56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[ 以降には連々と、宮廷に於ける言葉を交えつつも、上記の条件の詳細が記されている。 …各条件を要約すると、こういう事になる。
1.貴国が軍の者とされる者達を確かに数名保護させて頂いている。 然し之までにも両国共に少数とは言えない保護、或いは止む無く囚えた者が居ると思われる。 円滑な合議の為にも此処で一度、お互いに彼等兵士達を互いに全て郷里へ帰すべきではないか?
2.女王陛下も御存じの通り、かの砦は遡る事ノルドハイム公国よりの領地。 我等が領地でもある其の場所に許可なく陣取り開戦の意思無しは受け入れ難い。 良識ある判断に基き、即時撤退を要請する。
(147) 十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
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3.然しかの砦は貴国も又領地と主張する場所である事も確か。故にこその空白地帯。 そこで我が国は彼の地を貴国と我が国を結ぶ友好の証足る国境。完全な和平中立地帯と定める事を提案する。 彼の地にて中立調印を。武官の随行に制限は加えない物とするが、我が国は調印の際に随行させる武官は尤も信頼する一名のみを伴う物とする。
尚この調印は国家元首足る大公陛下ではなく、ベネディクト、オスカレティア両名により行わせて頂く。 之は年召す大公よりも女王陛下に年近く、より永くの約定を鑑みる事の出来ると言う配慮である。
(148) 十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
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4.以上までが為せた暁には、兼ねてより貴国より要請されていたロスレーベン紡績繊維の輸額を半額にまで調整する物とする。 之は飽くまで友好の証としての調整なので、兼ねてより貴国が求める三分の一までの輸額調整より高額である事は容赦して頂きたい。
5.更に加え、此処までを受け入れられた場合、我が国からもノルドハイム鉱業鉱石の輸額を四分の一にまで調整する事を要請する。 之も飽くまで友好の証としての要請なので、兼ねてより貴国に求める三分の一までの輸額調整よりは安額である事は理解して頂きたい。
(149) 十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
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――最後に、親愛為る女王陛下へ捧げるこの親書、並びに其れに対する親愛為る女王陛下の御英断こそが、之よりの両国の和平の明暗を内外全ての民に知らしめる物であると御理解頂きたい。 即ち我が国の責めて物の歩み寄りの意志をどう扱うか、全てを貴国に託す物と解釈して頂き構わない物とする。 どうか貴国が真実開戦の意思無く、和平の手を取りて下さる事を切に願う物として謹啓締め括らせて頂きたい。
――ベネディクト・リヒテンベルグ ――オスカレティア・リヒテンベルグ 』
(150) 十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
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[その日、緑国に届けられた親書を携えた使者を窓辺から見守っていた。
戦争は開かれるか、避けられるか。 二つに一つ、緑国の明確な意思を示させる様に突き付けた内容。
…姉さまと二人で、飽くまで開戦を主張する諸侯達を捻じ伏せた。 内外問わず、これで僕達は開戦派に……嘗て別たれた二つの国を一つに戻すべきと主張する統一派にも、益々命の危険に晒される事になるだろうけど――
――振り返り、姉さまと、そして彼と眼を合わせて]
(151) 十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
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お互い、腹は括れてるかな?
[笑いながら 意思を確かめる翠の視線も 嘗てあった様に]
ベネットは、ハゲェリー……
十六夜 2011/07/07(Thu) 00時頃
ベネットは、ペラジーはおやすみなさーい!
十六夜 2011/07/07(Thu) 02時半頃
夢、だよな。
[夢の中で、どんなに話しかけても返事のなかったことを思い出して小さく笑う。
また、話したいと。夢から覚めてもその思いだけが残っていた、相手。]
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[……それは親書の返答が返されるまでの日]
姉さまー、ロスレーベン紡績の累計出荷ー。 後ヴァリエのヤニクは何時頃来るか解る?
[執務室では、丁度居合わせた姉さまと共に執務中。 お互い目を合わせなくてもはいと言えばあいと書類が執務机の間を行き交う]
(187) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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――ララントで其れらしき方の目撃例あり、か。 それじゃあきっともう直ぐ首都に着くのかな。
…あ、はい、これ。 この前城を抜けた時―……。 あ、ありがとうイアン。
[ぽん、ティーポットを置かれた。お返しに傍らの皿の上の焼き菓子をイアンの口に突っ込む。 あれから結局言葉通りに、僕達をずっと守ってくれている。 一応今はまだ父上の近衛と言う名目だけど、今度姉さまと一緒にお願いするつもりだ。 『イアン僕達に頂戴』とでも]
(188) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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…それで、城を抜けて例の砦の調査に来てた小隊に居た人。 ムパムピス・ヴァルキッソン。 大分優秀なのに只の二等隊士なんて詐欺だって思ったな。
[五だっけ?六だっけ? とりあえずその程度の階級を吹き飛ばしての少尉への特進司令状。 当人が遠慮するなら別だけど、この位の階級なら既に確定事項だ]
……あ、そうだ。ララントの経過報告書ある?
折角緘口令敷いたってのに、脱獄騒ぎでおじゃん。 まぁ、今は諸侯も騒げない状況にしたから大した事無いけど。 結局どうなったんだっけ?
[因みにイアンは執務出来ない事が良く解った。もう嫌と言う程。 ともあれ、未だ僕達に目立った危険が来た訳では無い物の、今までとほんの少し違った日々]
(189) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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[イアンを、彼を信じて見たくなって、随分思い切った事を色々やった。
和平を望むならば、一度奪われた砦の領地と捕虜を零に還して。 開戦を望むならば、和平を蹴った冷徹と国内外から吊るし上げる。
和平を望むにせよ、開戦派の人間には僕達はこの上なく邪魔だろう。 開戦を望むにせよ、緑国に取って当然僕達は邪魔な存在でしかない。
これで普段から。特に、緑国が和平に応じ、砦で調印の儀を行う時はこの上なく危ない。 だけど、一人では出来ない事でも、二人で、三人で力を合わせたら。 そう思うと、身体が動いていた]
(190) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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今日は僕の部屋でも警護? 大変だよね、近衛兵も。
[今はまだ、イアンの事、良く知っている訳じゃないけど。 これからまだまだ時間があるなら、もっと知りたい。 そう思うくらいには、何故かイアンの事に夢中か。僕でも驚くくらいに気に入ってしまった見たい。 …だから責めてもう暫くは]
(191) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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――姉さまー、休憩しようか?
久しぶりに揚げパン食べようよ、揚げパン。 この前ララントに帰った時食べ損なったんだよ、最悪な事に。
イアンも来る? 揚げパン美味しいよ、揚げパン。
(192) 十六夜 2011/07/07(Thu) 07時半頃
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[ 狼がまた 牙を剥く必要の無い
穏やかな日を もう暫くでも長く――** ]
はは、 今更だな?
[覚悟なんて、とうの昔に出来ていたのだから。]
[確か、まだ名前も聞いてはいないような気がした。
それとも、名乗っていたのを聞き逃しただろうか。
連れている猫。
飄々とした笑顔。
じい。
しばらく眺めてみた。]
[騒ぐその様子に、呆れながらふと気付く視線。
見つめ返してみた。]
[目が合って、きょとんとした]
うーん……どこかでお会いした事がありましたっけ?
言われてみればそんな気もしますし、
違うと言えば違う気もしますね……
済まない―――…
[そう漏れた呟きは、かつての自分が最後まで傍に居られなかったことへの懺悔か。
其れとも、何の力も持たずに生まれ変わったことへの懺悔か。]
[聞こえて来た声にピクリと固まり。]
声、あんた、か?
[恐る恐る聞いてみた。]
パーティーですか。
赤と緑が、そんな風に自由に行き交うことができる、
いつか、そんな時代がまた来るでしょうか?
[彼らと敵ではなく隣人になる。
そんな未来を思い浮かべていた]
……?
[再び目が合い、首を傾げた。
聴こえているのかどうかは、定かでない]
最期まで、傍にいる。
お前らの傍に、ずっと――――― **
…有難う。
[彼の言葉に返す彼女の声は、今までに無い程、穏やかなもので。]
[目が合い首を傾げる様子に、きっと聞こえているのだろうと、確信めいたものを感じた。
否、声が聞こえていても聞こえていなくても良かった。]
あん時の約束。
守れたら良いな。
[違う服でまた逢えた。
次は、祝勝会――今は和平となった祝いのパーティー。]
何時までも、こうあれば…。
[3人で、こうしていられる幸せを、今はただ噛みしめて。**]
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