人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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視点:


イアン! 今日がお前の命日だ!


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[涼平の死を知り、袖を掴む指に力が籠る。

その指は袖を離れ、
明之進の冷たい手を包み込むと、
何も言わず手の甲を摩った。

そして告げた、願い。

断られても、握った手を離しはしない。]

 折れないよ。
 明ちゃんがいてくれたら、ボクはまだ戦える。

 ボクはずっと後悔して来たんだ。
 五年前、ボクがもっとしっかりしていれば
 明ちゃんはボクを庇う必要もなくて、
 傷付けられずに一緒に逃げれたかもしれない。

(2) 2014/02/19(Wed) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 これはボクの贖いなんだ。

 暖かい場所で優しい隊員に囲まれて
 家族の苦しみを、痛みを知らずに生きて来たボクの。

 始祖を斃すこと。
 みんなを苦痛から解放すること。

 それがボクの──望み。

(7) 2014/02/19(Wed) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[言葉を続ける間、
絢矢の手はずっと明之進の手を握っていた。

幼い頃と同じ、心を籠めた指先で。]

 だから、もし明ちゃんが一緒に来てくれなくても
 ボクは行くよ、一人でも。
 安吾さんも、ジャニスさんも、円もキャロライナも、
 隊員のみんなが、哀しい過去を背負って戦ってる。

 ボクだけ途中で降りることなんて出来ない。

[その手が離れ──]

 大丈夫。

 ボクは折れない。
 ──目の前に敵の在る限り。

(10) 2014/02/19(Wed) 00時半頃

 ……リッキィ、円には……

[空気を伝って、違和が流れてくる]

 リッキィ?


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──うん。

[>>9頷いて白の軍服と、落ちた二つを拾う。

足を踏み出せば、
躯中駆け巡る容赦のない痛みに顔色を失くし
手は縋るように明之進の肘を掴んだ。]

(13) 2014/02/19(Wed) 00時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 01時頃


それでこそ、私の傍に仕えるに相応しい。

[その心に痛みが走るのか、空虚が広がるのか。
それともそれ以外の想いが埋めるのか。
周を贄とし、安吾の命も奪った零瑠に。

向けるのは何処までも冷酷な笑み]


……はい。
あなたが示す道もまた、正しい…。

[一歩、また一歩、鬼に成る。
 『冀望』の通り。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ……これ?

[拾った二つを掌に乗せて明之進の目の前に示す。]

 これはキャロからの、贈り物。
 零お兄ちゃんとまゆお姉ちゃんに
 渡したかったんだって──…っ、

 痛み止め、を──…

[痛みに一度声を途切れさせ、
呟いて帯から抜き出した薄いケースの中の
鎮痛剤のタブレットを噛み砕く。]

(16) 2014/02/19(Wed) 01時半頃

[それと、もうひとつ]



   ごめんね――――…


全く…家畜の分際で手に負えんな。
人であった事を捨てさせても、人のままでも。

[未だ鬼の血に抗い、鬼からも異端となった周の聲が響く。
あれを飼い慣らせれば面白いだろうが、
孤独のうちに完全に狂い鬼になってしまうのも面白いだろう。

零瑠がどんな想いで彼を連れ、彼を同じ鬼へと望んだのか。
零瑠の予想と周の姿が願った通りなのかは知らないが。
あれを見る零瑠の顔を覗き込むのも愉しいだろう。

その為に少々鬼が犠牲になっても構いはしない]


己が身位、己で護れ。

[幾らか助けを求める聲も聴こえるが、
そんなもので心揺さぶられる筈も無い。
むしろ、弱者の悲鳴を嘲笑する]

私にも感じるぞ。
抗い続ける力、実に惜しいな。

人の心手放せば楽になると言うのに。

[誘いの声を掛けてはみたが、
この強固な意志の鬼は決して見失わないだろう。
純粋な迄のその想いは、例え全ての記憶を失っても
手放さないだろう、そんな確信めいた想いがあった]

私に手が届いた時は、お前が死ぬ時かもしれんな。

[周と言う鬼が死ぬのか、人が死ぬのか。
どちらにせよ、会うのを楽しみにしていると]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 02時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──…、

[砕けたタブレットを嚥下し口許を覆う。
その僅かの間に明之進の様子が変わった。

嘔吐く風な明之進の肩に触れ
反対の手で背を撫でる──けれど]

 だ、いじょうぶ?

[苦しげに呟かれた名を耳にすると
撫でる手は、止まる。]

 ──リッキィ?
 そうだ、リッキィは──

[どこ──?]

(32) 2014/02/19(Wed) 11時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 11時頃


[その為には、安吾の死が必要。

 何も迷うことはない。
 安吾も『おまえを殺す』と、言うのだから。


 それでも零れる涙は胸の内に。]


[鬼と人との残酷な現実。
それは実体験に基付くものか、それとも単に事例を見続けただけか。]


あ、りが たき、幸せ……


[分かっていたこと。この亀裂も、望んだこと。
 拡がる空を新たに埋めるだけ。
 それは、主の言葉。笑み。
 満ちる幸せをそのままに、微笑む。

 誓約。
 願わくば言葉で。伝われば涙で。]


――あなたの一番の傍で共に歩み、


あなたを置いて死に逝く事もなく、




……『永久不変』で在りましょう。


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/19(Wed) 22時半頃


やはりお前達は面白い。

[ジャニスには聴こえぬだろう、闇の嗤いが漏れた]


 ……リッキィ、僕が解る?

[血を通じて呼び掛ける。
 解るなら、おおよその方角さえ掴めれば、
 いずれは相手の場所に行き着く事が出来る。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[袖を引かれ歩き出す。]

 ──…、待って。

[倉庫を出た所で一度明之進を止め
入り口横の壁にくないで印を残した。

隊員の間で使われるサイン。
意味は──『リカルダを探す』。]

(68) 2014/02/19(Wed) 23時半頃

[恨みも憎しみも誇りも悲しみも。
 此処で終わりにしようと、語る。

 城の中で、まともに会話が出来たのは自分達『お気に入り』と、主とホリーぐらい。他の吸血鬼は表面だけ。

 話を聞けば、皆が一笑するだろう。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[倉庫で飲んだ鎮痛剤は即効性のものを一列分。
──服用の効果は間もなく出るだろう。

無理をするなと言う明之進に頷いて
肩を借りて歩き出す。

光の当たる範囲に踏み入る前には
明之進へとキャロライナの軍服を差し出した。]

 これ、着て。

 これを着てボクと一緒にいれば
 遠目には鬼だとは気づかれないはずだから。

 ごめん、ね。
 薬が効いたら、自分で走れる、から。

(77) 2014/02/20(Thu) 00時頃

………、明にーさん、

[僕は霧みたいにかすれた声でにーさんの名前を呼ぶ。]


僕、……だめ、だった。やりたいように、できなかった。


[目蓋を閉じた緋の世界、
己の心は悲鳴を上げたわけではない。

ただ揺らがぬ水面は千々に乱れて、
焦がれるような切望と行き場の無い諦念と、
暖かな底なし沼に沈むよう。

絶望を覚えるほどの希望は初めから無かった、
後悔を覚えるには幸福を感じすぎた。]


[父の居場所を問われた、
その黄金を手探りで探るように、
緋い闇の中にある]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 00時頃


[恐怖で縛ることのない『管理』であればどうだろう。
 思い思いに自由に過ごせば良い。

 気紛れに戯れ死んだとしても、それは鬼だけのせいではない。
 人と人とでも感情のまま、或は衝動的に、殺し合うではないか。

 全ての人間ではなく、人から堕ちた身なら?

 主の命ひとつで、呆気なく崩れるとしても。


 夢物語。絵空事。

 それでも。請わずには居られない。]


 ……え――

[呼吸の音ですら、掻き消してしまいそうな位の小ささで、
 届いた声は泣いているのか、と思う

 どういう……こと?

[円の名前を言っていたから、彼女には会ったのだと。
 円と何かあったのか。あるいは]

 円に、何かあったの?


[ただ横に在るだけでは駄目だ。
 ただ従い仕えるだけでは駄目だ――とも、思う。

 時にはぐっと『負けない』で。

 ……居られたら。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──。

[寒くはないかの問いを
聞こえていないかのように前を向いたまま]

 リッキィは近い?

[問う。

戦っていれば寒くはない──のだ。
だから──今寒いのは己の不甲斐なさの証。

それ以上に、
目的遂行の為の最善を──選ぶ。

目的とは始祖の討伐。
その為に、一刻も早くリカルダと合流し、
安吾とジャニスの応援に行かなければ──。]

(85) 2014/02/20(Thu) 00時頃

……お気に召すままに。

[何を願っても。
 思考の行き着く所は全て、主の為に。


[ジャニスを大人だと言う零瑠の聲を聴く。
緩やかな時の流れに生きる鬼ならば、
未だ零瑠は雛のままと言う事だろうか。

だからまだ空は何処までも青く、美しく、雲は真白で、
温かな日差しが続くと信じているのだろうか]

人と生きる生きたいと望んでも、守護部隊がある限り
それは許されぬ話だろうな。

[眷属達から首を取ったと言う聲は無い。
逃げ腰なのか、それとも零瑠同様、雛の心のまま夢や
願いとやらを叶えたいと言うのか]


聞け。私の聲の届く全ての吸血鬼よ。守護部隊を全滅させろ。

[人間が完全に屈服すると言うなら、考えてやらない事も無い。
だがその前に、
鬼の脅威となり明確に戦う意志を棄てないだろう者達の排除を。

全ての鬼に命じる聲は酷く冷たく、
強い圧迫を感じさせるものとして届くだろう]


 ……他の吸血鬼達は、あなたをここまで愉しませてはくれませんでした?

[書架に置かれた本達の、虫干しをしたいと申し出た時。
 世話係の鬼は不思議そうな顔をしていた。

 価値を語れば、不要なものと笑い飛ばされる。

 他の鬼が見向きもしないものを。
 銀の眼鏡をかけて読んでいた姿を思い出す。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[一秒ごとに、一分ごとに、
足取りは確かなものに変わりゆく。

痛みを麻痺させてくれる薬物に
感謝すら覚える。
一錠で足りなければ二錠、
それでも足りなければ一シートでも。

そんな思いは前ばかりを見る眼差しに現れるか。]

 明ちゃん──ひとつ、確認させて。

 明ちゃんは、
 …────本当に始祖と戦える?

(92) 2014/02/20(Thu) 00時半頃

………。

[僕は明にーさん相手にすら、ありのまま起こったことを話すのをためらう。
明にーさんが絢矢と一緒にいるのは知らない。けど、ここで話したら少しでも赦されてしまう気がして]

来て。そしたら、…話せる、から。


[遠くても、途切れても、月影の見えぬ所がないように
 声は意識を締め上げる。
 今、ここにいる守護隊員は絢矢だけだ。それだけは、]

 ――――っ……

[それだけは。]

 解っ、た。すぐ行く。

[応えてくれるリカルダに意識を集中する。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[前を向く人形の視線は
一度凝っと明之進の深紅を見、また前へ向く。]

 ……違う。

 親となった吸血鬼以外からの
 強制力が強くないことは知ってる。

[その認識が間違っているというなら、
言って貰わなければ困ったことになるけれど──。]

 ボクが聞きたいのは───…


 つまり、

(101) 2014/02/20(Thu) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[──逡巡。

けれど、立ち止まり、悩んでいる時間はない。
足を止め、明之進の手を握り──]

 つまりね、
 
 零お兄ちゃんや真弓お姉ちゃんと
 本当に戦えるのかっていうこと、だよ。

[安吾やジャニスにその名を告げる時とは違い
敢えて兄と呼び、姉と呼ぶ。

始祖と相対する以上は
避けられぬだろう未来を突きつける。

五年の間共に艱難辛苦に耐えた家族と
刃を交わし、傷つけることが出来るのか──と。]

(102) 2014/02/20(Thu) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[明之進は言った。
罪を取り上げるな──と。

それは、罪を背負う覚悟のあることを意味している。

だから絢矢は、それが罪を重ねる道だと知っていて
共に戦場へ赴いて欲しいと願った──けれど。]

 少しでも迷いがあるなら
 やっぱり逃げて欲──…なに?

[言葉は最後まで形にならず、
>>97呼ばれる声に途切れた。]

(105) 2014/02/20(Thu) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
 ───。

[それ以上、余計な言葉は発しなかった。

顔色を変えた明之進の眼差しを受け
絢矢は黙って頷くと、示された方向へと、駆ける。]

(107) 2014/02/20(Thu) 01時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[>>106駆け出す間際、
霧のように静かな、しかし迷いない返答を得て]
 
 ──待ってる。

[唯、一言。

まだ残る痛みを振り切るように
闇を選んで走り抜けた。]

(110) 2014/02/20(Thu) 01時半頃

[――この名は鬼を刺す木であるから、尚鋭く。

 自覚しろ、名は呪詛より深く身に刻まれている。

 視界に姿を認めなければ、正しい矛先を自覚していれば、
 例え守れなくても、せめて誤らずに済む。]

 リッキィ、あと少しで。
 ……もう少しで行くから、待ってて。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[小太刀を握る力は弱く
地を駆ける速力も万全には程遠い。

それでも下級の鬼や非純血の鬼なら
攻撃を躱しながら戦闘力を奪うだけの力は残っている。

そうしてどれほど走った頃か。
ある建物を過ぎた時、
視界に見覚えのある髪型が飛び込んで来た。]

 キャロ!

[聞こえるよう声を張り、
その、向こうに──]


   ────リッキィ!!


[──五年前と寸分違わぬ、懐かしい姿を見た。]

(113) 2014/02/20(Thu) 01時半頃

守護隊なんて――…。

そんなもの、何の役にも……

[白い外套たち。
 感傷も何もかも。過ぎた後に
 安吾の遺体を見て思うのは、白にはやはり赤が良く映えるということ。


 見回りと称しても、人の出入りに意識もせず、
 助けて――と、裾握る小さな紅葉手を払い、
 役に立たなかったのは―――…]


そうだな。永い事愉しませてくれたのはホリー。
次はお前達位か。

[ジャニスから飛び退いた直後、少し考えてから零瑠に返す。
ホリーと眷属達が仕えた時間の差は膨大だ。
だがその僅かな時間である眷属達が次に来ると言う位、
鬼達は始祖を恐れ諂っていただけなのだろう]

いや…一番永く愉しませてくれたのは。

[思い出す]

家畜達か。

[短い生の中、代を重ねて繁殖し、
芸術を残し抗って死んでいく]

確かに家畜は必要だ。

[呟いたそれは改めての認識だった]


[主の命が下る。広がる。

 まだ3人とも生きている。
 『家族』と会い、話し、何をしているのだろうか。

 零瑠の刃は安吾の血で濡れたのに。

 そういえば、真弓は明之進とリカルダを探していた。
 会えたのだろうか――…と、ふと思う。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[生きてまた会えた。

相容れぬ敵としてではない、
ホリーの呪縛から解放されて
自由意志を取り戻した彼女と──。]


 リ──────


[けれど──。

戦況を分析するのに慣れた眼は──

二度目の名を呼ぶよりも
幼いままの細い躰を抱き締めるよりも

──敵の襲撃を警戒し、
素早く周囲へ視線を配るのが先だった。]

(117) 2014/02/20(Thu) 02時頃

……待ってる。

[絢矢が来た。
明にーさんの言う「あと少し」を待ってる間に。

だからさっきも言ったことをもう一度繰り返して願いとする。
家族の何人かが久しぶりに揃ったその先に、どんなさびしい未来が待ってるとしても**]


 ……いつまで生き残れば、充分生きた事になると思いますか?

[答えはないと知って問う。]

 僕がしているのは、甘い事と面白い事と、
 どっちに見えるでしょうね。

[夜襲に煙る空を見た。これが自由の色かと思うと、晴れない]

[自覚は在るかと己に問う。
 もし、リカルダが本当に、誰の願いも、幸せの最低限も、
 "生きて"というだけのことも嫌だ言う時が来たら、
 きっと自分は、それを赦すだろう。
 ――己は鬼を刺す木であって、
 人と鬼とが相容れないのを知ってしまっているから]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[絢矢は気付く。]

 円?

[キャロライナの背に負われた白の──

否、
赤に染まった特攻服の少女に。
その足元に広がる血溜りに。]

 それより──キャロ、円は生きてる?

[>>124怪我の説明も
明之進が一緒でない理由も後回しで
二人と二つを前に、
絢矢は最も大事なことを尋ねた。]

(127) 2014/02/20(Thu) 02時半頃

 …………時間がない。

[今からでも遅すぎるくらいだ。]

 僕はあのひとの所に行くよ。

[そう言って視線を向けるのは、始祖の気配のある方へ。
 これ以上、この連鎖を繰り返しては駄目だ。]

 リッキィは、どうしたい?

[絢矢とキャロライナの傍にいる事だって出来る。
 自分は寧ろ、そうして欲しかった――今でも本当に、
 満身創痍の絢矢を戦場に戻したくない。

 リカルダなら、彼女を引き留めて守ってくれるのでは、
 そんな勝手な期待があったのは、否定できないけれど**]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 03時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[キャロはどんな顔で円とニールの話をするのだろうか。

二人の死を聞けば、
足はふらりともう一つの血溜りへ。]

 ニールさん──。

[ぱしゃんと音を立てて、紅へと片膝を浸す。

伸ばした腕の指先で、
瞼を撫ぜて瞳を閉ざす。

それから──。
血溜りに指を浸し──唇に引いた。

まだ鮮やかな赤。
ニールがくれた紅と同じ色。]

(134) 2014/02/20(Thu) 12時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[妻を目の前で殺され、
娘を吸血鬼に変えられたニールの恨みは深かった。
彼もまた、自分の手で愛する娘を殺している。

娘が生きていれば丁度絢矢や円と同じ年頃だったと
絢矢が十六になった日に
無骨な手で贈り物を手渡しながら
話してくれたニールの低い声。

戦場で浸る時間などなく、思い出すのは刹那。
後は──顔色も変えず立ち上がると
どこか必死さを増して襲い掛かって来た鬼を数匹
無表情に斬り倒した。]

(135) 2014/02/20(Thu) 12時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[例えキャロライナが正直に
ニール殺害を口にしたとて、
絢矢がキャロライナを責めることはない。

釦を一つ掛け違えただけ。

そう言い聞かすようにまた一つ、
動きを封じた鬼の躰を積み重ねる。]

(136) 2014/02/20(Thu) 13時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 明ちゃん──

[片手の指ほどの鬼を斬り伏せた頃か──。

追いついた明之進の
立ち尽くす細い肩に触れて]

 ──行こう。

[早く──と
急くように囁く。]

(137) 2014/02/20(Thu) 13時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[明之進への囁きの後、
変わり果てた貌と
無数の疵の残る躰をリカルダへ向け、
やはり笑顔の一つも浮かべることなく、絢矢は言った。]

 ボク達はこれから始祖を討ちに行く。

 リッキィ、キャロ、
 キミ達は来ないで──…。

[このまま遠くへ逃げて──。

願いは聞き入れられるだろうか。

変わらぬ表情の代わりに
絢矢の手はリカルダの手に触れ、
懇願するように、握り締めた。]

(138) 2014/02/20(Thu) 13時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[人の境を踏み越えて戦う姿を
リカルダには見られたくなかった。

円の躰から流れ出た血の海で
平然と笑うキャロライナを戦場から遠ざけたかった。]

 怪我は平気。
 始祖吸血鬼を斃したらゆっくりと治すから、
 今は──無理を、させて。

[静かな呼吸に決意を秘める。

声は吐息に、吐息は無音に。
射抜くような眼差しは、
今は見えぬ始祖へと遠く狙い定める。]

(139) 2014/02/20(Thu) 14時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[けれど、嗚呼──]


       『贖いをなさい────菖蒲』


[今もまだ、聴こえている。
呪詛の音色が耳許で**]

(140) 2014/02/20(Thu) 14時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/20(Thu) 14時頃


―――…。

[そっか。“始祖様”のところに行くんだ。
僕だって分かってる。“始祖様”を殺すのが、一番、最良に近いやり方だって]


僕は、――終わらせたい。

[戦って、誰かが死ぬ、その繰り返しを。
あるいは、罪にまみれた僕の生命を―――?]


  嗚呼、あなただけだ。


   俺の永久は、あなただけ……


      全ての支配者である名を持つ、



   あなた、だけ…………

 

 


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[小さな手を握る指に力が籠る。

やだ──と、リカルダは言った。
それしか言葉を知らない子供のような口調で。]

 リッキィ──…、

[だけど──。

絢矢は何も答えない。
手を握り膝を曲げ、
昔に戻ったように近い目線でリカルダを見る。

絢矢は知っている。
リカルダが見た目通りの子供でないことを。
誰よりも長く側にいたリカルダが
誰よりも良く絢矢を知っていることを。]

(152) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[──だから、それに甘えて。

何を言われても連れて行く気はなかったのに。
今だけは我儘を通すつもりだったのに。

五年前と変わらぬ声で──]

 リッキ──

[“あの日”と同じ泣きそうな顔で]

 …──……、

[“あの時”と同じ小さな手が、
置いて行くなと縋るから──]

(154) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ───っ

[絢矢はあの瞬間に戻ったように──、

痛いほどにその手を握り、
リカルダの幼い肩を抱き締めた。]

(157) 2014/02/20(Thu) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 …………いかない。


 おいていかないよ。
 もう、二度と……。

[嗚咽のように咽喉が震え、
何度が細い吐息が漏れたけれど、
やはり涙は出なかった。

でも、なぜか──、
今はそれも、一人ではない気がしていた。]

(159) 2014/02/20(Thu) 21時頃

 うん。

 僕たちは、これ以上……――人に触れない方が良い。

[手を伸ばした所為で喪った、相似を知らずとも

 でも、今の絢矢とキャロ君を放ってもおけない。
 それにリッキィは、真弓ちゃんや零瑠君とは、
 たぶん戦えない。じゃない?

 ……と言うより、僕は、戦って欲しくない、かな。


……心地良い憎悪だな。

[家畜から憎悪を受ける事はあっても、所詮家畜。
この身に吹き付ける風よりも意識する事は無い。
鬼であっても同じだった。
もっとも、そこまだ憎悪を向ける鬼などいなかったが]

周、聴こえるぞ。
人でも鬼でも無くなった獣のお前の聲。

[気付けば夜明け。
家畜はその光に希望を見出すと言うが、
その光に照らされた獣>>+22はどんな姿なのだろう。
ピリリと肌を刺す殺意を感じながら、
目の届かない事が残念だと嗤った*]


[血統の異なる明之進に、周の声は聞こえないままだ。
 彼が今どうしているのか。零瑠と共にいるのか。
 解らないけど、無事を願ってしまうのと裏腹に、
 どこかで刺すような気配を感じる気がしていた]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──。

[>>168明之進の言葉を背中で聞く。
その声に籠められた願いは、きっと──。

──けれど]

 明ちゃん、待って。
 ボクも、

 ボク達も行く。

[ひとたび放たれた矢は、もう、止まれないのだ──。]

(174) 2014/02/20(Thu) 23時頃

人に、……、そっか。

[明にーさんの言うことはもっともだと思う。
僕らの間に絆がもたらされたとしてもそれはきっと、触れれば崩れ落ちていくほどもろいもので。

でも、だからって、触れれば崩れ落ちそうな絢矢の傍にいてあげられないのは、――苦しくて]


……僕だって、

[違う、これは強さで張り合えるかの問題じゃなくて。

同じ運命を歩んだ“家族”に刃を向けられるかどうかを訊かれてるんだ。

沈黙が肯定になっちゃうって思っても、
すぐにそれしか返せなくなる]


だが、お前だけは私の傍にいて良いと決めた。
その期待裏切るな。

[ホリーの力を得た真弓に実力では敵わぬだろうからこそ。
その忠義の心を見せろと、誘う様に笑みを投げた]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[『あや』を止めても
『菖蒲』が止まらないのだ。

『娘』射しは『母』。

狂った母の言葉は、
それでも幼い娘にとっては絶対の言霊を持った。

死にゆく母は、最期まで笑っていた。
笑って言った。

──笑って、逝った。]


 『贖いを、はじめなさい── あや、め──』


[無垢な心に、冷たい爪で消えない疵を残して。]

(185) 2014/02/20(Thu) 23時頃

[結局、零にーさんが何を望んでるのかは訊けずじまい。
僕の耳に届いたのは、周にーさんが吸血鬼になったという結果だけ。


生きてて良かった。
みんなも同じ場所に連れて行きたかった。

こんなワガママを、にーさんはどう思うのかな。

声を、顔を、懐かしむ。けれど、そのどちらも、届かないんだ]


[14の誕生日の日を思い出す。
 乾杯したのは『新しい家族』に。

 ホリーとの暮らしがどれ程長かったかは推し量ることしか出来ない。]

確かに、あなたが読んでいた本も、また家畜が――…人が、作り、形にして、継いできたものですね。

鬼にはないものを、あなたは愉しみとしてきた。

[他には心の内の。希望に絶望に後悔に反省に幸福に苦しみに哀しみに――色の変わる、心の。]


では、どうされます?

[必要と分かった家畜を。]


 あぁ、……あなたに、試して頂きたいものがあります。

きっと、美味しいですよ。

[本だけではなく、久しく口にしていない菓子も。料理も。*]


えぇ、けして決して――裏切りはしません。
あなたの期待に沿いましょう。

[そう、主が零瑠に向かう笑みひとつあれば。

 気力は増し、士気高まるのだ。]


……お父様、
あなたの終わる時、
それはそう遠くないのですから、
どうぞ思い出してくださいね。

わたしがあなたの終わりを祈ることを。

[姉から受けて託した死の棘、
それこそが己の父に対する祈りのかたちだ]


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