118 津 村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
[その夜、寝苦しくて目を覚ました。
鼻がつまっている。
はあと、熱い息をはいて、体を起す。
ふらふらと、ティッシュ箱に手を伸ばし、鼻をかんだ。
頭がゆれる。
若しかして。これは風邪気味というやつかもしれない。
そういえば、昨日も、一昨日も、鼻水と頭痛が何かと邪魔をしていて、困っている。
学校で流行っているから、貰ってきたとして、別段不思議はない。
空咳きを、こふ、こふ、と、何度かやって、あまりの体のだるさと、頭の重さに、もう一度布団に横になった。
うつぶせのまま、動く気がしない。
明日は部活がある。
部活ももうすぐ終わる。
グラウンド練習がせっかく出来る。
眠ろう。風邪は、眠れば治ると、相場が決まっている。]
[寒い。外が寒い。体がだるい。けれど、部活は、出たい。
階段を上った。腿に力が入らない。廊下をまっすぐ歩けていないような気がする。
頭痛が気になって、額に手を置く。よくあたたまった手と、よくあたたまった額をくっつけあったところで、体温は自分でわからない。
喉が痒く、ひりついて、頭は重い。
喉が、目が、かわいている。
教室に向かう前に買った「うぇーい!お茶」が、やけに手の平のなかで、ひんやりとしている。
教室に辿りつく。椅子が冷えている。体がばかみたいに重たい。
冷えた椅子が、じわじわと温くなっていくのを、尻や腿で感じる。
なにかもう一枚、羽織るものが欲しい。ジャージでは足りない。
クラスの者の私語と、出席をとる教師の名を呼ぶ声が、まじりあって、曖昧になっている。
*名取とよぶのだけは、聞き逃さないように、しないと。*]
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る