人狼議事


199 Halloween † rose

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 ――……魔女とはうまくやっているよ。
 さっきのは冗談さ。

 オレはこの街で自堕落に過ごすよ。心配ない。


 それより、あまり大丈夫じゃないなら、
 自分のことをなによりに。
 大事にしてくれ。


【人】 許婚 ニコラス

 ……だめ、でしょうか

[>>219シーツの下で告げた言葉は、吐息も近く。
 彼の告げかけた言は理解も易かったが、
 陽の下での願いごとを、密やかな約を求める為に
 
 忘れられてしまわないように。
 忘れてしまわないように。

 彼にとっての自分が、不思議な人物で畢ってしまわないように
 自身にとっての彼が、……。

 確認を促す声音は、震えてしまっていた。]

[>>220返って来たのは、笑顔だった。
 万が一今日がハロウィンの終幕であったとしても、
 彼は己の為に時間をくれると。

 かえして己に問えば、それは―――是非もなく。] 

(225) 2014/10/25(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

 良かった…。  嬉しい、

[覆われた仮面ではない、飾り気のない笑顔が
 緋色の瞳の中に篭もり、他のなにも見えていなかった。
 日光の輝くうちは昼目の効かない此の目にも
 確かに彼の表情は、鏡面のように映りこんで。
 互いに緋色に染まった顔を向け合わせ、微笑む。]

 は、い…。
 
[シーツの繋がりをゆっくりと剥ぎ、
 己の頭部と背に被さるように正す。

 遅れて来た手の痛みに、
 若干余裕あるスラックスのポケットへ手を差し込み、
 火傷跡を隠す形で寄り添ってくれる躯に、ちいさく笑う。

 道中、長い影が陽を遮断し、過ごしやすさを与えてくれた。
 行きよりも存外楽な帰路を迎え、
 雑貨店内まで荷物も運ばせてしまったが。]

(226) 2014/10/25(Sat) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―

[夕刻の店内。
 筆記具をドナルドに所望されたので
 半紙とペンを託し、その道順が記されてゆく紙を見下ろす。]

 ……はい、愉しみです。
 また夜に……。

[ドナルドを見送ったその後。
 半紙の上を、地図の上を愛おしそうになぞる。

 癒えぬ火傷の跡、手背に唇を寄せて。
 先程の眼帯を撫ぜる仕草と、照れた眼差しを思い出し。

 緊張と、嬉しさに、唇は震え、口端は弧を描いた**]

(227) 2014/10/25(Sat) 21時頃

 ありがとう。
 ……そんなことは無いよ。

 家族をなくした私にとって、
 君と過ごす時間は大事なものだから

 こうして話せるのも、
 手紙を交わすのも、私の助けになってくれている。

[それだけでも街を訪れて良かったと思う。
 ハロウィンだからと異郷の習慣を言い訳にしたが
 私はきっと、ただ友人の住まう世界が
 間近で見たかった、ただそれだけなのだと思う。

 そしてその思い切りは、良いことだったのだと
 引きこもりじいさんは考えていた。
 繰り返しの奇妙な輪が絶たれぬ今であってもそう思う]


 ねえ、ジェレミー、

[そんな友人がなにかに悩み、
 心を痛めているのなら。


 栗鼠はちいさな身であっても力に為らねばと思う。
 大きな狼の助けにならねば、親愛なるジェレミーの為に、]


 …本当に?

[本当に冗句なのだろうか。
 街を棄てなければならない程の暗雲が、
 金色の獣の周囲に立ち込めているのでは

 意を問うよう、再度の確認を試すも、
 本人が大丈夫というのなら、それ以上の追求も為せず]

 ……わかった。
 君の辯を信じるよ、……私は。
 でも、なにかあったら言って欲しい。
 君が私を按じてくれるように、私だって君の力になれる筈だ。

[告げて、ゆるやかに笑い。
 随分真面目な話になったものだと空気を緩ませ。]


 あぁ、気をつける。
 祭りも楽しませてもらうよ。今という時間は一度しか来ないから

[例えそれが、この先何千年と生きようとも**]


[再度大丈夫だと告げれば、
 ニコラは信じるといった。

 嘘つきは狼の専売特許。

 そんな言葉はもちろん、口には出さず。]

 ニコラにとって、楽しい時間がきたのならよかった。

[それ以上は、余計なことを言ってしまいそうになるから、もうおしまい。
 友人とはきっとこれきり。*]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/25(Sat) 21時半頃


【人】 許婚 ニコラス

― →街へ ―

[鮮やかな緋色のブローチを小袋に詰めて、
月と狼、それに魔女が砂を溜める部分に描かれた
アンティーク調の砂時計を紙袋に。

思い付きでいつもの便箋に文を綴り
二つの個装を鞄へと。
ビールとトマトジュースのボトルも押し込むと
持ってみた感覚は大分重くなる。]

あとは……。

[パーティーには行けないから。
硝子製の器に飴を詰め込めるだけ詰めて、
両手を塞がらせた状態で、店を後にする。

本当はスーツもキリシマに返したかったが
洗濯せずに返却するのは些か失礼かと。]

(300) 2014/10/26(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― →魔女の家 ―

[さて、飴を預ける相手はどこにいるのか。
 そして荷物を抱え街を巡るのなら、
 徒歩よりも馬車が楽だ。 じいさんなので

 硝子で拵えた南瓜の馬車は月の魔力で移動手段を持つ
 荷馬車へと変貌を遂げ、後方に乗り込み。
 まるでメリーゴーランドのような上下する動きで、
 大きな南瓜を引く透明な馬は、大通りを闊歩してゆく

 動くチャリオットのイルミネーションは
 夕日が消え、疎らな灯り闇に包まれた街を通りぬけ、、
 住人たちの「一度きりのハロウィン」に異彩を与える。

 先日街ゆく女性から聞いた場所を頼りに、
 ジェレミーの住処を目指す。
 忙しいと訊いていたので留守だろうと思っていたが、
 玄関にリー>>303が座っていた。]

(305) 2014/10/26(Sun) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[飴の詰まった椀とふたつの品が入った紙袋を腕通し
 馬車を降りて、中に入っていった青年に届くよう、
 こんこん、とノックを数回。
 ドアの内側に居るのなら、顔を出して貰えただろうか。]

 リー、丁度良かった。
 これをジェレミーに渡して貰えますか?

 それと、こちらは貴方に。
 ちゃんと歯は磨いた方がいいですよ

[ジェレミーは飴なんか食べるのか。
 解らないが、分けてくれたらいいなと思いつつ。]

(306) 2014/10/26(Sun) 02時頃

 クロミさん、渡し忘れたものをジェレミーに預けます。
 時間がある時に、取りに来て貰えますか?

[聞こえてなかったとしても、まあいいか。
 きっとジェレミーが暇を縫って渡してくれるだろうし。]


【人】 許婚 ニコラス

[自分には言えないことも他の魔の者には明かすかも知れない。
 あの金狼は、きっとそういう男なのだと
 何処かで理解を及ばせていた

 ブローチを取りに来ることをきっかけに、
 彼の力になってくれればそれでいい。

 街を出るというのが嘘。
 死んだら、なんて話が嘘。

 そんな冗句、手紙には一度も載せられたことがない。
 なにかを隠しているのは、阿呆でも分かること。
 まして、長生きの隠者を舐めてはいけない。] 

(310) 2014/10/26(Sun) 02時頃

 「親愛なる友人へ。
  いい日を。今日も、これからも。

  私を裏切ったら、ミイラになるまで血を吸い尽くすからね。
  覚えておいてくれ。

              roşu-aprins.」

[封に押し込んだ手紙は、紙袋の中。
 自分だけが楽しめればそれでいい訳じゃない
 彼にとっての今後も、楽しいものであって欲しい*]


【人】 許婚 ニコラス

 ― →ドナルドの家へ ―

[用事を済ませると、再び馬車に乗り込み、
 渡された地図の通りの住所を目指す。

 部屋の灯りが灯っているのを確かめ、
 家の前に馬車を留める。
 朝日と共に溶けてしまう馬車は、そのまま置き去りに。

 シルクハットを取り、一度大きく息を吐いてから
 家の戸を控えめにノックする。]

 ……私です。

[眼帯をつけた彼が顔を出すと、信じて疑わぬまま。
 既にものもらいが治まりかけている>>309とは知らないで。]

(312) 2014/10/26(Sun) 02時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 02時頃


【人】 許婚 ニコラス

[ドアの内側で軽い物音がしたけれど、大丈夫だろうか。
 施錠の解かれる音に、穏やかな表情で耳を傾けていたが、
 やがて戸が開かれると、]

 ………あれ?

[瞼の上に出来ている痼が、随分薄くなっている。>>314
 というか、眼帯が無い。
 左目を飾る緋色と、彼の顔をちゃんと見て。

 隠されていたものをひとつ明かされたことに
 じわりと胸に広がってゆく倖せを噛み締めた。
 彼はちゃんと、示してくれた。
 ――約束を守ってくれた。

 目元に指を伸ばしたい気持ちを耐え、案内されるがまま
 彼と共にリビングへと赴き。] 

(315) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……?
 これは、こないだ頂いたチョコレート?

[指の差す方向は、椅子ではなくテーブル。
 どういう意味かと無言で考えた。

 テーブルの上に置かれているのは、赤い包装のチョコレート。
 あの時は、紙幣の下に隠されていた。>>0:222
 では、今回もまたなにかが隠れているのかと
 視線をチョコレートへ移し、それをそっと取り上げる。]

(316) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[持ち上げたチョコレートの下に隠れていたもの。>>311
 懐かしさしかない懐中時計は、
 一見してただのアンティークでしかない。]

 

   ――………


[空気を噛む。
 見覚えが有りすぎる時計だが、念のために。
 恐る恐る蓋を開けると、グロリア女王と自身のモノクロ写真。

 考えるまでもなかった。
 彼が今まで預かっていてくれたのだと、直ぐに解し。]

(320) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ドナルド、さん……
 あの、これは……   ……。

[間違いなく己のものだと。
 蓋を閉じ、彼を見詰める。]


  ………私、は……――

[伝えなければならない。
 何故こんな写真が存在しているのか、

 でも、語って、そして、嫌われてしまうのではないか。
 化物だと確信され、拒絶されてしまうのでは。
 正体を知られて、「いい別れ」を得たことなど、ほぼ無い

 知りたいことは明かすと言った口が震え、
 不安の滲む緋色の眼差しを、彼へ向けて。]

(321) 2014/10/26(Sun) 02時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……そう、でしたか。
 あの時に…、

[>>322離さずに持っていた懐中時計。
 こうして中身を改めたのは、百年は前かも知れない
 酒場で拾われたのだと知り。

 心地良い酒気と彼と交わす話の楽しさに
 金の感触が消えていたのを気取れなかったのだと
 一度目のハロウィンを振り返り、納得を覚えた。

 それでも彼は、店を訪ねてくれたのか。
 こうして家に立ち入ることすら、赦してくれたのか。

 その事実に震えたのは、唇ばかりではない。
 けして腐らない心臓が、震えていた。]

 ――… ええ、確かに私の  ……時計。

(324) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ………そうでしたか、
 いや、そうですよね……。

[>>323なにも買う素振りなく訪ねた彼を。 
 二度目のハロウィンを思い出す。
 もしかしてあの時、時計を返しに来たのではないかと。
 脈拍の速さを抑えるように、金のちいさな円盤を握り締め

 泣きそうに歪んだ緋色の中に、
 飾り気のない笑顔を浮かべるドナルドを映し。

 異質さを分かった上で、知りたいと望まれてしまえば、
 哀しみよりも、彼に応えたいという気持ちが勝る。



 たとえ、良い別れにならなかったとしても、だ。]

(325) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ……ええ、貴方の言う通りだ。
 私は、君や、君の街に住まう人々とは、違う。

 ニンゲンの血がなければ生きられない、
 陽の光の下では生きられない、ヴァンパイアなのです。

[噛み締めるように、一枚、また一枚と秘密のヴェールを取り去る。
 目尻からこぼれ落ちた涙が結晶と代わり、
 床へ落ち、ころころと転がって。]

 私は、……あな、貴方たちの、生活を脅かす化物なのです
 ごめんなさい、……いまのいままで、お伝え、できず

[拒絶が恐ろしくて泣いているのか、
 彼との別れが寂しくて泣いているのか。
 
 解らないまま、聲が上擦ってゆく。
 ただ、その奥にひとつあるものは、―――]

(326) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 私は、……君に惹かれてしまっている

[そこまで告げて、泣き声に変わりそうな辯を堰止める為、
 口元を手のひらで覆う。 濡れた目は、彼から逸らせぬまま。

 黎い右目と、同じ色の左目を見つめたまま。]

(327) 2014/10/26(Sun) 03時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 …… 永久の、永遠に続く若さを得る代わりに
 私の種族はヒトの血を啜らなくては、ならない

 焼かれても灰にならない
 溺れても死なない
 ニンゲンの息吹を刈り取ることで生きる

 ……私、は…千年以上を生きる純潔なる吸血鬼。


     ――生まれながらに、罪なのです。

 

(336) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[>>324彼の求める真実を与え、写真の意味を訓え。
 御伽噺に隠された真実は、
 吸血鬼が生きる為に実在を知られてはならないこと。

 開かれた両目を、ただじっと。
 結晶体を生み出す緋色で、ただ、靜かに。

 床に硝子の道をつくり、彼の暮らす空間に
 異質なものを刻みつけて。
 彼の日常を、狂わそうとしている。

 動いている時間の中に、静止した針をねじ込もうと]

(337) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[私は、それでも。
 私は、 いまも、貴方を知りたい




 眼瞼を伏せ、かつん、かつんと落下の音を響かせ。
 この憶いだけは、どうか。
 ドナルドに忘れてほしくない>>331]


 ――……ん、

[>>332絶句していたドナルドの手が浮くのを、
 閉じた両目は捉えていない。

 ただ、ケロイドが薄く殘る手甲に指が添わされ。
 頬に感じる体温の高さに、震える唇を晒した] 

(338) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 そう、ですね……、
 教科書には、あるはずがない

[吸血鬼を泣きやます方法なんて。
 ある訳が無かった。

 そっと瞼を持ち上げると、
 顔面を緋色に染めているドナルドが目の前にいた。
 湯気でも立ちそうなその顔色に、
 思わず笑ってしまい、かつん、とまた結晶が目許から落ちる]


 ……… 、

[>>333告げられた辯は、飾らないもの。
 初めて会った時からかけ離れた、
 今のドナルドの豊かな表情と同じ。飾らないもの。

 その癖、溶かした砂糖よりも甘く、
 切なく、身を内側から焦がしてゆく]

(339) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 私が化物であっても――…


[早鐘を打つ心臓の音が聞かれてしまうのが気恥ずかしいが
 告げられた辯が真実だと、確かめるように
 身を寄せ、シーツで作られたカーテンの中で
 そうしたように、額と、顔を寄せ、]


 あ…

[ドナルドの心音が早いと、身を寄せてから悟り。
 雫を拭うのは忘れたまま、吐息の重なる位置で
 口端を緩ませ、安堵の息を吐いて。]

 そうだな……、好きになってしまったら、――…。
 ねえ、私は君を、………ドナルドを、もっと知りたい。

              だから、

(340) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[―――教えてくれますか?



 口の動きだけで伝え、冷えた唇を重ねよう。

 溢れそうな憶いが、涙の如く溢れないようにと。
 だから、ねぇ。 封をして、塞き止めておきたくて。**]

(341) 2014/10/26(Sun) 04時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/10/26(Sun) 05時頃


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