然的に耳元に近い唇が名前を紡ぐ。 腰から背筋を駈けるのは、劣情。 今すぐにでも組強いてしまいたい衝動。
これが吸血衝動なのだとすれば、確かに薬でもなければ抑えていられないほどだ。]
……阿呆、滅茶苦茶になんかしてやらん。
[それは命令ではないだろう。 こうして抗うことが出来るのだから。]
(303) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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───丁寧に、大切に、愛しちゃるけ。
[囁き落とす耳から首筋、鎖骨へと唇は移る。 包帯の要らない傷のない場所に、彩り描くのは朱の花弁。 歯を立てることはなかったから、それが睦言の証であるときっとすぐにわかっただろう。
唇での愛撫は隅々に。 初め声を上げた胸の尖りに、はたまた包帯の巻かれた肌に、腹部に、臍に。 口付ける度、彼の反応を細い目が見詰める。 視線でもあったなら、柔らかく笑って見せたことだろう。]
気持ちく、しちゃるけど。 ……ちーとばかし、仕置きもせんとの?
[熱源を露にさせたならば、ふっと息を吹き掛けて笑う。]
(304) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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[お前以外、今『は』なんて謂うやつは───]
わし以外考えれんくしちゃあ。
[今も、これからも。
白いバンダナを外して、包帯へと血の滲む腕に軽く巻き付けた。 快楽に腕を動かしても痛みや出血の少ないように。 するりと頭をそのまま、腰へと沈ませる。 そこはどんな表情でいたろうか、蜜を溢していたなら舌先で拭いとってやろう。
先端へのキスは水音をたてて。 側面へのキスは軽く啄むように。 陰嚢へのキスは緩く吸い上げて。 やがて熱い咥内へと導けば、上目に顔を見てみよう**]
(305) 2014/12/24(Wed) 03時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 04時頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/24(Wed) 04時頃
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