164 天つ星舞え緋を纏い
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― 自宅 ―
[彷徨っていた霊体が、か細い糸に導かれるまま肉体の在処へ戻っていき。 そうして目覚めたのは、法泉が皆に真言を唱えてからどれだけ経った頃か]
ん…………うぐっ
[見慣れた天井が瞳に映り、常のように起き上がろうとして。 全身、特に脇腹の引きつれるような痛みに体を折る。 法泉の真言に活力を与えられ、雪客の氷は結果的に止血にもなっていたのだが。 傷が塞がった訳ではなく、放っておいて治るような状態ではなかった]
や……駄目だ。ここで止まってる……訳には。
[しかし、他にも倒れ、生死の淵を彷徨っている者がいる。 彼らの状態がわからぬが故に、助けるためにもまずは動かねばという意志が固まっていた]
(40) suzukake 2014/02/24(Mon) 01時頃
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[俯せからどうにか半身を起こすが、立ち上がるには至らずへたり込む。 手が触れたせいか、風車が帯から外れ床へ落ちていった]
あ…………
[だが、そのまま転がるかと思われたそれは、床に刺さった訳でもないのに柄を下にして立っていた。 そして日向の方を向く形でからからと回った後、力を失ったようにぱたんと倒れた]
かあ……さん?
[思わずそう口にして、風車へ手を伸ばす。 体の動きが、やけに軽い。そして痛みも和らぎ、未だ氷の残る体に僅かな暖かさすらも感じていた]
それだけじゃ、ないか……。 みんな、見守ってくれてた、んだ。
[風車を胸に抱くようにしながら、瞑目する。 役目を終えたかのように、動かなくなった風車。 それは日向に、宿命に縛られた刻を終え、先に進めと伝えているようでもあった]
(41) suzukake 2014/02/24(Mon) 01時頃
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あり……がと。 あたし、行く、よ。
[風車を床へ寝かせるように置き直す。 本来ならば皆を弔うべきなのだろうけれど、この体ではすぐにそれを為すことは出来ないから。 代わりというように、風車に向けて手を合わせる]
落ち着いたら皆のこと、ちゃんとした場所に寝かせるから。 今は、生きてる人の所に行かせて……な。
[それから、そろそろと体を持ち上げて、膝立ちになり。 時折動きを止めつつも、ゆっくりと戸のある方へ向かっていった*]
(42) suzukake 2014/02/24(Mon) 01時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
suzukake 2014/02/24(Mon) 01時頃
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― 自宅 ―
[手を伸ばしかけていた戸が、ひとりでに開いた>>77]
わ、……明にい!?
[今までならばもっと早くに足音に気付いていただろうが、今は力のほとんどを失っているせいか、完全に不意を衝かれる格好となった。 思わず立ち上がりかけて、着物の裾を踏ん付け]
ひゃっ……
[思いっ切り前のめりに姿勢を崩す。 咄嗟に踏み止まろうとはしたものの、傷の痛みにそれは阻まれ。 受け身も取れない体勢で、そのまま倒れていく*]
(81) suzukake 2014/02/25(Tue) 01時頃
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― 自宅 ―
[床にぶつかるかと思った体は、明之進>>82の腕に抱き留められていた。 傷に障ったかとも思ったが、どうにか共倒れにはならなかったようで。 体を預ける姿勢になった後、ゆっくりと息を吐く]
ごめ、ん。 他の人らが、どうなったのかわからなかったから……心配、で。
[ぼやく口調に、顔を伏せたまま呟く。 案ずるように問われれば、小さく頷き]
大丈夫。 とりあえず、動ける、し。
[目を伏せたまま、預けていた体を離そうとする。 と言っても、ほとんど縋りつくのと変わらないような、のろのろとした動きにしかならなかっただろうけれど*]
(84) suzukake 2014/02/25(Tue) 01時半頃
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― 自宅 ―
無理した訳じゃ……
[明之進>>86に抗議するように唇を尖らせるが。 頭に片手を置かれ、諦めたように床へ座り直す。 実際、風の力を借りてどうにか立ち上がったようなものだったから、一度緊張の糸が切れたら立て直すのは難しかった]
そっか。 沼じいや華月さんのとこにも、みんなが行ってくれてるんだ。
[その事を聞いて、幾らか表情には安堵が戻る。 無理を推してでも誰かを助けに行く必要は、とりあえずはないらしい。 だが、そうなると必然、気になるのは目の前の相手で]
(88) suzukake 2014/02/25(Tue) 02時頃
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でも、明にいだって、無傷という訳ではないんでしょ? さっきあたしを受け止めた時だって……。
[何処が原因とまではわからなかったが、体の強張りや何処かを庇うような不自然さは感じられていた。 思わず口をつきそうになった謝罪は飲み込んだものの、申し訳なさそうに瞳を伏せ]
なんか……助けられてばっか、だな。
[心配に駆られるまま、痛みを堪え動こうとしたのに、結果は裏腹で。 情けなく眉の下がる顔を隠すように、膝を抱える**]
(89) suzukake 2014/02/25(Tue) 02時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
suzukake 2014/02/25(Tue) 02時半頃
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― 自宅 ―
でも、明にいだって大変な時、なのに……
[気にするな、の言葉>>91に反論しかけるけれど、頭を撫でられてしおしおと口を噤む。 子供扱いされてるよう、と感じても反発出来ないのは、それを素直に受け入れてしまうくらい弱っている証拠でもある。 明之進が手を伸ばしてくるのは、大体そういう時だとも思う]
……わかってる。 動いたらいけないような怪我してることも、他の人に任せた方がいいんだってことも。 でも……
[膝を抱える手に力が籠もる。 額を膝に着けるようにして、顔を伏せ]
(94) suzukake 2014/02/25(Tue) 20時頃
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じっとしてたら……色んなこと考えちゃいそうで…… もう立てなくなりそうで、怖いんだ。
[陽が月に喰われ、一変した状況の中を、ひたすら前だけを見て駆け抜けてきた。 そうすることで振り切って来た辛さが、立ち止まってしまえば一気に押し寄せて来るような気がした]
動いてれば、……体は痛くても、余計なこと考えずに済む、から。
[頼りがいがない、と、冗談めかしていう明之進に首を横に振る]
明にいが、悪いんじゃ、ない。 ただ、頼ったら本当に甘えて……潰れてしまいそう、だから。
[これまで保ってきた自分が、壊れてしまうのが怖い。 そんな自分の弱さを隠そうと言葉を重ねるけれど、声や体の震えは、きっと隠せてはいなかっただろう*]
(95) suzukake 2014/02/25(Tue) 20時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
suzukake 2014/02/25(Tue) 20時頃
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― 自宅 ―
……明にい。
[苦笑交じりに掛けられた言葉>>101に、ぐ、と声を詰まらせ]
そんなこと言われたら、あたし……
[心の奥、仕舞い込んだ感情を堰き止めているものが、ぐらぐらと揺らいでいる。 甘えられないという戒めは、本心の裏返しでもある。 それはきっと、明之進に迷惑をかけると思っていて―― けれど明之進のぼやき>>102が、やわらかな後押しをする。 その言葉が、自分だけに向けられたものではないとしても]
(105) suzukake 2014/02/25(Tue) 23時頃
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わかった。 なら、本気で、甘える……か、ら。
[もう我慢しなくていいと思った途端、喉の奥が震えて声が裏返る]
覚悟しろ、よ……。
[あの時思いと一緒に口に押し込めた風車は、今は手の届く場所にはなく。 だから日向は、感情が迸るに任せた]
う…………ぐすっ
うあああぁぁ――――……
[言葉にならない声で叫びながら、明之進の方に向かって崩れ落ちる。 目からはぼろぼろと、何処に溜まっていたのかというくらいに雫が溢れ、零れ落ちていった*]
(106) suzukake 2014/02/25(Tue) 23時頃
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― 自宅 ―
[身を受け止め、抱えられたこと>>110に、胸の奥に温かな安堵が生まれるが。 一度溢れ出した感情は止められず、明之進の胸に顔を寄せるようにして泣きじゃくる]
おなごとか、そんなん……ひぐっ、 ちがうから、やめ、て
[どこで言われた言葉なのか、諭すような明之進に言葉に、顔を埋めたまま首を振る]
そんないつまでも、甘えたりとかしない、もん……
[弱みを見せてしまった今更ではあるが、女子扱いされるのはやはりまだ気恥ずかしいものがある。 顔から首まで熱を持ってしまったのは、泣いているせいだけではないだろう*]
(116) suzukake 2014/02/25(Tue) 23時半頃
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― 自宅 ―
[そうして、明之進が受け止めてくれるのをいいことに、気が済むまでは泣きじゃくっていただろうか。 笑い声と冗談めかした一言>>118には、少しだけ声が止まったけれど]
これから……か。
[幾らか落ち着いた頃に投げ掛けられた問い>>119に、腫れぼったい瞼で瞬きしばし考える]
そう、だな。 あたしも、ここで暮らすのは……辛い、な。
[色んな意味、を考えつつも、口には出さず]
だから、外に出ようとは、思う。 ……それで何をする、とかは、決まってないけど。
[決まった職を持つ訳ではなく、皆の善意に支えられ生きてきたが、今後はそういう訳にもいかないだろう。 明之進の口調にも迷いを感じ取りつつ]
(127) suzukake 2014/02/26(Wed) 00時半頃
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明、にい。
[ぽつり、と、明之進に眼差し向け切り出す]
明にいが良ければ、あたしはもう少しだけ、明にいと一緒にいたい。 ……互いに、落ち着くくらいまでで……いい、から。
[さらけ出した弱さ故に、ついそんなことを口にした。 言いながら、随分な我儘だとつい顔を赤くして。 言い訳のように一言付け足しつつも、口調はしぼんでいく*]
(128) suzukake 2014/02/26(Wed) 00時半頃
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― 自宅 ―
え?
[自身の願いがあっさり受け入れられたこと>>130に、ぽかんとした顔を向ける]
いい……のか?
[そうしている間にも、頭を撫でられ。 常と変らぬ様子で告げられる言葉に、ゆっくりと息を吐いて眉を下げる]
そ……うか。 ありが、とう。
[相手にとっては、ごくごく当たり前のことだったらしく。 押し込み抱え込んでいた感情が、雪解けのように解けだしていくのを感じた]
(131) suzukake 2014/02/26(Wed) 01時頃
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それじゃあ、これからもよろしく…………っと。
[改めてそう告げようとして、泣き疲れたか頭の芯がくらりとする。 倒れるほどではなかったものの、予想以上に消耗はしているらしい]
何にせよ、まずは怪我の治療をしないと……か。
[その呟きと共に、ふっと浮かんだのは穏やかな苦笑の表情。 先までの思い詰めたような様子は、今は何処にも見られなかった*]
(132) suzukake 2014/02/26(Wed) 01時頃
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― 自宅 ―
[明之進>>139に、押し黙って俯く。 なんだか自分ばかりが一喜一憂しているような気がして、悔しいけれどもそれは口には出せず。 ただ、話が傷痕のことに及ぶと]
別にあたしは……ちゃんの動くならそれでいい……し。
[明にいと違って、というのはすんでのところで言わずに呑み込む。 心配されることは嬉しいけれど、女子として見られるのはどうにも落ち着かない。 霊体とはいえ相手の舞う様を見てしまったから、なおさらだった]
まあ。 見るたび心配されるのもあれだから、治るといいとは思う、……けど。
[結局明之進から目を逸らしたまま、素直になれないそんな一言を呟くのだった**]
(140) suzukake 2014/02/26(Wed) 02時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
suzukake 2014/02/26(Wed) 21時半頃
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― 数日後 ―
[天つ星の戦いより数日後。 日向は重い火傷を負った華月斎の見舞いに来ていた。 これまでも、度々粥などの料理を作りに訪れていたことはあったのだが、今日は改まってという風に寝床の傍らへ正座していた]
華月斎さん……あの、折り入ってお願いが。
[緊張した面持ちを華月斎へ向ける]
あたし、近い内に、この里を出ようと思ってるんです。 それで、その……明にいも、一緒に居てくれるとは言ってるん、だけど。
[言いながら、少しだけ口ごもる。 改めて口にするのは少々気恥ずかしいが、それはとりあえず脇に置くことにした]
(149) suzukake 2014/02/26(Wed) 22時半頃
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あたし、ちゃんとした仕事をしたこともないし、外に出てちゃんとご飯にありつけるかって考えたら……心配で。 だから、華月斎さんの所で、手伝いとかさせてもらえたらいいな……って。
[そこまで言って、瞳を伏せる。 何が出来る訳でもない自分が、図々しいお願いをしたものだと思う。 まだ包帯でぐるぐる巻きの自身の右腕を、無意識の内に撫でた*]
(150) suzukake 2014/02/26(Wed) 22時半頃
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― 数日後 ―
[まだ安静が必要な華月斎と話をすることは、躊躇いがあったものの、相手はきちんとこちらの話を聞き届けてくれ。>>154 彼の言葉に、ゆっくりと頷く]
本当に、外のことなんて何にも知らないから……ちょっとの間置いてくれるだけでも、助かります。 もちろん、出来ることはなんだってやる。 飯炊きと、裁縫と……お手玉くらいしか、出来ないけど。
[大した自慢にもならない特技に、少し顔を赤らめる。 一座に置いてもらうなら何かしら芸事を身に付けなければいけないのだろうと、そんな思い込みがあったのも、躊躇った理由の一つで。 だから華月斎の付け加えた一言>>155に、顔を上げる]
(167) suzukake 2014/02/26(Wed) 23時頃
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そ……っか。一にいも、一緒なんだ。
[兄弟の溝が埋まったことはうっすら感じてはいたものの、華月斎の一言でそれは確定的となり、つい顔を綻ばす。 それは華月斎の所に身を置く理由にもなる。が]
あ、えっと。 明にいとは……まだちゃんと、話してなく、て。
[共にいたいという胸の内は伝えたものの、落ち着いてみれば面と向かって話すのがどうも気恥ずかしくなり、具体的なことは何も話せないままの数日間だった。 明之進も反対はしまいと思うのだが、どちらにしろその事を告げるという一仕事は待っている訳で。 我ながらしょうもないと思いつつ、真っ赤になった顔を俯けた*]
(168) suzukake 2014/02/26(Wed) 23時頃
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― 数日後 ―
……役に立てそうなら、良かった。
[華月斎>>170に言われ、安堵の表情を浮かべる。 一平太の話にも、良かったと頷いて。 だが、明之進の話には、う、と小さく詰まった声。 それから大袈裟なくらいに頷いて]
わかった。ちゃんと、言う。
[華月斎には余計に不思議がられそうだと思いつつ。 日向は心の中で、自分にとっては大事な決意を固めた**]
(175) suzukake 2014/02/27(Thu) 00時頃
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― 数日後 ―
明にい!
[決意が揺らがない内にと、つい小走りになりながら、明之進の家へと向かう]
あのな、外に出た後のことなんだけど……華月さんが……
[と、華月斎の所にしばらく置いて貰えること、先がどうなるにしろ一旦の行き先が決まったことを告げる]
だから、あ、明に……いや……
[大事な話なのに、それ以上に舞い上がっているという自覚はある。 それでも、ここで踏み出さなければと、そんな決意をこっそりと固めていたから]
明も、それでいいかな、って!
[言って、明之進の顔を真っ直ぐに、見詰めた**]
(176) suzukake 2014/02/27(Thu) 00時頃
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