49 海の見える坂道
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[時計台からの地図、ランタン。
あぁ、これはもしかして。
思い至らない訳がない。うろ覚えの、サイモンの家への地図。
鈍くとも、これが助けの地図ということは最低限わかる]
ねぇ、鳩。これを持って行ってくれる?
お礼は弾むよ。
[さらさらと適当に文字をいくつか]
衷心表示謝意,一定做我的目的。
都是為了我的好朋友,我覚得,汝也認識的。
我務必給汝看。
[どうしてこう書いたかはわからない。
でも、きっとランタンに結び付く人は]
ん…―――
[今度は鳩が、空を飛ばずに
犬に跨って、ククク…と鳴きながら走って来た]
なんだ、ライダーになったのか?
郵便局の人が、自転車で配達に来た気分だな
[差し出す手紙を受け取って、文字を読むのだけれど]
だー、また漢字だよ
読むのに時間がかかるんだよ、漢字は
んーと、要はありがと、ってことか?
ったく、ポンヨウってのはそんなに軽くないんだぞ
[慣れない頭をひねりながら、必死に解読したらしい]
えーっと、どう返事しようかな
んー…―――
如果如果祈禱你的希
望實現的事的你真的行動,我邀請作為你
的朋友的我的聲音做,我會借給你力量
これで、いいかな?
ったく、漢字は嫌いだ、難しいから
ほらよ、鳩
これ、運びに行きな?
[鳩にそれを渡すと、鳩は犬と一緒に走って行った
いや、飛べよ、鳥だろ]
[サイモンとは何を話しただろう?
彼は、一つのランタンを渡してくれた。
「聞いていたから」というから驚いて]
「渡してほしいと言われたんだよ」
「今日、必ず来るといっていたから」
[そう聞いて目を丸くするけれど、やはり感謝の意を表して。
しかし誰からの伝達かは聞かない。
聞きたいけれど、聞かないのがルール]
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なるほどね、となると箱の歪みが原因かも。 オルゴール自体は全然故障してないみたいよ。
油とかはちゃんと差してるみたいだし、これなら長持ちするよ。
[蓋を開けて上手く動かない原因を調査しつつ 歯車を動かすための仕組み部分を弄っていれば ネルの異変に気が付いて]
ど、どうしたの? やっぱり大事な人からの贈り物とかってやつ?
[箱の歪み自体はどうしようもなくて、 慎重にスイッチの調整を繰り返して 22分ほどで蓋を開けて音が流れるようになる]
……やっぱりオルゴールって良い音色ね。
(96) 2011/04/13(Wed) 22時半頃
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あら、飾り付けも綺麗よ。 珊瑚で飾り付けられてるのはネルが装飾したからなのね。
ネルは良く漁に出掛けてるし、海の恵みとか、 怖さとか、壮大さとか、表現するの上手そうだもの。
[一仕事終えて一息つきながらとけかけのアイスを口に運ぶ]
パパが言ってたけど、作品には気持ちが籠るって。 だからどんな人でも気持ちを込めて物を作れば 立派な物になるって。
だから、このオルゴールの装飾にも ネルの気持ちがいっぱい詰まってるんじゃないかな。
[またもスプーンを咥えたまま笑みを浮かべる]
(99) 2011/04/13(Wed) 22時半頃
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[なんか返ってきた手紙は、正直よく意味がわからなかった。
まぁこれが限界かな。なんか自分が書いた言語と少し違うようでもあって。
次は普通に書いた。
「サイモンさんに手回ししてくれたのは君かな?
ありがとう。話を聞いたよ
もし、目的を達成できたら
是非一度、お礼をいわせてほしい」
[字体が違うからな、わからないんじゃないかな
とか思いながら、食事をしていると
今度の鳩は、サングラスをかけていた
眩しいのね、鳩も]
お前、そろそろ方向を間違えて来たな
[手紙を受け取ると、今度はわかりやすい言語だった
良かった、大嫌いな漢字地獄からの脱出だ]
んー…―――
断れないのかね、こう言うの
面倒な事、嫌いだし
[お礼を言うためだけに、わざわざ何処かに足を運ぶのはな
まぁ、達成感のある時なら気分も違うのだろうか]
[もしも上手くいって、その時気分が良かったら
そして、時間がそれを許したなら
そんな短い文章を書いて、鳩に持たせた
面白かったので、鳩に箒の玩具を背負わせたりして]
しっかり働けよ、鳩
今度来る時は、ネームプレートを付けて来い
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繊細でもあり、逞しくもあり、人間みたいよねー。
[溶けたアイスをスプーンで掬って口に含む]
曲が好きになったら返すって……。 まだ返してないのは曲は気に入らないって事? あ、そうか、返すために修理したかったって事かな。
お役に立てて何より。 私オルゴール屋さんになろうかしら。
[本気とも冗談とも取れない声色で呟き]
珊瑚とか、貝殻とか、綺麗な物はいっぱいあるもんね。 今度良さそうな物あったら私に譲ってよ。 珊瑚の首飾りとか素敵そう。
[ネルのオルゴールの珊瑚をじっと見る]
(127) 2011/04/14(Thu) 00時頃
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海みたいな人かぁ、そう言う人って素敵ね。 私も海好きだからサボっては港で時間潰すのよね。 見てて飽きないもん、海って。
[サボりを公言しても悪びれる様子もなければ 照れる様子もなく、ただ楽しそうに笑って]
想いにも色々あったりするからね。 中には何も考えずにただ売れるから作るっていうのも あるんじゃないかしら。
私もたまに俗物的にそういう物も作るしね。 やっぱ先立つものがないとさ。
[指で輪っかを作って苦笑を浮かべるとゾーイの叫びが聞こえて ネルと顔を見合わせた]
(130) 2011/04/14(Thu) 00時頃
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装飾品店で出せる冷たい物って何があるかしら?
[割と真面目な表情でネルに尋ねると 二階からソフィアが何事かと顔を覗かせた]
何でもないから家事やってなさい、 あとキッチンの洗い物、よろしく。
[ソフィアにそれだけ告げるとお店に顔を出し、 闖入者の正体がゾーイである事とネルが対応してくれた事を知る]
いらっしゃい、ゾーイちゃん。 冷たい物もらえて良かったわね。
今日はホント暑いもんねー。 私も外出たくないもの、溶けちゃうわ絶対。 少し日が翳るまではここで休んでいったら?
(136) 2011/04/14(Thu) 00時半頃
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可愛いお客様の対応ありがと。
[詫びるネルにヒラヒラと手を振って笑いながら尋ね]
でもオルゴール返しちゃったらもう聞けないじゃない? せっかく好きになったのに聞けないのは寂しいわね。
楽しそうではあるからやってはみたいけど、 オルゴールを作るのは大変そうよね。
[オルゴール作りを想像して難しい顔をした]
大きめの珊瑚を首飾りのアクセントにして、 後はこれみたいに麻縄を紐にしちゃうとかね。 野性的だけど面白いでしょ?
[展示してある天然石を麻縄で連ねたブレスレットを見せる]
(141) 2011/04/14(Thu) 00時半頃
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ネルは大らかで人に恵みを与えてくれる空みたいな人だから、 きっと海みたいなその人とは相性がいいわね。
大丈夫、怒っても無駄だってソフィアも分かってるから。 なんだかんだ、付き合い長くて私の妹みたいな感じだしね。 住み込みだし、家事は全部任せてるし。
[ソフィアはその頃キッチンに居るだろうか]
そうそう、飲み代ぐらいは稼がないと! 例え店を潰してもお酒はやめないわ!
えへへ、ありがとう。 ネルは優しいなぁ。
[流石に自分の商品を褒められると照れ笑いを浮かべた]
(145) 2011/04/14(Thu) 01時頃
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あはは、何それ、面白い! 「歌い方は当然オルゴール風よね?」ってちゃんと返した?
[お腹を抱えて笑い、目じりに滲んだ涙を指で拭い]
雑貨屋さんとかで売ってるオルゴールの装飾ぐらいなら……。 って言うか、一から作るとなるとオルゴール作りの 勉強しなくちゃいけなさそうだし。 その間お店をソフィア任せじゃ確実に潰れるわね。
装飾品って何も金属とか宝石だけじゃないからね。 こういう自然を生かしたのも結構売れ行きいいのよ。
[自然石のブレスレットを再び棚に戻してにっこりと笑う]
(156) 2011/04/14(Thu) 02時頃
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別に褒めたわけじゃないよ、思った事言っただけだもの。
[照れるネルをニヤニヤと見つめて]
喧嘩するほど仲がいい関係なのよね私たち。 多分気心が知れてるから出来るのかも、 仲良くない人にはここまで傲岸不遜にはなれないわ。
[あははと笑いながらも慌ただしい居住スペースを一瞥して]
ま、流石にお店は潰さないけどね。 大元はパパのお店な訳だし。
でも、私だけじゃないよ。 ネルの事優しい人だって思ってるのって。
[店内を物珍しげに物色しているゾーイに視線を向けて微笑んだ**]
(158) 2011/04/14(Thu) 02時頃
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[ネルやゾーイと談笑しているとポストで物音がする その後に聞きなれた自転車のベルの音]
あら、手紙かしら? ごめんね、ちょっと取ってくるわ。
[二人に断ってから一度店を出てポストへ]
うわ、あっつ……ゾーイちゃんこの中を歩いてきたのね。 しかも冷たいものを買いに行くつもりで……。
[店を出て物の数秒で汗が噴き出す 手の平でひさしを作って空を見上げため息を一つこぼして ポストから手紙を取り急いで店へ戻る]
ほんと異常だわ、この暑さ。
[取ってきた手紙で扇ぎつつカウンターへ戻る]
(179) 2011/04/14(Thu) 12時頃
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[店の奥に居るであろうソフィアに アイスティーを2つ持ってくるように頼みながら 取ってきた手紙を見る]
沢山のランタンを灯したい。蛍のように??
なにこれ? ネル、何だと思うこれ。
[ネルやゾーイにもその手紙を見せて意見を乞う アイスティーを持ってきたソフィアが手紙を見て
「そう言えば、ヴェスパタインさんのお誕生日近いですね。 ランタン、って聞くと思い出しちゃいます。」
と呟いてから再び店の奥へと戻って行く]
あー、そう言えばそうね。 ヴェスパタインの誕生日かー。
(180) 2011/04/14(Thu) 12時頃
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その時にランタンを飾ろうってお誘いなのかしら? あ、ゾーイちゃんもこれどうぞ。
にしても、ランタン、ねぇ。
[アイス一口だけでは喉は潤っていないだろうと 彼女にもアイスティーを勧めてから立ち上がり 椅子を足場に棚の上から箱を降ろす]
えーっと、確かこの箱だったような……。 お、あったあった。
[いつか、彼と仕事をした時お礼にと一つ譲り受けたランタン、 灯せば星が浮かび上がるそれを箱から取り出すと カウンターの上に置いた]
これをたくさん灯せば、きっと綺麗だろうね。
(181) 2011/04/14(Thu) 12時頃
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あー、ゾーイちゃんは知りあって間もなかったから その辺分からないのかな。
[カウンターに座って頬杖を付きながら寂しげに笑い ゾーイが鞄を漁る姿を興味深げに見る]
ん?なになに? ……へぇ、綺麗ね。 私は各家庭でランタンでも灯そうって事かと思ってたけど。 そう言う風にした方がいいかもね。
[と言ってゾーイに笑いかける]
え?どしたのネル? 別に私も暇だし長いしてて構わないけど――……
あ、ちょ……ネル! 忘れもの……どうしたんだろ。 あ、サイラスいらっしゃい。
(219) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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うん、ネルよ。 さっきまで普通に話してたんだけど急にどうしたんだろう。 忙しかったのかしら?
それにこんな大事そうな物まで忘れていっちゃうし。
[ネルのオルゴールを指で突いて不思議そうに首を傾げる]
え、なーに急にプレゼントなんて。 朝から潜りに行くなんてホントアンタも海好きよね。
あ、でも綺麗。 やっぱり自然の色って素敵。 金属じゃ出ないもんね、この色は。
でもこんな良い物貰ったら余計作品頑張らないといけないわね。
[黒蝶貝の殻を手にうっとりと見つめる]
(225) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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ミッシェルは、ネルのオルゴールの蓋を閉じた。
2011/04/14(Thu) 22時半頃
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遊びに?言っても良いけど、おっしゃる通り休みだし。 どの道昨日の儲けで飲みに行こうと思ってたし。
[黒蝶貝の空をネルのオルゴールの隣に置いてから伸びをすると サイラスのジェスチャーを見て首を傾げる]
何、急に……?
[耳を澄ませれば微かに水音が聞こえて]
クジラの唄……? なんだか面白そうね。
ね、ゾーイちゃんも一緒に行かない? 見た後に一緒に宿屋に行けばいいし、ね?
[サイラスの誘いの言葉にニヤリと笑みを浮かべて カウンターから出てゾーイに目線を合わせながら尋ねる]
(233) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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そこのおじさんが連れてってくれるわよー。
[にっこりと愛らしい笑顔を浮かべるゾーイに サイラスを指差しながらつられ笑顔]
ん?違う違う、装飾はネルのお手製だって。 私は単にオルゴールの修理を手伝っただけ。 大事な人との約束の品だったみたいなんだけど、 それを忘れるなんてよっぽど大事な用事だったのかしら。
……トイレなら貸してあげたのに。
[立ち上がってから深刻そうに顔を伏せて考える]
私はプレゼントされるのは大好きだもの。 それに綺麗な物だったらなおさらね、嬉しいし。
(249) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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あ、コラ、ちょっと待ってよ。 40秒で準備するから3分間だけ待ちなさい。
[サイラスが扉を開ける様に慌てて店の奥を振り返り]
ソフィアー、私ちょっと出るから。 ネルが戻ってきたら伝言お願い。 私がオルゴール預かって置くからって。
夜はmer calmeに行くとも伝えておいてー。 あと私が出たら戸締りもー。
[ネルのオルゴールを手にして棚に収まっていた鞄にそれを入れる ソフィアの非難げな台詞は聞き流した]
流石に手で持ち歩いてたら壊しちゃいそうだしね……。
よっし、お待たせー。
(254) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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ミッシェルは、店から出ると茜色に染まった空でもまだ暑さが残っていてうんざり気味。
2011/04/14(Thu) 23時頃
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分かってて言ってるのよ。
[ニヤリと口端を歪めた、意地悪そうな笑み]
って言っても修理って言っても応急処置程度だけどね。 箱がもっと歪んじゃったらまた手直しが必要だと思う。
トイレ以外に大事な用事ってあるかしら?
[こてりと首を傾げながらサイラスを見た]
あら、ソフィアに惚の字? 残念だけどあの子は嫁には出さないわよ。 ウチの働き手が居なくなるし。
サザエかぁ、壺焼き美味しそう……。
[じゅるりとよだれが溢れて慌てて手で拭う]
じゃ、クジラを見たらサザエを焼こー!
(272) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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いい、ゾーイちゃん、お兄さんとおじさんの境界線はね、 その人がサワヤカな人かどうかで決まるのよ。
オスカー君とか、ベネット、ヴェスパタイン、ついでにラルフ みたいに、優しくて気が利いて仕事を真面目にする人はお兄さん サイラスみたいに気は効くけど仕事を真面目に出来ない ぐーたらな男の人はおじさんになるの。
ちなみに女の人はいつまでたってもお姉さんまでしか 成長しないからこれは大事な事だから覚えておいてね。
[しゃがんでゾーイに視線を合わせると、真顔でそんな事を吹き込む]
(274) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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私ももう少し真面目に働いてくれればと思うのよね。
[サイラスを見て首を左右に振りため息を一つ]
あー、でもラルフも気が効かないからおじさんかなぁ。 主に私にプレゼントくれなかったり奢ってくれない辺りで。
定職にもついてないみたいだし、おじさんじゃないかしら? ぐーたらかどうかはさておいても社会的にはねぇ。 ま、私はあんまりヤニクの事は知らないからなんともだけど。
サイモンはね、もう少し歳を重ねたらおじさまになるのよ。 多分30歳ぐらいがおじさまになる境界線ね。
(294) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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うんうん、ゾーイちゃんのママは良く分かってるわね。
[ゾーイの手を優しく握ってにっこりと笑みを返し]
あら、私は性格も天使のように優しくてよ?
ふぅん、まあ深入りする事ではないだろうけど。 それにしてもちょっと心配ね。 大切な人との約束の品なんだってさ。 その人に返すために直したかったんだって。
[鞄に視線を落とすとため息をついて]
だから直すってほどの事じゃないって。 完全に壊れてたら流石にお手上げだったと思うし。
[潮風に流れる髪を片手で抑えて苦笑を浮かべる]
(300) 2011/04/15(Fri) 00時半頃
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はいはい、その言葉は何人の女の子に言ったのやら。
[肩を竦めて首を振る
茜色を映し出した海もまた違った美しさで顔が自然と綻ぶ]
やっぱり綺麗ね、朝には朝の、昼には昼の、夕には夕の、 夜には夜の違った美しさがあるから海も空も好き。
ほんと、今日はどうしたの? やけに優しいじゃない……って言うかお財布は平気なの?
[サイラスの申し出に目をぱちくりさせ]
もぅ! こういう時は率先して私たちに手を差し伸べるべきでしょ。 優しさは及第点だと思ったのに!
ねえ、ゾーイちゃん?
(304) 2011/04/15(Fri) 00時半頃
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