134 Dum fata sinunt vivite laeti.
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[誰と一緒でもいいな、なんて人は、特に拒否もしない。]
おー、了解。 こっちくれば、サイモン。
[余り物になってしまったようなサイモンに、そんな声をかけつつ。 無理やりつれてくようなこともない。 はふ、と欠伸をかみ殺しつつ、先に出て行く人を見送って。 さほど時間のたたないうちに、悪い無理だわ、なんて、この小屋を出ていくことになるのだった。**]
(6) 2013/07/26(Fri) 00時半頃
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[生きた年数の割に小柄な青年。
人間の血肉を糧として生きる獣なれど
その食餌を最小限に控えていたから
身体は思うように育ってはくれなかった。]
――…さすがに無理しすぎたかな。
[長年の栄養不足がたたり続く不調。
子供の頃は活発であったがそれが続かなくなったのは
体力的な限界を感じていたから。
いつしか木陰で本を読むのが趣味の物静かなといった風情になっていた。]
[人狼にとって必要な栄養を摂取せねば
いつか衰弱し果ててしまうだろう。
村の外から来た男を襲ったのもそれが要因だった。]
まだ、足りない。
足りないんだ。
[そっと零れる音は獣の耳に届くのみ。]
[煌々と月は輝く。
人々は眠りについた頃、獣は空腹に目を覚ました。
ゆるやかにしなやかに撓る肢体は獣のそれ。
人知れず山小屋を抜け出し、人狼は獲物を探す。]
――…。
[ひく、と獣の鼻がひくついた。
獣ではなく、人間の匂いと気配が夜闇にある。
何故、このような時間に出てきたのかは知れない。
逃げろといったサイモン自身、逃げたかったのだろうか。
推測するもその答えは当人にしか知れぬだろう。
獣は律儀にそれを問う心算はなかった。]
[山小屋を出たサイモンは橋の方へと向かおうとしていた。
獣はそろりとその背後から近づく。
じわりじわりと音なく詰められてゆく距離。
林の方からフクロウの啼く声が聞こえ、サイモンが振り返る。
見上げるような形で鳥の姿を探す彼の視線が、ややして下がる。
四足の獣の姿をその双眸に映せば、ひっ、と掠れた悲鳴が漏れた。]
あーあ、気付いちゃったか。
[獣の声はサイモンには唸り声にしか聞こえない。
暫し硬直していたサイモンが、弾かれたように駆け出す。]
逃がさないよ。
逃げられるはずないじゃないか。
[村と此処を繋ぐ橋があった場所を目指し逃げるサイモンに
届かぬ言葉を掛けて、獣はふつりとわらった。]
[鬼遊びの鬼のように、十まで数える。
その間に稼がれた距離は短くはなかった。
四足が地を蹴り、獣は大きく跳躍する。
獣の前足が逃げるサイモンの肩に降りて
そのまま、サイモンを地面へと押さえつけた。]
捕まえた。
[獣は大きな口の端を僅かにもちあげる。
わらうかのような形から覗くのは鋭い牙。
身を捩り逃げようとするサイモンの双眸にそれが映り込む。
引き攣るような顔、恐怖に歪んだ、彼のその表情。
彼が悲鳴あげんと息を吸い込んだと同時
獣は大きく口を開きその喉に喰らいついた。]
[大きく鋭い牙が虚弱な人間の首筋に吸い込まれる。
つぷりと牙の先が肌を裂き、根本まで埋まると
獣の口腔には生々しい血の味が広がる。
更なる血を求めるのか、息の根を止めようとしてか
獣の顎には力が篭り、何かが砕ける鈍い音が伝った。]
――…ふ。
[愉悦の音が獣の口腔から零れる。
首筋に喰らいついたまま、
獣は獲物を引きずり茂みの中へと身を隠した。]
[月明かりは茂みの中には届かない。
引きずられたあとが地面に残るその先から
ゴリッ、ガリッ、と低く鈍い音が微かに響く。
くちゃり、咀嚼する音は生々しく。
ぴちゃり、滴る血が奏でる音色。]
ごちそうさま。
[糧をその身に受けた獣は甘い声音で微か啼く。]
[水場で血の匂いと色を消し、
獣はそっと山小屋に戻る。
寝台に潜り込めば獣は人の姿に戻り
心地良い眠りに誘われていった。]
[サイモンの死を伝え聞けば
あの時味わった甘い血の味を思い出す。
身体に染み渡るような、満ちてゆく感覚。
獣は本能で身体が必要とする糧を欲してしまう。]
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そりゃー筋肉は……あるけどなぁ。
[肉付き、といわれた時、苦笑しながら言ったのは>>9 「あんたよりは」という一言を確り濁した。 山小屋を移れば、すぐにダウンとなってしまう。 二人が山小屋に入ったときも起きるわけはなかった。
そして翌朝も、遅い。 どこでも寝れるようでなければ、そうそう旅なんてしていられるわけがない。]
(36) 2013/07/26(Fri) 23時頃
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―翌朝―
[特別用事もない今日(元々は祭りだったはずだが)は、目覚めはやはり太陽の昇る頃。 山小屋に居る事に気付いて、はてなんでだっけとか考えたりもしたが、それはそれ。
頭をはっきりさせて、昨日集まった小屋へと向かった。 パンは礼を言ってもらうことにする。
そして聞いた話>>30。]
――ってことは、本当にこの中に、人狼が、いるのか。
[その事に驚いた、と。 声は、語っていた。]
(44) 2013/07/26(Fri) 23時半頃
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