103 善と悪の果実
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[夕闇伯は歯噛みした。 調子が狂っている、と思うのにうまく歯止めが利かないのだ。 横暴な物言いに文句を言う前に]
っつ、……!
[温度のある無骨な手に強く手首を掴まれ、 不本意ながら苦悶の声が毀れた。 そのまま、引き寄せられたのは予想外である。 目をかすか、見開いた。]
――っ、…!? 貴様、悪ふざけも大概にしろ……っ
(111) 2012/09/27(Thu) 11時半頃
|
|
―― な……!?
[驚く間もない。 近すぎる距離に、気に食わぬ男の顔が在る。 無遠慮な舌が触れ、びくりと身を振るわせた。 見開いた目は刃物のような鋭さで眼を睨み、]
ん…―― ッ
[抵抗示すように 男の舌をきつく歯を立て噛み付いた。 血の味が口内に広がる。]
(113) 2012/09/27(Thu) 13時頃
|
|
――!! ァ、ぐ、……ッ
[腹への一撃を強かに受けて、 呻き、片手で庇うように押さえた。黒髪の流れが乱れる。 膝をつかなかったのは、意地であろう。 口元を覆っていた手をきつく握り。射殺さんばかりの眼光で男を見た。]
貴様、……ッ!
[口惜しさも滲ませながら眼を眇める。 周りが見えない程に感情を逆撫でされた様子だった。]
は、……下衆めが っ
(115) 2012/09/27(Thu) 13時半頃
|
|
ッ……!
[余りの怒りに目元を赤くする。 無論初めてではない――ただ、気に食わぬ男の舌が触れたと思うだけで屈辱に震えるのだ]
――その下品な口を引き裂いてくれる……!
[辛うじて抑えた声ながら、剣幕が滲み出る。 男の態度はあからさまな挑発だ、 普段ならば此処まで拗らせてしまうことはないだろうに、今は、どうしたことか勝手が違った。
衝動のまま、踏み込む。 腹に当てていた手に、護身用として隠し持っていたらしき銀の細い刃が握られていた。黒髪が翻る。]
(117) 2012/09/27(Thu) 14時頃
|
|
[場慣れしている男のことだ、 感情に任せた動きなど簡単に読めるだろう。
刃は口を裂くことなく、 無精髭の生えた頬に一筋赤い傷を刻んだのみ。]
ち、……ッ!
[また互いに至近距離、 睨みつける夕闇伯の双眸は紫に燃え上がるようであった。 男はやはりまだ笑っているか。 “楽園”にあるまじき、 刃の突きつけあいのようなやり取り。
小さく悲鳴が何処からか上がった。 我関せずの態度をさすがに続けていられなくなった様子だ。騒ぎは波紋の様に広がり他の客にも伝わろう。]
(118) 2012/09/27(Thu) 14時頃
|
|
[刃を振るった腕は 簡単に捕らえられ反撃をするは容易である。
客人の中に止めるものがあったかどうかは定かでないが、 明らかに異様な空気が満ちていただろう。
――黄金の林檎の齎す酔いは覚めぬもの。 ――狂え、狂えと姿見えぬのに人々にささやきかけるようだ。
夕闇伯の唇の端には先ほどの名残で僅かに血が付着しており、 白と黒ばかりの中で奇妙に鮮やかにいろを添える。 艶やかな黒髪の間から覗く眼は、 刃などよりも余程鋭く、男を射抜いていた**]
(120) 2012/09/27(Thu) 14時半頃
|
|
[感情を掻き乱され、斯様な状況になる前の話だ。
青白い顔の男は問うた。>>124 恐ろしくはないのかと。 犯人の目星はついているのかと。
その時はまだ、余裕があった。 恐ろしいとも、と嘯きもした。
「さて、どうだろう……だが、衝動的な犯行に見えるゆえ 調べれば襤褸も出るだろうよ」
等と、敢えて周りに聞こえるように 揺さぶりをかけるように答えたのだ。
主が失せたならあの林檎は誰のものでもない。 ならば己が手中にと思うが故に “誰の後につく”べきか、強かにも、見定めようとしていた。――感情の蓋が、剥がれていくのを感じながら、である。だが刺青の男を切欠として脆くも蓋は崩れ去り、刃さえ抜き放った、今**]
(127) 2012/09/27(Thu) 17時半頃
|
[警官が去った後に大広間へ辿り着いた蛇には、
烏の落とした推理を直接拾う機会はなかったが。
けれどざわめく人々の言葉端より、
彼が話していたことは伝わるだろう。
…あの夜、まさに林檎へてをかけた、
他ならぬ彼の言葉を]
|
―大広間― [「おやめください……!」 使用人が震えながらも制止しようとしたのは称賛に値する行動であった。 もっとも、それでおさまるようなら端からいがみ合ったりはしないのだが。]
――――ッ、!
[集まる視線のただ中で、黒髪が再び翼のように翻る。 ひとつ大きな衝撃のあと、硝子が砕ける音が続く]
……、ァ、くッ
[夕闇伯が男にいなされ、机にしたたか背を打ち付けたのだ。 飾られていた細工物はばらばらになり、崩れ落ちた伯の肩を傷つけた。赤い絨毯に、ぽたりと落ちる。
狂乱の証のようだ。]
(154) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
|
――――――…栄光(グロリア様)へ、永遠のお別れを。
|
―大広間― [崩れ落ち体を折った体勢だと、 黒髪は床につき広がる。]
……っ、ぃ、っつ
[スティレットを取り落とす。 そのまま服が切れて露出した肩に手をやり、小さく呻いた。 痛みに少しは冷静さが戻ったらしく 闇雲にまた切りかかるようなことはしなかった。
男を睨みつけるほうに、先に意識が向いたようではあるが。
これ幸いにと使用人が諌めるように動く。 懸命な客人連中は近づきもせぬようであった。]
(156) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
|
[見開かれた瞳は、やがて力を失った]
………姉様、とても柔らかかった
あたたかかった
…今は きっと 冷たくなってしまったのね
[諦めたように呟いた後、
意思を確認しようと顔を見たがる。
少女は蛇の意図を知らず、それでもまだ、無防備なままだった]
|
―大広間>>159―
[男のほうに向いていた意識が、 手を貸す仕草と掛けられた声に逸れる。 黒い、青年であった。]
―――、…… ああ、
[頷き、差し出された短剣を、手にする。 銀に緋色が鮮やかだ。 忌々しげに眉を寄せ、落ちかかる前髪を払いのけようともしない。]
(170) 2012/09/27(Thu) 23時頃
|
|
[ジョゼフ――青白い顔の男の言葉に 形よい片眉を跳ね上げる。 言い分を聞けば>>167 夕闇伯は舌打ちをしかねないような表情を浮かべた]
……猥雑な奴め……
[マホガニーの机を支えにして ややふらつきながらも体を起こす。]
(171) 2012/09/27(Thu) 23時頃
|
ヴェスパタインは、声を荒げるジョセフを切れ長の目で一瞥する。
2012/09/27(Thu) 23時半頃
ヴェスパタインは、タイミングがかぶったことに今度こそ舌打ちした。
2012/09/27(Thu) 23時半頃
|
[不本意ながら視線を束ねることになった 刺青の男の言い草とオスカーの言葉で 死体は“綺麗”な状態であろうことが推測された。]
……ふん、 果実を奪ったあと邪魔にでもなると考えたか。
[鼻で笑い、肩を押さえる。 冷静であろうとつとめなければ、用意に感情が先走ってしまいそうである。 抑えたものを開放する――果実の作用であろうか。]
……騒ぐな、見苦しい
[ジョゼフに向けた声は冷たい。 感情を無理やり抑えようとした結果だが 縮み上がるジョセフにはいいとばっちりだろう。]
(178) 2012/09/28(Fri) 00時頃
|
ヴェスパタインは、息を一つ吐き、見回せば客人のほとんどの姿が見え、醜態をさらしたことに眉を寄せた。
2012/09/28(Fri) 00時頃
|
[そして、今大広間に警官の姿はない。 所謂――公僕の中でも“お荷物”であるのだろうか、あの男は、と思案する。
オスカーが内心笑みを浮かべていたことを 察するような余裕は今、彼から失われている。 長い黒髪をかきあげて、熱を吐き出すように溜息をつく。]
……――失礼する
[ともあれ。傷の手当て含みで水でも浴びねば話にならぬ、とばかり歩き出した。その際、刺青の男を睨むのは忘れなかった。]
(179) 2012/09/28(Fri) 00時頃
|
|
―大広間→廊下―
[台風の目の片割れが遠ざかれば 使用人たちはあからさまにほっとしたような表情で、ポーチュラカやペラジーが所望した食事を用意する手を早める。
背に>>181喚く男の声。 ――嗚呼、確かにご尤もだ、とは思いつつ]
…… なら その情けなく震えた声も どうにかするのだな。
[苛立ちは棘になる。 まったく、らしくなく、ただの言いがかりに過ぎない。 廊下に出ると、痛む肩を改めて押さえた。]
(182) 2012/09/28(Fri) 00時半頃
|
|
―廊下― [>>186絞り出す声は背に届く音微か。
この状況下で、日常のような食事風景がある。 鈍いブロンドの少女と白いフードの人物がその中心。 喧騒とかみ合わぬ有様が、この崩れ始めた楽園の異様さを一層際立たせている。]
は、……
[廊下に出ると、痛む肩を押さえた。 そこで、気づく。職人の細工が施されたカフスボタンが、いつの間にか失われていることに]
……、……
[僅かに目を見開いた後、ゆっくり細め眉を寄せる。]
は、……鼠 か。
(189) 2012/09/28(Fri) 00時半頃
|
|
―廊下―
[油断をした。 招かれざる客が居るとは思っていたが]
――刺青の男ではないな、 アレなら、もっと派手にやる。なら……
[使用人かもしれない。 或いは、あの剣を差し出したオスカーかも知れぬ。 一つで庶民の生活何か月分となろう 水晶のカフスを、盗み取ったのは――]
(199) 2012/09/28(Fri) 01時頃
|
[赤い意思。
殺戮の匂い。
突き付けるのは、異端者を見る眸。
重ねるのは。
重ねるのは。
僕を知った人の眸。
僕を造った人の眸。]
…貴女様が望んでくださるのならば、
私は兄にでもなりましょう。
このような、下賤な浅黒い肌でも許されるのならば。
…貴女様が望んでくださるのならば、
私は。
―――――…御守りしましょう。
レディ・ポーチュラカ。
兄様………?
[手の中の蝶は、同じ血を吸うことはない。
震える手は、震える唇は]
[小さな呟きは、鈍く光る銀色の運命を絶つ。
赤の殺意をもってして。
どちらかの命をもってして。
濡れた烏の、
塗り潰された黒の、
重ねた血の、
背負う罪の、
眸を開ける頃、世界は“楽園”に変わっているだろうか―――……**]
……ええ
[守られることになれた少女は、花のように笑う。
家族を失い壊れた少女は
けして取り戻せない欠片の幻影にすがる他ないのだ――**]
[本質は、望まれるままに]
[共にも]
[男にも]
[女にも]
[兄にですら]
[脱皮を繰り返す蛇は、己というものがまるでないように]
[烏がないたことを、蛇は未だ知らぬ。今は唯、]
可愛い可愛い、ポーチュラカ。
僕が守ってあげるから。
怖いことなど、何もありはしないよ。
[喜劇のように、花を愛でる**]
ヴェスパタインは、緩やかに肩に爪を立てて――
2012/09/28(Fri) 02時頃
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る