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( 何が守るため、だ…… 笑わせんな )
[ 紗枝とのやりとりの合間に聞こえてきた会話
思い切り嘲笑する。
それでもきっと、幼馴染の言葉であるから
櫻子の心は揺らいでしまうのかと思うと、
瞳の赤は一層深くなる。 ]
…ブチ抜いてやる
[ 恐ろしく低い声で、呟く相手は誰だったか―― ]
[騙していたのか。
そう言った後輩の、泣きそうな笑顔が唐突に頭を過る。]
………っ違う!
[涙声で、言い聞かせるように。
悲痛な叫びにも似た否定の言葉で自分を落ち着かせようとする。幼馴染の言葉
嫌、や
[そんな思いは、
イヤとかツライとか
そんな甘いこと言ってたら叶う未来も叶わねぇよ
[ 櫻子
あぁ、どうしてこんなにも俺は――― ]
冬麻に幸せになって欲しいんじゃねぇの?
[ 吐く言葉がブーメランのように跳ね返り突き刺さる。
初めて仲間だと思える人に出会えた。
初めて共同して何かを成し遂げようとしている。
初めて信頼できると思えている。
それを、――― 幼馴染如きに。
すれ違う気持ちを認めてあげようともしない
ただ幼き頃から付き合ってきただけの存在に。 ]
―――っ、奪われて、たまるもんかよ、…っ
【人】 手伝い クラリッサ紅の華ね。 (9) 2014/03/22(Sat) 11時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサそぉ、そんなに死にたいんだ? (10) 2014/03/22(Sat) 11時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[果たして、彼の苦悩はこちらには伝わるのか。 (11) 2014/03/22(Sat) 12時頃 |
それ、は………っ
[自分に向けられる、容赦も何もない言葉
それは正しいことで。だからこそ、返事に詰まる。
幸せになってほしい、その言葉を聞くとぎゅっと手を握りしめた。
その未来の為には、嫌だなんて言えないのに。]
……何でやろ。
先輩が撃ったのは分かってるのに、………嫌いやとかいう気持ち、起きひんのよ。
[そう、自嘲するように呟いて]
【人】 手伝い クラリッサあら、どっちの味方かしらね? (24) 2014/03/22(Sat) 23時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[やってきた奇妙な獣にも視線を流し。 (25) 2014/03/22(Sat) 23時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ……助かるわ。 (30) 2014/03/23(Sun) 09時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[隙を見つけた刹那、低く構えると一気に間合いを詰める。 (32) 2014/03/23(Sun) 21時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ―っ (35) 2014/03/23(Sun) 23時頃 |
【人】 手伝い クラリッサあたしにも風があるわ。 (37) 2014/03/23(Sun) 23時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサそこかしら? (39) 2014/03/23(Sun) 23時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサまったくちょこまかと…… (41) 2014/03/24(Mon) 00時頃 |
なぁ、いなくならんといて……
[彼が、上倉と戦っていることがどうしても怖くて。
起こり得るかもしれない未来が、嫌で。信じたいのに、一度恐怖を覚えた心は簡単に信じさせてくれない。
震える声で言葉を零した後。涙が、また流れた]
【人】 手伝い クラリッサち……逃げなさい! (44) 2014/03/24(Mon) 00時頃 |
…泣いてるのか、櫻子
[ 微かに聞こえた声が震えていたような気がする。
いなくなる?誰が?俺が?
…見えている未来は自分の死。
しかしこれだけ外れたんだ、今回だって―― ]
( 櫻子と、世界を見るまでは、絶対に、 )
【人】 手伝い クラリッサなぁに遊んでるのかしら? (51) 2014/03/24(Mon) 00時半頃 |
[泣いているのかと言われても、普段のように違うなんて言い返せなかった。
彼が、自分に囁いた言葉は今でも耳に残っている。]
( 一緒に世界を見るって、言ったやん )
[なのに、どうして。
どうしてそんな、無茶なことをするのだろう。]
紗枝を殺れ、櫻子……っ!
[ 隙が出来ればそこを狙えと、願うように叫ぶ。
全てが自分に向いてる今、
彼女が安全ならば、それだけで、俺は――― ]
【人】 手伝い クラリッサ――ッ (60) 2014/03/24(Mon) 01時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ2人とも、レイ君を殺すのは任せたわ! (62) 2014/03/24(Mon) 01時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[指を弾き、自分へと向かってきた闇の刃は竜巻で相殺する。 (69) 2014/03/24(Mon) 01時頃 |
【人】 手伝い クラリッサあらあら。 (73) 2014/03/24(Mon) 01時半頃 |
…泣くなよ、櫻子
[ 引き金を引きながら、
泣きじゃくる櫻子へと穏やかな声で呟く。
せっかく攻撃を自分に引きつけたというのに、
自ら当たる彼女
…俺、死んでも、……冬麻、いるから
だから――――
[ 心にもない、呼びたくもない名前。
でも、願うことは、一つ。 ]
――だから、生きてくれ、櫻子
[穏やかな声での呟きに応えようと、必死に嗚咽を噛み殺す。
彼が願うように口にした言葉を聞けば、嗚咽混じりに言の葉を紡いでいく]
レイ、せんぱいも……っ生きないと、いやや…っ!
かわりとか、おらんから――レイせんぱいやないと、あかんもん……っ!!
[だから、一緒に生きようと言ってまた涙が溢れた。
彼が死んでも冬麻がいる、それじゃ駄目だと。鳳の代わりなんていなくて、きっと誰にも出来ない。
自分にとって大事で、大切で、大好きな鳳レイという先輩は――目の前の彼しかいない。]
……、っ、バ、カ…
言った、ろ?イヤ、とかツライ、と…か、
そんな、甘い、こ、…と、言ってたら、っ
叶わ、ねぇ…って
[ 子どものように縋る櫻子を、あやすように。
拒まなければその頭を撫でようと。
これから死ぬというのに、願いは叶わぬというのに。
彼女によって紡がれる言葉に、心が温まっていく。 ]
( ――あぁ、やっぱり、俺は )
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