人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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 あなたの想いが届いて、――…。
 少しでも、あなたのために。

 大切な人が心を動かしてくれる事を。

 私も祈る、わ。






 あなたは私の鏡のような存在だから――…。


.



 あは、
 あははは、
 あははははは!!
 
 ―――、っ

 あははははははははははははははは!!!
 


[サイモンがあげた狂気の哂い声――。

でも、女の耳には、
それとは別の、狂ったような女の哂い声も届いた気がして――]

 ――…。

[周囲を見渡しても、女の姿は見えない。

何処か痛々しく感じる女の哂い声が、ただ耳に残った――**]


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 22時半頃


薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 22時半頃


【人】 薬屋 サイラス

― 広場→墓地 ―

[広場で何かを綴っていたが、口を曲げて溜息を零すとペンとメモを仕舞ってベンチを立った。
広場を後にして村の中を散歩していると、墓地に父の姿を見つけた。
父の前には義母の墓。
父は墓石を綺麗に磨き、花で飾っていた。
何処か寂しそうな、けれど愛しさを込めた瞳で見詰めながら。]

(ああ…そうか。)

[その姿を見て、父は愛する人の傍に居る事を選んだのだなと、男は理解した。]

(445) 2010/07/04(Sun) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[男の実母はこの村には眠っていない。
生きているのか死んでいるのかも定かではないが。
物心がつく頃にはもう、母は居なかった。
当時は父に尋ねたりもしたが、いつも返って来るのは困ったように笑う父の顔だけだったのを覚えている。
いつしか父は再婚し、男には妹が出来た。
その頃には男は大分ヒネてしまっていたのだが、義母の愛と妹の明るさに徐々に糸は解けてきていた。
それから暫くの後。男は事故にあい、夢を失う事になるのだが、それはさておき。]

………。

[父の背を見詰めていたのも束の間、声を掛ける事無く踵を返す。
再び歩き出した足は自宅へと向かった。]

(446) 2010/07/04(Sun) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

― 自宅 ―

[小さくただいまと呟いて、上着を所定の位置に掛ける。
カウンターに置かれたままの焼き菓子を手にして居間へ。]

……?

[居間へ入るなり、ソファに寄りかかって眠る妹の姿を見つけた。
テーブルには開いたワインの瓶と、義母の形見。
近くに寄れば、その顔にある涙の跡に顔を顰めた。
焼き菓子をテーブルに置き、妹の隣へ腰を下ろす。
すうすうと寝息を立てる妹。
起こさないようにそろりと手を伸ばし、涙の跡にそっと触れる。
指先に伝わるぬくもり。確かに生きている証。]

……、…。

[このぬくもりが失われる日は、もうそこまで来ているらしい。
妹か、男か、どちらが先かはわからないけれど。
頬から手を離すと苦い顔をして、抱えるように己の頭をくしゃりと掻いた。]

(447) 2010/07/04(Sun) 23時頃

【人】 薬屋 サイラス

[妹が起きる様子に気付くと、そちらに目をやった。
目に映る、憔悴した姿。
昨日までの妹からは、想像もつかない、姿。]

……おい。

[ふらふらと去ろうとする妹は何処か危なげで、咄嗟に腕を掴んだ。]

…まだ、怒ってんのか…?

[掴んだものの、言葉が思いつかなくて。
口から出たのはそんな台詞。]

(455) 2010/07/04(Sun) 23時半頃

【人】 薬屋 サイラス

っと。

[倒れこんだ妹を抱き留める。
男を押し返す妹の腕。その力も何処か弱々しい。]

…阿呆。人の話聞けっつの。
つか、お前そんなフラフラで何処行くつもりだよ。

[足元が覚束無い状態では外に出せない、と言わんばかりに手は掴んだまま。
まだ然程力の入っていないそれは、強く振り払えば解放されるだろう。]

(460) 2010/07/05(Mon) 00時頃

 鏡…―――

[ぽつ、と呟く。
 彼女の言葉に対しての、感想が、喉元で引っ掛かる]

 貴女は、

 つらかった、でしょう。

 ぶつけようの無い、想いを抱えるのは

 とても残酷だわ――


【人】 薬屋 サイラス

…ああ、そうかよ。

[聞く耳を持たない様子に呆れたように言ったが、言葉とは裏腹に預けられる身体。
そして続いた言葉に、男は妹を見下ろして何度か瞬きした。]

――――…何だそりゃ。

[まだ酔いが覚めていないのか、寝ぼけているのか。
まあどちらでも構わないかと溜息をついて、話すように促した。]

(466) 2010/07/05(Mon) 00時頃

 ある妊婦が、隣の魔女の家のラプンツェルという果実を
 食べたくて仕方なくて、
 夫は「ラプンツェルを食べさせなければ死んでしまう」と
 魔女に乞いました。


 魔女は生まれてくる子と引き換えに、
 ラプンツェルを好きなだけ食べて良い、と言いました。
 そして生まれてきた子は、魔女に浚われてしまいました。


 子はラプンツェルと名付けられ、
 外に出られないように、塔の上で育てられました。
 魔女はラプンツェルの長い髪を伝って、塔に登り
 それが魔女とラプンツェルの会う唯一の方法でした。


 ある青年が、ラプンツェルの髪を伝い、塔に登りました。
 二人は一目見て、互いに惹かれ合い、何度も逢瀬を重ねました。
 口付け、身体に触れ、深みを知る。
 背徳的な逢瀬。


 ラプンツェルが子どもを孕んだと、知り、
 魔女は怒り狂って、ラプンツェルを塔から追い出し
 遠く遠くへとやりました。


 青年はラプンツェルの行方が分からず、
 絶望して塔から身を投げ
 失明してしまいました。


 それから暫しの時が経ち、
 ラプンツェルは、双子の男女と一緒に暮らしていました。


 青年は、ラプンツェルと再会し、
 ラプンツェルの流した涙によって、
 青年の目は奇跡的に再び光を取り戻しました。


 そうして二人は、しあわせに、なりました。
 めでたし、めでたし。



 ……とってつけたようなハッピーエンドね。
 世界はそんな風に幸せに巡る筈が無いのに。

 ラプンツェルが子を孕んで
 青年が失明して
 かなしいかなしいおしまいにすればいいのに。


 貴女も、そう。

 姿を消して、
 互いの居場所も分からずに、
 絶望して、
 後悔して、

 ……世界の全てがハッピーエンドになるわけがないのだわ。





 そうと分かっていても
 無慈悲な世界に生きても、
 それでも、

 幸せを願うのが、人なのでしょうね。
 此の物語を幸せに終わらせた、著者のように――。


[残響が掠める哄笑には、唯]

 ―――…。

[瞳に陰りを落とし、その眸を細めるだけ]


 幸せな、終りは――
 望んでも手に入れられないわ。
 
 それを望んでも、得られるのはほんの一握りの人だけ。
 多くの人にとっては、それは儚い願い。

 いいえ、一握りの人にとっても、他の人からみれば幸せなだけで――。

 本当は幸せではないのかもしれない、わね。


 でも、縋ってしまう。


 最期だから、特に――。

 幸せな終りを……。


 幸せなんてものは
 憧れる為に在るのかしら。

[ぱちり、と、瞬きをした]

 縋ってしまう、か。
 そうね。

 ……そう。

 なんだかんだ、言っても、
 それを望んでしまうのね――


 そして、私は……。

 終りに怯える人を――…。
 病から逃れたい人が――…


 縋りきれないのなら。
 せめて、永遠の眠りにつかせてあげることで――。
 縋っても得られぬ苦しみから


 ――解放をして、あ げたい、の。

 苦しみに満ち溢れてこの村が終るのは見たく、ないから。


【人】 薬屋 サイラス

呪い…?

[妹の口から紡がれる声は平坦で。
不思議そうな顔をしていた男は徐々に真剣な顔つきになっていった。
時折震える肩。
妹がとても小さく見えた。]

………バッカじゃねえの。

[話終えて強くしがみつく妹に、ぽつと零した。]

呪いってなんだよ。んなもんあってたまるか。
じゃあ何か、俺が絵を描けなくなったのもお前のせいか?

…冗談じゃねえ。ただ運が悪かった。そんだけの話だろ。

[呪いなんか信じないと、男は言う。]

(483) 2010/07/05(Mon) 01時頃

【人】 薬屋 サイラス

ったく。このバカスケ。

何も変わんねえよ。
何処に行っても、何があっても。

…俺達は、家族なんだろ。

[ぽんぽん、としゃくりあげる背中を乱暴な口調とは反対に優しく撫でる。]

死ぬのは、…俺も怖ぇよ。
…ほんっと、……なんでこんな事になったんだろうな。

[背中を撫でる手がふと止まった。
妹から話を促されると瞬きをして。
少し沈黙した後、小さく告げた。]

……昨日は、悪かった。

(484) 2010/07/05(Mon) 01時頃

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