276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ その清い手で触れ、
その清い指先で咲かせ、
その清い心で濡らし、
その清い唇で吸い上げ、 ]
[ 主よ、 罪とは 何なのでしょうか。]
[ 主よ、 罰とは ……───── ]
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やあ、ロビン。 残ってたのか。
[食堂を出てすぐに、真面目な後輩に出会う。 オスカーと似たような性質を感じているこの後輩とは、頼まれて鍵飾りを作ったくらいで、あまり多く言葉を交わしたことはない。 真面目な生徒は世話を焼く必要がなくてきっかけがない、というのも、理由の一つだが。]
(132) 2018/05/17(Thu) 23時半頃
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俺の、欲望――
俺のは、そうだな。
[捉えどころなく降る言葉は、けれどするすると誘うように想いを引き出す。
芽吹かせるための種も、養分も、何処にあるのか未だ見つけられないが。]
乱暴なのは、好きじゃないし。
『こっち見ろ、莫迦』かな。
[食堂を出る前なら、きっと庭番の顎を掴んで無理にも振り向かせていたところだ。
今は道を違えてしまったから、くつくつと笑い喉鳴らすのが風に乗るだけ。]
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え。 知らなかったって、…………えぇ……
[>>134いやそれは、本当の本気で嫌われているのかもしれない。 調理を見たことがないどころかパンを食べたこともないということだろう。 かなり引き気味の声が出たが、イアンとロビンに出会えばその話題も途切れた。]
そう。休憩か。
[簡潔な返事>>140には簡潔な了承だけが返る。 食堂に入るのに邪魔になっていそうなら、身を引いて入り口を空けよう。]
(141) 2018/05/18(Fri) 00時頃
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[ 喉を鳴らす音、後ろで響くそれに。
音なく、けれどしかし唇を弧に歪ませた。
顎を捕まれていたとしても、きっと同じ顔をしただろう。 ]
キミは向日葵が好きなのか?
それとも、月下美人が好みかな?
その想いを向けられる相手が
羨ましいね。
[ 空っぽの箱を揺らすように。
中身のない声が落ちる。 ]
[ 罪を謳うように。
罰を願うように。
聖書のページを、捲るように。 ]
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会長は、無事仕事は終わりましたか。
[ロビンが食堂に入って、残された生徒会長に問いかける。 少しだけ眉が下がったのは、きっと終わっていないのだろうな、ということと、ついどうにかできないかと考えてしまうエゴ。]
……ところで、何やったの。
[庭師と生徒会長の間には、パン職人とは別の何かがあったようだ。 三年生にはいろいろあるらしいと、じとりヴェルツを見やった。]
(156) 2018/05/18(Fri) 00時半頃
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[花に例うる、好みの話。
向日葵か、月下美人か。]
――いいや。
紫陽花かな。
[花の名前なんて多くは知らない。
けれどもしも例えるならば、きっと。
これから雨を浴びる薔薇と、今度こそ道を違えながら。]
紫陽花。
キミ好みの色をつけて
そちらを向いてくれればいいけど。
[ その《花》がさすものを、俺は知らない。
けれど興味こそあり。
木を彫り何かを生み出す、そのモリスの手が何に触れるのか。
何を求めるのか。 ]
紫陽花にも毒があるから。
気を付けて?
[ その《花》にも毒があるのだろうか。
道を違えても、薔薇の香が届く限り。
興味は尽きず。 ]*
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引いた引いた。あんまり酷いから。
無茶ばっか言うなよ。
[>>158パン職人知らずはかなりの重症だと思う。 ひねくれてないしと付け加えつつ、会長泣かせにはため息ひとつついた。
まったく、会長の手助けも率先して行って、同室の世話も欠かさない優良生徒捕まえて、どこがひねくれてると言うんだか。]
苦労かけます。
[>>137自分のことでも、何ならヴェルツは自分の何でもないのだが、笑う先輩の代わりに謝っておいた。]
(167) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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[囁きを交わすようなやり取りに、やや暗く落ちるトーン>>169。 それは彼らだけに許された、一種の神聖さすら感じる。 当人たちには、そんな思いはないのだろうけど。
繕うように、元の会長に戻るのを目の当たりにする。 それで、いつもの会長だと素直に飲み込めるほど純粋ではない。 この人は何を抱えているのかと、探るような感情が胸の裡で湧いて凝って溜まる。]
(186) 2018/05/18(Fri) 01時頃
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いや。俺はその予定ではないですけど。 ただ特に行くとこもないんで、晴れたから外の風でも当たりにいこうかと。
会長は、どこか行くとこだったんですか。
[まさかロビンについてきただけ、という理由だとは思わず。 食堂に来ておきながら入らないのには、例えばマークのときのような理由があるのかと思う。
答えがどうあれ、外に続く扉の方へと歩いて行く**]
(187) 2018/05/18(Fri) 01時半頃
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モリスは、イアンとの別れ際、薔薇の香りを残して**
2018/05/18(Fri) 01時半頃
[ 隠されたものは暴きたくなる。
美しいものは穢したくなる。
完成したものは壊したくなる。
嫌われているのなら、もっと。
好かれているのなら、もっと。
胸に渦巻くのはいつだって
背徳的なことばかり。 ]
[ だから、モリスの彫る作品を受け取れない。
美しく完成したものは、ぐちゃぐちゃに壊したくなるから。
だから、ケヴィンには容易に近付く。
この香りに酔わせて、震わせたいから。
だから、花を咲かせる。
花を慈しむんじゃない。
手折るために。 ]
[ シャワー室には、数枚。
どこから落ちたかわからない薔薇の花弁が、ふたつ、ひとつ。 ]**
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ああ……
[まあ、確かに、夜だ。食堂には人がいそうなもの。 談話室しかり、我らが生徒会長は生徒のそばにいることを好む>>188。 けれど、ちょうど今しがた食堂は無人になってしまって。]
なら、ロビンと別れて寂しくなったら、外に出てきてくださいよ。 "こんな日に風に当たるのは気持ちいい"ですし、俺がいますよ。 たぶん、しばらくは。
机がなくていいなら、ですけど。
[イアンの言葉>>192を借りながら、誘う。 もちろん、会長の行く先は彼の自由だし、来ようが来まいが自分は夜風を受けているつもり。 最後の一言は皮肉じみた小さな棘。もう仕事はしないと聞いていたから、机は使わないと知っているくせ。]
(204) 2018/05/18(Fri) 09時半頃
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[中庭に出たものの、東屋まで足を伸ばすことはなく――たいていこんな夜には誰かがいるものだ――玄関を出てすぐの、二人がけのベンチの片端に座った。 さらり、夜風が薔薇の香りに染まる。息を吐いて空を仰ぐ。]
――――俺は、
[独白のような音が風に乗り、消える。 先が続かなかったのは、人の気配を感じたから>>194。]
ベネット。
[向かいの出口から庭に出る人影。 誰かまでは明るい月で判別できても、足元の無防備さまでは気づけずに。 横目で視線をやり名を呼んだだけで、そちらに向かうことはしない。 ベンチに背を預け再び真上を向くと、風に誘われるように目を閉じた**]
(205) 2018/05/18(Fri) 09時半頃
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―――― 俺は、誰なんだろうな。
[途切れたはずの呟きは、胸の奥で抱えられた結果、ほろりと零れ落ちる*]
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……うん?
[ベネット>>218はフェルゼを探しているらしい。 最近は突っかかることもあるようだが、結局仲がいいんじゃないかと内心で思う。]
いや、知らないな。部屋に帰ってるかもしれないけど。 部屋にいないなら、東屋の方にでもいるんじゃないか。
[寝付きの悪い同室は、時折夜半すぎても戻らないことがある。 おおよそよく居る東屋あたりで風に吹かれてるんだろうと予測をつけて、好きにさせていた。そんなところまで干渉するのは、同室としたってやり過ぎだと思っている。 明日起こすのは俺なんだぞ、と思うが、今回は明日も休みだからして、その心配はいらない。 こうして無駄足の回数>>219を増やしながら、再び目を伏せた**]
(229) 2018/05/18(Fri) 14時頃
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――中庭――
[目を伏せて、薔薇の香気に包まれながら考えるのは、薔薇とは違う花のこと。
花弁ではなくて、花を支える萼のほうが大きく華やかなものを、装飾花というらしい。 いつしか花の意匠を彫るときに、知ったこと。 人は花を愛でるときに周りの装飾だけを見て、本当の花はその奥に小さく身を隠している。 まるで――――のようだと、思って。 そのとき作っていたものは、彫りかけの意匠をめちゃくちゃの傷だらけにして、そのまま捨てたのだっけ。 ぎり、と奥歯を噛み締める。少し痛かった。]
(239) 2018/05/18(Fri) 17時頃
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[かの花は、それでいいのだろうか。 手がけようとした自分ですら、図書館で見るまで花の本来の形を知らずにいた。 それで――]
あー……
[こうしてひとりになったときは、つい考え事をするけれど。 ヴェルツを待っていた暫くの間と違って、今はどうにも不安じみた憂いが強い。 月の光が、薔薇の香りがそうさせるのだろうか。己の弱いところを見透かされて曝されて、そっと掬い上げられるような気持ちだ。 すれ違った同輩が似たような感覚>>217を抱いているとは知らぬまま、嘆息に思考を溶かす。 そのまま、いつしか意識は微睡の淵に。
柔らかく吹く夜風が運んできたのか、はらり、はらり、足元には薔薇の花びらが散り落ちて。]
(240) 2018/05/18(Fri) 17時頃
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[本格的に眠らずに済んだのは、マーク>>238に話しかけられたからだ。 薄く目を開けて、その姿を捉える。]
……マーク。 風邪引くよ。
[お互いさまな状況にはは違いないが、具合が悪いと言って席を立った相手が、毛布羽織って外にいたら心配のひとつもしたくなる。 とはいえ身体が冷えていたのはこちらも同じで、ふる、と背に走る震えを拳を握って隠した。 探し人の件には頷いてYesを返す。それから。]
マークは―― 他の誰も、自分を見てくれていないような気がしたこと、ある?
[月光に突き動かされるように、いつもは奥に押し込めたままの弱気が、ほろりと口をついた**]
(241) 2018/05/18(Fri) 17時頃
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――マークが来る前のこと――
(――優しいのかな)
[思考の海>>239に沈んだ切っ掛けは、生徒会長の評価>>255からだったと思う。 単なる社交辞令かもしれない。だと言うに、来訪を断らずに約束する。 どちらが優しいんだが、わかりゃしない。 ――そう、わからない、から。]
――……、
[眩しい月に手を伸ばしてみる。 届くはずもなくて、掲げた腕はいくらもせずにぱたりと落ち、明るさを避けるみたいに目を伏せた*]
(261) 2018/05/18(Fri) 21時頃
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[ヴェルツの食事を確保していた件>>263については、別に、と一言。 もともと待つ予定だったんだから、同じことだ。 ベンチの空きスペースが埋まって、微かに体温を感じる。]
……見えなくなった、か。
[その言い方はすとんと胸に落ちた気がした。 見えなくなった。見えなく、した、のかもしれない。 堪えたことを笑い話>>264にする、ふたつも離れた後輩に強さを覚えた。]
……まあ、それは。 俺もすぐにはわからなかったから、同罪だけど。
(274) 2018/05/18(Fri) 22時頃
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それにしても酷いな。 君にそんな話をするくせ、君のことも知らずに話してたなんて。
[この学校に姫がいるはずなくて、男子生徒だとわかっていたはずで。 目立つ彼の名は、それなりに知れていたように思うのに。 想像するだけでも、胸にくるものがある。 と、不意に気遣うような毛布のぬくもり。]
いいんだよ、俺は。 そっちこそ、具合悪かったんだからちゃんと寒くないようにしてな。
[かけられた半分を、押し返す。 大丈夫だと言っていたかった。ぬくもりを受け入れたら、弱気を認めてしまう気がして*]
(275) 2018/05/18(Fri) 22時頃
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どういたしまして。
……でも、俺はさ。 お前のことはよくわからないけど。 それだけが取り柄なんてことは、ないと思うよ。 じゃあ何かって言ったら、上手く言えないけどさ。
[>>282例えば、似合うからといって髪を整えて服を揃えて、「お姫様」として生きるのは簡単なことではないと思う。 例えば、その姿が馴染んだ時、自分を見つめて着飾るのを辞めることも簡単なことではないと思う。 どこか羨望の思いを抱いてしまう。今あるこのマーク・メアリーヒルズという少年自体に、自分が羨望を抱くということは、きっと彼が「お姫様」だけではなかったことの証明に当たりそうなのだけれど、それを取り柄として言語化するのは難しかった。]
(292) 2018/05/18(Fri) 23時頃
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性質の悪い風邪に気をつけるならそれこそお前のほうだろ。
俺は大丈夫だか――
[意地でももう一度断るはずだったのだけれど、ちょうどさやかに風が吹いて。 ふわりと巻き上がった濃い薔薇の香りが鼻をくすぐって、言い切る前にくしゃみが遮った。 冷えたせいではないとしても、この流れで不運にもくしゃみをすれば、その毛布から逃れることはできまい。 体調を崩していた後輩から借りるのは心から忍びなかったが、ここを離れるつもりも今はなかったので、有難く受け取ることにした。]
絶対すぐ帰れよ。
[きっと、毛布を肩から羽織って忠告するのは、説得力に欠けたに違いない*]
(294) 2018/05/18(Fri) 23時頃
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モリスは、イアンを待ちながら、マークが離れれば毛布の暖かさにまたうつらうつらと。
2018/05/18(Fri) 23時半頃
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