17 吸血鬼の城
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[言葉に瞳の青は和らいで]
――…仕えるべきお方に、 そのように仰られると困りますね。
では、今度からはもう少し厳しくさせていただきましょう。
[白い手袋越しにも温度が伝われば、 彼女のしんと冷えた指先はその白さと共に、淡雪を連想させた。 あるいは浮かぶ微笑の不安に揺れる儚さも、その連想に重なっていたのかもしれない]
――礼を逸するつもりはなかったのですが、 冷静さを欠いたことは、否めませんね。
[ぽつり、零せば、その手をこの場から離れるように誘う]
(189) 2010/06/20(Sun) 05時頃
|
|
[しかし今、彼女を揺さぶるものは何なのか。 こめかみを押さえていた姿、宴の昂揚とは異なる気がする。
招かれざる逗留者――その間の扉の向こうから、響く声。 それが彼女の名を呼んだのは、聞こえた。
嗚呼、これなのだろう。 青は一瞬の静寂と共に伏せられた。
音なく口唇が言葉を紡ぐ。 それは潜む者たち――影へ告げる言葉。
――……旦那様、お嬢様のお心を乱す者が、こちらに。]
(190) 2010/06/20(Sun) 05時頃
|
奏者 セシルは、闇に小さく囁けば、彼女の望むままにその手を導いた**
2010/06/20(Sun) 05時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 05時頃
お前が望むなら、あの客人も与えてやろう。
――私の同胞……私のローズ。
[言い聞かせる聲に囁きかける。
暗示にも似た言葉
「私のローズ」
彼女が目覚めてから、そう呼び続けてきた]
お前の美しい顔を顰める者が居るようだな。
[影の密告を受け、城主は低く洩らす]
その憂い、私が晴らすが良いか
其れとも、お前が喰らうか……?**
|
―客室前廊下/僅か前のこと― >>191>>192 [拗ねるような口調には、瞬きを一つ。 その言葉は確かに事実で、絶対的な力はただ城主のみのもの。最終的に己が従属するのは城主たる存在に他ならない。けれど]
私は御二方にお仕えしているつもりです。
[重ねた言葉はこれも甘さに似たものだった。 許容の言葉に恐れ入ります、と畏まれば――空気は徐々に変わる]
――……心の乱れは、それは、 過去の幻影に触れたからでしょうか。
[そう、過去がいくら己の礎をなすものであったとしても。 今となっては、幻のようなもの]
(250) 2010/06/20(Sun) 13時頃
|
|
[しなやかな指先が、手袋の下に浮いた静脈に触れた、それにはぴくりと手が震える。その翡翠のまどろむようなみどり――捕食者の双眸に絡めとられたせいだろうか。身動きの出来ぬまま、冷たい吐息が首筋をくすぐるのを感じていれば、室内よりの声は再び]
―――……、
[絡められた指先が緩められれば、緊張はほどける。 取り戻した呼吸に過ぎるものが、安堵か失望かはわからない。]
……ええ、お食事は、 静かな場所のほうがよろしいかと。
[そして彼女を部屋へ送り届け、扉の閉ざされるのを見届ければ、 深くたれた頭を上げるより前に、彼の指先は冷たい吐息の触れた首筋へと伸びた]
(251) 2010/06/20(Sun) 13時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 13時半頃
|
―白薔薇のある広間― [かつり、足を踏み入れる。 離れてからいかほどの刻が過ぎたか、広間には既に客人の姿はほとんだなかっただろう。 この場を任せた黒薔薇へと目礼をひとつ]
申し訳ありませんでした、黒薔薇。 お嬢様のご気分が、なにやら優れなかったようでしたので。
[送り出される時に向けられた笑顔の下に潜むもの。 妬心めいたそれに気づいてしまえば、かすかに湧き上がる優越は人の業。 けれどその感情の醜さを知るが故に、自己嫌悪に苛まれる。 かつての信仰の名残か、それは己の醜さを許しがたく]
……あなたがいらしゃって、私も助かります。
[感謝の言葉と共に向けられる白薔薇の微笑み、 邪心はそこになかったけれど、時にはそれが人の感情を逆撫ですることには気づかない]
(269) 2010/06/20(Sun) 15時頃
|
|
―御堂― [やがて客人の姿が見えなくなれば、 潜む影に後を任せて一度広間を辞した。
脚を向ける先は――祭壇に聖体なき聖堂。 祈りのためなどではない、その対象は既に失われてしまった]
――……、
[3列の鍵盤に指を置く。 金管を振るわせる空気が荘厳な音楽を奏で出す。 その旋律はけれど祈りの為の前奏曲――そんな曲しか知らない。
薬売りに名乗ってしまった名前、セシル=フロレスク。 名のある祓魔師の家系と知れれば、ここにある皮肉をどうとられよう。元より、あまり知られないものでは、ない。
――荘厳な美しいバロックの旋律、 けれど信仰なき今、その音色に聖なるものは宿らない]
(273) 2010/06/20(Sun) 16時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 16時頃
[気高く美しい兄の聲に伏せた睫毛が小さく震える。
幾度となく繰り返された暗示のような言葉]
お兄様……
私はあの客人を望んでなどいないのです。
[興味がないと言えば嘘になる。
けれどその興味はあの客人が兄の目にとまったから。
本当に望むものは口に出来ぬまま――]
…………。
[白薔薇の執事が影を通じなされた密告。
兄の問い掛けに妹は逡巡する]
もうあの声を聞きたくはないのです。
お兄様にあの者の処遇をお任せします。
[憂いを滲ませた聲が密やかに囁かれた]
――…私のローズ。
[囁く聲に混じる憂い。
まるで彼女に呼応するかのよう]
お前が望まぬ客人
けれどあの客人はお前を望んでいる
ならば、すべき事はひとつ
お前が楽にしてやるが良い。
[彼女を求めるものが、彼女によって逝かされる
そのとき彼はどのような声をあげるだろう
ざわ、と背筋に走るものを感じ、語尾は甘く震えた]
――…私が、それを為せと…?
[兄の囁きに女の聲が沈む]
意地悪なお兄様。
私の願いを聞き届けては下さらないのね。
[甘い震えを伝える聲の主に女は逆らえない。
望まぬ男の求めに応じる苦痛よりも
兄たる者の悦びを女は優先する]
嗚呼……
[悩ましげな吐息が零れた]
……意地悪な私は、嫌いか?
[からかうように吐息混ざる笑みを送る。
彼女が己に逆らうなど、考えぬ風]
私に、見せてくれ。
お前に懸想した
哀れな男が壊れ朽ち行くさまを。
[彼女の沈む様子とは裏腹、愉しげな聲が囁き響く。
先に待つ仄暗い悦びを思い、ひとりほくそ笑む*]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 18時半頃
|
―オルガンのある御堂― [高音が消え、僅か遅れて残る低音の余韻も空へ抜けるように消えていく。鍵盤から指先を離せば、常のように白手袋をはめた]
――……、
[演奏は己が心を静める為、 沈めていた懊悩は、過去の幻影に再び波打ち揺れて。 曲の名を思い出す、それは聖書の一句であった。 コラール前奏曲――人よ、汝の大いなる罪を嘆け――]
(305) 2010/06/20(Sun) 18時半頃
|
|
[開いた扉――その気配に立ち上がる。 深く頭をたれるものの、己と主以外無人のこの場。
小さく走る震えは、畏怖と崇拝。 そしてなんらかの熱を持った期待であった。 それは我が身に刷り込まれ、否が応にも従属たる身を知らしめる。
首に架せられた銀の環と同じように――]
――…お耳汚しを失礼いたしました、旦那様。
(309) 2010/06/20(Sun) 19時頃
|
|
[見据える血色の鮮やかなこと。 青はその色に恥じるように、重たげに伏せられた。 名を呼びなおされたことに、かすかな憂いを残して]
――……左様でございますね、 彼はなんらかの目的があるようですが、私には関わりのないこと。 無論、ご命令とあらばあの者の口から……
[血色が針の火の如く狭まれば、 それとは逆に青は瞬き見開いて、ゆるゆると首を振る]
それが人たる身の理でございますがゆえ、 夕べの薔薇も、既にこのように花びらを落として……。
――…旦那様は、刻のもたらす変容を惜しまれるのですか?
[己が胸の白い花びらにそっと指先を這わせた]
(314) 2010/06/20(Sun) 19時半頃
|
|
好ましい……
[呟きは小さく、聖なるものを失い、 妬心に優越を抱くような己の変容は、それはきっと醜いものだと――内罰の念は常に己が裡にある
主が銀砂の髪が流れれば、その乱れる袂の下、 透き通るような象牙色はちらと視界を過ぎり、青は焦点を揺らがせた]
美しいままに、時を。 それがお嬢様と旦那様が、「兄妹」となられた 理由……
[爪先が白い生地越しにふれる。淡雪ではないそれは、氷のよう、冷たくけれど美しい。吐息は一つ零れて]
――……あ、 恐れは……、 恐れは……限られた命への、執着
……私は 醜き生を 恐れます。
[答えたそれは今の自分自身に等しかった。 触れた指先よりひえてゆくような感覚が背を這い、青は滲むように揺らいだ]
(316) 2010/06/20(Sun) 20時頃
|
――…嫌いになどなれません。
知っていてそんなことを聞くなんて……
[恥じ入る聲はまるで乙女の如く]
お兄様の望みとあらば……
[静々と了承の意を兄に告げる]
|
――……天使、などとそのような、
[咲き誇る白薔薇へ己が手を挟んで主の指が添えられて、 灰となり儚く崩れ落ちる薔薇は、己の脈打つ鼓動の真上。
脈動はわずかばかり早くなる―― 何を持って完成となすのか、気にはなった]
私の望むことなど…… ――私が、旦那様の意に沿わぬことが、ありましょうか。
[首輪がひかれれば、わずか前のめりになり。 主の髪を我が身が掠める――早鐘となった鼓動は、離れ行く主に安堵と失望を示す。 ――望むこと、それは薄もやのように掴めない]
(321) 2010/06/20(Sun) 21時頃
|
|
[薔薇の消えた胸元を、乱れる心を押さえるように、 片手を胸に添えたまま、背を向けた主に深く礼を示す――]
……はい、 お嬢様は随分と渇きに耐えておられたご様子。
後片付け―― では、今宵の“食事”は、お客様の中から……
[片付ける必要があるものが発生する、ということ。 宴は始まったのだから、それはわかりきっていたことであったのに。 己は何を言っているのだろう、言葉は押し込められる]
――いえ、かしこまりました。
[ふわり、薄闇に消え行く主の残り香が香った]
(336) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
|
奏者 セシルは、しばらくはその場に俯き、たたずんでいる**
2010/06/20(Sun) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 21時半頃
――…違う。
私は……人間のものになんてならない。
貴方のものなんかじゃ、ない。
止めて……
私をそんな風に呼ばないで。
[想いが震える聲となり密やかに響く。
否定の言葉は無論兄に向けられたものではなく
ただ過去に縋る憐れな男へのもの]
私をそう呼んで良いのは……
お兄様だけ――…
[城主には届いている。
彼女に縋る哀れな男の声も、
痛みに揺らぐ彼女の聲も]
私のローズ
[重ねるように
男の声音を掻き消すように、囁く]
お前は私のモノ。
私の為に在る。
そうだろう?
[城主の聲にはっとする。
紡がれた綴りは同じだというのに
城主からの囁きには安堵さえ覚えた]
お兄様。
[切なく響く聲]
私はお兄様のモノ。
お兄様の為に――…
[そう繰り返しながらも
胸の痛みはなかなか消えてはくれなかった]
そう、お前は私のモノ。
……私のローズ
人間に惑わされては、ならんぞ?
[囁きながらも、何処か其れすら愉しむ風に]
わかっています。
人間に惑わされなどしません。
[人間の囁きに心乱されながらも
惑わされてはいないと強く言う]
――…私を意のままに出来るのはお兄様だけ。
そう、可愛い私の薔薇。
……食事を終えたら、私の元へ来るが良い。
口直しをやろう。
[己の血を分け与える行為を仄めかす柔かな声音。
吸血鬼の本能を強める為
己の下へ縛り付けておく為
今一度、あの極上の悦楽を共にと誘った]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 22時半頃
奏者 セシルは、御堂を出れば、客室方面へ
2010/06/20(Sun) 22時半頃
――…嗚呼。
[仄めかされたその行為は女の望むもの。
込み上げる歓喜が女の聲を切なく震わせる]
記者と黒薔薇が傍におりますが……
滞りなく成し遂げてみせましょう。
愛しいお兄様のために。
|
[御堂でしばし己が身を抱きしめるようにして、佇んでいた。 呼吸を沈めて、常と変わらぬように客室方面へと向かう。
>>346主がかけようとした言葉など知るよしもなく、 けれど足を運んだ先はどうしたことか、かつての部屋に近く]
――おや、これは小さなお客様。 なにか不自由なことは、ございませんか?
[>>358 影に先導される姿を認めれば、会釈して言葉をかける。 この子は彼の連れであったな、とふと思いながら]
(376) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
|
黒薔薇か……あれは、
我等の食事を見る時
なんとも言えぬ顔をする。
[愉しげに笑い、何の問題も無いと囁く]
記者が居たとして、従者は何の為に居るのか
上手く使うと良い
愛しい――…私のローズ。
|
おや、……私が恐ろしいものにでも、見えましたか?
[どこかしら頑なにも見える態度を示されれば、 少しばかり苦笑して飴色の髪は揺れる]
いえ、小さなお客様。 あまり食がすすまれていなかったので。
あなたくらいの年頃でしたら、きちんと食べねばお腹がすいてはしまいますよ。何かお持ちしましょうか?
[語る言葉の内容は、他愛もないそんなもの。 ――誰かの語る言葉に似ていただろうか、青はそっと和らげられた]
(396) 2010/06/20(Sun) 23時頃
|
折角だから黒薔薇にも見せてあげましょうか。
私の食事を――…
本当に気のまわる従者ね。
命じる必要がないくらいに……
嗚呼、少しだけ憎らしいこと。
[憎らしいといいながら
それは愉しそうに呟かれて]
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る