196 【飛入歓迎】秋のすずなりの男子高校生村
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─ 昼休み ─
[>>20西須から棘混じりの声音で答えられれば、まずったかと飽戸は眉尻を下げた。 けれどその後隣人はいつもと変わらない気がして、内心でほっと息を吐く。
お節介くさい申し出>>0:196の反応には、にっと歯を見せて笑って西須を向いた]
小さいのな。足りなくなった時の為に、おかわりも用意するぜ。
[いつもの口調に混じる色好い返事には、そう更なる返事を。
店に訪れてくれた西須を時折対応したことがあるが、その時と同じ愛嬌のある笑みを浮かべて]
(34) 2014/10/02(Thu) 19時頃
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[弁当を落とした時、やけにストレートな気遣いの言葉をくれたミケ>>7]
昼飯失わずに済んだ! さんきゅ、ミケ。
[返答よりも先にこちらの安堵の笑みに気づいたとは知らず、かかってきた声にはそう返したり。
>>28タコカニウインナー強奪の姿勢を崩さないミケには根負けして、口許にタコの方を差し出してみたがさて]
(35) 2014/10/02(Thu) 19時頃
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[暫く目を合わそうとしてくれなかった仁科>>24の視線を感じて、安心したりもした。 そんな昼休み。**]
(36) 2014/10/02(Thu) 19時頃
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[準備と言えば。
斎藤先生も今回の天体観測にあたって、何やら準備に勤しんでいる様子だったが。
生徒達の為に天体望遠鏡や双眼鏡の調整でもしてるのだろう、と大して気にも留めていない為。
未だ、理科準備室に着々と準備されている『機械』に気付くはずもないのである。]
["機械"があるのは理科準備室だけではない。
数日前から猫背で徘徊し施した仕掛けは――――
―――― 全校内に、及んでいた。]
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[手製の昼食ごちそうさん。 と勢いよく両手を合わせれば、生活指導教員の雄叫び>>38。 かと思えば茅葺だった。
最終的には飽戸に用があるという事で、呼ばれるままにちょいちょい近づいた]
いや、俺ずんだ餅とか作りませんから。 やめて下さいよー、ただでさえ顔見知りの一年生にだって今も怖がられてるんですから。
[>>39独眼竜と言われれば眉を渋く寄せて、ズレた答えをひとつ。次いで落合の顔を思い出しながら、冴えない顔で続きを落とした]
(50) 2014/10/02(Thu) 21時頃
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ぶっ!!!!!
[茅葺から『プリント』というキーワードが出れば、脳裏に過ぎるのはあのデコレーションと腹筋ブレイク抜群の文面>>0:92。 思わず噴き出して、慌ててそれを堪えて(ただしとても遅い堪えだったことを記述しておこう)、茅葺の話に耳を傾ける]
適当な時間になったらですね。りょーかいです。 生徒会で参加するの俺だけになったし、そんくらいはやりますよ。 先生に引率お願い出来たんだし、むしろ喜んで。
[頷き鍵を受け取った。 ちなみに必死に笑いを堪えながら、プリントは読んだとも加える。 声の震えを取り除くのは至難の業だったのだが。 この後飽戸はプリントのデコレーションについて1 1.訊ねてみた 2.何も言えずにいた]
(52) 2014/10/02(Thu) 21時半頃
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そういや茅葺先生。あのプリント、どういった気持ちで作成したんです?
[ずっとうずうずしながら茅葺の様子を見ていた飽戸だったが、とうとう耐えられずに真正面から斬りかかった。 それは彼が去り際>>42にかけた問かけ。
なのだが。プリントの中身についての言及は避けた。ので、中身のデコレーション具合に気づくかどうかは、茅葺次第。]
(55) 2014/10/02(Thu) 21時半頃
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─ 放課後/放送室 ─
[そうして迎えた放課後、飽戸は一年の時同じクラスだった顔見知りの放送委員に頼み込み、放送室のマイクの前にいた。 流れるピンポンパンポーンの後、この学校の生徒なら聞き馴染んだ生徒会のお報せ放送を告げる、落ち着きのある優しげな声がスピーカーを通り、校内に流れる。 声の主は当然、飽戸だ]
本日の天体観測に参加される生徒の皆さんにお報せです。 事前に配布されたプリントに記述された通り、18時から食堂で夕食が摂れる様になっております。 また、同じ時刻にはシャワー室もご利用出来る様になっておりますので、ご使用の方は天体観測集合時間前の20時前までに終わる様にご利用下さい。 尚、日が沈むと温度が下がるので、皆さん湯冷めしないように気をつけて、天体観測を楽しみましょう。 以上、お報せでした。
[ピンポンパンポーンを二度鳴らし、アナウンスの終了を伝えた]
(64) 2014/10/02(Thu) 22時頃
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[ちなみに生徒会関係のアナウンスをしている声の主が飽戸だと知る者は生徒会関係者、放送委員関係者しか知らない。
知れば多分、大半の生徒がたまげるくらいには、優しく温和な声が校内に流れている。
生徒達がその報せを聞いたのは、放課後を迎えて30分後くらいのこと]
(66) 2014/10/02(Thu) 22時頃
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[そうして放送を終え、機材弄りを手伝ってくれた同級生に礼をひとつ。 何となく弄り方は覚えた気はするが、あくまで気。だから慣れた奴に頼むのが一番だと、そう思って飽戸は彼に頼んでいた。 もしくは、ミケに頼んだりすることもあっただろうか]
ん、あれ……?
[くるりと慣れた放送室を見回して、ふと片目にあるものが飛び込んできた。それは4 1.校長マスコット 2.去年の学祭の円盤 3.今年の学祭のミスコン見所と書かれた円盤 4.ホラー、サスペンスBGM集と書かれたCD]
(72) 2014/10/02(Thu) 22時頃
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これはあれか、暗闇で流すと効果抜群とか、そういうのか……?
[たまたま視界に入ったCDを手にして、そのタイトルをしげしげと眺めて。 そんな感想を洩らす。 ちなみに飽戸は2 1.怖いの無理、まじダメ 2.いや怖がりとかないから 3.見える人です]
(74) 2014/10/02(Thu) 22時半頃
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ま、こんな音楽聴いて怖がるとかないわなー。 んじゃ、使わせてくれてさんきゅ。取り合えず俺は、やる事しなきゃな。
[CDに詰められた音楽の威力とは無縁。だからからりと笑い、放送室を後に]
取り合えず、シャワー室の鍵開けておくか。
[18時より10分前には利用可能状態にしておこうと。そう呟いて、放送室を後に。 シャワー室の鍵を開けたその帰り、そちらに向かう後輩>>73とすれ違うかもしれない。
すれ違えば、ぺこりと頭をひとつ下げて、湯冷めしないようになーとそんな注意をひとつ告げるだろう]
(75) 2014/10/02(Thu) 22時半頃
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─ →食堂 ─
人いないと静かだな。ああでも、豚汁いー匂い。
[いつもは戦場のごとく賑わうであろう食堂。鍵を開け、そうして灯りを点けていく。 節電のことを考えて、厨房近くの一角に注ぐ灯りだけで済ませることに。 言葉に発した通り、厨房に近づけは食堂のおばちゃん手作りの豚汁の匂いが鼻腔をくすぐってくる]
ハンバーグはさすがに作れないよなぁ。食材があっても。
[お邪魔しまーすと呟いて、そうして灯りを点けて厨房を見渡す。 おっきな鍋に炊かれた豚汁を三連コンロの上に発見すれば、ふと思い出すのは昼休みの級友の言葉>>67。 来週の弁当に、猫型のハンバーグを突っ込んでみるのもいいかもしれない]
と、猫型で思い出した。飯食ったら俺はバッグ取りに行った方がいいよなー……。 防寒着代わりのクマさん……。
[持ってきた荷物を思い出して、慣れた手つきで元栓を捻り、コンロに火を点けて豚汁を温め直した]
(78) 2014/10/02(Thu) 22時半頃
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[豚汁を温めている間、飽戸はふと思いつく。それは2 1.おにぎりにイタズラ 2.おにぎりにちょい足しを提案してみる]
(80) 2014/10/02(Thu) 23時頃
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ドナルドは、おにぎりのちょい足しに思いを馳せながら、豚汁の鍋をお玉でくるくる
2014/10/02(Thu) 23時頃
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[思いついたのは、おにぎりのちょい足し。 色々考えて、元から塩気があるだろうからと、海苔を韓国海苔にすり替えるとか、その程度だった] 元から握られているものにアレンジ加えるのは、ちょい難しいかなー。
[己の思いつきを否定する頃、ちょうどよく豚汁も温め直せた。 鍋から立ち上る湯気には、たっぷりの野菜と豚バラ肉が味噌と出汁に旨みとして溶け込んだことを伝える美味そうな匂いも混ざった]
(85) 2014/10/02(Thu) 23時頃
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と、こんにちはー。
[>>84声をかけられてハッとする。 自分よりかなり、とても小柄な気はするが、先輩だったことは記憶している。 相手の無表情は気にしないまま(多分クラスメイトで慣れている)挨拶を返しながらも、クマさんが聞かれていたことには気づかないまま]
先輩、腹ごなしですか? ちょうど今、豚汁食べ頃ですよー。
[にへりと笑い、温め直す前に用意した汁椀に手を伸ばしながら、いかがですかと世羅に向かって首を傾げてみた。
>>83亀谷が来れば、同じ様に笑って訊ねるだろう。 よく店に来てくれる顔馴染みという印象で、放送委員でもある彼には親しみも持っているから、厳つい表情の柔和さは少し増したかもしれないが]
(88) 2014/10/02(Thu) 23時頃
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あ、おにぎりこちらでーす。
[汁椀を渡す前におにぎりを視線で示して、世羅に告げる。 熱々の湯気が立ち上る豚汁を手渡す際には、気ぃつけてくだいねと告げただろう。 見上げてくる視線>>89にがっつり視線を返すのは、先輩には失礼すぎるかと思い、ゆるりと自然な動作で視線を外した。 独眼竜状態だから、片目だけの視線だけども]
あー、あー……。これ、先生が準備することだったんですかね? ついこう、厨房は割と馴染みあるんで勝手しちまいまして。
[>>91こんばんはと亀谷に返し、世羅と同じ様に汁椀の熱さに注意するようにと告げて手渡す。 それからの言葉には独眼竜…いや、盲夏侯状態だろうか──の片目をきょとと瞬かせ、次いで慌てた。
厨房と言っても、オーブンが並ぶ実家のそれとは少しばかり様相は違うのだが]
(95) 2014/10/02(Thu) 23時半頃
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[そうして世羅と亀谷の話を何となく耳にして、クラスメイト的な近さをその会話から感じる]
そういや、俺んとこのクラスメイトはどうしてるんでしょうね。
[奴らの為にちょっと具材ケチろうか。 なんてよぎりながらも、たっぷりと用意された豚汁の鍋を見下ろし。
いいや、これは残さず食うべき。
と判断して、ケチる作戦は取りやめにした。**]
(96) 2014/10/02(Thu) 23時半頃
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ドナルドは、食堂のおばちゃん代理を務めることだろう。**
2014/10/02(Thu) 23時半頃
[食堂のおばちゃん代理業務の合間を見て、飽戸はブレザーの内側からスマホを取り出した。
この日の為に、教員二人のメアドはゲット済み。
茅葺と斎藤のアドレスをタップして、一括送信メッセージを作成]
____________________
To:茅葺先生
To:斎藤先生
Sub:お疲れ様です。
____________________
飽戸です。現在学食を開放中、食堂のおばちゃんの様に振舞っております。
勝手な行動申し訳ありません。
先生達のも残しておきますので、お時間ある時にどうぞ。
では、失礼しました。ちなみに返信不要です。
____________________
これでよし。
[呟き、一応先に避けておくかと汁椀ふたつに豚汁をたっぷりよそい、そうしてラップをかけて調理台の脇に置いておいた。
同じ様にラップをかけてよけておいたおにぎりと共に。おにぎりの皿の隅には、沢庵がちょこんと数切れ乗っている。**]
____________________
To:茅葺先生
To:飽戸
Sub:ありがとう。
____________________
食堂まで手が回らなかったから助かります、ありがとう。
私は機材を屋上に運んでおきます。
あ、それと、茅葺先生。
職員室に、懐中電灯ひとつ、置いておきますね。
食堂には非常時の備え付けのが壁にかかっているはずだから、それも持っていくといいかもしれない。
なにしろ、天体観測は暗いからね。
____________________
― 現在・講堂 ―
[鳴人からの連絡メールへ、おぼつかない手つきでスマホを操作していると。
もう一通メールが入ってきた。]
____________________
To:斎藤先生
To:飽戸鳴人
Sub:Re:鳴人はありがとう。もうちょっとしたら俺も食べに行く。斎藤先生も機材運搬お疲れさまです。懐中電灯了解しました。
____________________
[本文なし]
____________________
[なぜ改行できないのか不思議に思いながら、メールを返信したのであった。*]
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[変らず代理食堂のおばちゃん状態を遂行しながら、飽戸はひっそりと調理台の隅に教師陣二人の豚汁とおにぎりをよけておいた。 そのことは既に連絡済みで、新たに食堂に人が現れれば堂に入った仕種で配膳(と呼べる程のものでもないが)を続ける。 後輩やクラスメイトといった顔見知りには、より親しげな色合いの笑みで対応しただろう]
(193) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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と、鞄さんきゅー。お礼にフィナンシェを授けよう。
[鞄を携えてやってきたミケ>>109から鞄を受け取れば、礼と一緒にひそかに持ってきていた店のフィナンシェ(>>0:189)を取り出し、少し大仰な仕種…まるで戴冠式のようなノリで手渡す]
あ、春さんもどーぞ。うちの店のフィナンシェは、まだ試してないでしょ?
[>>122立ち去る前の亀谷にもおすそ分け。ご贔屓にしてくれる先輩に、まるで大きな犬っころのように笑ってみせた。
残るフィナンシェは10。見たもの先着順にやるだろうが、さて姪島に渡すことは出来るだろうか]
(194) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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あ、猫ない。
[フィナンシェの数確認がてら、腐った嗜好を持つ姉から託されたアニマル耳つきブランケットの種類も確認。
したら猫耳がなく、つい飽戸は呟いた]
(197) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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[それからも飽戸は配膳もどきを務め、ついでに洗い物もしようと意気込み食堂に居座ることに]
シャワーは天体観測後でもいっかな。先生達と交渉次第か?
[なんて独り呟き、洗い物。
終えた頃、彼は本日最大のアンラッキー、停電に遭遇するだろう。**]
(203) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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