人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点:


アラン! 今日がお前の命日だ!


─???・二人目─

[火掻き棒を持ったランタン職人が外へと逃げだす処刑者を追い掛ける。
アランがそれに続くのを見届けて、少女は菫色の瞳を細めた。

すい、と席を立ったのに、誰も気付かない。否、気付くことが出来ないのだ。周囲を見張ると名乗り出た、彼以外には。

  ふふ。
  駄目よ、せんせい。アランさん。
  外に出るのは、ルール違反だわ。

[酷薄な、けれど悲しげな笑い声が落ちる。完全に凍り付いた時間の中を自由に動く少女は、彼らが向かった先へと続く。
時間は、まさに処刑される男が火掻き棒をケツに押し当てられている瞬間で、止まっていた。]


  だから、これはペナルティ。

[吹き荒ぶ豪雪の中でも、少女の吐く息は白く曇ることはない。
ブーツが埋まるほどに積もっている筈の雪の上を軽やかに歩くと、ケツを焼かれるヨアヒムを押さえつけた格好のまま止まっているアランのそばに寄る。

それから、刻み付けるようにその顔を見詰めた。]

  アランさん。
  覚えてる?アランさんがここを出て行く時に、私がお見送りで散々泣いたの。
  すごくね、寂しかった。だから、帰ってきてくれたの、本当に嬉しかったのよ…?

[それだけ呟いて、冷気を纏った少女は男の背後に回る。
凍てついた指先が撫でるように服の上から臀部に触れると、その手を──そのまま肘まで一気に埋め込んだ。

ブチブチと何かが裂ける感触。
何かを握った少女の手が引き抜かれる。淡く光る桃の果実のようなそれが身体から離れると、途端にアランのケツが凍り始める。]


  …ねえ、これでもう何処にも行けないね。アランさん。

[お仕事も、無くなっちゃったし。

ちらりとケツを焼かれて絶命した男に視線を遣り。
それは果たして獣の声か、少女の声か。どこか陶然とした顔で、少女はすこし離れた場所で待つ彼を振り返った。]*


─凍った時の中─

  シメオン。

[さくり、雪を踏む音。
その足跡も、すぐに降り続く雪で見えなくなる。

彼のそばに歩み寄ると、両手に大切に大切に包み込んだ『それ』に、唇を着ける。
疑いと情の合間で見せたアランの涙。その意味はもう、分からない。
彼が粉々に引き裂いた1枚目の用紙には、誰の名前が書かれていたんだろう。

少しだけ歯を立て、味わう。
甘ったるいのに、微かな塩味。これはきっと、アランの涙の味だ。]


  ……食べて。
  おなか、減ってたんでしょ?

[利き手で包んだままの餌を、彼の顔の前に差し出す。
たべて、と唇がもう一度囁いた。]

  ……わたしね、シメオン。

[彼は受け取ってくれただろうか。
視線を落とすのは、顔を見て話せなかった頃の名残かもしれない。]

  (守られるだけのお姫さまなんかになりたいんじゃ、ないの。)

[続かない言葉の代わりに、俯いた頬に一筋だけ、人であった筈の少女の名残が伝って、落ちた。]**


  ─???・二人目─
  
[ 空気が凍る。

切り裂くような沈痛な空気が室内を満たした。

思わず周囲を窺った。
吐き捨てる息は凍えていない。
やけに生温く感じて、席を立つ彼女の場所へと足を踏み出した。]



[ アラン。

村の子供達の中でも最年長の彼。
自分を彼のことを兄だと呼んで慕っていたつもりだった。

彼女の指先が男の背中をなぞる。
きめ細かな肌が、繊細な動きで落ちていく。

何を、しているのか。
知らないふりは決してしない。]

  ケイ、ト………。

[これ以上汚れ役をする必要などない。

せめて誰かを殺すならこの手で。
既に彼女の大切な叔父の命を奪ったのは他ならぬ自分なのだ。

だから、俺がやらなければ────なんて、そんな理由があれば良かったのに。]



[ アラン兄。


村でも一目置かれる、みんなから慕われるアラン兄。

逃げ帰って来た自分とは異なり、村の外で仕事を持って立派に勤めを果たす姿。

自分が狙われる可能性を顧みずに名乗り出た潔さ。
誰かの名前を綴る時に、涙を流す優しさも、全部。

全部、全部、全部、全部全部全部全部。]


  ────…嫌いだった。


[ 氷が突き刺さる音。
止めることも庇うこともしなかった。

向けられた視線に、何処か抜け落ちた瞳がそこにあっただろう。]*


  ─凍った時の中─


[ 名を呼ばれる。

一瞬、遅れて肩を揺らせば包まれた両手に視線を落とした。]

  ………、……。

[彼女が、唇で食むモノ。
白い歯を覗かせてしゃぶりつく姿に呼吸も浅くなった。


それが、先程から静かに訴えて来る空腹に寄るものなのか、それとも。

分からない。
ただ、引き寄せられるように伸びる手に腕を伸ばす。

そっと白い腕を捕まえれば、わななく唇を一度、引き結んだ。]



  (  食べたくなんか、ない。  )

[一度目とは異なり、意識して差し出される魂を口にすることに、今更躊躇するなんて、どれほど馬鹿らしいことだろう。

それでも鼻腔を擽る薫香りに吐く息が湿っぽくなる。]

  ────、ッ

[耐え切れずに噛み締めた唇が微かに切れる。
そのまま鉄の錆びた味ごと口を開けてかぶりつく。

何滴か落ちる雫の味は酸味混じりのもの。
何処かしっかりとした食感はアランの責任感の強さだろうか。

確かに満たされていく空腹。
一度嬲れば止まらない欲求に確かに喉を鳴らして、鼻頭が痛む。

中途半端な言葉。
その続きを尋ねることはせず。]


[白く細い腕に落ちるのは一体、“何”だっただろう。]**


【人】 双生児 オスカー

[投票が読み上げられていく。
雪鬼容疑ってなんだろう。
本気でヨアヒムが雪鬼だと思っているわけではない。
ただ、彼は知らない人だから。
だから殺しやすいだけ――――――。]

 …あ、あぁ…僕は。

[肉の焼ける匂い。
耳を突く悲鳴。
こんなもの狂気の沙汰だ。
実際に手を下したのは自分ではないけど、黙って投票してそれを見ているのだから。]

(29) 2015/05/29(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[僕も、雪鬼と同じだ。]

(30) 2015/05/29(Fri) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

[呆然と立ち尽くしケツを焼かれて死ぬ男を見つめる。
しかしそれも誰かの叫び声>>3に現実に引き戻された。]

 アランさん!!
 あ…あ、ぼくが…まもらなかった、から。
 わかってたのに、アランさんが襲われるかもってわかってたけど。

 でも、僕は…ごめ…なさ…一人しか護れない。

[リーを護っていた。
アランが襲われる可能性は勿論考えていて、しかもしれが一番可能性が高い事も分かっていた。
それでもリーを護ったのは、どちらがより親しかったか。
それだけの違い。]

(31) 2015/05/29(Fri) 20時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 20時半頃


【人】 双生児 オスカー

 は…せんせ…が?

[ケイトの疑惑の声はしっかりと耳に届いていた。
は、と目を見開いてヴェスパタインを見つめる。
処刑するように誘導したのは彼ではなかったか。
それに賛同したのはほかならぬ自分だけども、でも。]

 いや、そんなはず…ない。

[もう誰を信じたらいいのか分からない。
リーは人間だとアランが断定していた、だから彼だけは信用出来る。
でもそれだけだ。]

 …そういう疑惑振り撒くの、やめて。
 じゃないと僕はケイトを疑ってしまいたくなる。

[誘導して処刑へと仕向けているんじゃないか、なんて。
そんな疑惑が胸の内で渦巻いている**]

(35) 2015/05/29(Fri) 23時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 23時頃


─二日目・深夜─

  ──…酷いやつだって、おもうでしょ?
  平気で嘘吐いて、泣いたりして。
  自分で、アランさんを、殺したくせに。

[返事があるかどうかも分からない声を垂れ流す。
言い訳をしたかっただけなのかもしれない。
簡単に揺れそうになる決意を、肯定する術が欲しかっただけかもしれない。

届いたとしてもそれが声だけなのは分かった上で、泣き顔を隠さずにはいられない。]

  あのね、シメオン。
  アランさんが出てったときのこと、覚えてる?
  私はまだ子供だったから、すごくすごく寂しがって、たくさん泣いたよね。

[返事を待たずに、一方的に語りかける。
思えば、こんな風に彼と話すのは、皮肉にもこんな事が起こってからが初めてかもしれない。]


  改札で別れて、アランさんが見えなくなって、みんな帰って、それでも泣いてたら。
  あなたが手を引いて、連れてってくれたの。駅の近くの、モスクワ行きの列車が最後まで見える場所。「行こう、ふたりで。」って。

[そんな些細な事、あなたは覚えて無いかもしれないけど。少し、笑う。

坂を登った小さな丘。
笑い掛けてくれた訳でも、慰めてくれた訳でも無いけれど、列車が見えなくなるまで繋がれた手が離れる事も無かった。

あの後からだ。
彼の顔が見れなくなったのは。
大切な友人が心を寄せる幼馴染。
視線の合わない横顔だけは、こうしていても幾らでも思い描けるのに。]

  私。
  ほんとはずっと、お礼、言いたかった。


[叔父を殺した、はじまりの日。
いつになく気弱な声で彼が言った言葉を胸の内だけで反芻する。

ふたりで、可能性をつくろう。

ふたりで。その言葉があったから。だから、決めたのだ。]


  (あなたを、死なせたりなんてしないわ。何があっても、何をしても。)

[どれほどこの手が、汚れたとしても。
王子様を待つだけの姫君になんて、ならないと。]*


  ─二日目・深夜─

[ 「 酷いやつだって、思うでしょ? 」

濡れた目尻を薄っすら開かせた。
頬を滑る一滴は温かい。

無言で、縋るように掴んでいた相手の腕を握る力を緩めた。

ケイトが口にするのは、何年前のことだろう。
一瞬、思い浮かばずに眉間の皺を寄せた。

でも、彼女が言葉を付け足し綴る毎に風が吹き付ける。
雪混じりの風の筈なのに。

何処か、柔らかく、頬を撫でた。]


  ─回想・数年前─

[出て行く者はあっても、戻ってくる者は、少ない。
それがこの村では在り来たりと言えば
在り来たりなことではあった。

だが、やはり誰が出て行くにしても、悲しむ姿は数は異なれど生じた。

自分よりも三つは歳下の女の子。
ケイトもその一人だった。
おとなしくて本ばかり読んで、遊びに誘っても、ほとんど頷いてくれやしない。

つまらない相手だと思っていた。
日に焼けない白い肌も、好きにはなれないと。

でも、それが。
涙に濡れて反射する様を見た。

残ったのは気紛れ。
腕を掴んだのも、…きっと。]*



[ 生憎にも空は晴れていた。

小さな丘から眺める景色は自然に溢れていて、その間を走る鉄の塊を見送っていた。

ちいさくて、あたたかくて、きずのないきれいな手のひらを。
包み込んでいたことは、覚えている。

  ────だから。]

  似合わないよ。

[あの時、彼女を傷つけた言葉と同じものを投げかける。

だが、何処か声色が大人しいことに彼女は気付いただろうか。

反応がどんなものにしても、掴んでいた腕を離す。
代わりに、指を滑らせて隙間を縫うようにして絡め合わせる。

この物語の行き付く場所が何処かは、分からないけれど。]



  行こう、………ふたりで。*
  


  『 嘘吐きね。ケイト。
    ふふ。でも、そうね。「わたしたち」の牙がたまたま通ったなんて、村人は想像できるかしら? 』

[もうすっかり耳に馴染んだ赤い囁き。
今ならわかる。それは、自分と同じ声をしている。

そうだ、私は嘘吐きだ。
真実から目を逸らさせようと、他の誰かを平気で犠牲にしようとしている。]

  (…でも、それがなに?)

[どこか冴えた瞳で少女は思う。
みんな同じことをしている。信じる≠ネんて綺麗事を口にして、疑わしきを理由にして。自分と自分に都合のいい者だけを護る為に、人の身でありながら人を殺したのだ。]

  悪い子のとろこには、雪鬼が来る≠でしょう。
  だったら、仕方ないじゃない。
  悪い子≠ェみんな居なくならなければ、消えてくれないんでしょう?あなたも、あの人の中にいる誰かも──

  (…私、も。)


[自分たちだって、生き物の肉を食う。
人間は、それどころか、食べもしない相手の命を奪うことすらする。
今ここで行われている駆け引きも、命を奪う手段が違うだけだ。
雪鬼だろうと、殺人鬼だろうと、同じ状況下なら人間同士の殺し合いはいずれ行われていたかもしれない。]

[昨夜、少女は自分の身を危険に晒すのを厭わないつもりだった。
婦人ががこっそりと守護者である事を告げた以上、あの場に居た二人の口を封じてしまえば自分が疑われるのは確実だろう。

だが、そうすればあの場を去った金髪の青年に疑惑が掛かる可能性は下がる。
それならそれで、いいと。だから、ランタン職人に会いに行こうと彼を誘ったのだ。しかし。]

  ……最初の、日と。昨日と。
  結局二回も、守ってもらっちゃったもの。

[叔父が自分の首を絞めたとき。
守護者に護られているかもしれないアランを、彼が選んだとき。
こんな酷い状況なのに、少しだけ自惚れるのは、許されるだろうか。]


  もう十分だから。
  だから今度は、あなたを私に守らせてね。

[昨晩、指を絡めた手は、確かに温かかった。
議論の続く酒場のテーブルの下で、自分の手をそうっと握る。
あの感触を忘れないように記憶に刻んで、少女は疑心暗鬼に溺れる人々の顔を見渡し。

決意を揺らさぬ為に、赤く濡れた声で囁きかける。]


  「『 さあ。今日はどの悪い子≠ノ会いに行く? 』」

[重なった声は、確かに少女の意思を持って放たれた。
今夜ケツを凍らされるのも、ケツを焼かれるのも。人間、でなくてはならないのだ。
その為に、彼女は静かに人々へ疑惑の種を撒く。]*


【人】 双生児 オスカー

 …証拠もなしじゃ探しようがない、そうだね…だから僕たちはこんなに……。

[お互いを疑い合っている。
疑心暗鬼のループに嵌っている。]

 ごっこ遊びじゃない、だから軽々しく疑ってるなんて言えないんだよ。
 言ったら、それが”本当”になる。

[疑われた人間は殺される。
その身が潔白であろうとそうでなかろうと関係なく殺されるのだ。]

 リーは泣いてた、覚えてた。
 人間だって分かってる友達が、泣いてたら護るよ。
 それのどこが悪いの。

[去りゆくケイトの背中に呟く。
誰を生かして誰を犠牲にするかなんて。
まだ子供の自分に判断出来るわけはないのだ。]

(128) 2015/05/30(Sat) 21時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 21時頃


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 21時頃


【人】 双生児 オスカー

[隅っこへと移動して膝を抱えて座り込む。
皆議論をしている、誰を殺せばいいのか話している。
なんて怖い光景なんだろう。]

 …こんなの、おかしいよ。

[自分の話もちらほらと出ている。
守護者かどうか、なんて話している。]

 …そうだよ、僕には護る術がある。
 でも、アランさんを護れなかった。
 あの太ったおじさんも殺しちゃった。

 はは…おかしいな、誰も護れてないのに守護者なんて。

[くすくすと笑う。
おかしくて仕方がない、こんな非日常があっていいはずがない。]

(130) 2015/05/30(Sat) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

― 三日目 ―

[嵐はまだ続いている。
きっと雪鬼が消えないとこの嵐も終わらない。]

 叔母さん? なんでそんな事言うの。
 駄目だよ、叔母さんそんな事言ったら殺されちゃう。

[ドロテアの告白に笑いを収め視線をじっと向ける。
リーを護らないといけないのに、叔母も護らないといけなくて。
自分はどちらを護ればいいのか。
分からない。
もう誰にも死んでほしくないのに、死の事ばかり考えてしまう。]

 ねえ、誰。
 叔母さんに能力の事話すように仕向けたのは。

(131) 2015/05/30(Sat) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

 そうやって炙りだして殺すつもりなの、ジリヤ。

[霊の声が聞こえる者を炙りだそうとしたのはジリヤ>>96
全ての人の言葉を把握しているわけじゃない。
断片的に言葉を拾って繋げているだけだから間違えているかもしれないけど。

ジリヤをじっと見つめる。
その視線は疑惑を孕み、曇っていた。]

(132) 2015/05/30(Sat) 21時頃

【人】 双生児 オスカー

 何を偉そうに、ジリヤ君は何様なの?

[護れる相手はただ一人だけ。
人間だと確信のあるリーと、霊を視る力があるドロテア。
最低限でもこの二人は護る必要がある。
なのに、自分の力ではただ一人しか護る事は出来ないのだ。]

 僕は大事な人を護る。
 でもそれじゃ他の誰かが死ぬんだ。
 全員を護る事なんて出来ないんだよ。

[だから苦しい、だから自分を責める。
その苦しみは苛立ちとなってジリヤへと向けられた。]
 

(135) 2015/05/30(Sat) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 21時半頃


【人】 双生児 オスカー

 リー…、ごめん。

[覚悟が出来てる、それの意味する処は。
彼を殺したくはないけど、でも。]

 叔母さん、


 ……僕も生かしたいだけなんだ。

[誰を、生かしたいのかなんて選べない。]

(142) 2015/05/30(Sat) 22時頃


[誰かの名前が上がり、その度に可能性を掲げていく。

  “殺すべきか。生かせるべきか。”

[各々の独断と偏見で贄を選ぶのだ。

勢いを増す争論。
淡々と推理するもの。
怯える者。立ち向かう者。
ふたりとないヒトが、互いに泥を塗りたくっていく度に心臓が凍るような思いになる。]



[  ─────雪鬼は記憶を持つ。
その人のまま本性を、鬼に変えるのだ、と。


  ─────取り憑かれた奴はもう『入れ替わっちまってる』んだけど当人は自覚がない。

  完璧にそいつであるかのように振る舞うんだよ。]



  「『 さあ。今日はどの悪い子≠ノ会いに行く? 』」

[悪い子。わるいこ。わるい、こ。

それは誰だ。
人を殺めたことか。嘘を吐いたことか。それとも。知らないふりをしていることか。

誰なんだろう。
罪を背負うべきものは。
そして、俺は────、]



  「 護り手は、決して脅威じゃない。
  リーも、味方につけられるなら大きな戦力になる。
  何しろお墨付きなんだから。

  ただ、ドロテアさんの結果次第では次に容疑がかかる可能性がある。

  ………ケツを焼くのも殺すのも、俺たちが疑われ過ぎない位置。 」

[無慈悲にも囁く声に温度はない。
目尻が濡れることも、ない。

もしかしたら、ケツを凍らせる度にその破片ごと瞼の裏側に飲み込んでしまったのかもしれない。]



  「 頭が冴えるという意味なら、先生だ。

  確実に一から芽をとるなら、オスカー。

  大丈夫。みんな人をころした人殺しだからね。
  「『悪い子は、みんな罰を受けないと。』」


【人】 双生児 オスカー

[皆、何故こんなに冷静に話をしているのだろう。
否、きっと皆どこか狂ってる。
殺す事が当たり前なんて、そんなの狂ってる。]

 …これが、きっと雪鬼の恐ろしさなんだ。

[雪鬼に殺される恐怖だけじゃなく。
人間同士で殺し合う恐ろしさ。
疑心暗鬼を生み、増幅させる恐ろしさこそが最大の敵なのかもしれない。]

(165) 2015/05/30(Sat) 23時半頃

  「 そうね。確かに守護者はまだ子供。大した脅威には、成り得ない。 」

[背中にぴったりと張り付いた獣の声が、耳元で囁く。
無意識に、少女はテーブルの下の手に力を込める。忘れないように、確かめて。]

  …あの子がおばさまを護るのなら、今夜はあの子でもいい、と思う。

[す、と細められる目。
まだ15歳の、年若い狩人の少年。
その肩に押し掛かる重圧は、どれ程のものだろう。

それでも。馬鹿な子。と、思う。
それが逆恨みなのは、分かっている。
彼に昨夜放った恨み言は、確かに本心でもあった。]

  あなただったら。
  あなたとアランさんがいたら、『わたし』を止められたかもしれないのに。

[小さな囁きが、テーブル向こうの彼に届いたか馬鹿な分からない。]


[守護者のケツが凍ったら、余所者の少女はどう思うのだろう。
仄かな恋心が、妬ましいのかもしれない。
なんの説得力もなく結ばれる弱い信頼が、羨ましいのかもしれない。

その結束を砕いてしまいたいと思うのは、確かに背後の獣だった筈なのに。
今の少女には、もうそれが自分の声なのか他人の声なのかが、分からない。]

  大切なものが、あるの。
  もうそれしか、無いの。いいえ、違う。
  私、最初から持ってなかった。だから、手に入れたものを離したくないのよ。絶対。ぜったいに。

[誰かの魂が実を結んだ果実を口にするたび、自分が狂っていくのが分かる。それでも、止めようがない。
止められないのだ。それが出来るものは、昨夜。そして、今夜、消えてしまう。]


  ────シメオン。
  オスカーに会いにいきましょう。

[言い切った声に、迷いは、無い。]*



[たとえ話ほど、キリのないものはない。]

  なるべくしてなったんだよ。
  ……そう思わないと、生きていられない。

[どうして。こんなことって。
二人して零した言葉。
塩辛い涙を頬に滑らせてまだ数日だというのに、随分と長い間こうしていたような感覚。

息を吐いた。重苦しく太い息。
一度、指先に力を入れる。
空っぽの手のひらに、収まるものは、ない。

でもまだ覚えてはいる。
怯えているだけではなくて、自分を支え押してくれた彼女の指先の名残が。

それだけで、今は───……]



  『  嘘吐き  』

[誰かの命を奪う腕。
それが、誰かの命を救う腕ならば。

もしも話は不毛だ。
分かっている。分かっている。だけど。

堂々と胸を張って、護れたのなら?]


  困るんだよ、オスカー。
  ………一人でも、護られたら、さぁ。

[冷ややかな猫撫で声。

魂を喰らう度に麻痺する理性と罪悪感とは引き換えに、生まれたのは、羨望。]

  いいよ。ケイト。
  オスカーはアラン兄を見殺しにしたんだから、…せっかく人を護れる力があるのに。
  可哀想だなぁ。………好きな女の子だっていただろうに。

[ 呟けば静かにほくそ笑んで、 ]

  でも、そんな腕はいらない。
  綺麗事なんて、聞きたくない。

[言い切れば、一人の名を口にする。]

  …ジリヤに入れるよ。
  せめて、人の手で。*


【人】 双生児 オスカー

[真っ白な投票用紙。
誰の名前を書く。
ちらり、ちらり、と各自の顔を見る。

誰も彼もが疑わしく。
誰も彼もが人間のようで。
雪鬼なんてどこにいるのか、分からない。

震える手でペンを持ち。
カリ、とペン先が紙を引っ掻きながらインクを滲ませる。

そこに記された名前は―――――――**]

(189) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

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