人狼議事


257 【突発連鎖村】恋は三日で終わる

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視点:


【人】 廃神 †ルシフェル†

[トライアングルのお茶会の時間は長くも短く
はたから見れば初々しい気恥ずかしさをもって
和やかに過ぎていった。

── まあ少なくとも、管理者たちから、
その中断を余儀なくされるまでは。]

(28) miseki 2016/11/15(Tue) 23時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

>>18

忘れない──。か

[ライジの言葉に最後の紅茶を飲み干して、
車椅子をふわりと浮かせた。]

双方の遺伝子を受け継ぎ変化させ残す機能が
身体に搭載されていないことを
まず嘆きたい気分ではあるが──二人とも、
遺伝子バンクに登録してくれるように頼みたい所だ。

美しいものは残されていくべきだ。
そう、この先の未来に。
 

(29) miseki 2016/11/15(Tue) 23時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[至極大真面目な顔でそう二名に頼み事を残してから通達を鳴り響かせているスピーカーに顔を向けて席を立った。]

さて記憶にまで影響を及ぼすのか、
管理者側が何を有害と看做すのかもまた
興味の対象ではあるが

では、私も二人に感じたこの感情は
けして忘れないことを誓おう。
 

(30) miseki 2016/11/15(Tue) 23時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†




たとえ、この脳が見せる景色が、
どのように変わったとしても だ* 。

  

(31) miseki 2016/11/15(Tue) 23時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[そう言って、半重力式の車椅子は、
薬液を入れたビニル袋二つを伴い
浄化槽につながるポッドの中に入った。

乗り物ごと押し込められた移動ポッドは正直狭苦しく、そこから出られたあとも流れ作業のように機械の手が生命維持装置をあわただしく取り付けていく。

そのまま口を挟む隙もなく]

           [どぼん]

[と、男は浄化槽に漬けられることになった*。]

(32) miseki 2016/11/15(Tue) 23時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


*

*

*
 

(35) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

拝啓 ミツボシ様

このたびは貴女のことを見込み
極秘情報をお届けしたく
連絡をとらせていただいております

また大変失礼ながら我が身の安全のため
秘密回線からのメールとなっていること
どうかご容赦ください。

今回の情報は、
違法な生物の販売ルートの売人が
○月×日、仮想現実投射機のあるフロアに
やってくるというものです
 

(36) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


秘密警察の特別捜査官として
ミツボシ様にはぜひ
そこに向かっていただきたいのです。

首尾よく販売先が判明した暁には
ミツボシ様のこれまでの功績を
書籍にすることも検討しております。

どうか、ご一考のほど
お願い申し上げます。
 

(37) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


*

*

*
 

(38) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[そのような無暗に怪しいタレコミが
ミツボシの個人宛のメールに届いたのは、
例の隔離から解放されて、
しばらくたった後のことだ。]


フム。回線の偽装は……まあこれでいいか

上手くいくかはわからないが
それならそれでいい

[病室で コツ、とコンソールを叩いて、
嘘八百のメールを送信した男は息を吐いた。]

(39) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[興味深い微生物を除去する浄化槽から出て、
白い病室で目を覚ました後。幸か不幸か男には、
はっきりと自分が何をしていたかの記憶が残っていた。

それは或いは知識の蓄積を拒む性質故のものだったかもしれないし、または約束を反故にすることを忌避したせいだったかもしれないし、単純に偶然のたまものだったかもしれない。]



 全く、忌々しくも腹立たしい。


[ただし、現時点から見た過去は、
過去の幸せそのままを思い出すものとしては機能しなかった。]

(40) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


さて、まずはデータの収集だな。
微生物の力を使わず、再度あの状態に陥らせるには
要素をつまねばなるまいよ

[ぶつぶつと男は思考の一端を口から零す。
ミツボシへのメールも情報法収集の一環だ。
あの男がどんな対照を好むのかの情報を集めて、
それから理想の相手を造る。

そして理想の相手に擬態した状態で
あの男を再度恋の病に叩き落す。]

(41) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


自分ながら理解ができんな。
星よりも自然よりも人間が美しいなどとは
世迷言も甚だしい

[過去を思い出すと、目覚めた直後の屈辱と後悔がどっと襲ってきた。幸福感が抜け落ちたあとの穴に流れこんできたのは、むしろ正反対の感情だ。

嫌悪感に厭世的な気分でベッドから
出る気にもなれず外に出るのはかなり遅れた。

もしも忘れられたなら、どれほど気分が楽だったことかと思う。]

(42) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[そう。そこまで思考して、男は
ふ……と笑うように息をこぼした。]


 ふ……っふふふ


[含み笑いはふつふつとした怒りを伴っている。
忘れている のだ。あの男は。きれいさっぱりと。]

(43) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[あの後、ライジの状況を知るために
一度意図してすれ違ってみたことがあった。

結果、まったくの反応なしだ。

愕然としたあと、
だんだんと腹が立ってきた。

おそらく、せめても恥を共有してくれたなら、ここまで薄暗い計画を立てたりはしなかっただろうが、現実はこうだ。
ならばその現実に対応して行動する他ない。]

(44) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[通信を遮断して、車椅子の背に上半身を持たせかける。
ふう、と天井を見上げながら、
男はテーブルの上に乗せられたカップに手を伸ばした。]


 必ずもう一度あの状態に陥らせて
 あの辱めに合わせてやろう


[なんなら、キカが持っているはずの映像を見せてやってもいい──そう考えながら、男はあの隔離区画内にいた時とは感じ方が違う紅茶を、一口啜った**。]

(45) miseki 2016/11/16(Wed) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[テーブルの上に置かれたカップの持ち手に手が添えられて、
円形の底が机の上から離れた。]


 我々は自己の目的のために原因を使っている。
 そう、それとわかってはいるわけですよ

[体面に座っている相手に向けて、そう言葉を接いでから
湯気のくゆる紅茶を飲みくだす。]

(93) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


彼に腹が立った。その理由はなぜか?
それは理解してはいるわけです

酔っ払いの醜態を見て悩まされたとしても、
個人に対してどうこうしようとは思わなかったでしょう

[どうでもいいことですからね。と男は言った。病に侵されていたときに周囲に対して気を配る気すら起きなかったのと同様のことだ。]

 では、何故彼だけに復讐心めいた気分が
 沸き上がるのか

[回答はごく単純です。と、短い外出許可時間を目の前の医師との交流に充てた男は、話を次に進めた。]

(94) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†



 どのようにしてやりたいのか、を
 よく考えれば答えはわかりやすい

[かちん。と戻されたソーサーの上でカップの底が音を立てた。こうして医師が選んだ店で面談をするのは、>>87 最初の誘いがあってから数えてもすでに数回目のことになる。]

 つまり私が好感を抱いたのは、
 病にかかっている状態の彼だったわけです
 
[最初は断りを入れたが、紆余曲折の末企みを看破された結果──幸いに、あるいは話題の彼にとっては不幸なことに、計画は観客をひとり増やしただけで続行されている。]

(95) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†



 そして、当時の彼への好感は、
 完全に死んだわけではない


 好意を抱いた相手を無自覚にしろ
 抹殺したに等しい存在へ
 復讐心を滾らせるというのは
 まあよくある話なのではと思いますがね

[それでもある種『とりもどそう』という方向なだけ随分穏便でしょう。私にしては。と、男は小柄な医師へ言った。]

(96) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[その後の心境についての主観的な整理を話し終え、
いっとき環境音に耳を傾ける。

どうやら記憶自体は消されることもなかったらしい医師とは、元からの知り合いであるということもあり、あまり距離感は変わっていない。強いていうなら、醜態をさらした分、ほんの少し近くなったか。]


 貴方の場合は、別段好感を抱いた相手が
 死亡したわけでもありませんから
 対応が違う点についての説明にもなるでしょう

[物理的興味は元の性質に戻ったのもあり失せたし、あの麻薬で狂ったとしかいいようのない幸福感も感じられないが、研究対象に対して追及していく姿勢に対しての共感は根からのものといえる。]

(97) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[結果、関係性はそれなりに平穏に続いているといえる。

そう外界の観察結果を脳内に出力した後、事故中の自己分析と最近の暗躍の進歩状況を軽く伝えて、会話と沈黙を双方ともに味わってから、男は医師へ水を向けた。]


 それで? 先生の方はいかがです?
 最近の研究で興味深い結果は得られましたか

[興味の赴くままの質問を投げかけてから、男は目の前の研究者然とした精神構造の小男を観察する。]

(98) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[なにしろ相手が自分を観察対象として認識しているのと同様に、こちらからしても身近に会話のできる経過観察対象として
相手が興味深い存在であることには変わりない*のだ*。]

(99) miseki 2016/11/17(Thu) 21時半頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

>>105

「恋をしている」という状態さえ再現できれば
対象はなんでもいいでしょう

同じことですよ


関係性を取り戻したいという話ではありませんから
目的は達成されたと言っていいでしょう

体温37.4分の状態そのものに意義があり
その原因が外気温であろうと、微生物だろうと
どちらでも構わないというのが個人的見解ですね

(112) miseki 2016/11/18(Fri) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[個体として見た場合、あの状態にある方が好ましいということですから。と男は医師に応じる。]

ときめきが再現されるかはともかく
好感は発生するだろうという予測はたちますね

再現とはいかないだろうと想定されますが
まあ実証研究における仮説は
実験結果そのものより価値は軽い。


「結果」については
 貴方にお知らせするとお約束しますよ

[それで知的好奇心を満足させるには足りるでしょう。と、疑わない調子で約束を口にした。逆に研究者たる医師が仮説にこだわるような「変化」を見せるなら、それはそれで興味深い話だとも思いながら。]

(113) miseki 2016/11/18(Fri) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†


勿論。

[>>106 わかるだろう?という医師に男は薄い笑みを──前も後も変わることのないいささか怪しげなものを──浮かべて鷹揚にうなづいた。]


 無変化でいられないというのはまた
 多細胞生物としての在り様です。
 単細胞生物の簡明で率直な在り方も美しいが
 といって変化は悪とは思いません

[実際、多少は彼との間にも変化はある。前よりも警戒をする部分と、開いて話す部分が複雑に入り混じるようになった。関係性は複雑化している。少なくとも幸福な薬が脳内に満たされていたあの隔離区画内でのつきあいよりは。]

(114) miseki 2016/11/18(Fri) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[滔々と医師は己の計画についてを語る。
自信と自負に満ち満ちた発言は、彼の実績からすれば自慢するという意識にまで到達しえない程度のごく当たり前の所感、といったところだろう。]


 フム

[重曹が使われていた。と浄化槽の内容物の特定を含む話を最後まで聞き終えて、男は顎を撫でた。]

 興味深いお話です
 

(115) miseki 2016/11/18(Fri) 01時頃

【人】 廃神 †ルシフェル†

[協力を求められて、元研究者の──現在病院に半ば住んでいるような男は、口元に笑みを浮かべた。]

 フ フッフフ 人体実験ですか。
 前回のことを除けば
 認識したうえで臨むのは久々ですから──


 楽しみですね

[変わらず、薬液を連れた男は、自分の状況を一切顧みることなく、医者の提案にいっそ朗らかな声で承諾する旨を伝えて返した。
なだらかに変化する因子を孕んで続いていく関係性の先行きに、細く目を眇めながら*]

(116) miseki 2016/11/18(Fri) 01時頃

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